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【発明の名称】 |
エゼクター付き軟水器 |
| 【発明者】 |
【氏名】松岡 孝 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】水道水をイオン交換樹脂容器の中に通し、軟水化する軟水器において、水道水採取、軟水採取、イオン交換樹脂への水道水逆流洗浄、水道水の水圧により食塩水の吸入再生の四工程を、一ハンドルで切り換えできる、四段切り換えバルブを有するエゼクター付き軟水器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、美容院、すし屋他レストラン、更に、一般家庭等において使用する小型で簡便な軟水器に関する。 【0002】 【従来の技術】硬水を軟水化する装置においては、硬水を陽イオン交換樹脂を充填した容器に通し、軟水化している。この場合、採取した軟水の容量に比例し、前記陽イオン交換樹脂にCa++、Mg++などのイオンがつき、軟水化能力は下がり不活性になる。軟水化能力の下がった前記陽イオン交換樹脂に食塩水を通すと、前記陽イオン交換樹脂についたCa++、Mg++などのイオンは全てNaイオン+に置換され軟水化能力が再生される。従来の軟水化装置では、前述した方法で、工業的に多量の軟水を採取する装置が使用されている。これらは、空気圧、電磁弁、モーター等を用いて、軟水の採取、陽イオン交換樹脂の再生等を全て自動運転される大規模な装置であった。しかし、最近では美容院、すし屋他レストラン、喫茶店、一般家庭等でも、水道水を、更に、軟水化して軟水の効用を利用したいとするニーズが増大し、小型で簡便安価な軟水器が求められるようなっている。美容院では、軟水の効用として、洗顔、洗髪するのに、軟水が石鹸の泡立ちをよくし、また、水洗いが効果的に行えるため、軟水の使用ニーズが増えている。また、アトピー性皮膚炎の人にも、軟水の使用が肌に効果的であることが、経験的に実証されている。すし屋では、米を軟水で炊くことにより、ふっくらと美味しいご飯が炊け、かつ、酢の効きがよい等の効用があることが経験的に実証され、軟水の使用ニーズが増えている。喫茶店では、軟水でコーヒーをいれると、コーヒー豆本来のうまみがだせることや、紅茶の場合、赤味がかった、きれいな色のおいしい紅茶がだせることが、経験的に実証され、やはり、軟水の使用ニーズが増えている。また、一般家庭でも、炊飯、お茶の入れ、洗顔、洗髪等に軟水が適していることで、軟水の使用ニーズが増えている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述した各分野における軟水の効用が実証され、ニーズが高いにもかかわらず普及率が小さいことからも、小型で、操作性のよい、簡便安価な軟水器がないことがわかる。そこで、本発明は洗面台、流し台等の下に設置できる小型で、かつ一つのハンドルで切り換え操作のできる簡便、安価な軟水器を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明、エゼクター付き軟水器を、美容院、すし屋他レストラン、喫茶店、一般家庭等の洗面台、流し台等の下に設置し、水道管に直結し、該エゼクター付き軟水器より前記洗面台、流し台等の上部に設けた水道水蛇口、軟水蛇口より、それぞれ、水道水、軟水を採取するものである。このように設置した本発明エゼクター付き軟水器は一ハンドルの回動で、次の四工程を切り換える四段切り換えバルブを有している(1)軟水でなくてもよい場合は、陽イオン交換樹脂の寿命を延ばすため、陽イオン交換樹脂を通さないで、直接水道水を水道水蛇口に導く、切り換えバルブ機能をもつ。 (2)水道水を陽イオン交換樹脂へ通し、軟水化して軟水蛇口に導く、切り換えバルブ機能をもつ。 (3)陽イオン交換樹脂に逆方向より水道水を流し、即ち、陽イオン交換樹脂の下方より水道水を流し、イオン交換樹脂を下方より、ほぐすように洗浄し、排水口に導く、切り換えバルブ機能をもつ。(以下逆洗という。) (4)陽イオン交換樹脂の上方より、下方に水道水を流し、その水道水の水圧を利用し、別途に設けた食塩水容器より食塩水を導き、陽イオン交換樹脂を再生して、その排水を前記排水口に導く、切り換えバルブ機能をもつ。 【0005】 【作用】本発明、エゼクター付き軟水器を、洗面台、流し台等の下に設置し、水道管に直結し、該エゼクター付き軟水器より前記洗面台、流し台等の上部に設けた水道水蛇口、軟水蛇口に配管されている。