| 【発明の名称】 |
エンジン始動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】久和原 茂明
【氏名】中村 満
【氏名】佐藤 和宏
【氏名】清水 敬三
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成によって、第2大ギヤからロープ巻き付けプーリへ潤滑油が飛散することを防止し、始動用ロープが第2大ギヤに噛み込むことを防止すること。第2大ギヤとロープ巻き付けプーリとを、同軸上に接近して配置できること。
【解決手段】エンジン始動装置20は、同一ケース21にセルスタータ機構30とリコイルスタータ機構40を収納したものである。セルスタータ機構30の第2大ギヤ36とリコイルスタータ機構40のロープ巻き付けプーリ42とを、同軸上に並べて配置した。ロープ巻き付けプーリ42を、ケース21内面から延ばした周壁部22nで囲った。第2大ギヤの歯36aの側端面に且つロープ巻き付けプーリ42を臨む面に、フランジ36bを設けた。周壁部22nの先端22pを、フランジ36bのごく近くまで延ばした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 同一ケースにセルスタータ機構とリコイルスタータ機構とを収納したエンジン始動装置において、前記セルスタータ機構の最終ギヤと前記リコイルスタータ機構のロープ巻き付けプーリとを同軸上に並べて配置し、このロープ巻き付けプーリをケース内面から延ばした周壁部で囲うとともに、最終ギヤの歯の側端面に且つロープ巻き付けプーリを臨む面にフランジを設け、このフランジに前記周壁部の先端をごく近くまで延ばしたことを特徴とするエンジン始動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、セルスタータ機構並びにリコイルスタータ機構によって始動するエンジン始動装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】エンジン始動装置は、ケースに収納されたセルスタータ機構並びにリコイルスタータ機構で、クランク軸を始動する形式のものが多種類あり、例えば、実開昭63−100674号公報「エンジンの始動装置」がある。上記従来の技術は、その公報の第1図によれば、マグネト室4(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)にスタータモータ17のスピンドル17a並びにピニオンギヤ本体16を収納し、また、マグネト室4と隣接したリコイル室6にリコイルスタータ20を収納したものである。 【0003】リコイルスタータ20のリコイルリール20aとピニオンギヤ本体16とは、同軸上に並べて配置し、しかも、隔壁5で分離した別々の室4,6に収納したものである。スタータモータ17でピニオンギヤ本体16並びにマグネト装置9を介して、クランクシャフト7を始動可能であり、また、リコイルスタータ20でピニオンギヤ本体16並びにマグネト装置9を介して、クランクシャフト7を始動可能である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ピニオンギヤ本体16とリコイルスタータ20を別々の室4,6に収納したので、ギヤの歯に付着した潤滑油が飛散してリコイルスタータ20のコイルロープ20bを汚したり、コイルロープ20bがギヤの歯に噛み込む心配はない。しかし、2つの室4,6を設けるので、エンジン始動装置は複雑な構造になり、しかも、大型にならざるを得ない。 【0005】そこで、本発明の目的は、簡単な構成によって、ギヤからロープ巻き付けプーリへ潤滑油が飛散することを防止するとともに、始動用ロープがギヤに噛み込むことを防止し、しかも、ギヤとロープ巻き付けプーリとを同軸上に接近して配置することができるエンジン始動装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1は、同一ケースにセルスタータ機構とリコイルスタータ機構とを収納したエンジン始動装置において、セルスタータ機構の最終ギヤとリコイルスタータ機構のロープ巻き付けプーリとを同軸上に並べて配置し、このロープ巻き付けプーリをケース内面から延ばした周壁部で囲うとともに、最終ギヤの歯の側端面に且つロープ巻き付けプーリを臨む面にフランジを設け、このフランジに周壁部の先端をごく近くまで延ばしたことを特徴とする。 【0007】最終ギヤの歯の側端面にはフランジがある。また、ロープ巻き付けプーリを囲った周壁部の先端とフランジとの間には、微小の隙間しかない。すなわち、周壁部とフランジと隙間とで、いわゆるラビリンスシールが完成し、このシール構造により、最終ギヤの歯に付着した潤滑油(グリースを含む)がロープ巻き付けプーリの方へ飛散することを防止することができる。しかも、周壁部の先端とフランジとの間の隙間は微小であり、この隙間から緩んだ始動用ロープが抜出ることはない。