| 【発明の名称】 |
内燃機関の燃料配管装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】笠原 則彦
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| 【要約】 |
【課題】各ユニットインジェクタより適正な燃料噴射を得る。
【解決手段】各気筒毎に燃料を加圧して噴射するユニットインジェクタ2を備え、燃料ポンプ4よりの燃料をシリンダヘッド1の内部を通して気筒の配列方向に導く燃料導入通路7と、燃料導入通路7の燃料を各ユニットインジェクタ2に分配する分配通路8と、各ユニットインジェクタ2よりの余剰燃料を戻す燃料戻し通路9とを備える内燃機関の燃料配管装置において、前記燃料導入通路7の気筒配列方向の最下流ユニットインジェクタ2への通路をバイパスするバイパス通路11を形成し、該バイパス通路11を所定の絞り12を介して燃料戻し通路9に連通する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各気筒毎に燃料を加圧して噴射するユニットインジェクタを備え、燃料ポンプよりの燃料をシリンダヘッドの内部を通して気筒の配列方向に導く燃料導入通路と、燃料導入通路の燃料を各ユニットインジェクタに分配する分配通路と、各ユニットインジェクタよりの余剰燃料を戻す燃料戻し通路とを備える内燃機関の燃料配管装置において、前記燃料導入通路の気筒配列方向の最下流ユニットインジェクタへの通路をバイパスするバイパス通路を形成し、該バイパス通路を所定の絞りを介して燃料戻し通路に連通したことを特徴とする内燃機関の燃料配管装置。 【請求項2】 前記連通部位は、燃料戻し通路に設けたレギュレータバルブの上流側である請求項1に記載の内燃機関の燃料配管装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ユニットインジェクタを備えた内燃機関の燃料配管装置に関する。 【0002】 【従来の技術】各気筒毎に燃料を高圧に加圧して噴射するユニットインジェクタを備えたディーゼルエンジンがある。 【0003】このようなユニットインジェクタは、シリンダヘッド上に配設されるカム等によって駆動される。そのため、ユニットインジェクタへの燃料はシリンダヘッドの内部に形成された燃料通路を介して供給される(特開平9ー264227号公報等参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このようにシリンダヘッドの内部に燃料通路を形成して燃料を供給する場合、各ユニットインジェクタに燃料を同等な供給圧で供給しにくい等、うまく分配しにくい。 【0005】直列多気筒エンジン等では、気筒の配列方向に形成した燃料通路から、燃料をそれぞれユニットインジェクタに気筒の配列順に分配することになるが、この場合通路長が長く、またシリンダヘッド内部では通路径を大きく取れないため、燃料通路の最下流側では燃料の供給圧が低下しかねないのである。 【0006】したがって、燃料ポンプより燃料通路に所定圧の燃料を供給していても、最後列のユニットインジェクタでは、噴射圧が低下して要求の噴射を行えないことがある。 【0007】この発明は、このような問題点を解決することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、各気筒毎に燃料を加圧して噴射するユニットインジェクタを備え、燃料ポンプよりの燃料をシリンダヘッドの内部を通して気筒の配列方向に導く燃料導入通路と、燃料導入通路の燃料を各ユニットインジェクタに分配する分配通路と、各ユニットインジェクタよりの余剰燃料を戻す燃料戻し通路とを備える内燃機関の燃料配管装置において、前記燃料導入通路の気筒配列方向の最下流ユニットインジェクタへの通路をバイパスするバイパス通路を形成し、該バイパス通路を所定の絞りを介して燃料戻し通路に連通する。 【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記連通部位は、燃料戻し通路に設けたレギュレータバルブの上流側である。 【0010】 【発明の効果】第1、第2の発明によれば、燃料導入通路の最下流部側に燃料の流れが生じて、最下流部側の燃料圧力が低下するのが抑えられ、そのため最後列側のユニットインジェクタへも所定の供給圧で燃料が供給され、したがって各ユニットインジェクタから所定の噴射圧で適正な燃料の噴射を行える。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0012】図1は燃料系統図で、1はディーゼルエンジン(直列多気筒エンジン)のシリンダヘッド、2はシリンダヘッド1に各気筒毎に配置され、それぞれ燃料を高圧に加圧して噴射するユニットインジェクタ、3は燃料タンク、4は燃料ポンプ、5は燃料フィルタを示す。 