トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 棒状物保持具
【発明者】 【氏名】福尾 道宏

【要約】 【課題】棒状物の形状にかかわらず、例えば、丸パイプ、丸棒にも角パイプ、角棒にも対応して確実に保持することができ、このため使用範囲が広く、しかも比較的簡単に製作でき、製作コストの安価な棒状物保持具を提供することを目的とする。

【解決手段】矩形状の棒状物保持部2を有し、開口部より棒状物を押し入れると外側方に弾性変形して開口部が拡開すると共に、上記棒状物が上記保持部内に挿入されると開口部が元の状態に弾性復帰する保持具本体1を備えた棒状物保持具において、上記保持具本体1の側壁12に窓部13を形成し、この窓部13上面に、常時は上記保持部12内に突出すると共に、上記棒状物による外側方向への押圧力によって弾性変形して上記側壁12内に後退する棒状物受け片3を一体に連設したことを特徴とする棒状物保持具を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 矩形状の棒状物保持部を有し、開口部より棒状物を押し入れると外側方に弾性変形して開口部が拡開すると共に、上記棒状物が上記保持部内に挿入されると開口部が元の状態に弾性復帰する保持具本体を備えた棒状物保持具において、上記保持具本体の側壁に窓部を形成し、この窓部上面に、常時は上記保持部内に突出すると共に、上記棒状物による外側方向への押圧力によって弾性変形して上記側壁内に後退する棒状物受け片を一体に連設したことを特徴とする棒状物保持具。
【請求項2】 上記保持具本体を内部に溝状の棒状物保持部を有する断面凹字状に形成すると共に、上記保持具本体の窓部を両側壁にそれぞれ形成し、これら窓部に棒状物受け片をそれぞれ一体に連設した請求項1記載の棒状物保持具。
【請求項3】 上記保持具本体を、その側壁と棒状物保持具が取り付けられる壁体との間に溝状の棒状物保持部を形成可能な断面L字状に形成し、この溝状の棒状物保持部に棒状物を挿入して棒状物を保持するように構成した請求項1記載の棒状物保持具。
【請求項4】 上記保持具本体の開口端部に、先端が棒状物保持部内に延出し、棒状物が棒状物保持部内に保持された際にこの棒状物に当接してこれを係止する棒状物押え片を設けた請求項1乃至3のいずれか1項記載の棒状物保持具。
【請求項5】 上記保持具本体に、他の部材と連結する連結部を設けた請求項1乃至4のいずれか1項記載の棒状物保持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種パイプ類,ロッド類等の棒状物を保持するための棒状物保持具に関し、特に形状の異なる棒状物、例えば、丸パイプにも角パイプにも対応して保持し得るようにした棒状物保持具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来より、パイプ等の棒状物を保持するために合成樹脂製の棒状物保持具が広く用いられており、この棒状物保持具の一例としては、実公平1−34962号公報に示されたものが知られている。即ち、この棒状物保持具は、図7に示されているように、一端に丸棒又は丸パイプaを嵌着可能に保持する保持部bを、他端には軸cと、該軸cの先端から離れて軸線方向に直交し、軸外周を嵌入可能な一側が開放する挟持片dとからなる枢着部eを夫々一体に備えたものである。この場合、上記保持部bはC字状に屈曲して一端が開放し、対向する両端部には外向きハ字状に開いた導入片f,fを延設したものである。
【0003】この棒状物保持具は、上記保持部bの形状から明らかなように、丸棒又は丸パイプaを保持するものである。
【0004】なお、上記実公平1−34962号公報の棒状物保持具は、図8に示したように、同一形状の一対の保持具d,dを互いの挟持片を相互に他方の軸c,cに嵌入することにより軸c,cを中心に回動可能に連結されるものである。
