| 【発明の名称】 |
衣類取り扱い装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】デイビッド・ヒュン・チー・チャン
【氏名】デイビッド・クリストファー・ブレークリー
【氏名】ブルース・グラント・マグレガー
【氏名】ルーディー・ルーカス・アンブローズ・サミュエルズ
【氏名】レイナルドー・ホセ・クインターナ
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| 【要約】 |
【課題】衣類を充分満足できる状態にコンディショニングする、家庭用の衣料取り扱いプロセスを提供することであり、蒸気を用いる必要が無く、コスト及び時間効率の改善されたそうしたプロセスを提供することである。
【解決手段】上壁14cの下方の、衣類を内側領域14のノズル20の下方に吊り下げる位置にロッド18が位置付けられる。コンディショニング成分が記号Sで示す矢印の如く、上壁14cと、吊り下げた衣類との間の開放空間30内に噴霧される。ノズル20から障害物のない減速領域内に噴霧されたミストは減速され、内側領域14内をゆっくりと循環しつつ吊り下げられた衣類に一様に分与される。キャビネット12内の空気を加熱し且つ移動させるための再循環ファンアセンブリ32が内側領域14の下方部分に設けられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 衣料を取り扱うための衣料取り扱い装置であって、衣料を受け取る内側領域を確定するキャビネットと、キャビネットに可動結合したドアと、内側領域内で衣料を支持するためのハンガーと、内側領域内の空気を循環させるためのファンと、キャビネットによって支持されたノズルと、コンディショニング成分を含み、ノズルと流体連結されたリザーバと、空気をノズルに送るためにノズルに結合した空気コンプレッサにして、送られた空気がリザーバからのコンディショニング成分と混合され、次いでノズルから噴霧されることにより、内側領域に供給されるミストを形成する空気コンプレッサと、を含み、内側領域内に蒸気を送るための何らの手段も含んでいない衣料取り扱い装置。 【請求項2】 内側領域が相対する内側表面を有し、ハンガーと関連する膨張袋にして、該膨張袋に沿って衣類を配置することができる膨張袋と、該膨張袋を膨張させ、該膨張袋に沿って配置した衣類を内側領域の前記相対する内側表面に押し当てるための、キャビネットにより支持されたブロワと、を更に含んでいる請求項1の装置。 【請求項3】 キャビネットが、キャビティを有する側壁を含み、該キャビティ内にリザーバが支持される請求項1の装置。 【請求項4】 リザーバからノズルに向けて伸延する供給管にして、リザーバに取り外し自在に結合した供給管を更に有し、リザーバが、キャビネットから容易に取り外し、コンディショニング成分を再充填することができるよう、キャビネットに取り外し自在に支持されている請求項1の装置。 【請求項5】 ノズルが、出口オリフィスを有する空気通路及び流体通路を含み、リザーバが、キャビネットによりノズルの下方に支持され且つノズル内の流体通路と流体結合され、エアコンプレッサが、ノズルに空気を送るためにノズルの空気通路に接続されそれにより、空気流れが流体通路の出口オリフィスを越えて流れることによりリザーバからコンディショニング成分を引き出し、引き出されたコンディショニング成分が空気流れと混合して内側領域に送られるミストを形成し、該ミストが、リザーバ及びノズル間に弁を設ける必要性無く、ノズルから分与される請求項1の装置。 【請求項6】 内側領域内の、ノズルに隣り合って支持された衣料の上方位置に、ノズルから噴霧されたミストを減速させ且つ内側領域内を再循環させるための減速領域を更に含んでいる請求項1の装置。 【請求項7】 内側領域が、該内側領域内部での空気の再循環を促進するための、丸み付けした角部を内側に有している請求項1の装置。 【請求項8】 キャビネット内部の衣料をコンディショニングするための装置であって、衣料に適用した場合に衣料の皺取り、脱臭、洗浄を助成するコンディショニング成分のリザーバを含み、キャビネット内に衣料を吊すための手段と、キャビネット内の空気を循環させるための手段と、キャビネット内を循環する空気中に有効量のコンディショニング成分を噴霧しそれにより、衣料にコンディショニング成分を有効に分与するための手段と、を含み、衣料に対しコンディショニング成分及び熱を、蒸気を使用することなく分与することにより、衣料が有効に皺取り、脱臭、洗浄される装置。 【請求項9】 キャビネットが対向する内側表面を含み、キャビネット内に衣料を吊すための手段と関連する膨張袋にして、該膨張袋に沿って衣類を配置することのできる膨張袋と、該膨張袋を膨張させ、前記内側表面に衣類を押し当てることにより皺取りさせるための手段とを更に含んでいる請求項8の装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、衣類取り扱い装置に関し、詳しくは、実質的に蒸気を当てない制御様式でコンディショニング成分を受容させることで衣類を洗濯、脱臭及び皺取りするための装置に関する。 