| 【発明の名称】 |
防振装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】園田 雅明
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| 【要約】 |
【課題】外筒を用いずに、重量とコストを低減させ、しかも異音の発生を防止する。
【解決手段】振動発生側又は振動受け側のいずれか一方に夫々取付く内側部材1とこの内側部材1を収める外側部材2とを有し、内側部材1の外周にゴム弾性体3を加硫接着し、外側部材2を下部金具21と上部金具22とに2分割し、下部金具21に上部金具22を組付ける前にゴム弾性体3の外周と外側部材2の内周の少なくともいずれか一方の面に接着剤を塗布し、下部金具21に上部金具22を組付けるとともに両金具21,22間の中空部に内側部材1を収めて構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 振動発生側又は振動受け側のいずれか一方に夫々取付く内側部材とこの内側部材を収める外側部材とを有し、内側部材の外周にゴム弾性体を加硫接着した防振装置において、外側部材を下部金具と上部金具とに2分割し、下部金具に上部金具を組付ける前にゴム弾性体の外周と外側部材の内周の少なくともいずれか一方の面に接着剤を塗布し、下部金具に上部金具を組付けるとともに両金具間の中空部に内側部材を収めて構成したことを特徴とする防振装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ストラットマウントなどの防振装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の車体と車輪との間にストラットと呼ばれるサスペンション装置が設けられ、ストラットと車体とはストラットマウントを介して連結されている。ストラットは油圧シリンダとコイルスプリングとを備え、油圧シリンダのピストンロッド100の上端がストラットマウントの内側部材101に固着されている(図2参照)。内側部材101の外周にはゴム弾性体102が加硫接着されるとともに、外筒103の内周面にもこのゴム弾性体102が加硫接着されている。内側部材101とこの外周に位置する外筒103との間でゴムを加硫し、接着させたものは、ブラケット104内に嵌め込まれる。この嵌め込みは、外筒103を縮径するようにブラケット104内へ圧入する。 【0003】この図2に示す従来例は、外筒103を用いたことによる重量の増加とコストがかかり、さらにブラケット104の内径を外筒103が存在する分だけ大きくしなければならないものであった。 【0004】外筒103をなくし、上記欠点を解消したものとしては、図3及び図4に示すものが知られている。これは、ゴム弾性体102を内側部材101にのみ加硫接着し、ゴム弾性体102をブラケット104内に挿入し、ブラケット104の内壁にゴム弾性体102の外周面の上下端側が圧接するものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図3及び図4に示す従来例では、外筒103を用いないために、外筒103を用いた場合の欠点は解消されたが、ゴム弾性体102は単にブラケット104に強く接触するだけであるため、上下、左右、こじりの各方向に入力したとき、あるいは水が浸入したときに異音が発生するという不都合が生じていた。 【0006】そこで、この発明は、外筒を用いずに、重量とコストを低減させ、しかも異音の発生を防止した防振装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、この発明は、振動発生側又は振動受け側のいずれか一方に夫々取付く内側部材とこの内側部材を収める外側部材とを有し、内側部材の外周にゴム弾性体を加硫接着した防振装置において、外側部材を下部金具と上部金具とに2分割し、下部金具に上部金具を組付ける前にゴム弾性体の外周と外側部材の内周の少なくともいずれか一方の面に接着剤を塗布し、下部金具に上部金具を組付けるとともに両金具間の中空部に内側部材を収めて構成したものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして説明する。 【0009】図1に示す実施例は、振動発生側又は振動受け側のいずれか一方に夫々取付く内側部材1とこの内側部材1を収める外側部材2とを有し、内側部材1の外周にゴム弾性体3を加硫接着したストラットマウントのような防振装置である。外側部材2は下部金具21と上部金具22とに2分割され、上部金具22は筒状の胴部22Aと中心に孔22Bが形成された頂部22Cと、胴部22Aの下端から外側に延びるフランジ部22Dとから成っている。下部金具21も胴部22Aの筒体の底部を形成する本体部21Aと、中心に形成された孔21Bと、本体部21から外方に延びるフランジ部21Cとからなっている。フランジ部22Dと21Cとは重ね合わせられて固着される。この外側部材2はストラットマウントの場合、車体に取付く。また、内側部材1にはストラットのピストンロッド100が取付く。内側部材1の外周を被覆するように加硫接着されたゴム弾性体3の部分3Aと外側部材2の中空部の内壁に接着する側のゴム弾性体3の部分3Bとはリング状のゴム部分3Cで連結されている。また、ゴム弾性体3の外周と外側部材2の内周とが接触する面のいずれか一方または両方に接着剤を塗布し、下部金具21に上部金具22を組付けるとともに、両金具21,22間の中空部に内側部材1を収めてゴム弾性体3の部分3Bを中空部の内壁に接着してある。このとき使用される接着剤としては、2液混合型エポキシ樹脂系の接着剤が好適に使用できる。例えばロードコープ(LORD CORP)製のFUSOR320を主剤として100重量部、FUSOR310Bを硬化剤として40重量部配合したものが好適に使用できる。 【0010】なお、ゴム弾性体3の部分3Aは外側部材2に接着されずに接触させてある。この部分3Aには、図面上の上下面における突出高さを周方向で変化せしめ、外側部材2に当接する部分を当接突起31としてある。 【0011】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、従来のような外筒を用いないので、軽量化及びコストダウンを図り得るとともに小型化できるのみならず、ゴム弾性体は外側部材に接着されるので、異音の発生が防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005278 【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】増田 竹夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−94007 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−273824 |
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