【0005】また、丸棒又は丸パイプを保持する保持具としては、特許第2630917号公報に記載されたものも知られている。図9は、これを説明したものであり、この保持具は、基部hと、取付穴に係止するための前記基部の片面に突設された係止部iと、前記基部の反対面から立設されたU字壁jと、前記U字壁から前記基部方向へ斜めに延設され、その先端部で棒状物を前記U字壁内に保持する複数の弾性抜け止め片m,nとを備えた棒状物保持具であって、前記弾性抜け止め片m,nが前記基部側への変形時に各々干渉しない前記U字壁位置より複数設けられ、該各弾性抜け止め片の先端にそれぞれ幅の違う複数の棒状物挿入路が形成されたものである。
【0006】この保持具は、複数の抜け止め片m,nを有するものであり、その先端の棒状物挿入路がそれぞれ幅が異なるので、棒状物は外径の異なる場合でも、いずれかの抜け止め片(符号m又はn)の先端部でU字壁j内に保持されるものである。
【0007】この場合、この保持具は、図10から明らかなように、側壁下部から受け腕k,kがそれぞれ下方に向けて突設され、丸棒又は丸パイプの下面側がこれら受け腕k,kによって支持されると共に、上面側が長さが短い方の抜け止め片nによって係止されることにより、丸棒又は丸パイプが確実に保持されるものである。
【0008】しかし、上記した図7〜10の棒状物保持具は、これに保持される棒状物の形状が断面円形状のものに限られ、角パイプや角棒等の断面四角形状の棒状物を保持する場合は、図11に示したように、内部に矩形状の保持溝vを有する保持具wを用いる必要があるが、一方、この図11の保持具は、丸パイプや丸棒を保持するには適していない。
【0009】従って、従来は丸パイプ、丸棒を保持する保持具と、角パイプ、角棒を保持する保持具とを別々に用意し、保持すべき棒状物に応じた使い分けをする必要があった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、棒状物の形状にかかわらず、例えば、丸パイプ、丸棒にも角パイプ、角棒にも対応して確実に保持することができ、このため使用範囲が広く、しかも比較的簡単に製作でき、製作コストの安価な棒状物保持具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するため、矩形状の棒状物保持部を有し、開口部より棒状物を押し入れると外側方に弾性変形して開口部が拡開すると共に、上記棒状物が上記保持部内に挿入されると開口部が元の状態に弾性復帰する保持具本体を備えた棒状物保持具において、上記保持具本体の側壁に窓部を形成し、この窓部上面に、常時は上記保持部内に突出すると共に、上記棒状物による外側方向への押圧力によって弾性変形して上記側壁内に後退する棒状物受け片を一体に連設したことを特徴とする棒状物保持具を提供する。
【0012】即ち、本発明の棒状物保持具は、矩形状の棒状物保持部を有し、開口部より棒状物を押し入れると外側に弾性変形して開口部が拡開すると共に、上記棒状物が上記保持部に保持されると開口部が元の状態に弾性復帰する保持具本体を備え、かつ上記保持具本体の側壁には窓部が形成され、この窓部上面には、常時は上記保持部内に突出すると共に、上記棒状物による外側方向への押圧力によって弾性変形して上記側壁内に後退する棒状物受け片が一体に連設されている。この場合、例えば断面円形状の棒状物は、上記受け片に係止することができ、また、例えば断面四角形状の棒状物の場合は、上記受け片による係止状態からこの棒状物を更に下方に押圧すると、上記受け片の先端部が外側方に押圧されて弾性変形し、上記側壁内に後退し、棒状物が更に下方に移動し、保持部底面に当接するとその移動が停止し、保持部内に保持される。
【0013】このように、本発明の棒状物保持具によれば、例えば、棒状物が丸型のものを上記棒状物保持部内に保持する場合には、該棒状物を上記受け片により係止させた状態で保持することができ、また四角パイプ等の角型の棒状物を上記保持部内に保持する場合には、この棒状物を強く押圧して上記受け片を保持具本体の側壁内に後退させて保持部底面に押し入れることにより、角型の棒状物を上記保持部内に保持することができるものである。従って、種々の形状の棒状物、例えば、丸型の棒状物であっても角型の棒状物であっても保持することが可能となり、棒状物の形状を問わず簡便に使用し得、使用用途が広いものである。
