| 【発明の名称】 |
洗濯機の洗濯作動制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】趙 誠元
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| 【要約】 |
【課題】エネルギー効率の向上及び洗濯効果の極大化を図ることができる洗濯機の加熱洗濯作動制御方法を提供する。
【解決手段】洗濯機内のマイクロプロセッサには洗濯水の温度に応じて最上の洗濯効果を上げるための洗濯機の最適の洗濯作動条件を提供する多数のサブルーチンが入力されている。洗濯水は設定温度に到達するまで加熱され(S202)、加熱される間洗濯水の温度が検知される(S203)。マイクロプロセッサは検知された温度に対応するサブルーチンを行う(S205,S207,S209,S211,S212)。各サブルーチンは対応する温度における洗濯水の給水量、ドラムの回転速度、ドラムの回転方向の切換周期などに関するデータを有している。洗濯水の温度が設定値に到達すれば加熱を中止し(S214)、マイクロプロセッサは設定温度に対応するサブルーチンに従って洗濯作動を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗濯機の洗濯作動制御方法において、洗濯水の温度に対応して最上の洗濯効果を得るための上記洗濯機の最適の洗濯作動条件を提供する多数のサブルーチンを設ける段階;ドラム内の洗濯水を設定温度に到達するまで加熱する段階;上記加熱段階を行っている間に、上記洗濯水の温度を検知する段階;上記温度検知段階で検知された温度に対応する上記サブルーチンを行う段階;及び上記温度検知段階で検知された温度が上記設定温度に到達すれば加熱を中止する段階;を含むことを特徴とする洗濯機の洗濯作動制御方法。 【請求項2】 上記洗濯作動条件は、洗濯水の温度による洗濯水の最適量に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の洗濯作動制御方法。 【請求項3】 上記洗濯作動条件は、上記温度検知段階で検知された各々の温度の持続時間に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の洗濯作動制御方法。 【請求項4】 上記洗濯作動条件は、洗濯水の温度による上記ドラムの回転速度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の洗濯作動制御方法。 【請求項5】 上記洗濯作動条件は、上記洗濯水の温度による上記ドラムの回転方向の切換周期に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の洗濯作動制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機の洗濯作動制御方法に関し、より詳しくは、加熱される洗濯水の温度変化に応じて洗濯機の作動条件を変化させることにより、最適の洗濯作動条件の下で洗濯が行われるようにした洗濯機の洗濯作動制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】図1は従来の一般的な洗濯機のうちドラム型洗濯機を示している。ドラム型洗濯機は本体1、本体1の内部に懸架装置(図示せず)及び衝撃吸収装置(図示せず)により支持されているタブ(tub)2、タブ2内に回転可能に設置されているドラム3を備えている。ドラム3の内側には多数の脱水孔3aと突出部3bが形成されている。タブ2の一側にはドラム3を駆動するための駆動装置5が設置され、タブ2の下部には洗濯作動の後にドラム3内の洗濯水を排水するための排水装置7が設けられている。また、タブ2の上部にはドラム3内の洗濯水を加熱するための加熱装置9が設置され、本体1の前方にはタブ2を開閉するためのドア8が設置されている。 【0003】また、本体1の上部にはドラム3内に洗濯水を供給するための給水装置6が設置されている。給水装置6の前方には洗剤収容容器4aを備えた洗剤供給装置4が設置されている。また、本体1の前方上部には使用者が洗濯機の作動状態を操作できるようにコントロールパネル10が備えられている。洗濯機の作動は洗濯作動、濯ぎ作動、及び脱水作動などで構成される。洗濯作動を行うために、使用者はドア8を開放してドラム3内に洗濯物を投入した後、コントロールパネル10を操作する。洗濯機内のマイクロプロセッサ(図示せず)は使用者の操作により洗濯機の作動を制御する。 【0004】即ち、給水装置6及び洗剤供給装置4が作動して、給水装置6により供給される洗濯水を洗剤収容容器4aに収容された洗剤とともにドラム3の内部に流入させる。また、駆動装置5によってドラム3が回転することにより、洗濯作動が行われる。即ち、ドラム3の回転により、ドラム3内の洗濯物がドラム3に沿って上昇及び落下するようになる。