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【発明の名称】 EGRクーラ
【発明者】 【氏名】夏目 浩司

【要約】 【課題】冷却水の沸騰を防止し、クーラの初期性能を維持すると共にガス温度・流量の制限を緩和する。

【解決手段】本発明は、入口側ガス室7のEGRガスを、冷却液室8を通過する冷却管18に導入して冷却するEGRクーラ1にあって、上記入口側ガス室7のEGRガスを冷却管導入前に予冷するための予冷手段20を設けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入口側ガス室のEGRガスを、冷却液室を通過する冷却管に導入して冷却するEGRクーラにあって、上記入口側ガス室のEGRガスを冷却管導入前に予冷するための予冷手段を設けたことを特徴とするEGRクーラ。
【請求項2】 上記予冷手段が、上記入口側ガス室のガス導入口と対向する位置に設けられる請求項1記載のEGRクーラ。
【請求項3】 上記予冷手段が、冷却液が流通される冷却液配管からなる請求項1又は2記載のEGRクーラ。
【請求項4】 上記冷却液配管が、上記入口側ガス室のガス流れ方向と直交する方向に延出される請求項3記載のEGRクーラ。
【請求項5】 上記冷却液配管が複数並列され、これら冷却液配管に冷却液の導入又は排出を行わせるための冷却液通路が、上記入口側ガス室の外周側に設けられる請求項3又は4記載のEGRクーラ。
【請求項6】 ケーシング内を仕切って入口側ガス室を区画形成し、そのケーシングを入口側ガス室の途中で分割すると共に、それら分割端部の間に入口側ガス室のEGRガスを予冷するための予冷ユニットを介設したことを特徴とするEGRクーラ。
【請求項7】 上記予冷ユニットが、ケーシング横断方向に延出され上記分割ケーシングに合わせ止めされる中間部材と、該中間部材に設けられて上記入口側ガス室を区画する貫通穴と、上記中間部材に形成された冷却水導入路及び冷却水導出路と、これら冷却水導入路及び冷却水導出路同士を結び且つ上記貫通穴を横断する冷却液配管とを備える請求項6記載のEGRクーラ。
【請求項8】 上記冷却液配管が、上記入口側ガス室のガス導入口と対向する位置に設けられる請求項7記載のEGRクーラ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はEGRクーラに係り、特に、エンジンの排ガスの一部を排気経路から取り出して再びエンジンの吸気経路に戻すEGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)を行う際、途中でEGRガスを冷却するためのEGRクーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の排ガス中のNOx を低減するためEGRが有効であることは知られている。即ち、EGRを行うと、吸気中の酸素濃度が低下して燃焼が緩慢となり、燃焼温度の低下によりNOx の生成が抑制されると考えられるからである。
【0003】一方、吸気にEGRガスを混入させることでその分新気量が減り、スモークが悪化するという問題がある。これを解決するために、EGR通路中にEGRクーラを設け、高温のEGRガスを冷却して体積を減少させることにより、新気量の増大を図り、スモークの発生を防止しようという提案がなされている(特開平6-147028号公報等参照)。
【0004】図8はEGRクーラが適用されたエンジンの構成図で、EGRクーラ51はEGR通路をなすEGR配管52の途中に設けられ、エンジン53との間で冷却水配管54を介して冷却水(冷却液)を循環させ、その冷却水を冷媒として内部でEGRガスを冷却するようになっている。EGR配管52は、排気マニホールド55及び排気管56からなる排気経路から排ガスの一部(EGRガス)を取り出し、吸気マニホールド57及び吸気管58からなる吸気経路にそれを戻す。EGR配管52の途中にはEGR量を制御するための流量制御弁59が設けられる。