【0014】この場合、本発明の好適な実施態様としては、上記保持具本体を内部に溝状の棒状物保持部を有する断面凹字状に形成すると共に、上記保持具本体の窓部を両側壁にそれぞれ形成し、これら窓部に棒状物受け片をそれぞれ一体に連設した棒状物保持具、及び、上記保持具本体を、その側壁と棒状物保持具が取り付けられる壁体との間に溝状の棒状物保持部を形成可能な断面L字状に形成し、この溝状の棒状物保持部に棒状物を挿入して棒状物を保持するように構成した棒状物保持具が挙げられる。
【0015】また、上記保持具本体の開口端部に、先端が保持部内に延出し、棒状物が棒状物保持部内に保持された際にこの棒状物に当接してこれを係止する棒状物押え片を設けることが棒状物の抜け落ちを防止する点から有利であり、また、上記保持具本体に、他の棒状物保持具を連結したり被取付物の取付穴に係合したりして他の部材と連結する連結部を設けることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の実施例につき図1〜6を参照して説明する。図1〜4は、本発明の一実施例にかかる棒状物保持具を示し、この棒状物保持具は、自動車のインジェクションパイプ等の棒状物を保持する保持具として好適に使用されるものであり、保持具本体1と、該保持具本体の下端面に設けられた連結部5とから構成されている。
【0017】上記保持具本体1は、プラスチックにて形成され、図1に示すように、上端が開口し、内部に溝状の棒状物保持部2を有する断面凹字状に形成されている。また、上記保持具本体1の両側壁部12,12上端部には、棒状物押え片4,4がそれぞれ一体に連設されている。これら押え片4,4は、上端側が上方に向けて斜め外側方に突出していると共に、下端側が下方に向けて斜め内側方に突出し、この下端突出部は上記保持部2内に延出して押え部41,41を形成しており、これら押え部41,41により上記保持具本体1の上端開口部を幅狭に形成している。そして、上記押え片4,4を有する保持具本体1は、該保持具本体の上端開口部の上方から棒状物を押し入れると、棒状物がまず押え片4,4に当接し、更に棒状物を押圧すると、保持具本体1の上部側が外側方に弾性変形して上端開口部を拡開し、棒状物がこの上端開口部を通過可能になると共に、棒状物が上記保持部2内に保持されると、保持具本体1の上部側が元の状態に弾性復帰するように形成されている。なお、図中符号14,14は肉薄の補強リブである。
【0018】また、上記棒状物保持部2の両側壁部12,12の中央部には、窓部13,13がそれぞれ形成されていると共に、該窓部13,13の上面には、それぞれ棒状物受け片3,3が一体に設けられている。これら棒状物受け片3,3は、互いに対向する内面がそれぞれ円弧状に傾斜した断面略三角形状に形成され、その下端側がそれぞれ常時は上記保持部2内に突出しており、棒状物を保持部2内に押し入れる棒状物が上記受け片3,3の上記保持部2への突出下部31,31に当接し、これら突出下部31,31に保持されると共に、棒状物を更に下方に押圧すると、棒状物が突出下部31,31を外側方に押圧して該突出下部を上記窓部13,13内に後退させ、これと一体に上記受け片3,3の下部外側部を窓部13,13より外側方に突出させるように上記受け片が弾性変形可能に形成されており、上記受け片3,3の弾性変形で上記突出下部31,31が窓部13,13内に収容されることにより、棒状物が下方に移動して保持部2の底面に当接保持されるようになっている。
【0019】上記連結部5は、上記保持具本体1の底壁の一端側(図1中左側)に突設された板状の支持部51と、該支持部の中間部及び下端部にそれぞれ他端側に向けて突設された嵌合部52,53と、上記支持部の中間嵌合部52及び上記保持具本体1の底壁とを連結する連絡部54とを有している。上記嵌合部52,53は、それぞれ他端側が半円状に形成されており、また下端嵌合部53には、他端側が開放され、中央部が丸く切り欠かれた切り欠き部57が形成されている。また、保持具本体1底壁と中間嵌合部52との間及び両嵌合部52,53の間には、他の部材の嵌合部が嵌入される隙間55,56がそれぞれ形成されている。