【0002】 【従来の技術】水に完全に漬けて行う従来からの洗濯プロセスを使用しては洗濯しない方が良い衣類を洗濯し、皺取りし、リフレッシュさせるための家庭用の衣類取り扱いシステムを開発するための努力が続けられている。問題は、皺が寄りやすいデリケートな、あるいは皺を見せないようにする必要のある衣類を洗濯し、リフレッシュするための高性能且つコスト効率的な家庭用の衣類取り扱いシステムを開発することにある。そうした衣料は代表的には、洗濯屋あるいはドライクリーニング店に出して洗濯する。従来そうした開発は、蒸気と高温空気とを混合させた流れを衣類に当てることでそれらの衣類を洗濯しリフレッシュさせる衣類取り扱い用キャビネットをその中心課題としている。 【0003】例えば、米国特許第3,752,373号には、可撓性材料から形成され、衣類を掛けるための内側領域を確定するハウジングを含むキャビネットが記載される。衣類に蒸気を当てるための蒸気発生機がハウジングの下方部分に取り付けられる。ハウジングの下方部分には、衣類を乾燥及び通気させるための加熱空気を内側領域に送り込むためのファン及び加熱要素も設けられる。衣類を蒸気処理する他のキャビネットが米国特許第5,305,484号に記載される。この衣料用キャビネットは、蒸気送達手段と高温空気送達手段とを有し、蒸気サイクル及び乾燥サイクルを含み、衣料を吊すためのハンガーやバー、それに皺取りのために衣類を引張する重りバーが備えられる。 【0004】上述した従来システムでは何れも、衣類を皺取りしリフレッシュするための水分を主に蒸気を使用することで賄っている。残念なことに、蒸気を使用することで、水を加熱する際に比較的大きなエネルギーが消費される上に、乾燥時間も長くなる。更に重要なことに、蒸気には、洗濯、皺取り、脱臭の目的上、衣料に分与させたい仕上げ材あるいはコンディショニング成分を比較的担持させにくい。 【0005】米国特許第4,761,305号には、衣料を密閉チャンバ内に吊し、リフレッシュ及び洗浄用の仕上げ材を噴霧した後あるいは同時に、衣料全体に蒸気を吹き当てる方法が記載される。最後に密閉チャンバを通して高温空気を送り衣料を乾燥させる。このシステムは、仕上げ材を噴霧する手段が設けられる点で、衣料に仕上げ材を分与するために有益であるが、衣料を望ましく洗濯及びリフレッシュさせるために蒸気を加える必要があるところが欠点である。従って、数多くの従来技術が開示されているにもかかわらず、衣類を充分満足し得る状態にコンディショニングする、家庭用の衣料取り扱いプロセスに対する需要がある。蒸気を用いる必要が無く、コスト及び時間効率の改善されたそうしたプロセスに対する需要もある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】衣類を充分満足できる状態にコンディショニングする、家庭用の衣料取り扱いプロセスを提供することであり、蒸気を用いる必要が無く、コスト及び時間効率の改善されたそうしたプロセスを提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に従えば、前述及びその他の需要を満たす、内側領域を確定するキャビネットを含む衣類取り扱い装置が提供される。前記内側領域内に衣類を吊す少なくとも1つのハンガーを支持するためのロッドあるいはフックがキャビネットの内側壁から伸延される。キャビネットには、内側領域を閉じるためのドアが可動連結される。キャビネットには流体噴霧ノズルが支持され、この流体噴霧ノズルが、コンディショニング成分を収納するリザーバと流体連結される。流体噴霧ノズルに空気を送るためのエアコンプレッサが接続され、このエアコンプレッサを起動させることにより、コンディショニング成分がリザーバから抜き出され、ミストとなってノズルからキャビネットの内側領域に噴霧される。内側領域内で空気を循環させるためのファンが、内側領域内に吊した衣料にミスト状のコンディショニング成分を一様に配分させる。従って、本発明の衣類取り扱い装置によれば、キャビネットの内側領域に蒸気を送るための何らの手段も含まない、衣類にコンディショニング成分を分与するための手段が提供される。 【0008】ノズルは、圧縮空気とコンディショニング成分とを混合し、霧化したコンディショニング成分を内側領域内に噴霧する。詳しく言うと、ノズルは空気通路及び流体通路を有し、リザーバはノズルの下方でキャビネットにより支持され、ノズル内部で流体通路に流体接続される。エアコンプレッサはノズルの空気通路に接続されそれにより、ノズルに送られた空気流れが流体出口を越えて流れ出る際にリザーバからコンディショニング成分が自動的に抜き出される。