トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 多段式ショックアブソーバ用バンプラバー
【発明者】 【氏名】平原 道人

【要約】 【課題】多段式ショックアブソーバに対応し得るバンプラバーを提供することにより、過大入力によるフルバウンド底付き時の異音発生や、底付きの衝撃による耐久性の低下等を防止する。

【解決手段】2つの直列に配置したショックアブソーバ1−1,1−2から成り、ショックアブソーバ1−1のシリンダ9がショックアブソーバ1−2のロッドとして機能して、ショックアブソーバ1−1がショックアブソーバ1−2に内包される構造の多段式ショックアブソーバ1に用いられるバンプラバー22は、車体に結合された上部支持部材21と最下段に配置されるショックアブソーバ1−2のシリンダ16との間に設置されるとともに、最下段以外のショックアブソーバ1−1とはフルバウント状態においても当接しないようになっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも2つの直列に配置したショックアブソーバから成り、1つのショックアブソーバのシリンダが隣接するショックアブソーバのロッドとして機能することにより、前記1つのショックアブソーバが隣接するショックアブソーバに内包される構造の多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーにおいて、前記バンプラバーは、車体または車体に結合された上部支持部材と最下段に配置されるショックアブソーバのシリンダとの間に設置されるとともに、最下段以外のショックアブソーバとはフルバウント状態においても当接しないようになっていることを特徴とする多段式ショックアブソーバ用バンプラバー。
【請求項2】 少なくとも2つの直列に配置したショックアブソーバから成り、1つのショックアブソーバのシリンダが隣接するショックアブソーバのロッドとして機能することにより、前記1つのショックアブソーバが隣接するショックアブソーバに内包される構造の多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーにおいて、前記バンプラバーは、車体または車体に結合された上部支持部材と各段のショックアブソーバのシリンダとの間にそれぞれ個別に設置された弾性体部材より成り、最下段に対応する弾性体部材は、最下段以外に対応する弾性体部材に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足するようになっていることを特徴とする多段式ショックアブソーバ用バンプラバー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペンション装置の多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のサスペンション装置のショックアブソーバに用いるバンプラバーの従来例としては、例えば特開平8−74919号公報に開示されたもの等、多数が提案されている。
【0003】これら従来例では、タイヤから過大な入力が加わったときにショックアブソーバのシリンダ(外筒)から車体へバンプラバーを経て直接的に力が伝達されるため、ショックアブソーバ内部は過大な力の伝達経路とはならない。また、図2に示すようなゴムの非線型のバネ特性を利用してバウンドストロークを規制することができるため、ショックアブソーバの底付きを防止するだけではなく、バネやサスペンションリンク等を含むサスペンション全体を保護することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のショックアブソーバ用バンプラバーは、例えば本願出願人が先に出願した特願平9−253120号明細書に記載されたような多段式ショックアブソーバに対応し得る構造となっていない。すなわち、図7(a)に示すように、バンプラバー101は車体(または車体に結合された上部支持部材)と最上段に配置されるショックアブソーバ102−1のシリンダ(外筒)との間に設置されるため、バンプラバー101はショックアブソーバ102の最上段のショックアブソーバ102−1のシリンダのみに当接する構造となっている。そのため、ショックアブソーバ102に図示しないタイヤ1から過大な入力(衝撃入力)が加わることによりショックアブソーバ102が大きくストロークする際には、図7(b)に示すように最上段のショックアブソーバ102−1のストロークのみが規制されることになる。
【0005】そのため、ストローク時には、最上段以外の各段のショックアブソーバ(例えば102−2)がフルバウンドで底付きしてしまう。この底付き時には、衝撃により異音が発生したり、耐久性が低下したり、場合によっては破損の原因となるダメージを受けるおそれがある(図7(a)のようにバウンドストッパを設けていない場合には、底付きしたショックアブソーバのシリンダ内部のボトムバルブがダメージを受けるが、バウンドストッパを設けた場合には、バウンドストッパが破損の原因となるダメージを受けるおそれがあり、そのダメージによってバウンドストッパが破損すれば、結局、底付きしたショックアブソーバのシリンダ内のボトムバルブがダメージを受けることになる)。