このように設置した本発明エゼクター付き軟水器は一ハンドルの回動で、四段切り換えバルブを有している(1)水道水を採取する場合、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを水道水の表示位置に合わせ、水道水蛇口を開閉して、水道水を必要量採取する。 (2)軟水を採取する場合、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを軟水の表示位置に合わせ、軟水蛇口を開閉して、軟水を必要量採取する。 (3)陽イオン交換樹脂の下方より水道水を流し、イオン交換樹脂を下方より、ほぐすように洗浄、即ち、逆洗の場合、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを逆洗の表示位置に合わせると、水道の水圧により、陽イオン交換樹脂の中の導管を通り、陽イオン交換樹脂の下方より上方に流れ、排水口より排水され、逆洗される。一定時間、逆洗した後、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを水道水の表示位置に合わせると、逆洗は完了する。 (4)陽イオン交換樹脂を再生する場合、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを再生の表示位置に合わせると、水道水が陽イオン交換樹脂の上方より下方に流れると同時に、食塩水容器より食塩水が吸入され、排水口より排水され、この時、再生処理が行なわれる。一定時間、再生処理した後、本軟水器の四段切り換えバルブのハンドルを水道水の表示位置に合わせると再生処理は完了する。 【0006】 【実施例】本発明の具体的一実施例を図面により説明する。(図1)は、本発明であるエゼクター付き軟水器を、洗面台の下にとりつけた時の見取り図である。(本図は、エゼクター付き軟水器を、既存の洗面台に、追加して使用する場合の簡略的な配管を示す) 配管の方法については、後で詳しく説明するが、まず、陽イオン交換樹脂容器1と水道管5を連結する。食塩水容器4と陽イオン交換樹脂容器1の頭部とを食塩水導管4−1で連結する。シャワーヘッド8と陽イオン交換樹脂容器1の吐き出し口とを、吐き出し導管8−2で連結してある。8−1はハンガーである。9は既存の水道蛇口で、10は洗面台である。本発明、エゼクター付き軟水器を、このように設置、配管することにより、美容院等での洗顔、洗髪に軟水を利用しようとするものである。石鹸の泡立ちがよく石鹸の落ちもよい。次に、このように設置、配管された洗面台の操作法について説明する。 (1)図1のように表示板26の水道のところに、27のハンドルを合わせるとシャワーヘッド8より水道水がでる。勿論水道蛇口9からも水道水はでる。 (2)27のハンドルを180度回し、表示板26の軟水のところに合わせるとシャワーヘッド8より軟水がでる。 (3)同様にして、ハンドル27を操作して、一定時間逆洗し、次に、一定時間再生して、陽イオン交換樹脂を再生させる。(図2)は。本発明、エゼクター付き軟水器の他の使用法、システム流し台に組み付けられた時の見取り図である。11は流し台、2は軟水蛇口、3は水道水蛇口で、それぞれ専用の蛇口が設けられている。まず、陽イオン交換樹脂容器1を、流し台11の下に設置し、該陽イオン交換樹脂容器1と水道管5を連結する。食塩水容器4と陽イオン交換樹脂容器1の頭部とを食塩水導管4−1で連結する。吐き出し口の一方と軟水蛇口2とを軟水導管2−1で連結する。吐き出し口の他の一方と水道水蛇口3とを水道水導管3−1で連結する。水道水導管3−1の途中よりT字継手3−2で分岐したところにコック6を設け、排水口7とを排水導管3−3で連結されている。本発明、エゼクター付き軟水器を、このように設置、配管することにより、水道水、軟水が、それぞれ専用蛇口から採取できる便利なシステム流し台が構成される。該システム流し台は、すし屋、レストラン、喫茶店、一般家庭の流し台に利用される。ご飯を炊いたり、コーヒー、紅茶、お茶のお湯に利用される。次に、この様に構成されたシステム流し台の操作法について、簡単に説明する(1)図2のように表示板26の水道のところに、27のハンドルを合わせると水道水蛇口3より水道水がでる。 (2)ハンドル27を180度回し、表示板26の軟水のところに合わせると、軟水蛇口2より軟水がでる。 (3)同様にして、ハンドル27を逆洗にし、コック6を開くと逆洗が始まり逆洗水は排水口7より排水され、コック6を閉めると逆洗は終わる。