抜き出されたコンディショニング成分は空気流れと混合してミストとなり、ノズルから分与される。かくして、リザーバ及びノズル間に弁を設ける必要は無い。本発明には、ハンガーと関連付けられる膨張袋が含まれ得る。衣類はこの膨張袋に沿って配置することができる。衣類にコンディショニング成分を分与する間あるいは分与した後、キャビネットに支持したブロワを使用して膨張袋を膨らませ、キャビネットの内側領域の対向する各内側表面に衣類を押し付ける。これにより衣料はプレスされ、皺が除去される。 【0009】 【発明の実施の形態】図1を参照するに、本発明に従う、衣類をリフレッシュするための衣類取り扱い装置10が例示されている。ここで、“リフレッシュ”とは、衣類を洗濯、皺取り及び或は脱臭することを意味する。装置10はハウジングあるはキャビネット12を含み、このキャビネット12が、相対する側壁14a、14b、上壁14c、底壁14d、後壁14eを備えた内側領域14を構成する。キャビネット12には、内側領域14を閉じるためのドア16がヒンジ結合される。ドア16を閉じると、ドア16の内側表面16aとキャビネット12の後壁14eとがキャビネット12の内側領域の対向する内側表面を構成する。ドア16とキャビネット12との間の界面をシールするためのガスケット17がドア16の周囲に沿って配置される。 【0010】内側領域14の後壁14eから伸延させたロッド18に衣料が吊される。ミスト状のコンディショニング成分が、側壁14bに取り付けた流体噴霧ノズル20(図2に示す)を通して噴霧される。以下に説明するように、本発明は吊り下げた衣料にコンディショニング成分を一様に分与するように構成される。ここで“ミスト”とは、流体の霧化された液滴を意味し、この液滴には、流体と共に溶液中の個体粒状物が含まれ得る。 【0011】望ましいコンディショニング効果を達成するためにはコンディショニング成分を有効に配分することが重要であり、そうした有効配分は、最適の平均粒径を選択したコンディショニング成分より成るミスト形態を選択することで助長される。この目的上、コンディショニング成分のミストの平均粒径は約3ミクロンから約50ミクロンであり、もっと好ましくは約5ミクロンから約30ミクロン、最も好ましくは約10ミクロンから約20ミクロンである。更に、コンディショニング成分を更に有効に配分させるために、この特定粒径の粒径分布範囲が狭いことが好ましい。 【0012】衣類へのコンディショニング成分の有効配分を助長するべく、コンディショニング成分のミスト化を、例えば、流体ノズル、音速噴霧器、ターゲット粒径を送達するための高圧噴霧ノズルその他のような、任意の好適な噴霧装置を使用して実施することができる。しかしながら、ミスト化を比較的低容量の空気霧化ノズルを使用して行うのが好ましい。例えば、噴霧ノズルはSpray Systems社より(モデル番号850、1050、1250、1450、1650)市販入手されるものが好ましい。コンディショニング成分を内側領域14内でミスト化させるためのコンプレッサ22が設けられる。コンプレッサ22はキャビネット12の上方ハウジング24内で支持されるのが好ましい。コンプレッサ22は、ノズル20(図2)に空気を送る空気供給管25に結合される。あるいはコンプレッサ22は、ノズル20に向けて供給管を上昇させた状態で台座に格納することができる。 【0013】コンディショニング成分はリザーバ容器26からノズル20に送られる。リザーバ容器26は、キャビネット12の側壁14bのバッフルセクション27に形成したキャビティ31内で取り外し自在に支持される。リザーバ容器26は全体的に円筒形のビン状容器であり、ノズル20に向けて上方に延びる流体供給管28に釈放自在に結合される。従って、リザーバ容器26は、キャビティの側壁からこれを取り外してコンディショニング成分を追加することで容易に充填される。釈放レバー33を設け、ユーザーがこれを押し込むとリザーバ容器26は流体供給管28から脱着され且つキャビティ31から部分的に排出される。ミスト化の間はエアコンプレッサを作動させ、コンディショニング成分をノズル内に引き上げ、内側領域14内に噴霧する。リザーバ容器26には、その内部に無用な真空状況が創出されないようにするための釈放弁を設けることができる。 【0014】図2に示すように、装置10は内側領域14内に吊した衣類にコンディショニング成分の有効な分与を促進するべく構成されている。この目的上ノズル20は、側壁14bの、内側領域14のバッフルセクションの上方に取り付けられる。上壁14cの下方の、衣類を内側領域14のノズル20の下方に吊り下げる位置にロッド18が位置付けられる。コンディショニング成分は記号Sで示す矢印の如く、上壁14cと、吊り下げた衣類との間の開放空間30内に噴霧される。この開放空間30をここでは減速領域30とも称する。