| 【発明の名称】 |
ロッドレスシリンダのクッション装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】野田 光雄
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| 【要約】 |
【課題】ストロ−クエンド付近でのピストンによる推力とピストンマウント上のワ−ク荷重による慣性エネルギ−とを確実に吸収することでピストンヨ−クに起こる動的曲げモ−メントを極めて少なくし、更に、組付けの手間が少なく安価に実施できるロッドレスシリンダのクッション装置を提供する。
【解決手段】ピストン20と端部材10(11)の間にはピストン20と衝接する内部ゴムダンパ70を設け、外側移動体26と端部材10(11)の間には外側移動体26と衝接する外部ゴムダンパ80を設け、内部ゴムダンパ70にはピストン20による推力を吸収するための突起部70cを設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端を端部材で塞がれたシリンダチュ−ブに設けた長手方向のスリットを介して、チュ−ブ内側のピストンの動きを、チュ−ブ外側の、ピストンと一体の外側移動体に伝達し、前記スリットは、内外シ−ルバンドで塞いで成る流体圧作動のロッドレスシリンダにおいて、ピストンと端部材の間にはピストンと衝接する内部ゴムダンパを設け、外側移動体と端部材の間には外側移動体と衝接する外部ゴムダンパを設けたことを特徴とするロッドレスシリンダのクッション装置。 【請求項2】 一方のゴムダンパには対応する衝接部材の移動エネルギ−を吸収するための突起部を設け、そのゴムダンパに対応する衝接部材が衝接した後、他方のゴムダンパに対応する衝接部材が衝接するように構成したことを特徴とする請求項1記載のロッドレスシリンダのクッション装置。 【請求項3】 突起部を設けたゴムダンパが、スプリング硬度60〜90のニトリルゴムから成形して成ることを特徴とする請求項2記載のロッドレスシリンダのクッション装置。 【請求項4】 突起部を設けたゴムダンパには対応する衝接部材に向けて突起部より太径のダンパ挿入孔を設け、そのダンパ挿入孔から棒状の突起部が所定量突出するように成形して成ることを特徴とする請求項2又は3記載のロッドレスシリンダのクッション装置。 【請求項5】 内部ゴムダンパは、端部材のシリンダチュ−ブへの嵌入軸部内端に設けてあり、内部ゴムダンパを嵌入軸部に設けることで、嵌入軸部とシリンダチュ−ブとの間のシ−ル材が保持されるシ−ル材保持溝が構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のロッドレスシリンダのクッション装置。 【請求項6】 シリンダチュ−ブには、スリットと平行に端部材取付用の取付溝が全長に亘って設けられ、その取付溝は、外側に向いた開口部から内側が拡がった断面形状を成し、取付溝にタッピンねじを捩じ込んでシリンダチュ−ブ端面に端部材を取り付け、外部ゴムダンパには、前記タッピンねじの捩じ込み部分を覆う覆い部分を一体に設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のロッドレスシリンダのクッション装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧作動のロッドレスシリンダのクッション装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ロッドレスシリンダのクッション装置は、■シリンダキャップにダンパ挿入孔をピストンに向けて開口して形成し、このダンパ挿入孔に段付形状の棒状ゴムダンパを軸方向に挿入し、棒状ゴムダンパがピストンのストロ−クエンド付近で軸方向圧縮力を受けた時に、棒状ゴムダンパが軸方向にたわみ、かつ、その太さが径方向に拡開してピストンを停止させるもの(特公平8−19924号)、■図5に示すように、ピストンとエンドカバ−Aの間にエアクッションBを設け、更にエンドカバ−Aに取り付けられた内外シ−ルバンドC・Dの間にピストンとピストンマウントをつなぐピストンヨ−クと衝接するダンパEが埋め込まれたもの、■外側移動体と衝接するストッパまたはショックアブソ−バを取付ブラケットを介してシリンダチュ−ブに締結するもの(特公平6−74801号等)などが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記■では、ピストンが所定の速度で左行又は、右行すると、そのストロ−クエンド付近でピストンが棒状ゴムダンパに衝接して軸方向圧縮力(ピストンの推力によるエネルギ−とピストンマウント上のワ−ク荷重による慣性エネルギ−)が棒状ゴムダンパに作用する。