【0006】また、底付き後も、車体へ直接的に力を逃がす経路が存在せず、多段式ショックアブソーバの内部が過大な入力の伝達経路となるため、さらに耐久性の低下および破損の原因となるダメージを受ける可能性が増大してしまう。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点に着目してなされたものであり、多段式ショックアブソーバに対応し得るバンプラバーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、本発明の請求項1の構成は、少なくとも2つの直列に配置したショックアブソーバから成り、1つのショックアブソーバのシリンダが隣接するショックアブソーバのロッドとして機能することにより、前記1つのショックアブソーバが隣接するショックアブソーバに内包される構造の多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーにおいて、前記バンプラバーは、車体または車体に結合された上部支持部材と最下段に配置されるショックアブソーバのシリンダとの間に設置されるとともに、最下段以外のショックアブソーバとはフルバウント状態においても当接しないようになっていることを特徴とするものである。
【0009】上記目的のため、本発明の請求項2の構成は、少なくとも2つの直列に配置したショックアブソーバから成り、1つのショックアブソーバのシリンダが隣接するショックアブソーバのロッドとして機能することにより、前記1つのショックアブソーバが隣接するショックアブソーバに内包される構造の多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーにおいて、前記バンプラバーは、車体または車体に結合された上部支持部材と各段のショックアブソーバのシリンダとの間にそれぞれ個別に設置された弾性体部材より成り、最下段に対応する弾性体部材は、最下段以外に対応する弾性体部材に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足するようになっていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーを、車体または車体に結合された上部支持部材と最下段に配置されるショックアブソーバのシリンダとの間に設置するとともに、最下段以外のショックアブソーバとはフルバウント状態においても当接しないようにしたから、このバンプラバーは最下段のショックアブソーバのシリンダのみに作用することになり、過大な入力に対する車体への力の伝達経路は最下段のショックアブソーバのシリンダから最下段専用のバンプラバーを経て車体へ至る経路となる。したがって、この多段式ショックアブソーバの内部に過大な入力を伝達しないようにすることができ、上記従来例のショックアブソーバにおける過大な入力によるフルバウンド底付き時の異音発生や、底付きの衝撃による耐久性の低下等を防止することができる。
【0011】本発明の請求項2によれば、多段式ショックアブソーバに用いられるバンプラバーを、車体または車体に結合された上部支持部材と各段のショックアブソーバのシリンダとの間にそれぞれ個別に設置された弾性体部材により構成し、最下段に対応する弾性体部材が最下段以外に対応する弾性体部材に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足するようにしたから、過大な入力に対する車体への力の主伝達経路は最下段のショックアブソーバのシリンダから最下段専用のバンプラバーを経て車体へ至る経路となる。したがって、この多段式ショックアブソーバの内部に過大な入力を伝達しないようにすることができ、上記従来例のショックアブソーバにおける過大な入力によるフルバウンド底付き時の異音発生や、底付きの衝撃による耐久性の低下等を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1(a)は本発明の第1実施形態のバンプラバーを使用した多段式ショックアブソーバの構成を示す図である。なお、この多段式ショックアブソーバは、例えば本願出願人が先に出願した特願平10−12412号明細書の図1に記載された2段式ショックアブソーバと同様に構成するものとする。
【0013】図1(a)に示す2段式ショックアブソーバ1において、2はロッド、3はピストン、4はロッド2の下端部に結合されたピストンバルブ、99は内筒、5は内筒99の底面に結合されたボトムバルブ、6は内筒99の内部に画成される油圧室、7は内筒99の外部に画成される予備油圧室、8はロッド2の上端部に結合された車体側取付ブッシュ、9はシリンダ(外筒)であり、上述した2〜9および99は第1のショックアブソーバ1−1を構成している。なお、シリンダ9は、第2のショックアブソーバ1−2のロッドを兼用している。
【0014】また、この2段式ショックアブソーバ1において、11はシリンダ9の下端部に結合されたピストン、12はピストン11に設けられたピストンバルブ、98は内筒、13は内筒98の底面に結合されたボトムバルブ、14は内筒98の内部に画成される油圧室、15は内筒98の外部に画成される予備油圧室、16シリンダ(外筒)、17は車輪側取付ブッシュであり、上述した9,11〜17および98は第2のショックアブソーバ1−2を構成している。
【0015】本実施形態においては、2段式ショックアブソーバ1のアッパーサポート部(上部支持構造)21にはバンプラバー22が装着されている。このバンプラバー22は、サスペンションがある程度以上バウンド方向にストロークしたときに最下段ショックアブソーバ1−2の外筒16の上面と当接するように配置されている。このバンプラバー22では、上段ショックアブソーバ1−1の外筒9の上部と対応する部分のラバー部材が、フルバウンド状態でも上段ショックアブソーバ1−1の外筒9と当接しないような構造となっている。