潤滑油で始動用ロープが汚れたり、始動用ロープが最終ギヤの歯に噛み込む心配がないので、ロープ巻き付けプーリと最終ギヤとを、同軸上に且つ同一ケース内に、接近させて配置することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図1は本発明に係るエンジン始動装置を取付けたエンジンの側面図であり、エンジン1のクランク軸中心O1に中心を合せてエンジン始動装置20を3個の取付ボルトB1,B2,B3でエンジン1側に取付けたことを示す。エンジン1は、4サイクルガソリンエンジンからなり、図示せぬクランク軸を図表裏方向に向けた水平置き形式のエンジン(ホリゾンタルエンジン)である。図中、2はエアクリーナ、3は気化器、4は燃料タンクである。 【0009】図2は本発明に係るエンジン始動装置の側面図である。エンジン始動装置20は、ケース21に上記図1に示す取付ボルトB1,B2,B3を通すための、3個のボルト孔22h,22i,22jを、出力軸中心O2を中心とした共通のピッチサークルd上に120゜間隔で設けたものであり、このうち、最上部の1個を第1ボルト孔22hとし、図反時計廻りに見て他を第2ボルト孔22iと第3ボルト孔22jとする。 【0010】さらにケース21は、第1ボルト孔22hの近傍にリコイルスタータ機構の始動用ロープ引出し口22kを配置し、この始動用ロープ引出し口22kが第1・第2ボルト孔22h,22i間にあるときに、第1・第3ボルト孔22h,22j間にセルスタータ機構のスタータモータ31を配置したことを特徴とする。ここで、第1ボルト孔22hの方位をD0、始動用ロープ引出し口22kの方位をD1、スタータモータ31の方位をD2としたとき、次の(1)〜(3)の関係になる。 (1) 始動用ロープ引出し口22kの方位D1は、第1ボルト孔22hの方位D0から第2ボルト孔22i側へ角度θ1(約20゜)だけ寄せた方位にある。 (2) スタータモータ31の方位D2は、第1ボルト孔22hの方位D0から第3ボルト22j孔側へ角度θ2(約70゜)だけ寄せた方位にある。 (3) 始動用ロープ引出し口22kの方位D1と、スタータモータ31の方位D2との間の角度θ3はθ1+θ2であり、概ね90゜になる。 【0011】図3は図2の3−3線断面図である。エンジン始動装置20は、ケース21と、そのケース内空間(空間)Sに収納したセルスタータ機構30並びにリコイルスタータ機構40とからなる。ケース21は、カップ状アウタケース22に略平板状インナケース23を重ねてビス24…で止めたものであり、ケース内空間Sを形成する。ここで、「セルスタータ機構30」とは、スタータモータ31を廻してクランク軸を始動する自動始動機構(セルフスタータ)を言う。また、「リコイルスタータ機構」とは、ケース21内に自動的に巻き込まれる始動用ロープ41によってクランク軸を始動する、ロープ始動機構を言う。 【0012】セルスタータ機構30は、スタータモータ(始動電動機)31と、スタータモータ31の出力軸31aに取付ける第1小ギヤ32と、第1小ギヤ32と噛み合う第1大ギヤ33と、第1大ギヤ33に第1ワンウエイクラッチ34を介して連結する第2小ギヤ35と、第2小ギヤ35と噛み合う第2大ギヤ(最終ギヤ)36と、第2大ギヤ36にラバーダンパ37を介して連結する出力軸38とからなる。 【0013】一方、リコイルスタータ機構40は、始動用ロープ41を巻き付けるロープ巻き付けプーリ42と、ロープ巻き付けプーリ42を元の位置に自動復帰させるリターンスプリング43と、ロープ巻き付けプーリ42に第2ワンウエイクラッチ44を介して連結する前記第2大ギヤ36と、第2大ギヤ36にラバーダンパ37を介して連結する前記出力軸38とからなる。 【0014】第1大ギヤ33と第2小ギヤ35とは、第1中間軸51上に並べて回転自在に取付けたものである。第2大ギヤ35と略筒状の出力軸38とは、第2中間軸52上に並べて回転自在に取付けたものである。ロープ巻き付けプーリ42は、支軸部22bに回転自在に取付けたものである。なお、第2中間軸52は中心が出力軸中心O2に合致して、アウタケース22にボルト53で止めたスリーブ状の軸である。支軸部22bは中心が出力軸中心O2に合致して、アウタケース22の内底壁22aから突出させたものである。 【0015】第1ワンウエイクラッチ34は、第1大ギヤ33から第2小ギヤ35への動力伝達が可能で、第2小ギヤ35から第1大ギヤ33への動力伝達が不能な一方向クラッチである。また、第2ワンウエイクラッチ44は、ロープ巻き付けプーリ42から第2大ギヤ36への動力伝達が可能で、第2大ギヤ36からロープ巻き付けプーリ42への動力伝達が不能な一方向クラッチである。ラバーダンパ37は、第2大ギヤ36と出力軸38との間の脈動や振動を緩和する役割を果たす。図中、54はエンジンが停止するときにロープ巻き付けプーリ42の逆転作用を防止するラチェットガイドである。 【0016】アウタケース22は、内底壁22aにモータ取付座22cを形成し、このモータ取付座22cにスタータモータ31の前部(出力側)をボルト55で取付け、さらに、スタータモータ31の後部をアウタケース22から後方へ突出し、その突出した部分をモータカバー56で覆ったものである。