| 【発明の名称】 |
タイヤ用空気入れ補助具 |
| 【発明者】 |
【氏名】中井 慶一
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| 【要約】 |
【課題】幼児用自転車等に装着される12インチ以下のタイヤで、且つホイールが合成樹脂製でバルブ先端の上方空間が狭い場合であっても、クリップ式口金を有する家庭用空気入れ具によって空気を入れる事が出来る補助具を提供する。
【解決手段】バルブ取り付け部1をバルブC先端に接続した状態において、口金取り付け部2が横向きになり、該口金取り付け部2の先端周囲に、クリップ式口金Dを差し込んでセットするためのスペースが確保される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 タイヤに装着されたバルブの先端に接続するバルブ取り付け部と、空気入れ具の口金が接続される口金取り付け部とからなり、該口金取り付け部が、バルブ取り付け部に対し所定の角度をもって連結一体化されているタイヤ用空気入れ補助具。 【請求項2】 上記口金取り付け部が、上記バルブ取り付け部に対しほぼ直角に連結されている請求項1記載のタイヤ用空気入れ補助具。 【請求項3】 上記口金取り付け部が、上記バルブ取り付け部に対し鋭角に連結されている請求項1記載のタイヤ用空気入れ補助具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ用空気入れ補助具に関し、例えば幼児用の自転車や三輪車,一輪車等に装着する12インチ以下のタイヤに、口金付きの空気入れ具によって空気を入れる際に好適に用いられる補助具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、12インチ以下のタイヤを装着する幼児用自転車等には主に発泡体で成形されたタイヤが装着されており、一部には空気入れタイヤも見られた。この空気入れタイヤは金属製ホイールの外周に装着されており、そのタイヤに空気を入れる場合、金属製ホイールの内側に突出しているバルブに空気入れ具のホース先端を接続して空気入れ作業を行うようになる。ところで、一般家庭に普及している空気入れ具は、ホース先端をバルブに強制的に接続させる所謂クリップ式の口金D(図1参照)を備え、これを用いてタイヤに空気を入れる場合、バルブ先端の上方に、前記クリップ式口金を差し込んでセットするためのスペースが必要になる。上記金属製ホイールの内側には、中心部のハブから外周部のリムに向けて複数本の金属製スポークが放射状に架設されているが、該スポークが細径であるため、タイヤ径が12インチ以下の細径であっても、バルブ先端の上方に上記空気入れ具の口金をセットするに十分なスペースが確保されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】一方近年、幼児用自転車等においては、子供用等の他の自転車同様、空気入れタイプのタイヤを装着すると共に、そのホイールは色彩等に優れた合成樹脂製とし、且つスポークを太径としたり傾斜状、螺旋状等の各種デザインに形成することが要望されている。しかし乍ら、12インチ以下の小径タイヤのホイールをこのように構成した場合、リム、ハブ、スポークで囲まれる空間が狭くなり、バルブ先端の上方に、上記空気入れ具のクリップ式口金をセットするためのスペースを確保できず、上述した普及タイプの空気入れ具の使用が困難になる。よって、自転車店やガソリンスタンドに持ち込んで空気入れ作業を行ったり、クリップ式ではない別仕様の口金を備えた空気入れ具を別途購入する必要があった。 【0004】本発明は上述したような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、例えば幼児用自転車、三輪車等に装着される12インチ以下のタイヤのように、バルブ先端の上方空間が狭い場合であっても、クリップ式口金を有する家庭用空気入れ具によって空気を入れる事が出来る補助具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の補助具は請求項1記載のように、タイヤに装着されたバルブの先端に接続するバルブ取り付け部と、空気入れ具の口金が接続される口金取り付け部とからなり、該口金取り付け部が、バルブ取り付け部に対し所定の角度をもって連結一体化されていることを要旨とする。 【0006】このように構成した場合、バルブ取り付け部をバルブ先端に接続した状態において、口金取り付け部は横向きになり、該該口金取り付け部の先端周囲に、クリップ式口金を差し込んでセットするためのスペースが確保される。 