| 【発明の名称】 |
流体圧力シリンダー |
| 【発明者】 |
【氏名】グランベルグ、ルーン
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| 【要約】 |
【課題】低価格で製造可能であり、有効な圧力受付を提供し、さらに大型の製造に適する流体圧力シリンダーの提供。
【解決手段】外部並びに内部シーリングベルトにより遮蔽され且つ封止されるスロット式シリンダーチューブと、チューブ内部に配置されるピストンと、ピストンの動きをシリンダーチューブの外部に移動するための動力伝達手段とから構成し、ピストンは中央本体と、各端部を包囲して本体に直接支持する2つのピストン端部ユニットとからなり、前記ユニットはシリンダー内部のピストン用の案内部材からなり、各ピストン端部ユニットは一体型ピストン密封部材受座からなる流体圧力シリンダー。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】スロットを備えたシリンダーチューブと、そのスロットを封止する内部シーリングベルト10及び外部シーリングベルト11と、シリンダーの内腔内で移動可能なピストンユニット2,5と、ピストンの移動を前記スロットを通してシリンダーチューブの外側の部材に伝える動力伝達手段3とを備え、さらに前記ピストンの両端にピストン密封部材6の受座7と、内外のシーリングベルトとを案内する上部案内手段及び下部案内手段を設けた流体圧力シリンダーにおいて、前記ピストンユニットは中央本体2とその両端を取り囲み本体を直接支持する2つのピストン端部ユニット5とからなり、前記ユニットはシリンダー内側のピストン用の案内部材からなり、さらに各ピストン端部ユニット5は一体型のピストン密封部材受座7からなることを特徴とする流体圧力シリンダー。 【請求項2】 ピストン密封部材6に設けた受座7が、軸方向に延びて半径方向に寸法が減じた溝で形成されていることを特徴とする請求項1記載の流体圧力シリンダー。 【請求項3】 各ピストン端部ユニット5に、シーリングベルト10,11を案内するための下部案内面13、上部案内面14及び内部案内片15を、一体に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の流体圧力シリンダー。 【請求項4】内部シーリングベルトを案内する手段は、前記ベルトの片側と協働するよう各々配置される2つの丸みをつけた案内面からなることを特徴とする請求項3記載のシリンダー。 【請求項5】 外部シーリングベルト11を案内する手段が、シリンダースロットから突出する案内舌部12の上部に設けた案内面14で構成されることを特徴とする請求項3又は4記載の流体圧力シリンダー。 【請求項6】 各ピストン端部ユニット5が、これと一体に形成された緩衝突起8を備えていることを特徴とする上記各請求項のいずれか1項記載の流体圧力シリンダー。 【請求項7】 ピストン端部ユニット5が合成樹脂で製造されていることを特徴とする上記各請求項のいずれか1項記載の流体圧力シリンダー。 【請求項8】 少なくともピストン端部ユニット5と、動力伝達手段3と、シリンダーの外側で滑動可能な固定部材である上部シャトル4とが、一体化されてピストンユニットを構成していることを特徴とする上記各請求項のいずれか1項記載の流体圧力シリンダー。 【請求項9】ピストンユニットが押出し成形本体から作られていることを特徴とする請求項8記載の流体圧力シリンダー。 【請求項10】 ピストン端部ユニット5は、ピストン端部ユニット5をピストン本体2に固定するためにピストン本体内のスナップ係合凹部手段と堅固に協働するに適したスナップ係合手段からなることを特徴とする上記各請求項のいずれか1項記載のシリンダー。 【請求項11】 ピストン端部ユニット5は、内方案内面15を内方シーリングベルト10に支持する部材手段によりピストン本体の回転に対して案内されることを特徴とする上記各請求項のいずれか1項記載のシリンダー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は流体圧力シリンダーに関する。さらに詳述すると、外部及び内部シーリングベルトにより遮蔽され且つ封止されるスロット式シリンダーチューブと、チューブ内部を移動可能に配置されるピストンと、スロットからシリンダーチューブの外部までピストンの移動を伝達するための動力伝達手段とを備えた流体圧力シリンダーに関する。 