57はカバー止めビスである。さらにアウタケース22は、エンジン側(図左側)へ壁部22dを延ばし、壁部22dに想像線にて示す第2のルーバ22eを形成し、壁部22dの先端にフランジ22fを形成し、フランジ22fの一部に3個の取付脚部22g…(この図では1個のみ示す。また、…は複数を示す。以下同じ。)を形成したものである。取付脚部22g…は第1〜第3ボルト孔22h,22i,22jを有する。なお、22mは第2のルーバ22eの隙間からなる第2外気取入れ口、hは第2外気取入れ口22mの高さである。 【0017】インナケース23は、出力軸38が突出する外面23aからエンジン側(図左側)へ第1のルーバ23bを延ばしたものである。第1のルーバ23bは、取付脚部22gの端面から突出しない長さに形成したものである。 【0018】以上の説明から明らかなように、本発明は、インナケース23の外面23aからエンジン側へ第1のルーバ23bを延ばし、アウタケース22の壁部22dをエンジン側へ延ばし、壁部22dに第2のルーバ22eを形成し、壁部22dの先端に取付脚部22gを形成したことを特徴とする。スタータモータ中心(並びにモータ取付座中心)はO3、第1中間軸中心はO4である。なお、第1中間軸中心O4の方位D3は、図2に示すように、第1ボルト孔22hの方位D0とスタータモータ31の方位D2との間にある。 【0019】また、本発明のエンジン始動装置20は、同一のケース21にセルスタータ機構30とリコイルスタータ機構40とを収納し、セルスタータ機構30の最終ギヤとしての第2大ギヤ36と、ロープ巻き付けプーリ42とを同軸上(出力軸中心O2上)に並べて配置したことを特徴とする。 【0020】図4は本発明に係る最終ギヤとロープ巻き付けプーリとの関係を示す要部断面図である。アウタケース22はケース内面から、すなわち、内底壁22aからインナケース23へ向って筒状の周壁部22nを延ばし、これらの内底壁22a並びに周壁部22nで、ロープ巻き付けプーリ42を囲ったものである。但し、ロープ巻き付けプーリ42のうち、第2大ギヤ36に臨む面は、第2大ギヤ36があるので、囲う必要がない。 【0021】一方、第2大ギヤ36は、歯36aの側端面に且つロープ巻き付けプーリ42を臨む面にフランジ36bを設けたものである。従って、第2大ギヤ36は全周にわたるフランジ36bを有する。周壁部22nは先端22pを、フランジ36bのごく近くまで延ばしたものであり、先端22pとフランジ36bとの間の隙間S0は微小である。この隙間S0の大きさδは、歯36aに付着した潤滑油(グリースを含む)が通過しにくく、しかも、始動用ロープ41が通過不能な大きさである。 【0022】図5は本発明に係る最終ギヤのフランジと周壁部との関係を説明する作用図である。第2大ギヤ(最終ギヤ)36の歯36aの側端面にはフランジ36bがある。また、ロープ巻き付けプーリ42を囲った周壁部22nの先端22pとフランジ36bとの間には、微小の隙間S0しかない。これらの周壁部22nとフランジ36bと隙間S0とで、いわゆるラビリンスシールを完成し、このシール構造により、第2大ギヤ36の歯36aに付着した潤滑油(グリースを含む)Gが、ロープ巻き付けプーリ42の方へ飛散することを防止することができる。この結果、潤滑油Gで始動用ロープ41が汚れる心配はない。 【0023】しかも、周壁部22nの先端22pとフランジ36bとの間の隙間S0は微小であり、この隙間S0から緩んだ始動用ロープ41が抜出ることはない。この結果、始動用ロープ41が第2大ギヤ36の歯36aに噛み込む心配はない。 【0024】潤滑油Gで始動用ロープ41が汚れたり、始動用ロープ41が第2大ギヤ36の歯36aに噛み込む心配がないので、ロープ巻き付けプーリ42と第2大ギヤ36とを、同軸上(出力軸中心O2上)に且つ同一ケース21内に、接近させて配置することができる。この結果、エンジン始動装置20は小型になる。しかも、ケース21から周壁部22nを延ばすとともに、第2大ギヤ36の歯36aの側端面にフランジ36bを設けただけの、簡単な構成でよい。 【0025】図6は本発明に係るエンジン始動装置をエンジンに取付けた状態の要部断面図であり、クランク軸中心O1と出力軸中心O2とを一致させて、エンジン始動装置20を配置したことを示す。エンジン1は、例えば負荷としての発電機11を駆動する発電機駆動エンジンであり、クランク軸1aの一端側に、発電機11並びに空冷ファン12を備えるとともに、これらの発電機11と空冷ファン12とを囲うファンカバー13と、このファンカバー13に連なりエンジン本体1bを囲うシュラウド(空冷ダクト)14とを備える。 【0026】発電機11は、エンジン本体1bに取付けたコア11a並びにコイル11bと、クランク軸1aにボス15を介して取付けたカップ状のアウタロータ11cと、アウタロータ11cに固定した磁石11dとからなる。