【0016】上記バンプラバー22は、図2に示すように、ある程度以上の圧縮を受けるとバネ定数が急激に大きくなる特性を有しており、車体と最下段ショックアブソーバ1−2の外筒との間の変位は、このバネ定数が急激に大きくなる部分で規制される。
【0017】次に本実施形態の作用を説明する。サスペンションのストロークが所定値を越えない範囲では、図1(a)に示すように上段ショックアブソーバ1−1の外筒9がバンプラバー22に当接しないため、多段式ショックアブソーバ1は通常の2段式ショックアブソーバとして作用する。一方、縁石乗り越え時や大きなうねり路走行時等、サスペンションに過大な入力が作用する場合には、バウンド方向に大きくストロークするが、図1(b)に示すように下段ショックアブソーバ1−2の外筒16がバンプラバー22に当接してバンプラバー22が圧縮されるため、多段ショックアブソーバ1全体としては、所定値以上のストロークが規制される。
【0018】また、サスペンションに作用した過大な入力は、図1(b)に矢印で示すように、最下段ショックアブソーバ1−2の外筒16から最下段専用のバンプラバー22を経て車体に直接的に伝達されることになり、多段ショックアブソーバ1の内部は過大な入力の伝達経路とはならない。したがって、過大な入力を受けた場合であっても、各段のショックアブソーバが大きな入力を受けながら底付きすることはなく、衝撃異音の発生や、バウンドストッパおよびバルブの耐久性の低下を防止することができる。
【0019】なお、本実施形態においては、多段式ショックアブソーバの内部には外力が作用しないので、上記特願平10−12412号明細書に記載された多段式ショックアブソーバの技術を最大限に生かすことができる。すなわち、上記特願平10−12412号明細書の多段式ショックアブソーバは、可動ストローク長に応じて各段のショックアブソーバの減衰力を設定したものであり、ストローク途中におけるストッパタッチによる異音発生や減衰力変化を防止し得るように構成されている。これに対し、本実施形態では、特に、最下段のショックアブソーバとの間にバンプラバーを設けているため、最下段のショックアブソーバはフルバウンド時にもストッパタッチせず、したがって、上段のショックアブソーバのストッパタッチによる異音も完全に防止することができる。
【0020】図3は本発明の第2実施形態のバンプラバーを使用した多段式ショックアブソーバの構成を示す図である。なお、この多段式ショックアブソーバは、例えば上記特願平10−12412号明細書の図10に記載された2段式ショックアブソーバとほぼ同様に構成するものとする。
【0021】本実施形態においては、図3に示すように、2段式ショックアブソーバ51の各段のショックアブソーバ51−1,51−2の外筒9,16のそれぞれに対応した弾性体部材23a,23bから成るバンプラバー23が設けられており、最下段に対応する弾性体部材23bは、他の段に対応する弾性体部材23aに対して剛性を高くするとともに長さを長くしてある。
【0022】ところで、上記特願平10−12412号明細書に記載された多段式ショックアブソーバと同様の減衰力設定にした場合には、上段および下段のショックアブソーバのストロークは可動ストローク長に比例したものとなり、下段のショックアブソーバのストロークがバンプラバーにより所定値以上にならないように規制され、ストッパタッチが生じないため、上段のショックアブソーバもストッパタッチすることはない。しかし、上記特願平10−12412号明細書の減衰力設定にしていない場合や、製造誤差や温度変化や経時劣化等の諸々の誤差により減衰力設定が狂ってしまった場合には、最下段以外のショックアブソーバでフルバウンド状態になるおそれがある。このとき、バウンドストッパを設けた場合にはストッパタッチによる異音が発生し、バウンドストッパを設けない場合には最下段以外のショックアブソーバの外筒がショックアブソーバ上部支持部材や車体側部材に当たるか、ロッド下端またはピストンがボトムバルブに当たるかして、異音を発生する場合がある。
【0023】そこで、本実施形態においては、最下段は勿論、最下段以外の各段のショックアブソーバにもそれぞれバンプラバーを設け、各バンプラバーの位置関係を図4に示すように設定している。すなわち、図4において、上段ショックアブソーバ51−1の外筒9の上面が弾性体部材23aに接触するまでの距離をL0とし、外筒9の上面が上部支持構造21に接触するまでの距離をL1とし、上段ショックアブソーバ51−1の内筒99の下部内壁にバウンドストッパ24を設けた場合にピストン3がバウンドストッパ24に接触するまでの距離をL2とし、バウンドストッパを設けない場合に上段ショックアブソーバ51−1のピストン3がボトムバルブ5に接触するまでの距離をL3としたとき、以下の関係が成立するようにL0を設定する。
L0<L1 ・・・(1)
L0<L2(バウンドストッパ24を設ける場合) ・・・(2)
L0<L3(バウンドストッパ24を設けない場合) ・・・(3)
【0024】上記設定によれば、(a)バウンドストッパ24を設けた場合のストッパタッチする位置、(b)バウンドストッパ24を設けない場合のピストン3がボトムバルブ5にタッチする位置、(c)外筒9の上面が車体あるいは上部支持構造21に接触する位置の内の、最も低い位置よりもさらに低い位置で、外筒9とバンプラバー23が当接することになる。