【0020】上記棒状物保持具を用いて四角型パイプp1を保持する場合には、上記棒状物押え片4,4の上方から四角型パイプp1を上記棒状物保持部2内に挿入する。そうすると、上記棒状物押え片4,4が上記四角型パイプp1の角部により外側に押圧されて保持具本体1上部側が弾性変形して外側方に開き、上記保持具本体1の上端開口部が拡開し、上記四角型パイプp1が上記保持部2内に挿入されて保持具本体1の両側壁12,12の内面を摺動するようにして下方に押し込まれ、次いで上記四角型パイプp1が受け片3,3の突出下部31,31に当接される。この状態で更に四角型パイプp1を下方に押圧すると、その押圧力により上記受け片3,3が弾性変形し、突出下部31,31が外側方に押圧されて窓部13,13内に後退し、上記四角型パイプp1に対する突出下部31,31の係止状態が解消され、パイプp1は保持部2の底面方向に更に押し入れられ、底面に係止されることにより上記保持部2内に収容保持される。そして、四角型パイプp1がこのように保持部2内に収容され、上記押え片4,4に対するパイプp1からの押圧力が解除されると、保持具本体1上端側が元の状態に弾性復帰し、押え片4,4の押え部41,41がパイプp1の上端側を押え、該パイプは保持部2からの抜け出しが防止された状態で該保持部2内に確実に保持される。
【0021】また、上記棒状物保持具を用いて丸型パイプp2を保持する場合には、上記と同様に、上記棒状物押え片4,4及びこれと一体に保持具本体1の上端側が上記丸型パイプp2により外側に押圧されて弾性変形し、上記開口部が拡開する。そして、上記丸型パイプp2が上記両受け片3,3の突出下部31,31に当接保持されると、上記棒状物押え片4,4及びこれと一体に保持具本体1の上端側が弾性復帰して元の状態に戻り、該押え片4,4の下端側に突出した押え部41,41が上記丸型パイプp2を上面側を押え、パイプp2が上記両受け片3,3の突出下部31,31上に載置された状態で押え部41,41と突出下部31,31間に挟持されて該丸型パイプp2が保持されるものである。
【0022】このように、本実施例の棒状物保持具によれば、丸型パイプp2を上記保持部2内に保持する場合には、該パイプを上記受け片3の突出下部に載置し、係止させた状態で保持することができ、また、四角型パイプp1を上記保持部2内に保持する場合には、上記受け片3,3の突出下部31,31を保持具本体1の窓部13,13内に後退させることにより、上記保持部2の内周面に沿って該四角型パイプp1を保持することができるものであり、丸型、四角型パイプ等の形状の異なる棒状物を同一の保持部2内で保持することが可能であり、その使用用途が広範囲なものである。
【0023】また、特に図示してはいないが、上記棒状物保持具に、図4に示した四角型パイプp1よりも横幅の狭い四角型パイプを保持させる場合、上記四角型パイプp1と同様にして保持部2内に収容させることができるが、該四角型パイプは横幅が狭いので、保持部2内に保持具本体1の両側壁部12,12内面と離間した状態で収容される。この場合、この幅狭の四角型パイプは、上記両受け片3,3の突出下部31,31の下端部間にその弾発力により挟圧状態に支持され、上記押え片4,4の押え部41,41による下方への押圧力と合わせ、両側壁部12,12内面と離間していても幅狭の四角型パイプを横方向へのぶれもなくしっかりと保持することができる。
【0024】また、上記棒状物保持具によれば、四角型,丸型の両方のパイプp1,p2を同じ保持部2内で保持するように構成されていることから、上記保持部2をパイプ等の棒状物の形状に応じて複数個形成する必要がなく、比較的簡単に製作でき、製作コストを安価にすることができるものである。
【0025】なお、上記棒状物保持具を、例えば、インジェクションパイプを保持する保持具として用いる場合には、ゴムチューブ等の他の棒状物を保持する他の保持具を連結することができ、一例として、図4には、上記棒状物保持具に、該保持具に設けられた連結部と同形状の連結部を具備する保持具10を連結した様子を示している。即ち、本実施例の棒状物保持具の連結部5を、両開放端側が外側に折り曲げられ、丸型チューブtを保持した断面略円弧状の保持具10の連結部に嵌合することにより、図4に示すように、本実施例の棒状物保持具と上記保持具10とを連結固定することができる。
【0026】次に、本発明の他の実施例として、図5,6に示した棒状物保持具について説明する。