さらに、クランク軸1aは前記ボス15を介して、空冷ファン(ファンロータ)12と出力軸連結用カップリング16とを取付けたものである。これらの発電機11と空冷ファン12とカップリング16とはクランク軸中心O1に配列した。 【0027】ファンカバー13は、クランク軸中心O1に吸気口13aを形成し、この吸気口13aの周囲に3個の取付座13b…(この図では1個のみ示す。)を設け、これらの取付座13b…にエンジン始動装置20の取付脚部22g…をボルト止めしたものである。エンジン始動装置20のアウタケース22における壁部22d(図3参照)の径と吸気口13aの径とは概ね同一である。また、カップ状のカップリング16は吸気口13aから突出し、クランク軸中心O1において、第3ワンウエイクラッチ17を介してエンジン始動装置20の出力軸38と連結したものである。第3ワンウエイクラッチ17は、出力軸38からカップリング16への動力伝達が可能で、カップリング16から出力軸38への動力伝達が不能な一方向クラッチである。 【0028】次に、セルスタータ機構30並びにリコイルスタータ機構40の作用を説明する。図3において、スタータモータ31を始動すると、スタータモータ31の動力は第1小ギヤ32→第1大ギヤ33→第1ワンウエイクラッチ34→第2小ギヤ35→第2大ギヤ36→ラバーダンパ37→出力軸38→第3ワンウエイクラッチ17→カップリング16→図6の空冷ファン12→ボス15の経路でクランク軸1aに伝わり、クランク軸1aを廻すことができる。 【0029】一方、グリップ45(図1参照)で始動用ロープ41を引張ると、引張り力はロープ巻き付けプーリ42→第2ワンウエイクラッチ44→第2大ギヤ36→ラバーダンパ37→出力軸38→第3ワンウエイクラッチ17→カップリング16→図6の空冷ファン12→ボス15の経路でクランク軸1aに伝わり、クランク軸1aを廻すことができる。 【0030】次に外気によるエンジン冷却作用を説明する。図6において、クランク軸1aが回転すると、アウタロータ11c及び空冷ファン12も回転する。空冷ファン12が廻って吸気側が負圧になると、外気は第1・第2のルーバ23b,22eから取入れられて吸気口13aに入り、ファンカバー13を通ってシュラウド14に流れ、発電機11やエンジン1を冷却する。 【0031】なお、上記本発明の実施の形態において、エンジン始動装置20はエンジン1側の形態や設置形態に関わらず取付けが可能である。例えば、水平置き形式のエンジンの他に鉛直置き形式のエンジン(バーチカルエンジン)に取付けることもできる。エンジン側とは、エンジン1やファンカバー13を総称するものである。例えば、エンジン始動装置20はファンカバー13に取付ける他に、エンジン本体1bに取付けてもよい。また、エンジン始動装置20の出力軸38は、クランク軸1aと直接に連結してもよい。さらに、発電機11の有無は任意である。 【0032】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。ロープ巻き付けプーリをケース内面から延ばした周壁部で囲うとともに、最終ギヤの歯の側端面に且つロープ巻き付けプーリを臨む面にフランジを設け、このフランジに周壁部の先端をごく近くまで延ばしたので、ロープ巻き付けプーリを囲った周壁部の先端とフランジとの間には、微小の隙間しかない。これらの周壁部とフランジと隙間とで、いわゆるラビリンスシールが完成し、このシール構造により、最終ギヤの歯に付着した潤滑油(グリースを含む)が、ロープ巻き付けプーリの方へ飛散することを防止することができる。この結果、潤滑油で始動用ロープが汚れる心配はない。しかも、周壁部の先端とフランジとの間の隙間は微小であり、この隙間から緩んだ始動用ロープが抜出ることはない。この結果、始動用ロープが最終ギヤの歯に噛み込む心配はない。 【0033】潤滑油で始動用ロープが汚れたり、始動用ロープが最終ギヤの歯に噛み込む心配がないので、ロープ巻き付けプーリと最終ギヤとを、同軸上に且つ同一ケース内に、接近させて配置することができる。この結果、エンジン始動装置は小型になる。しかも、ケースから周壁部を延ばすとともに、最終ギヤの歯の側端面にフランジを設けただけの、簡単な構成でよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社 【識別番号】391014000 【氏名又は名称】スターテング工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月31日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】下田 容一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−280627 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−87408 |
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