【0025】この場合、路面からの過大な入力を最下段のショックアブソーバ51−2の外筒16から最下段に対応する弾性体部材23bを経て車体へ伝達する経路が確保されるため、上記のような接触を起こす以前にストロークが止まることになり、異音の発生を防止することができる。また、仮に上記のような接触が起きたとしても、その場合には最下段以外の各段のショックアブソーバに個別に設けた弾性体部材の作用により速度が十分に抑制されるので、衝突速度が遅くなり、異音を最小限に抑えることができる。
【0026】上記において、最下段以外の段に対応する弾性体部材(図示例では23a)は、衝突および異音発生の防止のために設けるものであるから、最小限の剛性および最小限の長さにすればよい。一方、最下段のショックアブソーバ51−2に対応する弾性体部材23bは、過大入力に対して車体への主伝達経路となるように、他の段の弾性体部材に対して剛性を高くするとともに長さも長く設定しておくものとする。
【0027】なお、最下段に対応する弾性体部材23bの長さを他の段に対応する弾性体部材に対し短くした場合であっても、他の段に対応する弾性体部材の剛性が十分に低い場合に最下段に対応する弾性体部材23bの剛性を十分に高くしておけばよい。その場合、サスペンションに過大な入力が作用した場合には、最下段に対応する弾性体部材23bは、たわみ量が小さくても大きな力を発生するため、力の主伝達経路は上述した式(1),(2),(3)の設定の場合と同様に弾性体部材23bとなり、本実施形態の効果は確保される。
【0028】また、最下段に対応する弾性体部材23bの剛性を他の段に対応する弾性体部材に対して低くした場合であっても、他の段に対応する弾性体部材の長さが最下段に対応する弾性体部材23bに対して十分に短い場合には、サスペンションに過大な入力が作用した場合に最下段に対応する弾性体部材23bが大きくたわむことにより、力の主伝達経路は上述した式(1),(2),(3)の設定の場合と同様に弾性体部材23bとなり、本実施形態の効果は確保される。
【0029】したがって、最下段に対応する弾性体部材23bは、最下段以外に対応する弾性体部材に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足すればよい。
【0030】図5は本発明の第3実施形態のバンプラバーを使用した多段式ショックアブソーバの概略構成を示す図である。なお、この多段式ショックアブソーバとしては、例えば上記第2実施形態と同様の2段式ショックアブソーバを用いるものとする。
【0031】本実施形態においては、図5に示すように、2段式ショックアブソーバ61の各段のショックアブソーバ61−1,61−2の外筒9,16の上面にそれぞれ、バンプラバー62,63が設けられており、最下段に対応するバンプラバー62は、他の段に対応するバンプラバー63に対して剛性を高くするとともに長さを長くしてある。なお、最下段に対応するバンプラバー62は、他の段に対応するバンプラバー63に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足すればよい。
【0032】本実施形態によれば、上記第2実施形態では車体側部材(上部支持構造21)に取り付けていたバンプラバー23に相当するバンプラバー62および63を、各段のショックアブソーバの外筒に取り付けたため、上記第2実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0033】図6(a),(b)は本発明の第4実施形態のバンプラバーを使用した多段式ショックアブソーバの概略構成を示す図であり、図6(a)は静止時の状態を示し、図6(b)は過大入力時の状態を示している。なお、この多段式ショックアブソーバは、例えば上記特願平10−12412号明細書の図22に記載された3段式ショックアブソーバと同様に構成するものとする。
【0034】本実施形態は上記第1実施形態の構成を3段以上の多段式ショックアブソーバに適用したものである。すなわち、本実施形態においては、図6(a)に示すように、3段式ショックアブソーバ71の各段のショックアブソーバ71−1,71−2,71−3の外筒72,73,74のそれぞれに対応したバンプラバー75,76,77が設けられており、最下段に対応するバンプラバー77は、他の段に対応するバンプラバー75,76に対して剛性を高くするとともに長さを長くしてある。なお、最下段に対応するバンプラバー77は、他の段に対応するバンプラバー75,76に対して剛性が高いかまたは長さが長いかの少なくとも一方を満足すればよい。また、図示したように車体側にバンプラバーを設ける代わりに上記第3実施形態のようにショックアブソーバ側に設けてもよい。
【0035】本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。その上、3段以上の多段式ショックアブソーバにおいて、第1実施形態と同様に「最下段のショックアブソーバに対応するバンプラバーが過大入力に対して車体への主伝達経路となる」構成とすることにより、同一ストロークを確保しつつ、ショックアブソーバの全長をより短くできるという効果も得られる。
【出願人】 【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
【出願日】 平成10年(1998)4月9日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外8名)
【公開番号】 特開平11−294517
【公開日】 平成11年(1999)10月29日
【出願番号】 特願平10−97318