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【発明の名称】 磁気浮上式鉄道の地上コイル装置
【発明者】 【氏名】大濱 茂也

【氏名】板橋 好文

【要約】 【課題】取付用ボルトを短くすると共に、軌道側の寸法誤差を容易に補正することができるようにする。

【解決手段】絶縁体13と一体化された金属製のブッシュ14に、軌道11側とは反対側に開口した第1の穴14aと、第1の穴14aと同軸上に第1の穴14aと連続するように、第1の穴14aより穴径が小さく軌道11側に開口した第2の穴14bとが形成され、軌道11と当接可能な補正部材16がブッシュ14の軌道11側の外周に螺合され、第2の穴14bを貫通して軌道11に螺合された締結手段19が第1の穴14a内でブッシュ14と当接し、補正部材16を介してブッシュ14を軌道11に押圧することにより、地上コイル体15が軌道11に取り付けられるようにしたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、上記絶縁体と一体化された金属製のブッシュに、上記軌道側とは反対側に開口した第1の穴と、上記第1の穴と同軸上に上記第1の穴と連通するように、上記第1の穴より穴径が小さく上記軌道側に開口した第2の穴とが形成され、上記軌道と当接可能な補正部材が上記ブッシュの上記軌道側の外周に螺合され、上記第2の穴を貫通して上記軌道に螺合された締結手段が上記第1の穴内で上記ブッシュと当接し、上記補正部材を介して上記ブッシュを上記軌道に押圧することにより、上記地上コイル体が上記軌道に取り付けられるようにしたことを特徴とする磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【請求項2】 磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、上記軌道側から上記軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを上記絶縁体と一体化し、上記第1の穴と同軸上に上記第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材を上記軌道と当接可能に上記ねじ部に螺合し、上記第2の穴を貫通して上記軌道に螺合された締結手段が上記第1の穴内で上記補正部材と当接して上記補正部材を上記軌道に押圧することにより、上記地上コイル体が上記軌道に取り付けられるようにしたことを特徴とする磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【請求項3】 磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、上記軌道側から上記軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを上記絶縁体と一体化し、上記第1の穴と同軸上に上記第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材が上記軌道と当接可能に上記ねじ部に螺合され、上記第1の穴と同軸上に上記第1の穴より小さい穴径の第3の穴が形成された固定部材が上記補正部材と当接可能に上記軌道側とは反対側の上記ねじ部に螺合され、上記第2の穴及び上記第3の穴を貫通して上記軌道に螺合された締結手段が上記第1の穴内で上記固定部材と当接して上記補正部材を上記軌道に押圧することにより、上記地上コイル体が上記軌道に取り付けられるようにしたことを特徴とする磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【請求項4】 磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、上記軌道側から上記軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを上記絶縁体と一体化し、上記第1の穴と同軸上に上記第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材が上記軌道と当接可能に上記ねじ部に螺合され、上記第2の穴を貫通して上記軌道に螺合された締結手段が上記第1の穴内で上記補正部材と当接して上記補正部材を上記軌道に押圧することにより、上記地上コイル体が上記軌道に取り付けられ、上記締結手段より大きい穴径の第3の穴が形成された固定部材が上記補正部材と当接可能に、上記軌道側とは反対側の上記第1の穴内で上記ねじ部に螺合されるようにしたことを特徴とする磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【請求項5】 締結手段は軌道に螺合されるボルトと座金であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【請求項6】 締結手段は両ねじボルト、ナット及び座金で構成されると共に、上記両ねじボルトの一方が軌道に螺合され、他方に上記座金を介して上記ナットが螺合されるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気浮上式鉄道の地上コイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平7−184363号公報に記載された従来の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置の平面図及び図6は図5のVI−VI線の断面図である。図5及び図6において、コイル導体1を絶縁体2で被覆して金属製ブッシュ3を一体化した地上コイル体4が、ブッシュ3を介してつば部7aを有するスタッドボルト7及びナット8によって軌道5のインサート6に複数箇所で螺着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は以上のように構成されているので、ブッシュ3を貫通したスタッドボルト7の先端側にナット8を螺合して地上コイル体4を固定しているため、スタッドボルト7が長くなり曲げモーメントが大きくなる。この結果、スタッドボルト7の強度を確保するために直径を大きくする必要があるという問題点があった。