【0005】一般的なEGRクーラの構成は図5、6、7に示す通りである。EGRクーラ51は、一方向に延出して両端が絞られた筒状のケーシング60を有し、ケーシング60の長手方向両端には入口側フランジ61及び出口側フランジ62が一体的に設けられる。入口側フランジ61及び出口側フランジ62は、それぞれガス導入口63及びガス導出口64を区画して上述のEGR配管52にそれぞれ接続される。ケーシング60内部には長手方向(ガス流れ方向)に離間する一対のエンドプレート、即ち入口側エンドプレート65及び出口側エンドプレート66が設けられる。これらエンドプレート65,66は、ケーシング60内部を、両端の入口側ガス室67、出口側ガス室68及び中央の水室69(冷却液室)に仕切るためのものである。水室69には、その長手方向に離間して冷却水導入口70及び冷却水導出口71が設けられる。これらは径方向の対向側に設けられる。
【0006】両エンドプレート65,66を掛け渡して複数の直管状冷却管72が設けられる。冷却管72は両エンドプレート65,66に挿通固定され、入口側及び出口側ガス室67,68を連通すると共に、両エンドプレート65,66間で水室69内を通過するようになっている。
【0007】こうして、ガス導入口63から入口側ガス室67内に導入されたEGRガスは、入口側ガス室67内で径方向に拡散し、各冷却管72に分配される。そして各冷却管72を通過した後、出口側ガス室68内で再度集合されてガス導出口64から導出される。特に水室69内を通過する際、冷却水との間で熱交換されて冷却される。
【0008】冷却管72は、冷却効率を高めるべくできるだけ薄肉( 0.5〜1mm 程度)とされる。またEGRガスが高温で硫黄分を含むことから、高温強度と耐腐食性に優れたステンレス等の材料が採用される。本クーラは複数の部品を接合して作るが、製造の簡便化のため全ての部品が炉内ロー付けにて一度に組み付けられるようになっている。このため、冷却管72以外の部品も冷却管72と同種の材料で形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷却液としてエンジン冷却水を使用する場合、ガスの温度・流量によっては冷却水の沸騰が生じる場合がある。沸騰が生じると冷却水内の溶解成分が冷却管の表面に付着する。これにより冷却管から冷却水への熱伝達が悪化し、初期の性能が維持できなくなる。逆にいえば、流入するガス温度・流量が沸騰を生じない範囲に制限されてしまうので、特にエンジン高負荷時に十分なEGR率が得られず、NOxの低減が十分に行えない。
【0010】ここで、最初に沸騰が生じるのは、図5に示すように、ガス導入口63と対向する領域Y或いはその近傍領域にある入口側エンドプレート65及び冷却管72からである。なおこの領域Yは図6でガス導入口63から見える部分に等しい。これは当該領域Y及びその近傍が、ガス導入口63から導入されたガスを最初に衝突させ、最も受熱される部分だからである。よってこの領域からの沸騰を防止することが重要である。
【0011】また、冷却管72の入口付近では、高温ガスからの受熱に加え、急激な断面変化の影響によりガスの速度・方向が一定でない乱流となり、活発な放熱が行われる。よってこの部分でも沸騰を生じ易く、対処が必要である。なおこの乱流領域の長さは、エンジンの回転数・負荷及びEGR率等が運転状態によって変化し、サイクル中も各気筒の排気脈動があるため、一様ではない。
【0012】一方、冷却水導入口70が入口側エンドプレート65の近傍に位置して、そのプレート付近に新規な冷却水を送り、積極的な冷却を行っているものの、冷却水が上記領域Yに到達する前に複数の冷却管72によって流れが阻害され、全体の流れ自体も冷却水導出口71に向かう方向、つまり入口側エンドプレート65から離れる方向に向いているため、上記領域Y近傍では流速が遅くなる傾向にある。これも領域Yの近傍で沸騰が生じやすい原因の一つとなっている。
【0013】ちなみに、上述の構造では、冷却管72の本数を増やしたり、クーラ全長を延長するなどしてクーラ全体の放熱量を増加させても、沸騰の発生箇所即ち領域Y近傍については何等改善策とならない。