【0027】即ち、この棒状物保持具は、図5に示すように、保持具本体1aと該保持具本体の下端外縁部に下方に突出した板状の固定脚部30(連結部)とから構成されているものである。上記保持具本体1aは内側に折曲されて断面L字状に形成され、その側壁と底壁とにより、この保持具が取り付けられる壁体rに保持具が固定された際、保持具本体1と壁体rとの間に四角溝状の保持部2aを形成するようになっている。また、上記保持具本体1aの側壁12aには、上記の図1〜4の実施例と同様の窓部13a及び突出下部31aを有した受け片3aがそれぞれ形成されている。更に、上記側壁12aの上端部には、下端側に上記保持部2a内に突出するよう押え部41aを有し、上端側が斜め上方に向けて傾斜した図1〜4の上記実施例と同様の押え片4aが一体に連設されている。上記固定脚部30の下端部は、外方に折曲され、図6に示すように、被取付物sの取付穴qに係合する弾性変形可能な係止片31が一体に設けられている。
【0028】この棒状物保持具を用いる場合には、図6(A),(B)に示したように、上記固定脚部30の内側面を、被取付物sに隣接した壁体rに当接させると共に、上記固定脚部30の係止片31を被取付物sに穿設された取付穴qに挿入し、係合させ、上記棒状物保持具を被取付物sに取り付けるものである。そして、この状態により、上記保持具本体2aの側壁12aと上記壁体rの外側壁の間に溝状の保持部2aを形成し、この保持部2a内に丸型パイプp1及び四角型パイプp2を保持するものである。
【0029】この保持部2a内に上記四角型パイプp1を保持する場合には、上記四角型パイプp1の挿入により上記押え片4a及びこれと一体に保持具本体1の上部側を外側に撓ませると共に、上記パイプp1が上記受け片3aの突出下部31aを押圧することにより該受け片を弾性変形させて突出下部31aを上記窓部13a内に後退させ、該パイプp1を上記保持具本体1の底壁上に載置させる。これにより、図6(A)に示したように、上記側壁12aと上記壁体rの間に形成された保持部2a内に上記四角型パイプp1を保持すると共に、上記押え片4aの押え部41aにより上記四角型パイプp1を下方に押えることにより、該四角型パイプp1が保持部2a内に抜け出ることなく確実に保持されるものである。なお、四角型パイプが幅狭で上記側壁12aと離間して保持部2a内に収容された場合でも、上記受け片3aの突出下部31aの弾発力により該四角型パイプが上記壁体r方向に押圧されしっかりと保持される点については、上記図1〜4の実施例の場合と同様である。
【0030】一方、この保持部2a内に上記丸型パイプp2を挿入すると、上記押え片4a及びこれと一体に保持具本体1aの上部側が外側に撓み、該パイプを上記受け片3aの突出下部に係止,配置させて丸型パイプp2を上記保持部2a内に保持するものである。これにより、図6(B)に示したように、丸型パイプp2が押え片4aの押え部41a及び受け片3aの突出下部31aとの間に挟持されて保持されることになる。
【0031】なお、本発明の棒状物保持具は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しないかぎり適宜変更することができるものである。例えば、上記受け片3,3a、押え片4,4aの形状等については図示のものに制限されず、更に、上記連結部5の構成についても任意に変更することができる。また更に、本発明の棒状物保持具に保持される棒状物については、上記の四角型パイプp1や丸型パイプp2に限られず、種々の形状を有する各種パイプ類,ロッド類等の棒状物を用いることができる。その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の棒状物保持具によれば、保持具本体に形成された保持部内に丸型の棒状物のみならず四角型等の角型の棒状物を保持することができ、棒状物の形状にかかわらずに確実に保持することができ、使用範囲が広く、しかも比較的簡単に製作でき、製作コストの安価なものである。
【出願人】 【識別番号】000135209
【氏名又は名称】株式会社ニフコ
【出願日】 平成10年(1998)2月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】小島 隆司 (外1名)
【公開番号】 特開平11−230125
【公開日】 平成11年(1999)8月27日
【出願番号】 特願平10−50091