| 【発明の名称】 |
流体圧シリンダ |
| 【発明者】 |
【氏名】堂上 真樹
【氏名】尾田 史郎
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| 【要約】 |
【課題】最伸長時又は最圧縮時近傍におけるクッション作動時に絞り音に起因する異音の発生を防止し、油通孔の加工を容易にできる流体圧シリンダを提供すること。
【解決手段】シリンダヘッド21又はシリンダボトム35に給排ポート37とこの給排ポート37を圧力室に連通するポート25,38を形成している流体圧シリンダに於て、ポート25,38の内周に環状のガイド33を突設し、シリンダヘッド21又はシリンダボトム35に上記ガイド33内のポート25,38を迂回する油通孔26,42を形成し、この油通孔26,42をポート25,38の内周に設けた溝を介してポート25,38に開口させ、又は油通孔26,42を斜め方向に形成したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダヘッドには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをヘッド側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの外周には最伸長近傍で上記ポートに嵌合するクッションリングを設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設すると共に当該ガイドより給排ポート寄りに溝を形成し、シリンダヘッドに上記ヘッド側圧力室と上記溝とを連通する油通孔を形成したことを特徴とする流体圧シリンダ。 【請求項2】 シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダボトムには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをボトム側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの端部には最圧縮近傍で上記ポートに嵌合する突起部を設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設すると共に当該ガイドより給排ポート寄りに溝を形成し、シリンダボトムに上記ボトム側圧力室と上記溝とを連通する油通孔を形成したことを特徴とする流体圧シリンダ。 【請求項3】 油通孔が水平方向又は斜め方向に形成され且つ途中にオリフィスを備えている請求項1又は2の流体圧シリンダ。 【請求項4】 油通孔が水平方向又は斜め方向に形成されたチョークからなる請求項1又は2の流体圧シリンダ。 【請求項5】 溝が一つの環状溝又は隔設された複数の溝である請求項1,2,3,又は4の流体圧シリンダ。 【請求項6】 溝の内周が断面矩形,V字形又はU字形に形成されている請求項1,2,3,4又は5の流体圧シリンダ。 【請求項7】 シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダヘッドには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをヘッド側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの外周には最伸長近傍で上記ポートに嵌合するクッションリングを設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設し、シリンダヘッドに上記ヘッド側圧力室と上記ポートとを連通する斜め方向の油通孔を上記ガイド内ポートを迂回して形成したことを特徴とする流体圧シリンダ。 【請求項8】 シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダボトムには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをボトム側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの端部には最圧縮近傍で上記ポートに嵌合する突起部を設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設し、シリンダボトムに上記ボトム側圧力室と上記ポートとを連通する斜め方向の油通孔を上記ガイド内ポートを迂回して形成したことを特徴とする流体圧シリンダ。 【請求項9】 油通孔が途中にオリフィスを備えている請求項7又は8の流体圧シリンダ。 【請求項10】 油通孔がチョークからなる請求項7又は8の流体圧シリンダ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械,その他の産業機械におけるアクチュエータとして利用される流体圧シリンダに関し、特に最伸長時又は最圧縮時にクッションを効かせる流体圧シリンダに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、アクチュエータとして利用される流体圧シリンダは最伸長時又は圧縮時にピストンがシリンダヘッド又はシリンダボトムに急激に衝突を防止するためにクッション装置を備えているのが普通である。 