ノズル20から障害物のない減速領域内に噴霧されたミストは減速され、内側領域14内をゆっくりと循環しつつ吊り下げられた衣類に一様に分与される。この点に関し、減速領域30は噴霧されたミストが減速するに充分な領域であるための1,736立方フィート(10”×10”×30”(約48.6立方メートル))以上の容積を有するのが好ましい。 【0015】キャビネット12内の空気を加熱し且つ移動させるための再循環ファンアセンブリ32が内側領域14の下方部分に設けられる。再循環ファンアセンブリ32はファン34とヒータ36とを含み、ファン34は、内側領域14内の空気を全体に記号CWで示す矢印で表す時計方向に移動させるように位置決めされる。図示されるように、キャビネット12内での空気の移動方向は、内側領域14に噴霧されるコンディショニング成分のそれとは逆であり、従って、再循環する空気がコンディショニング成分を一段と減速させる。内側領域14に丸み付けした角部38、40、42を設けることで、キャビネット12内の一様且つ円滑な空気流れが増長される。更に、側壁14bのバッフルセクション27が、内側領域14の、減速領域30よりも下方の部分内の空気の再循環を促進する。 【0016】先に議論したように、液体のコンディショニング成分は、これを加圧下に空気流れと混合させた後、噴霧ノズル20を通して送ることで内側領域14に配分される。図3にはこの噴霧ノズル20の全体が断面で表されている。図示されるように、コンプレッサ22からの空気は噴霧ノズルの環状且つ切頭円錐形状の空気通路50に送られる。コンプレッサ22から送られる空気の圧力は約5〜約30psi(約0.35〜2.11kg/cm2)であるのが好ましい。随意的には、コンプレッサ22から送られる空気を加温し、吊した衣料にコンディショニング成分を一段と良好に分与及び付着させることもできる。リザーバ容器26の流体供給管28は、空気通路50内の中央に配置した流体通路52に接続される。空気通路50を通過した空気は流体通路52の外側オリフィス54を越えて送られることで低圧領域を創出し、この低圧がリザーバ容器26から液体を引き出す。外側オリフィス54を通して抜き出されたコンディショニング成分は空気と混合され、ノズル出口56から噴霧される。 【0017】原則論にとらわれるわけではないが、コンディショニング成分は微細なストランド流れとして外側オリフィス54から放出されると考えられる。このストランド流れが、コンディショニング成分の表面張力と、ノズル出口56と衝突する際の剪断力との作用により小液滴となる。これらの小液滴はその初期運動量と、ノズル出口56を出る空気流れとによりノズル20から遠方へと搬送される。コンプレッサ22とファンアセンブリ32とを、衣類取り扱い装置10のユーザーの選択したサイクルに従い運転するためのコントローラ57及びコントロールパネル59(図2)が設けられる。コントロールパネル59には、取り扱うべき綿、ウールあるいはデリケートな衣類のような衣類形式に適したサイクルを選択することができるようにするための、サイクル選択ノブ61が含まれ得る。装置10内に吊した衣類をリフレッシュするためのプロセスには、ミスト状のコンディショニング成分を衣類上に分与する第1の時間が含まれるのが好ましい。この時間は、選択したサイクル及び負荷量にもよるが10〜30分であり得る。コンディショニング成分を内側領域14に送り込む間、ファン34が作動され、キャビネット12内で空気を循環させる。随意的にではあるが、ヒータ36を定期的に作動させ、分配したコンディショニング成分を加熱することができる。 【0018】コンディショニング成分を分与させた後、ヒータ36及びファン34を作働し、キャビネット内に吊した衣料に暖められた空気を吹き当てつつ再循環させ、衣類に分与させたコンディショニング成分を乾燥させる。この乾燥時間中の空気の温度は約40℃から約80℃の間の範囲であるのが好ましく、約50℃〜約65℃の間であるのがより好ましい。乾燥時間は、選択したサイクル及び負荷量にもよるが10〜180分である。図2に示す排気ダクト58を設けることにより、この乾燥時間中に内側領域14を排気させることが可能である。排気ダクト58に配管を繋ぎ、排気が従来からの乾燥用途におけるようにユーザーの家屋から通気されるようにすることができる。配管には、コンディショニング成分を分与する段階中に排気ダクトを塞いでおくための蓋手段を設けることができる。 【0019】本プロセスで使用するために選択されるコンディショニング成分は、どのような仕上げを望むかによって大きく異なって来る。しかしながら、運転の好ましいモードではコンディショニング成分には様々な衣料繊維に対して有効な成分が含まれる。例えば、コンディショニング成分は、“ドライクリーニング”に限定される衣料のみならず、代表的には、従来からの洗濯作業(即ち、家庭での洗濯及び乾燥サイクル)に引き続く実質的な皺取り作業を必要とする純綿のドレスシャツのために好適なものである。