【0007】上記バルブ取り付け部に対する口金取り付け部の連結角度は、鈍角、直角、鋭角等の各種角度とすることが可能であるが、該角度が鈍角であると、バルブ取り付け部をバルブ先端に接続した状態において、口金取り付け部は上向きに折曲し、その先端は例えばハブ等の障害物の近傍に位置するようになる。これに比べ、該角度を直角とした場合(請求項2)は口金取り付け部がほぼ真横に折曲するので前記障害物からの離間寸法が増し、また該角度を鋭角とした場合(請求項3)は下向きに折曲して前記離間寸法がさらに大きくなる。よって、クリップ式口金を差し込んでセットするためのスペースを確保する上では、バルブ取り付け部に対する口金取り付け部の連結角度は直角とすることが好ましく、鋭角とすることがより好ましい。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の数例を図面を参照して説明する。図1〜図4において、Aは本例の補助具、Bは空気入れタイヤ、CはこのタイヤBに空気を入れるためのバルブ、Dは普及型空気入れ具のホース先端に設けられたクリップ式口金、EはタイヤBが装着されたホイールを示す。 【0009】タイヤBは12インチ以下の空気入れタイヤで、ホイールEの外側に装着されており、幼児用の自転車や三輪車等に用いられる。ホイールEは硬質プラスチック等の合成樹脂で、中心部のハブE1 と外周部のリムE2 とこの両者を連結する複数本の太径スポークE3 とを一体成形したもので、タイヤBが12インチ以下であるためハブE1 とリムE2 の間の間隔が小さく、且つタイヤBに装着されるバルブCは通常、大人用自転車等で用いる大径のタイヤに装着するものと同規格のものが用いられる。よって、バルブCの先端、すなわちクリップ式口金Dが接続されるべきバルブ口C1 の上方にはハブE1 が近接する状態で存在し、クリップ式口金Dを差し込んでセットするに十分なスペースを確保することは困難である。 【0010】クリップ式口金Dは上述したように、一般家庭に普及している空気入れ具(不図示)のホースD’先端に止着されたもので、該ホースD’先端の空気吹出口D1 を補助具Aの口金取り付け部2に強制的に接続させるクリップD2 を備えている。 【0011】補助具Aは、前記バルブCの先端に接続するバルブ取り付け部1と、前記クリップ式口金Dが接続される口金取り付け部2とからなり、該口金取り付け部2が、バルブ取り付け部1に対し所定の連結角度をもって一体化されたもので、本例では該連結角度をほぼ直角としている。 【0012】バルブ取り付け部1は、上端部分の側面と下端に夫々開口11、12を有する有底筒体13の下端開口12に、バルブC先端のバルブ口C1 に上方から被嵌する継手体14を回転自在に装着してある。継手体14は、バルブ口C1 外周の雄螺子C2 に螺合する雌螺子15を内周に備えた袋ナット状のもので、継手体14の内底部には、前記下端開口12とバルブ口C1 との間の気密性を保持するためのパッキン16が内蔵されている。継手体14の外周には、バルブ口C1 に対する着脱操作を行う際の継手体14の回転操作を考慮して、ローレット17を形成してある。 【0013】口金取り付け部2は、有底筒体13の側面開口11に挿入される差し込み部21を一端側に備え、空気吹出口D1 が脱着自在に挿入される受け口22を他端側に備えた筒体状に形成され、前記差し込み部21を側面開口11に螺嵌接合させて、バルブ取り付け部1に対しほぼ直角に連結一体化してある。また口金取り付け部2は、その外周部分の差し込み部21側を小径、受け口22側を大径として、クリップD2 の遊端部D3 が係脱自在に緩嵌する係止部23を形成し、受け口22に空気吹出口D1 を接続した状態を、クリップD2 で強制的に維持し得るようになっている。 【0014】以上の構成からなる本例の補助具Aの使用方法を説明すれば、継手体14をバルブ口C1 に上方から被せ、さらに継手体14を回転させてバルブ口C1 を有底筒体13の下端開口12に圧接させて、バルブ取り付け部1をバルブC先端に接続する。この状態で、口金取り付け部2は横向きになり、該該口金取り付け部2の先端周囲には、ハブE1 やスポークE3 等の障害物が存在せず、クリップ式口金D2 を差し込んでセットするためのスペースが確保される。 【0015】次いで、クリップD2 の遊端部D3 を係止部23に緩嵌すると共に、受け口22に空気吹出口D1 を差し込めば、クリップ式口金Dが口金取り付け部2に(補助具Aに)セットされ、空気入れ具を操作すれば、補助具A、バルブCを介して、タイヤBに空気を入れることが出来る。空気を入れた後は、クリップD2 を拡開させて口金取り付け部2から外し、しかる後継手体14を回転操作してバルブ口C1 から外せば、作業が終了する。 