コック6をタイマー付きコックにすることもできる。 (4)同様にして、ハンドル27を再生にし、コック6を開くと再生が始まり食塩容器4より食塩水が陽イオン交換樹脂容器1に入り、排水口7より排水され、コック6を閉めると再生は終わる。コック6をタイマー付きコックにすることもできる。 【0007】次に、本発明、エゼクター付き軟水器の構造と水道水の流れについて説明する。(図3)は、ハンドル27を軟水にした時のエゼクター付き軟水器の断面図を示す。陽イオン交換樹脂容器1の中には、陽イオン交換樹脂24が入っている。陽イオン交換樹脂容器1の口金部1−1には、バルブ本体25がOリング25−1を介してネジ込まれている。バルブ本体25の中には、切り替えバルブ15が回転自在に挿入され、押さえ環17を介じて、押さえナット18で押さえられている。該押さえナット18には、表示板26がネジ止めされている。表示板26には、水道、再生、軟水、逆洗の表示がされている。切り替えバルブ15を回転させる軸部15−1には、ハンドル27がネジ止めされている。バルブ本体25の水道口25−2には水道管5が水道口金5−1と共に、ナット19で締め付けられている。切り替えバルブ15の中には、エゼクター16がネジ込まれている。バルブ本体25の頭部には、キャップA12、キャップB13がネジ込まれている。該キャップB13には、食塩水導管4−1が食塩水導管口金4−2と共に、ナット14で締め付けられている。食塩水導管4−1の他端は、食塩水容器4に差し込まれている。バルブ本体25の下方には、フィルター環20が、ねじ込まれ、端面にはステンレスの網でできたドーナツ状のフィルター20−1が固定されている。バルブ本体25の中央下部には、集水パイプ22が固定され、下部先端には、ステンレスの網でできたキャップ23が固定されている。更に、分かりやすくするために、部材ごとに図示し、説明する。(図4)は、バルブ本体25の断面図を示す。(図5)は、(図4)の底面図を示す。25−1は水漏れ防止のOリング、25−2は水道口、25−3、25−4、25−5は、それぞれ、水道水の陽イオン交換樹脂容器1への流入口、流出口、25−6は食塩水の流入口、25−8は吐き出し口A、25−9は吐き出し口Bである。(図6)はエゼクターと呼ばれる液体ポンプを説明する断面図を示す。水道水が矢印Aの方向に流れると、内室Cは陰圧となり、流入口より矢印Bの方向に、他の流体(例えば食塩水)が吸入され、水道水と共に流れる。(図7)は、この原理を応用したエゼクター16の断面図を示す。(図8)は、(図7)X−Y断面図を示す。16−1は切り替えバルブ15の内部に締め付けるネジ部、16−5は漏れ防止のOリングである。(図7)のX−Y断面のように、食塩水を吸入する吸入口16−2が設けてある。流入口金16−3、流出口金16−4は、それぞれ、エゼクター16の内部に固定され、両口金を水道水が流れるとき、吸入口16−2より、食塩水が吸入されるようになっている。(図9)から(図12)で、切り替えバルブ15の構造を説明する。15−1は回転させる軸部で、切り替えバルブ15の外周には、角溝15−13丸溝15−14が設けてある。丸溝15−14には、十字状に流通口15−4、15−5が設けてある。中心内部には、丸穴流通口15−7があり、奥部に(図7)エゼクター16をネジ込むネジ部15−6が設けてある。丸穴流通口15−7より外周に貫通する導通口15−2、15−9と食塩導通口15−10がある。また、角溝15−13には、横溝15−3、15−8、15−11,15−12、15−12が設けてある。丸溝15−14には、横溝15−15が設けてある。(図9)は、切り替えバルブ15の軟水を採取する位置での平面図を示す。(図10)は、切り替えバルブ15の逆洗する位置での平面図を示す。(図11)は、切り替えバルブ15の水道水を採取する位置での平面図を示す。(図12)は、切り替えバルブ15の再生する位置での平面図を示す。このように、構成された本発明、エゼクター付き軟水器の四段切り替えバルブの操作により、水道水の流れが、どのようになるかを説明する。 【0008】(図3)は、ハンドル27を表示板26の軟水の位置にした時の断面図である。水道水はバルブ本体25の水道口25−2より入り、矢印の方向に流れ、軟水が吐き出し口A25−8、吐き出し口B25−9より吐き出される。