【0003】例えば、従来の流体圧シリンダとしては図8に示す油圧シリンダが知られている。 【0004】この油圧シリンダはシリンダヘッド本体1の端部に設けた嵌合部2の外周にシリンダチューブ3の端部を嵌合して固定し、シリンダチューブ3内にはピストン4を介してピストンロッド5が移動自在に挿入され、ピストン4はシリンダチューブ3内にヘッド側圧力室6を区画している。更にシリンダヘッド1には油圧源に接続する給排ポート7aと、この給排ポート7aをヘッド側圧力室6に連通するポート7bと、このポート7bを迂回して直接給排ポート7aをヘッド側圧力室6に連通させるオリフィス9を備えたバイパスたる油通孔8が形成されている。更に又ピストンロッド5のピストン4に近接した外周にはシール11と筒状のクッションリング10が嵌合している。この為伸長作動時には図8に於てピストン4が左行し、ヘッド側圧力室6の作動油がポート7bと油通孔8を介して給排ポート7aに排出され更に外部のタンクに戻される。図示のように最伸張近傍に達するとクッションリング10がポート7b内に侵入し、ヘッド側圧力室6の作動油はクッションリング10の外周とポート7bの内周との間の隙間と、油通孔8を介して給排ポート7aに流出し、上記隙間とオリフィス9との流動抵抗によってヘッド側油室6が昇圧してピストン4が減速し、ピストン4が急激にシリンダヘッドの嵌合部2に衝突するのが防止される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記の油圧シリンダでは機能上特に欠陥があるわけではないが、次のような不具合の改善が望まれる。 【0006】第1にシリンダヘッド側圧力室6を直接給排ポート7aに連通する油通孔8を形成し、ヘッド側圧力室6の高圧作動油をクッション作動時に直接給排ポート7aに噴出させるため、噴出時に異音が発生する。何故ならば、オリフィス9の出口と給排ポート7aの壁部Sとの間の距離が長く、オリフィス9の通過液の流速が速くなることに起因して圧力差が大きくなり、油中に含まれる微細な気泡の急激な拡大によって絞り音が発生し、この絞り音が外部の配管ラインに伝わり異音が発生する。 【0007】第2に油通孔8がポート7bを迂回して平行に長く成形されているためこの油通孔8とオリフィス9の加工が深穴加工となり、その加工が困難である。特に深穴加工を行なうドリルの剛性が小さいとオリフィス9の加工精度が出しにくく、更にドリルが折れるなどの破損の原因となる。 【0008】上記図8の構造は伸長作動時のクッション構造であるが、シリンダボトム側にも同様の構造が採用されており、圧縮作動時に上記と同じ異音の発生、油通孔の加工困難という問題が生じている。 【0009】そこで、本発明の目的は、最伸長時又は最圧縮時近傍におけるクッション作動時に絞り音に起因する異音の発生を防止し、油通孔の加工を容易にできる流体圧シリンダを提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成のため、本発明の一つの手段は、シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダヘッドには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをヘッド側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの外周には最伸長近傍で上記ポートに嵌合するクッションリングを設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設すると共に当該ガイドより給排ポート寄りに溝を形成し、シリンダヘッドに上記ヘッド側圧力室と上記溝とを連通する油通孔を形成したことを特徴とする。 【0011】同じく他の手段は、シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダボトムには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをボトム側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの端部には最圧縮近傍で上記ポートに嵌合する突起部を設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設すると共に当該ガイドより給排ポート寄りに溝を形成し、シリンダボトムに上記ボトム側圧力室と上記溝とを連通する油通孔を形成したことを特徴とする。 【0012】上記各手段において、油通孔が水平方向又は斜め方向に形成され且つ途中にオリフィスを備えているのが好ましい。 【0013】同じく、油通孔が水平方向又は斜め方向に形成されたチョークからなるのが好ましい。 【0014】同じく、溝が一つの環状溝又は隔設された複数の溝であるのが好ましい。 【0015】同じく、溝の内周が断面矩形,V字形又はU字形に形成されているのが好ましい。 