| 【発明の名称】 |
締結部シール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】斎藤 弘
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| 【要約】 |
【課題】Oリングによって締結部を常に容易にシールさせる。
【解決手段】スクリュウ7の軸部20がスプリングワッシャ13及び平ワッシャ14の内径部21を挿通して、取付け部品6の取付け孔8に挿入され、内径部21のスクリュウ頭部12側に径大の皿ぐり部22が形成されて、皿ぐり部22に収容されたOリング11がスクリュウ頭部12によりスプリングワッシャ13を介して押圧され、皿ぐり部22の内面及びスクリュウ軸部20の周面に当接している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭部及び軸部をそなえたねじ込み部材、上記軸部が挿入される内径部をそなえ上記内径部の上記頭部側端縁に上記内径部よりも径大の凹部が形成されたワッシャ、及び、上記凹部に収容され上記頭部または上記頭部と上記ワッシャとの間に配置された第2のワッシャに押圧されて上記凹部の内面及び上記軸部の周面に接するOリングを有する締結部シール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の外面に部品を取り付ける場合等に、その締結部をシールするための構造に関する。 【0002】 【従来の技術】車両における従来のバックミラー取付け構造は、図2及び図3に例示されているように、ルーフパネル1及びその裏面に固着された補強部材2に取付け孔3が形成され、取付け孔3と一致するようにウエルドナット4が設けられると共に、ルーフパネル1の表面にはパッキン5を挟んでミラーステー6が配置されていて、スクリュウ7がミラーステー6の取付け孔8及び上記取付け孔3に挿入されてウエルドナット4にねじ込まれることにより、ミラーステー6がルーフパネル1の表面に取り付けられている。 【0003】この場合、取付け孔8及び取付け孔3を通って外方から雨水等が車内へ侵入することを防止するため、スクリュウ7の雄ねじ部にシール剤を塗布する必要があるが、ウエルドナット4の雌ねじ部には、ルーフパネル1に対する上塗り塗料の電着時にその上塗り塗料が予め付着されており、その上、スクリュウ7の雄ねじ部にプレコートシール剤が塗布されて固化してしまうと、ウエルドナット4に対するスクリュウ7の所要ねじ込み力が過大となるので、シール剤はスクリュウ7のねじ込み直前に塗布しなければならず、従って、ミラーステー6の取付け作業を慌ただしく行う必要があると共に、シール剤の塗布により車両組立てラインの周辺が汚れたり、車両組立ての作業性を損ない、また、シール剤の良好な塗布が確保しにくいといった不具合があった。 【0004】また、図4に示されているように、ミラーステー6における取付け孔8の端縁に皿ぐり部10を形成し、スクリュウ7と皿ぐり部10とに跨がってOリング11を配置させ、スクリュウ7のねじ込み時にスクリュウ7の頭部12がスプリングワッシャ13及び平ワッシャ14を介してOリング11を押圧し、取付け孔8をシールさせることにより、上記シール剤の塗布を省略することも考えられるが、この場合には、スクリュウ7の軸部外径に対して取付け孔8の大きさが厳しく制限されると共に、大型車両のように寸法の大きいキャブの組立て時には取付け誤差等がある程度は当然に生じるので、Oリング11の押圧によるシール作用を確保することは必ずしも容易でない問題がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、Oリングによって締結部を常に容易にシールさせることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】このため、本発明にかかる締結部シール構造は、頭部及び軸部をそなえたねじ込み部材、上記軸部が挿入される内径部をそなえ上記内径部の上記頭部側端縁に上記内径部よりも径大の凹部が形成されたワッシャ、及び、上記凹部に収容され上記頭部または上記頭部と上記ワッシャとの間に配置された第2のワッシャに押圧されて上記凹部の内面及び上記軸部の周面に接するOリングを有している。 【0007】すなわち、スクリュウ、頭付きボルト等のねじ込み部材における軸部に対し、その軸部が挿入されるワッシャの内径部の寸度は常に正確に設定することができ、従って、内径部端縁の凹部に収容されたOリングは、ねじ込み部材のねじ込みによりねじ込み部材の頭部またはその頭部とワッシャとの間に配置された第2のワッシャに押圧されて、凹部の内面及び上記軸部の周面に接することができるので、ねじ込み部材の軸部とワッシャの内径部との間を確実にシールすることが可能となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例について、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。図1において、スクリュウ7の軸部20がスプリングワッシャ13及び平ワッシャ14の内径部21を挿通して、ミラーステー6の取付け孔8に挿入され、さらに、車両のルーフパネルに固着された図示しないウエルドナット等にねじ込まれることにより、ミラーステー6が上記ルーフパネルに取り付けられている。 【0009】一方、平ワッシャ14の内径部21には、スクリュウ7の頭部12側に内径部21よりも径大の皿ぐり部22が形成され、皿ぐり部22に収容されたOリング11がスクリュウ7の頭部12によりスプリングワッシャ13を介して押圧され、皿ぐり部22の内面及びスクリュウ7の軸部20全周に当接している。 【0010】すなわち、スクリュウ7における軸部20の外径に対して、平ワッシャ14における内径部21の大きさは常に正確に設定することができるので、Oリング11が、皿ぐり部22の内面及びスクリュウ7の軸部20全周へ確実に当接して、平ワッシャ14の内径部21を完全にシールし、外方から雨水等が内径部21を通って車内へ侵入することを容易に防止することができる。 【0011】また、スクリュウ7の軸部20と平ワッシャ14の皿ぐり部22との間をOリング11がシールしているので、スクリュウ7における軸部20の外径に対してミラーステー6の取付け孔8が比較的大きくても、上記シール作用を何ら損ねることがないので、大型車両におけるキャブの組立て時に取付け誤差がある程度生じても、寸度の大きい取付け孔8によってその誤差を容易に吸収させることができて、大層便利である。 【0012】さらに、Oリング11の完全なシール作用により、スクリュウ7の雄ねじ部にシール剤を塗布する必要性もなくなって、シール剤による周辺の汚染や作業性の悪化を解消できる効果がある。 【0013】なお、上記実施形態例では、Oリング11がスクリュウ7の頭部12によりスプリングワッシャ13を介して押圧されているが、スプリングワッシャ13を省略してスクリュウ7の頭部12によりOリング11を直接押圧し、Oリング11が皿ぐり部22の内面及びスクリュウ7の軸部20周面へ当接するようにしても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏することができ、また、上記各実施形態例における平ワッシャ内径部の皿ぐり部を段差部に置き換え、及びまたは、上記スクリュウを頭付きボルト等のねじ込み部材に置き換えることができ、さらには、車両のルーフデッキや導風板等、ミラーステー以外の部品をねじ込み部材で取り付ける場合にも上記と同様に実施できるのはいうまでもない。 【0014】 【発明の効果】本発明にかかる締結部シール構造にあっては、ワッシャ内径部端縁の凹部に収容されたOリングが、ねじ込み部材のねじ込みによりねじ込み部材の頭部またはその頭部とワッシャとの間に配置された第2のワッシャに押圧され、ワッシャの凹部内面及びねじ込み部材の軸部周面に接して、ねじ込み部材の軸部とワッシャの内径部との間を確実にシールすることができるので、ねじ込み部材の軸部外径に対してその軸部が挿通する取付け孔等の内径が比較的大きくても、上記シール作用を常に確保できる特色がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006286 【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】日昔 吉武
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| 【公開番号】 |
特開平11−304003 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−122831 |
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