【0016】図5、図6は夫々、上述した補助具Aの一部を変更した実施形態の一例を示す。尚、上記と同様の構成部分は図中に同一の符号を付して説明を省略する。図5では上記継手体14の変更例を示し、この例の継手体は、バルブ口C1 に上方から被さるカバー体30を有底筒体13の下端開口12に固着すると共に、該カバー体30の内部に、バルブ口C1 が挿脱自在に嵌入するようゴム等からなるパッキン31を充填してなる。 【0017】そうしてこの例の補助具A1 の使用法を説明すれば、カバー体30をバルブ口C1 に上方から被せるようにして内部にバルブ口C1 を強制的に嵌入させれば、バルブ口C1 が有底筒体13の下端開口12にほぼ気密状に連通し、バルブ取り付け部1はバルブC先端に接続される。この状態で口金取り付け部2は横向きになり、その先端周囲にクリップ式口金D2 を差し込んでセットするためのスペースが確保される。以後は上記の補助具Aの使用法と同様にしてクリップ式口金D2 をセットし、空気入れ作業を行う。 【0018】図6では、有底筒体13の側面開口11を、バルブ取り付け部1の軸心S1 に対して下向き傾斜状に形成し、口金取り付け部2をバルブ取り付け部1に対し鋭角に連結した例を示す。この場合、バルブ取り付け部1をバルブC先端に接続した状態で、口金取り付け部2は下向きに折曲し、ハブE2 、スポークE3 からの離間寸法が大きくなる。よって前述の例に比べ、口金取り付け部2の先端周囲において、クリップ式口金D2 を差し込んでセットするためのスペースがより広く確保され、クリップ式口金D2 のセット作業をより簡便に行い得る。尚、この例においては上記袋ナット状の継手体14を図示したが、これに代えて図5に示すカバー体30とパッキン31からなる継手体としても良い。またこの例の補助具A2 の使用法は、上記した補助具A,A1 と同様なので、説明は省略する。 【0019】以上、本発明に係る空気入れ補助具の実施の形態の数例を、幼児用自転車や三輪車等に装着した12インチ以下の空気入れタイヤに用いる場合について説明したが、本発明補助具の使用対象はこれに限定されず、バルブ先端の上方に、クリップ式口金を差し込んでセットするためのスペースを確保することが困難な各種ケースに好適に用いることが出来る。 【0020】 【発明の効果】本発明の空気入れ補助具は以上説明したように、口金取り付け部をバルブ取り付け部に対し所定の角度をもって連結一体化せしめた構成としたので、バルブに接続した状態において横向きになる口金取り付け部の先端周囲に、クリップ式口金を差し込んでセットするためのスペースを確保することができる。よって、例えば幼児用自転車のように、バルブ先端へのクリップ式口金のセットが困難な場合であっても、本発明の補助具を介してクリップ式口金をセットすることで、自転車店やガソリンスタンド等に持ち込む事なく、一般家庭において普及型空気入れ具による空気入れ作業を行うことが出来る。 【0021】また、このように空気入れ作業が可能になるので、バルブ先端の上方にはバルブ取り付け部を取り付け可能な最低限のスペースが確保されていれば良く、例えば幼児用、子供用、大人用等の各種自転車、三輪車、一輪車等において、ホイールを合成樹脂で一体成形する場合等のハブ、スポーク、リムの形状の自由度が増し、ホイールのデザインに広がりを持たせて商品価値の向上に寄与するなど、多くの効果が期待出来る。 【0022】さらに請求項2、3に記載のように、バルブ取り付け部に対する口金取り付け部の連結角度をほぼ直角、鋭角とすることで、クリップ式口金をセットするためのスペースがより大きく確保され、前述の効果をより実効あるものとし得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000136756 【氏名又は名称】株式会社プラスワン
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月31日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】早川 政名 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−132345 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月21日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−300889 |
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