すると、棒状ゴムダンパはシリンダキャップからの突出部分が軸方向に圧縮される。その突出長さを大きくすることで、ピストンは停止までの制動距離が長くなり、ピストンにかかる加速度が小さくなるものである。しかし、ピストンとピストンマウントはピストンヨ−クによって上下方向に距離が離れて連結されているため、ピストン推力は吸収できるものの、ピストン軸芯に対して偏荷重として作用するピストンマウント上の荷重による慣性エネルギ−を棒状ゴムダンパでは完全に吸収できずにピストンヨ−クに動的曲げモ−メントを発生させる問題があった。 【0004】■では、内部のエアクッションの他にダンパを内外シ−ルバンド間に設けてあるために、通常、ピストンマウントの長手長さより短いピストンヨークの前後に、ダンパ衝接用の別部材を必要として部品点数、組付けの手間が多い上に、ピストンマウントにより近い位置に前記ダンパが配置されているとはいえ、ピストンマウント上に取付られるワークなどの搬送物による慣性エネルギ−を確実に吸収するためには、それらの荷重との距離がまだ離れており、それらの荷重が依然として偏荷重として作用する結果、ピストンヨークに作用する動的曲げモーメントが小さくできない問題があった。更に■のストッパーを用いたものでは、外部移動体のストロークは規制できるが、外側移動体との間で衝接音が発生し好ましくない。また、ショックアブソーバは高価となる。そこで、本発明の課題は、ストロ−クエンド付近でのピストンによる推力とピストンマウント上のワ−ク荷重による慣性エネルギ−とを確実に吸収することでピストンヨ−クに起こる動的曲げモ−メントを極めて少なくし、更に、組付けの手間が少なく安価に実施できるロッドレスシリンダのクッション装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】両端を端部材で塞がれたシリンダチュ−ブに設けた長手方向のスリットを介して、チュ−ブ内側のピストンの動きを、チュ−ブ外側の、ピストンと一体の外側移動体に伝達し、前記スリットは、内外シ−ルバンドで塞いで成る流体圧作動のロッドレスシリンダにおいて、ピストンと端部材の間にはピストンと衝接する内部ゴムダンパを設け、外側移動体と端部材の間には外側移動体と衝接する外部ゴムダンパを設けた。 【0006】一方のゴムダンパには対応する衝接部材の移動エネルギ−を吸収するための突起部を設け、そのゴムダンパに対応する衝接部材が衝接した後、他方のゴムダンパに対応する衝接部材が衝接するように構成した。具体的には、突起部を設けたゴムダンパが、スプリング硬度60〜90のニトリルゴムから成形され、更に、対応する衝接部材に向けて突起部より太径のダンパ挿入孔を設け、そのダンパ挿入孔から棒状の突起部が所定量突出するように成形して成る。 【0007】内部ゴムダンパは、端部材のシリンダチュ−ブへの嵌入軸部内端に設けてあり、内部ゴムダンパを嵌入軸部に設けることで、嵌入軸部とシリンダチュ−ブとの間のシ−ル材が保持されるシ−ル材保持溝が構成される。 【0008】シリンダチュ−ブには、スリットと平行に端部材取付用の取付溝が全長に亘って設けられ、その取付溝は、外側に向いた開口部から内側が拡がった断面形状を成し、取付溝にタッピンねじを捩じ込んでシリンダチュ−ブ端面に端部材を取り付け、外部ゴムダンパには、前記タッピンねじの捩じ込み部分を覆う覆い部分を一体に設けた。 【0009】 【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照して説明する。流体(空気)圧作動のロッドレスシリンダ1を例に説明する。図1〜4において、非磁性材料(例えばアルミニウム合金)を押出し、もしくは、引き抜き成形して成るチュ−ブ(シリンダチュ−ブ)2は、非円形(長円形)のシリンダ孔2aを有すると共に、その長手方向全長に亘って、開口部として例示するスリット3が形成してある。シリンダチュ−ブ2には、断面でみて、前記シリンダ孔2aとスリット3の他に、幅方向左右の側壁外面にシリンダ孔2aと平行に、端部材取付用の取付溝4とセンサ取付溝5とが形成されている。取付溝4は、外方に向く開口部4aを有し、内側に向けて前記開口部4aより拡がっており、丸孔の一部が切り欠かれた形状となっている。 