| 【発明の名称】 |
機器取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】井口 俊夫
|
| 【要約】 |
【課題】従来の機器取付装置は、機体の開口に機器を有するケース体を固定させていたため、機器の取付位置を細かく調整することは不可能であった。
【解決手段】本発明による機器取付構造は、ケース体(4)の側部に設けられた複数の伸縮自在体(6)を有し、この伸縮自在体(6)を伸縮させて前記ケース体(4)にこの伸縮自在体(6)を接触させることにより、ケース体(4)をカバー体(22)の内側で位置決めする構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 全体が輪状をなし弾性を有するカバー体(22)の内側に、機器(4)を内蔵し全体形状が吊鐘状をなすケース体(4)を位置させ、前記ケース体(4)の上部に設けられたロッド(3)をこのロッド(3)の上方に位置する固定部材(1)に自在接手(2)を介して作動自在に接続することにより、前記ケース体(4)を前記ロッド(3)を介して作動自在に吊下げるようにした機器取付構造において、前記ケース体(4)の側部に設けられた複数の伸縮自在体(6)を有し、この伸縮自在体(6)を伸縮させて前記ケース体(4)に前記伸縮自在体(6)を接触させることにより、前記ケース体(4)を前記カバー体(22)の内側で位置決めする構成としたことを特徴とする機器取付構造。 【請求項2】 前記伸縮自在体(6)は、一対の曲折自在なトグル部(6a,6b)と、前記各トグル部(6a,6b)に螺合するねじ体(6c)と、からなり、前記ねじ体(6c)の回転によって前記トグル部(6a,6b)を曲折させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の機器取付構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は機器取付構造に関し、特に、吊り下げ状のケース体を複数の伸縮自在体を用いて輪状のカバー体の内側の任意の位置に容易に位置決めするための新規な改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、用いられていたこの種の機器取付装置としては、機体に形成された開口に機器を固定的に取付ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の機器取付構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、機器を有するケース体を機体の開口に固定的に取付けるのみで、この開口内の所定位置に選択的に取付けることはできず、その取付位置を可変にしたいとする要望には応じることは不可能であった。 【0004】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、吊り下げ状のケース体を複数の伸縮自在体を用いて輪状のカバー体の内側の任意の位置に容易に位置決めするようにした機器取付構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明による機器取付構造は、全体が輪状をなし弾性を有するカバー体の内側に、機器を内蔵し全体形状が吊鐘状をなすケース体を位置させ、前記ケース体の上部に設けられたロッドをこのロッドの上方に位置する固定部材に自在接手を介して作動自在に接続することにより、前記ケース体を前記ロッドを介して作動自在に吊下げるようにした機器取付構造において、前記ケース体の側部に設けられた複数の伸縮自在体を有し、この伸縮自在体を伸縮させて前記ケース体に前記伸縮自在体を接触させることにより、前記ケース体を前記カバー体の内側で位置決めする構成である。さらに前記伸縮自在体は、一対の曲折自在なトグル部と、前記各トグル部に螺合するねじ体と、からなり、前記ねじ体の回転によって前記トグル部を曲折させるようにした構成である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による機器取付構造の好適な実施の形態について説明する。図1から図6において符号1で示されるものは、例えばヘリコプタ等の機体に固定された固定部材であり、この固定部材1には周知の自在接手2を介してロッド3が作動自在に接続され、このロッド3の下端には全体形状が吊鐘状をなすケース体4が取付けられている。このケース体4内には、センサ等からなる機器5が内設されている。 【0007】前記ケース体4の側部には、円周上の複数個所に伸縮自在体6が取付けられ、この各伸縮自在体6は、前記ケース体4の軸方向7と直交する方向に伸縮自在となるように構成されている。前記各伸縮自在体6は、このケース体4に作動自在に設けられた一対のトグル部6a,6bと、この各トグル部6a,6bの中央部に形成されたねじ孔(図示せず)に螺入されて貫通する1本のねじ体6cと、この各トグル部6a,6bの外側位置に軸支部を介して接続された連結体6dと、前記連結体6dの外端に設けられ円弧状をなす接触板6eとから構成されている。従って、前記ねじ体6cを回転させることにより、従来一般に用いられている自動車のジャッキと同じように、各トグル部6a,6bの曲折状態が図2の右側と左側の位置に示されるように変化し、接触板6eの突出移動位置を変えることができるように構成されている。 【0008】次に動作について説明する。まず、ケース体4をヘリコプタ等の機体20に形成された開口21の内側に取付けられ輪状をなすと共に弾性を有する管状のゴム等からなるカバー体22の内側に位置させると、センサ(機器)5はこの開口21の下方に突出し、機体20外に突出して所定のセンシング動作を行うことができる体制となる。この状態で、3個の伸縮自在体6の各ねじ体6cを回転操作し、図3のように1個の伸縮自在体6の接触板6eのみをカバー体22に接触させ、他は非接触状態とすると、ケース体4の中心をカバー体22の中心から所定距離オフセットさせて位置決めさせることができる。また、この伸縮自在体6の接触板6eの突出位置を選択することにより、ケース体4のカバー体22内における任意の相対位置に設置させることができる。 【0009】 【発明の効果】本発明による機器取付構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、機器を保持するケース体に複数の伸縮自在体が設けられているため、この伸縮自在体を介して弾性のあるカバー体に大きい荷重をかけることなく任意の位置で位置決めすることができ、機外に突出するセンサ等の機器の微妙な位置決めを行うことができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000203634 【氏名又は名称】多摩川精機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
|
| 【公開番号】 |
特開平11−13716 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月22日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−172515 |
|