即ち、導通口15−2、流出入口25−5、フィルター環20、フィルター20−1を通り、陽イオン交換樹脂24を通過する時、軟水化され、キャップ23より、集水パイプ22、流出入口25−3、横溝15−3より、吐き出し口A25−8、吐き出し口B25−9より吐き出される。(図13)は、ハンドル27を表示板26の逆洗の位置にした時の断面図である水道水はバルブ本体25の水道口25−2より入り、矢印の方向に流れ、逆洗が行なわれ、逆洗水が吐き出し口A25−8より吐き出される。即ち、導通口15−9、流出入口25−3、集水パイプ22よりキャップ23を通り、陽イオン交換樹脂24の下部より上方に向かって、陽イオン交換樹脂24を解すように洗浄し、フィルター20−1、フィルター環20、流出入口25−5、横溝15−8より、逆洗水が吐き出し口A25−8より吐き出される。(図14)は、ハンドル27を表示板26の水道の位置にした時の断面図である水道水はバルブ本体25の水道口25−2より入り、矢印の方向に流れ、水道水が、吐き出し口A25−8より吐き出される。即ち、水道水はバルブ本体25の水道口25−2より入り、導通口15−9より、水道水が吐き出し口A25−8より吐き出される。(図15)は、ハンドル27を表示板26の再生の位置にした時の断面図である水道水はバルブ本体25の水道口25−2より入り、食塩水と共に矢印の方向に流れ、再生が行なわれ、吐き出し口A25−8より吐き出される。即ち、水道水は、バルブ本体25の水道口25−2より入り、エゼクター16を流れる時、食塩水を流入口25−6より吸入し、合流して流通口15−4、15−5を通り、横溝15−15、流出入口25−4、フィルター環20、フィルター20−1、そして、陽イオン交換樹脂24の中を通過する時に再生し、キャップ23、集水パイプ22を通り、流出入口25−3、横溝15−12より、吐き出し口A25−8より吐き出される。 【0009】次に、表示板26とハンドル27の位置により、吐き出し口と吐き出し水の関係を図面により簡単に説明する。(図16)(図17)(図18)(図19)の各図Aは、本発明エゼクター付き軟水器のバルブ本体部25の上面図、各図Bは、それぞれ各図Aの表示板26とハンドル27の位置を示す(図16)の図Bのように、ハンドル27を表示板26の水道水の位置にすると図Aのように、水道水は25−2より入り、直接吐き出し口A25−8より吐き出される。(図17)の図Bのように、ハンドル27を表示板26の再生の位置にすると図Aのように、水道水は25−2より入り、直接水道水は、吐き出し口B25−9より吐き出される。また、陽イオン交換樹脂24を活性化した食塩水は水道水と共に吐き出し口A25−8より吐き出される。このように、再生中でも、水道水を採取することもできる。(図18)の図Bのように、ハンドル27を表示板26の軟水の位置にすると図Aのように、水道水は25−2より入り、陽イオン交換樹脂24の中を通る時に軟水化され、吐き出し口A25−8と吐き出し口B25−9の二つの口より吐き出される。(図19)の図Bのように、ハンドル27を表示板26の逆洗の位置にすると図Aのように、水道水は25−2より入り、陽イオン交換樹脂24の中を通る時に下から上に解すように洗浄し、吐き出し口A25−8より吐き出される。 【0010】 【発明の効果】本発明のエゼクター付き軟水器には、次のような効果がある。 (1)360度回転できるハンドル操作で、水道水、軟水、逆洗、再生の四段切り替えバルブを有し、操作性がよく、コンパクトで堅牢、安価である。 (2)構造上、手前に表示板、ハンドルがきて、その裏側に水道水口金がある構造なので、配管に便利な構造になっている。 (3)図1のように、既製の洗面台にも、簡略的な配管もできる。 (4)図2のように、システム流し台として、軟水、水道水各専用蛇口に正式配管もできる。 (5)再生中でも、水道水を採取することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595086030 【氏名又は名称】箕浦 佳美 【識別番号】595044971 【氏名又は名称】松岡 孝
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月18日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−10145 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−196302 |
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