この時、洗濯物に加えられる衝撃により洗剤の洗濯作動がなされる。上記ドラム3は正逆方向に交互に回転する。一方、加熱洗濯作動を行う場合は、ドラム3が回転する間に加熱装置9が動作する。 【0005】図2は従来の加熱洗濯作動の流れを示すフローチャートである。使用者がコントロールパネル10を操作して時間及び温度を設定すれば(S101)、洗濯機は洗濯作動中に加熱作動を行う(S102)。洗濯機内のセンサ(図示せず)は洗濯水の温度を検知する(S103)。マイクロプロセッサは検知された温度が設定温度を超えているか否かを判断し(S104)、設定温度以下であれば洗濯及び加熱作動を行い続け、設定温度を超えていれば加熱を中止する(S105)。加熱中止になった状態でも洗濯作動は継続的に行われ、マイクロプロセッサは洗濯作動が行われる時間をカウントして(S106)、設定時間になると(S107)洗濯作動を終了する。 【0006】加熱洗濯が終了すれば、排水装置7により洗濯水が外部に排出され、次いで、給水、濯ぎ、及び排水の順に濯ぎ作動を行う。濯ぎ作動が終了すれば、排水装置7により洗濯水が排出され脱水が行われる。脱水作動においてドラム3は高速回転するが、この時発生した遠心力により洗濯物の脱水がなされる。 【0007】しかしながら、上記のような従来の加熱洗濯制御方法では、洗濯水が加熱される間はその温度変化に関係なく同一の洗濯作動が継続的に行われるため、洗濯効果の極大化を図ることができなかった。洗濯効果の極大化のためには、洗濯水の温度に応じた最適の作動条件により洗濯機を駆動するのが望ましい。 【0008】また、従来の加熱洗濯制御方法では、設定された量の洗濯水の給水が完了してから加熱作動を行っていたため、設定温度に到達するまで長時間が所要され、洗濯効率が低下するという問題点があった。また、このような場合、設定温度に到達していない、低温の状態でも同一の洗濯作動が行われるため、洗濯効果が十分でない状態で不要な洗濯作動を行うことになり、エネルギー効率がよくないという欠点があった。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、洗濯水の温度変化に応じて洗濯機の作動条件を変化させることで、最適の洗濯作動条件の下で洗濯作動を行うことができ、これによりエネルギー効率の向上を図ることができる洗濯機の洗濯作動制御方法を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明により、洗濯機の洗濯作動制御方法において、洗濯水の温度に対応して最上の洗濯効果を得るための上記洗濯機の最適の洗濯作動条件を提供する多数のサブルーチンを設ける段階;ドラム内の洗濯水を設定温度に到達するまで加熱する段階;上記加熱段階を行っている間に上記洗濯水の温度を検知する段階;上記温度検知段階で検知された温度に対応する上記サブルーチンを行う段階;及び上記温度検知段階で検知された温度が上記設定温度に到達すれば加熱を中止する段階;を含むことを特徴とする洗濯作動制御方法によって達成される。ここで上記洗濯作動条件は、洗濯水の温度による洗濯水の最適量に関する情報、上記温度検知段階で検知された各々の温度の持続時間に関する情報、洗濯水の温度による上記ドラムの回転速度に関する情報、及び上記ドラムの回転方向の切換周期に関する情報を含むことができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本発明をより詳しく説明する。図1に示された従来の洗濯機の各部分に対しては同一の参照番号を付し、その説明は省略する。図3は本発明による洗濯機の加熱洗濯作動の流れを示すフローチャートである。洗濯機内のマイクロプロセッサ内には多数のサブルーチンが予め入力されている。このサブルーチンは洗濯水の多様な温度にそれぞれ対応する。各サブルーチンは後述するように対応する洗濯水の温度で最上の洗濯効果を得るための洗濯機の最適の洗濯作動条件を提供する。 【0012】使用者がコントロールパネル10を操作して時間及び温度を設定すれば(S201)、洗濯機は加熱作動を行う(S202)。洗濯機内のセンサ(図示せず)は洗濯水の温度を検知し(S203)、検知された温度が20℃以下であれば(S204)、マイクロプロセッサは第1サブルーチンによって洗濯作動が行われるように洗濯機の各動作状態、例えばドラム3内に供給される洗濯水の量及びドラム3の回転速度などを制御する(S205)。 【0013】検知された温度が30℃以下であれば(S206)、マイクロプロセッサは第2サブルーチンにより洗濯作動が行われるように洗濯機の動作状態を制御し(S207)、検知された温度が40℃以下であれば(S208)、マイクロプロセッサは第3サブルーチンにより洗濯作動が行われるように洗濯機の動作状態を制御する(S209)。