【0010】シリンダチュ−ブ2の長手両端部は、端部材として例示する、チュ−ブ2上面より上方に突出した形状のエンドキャップ10,11で塞がれ、エンドキャップ10,11間にシリンダ室6を形成している。エンドキャップ10とエンドキャップ11とは、左右形状が対称となっているのみで同様であるから、以下、エンドキャップ10を示す各図に基づいて説明する。エンドキャップ10(11)とシリンダチュ−ブ2とは、エンドキャップ10(11)の嵌入軸部12をシリンダガスケット13を介してピストン孔2a端部に嵌入すると共に、チュ−ブ2のスリット3端部に後述の中間壁部36の突出部36aがきっちりと嵌合した状態で、自体の捩じ込みにより下孔に雌ねじを形成して締結されるタッピンねじ(例えばJIS(日本工業規格)B−1122に規定されているような)14を、前記端部材取付用の取付溝4の端部に捩じ込むことにより、エンドキャップ10(11)のチュ−ブ2に対する幅方向位置を決めて結合されている。この結合構成により、端部材取付用の取付溝4の端部には、予め雌ねじを形成する必要がなく、加工工数を少なくできる。タッピンねじ14による結合個所は、エンドキャップ10(11)の側面に形成されている流体給排ポ−ト15との関係で、エンドキャップ10(11)について各3か所である。 【0011】シリンダ室6は、両端にピストンエンド21を有する内側移動体(後述の移動体の内側部材)としてのピストン20により前後シリンダ室6A,6Bに区画されている。ピストン20において、ピストンパッキン21aを備えたピストンエンド21,21の中間部のピストン本体20aには、前記スリット3を貫通する力伝達部材(ピストンヨ−ク)22が一体成形されている。その力伝達部材22は、チュ−ブ2外側において左右に拡がり、外側移動体の本体部材としてのピストンマウント23となっている。ピストンマウント23は、幅方向左右壁23a,23bの前後が前後壁23c,23dで連続した環状となっており、後述の外シ−ルバンド31の通過する、前壁23cからピストンヨ−ク22上方を経て後壁23dに至る間のバンド通過空間24を樹脂材料から成るカバ−部材25で塞いで外側移動体26を構成している。これらのピストン本体20a、力伝達部材22、ピストンマウント23とは全体がアルミニウム合金から成る単一部材となっている。ピストンマウント23の下端外側には、全周に亘ってスクレ−パ28が取り付けられ、シリンダチュ−ブ2の上面(スリット開口方向側外面)との間とピストンマウント23の下面との間の隙間からの塵埃侵入を防止している。 【0012】エンドキャップ10(11)は、軽量化、また、低コスト化のために、プラスチックなどの合成樹脂材の成形品である。エンドキャップ10(11)には、内外シ−ルバンド30,31と対応して、中間壁部36の上下にバンド嵌入孔32,33が形成されている。各嵌入孔32,33は、その左右幅が、対応する内外シ−ルバンド30,31がきっちり嵌まり込んで各シ−ルバンド30,31の左右位置を位置決めできるように適合させてあってもよいが、この実施形態では、バンド幅より充分大きくしてある。また、内シ−ルバンド30用のバンド嵌入孔32の高さは、内シ−ルバンド30の厚みよりも充分大きな高さになっており、内外シ−ルバンド30,31で上下を挟まれた空間Sと連通している。バンド嵌入孔32に連続して、エンドキャップ10(11)の外部空間と連通する連通孔34がエンドキャップ10(11)に設けてある。エンドキャップ10(11)には、前記上側のバンド嵌入孔33の上側から、前記中間壁部36、及び前記下側のバンド嵌入孔32の下側にまたがって、ピン孔38が形成されている。 【0013】スリット3を内側と外側から塞ぐ内外シ−ルバンド30,31は、前記ピストンヨ−ク22の上下を通ってその両端が各エンドキャップ10(11)に達している。内外シ−ルバンド30,31は、厚みの薄い可撓性バンドであり、例えばスチ−ルバンドなどの磁性材料から成る。内外シ−ルバンド30,31は周知のように、スリット3の幅を有している。シ−ルバンド30の長手両端には、前記エンドキャップ10(11)の各ピン孔38と対応する位置に取付孔が形成してある。シ−ルバンド31の長手両端には、前記エンドキャップ10(11)の各ピン孔38と対応する位置に取付孔が形成してある。