例えば、衣類をリフレッシュする1つの好適な成分には、重量パーセントで約0.001%から約10%のジエチレングリコールと、約0.01%から約10%のシクロデキストリンと、約0.001から約5%の界面活性剤と、約0%から約2%の保存料と、残余部分としての水とが含まれる。 【0020】図4には本発明の別態様が例示され、コンディショニング成分を分与するシステムに加え、装置10’内に吊した衣料をプレス取り扱うためのプレス手段を含んでいる。不要な重複を避けるために装置10’をプレス手段に関してのみ説明するが、図4の実施例には、ロッド18を除く、図1〜図3に例示される構成要素が含まれ、同じ要素は同じ参照番号で表されている。 【0021】装置10’には、内側領域あるいはエンクロージャ14’を確定するキャビネット12’と、上方ハウジング24’とが含まれる。上方ハウジング24’は、空気供給ダクト62に繋げたブロワアセンブリ60を支持する。あるいはまた、ブロワをキャビネットの底部に格納することができる。空気供給ダクト62の端部64は、キャビネットのエンクロージャ14’の上部表面14c’を貫いて伸延する。ブロワ60が作動されると空気は空気供給ダクト62を通して移動され、端部64から排出される。エンクロージャ14’内部には、剛性のハンガー胴部68と、膨張袋70とを含む膨張性ハンガーアセンブリ66が支持される。ハンガー胴部68には、管状の入口端部72と、膨張袋70に接続したハンガー状の中空胴部74とが含まれる。入口端部72は、ブロワ60が膨張性ハンガーアセンブリ66内に空気を吹き込むよう、端部64に接続する構成を有している。管状の入口端部72を端部64に接続するための手段は、これら2つの管状の部材をシール状態で接続するための任意形式のクイック結合システムとすることができる。 【0022】膨張袋70はハンガー胴部68に取り外し自在に取り付けられる。膨張袋70が取り外し自在であることは、衣類取り扱い装置の維持管理及び性能上有益である。取り外し自在であることにより膨張袋70は、損傷した場合に交換可能であるのみならず、衣料を袋に被せやすくなる。この点は、ジッパーやボタンといった締め具を持たないプルオーバー形式の衣料のためには特に重要である。取り扱う衣料の寸法及び形式によっては大きさ及び形状の異なる袋が必要となる場合もある。 【0023】膨張袋をハンガー胴部68に取り付け且つ密封した後、ハンガー胴部68に空気を送り膨張袋70を膨らませる。膨張袋70が膨らんだ時点でドア16’を閉め、膨張袋70の各側壁を後壁14e’と、ドア16’の内側表面16a’とに夫々押し当てる。こうすることで、膨らんだ膨張袋70に沿って配置されたシャツのような衣類がプレスされ皺取りされる。衣類に加わる圧力は、衣料の皺取りを最適化するようブロワ60を適宜に寸法付けすることにより設定することができる。皺取りのための圧力は小さい方が望ましい場合(デリケートな衣類の皺取り)もある。皺取りのための圧力が小さいことが望ましい場合、膨張袋70を穴開き袋と交換することができる。この穴開き袋では、穴が開けられていることにより、膨張袋に沿って配置した衣類に加わる圧力は小さくなる。ブロワ60は、その速度を変化させることで可変の皺取り用圧力が得られるよう、可変速形式のものとすることもできる。あるいは、機械的乃至は電気的に作動される流れ拘束体を使用し、固定速ブロワの変速を変化させることもできる。 【0024】かくして、本発明によればコンディショニング成分を、蒸気を用いる必要性無く衣料に分与することにより衣料を有効にリフレッシュさせる、衣料取り扱い用キャビネットが提供されることが明らかである。以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。 【0025】 【発明の効果】衣類を充分満足し得る状態にコンディショニングする、家庭用のプロセスが提供され、蒸気を用いる必要が無く、コスト及び時間効率の改善されたそうしたプロセスが提供される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595177084 【氏名又は名称】ホワールプール・コーポレイション
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| 【出願日】 |
平成11年(1999)4月21日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】倉内 基弘 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−319398 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平11−113483 |
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