【0002】 【従来の技術】米国特許第4,555,980号(アーベーメクマン)は、本体の各端部のピストンが環状式ピストン密封部材受入れ用の溝と、部材の内部に、シリンダーチューブ内部にピストン移動を案内するために好ましくはポリアミド製の案内スリーブとからなる上記したような種類の流体圧力シリンダーを開示している。外部、内部シーリングベルト案内は、シリンダーチューブの外部で移動可能なセパレート式シャトル搬送台に順次接続されるピストン本体に、別々に装着される案内部材から構成されている。 【0003】上記公知の流体圧力シリンダーのピストン装置の構造は複雑であり、製造には複数の機械操作と相当の組立作業を前提とする。このため製造費が高く比較的高価な流体圧力シリンダーとなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】別の公知の流体圧力シリンダーでは、管状ピストン本体に部分的に挿通されるか、あるいは別個の連結ロッドにより本体の軸方向外部に装着されるピストン端部ユニットを構成している。これらの構造は同じく複雑であり強度の点で安全性に問題がある。 【0005】本発明の目的は前述の欠点を解消するとともに、低価格で製造可能であり、強度的に安全であり、さらに大型化した流体圧力シリンダーを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために本発明の流体圧力シリンダーは、ピストンがユニット中央本体とその両端を取り囲み本体を直接支持する2つのピストン端部ユニットとからなり、前記ユニットはシリンダー内側のピストン用の案内部材からなり、さらに各ピストン端部ユニットは一体型のピストン密封部材受座からなる。 【0007】 【発明の実施の態様】このようにピストン本体の端部を取り囲む各ピストン端部ユニットはピストン用の案内部材からなるので、複数の利点が得られる。その第1は、実質的にピストン機能はピストン端部ユニットにより提供されるから、ピストン本体を合理的に製造できることである。これらのユニットがピストン案内部材と密封部材用受座とを含む一体型のユニットとして構成することにより、製造工程も組み立て作業も簡単になり、従来より安価で流体圧力シリンダーを製造することが可能となる。同時に圧力分配と強度の面で有効な解決策が提供される。 【0008】好ましくはピストン密封部材に設けた受座が、軸方向に延びて半径方向に寸法が減じた溝で形成されている。 【0009】各ピストン端部ユニットに、シーリングベルトを案内するための下部案内面、上部案内面及び内部案内片を一体に設け、ベルト案内手段はピストン端部ユニットと一体であることから、製造面でさらに好都合である。従来技術によれば、これら部材はピストンと、移動部材と各々に個別に装着される別個の部品から製造される。本発明の目的によれば、装置に含まれる多数の部材を根本的に減少して組立て作業を簡単にする。好ましくは、内部シーリングベルトを案内する手段は、前記ベルトの片側と協働するよう各々配置される2つの丸みをつけた案内面からなり、外部シーリングベルトを案内する手段が、シリンダースロットから突出する案内舌部の上部に設けた案内面で構成される【0010】各ピストン端部ユニットが、これと一体に形成された緩衝突起を備えて装置にさらに利点を提供し、この場合、シリンダー端部壁内のチャネルの絞り成形をより簡単にし流体制限を少なくしてさらに便利したピストンに、緩衝突起が配置されている。 【0011】少なくともピストン端部ユニットと、動力伝達手段と、シリンダーの外側で滑動可能な固定部材である上部シャトルとが、一体化されてピストンユニットを構成し、さらにピストンユニットが押出し成形本体から作られていることによりピストン構造をより簡単にし、ピストンユニット製造を簡潔にさせており、ピストン本体と、動力伝達手段と、上部シャトルとを含むピストンユニット全体は押出しアルミニウム、好ましくは合金アルミニウムの部分成形品として製造される。シーリングベルト用通過チャネルを通すには成形本体の機械加工は本質的に切削と僅かな機械作業に限られている。 【0012】ピストン端部ユニットは、ピストン端部ユニットをピストン本体に固定するためにピストン本体内のスナップロック凹部手段と堅固に協働するのに適したスナップ係合手段からなり、ピストン端部ユニットは、内方案内面を内方シーリングベルトに支持する部材手段によりピストン本体の回転に対して案内されることから、より簡潔な組立て並びに安全な嵌着が保証される。 【0013】 【実施例】以下に本発明を図1乃至3を参照して詳述する。図1において、符号1は本質的に管状のピストン本体2と、シリンダースロットを通る動力伝達手段3と上部シャトル4とを含むピストンユニットを示す。