各シ−ルバンド30,31は、それらの両端を前記対応するバンド嵌入孔32,33に嵌め込み、シ−ルバンド30,31の取付孔と、エンドキャップ10(11)のピン孔38とを一致させた状態で、外方から取付ピン39をピン孔38に嵌め込んで、エンドキャップ10(11)に連結される。さらに取付ピン39を抜け止めするカバ−56をエンドキャップ10(11)に着脱自在に嵌め込む。ピン孔38と取付ピン39との嵌め込み状態は、指で押し込み、かつ、指でつまんで抜くことのできる程度の嵌め込み状態であるのが好ましい。取付ピン39は、両エンドキャップ10(11)で互いに平行となっており、エンドキャップ10(11)の上下部と中間部が支持されるから、単に、取付ピン39をエンドキャップ10(11)に嵌め込むだけでシ−ルバンド30,31のエンドキャップ10(11)への取付けができ、ねじなどを使用しないので、組み付けの手間が大幅に軽減される。 【0014】これらの内外シ−ルバンド30,31を吸着するための磁石45が、チュ−ブ2外面において、スリット3両側に長手に沿って配置されている。ピストンヨ−ク22を通過している部分を除いて、内シ−ルバンド30は、その磁気吸着力とシリンダ室6に加わる流体圧力によりスリット3を内側から塞ぎ、また、外シ−ルバンド31は前記磁気吸着力によりスリット3を外側から塞ぐ。 【0015】エンドキャップ10(11)のチュ−ブ2への嵌入軸部12の先端には、ピストン20の端部とピストンストロ−クエンドで衝接する内部ゴムダンパ70が設けてある。内部ゴムダンパ70を嵌入軸部12の先端に接着等で固定することで嵌入軸部12と内部ゴムダンパ70の間にシリンダガスケット13を保持するシリンダガスケット保持溝16を構成する。エンドキャップ10(11)側面に設けた給排ポ−ト15からの流体は、エンドキャップ10(11)の給排孔71及び、内部ゴムダンパ70の中心に設けた給排孔72を介して、対応するシリンダ室6に給排され、これによりピストン20即ち外側移動体26が左右移動する。内部ゴムダンパ70には、ピストン20と対向する前端面70aにダンパ挿入孔70bが設けられている。そのダンパ挿入孔70bから棒状の突起部70cが左右に一対ピストン20方向に突出している。ダンパ挿入孔70bは棒状の突起部70cの径より太径であり、その大きさは突起部70cが所定の軸方向圧縮力を受けた時に、突起部70cが軸方向にたわみ、かつ、その太さが径方向に拡開したときにダンパ挿入孔70bに突起部70cが収まる大きさであり、内部ゴムダンパ70は突起部70cが軸方向にたわみ易くするために、反発性の比較的低い材質であるニトリルゴムが好ましい。 【0016】エンドキャップ10(11)の外側移動体26(ピストンマウント23)と対応する軸方向内側には、外側移動体26のストロ−クエンドで外側移動体26の前壁23c(後壁23d)と衝接して外側移動体26及びその上のワ−ク荷重による慣性エネルギ−を吸収するための外部ゴムダンパ80が設けてある。外部ゴムダンパ80の前端面80aには、軸方向にたわみ易くするために軸方向に対して上下方向の複数の溝80bが設けてあり、その背面には幅方向位置決めのための左右一対の凸部80cがエンドキャップ10(11)の凹部80dに嵌まり込んでいる。又、外部ゴムダンパ80の幅方向下端部は軸方向内側に伸びた伸長部分81に形成され、その伸長部分81の先端に嵌め込み部82が設けてあり、外部ゴムダンパ80の背面をエンドキャップ10(11)に当て付けた状態でチュ−ブ2外面の取付溝4に嵌め込み部82を嵌め込むと、ちょうどタッピンねじ14の先端より軸方向内方位置にその嵌め込み部82が位置し、エンドキャップ10(11)をチュ−ブ2端に固定する夫々上側2本のタッピンねじ14が覆われて外部から見えなくなるようになっている。このように外部ゴムダンパ80は、背面の凸部80cをエンドキャップ10(11)の凹部80dに嵌め込み、嵌め込み部82を取付溝4に嵌め込んで、チューブ外側において、エンドキャップ10(11)に取付られるから、取付、取外しが極めて簡便である。 【0017】ピストンマウント23上にワークその他の被搬送物による荷重をかけてピストン20が所定の速度で左行、又は、右行すると、そのストロークエンド付近で、先ず、ピストン20が内部ゴムダンパ70に当接し始め、ピストン20による軸方向推力と、前記荷重による慣性エネルギが内部ゴムダンパ70に作用し始める。すると、棒状の突起部70cは軸方向に圧縮されつつそれと直交する方向(径方向)に拡開する。突起部70cを棒状としたことで、その荷重を受ける面積に対する長さの割合が大きくなり、軸方向の撓みが大きくなる。