このように洗濯機の温度変化は10℃の間隔でチェックされ、100℃以下であれば(S210)第9サブルーチンが行われ(S211)、100℃を超えた場合は第10サブルーチンが行われる(S212)。 【0014】マイクロプロセッサは各サブルーチンを行う間、洗濯水が設定温度に到達したかをチェックして(S213)、設定温度以下であれば洗濯及び加熱作動を継続的に行い、設定温度を超えた場合は加熱を中止する(S214)。加熱中止になった状態でも洗濯作動は設定温度に対応するサブルーチンによって継続的に行われ、マイクロプロセッサは洗濯作動の行われる時間をカウントして(S215)、設定時間に到達すれば(S216)洗濯作動を終了する。上記のような加熱洗濯が完了した後は、図1及び図2に示された従来の技術の説明に言及したような濯ぎ作動及び脱水作動が行われる。 【0015】図4は各サブルーチンに設定されている洗濯作動条件の一例を示している。同図には、洗濯水の温度変化に応じた最適の洗濯効果を得るための洗濯水の適正給水量が示されている。例えば、洗濯水の温度が20℃であるときは、ドラム3内に洗濯水を3リットルだけ給水するのが望ましい。従って、20℃に対応する第1サブルーチンには洗濯水の量が3リットルと設定されている。マイクロプロセッサは第1サブルーチンが行われる場合、ドラム3内に3リットルの洗濯水が供給されるように給水装置6を制御する。 【0016】洗濯水の温度が40℃以下であれば、洗濯水を7リットルだけ給水するのが望ましい。従って、第3サブルーチンには洗濯水の量が7リットルと設定されている。マイクロプロセッサは第3サブルーチンが行われる場合、ドラム3内に7リットルの洗濯水が供給されるように給水装置6を制御する。同様に、各サブルーチンには図4のグラフに示されたデータに基づいて最適の洗濯水の量が設定される。 【0017】最適の洗濯効果を得るための洗濯水の適正給水量は、全ての洗濯機において図4に示されたように決定されるのではない。即ち、適正の給水量に関するデータは、洗濯機の種類、洗濯容量、洗剤の洗濯能力、エネルギー消費量、ドラム3の回転時の洗濯物の落下による洗濯効果などを考慮して実験的に得られる。このように、洗濯水の量を洗濯水の温度に比例して順次増加させることにより、洗濯効果及びエネルギー効率の向上を図ることができる。また、温度が低い時は、少量の洗濯水しか供給されないため、洗濯水の温度が使用者による設定温度に短時間内に到達することができる。 【0018】図4には各サブルーチンに設定された洗濯作動条件のうち洗濯水の量に関する条件だけが示されているが、このような洗濯作動条件は多様な種類のデータにより構成することができる。即ち、洗濯作動条件は各温度において洗濯水が維持される望ましい時間、ドラム3の回転数、及びドラム3の回転方向の切換周期に関するデータを含むことができる。このようなデータも、前述したようないろいろな要素を考慮して実験的に決定される。 【0019】例えば、洗濯水の温度が低く洗濯水の量が少ない間は、ドラム3の回転速度を低速にし、回転方向の切換周期を長くする。これにより、洗濯効果が大きくない間は、エネルギーの節減を図ることができる。また、洗濯水の量の増加及び洗濯水の温度が設定値に近づいていくことにつれ、ドラム3の回転速度を高速にするとともに回転方向の切換周期を短くする。これにより、全体的なエネルギー効率が増加するとともに洗濯効果が極大化する。また、全体的な洗濯作動時間は使用者により設定された時間に制限されているため、洗濯水の温度が設定温度に近接した状態の持続時間を低温状態のそれに比べて長くなるように制御するのが望ましい。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、各サブルーチンはそれぞれの設定温度で最上の洗濯効果及びエネルギー効率を図ることができるように多様な洗濯作動条件を有しており、またマイクロプロセッサは洗濯水の温度変化につれて各温度に対応したサブルーチンを行うことで、洗濯効果を向上させることができる。これにより、洗濯効果の極大化及び省エネルギー化を図ることができる。以上、本発明を望ましい実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更及び改良が可能なことは勿論である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390019839 【氏名又は名称】三星電子株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)9月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−319365 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−250181 |
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