【0016】更に本発明の別の手段は、シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダヘッドには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをヘッド側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの外周には最伸長近傍で上記ポートに嵌合するクッションリングを設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドを突設し、シリンダヘッドに上記ヘッド側圧力室と上記ポートとを連通する斜め方向の油通孔を上記ガイド内ポートを迂回して形成したことを特徴とする。 【0017】同じく本発明の他の手段は、シリンダチューブの両端にシリンダヘッドとシリンダボトムとを結合し、シリンダチューブ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダチューブ内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室とを区画し、シリンダボトムには油圧源に接続する給排ポートとこの給排ポートをボトム側圧力室に連通するポートを形成し、ピストンロッドの端部には最圧縮近傍で上記ポートに嵌合する突起部を設けている流体圧シリンダに於て、上記ポートの内周に環状のガイドをガイドを突設し、シリンダボトムに上記ボトム側圧力室と上記ポートとを連通する斜め方向の油通孔を上記ガイド内ポートを迂回して形成したことを特徴とする。 【0018】上記の場合、油通孔が途中にオリフィスを備えていてもよく、あるいは油通孔がチョークからなるものであってもよい。 【0019】 【発明の実施の形態】本発明に係る流体圧シリンダについて、図1に示す油圧シリンダで説明する。シリンダチューブ20の両端をキャップたるシリンダヘッド21とシリンダボトムに嵌合して固定し、シリンダチューブ20内にはピストン22を介してピストンロッド23が移動自在に挿入され、ピストンロッド23の端部はシールを介してシリンダヘッド21を摺動自在に貫通している。 【0020】ピストン22はシリンダチューブ20内にヘッド側圧力室46とボトム側圧力室とを区画し、ヘッド側圧力室46はシリンダヘッド21に設けた給排ポート24とポート25と油通孔26を介して外部の油圧源に連通している。 【0021】ピストンロッド23のピストン22に近い外周にはシール27と筒状のクッションリング28が嵌合し、最伸長近傍に達するとこのクッションリング28がポート25内に侵入するようになっている。 【0022】シリンダヘッド21はヘッド本体29とヘッド本体29の端部に突出した嵌合部30とからなり、ヘッド本体29に油圧源に連通する給排ポート24を形成し、更にヘッド本体29と嵌合部30とに上記給排ポート24をヘッド側圧力室24に連通させるポート25を形成している。 【0023】上記の構成は基本的に従来技術と同じであるが、本発明は次のような特有の構成を有している。 【0024】即ち、嵌合部30に形成した例えば横方向のポート25の圧力室24側端部内周にクッションリング28を嵌合させる環状のガイド33たる肉厚部を突設し、このガイド33の内周にポート25に連通する小径のポート33aを形成し、更に嵌合部30には上記ガイド33のポート33aを迂回してポート25とヘッド側圧力室24とを連通する溝32と油通孔26とを形成している。 【0025】溝32はポート25に直接開口しており、油通孔26はオリフィス31を備えると共に溝32とヘッド側圧力室24に両端が開口している。ガイド33のポート33aの内径がポート25の内径より小さいため、ガイド33のポート33aにクッションリング28が侵入しても、このクッションリング28の先端外周とポート25の内周との間には隙間が形成され、これにより溝32は常時ポート25内に開口している。 【0026】更にオリフィス31はポート25の内周より外側に位置して溝32に開口している。従ってオリフィス31を通過した油は溝32の対向する壁面に当り、流速を減じることになる。即ち、オリフィス31を通過した後に流速を減じることにより圧力差が小さくなり、油中の微細な気泡の急激な拡大によって発生する異音の発生を防止できる。更に又、油通孔26をポート25の内周側の溝32とヘッド側圧力室24との間に形成したことにより油通孔26の長さを短かくでき、穴加工を容易にしている。 【0027】図1の実施の形態によれば、最伸長近傍でクッションリング28がガイド33のポート33aに侵入し、最伸長時にはクッションリング28の先端がガイド33を貫通してポート25内に侵入する。この時ヘッド側圧力室24内の高圧な作動油は油通孔26とオリフィス31と溝32を介してポート25に流出すると共に一部はガイド33のポート33aの内周とクッションリング28の外周との間の隙間を介して流出し、この隙間とオリフィス31との流動抵抗でクッションが効きピストン22が減速されて急激にシリンダヘッド21、いいかえれば嵌合部30の端面に衝突するのが防止される。 【0028】図2は、本発明の他の実施の形態に係り、これは嵌合部30の圧力室側端部にオリフィス31を備えた油通孔26を斜め方向に向けて形成し、この油通孔26を介してポート25とヘッド側圧力室24とを連通したものである。この実施の形態は、図1の実施の形態に比べると溝32を設けていない点で差異があり、この場合にはオリフィス31を通過した後の油がピストンロッド23又はクッションリング28の外面に当って流速が減じられ、油中の微細な気泡の拡大を防止し、異音の発生を防止している。その他の構造,作用効果は、図1のものと同じである。 