【0014】実開平7−12762号には、高温媒体と低温媒体との温度差の問題を解決するため、熱交換を行う前に温度緩和流体を流通させて、温度差を縮める熱交換器が記載されている。
【0015】しかし、この熱交換器では、温度緩和室に伝熱管が貫通されているため、温度緩和流体の流通が伝熱管によって妨げられてしまう。従って、温度緩和室の入口側の温度緩和流体の流速に対し、中間部、さらに出口側の流速が低下するため、その部分での熱交換が活発に行われないという問題が起こる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、入口側ガス室のEGRガスを、冷却液室を通過する冷却管に導入して冷却するEGRクーラにあって、上記入口側ガス室のEGRガスを冷却管導入前に予冷するための予冷手段を設けたものである。
【0017】これによれば、入口側ガス室のEGRガスを予冷できるので、高温・高流量のガスが入口側ガス室に導入された場合にも沸騰を防止できる。
【0018】ここで、上記予冷手段が、上記入口側ガス室のガス導入口と対向する位置に設けられるのが好ましい。
【0019】また、上記予冷手段が、冷却液が流通される冷却液配管からなるのが好ましい。
【0020】また、上記冷却液配管が、上記入口側ガス室のガス流れ方向と直交する方向に延出されるのが好ましい。
【0021】また、上記冷却液配管が複数並列され、これら冷却液配管に冷却液の導入又は排出を行わせるための冷却液通路が、上記入口側ガス室の外周側に設けられるのが好ましい。
【0022】また、本発明に係るEGRクーラは、ケーシング内を仕切って入口側ガス室を区画形成し、そのケーシングを入口側ガス室の途中で分割すると共に、それら分割端部の間に入口側ガス室のEGRガスを予冷するための予冷ユニットを介設したものである。
【0023】ここで、上記予冷ユニットが、ケーシング横断方向に延出され上記分割ケーシングに合わせ止めされる中間部材と、この中間部材に設けられて上記入口側ガス室を区画する貫通穴と、上記中間部材に形成された冷却水導入路及び冷却水導出路と、これら冷却水導入路及び冷却水導出路同士を結び且つ上記貫通穴を横断する冷却液配管とを備えるのが好ましい。
【0024】また、上記冷却液配管が、上記入口側ガス室のガス導入口と対向する位置に設けられるのが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0026】[第1実施形態]図1、2は第1実施形態に係るEGRクーラを示す。かかるクーラは従来のクーラ(図5〜7)に対し入口側ガス室周辺の構成のみが異なる。以下、この相違部分を中心に説明を行う。
【0027】EGRクーラ1において、そのケーシング2は、所定の一定径に形成された外筒部3と、外筒部3からガス入口側(図中左側)に向けて半球状に絞られた入口側タンク部4とを有する。ただしこの入口側タンク部4は従来より延長される。入口側タンク部4の入口端に、前述のEGR配管に接続するためのフランジ部5が設けられる。フランジ部5にはガス導入口15と一対のボルト穴(雌ねじ穴)17とが設けられる。外筒部3、タンク部4及びフランジ部5は同軸に配置され、ロー付けにて一体に固着される。ガス導入口15は従来同様円形である(図6参照)。
【0028】外筒部3とタンク部4との継ぎ目位置に、ケーシング2内を仕切るプレート、即ち入口側エンドプレート9が設けられる。これによりケーシング2内には、入口側エンドプレート9の左側に入口側ガス室7が、入口側エンドプレート9の右側且つ出口側エンドプレート(図5の66)との間に冷却水(冷却液)を流通させるための水室8(冷却液室)が、それぞれ区画形成される。
【0029】入口側エンドプレート9は、入口側タンク部4の内周面と外筒部3の先端面とに接合され、一体的にロー付けされている。そしてこの入口側エンドプレート9に多数の冷却管18がロー付けにより挿通固定されている。冷却管18は、ステンレス等の耐腐食性金属材料からなる直管であり、その厚さは均一で、しかも比較的薄肉とされる。冷却管18は従来同様千鳥配列される(図7参照)。
