| 【発明の名称】 |
リリーフバルブ |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 順也
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】金属製ボディ1に、おねじ下方のねじ逃げ部12aの位置に達するチャンバー4を設け、該チャンバー4の底部に設けた弁座3の上方には、下面中央に開口6を設け前記開口6内に弾性体パッキン7を嵌着してなる弁体8と、圧縮コイルばね9、および中央に通口10を有するプレート11が順次収納され、弁座3の下方には圧力導入口2を設け、前記ボディ1の上部にプレート11をかしめることによって固定されたリリーフバルブにおいて、前記圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けたことを特徴とするリリーフバルブ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カーエアコン等の冷凍サイクルで用いられる小型のリリーフバルブの改良に係り、特にリリーフバルブの作動時に余分な冷媒が流れることがないように冷媒の吐出量を抑制するようにしたリリーフバルブを提供するものである。 【0002】 【従来の技術】最近、カーエアコン等の冷凍サイクルで用いられるリリーフバルブの小型化を図るために、特に金属製ボデイ1の内部に形成されるチャンバーの底部の位置をおねじの下端部に形成したねじ逃げ部上端位置と同じか又は下方の位置まで延長したリリーフバルブが用いられるようになっている。 【0003】図2は、従来のリリーフバルブを示すものであり、該リリーフバルブは、下端部に圧力導入口2を備えた金属製ボディ1にチャンバー4が設けられると共にチャンバー4の開口縁部には後述するプレート11を載置させるための座ぐり5が設けられている。また、前記チャンバーの底部に形成された弁座3部上方に、下面中央に開口6を設け該開口6内に弾性体パッキン7を嵌着してなる外周部を多角形状に形成した弁体8と、圧縮コイルばね9、および中央に通口10を有するプレート11が順次収納され、これらの部品は、前記チャンバー4の開口縁部に設けられた座ぐり5にプレート11を嵌め込んだ後、リング状のパンチにて前記座ぐり5の外縁部を剪断かしめするものである。なお、図中、15はリング状のかしめである。 【0004】また、図中12は、圧力導入側の端部に設けられたおねじであり、制御すべき流体の配管系統に接続できるようになっている。13は、シール用のOリングである。14は、ダストシールであり、このダストシール14はリリーフバルブの作動時にはがれ、後から作動状態を確認できるようにするものである。なお、前記のダストシール14は、ユーザーによって使用されたりされなかったりするものであり、必ずしも必要とするものではない。また、前記のダストシール14は、ユーザーがリリーフバルブをカーエアコンの冷媒回路に組み付けたあとに貼り付けられるようになっている。 【0005】また、従来のリリーフバルブは、おねじ12の下端部におねじの逃げ部12aが設けられており、前記のチャンバー4の底部の位置は、前記ねじ逃げ部12aの上端位置と同じか又は下方位置まで達しており、高さ方向の寸法を極力短くなるようにしたものである。 【0006】つまり、従来のリリーフバルブにおいては、リリーフバルブを冷凍サイクルの配管中に取り付けた場合、最下端のおねじ部にはボディ1の内方向に向けて応力が生じても、弁座3が形成されるチャンバー4底部の位置はねじ逃げ部12a上端位置と同じか又は下方に位置しているため、弁座3部にその応力が直接作用しないため弁座を変形させることがない。したがって、チャンバー4の底部を極限の位置まで下方に下げることができ小型化が図れるというものであった。 【0007】そして、冷媒回路の圧力が設定圧力より高くなると、弁体8が圧縮コイルばね9の押付力に打ち勝って弁座3より離れ、冷媒ガスを前記圧力導入口2から弁体8の外周部(チャンバー4と弁体8との隙間)を通りプレート11の通口10よりボディ1の軸線方向に向かって大気中へ放出し、また、回路中の圧力が降下すると圧縮コイルばね9の力で弁体8が徐々に下降して弁体8が元の位置に復帰して弾性体パッキン7が弁座3を閉塞するようになっている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、リリーフバルブは、弁口2に作用する冷媒圧力と圧縮コイルばね9の力とのバランスで作動するようになっている。 【0009】しかし、前記弁口2の内径は、圧縮コイルばね9の力とバランスさせるために大きなものとなっているために、リリーフバルブの作動時に余分な冷媒が流れて後から冷媒を補充しなければならないというムダや環境汚染の問題点があった。 【0010】 【問題点を解決するための手段】本発明のリリーフバルブは、従来のリリーフバルブの部品をそのまま使い、ボディ1の下端部に形成されている圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けることにより、リリーフバルブ作動時に余分な冷媒の流出を抑制できるようにしたリリーフバルブの提供を目的とするものである。 【0011】すなわち、本発明のリリーフバルブは、金属製ボディ1に、おねじ下方のねじ逃げ部12aの位置に達するチャンバー4を設け、該チャンバー4の底部に設けた弁座3の上方には、下面中央に開口6を設け前記開口6内に弾性体パッキン7を嵌着してなる弁体8と、圧縮コイルばね9、および中央に通口10を有するプレート11が順次収納され、弁座3の下方には圧力導入口2を設け、前記ボディ1の上部にプレート11をかしめることによって固定されたリリーフバルブにおいて、前記圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けたことを特徴とするものである。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のリリーフバルブの縦断面図である。本発明のリリーフバルブは、従来品と全く同様に金属製ボディ1は、おねじ下方のねじ逃げ部12aの位置に達する深さのチャンバー4が設けらると共にチャンバー4の開口縁に座ぐり5が設けられている。また、前記チャンバー4の底部には弁座3が設けられ、該弁座3の下方には圧力導入口2が設けられている。 【0013】また、金属製ボディ1内の弁座3部上方には、下面中央に開口6を設け、該開口6内に弾性体パッキン7を嵌着してなる外周部を多角形状に形成した弁体8と、圧縮コイルばね9が順次収納され、更にチャンバー4の開口縁の座ぐり5には中央に通口10を有するプレート11を載置させ、前記座ぐり5の外縁部が剪断かしめされているが、これらの部品並びに組み立て方法は従来品と全くおなじである。 【0014】本発明のリリーフバルブにおける従来品との相異点は、前記圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けたことである。 【0015】つまり、閉弁する圧力においてオリフィス2aのあるものは、オリフィス2aにより流量が抑制されるため、閉弁する圧力が高くなり、余分な冷媒を流出するのを抑えることができる。また、開弁する圧力においては、圧力導入口2の径により決まるため、従来品と同等の性能を維持できる。 【0016】 【発明の効果】本発明のリリーフバルブは、従来のリリーフバルブの部品をそのまま使うことができ、圧力導入口2の下端部に設けたオリフィス2aにより、リリーフバルブ作動時に余分な冷媒の流出を抑制でき、後から冷媒を補充する場合に冷媒が節約でき、更に環境汚染の問題も解消できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204033 【氏名又は名称】太平洋工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月29日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−132346 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月21日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−312647 |
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