【0029】図3は、本発明の他の実施の形態に係り、これは溝32を環状に形成すると共に断面をV字状に形成したV溝としたものである。その他の構造は、図1の構造と同じである。 【0030】図4は、本発明の他の実施の形態に係り、これは溝32を環状に形成すると共に断面をU字状に形成したものである。 【0031】同じく図5(A)(B)は、本発明の他の実施の形態に係り、これは溝32を一つ又は複数を任意の間隔を置いて形成したもので、断面形状を矩形、例えば、コ字状に形成したものである。但し断面形状は、図示のものでなくてもよい。 【0032】同じく図6は、本発明の他の実施の形態に係り、これは溝32を環状に形成すると共に断面形状を矩形とし、更に油通孔26を細くて長いチョークからなる油孔としたものであり、オリフィスを備えずチョーク自体で流動抵抗を出すものである。図3乃至図6の実施の形態は、シリンダヘッド21の断面を図示しているが、他の構造,作用,効果は、図1の実施の形態と同じである。 【0033】図7は、本発明の他の実施の形態に係り、これはシリンダボトム側にクッション装置を設けたものである。即ち、この実施の形態に係る液圧シリンダはシリンダチューブ20の両端にシリンダヘッドとシリンダボトム35とを結合し、シリンダチューブ20内にはピストンロッド23にナット39を介して固定したピストン22が移動自在に挿入され、ピストン22はシリンダチューブ20内にヘッド側圧力室とボトム側圧力室36とを区画し、シリンダボトム35には油圧源に接続する給排ポート37とこの給排ポート37をボトム側圧力室36に連通するポート38を形成している。又ピストンロッド23の端部には最圧縮近傍で上記ポート38に嵌合する突起部40を設けているものである。 【0034】本発明では、更に上記ポート38の圧力室側端部内周に最圧縮近傍で突起部40を嵌合させる環状のガイド41を突設し、シリンダボトム35の圧力室側端部に上記ボトム側圧力室36と上記ポート38とを連通するチョークからなる油通孔42と溝43を上記ガイド41のポート41aを迂回して形成したものである。 【0035】上記の場合、油通孔42は、図1と同じくオリフィスを備えた通孔でもよく、また、図2と同じに溝43を設けないで油通孔42を斜め方向に向けて形成し、油通孔42を通過した油が突起部40の外面に当って流速を減ずるようにしてもよい。 【0036】溝43は、図3乃至図6に示すように環状溝でもよく、一つ又は複数隣設したものでもよく、断面形状が矩形,U字状があってもよい。 【0037】図7の実施の形態では、最圧縮時に突起部40がポート38内に侵入して流動抵抗によるクッションを効かせる。即ち、突起部40がガイド41のポート41a内に侵入するとポート41aの内周と突起部40の外周との間の隙間及び油通孔42を介してボトム側圧力室36の高圧作動油がポート38に流出し、この隙間と油通孔42の流動抵抗でクッションを効かせるものである。そして、上記と同じく油通孔42を通過した後の油は溝43の壁面に当り、流速が減じられることにより油中の気泡の拡大が抑制され、異音の発生の防止が図れる。その他の作用,効果は実質的に、図1のものと同じである。 【0038】 【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。 【0039】■請求項1乃至6の発明によれば、ポートの内周に環状のガイドと、このガイドより給排ポート寄りの溝を形成し、この溝とシリンダヘッド側圧力室又はボトム側圧力室とを連通させる油通孔を設けたので、最伸長近傍又は最圧縮近傍時にシリンダヘッド側圧力室又はボトム側圧力室内の圧油が上記油通孔と溝を介してポート側に噴出するが、この際圧油は溝の壁面に当り、流速が減じられるから油中の微細な気泡の急激な拡大が無く、これにより異音の発生を防止できる。 【0040】■請求項7乃至10の発明によれば、ポートの内周に環状のガイドを突設し、更にガイド内のポートを迂回する斜め方向の油通孔を介してシリンダヘッド側圧力室又はボトム側圧力室をポートに連通させたので、最伸張近傍又は最圧縮近傍時にシリンダヘッド側圧力室又はシリンダボトム側圧力室内の圧油が上記油通孔を介してポート側に噴出するが、この際圧油はピストンロッド外面又はクッションリングの外面、もしくは突起部の外面に当り、流速が減じられるから油中の微細な気泡の急激な拡大が無く、これにより異音の発生を防止できる。 【0041】■更に各請求項の発明によれば、油通孔が圧力室とポートとの間に形成されていることにより油通孔を短かく成形でき、これにより油通孔の穴加工が容易となり、穴加工を行なうドリルの破損等も防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000929 【氏名又は名称】カヤバ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】天野 泉
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| 【公開番号】 |
特開平11−230117 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−52954 |
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