【0030】このクーラ1においても、ガス導入口15から導入したEGRガスを、入口側ガス室7で拡散させ、各冷却管18に分配導入するようになっている。そして冷却管18に導入されたガスは水室8を通過する際に冷却水との間で熱交換され、冷却される。
【0031】特にここでは、入口側ガス室7に、EGRガスを冷却管導入前に予冷するための予冷手段が設けられる。ここでの予冷手段は複数(3本)の冷却水配管20(冷却液配管)からなる。冷却水配管20は冷却管18同様、耐腐食性金属材料からなる比較的薄肉の直管である。冷却水配管20は、ケーシング軸方向(主としてのガス流れ方向)と直交する平面上に、上下に延出するよう3本が平行に並列され、中間の1本はガス導入口15に対向する位置、即ちガス導入口15と上記領域Y(図5参照)との間に設けられる。これら冷却水配管20は、入口側タンク部4の上下に形成された孔を挿通され、一体的にロー付けされる。そして上下の端部が入口側タンク部4から若干突出される。
【0032】これら冷却水配管20にも水室8同様にエンジン冷却水が流通される。そこで入口側ガス室7の外周側には、冷却水配管20に冷却水の導入又は排出を行わせるための冷却水通路21(冷却液通路)が設けられる。冷却水通路21は、ここでは冷却水の導入と排出とをともに行うよう入口側タンク部4の周りを1周されるが、導入又は排出の一方ずつを行わせるよう分割しても構わない。冷却水通路21は、入口側タンク部4の外周面と、これにロー付けされた断面コ字状且つ円環状の樋状部材22とから区画形成される。こうして冷却水通路21が、全ての冷却水配管20の入口と出口とに連通されるようになる。樋状部材22の下端に入口管23が、上端に出口管24がロー付けされ、これら入口管23及び出口管24によって冷却水通路21の入口25及び出口26が形成される。これら入口25及び出口26に、二股状の冷却水配管(図示せず)を介して、水室8と一緒に、冷却水の導入及び排出がなされる。なお6が水室8の冷却水導入口で、入口25は冷却水導入口6の近傍に並列される。
【0033】この構成においては、入口25から冷却水が導入されると、その冷却水が冷却水通路21を通じて各冷却水配管20に分配導入され、管内では下方から上方に流れる。そして冷却水配管20の上方の出口から出た後、冷却水通路21を通じて出口26から排出される。ここでは冷却水通路21が1周されるので、冷却水配管20を通らず入口25から出口26にそのまま抜け出る流れも存在する。
【0034】さて、本クーラ1では、入口側ガス室7に予冷手段たる冷却水配管20を設けたので、高温・高流量のガスが入口側ガス室7に導入された場合も、ガス温度を低減してから冷却管18に導入し、或いは入口側エンドプレート9に接触させられる。これにより冷却水の沸騰を防止でき、クーラの初期性能が維持できるようになる。そしてガス温度・流量の制限を緩和でき、常に良好なエンジン性能を得られるようになる。
【0035】特に、冷却水配管20をガス導入口15の対向位置に設けたので、ガス導入口15から入ってきたガスを、入口側エンドプレート9に当てる前に冷却水配管20に当てられる。これにより高温ガスの最適冷却が可能となると共に、入口側エンドプレート9への直接衝突を避け、ガスを分散させられるので、領域Y及びその近傍の温度上昇による沸騰を効果的に防止できる。特に複数の冷却水配管20をガス流れ方向と直交して延出させたので、入口側ガス室7のガスの流れを遮るように分散し、流速、温度分布を平均化できる。これにより局所的な沸騰を防止できる。なおこのような直交配置によりガスの接触が良好となり放熱性も高まる。
【0036】逆に、冷却水配管20に導入される冷却水は、その流れを阻害するような衝突部がないため、流速が低下することなく、冷却水配管20で冷却水が沸騰することもない。
【0037】さらに、冷却水配管20の合計通路面積が比較的小さいので、管内の流速を高められ、管内の沸騰も防止できる。ここで冷却水配管20の放熱面積は、冷却管18のそれに比べれば小さいが、水温とガス温との温度差が後者の場合よりも大きいため、十分な放熱量を得ることが可能である。即ち、冷却管18の周りで沸騰が生じない程度に、ガス温を確実に下げることができる。