ピストン端部ユニット5はピストン本体の各軸方向外側に固定され、ピストン本体の各端部を取り囲む(図2により詳細に示す)一部スリーブ状の部分5'と、さらに、前記部分5'から軸方向に、ピストン密封部材6の受座7となる半径方向に減寸された突起とからなる。ユニット5の外側には緩衝突起8が配置され、この突起はシリンダーの端部壁に設けられた対応凹部と協働して衝撃の緩衝に寄与し、緩衝突起8の側部にはシリンダーの端部壁への衝撃を緩和するためのバッファ装置9が設けられている。 【0014】符号10および11は、内部シーリングベルトおよび外部シーリングベルトをそれぞれ示し、この両者は通常の種類のものであって差し支えない。シーリングベルト10および11は、それぞれピストン本体の通路2'と、上部シャトル4の通路4'に通されている。図示の具体例では、ピストン端部ユニット5はベルト案内手段を有し、この案内手段は内部シーリングベルトの上面と協働する下部案内面13と、シリンダーのスロットから突出した舌部12(詳細は図2参照)の上に、外部シーリングベルトと協働する上部案内面14を備えている。また、上部シャトル4は外部シーリングベルト11の上面と協働する通常の種類の押圧部材20を備えている。 【0015】それぞれのピストン端部ユニット5には、スナップ係合手段16が設けられているが、このスナップ係合手段はピストン本体2が嵌りこむ方向に向かって先細りの傾斜面を持つピンで構成され、ピストン本体の表面にはピンに対応する窪みが設けられている。 【0016】図2は、断面が長楕円形であるピストンに適用されるピストン端部5の斜視図であって、このユニットにはシリンダーの内側に当該ユニットを案内する案内面17と、軸方向に突き出た受座7と、軸方向の最も外側に配された緩衝突起8と、横向きに配されたバッファ9が設けられている。このバッファ9は、端部ユニット5に設けた凹部に挿入可能な任意の材料で端部ユニットと一体に形成してもよい。図2には、ベルト案内舌部12の上に設けた上部案内面と、その下に位置する下部案内面13と内部案内面15が示されている。 【0017】図3は案内面17を備えたスリーブ状部分5'をさらに詳細に示す端面図である。図3に最も明確に図示される中空形状により、端部ユニットに隙間なく挿入されてスリーブ部分内部に配置されるピストン本体がシリンダーチューブ内での移動に際して上手く案内される。スナップ係合手段16は端部ユニット5の下方内面中央部に傾斜ピンとして示されている。 【0018】本発明は添付特許請求の範囲を逸脱することなく変更可能であり、ベルト案内や緩衝突起のないピストン端部ユニットを有するシリンダーも保護範囲に含まれるものの、このような部材をユニット式に一体化することが特に好ましい。ピストン端部ユニットをピストン本体に固着する手段にも、図示した以外の手段が採用可能であって、例えば、スナップ係合手段を別の位置に設けたり、これを互いに係合する溝と隆起に代替させたり、あるいは別の係合ピンに代替させたりすることができる。ピストン端部ユニットは通常開放方向には力を受けないので、ピストン本体との係合をそれほど複雑にする必要はない。圧力流体とピストンとの間の押圧力は、ピストン本体とピストン端部ユニットとの接触面を介して伝達される。ピストンユニットは図示とは異なる形状とすることができ、例えば、ピストン本体は管状の代わりに逆U字形とすることができる。 【0019】 【発明の効果】本発明の流体圧力シリンダーは、ピストン案内部材と密封部材用受座を含む一体型のユニットにより、製造工程も並びに組み立て作業も簡潔にし得て、従来より安価に製造可能である。 【0020】
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| 【出願人】 |
【識別番号】596062705 【氏名又は名称】アーベー・レックスロス・メクマン 【氏名又は名称原語表記】AB Rexroth Mecman
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)10月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡澤 英世 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−230113 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−309953 |
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