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【発明の名称】 目隠しフェンス
【発明者】 【氏名】野村 芳平

【要約】 【課題】目隠しパネルと上下筒状胴縁部との溶接をなくして、製作の容易化と量産化を図るとともに、耐久性と意匠性に優れた目隠しフェンスを提供すること。

【解決手段】一枚物にして、かつその全面にルーバー部13が配列形成され、またはエンボス部が配列形成され、或いは開口部である小孔が穿設配列された目隠しパネル11の上下縁に筒状胴縁部12が折り曲げ加工により一体に形成されて目隠しフェンス体10が構成され、該目隠しフェンス体10が地面に立設された支柱14、14間に連結金具17を介して連結される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 目隠しパネルの上下部にそれぞれ折り曲げ形成の筒状胴縁部を一体に有する目隠しフェンス体が、地面に立設された支柱間に連結金具を介して連結されてなる目隠しフェンス。
【請求項2】 前記目隠しフェンス体における上下筒状胴縁部を除いた目隠しパネルの全面に多数のルーバー部が形成されてなる請求項1の目隠しフェンス。
【請求項3】 前記目隠しフェンス体における上下筒状胴縁部を除いた目隠しパネルの全面に多数のエンボス部が形成されてなる請求項1の目隠しフェンス。
【請求項4】 前記目隠しフェンス体における上下筒状胴縁部を除いた目隠しパネルの全面に多数の開口部が形成されてなる請求項1の目隠しフェンス。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公園、学校、住宅等の敷地境界等を限界するために用いられる目隠しフェンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種フェンスとしては、特に図示しないが、目隠しパネルの上下に別に用意された胴縁が溶接されてなるフェンス体が支柱間に連結された構造のもの、或るいは上下部が環状に折り曲げ形成された多数の縦杆が適宜の間隔で並列され、かつ上下環状部の内側並びに上下環状部間に複数の横杆が適宜の間隔で溶接されて上下部に筒状胴縁が形成されてなる線格子フェンス体が支柱間に連結された構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフェンスは、パネルと上下胴縁との溶接、或いは縦杆と横杆との溶接が必要であって、その製作に手数を要するため、コスト的に高くなり、また、溶接部分における機械的強度の点や腐食等の点から耐久性に劣るという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、目隠しパネルと上下の筒状胴縁とを一体形成することにより、溶接部分をなくして製作を容易にして、量産的となし、また、耐久性に優れるとともに、外観上意匠的にも斬新で、商品価値の高い目隠しフェンスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明は、目隠しパネルの上下部にそれぞれ折り曲げ形成の筒状胴縁部を一体に有する目隠しフェンス体、好ましくは、上下筒状胴縁部を除いた目隠しパネルの全面に多数のルーバー部、または多数のエンボス部が形成され、或いは多数の開口部が形成されてなる目隠しフェンス体が、地面に立設された支柱間に連結金具を介して連結されてなる構成を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面を参照し、その作用と共に説明する。図1は本発明に係る目隠しフェンスの一例での一部省略の概略正面図、図2は図1の部分的拡大正面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図で、これら図において、目隠しフェンス体10は、好ましくは金属製の一枚物の目隠しパネル11の上下縁部が同じ略円弧状に折り曲げされて丸筒状の上下胴縁部12が一体に形成されるとともに、上下胴縁部12を除いた目隠しパネル11の全面には、多数のルーバー部13が規則的、または不規則的に配列形成されて構成されている。
【0007】そして、このように構成された目隠しフェンス体10は、図1及び図4から図6に示されているように、地面に立設のキャップ15付支柱14、14間に各連結金具を介して連結される。更に説明すると、上下筒状胴縁部12の筒状部内に支柱ブラケット16が挿入をもって取り付けられるとともに、該支柱ブラケット16内には連結金具17の差込片部18が差し込まれて、これら差込片部18と支柱ブラケット16及び上下筒状胴縁部12はボルト20、ナット21により締着固定され、次いで、支柱14に連結金具17の円弧状バンド部19が抱着され、かつバンド部ボルト孔と支柱ボルト孔との適合孔に挿着のボルト22、ナット23とで締着固定される。また、中間部位においては、連結バンド24を介してネジ25により連結固定される。
【0008】本発明に係る目隠しフェンスの変形は可能であり、図7から図10に他の変形態様が示されている。図7及び図8に示された目隠しフェンスは、目隠しフェンス体10における上下筒状胴縁部12を除いた目隠しパネル11の全面に多数のエンボス部26が規則的に、或いは不規則的に配列形成されたものであり、また、図9及び図10に示された目隠しフェンスは、目隠しフェンス体10における上下筒状胴縁部12を除いた目隠しパネル11の全面に開口部である多数の小孔27が規則的に、或いは不規則的に穿設配列されてなるものである。
【0009】なお、前記変形態様における目隠しフェンス体10の支柱14に対する連結は、図1から図6に示された実施例の場合と同様であるから、その図示及び説明は省略する。
【0010】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、一枚物の目隠しパネルの上下縁に筒状胴縁部が折り曲げ加工により一体に形成されてなり、従来のように胴縁が溶接されてなるものではないから、製作が容易で、量産に適し、安価に製作し得るものである。また、溶接部分がないから、機械的強度や腐食性の点から耐久性に優れるものである。
【0011】また、目隠しパネルの全面にルーバー部や開口部を形成した目隠しフェンスにあっては、通風性と採光性を有し、また、目隠しパネルの全面にエンボス部を形成した目隠しフェンスにあっては、エンボス部による反射光によって立体的に目視し得て、外観上意匠的に優れ、商品価値を高め得るものである。
【出願人】 【識別番号】392005953
【氏名又は名称】沼田金属工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)9月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】笹沢 和夫
【公開番号】 特開平11−93465
【公開日】 平成11年(1999)4月6日
【出願番号】 特願平9−272018