【0038】当然、冷却水配管20の本数を増やせば放熱面積が増えるが、冷却水の流速が低下するので沸騰が生じぬよう注意が必要である。冷却水配管20はガス流れ方向に直列的に設けることもできるし、厚肉にして伝熱を抑制する代わりに沸騰を防止することもできる。
【0039】[第2実施形態]図3、4に示す第2実施形態は以下のように構成される。即ち、ここでは予冷手段が分割ケーシング間に挟まれた予冷ユニット30からなっている。
【0040】ケーシング2においては、外筒部3と入口側タンク部4とが分割され、これらが互いにボルト等で組み付けられるようになっている。よってこれを可能とすべく、外筒部3と入口側タンク部4との分割端部にはフランジ31,32が一体的に設けられる。これらフランジ31,32間に、予冷ユニット30のプレート状中間部材33が挟まれて合わせ止めされる。フランジ31,32及び中間部材33には合わせ止めに用いるボルト挿通孔41が4ヶ所設けられる(中間部材33のもののみ図示)。フランジ31,32及び中間部材33間にはガスケット34が挟まれる。
【0041】中間部材33は、ケーシング横断方向に延出されると共に、その中央部に入口側ガス室7を区画するための貫通穴35を有する。貫通穴35は外筒部3及び入口側タンク部4の内径と等しい内径を有する。これによってこれら内周面が面一状となる。また中間部材33には、その下方に冷却水導入路36(冷却液通路)が、上方に冷却水導出路37(冷却液通路)がそれぞれ形成される。これら導入路36及び導出路37は中間部材33をドリル加工してなる穴38,39から形成され、その穴38,39の入口はプラグ40によって閉塞されている。
【0042】前記同様、冷却水導入路36及び冷却水導出路37を結ぶ3本の冷却水配管20が設けられ、これら冷却水配管20は貫通穴35を上下に横断する。そして中間の冷却水配管20がガス導入口15に対向する位置に設けられる。冷却水導入路36及び冷却水導出路37には、入口管23及び出口管24からなる入口25及び出口26が形成される。
【0043】また、中間部材33に冷却水配管20を取り付けるために、中間部材33をドリル加工して穴45,46を形成し、その穴45,46と入口25(あるいは出口26)から冷却水配管20を挿入して取り付ける。取り付け後、穴45,46は、プラグ47によって閉塞される。
【0044】この構成によっても前記同様の効果を果たせるが、特にここでは予冷手段が別体品としての予冷ユニット30で、クーラ本体に任意に取り付けられる点が異なる。これによってエンジン機種毎の対応が可能になると共に、不要の場合は取り外し、フランジ31,32同士を直接締結して普通のクーラとして使用できる。
【0045】また、ここでは冷却水導入路36と冷却水導出路37とが完全に分離されるので、冷却水配管20をバイパスするような冷却水の流れはなく、管内の流速を上げることができる。
【0046】本発明は上記実施形態に限られず種々の実施形態が可能である。例えば予冷手段はタンク状のものや空冷遮流板のような種々のものが考えられる。また冷却液もエンジン冷却水以外のものが可能である。冷却液配管の本数、配置も上記に限定されない。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば以下の如き優れた効果が発揮される。
【0048】(1)EGRガスを予冷でき、ガス温度を低減して冷却水の沸騰を防止できる。
【0049】(2)クーラの初期性能を維持できるようになる。
【0050】(3)ガス温度・流量の制限を緩和でき、良好なエンジン性能を得られる。
【出願人】 【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
【出願日】 平成10年(1998)3月31日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】絹谷 信雄
【公開番号】 特開平11−280564
【公開日】 平成11年(1999)10月12日
【出願番号】 特願平10−86763