【0013】各ユニットインジェクタ2は、シリンダヘッド1上のカム(図示しない)等によって駆動される。 【0014】燃料ポンプ4によって吸い上げられた燃料タンク3の燃料は、燃料フィルタ5を通り、燃料配管6を介して、シリンダヘッド1内部に形成された燃料導入通路7に導かれ、燃料導入通路7から同じくシリンダヘッド1内部に形成された各分配通路8を介して各ユニットインジェクタ2へ供給される。 【0015】燃料導入通路7は、シリンダヘッド1の一端から気筒の配列方向に沿って形成され、各分配通路8は、燃料導入通路7を気筒の配列順に分岐して、各ユニットインジェクタ2の燃料入口(図示しない)に連通される。 【0016】また、各ユニットインジェクタ2よりの余剰燃料を戻す燃料戻し通路9が、シリンダヘッド1内部を通り、ユニットインジェクタ2の配列方向に形成される。 【0017】燃料戻し通路9は、各ユニットインジェクタ2の燃料ドレーン口(図示しない)に連通され、その通路9のシリンダヘッド1の出口部には所定圧で開くレギュレータバルブ10が介装され、そのレギュレータバルブ10の下流側は燃料ポンプ4の吸い込み側に接続される。 【0018】この燃料導入通路7、分岐通路8、燃料戻し通路9の各通路径は、ほぼ同じ通路径に形成して良い。 【0019】そして、この燃料導入通路7の気筒配列方向の最下流部が、つまり最後列のユニットインジェクタ2への分配通路8の分岐部位の燃料導入通路7が延設され、延設部(バイパス通路)11が、所定口径の絞り12を介して、燃料戻し通路9に連通される。この場合、レギュレータバルブ10の直上流にて、燃料戻し通路9に連通される。 【0020】これら燃料導入通路7、分岐通路8、燃料戻し通路9をシリンダヘッド1に形成した例を図2〜図4に示す。図2はシリンダヘッド1の上面図、図3はそのA−A線に沿う断面図、図4はそのB−B線に沿う断面図で、燃料導入通路7は、吸気ポート20側の端部に気筒の配列方向に沿って形成され、分配通路8は、図3のように燃料導入通路7を直角に分岐して、斜め上方のユニットインジェクタ2の燃料入口に向けて形成される。燃料戻し通路9は、ユニットインジェクタ2の燃料ドレーン口につながる取付孔21の溝部22を貫通して形成され、その通路9のシリンダヘッド1の出口部にはレギュレータバルブ10の取付孔23が形成される。燃料導入通路7の延設部11は、図4のように燃料戻し通路9に連通され、その途中に設けられる絞り12は、シリンダヘッド1の端部に開けられた挿入孔24に埋設される。 【0021】なお、燃料タンク3の燃料は、エンジンのコントロールユニット13のケース部分を通して燃料ポンプ4によって吸い上げられ、コントロールユニット13の冷却が行われる。また、燃料フィルタ5には、内部の圧力が高くなると逃がし配管14を開いて、燃料フィルタ5内の燃料を燃料タンク3に逃がすレギュレータバルブ15が設けられる。 【0022】このような構成のため、燃料ポンプ4から燃料フィルタ5、燃料配管6を介して、シリンダヘッド1内部の燃料導入通路7に送られた燃料は、燃料導入通路7から同じくシリンダヘッド1内部に形成された各分配通路8を介して各ユニットインジェクタ2へ均等に分配供給される。 【0023】即ち、燃料導入通路7の最下流部を所定口径の絞り12を介して燃料戻し通路9に連通しているため、前列側のユニットインジェクタ2の駆動によって、前列側の分配通路8から該当するユニットインジェクタ2へ燃料が供給されている場合でも、最下流部側の燃料導入通路7では、絞り12を通して燃料戻し通路9への流れを生じる。そのため、最後列側のユニットインジェクタ2が駆動された場合、従来例のように燃料導入通路を絞りを通して燃料戻し通路に連通しておらず、最後列側の分配通路の分岐部位の燃料導入通路の燃料の流れが停止しているものに比べて、その燃料導入通路7の燃料圧力が低下するのが抑えられ、これにより燃料導入通路7等の通路径を大きくせずとも、所定の供給圧で燃料がユニットインジェクタ2に供給されるのである。 【0024】したがって、各ユニットインジェクタ2から所定の噴射圧で適正に燃料の噴射を行える。 【0025】なお、燃料導入通路7を絞り12を介して燃料戻し通路9のレギュレータバルブ10の上流に連通したため、絞り12とレギュレータバルブ10とによって燃料導入通路7の燃料圧力を設定できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003908 【氏名又は名称】日産ディーゼル工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−280596 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−81442 |
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