そして、この撓みで生じる拡開変位は突起部70cとダンパ挿入孔70bとの間に径方向の隙間があるので、突起部70cがダンパ挿入孔70bに圧接するまで容易に変形する。軸方向の撓みが大きいことにより、長いクッションストロークとなるから、ピストン20は停止までの制動距離が長くなり、その結果、ピストン20にかかる加速度が小さくなり、ピストン20を滑らかに停止させようとする。そして、突起部70cの拡開がダンパ挿入孔70bで規制されると突起部70cの軸方向撓みも規制され、突起部70cの撓みによりピストン20は前記エネルギを吸収されつつ、内部ゴムダンパ70の前端面70aに衝接する。 【0018】内部ゴムダンパ70の前端面70aにピストン20が衝接するタイミングと相前後して、外部ゴムダンパ80に外側移動体26が衝接し始め、ピストン20,外部移動体26の停止に向けて、残ったエネルギ−を吸収する。このとき、外側移動体26(ピストンマウント23)の前壁23cが、その前壁23cと略同じ高さ位置で設けた外部ゴムダンパ80に衝接するから、図5に示すものより、ピストンマウント23上の荷重により近い位置で荷重による慣性エネルギを負荷する結果、荷重が偏荷重として作用する度合いを極めて小さくでき、ピストンヨーク22に動的曲げモーメントが加わることを少なくでき、また、ピストンマウント20との衝接音も極めて小さくなる。 【0019】本実施例では、内部ゴムダンパ70に突起部70cを設けて先に内部ゴムダンパ70にピストン20を作用させて、その後、外部ゴムダンパ80にピストンマウント23を作用させるようにしたが、外部ゴムダンパ80に突起部を設けて先にピストンマウント23に作用させ、その後、内部ゴムダンパにピストンを作用するようにしてもよい。また、内外部ゴムダンパに同時にピストン、ピストンマウントが作用するようにしてもよい。 【0020】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、内外部ゴムダンパで、ピストンの推力と外側移動体とそれに取り付けた荷重による慣性エネルギを負荷するようにし、しかも、外部ゴムダンパを外側移動体と衝接するように設けたから、外部移動体の荷重により近い位置で荷重による慣性エネルギを負荷する結果、荷重が偏荷重として作用する度合いを極めて小さくでき、ピストンヨークに動的曲げモーメントが加わることを少なくできる。又、内外部ゴムダンパとしたので、アブソーバを外部に設ける場合より安価である。また、チューブ外側に外部ゴムダンパを設けるから、取付、取外しが容易で、制動時の衝接音を吸収できる。 【0021】また、本願では、棒状の突起部より太径のダンパ挿入孔から、棒状の突起部を所定量突出させるようにしたから、突起部の長さがその断面積に対して大きな割合となり、同一圧縮量が作用しても、その軸方向変形量が大きく、そのように軸方向変形量が大きくなっても、その径方向の拡開変位が自在であり、従って、拡開変位を大きくできる分だけ、突起部の突出量を大きくでき、これによって、クッションストロークが長くなるから、ピストン制動時の加速度を小さくでき、滑らかに停止できる。 【0022】更に、本願では、内部ゴムダンパを端部材の嵌入軸部に設けることで、シール材保持溝を形成するようにしたので、内部ゴムダンパの端部材への取付により同時にシール材保持溝が形成でき、組立が容易である。 【0023】さらに本願の外部ゴムダンパによれば、外部ゴムダンパをシリンダチューブに取り付けることで覆い部分により端部材とシリンダチューブの結合に用いるタッピンねじを目かくしでき、外観形状を向上できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241588 【氏名又は名称】豊和工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月19日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−13712 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月22日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−180343 |
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