【0004】さらに、軌道5の寸法精度が悪いので、地上コイル体4を軌道5に取り付ける際に、各インサート6毎にブッシュ3とインサート6との間に補正板等を挿入して補正する必要があるため、取付作業が面倒であるという問題点があった。
【0005】この発明は、取付用ボルトの長さを短くすることにより、曲げモーメントを小さくしてボルトの小形化を図ることができる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置を提供することを目的とするものである。
【0006】さらに、軌道側の寸法誤差を容易に補正することができる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、絶縁体と一体化された金属製のブッシュに、軌道側とは反対側に開口した第1の穴と、第1の穴と同軸上に第1の穴と連続するように、第1の穴より穴径が小さく軌道側に開口した第2の穴とが形成され、軌道と当接可能な補正部材がブッシュの軌道側の外周に螺合され、第2の穴を貫通して軌道に螺合された締結手段が第1の穴内でブッシュと当接し、補正部材を介してブッシュを軌道に押圧することにより、地上コイル体が軌道に取り付けられるようにしたものである。
【0008】また、この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、軌道側から軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを絶縁体と一体化し、第1の穴と同軸上に第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材を軌道と当接可能にねじ部に螺合し、第2の穴を貫通して軌道に螺合された締結手段が第1の穴内で補正部材と当接して補正部材を軌道に押圧することにより、地上コイル体が軌道に取り付けられるようにしたものである。
【0009】また、この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、軌道側から軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを絶縁体と一体化し、第1の穴と同軸上に第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材が軌道と当接可能にねじ部に螺合され、第1の穴と同軸上に第1の穴より小さい穴径の第3の穴が形成された固定部材が補正部材と当接可能に軌道側とは反対側のねじ部に螺合され、第2の穴及び第3の穴を貫通して軌道に螺合された締結手段が第1の穴内で固定部材と当接して補正部材を軌道に押圧することにより、地上コイル体が軌道に取り付けられるようにしたものである。
【0010】また、この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石装置との間で電磁作用を行うように、絶縁体でコイル導体が被覆された地上コイル体を軌道に配置した磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、軌道側から軌道の反対側へ貫通した第1の穴にねじ部が形成された金属製のブッシュを絶縁体と一体化し、第1の穴と同軸上に第1の穴より小さい穴径の第2の穴が形成された補正部材が軌道と当接可能にねじ部に螺合され、第2の穴を貫通して軌道に螺合された締結手段が第1の穴内で補正部材と当接して補正部材を軌道に押圧することにより、地上コイル体が上記軌道に取り付けられ、締結手段より大きい穴径の第3の穴が形成された固定部材が補正部材と当接可能に、軌道側とは反対側の第1の穴内でねじ部に螺合されるようにしたものである。
【0011】また、この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、締結手段を軌道に螺合されるボルトと座金としたものである。
【0012】また、この発明に係わる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置は、締結手段を両ねじボルト、ナット及び座金で構成し、両ねじボルトの一方が軌道に螺合され、他方に座金を介してナットが螺合されるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態1の要部を示す断面図である。図1において、9はコンクリート等で構成された構造体、10は当接面10aが突出するように構造体9に埋設されたインサートで、ねじ部10bが形成されている。なお、9,10で軌道11が構成されている。12は所定の形状に巻回されたコイル導体、13はコイル導体12を被覆した絶縁体、14は絶縁体13と一体化された金属製ブッシュで、軌道11側とは反対側に開口した穴14aと、穴14aと同軸上に穴14aと連続するように軌道11側に開口し穴14aより直径が小さい穴14bと、軌道11側の外周にねじ部14cとが形成されている。なお、12〜14で地上コイル体15が構成されている。
【0014】16はねじ部16aがブッシュ14のねじ部14cに螺合された補正部材で、インサート10と当接可能に構成されている。17は穴14a内でブッシュ14と当接するようにインサート10のねじ部10bに螺合されたボルトで、補正部材16を押圧して地上コイル体15を軌道11に取り付ける。18はボルト17とブッシュ14とに当接するように相互間に配置された座金である。なお、17及び18で締結手段19が構成されている。
【0015】次に地上コイル体15の取付要領について説明する。図1において、一般に地上コイル体15は複数個のブッシュ14が設けられて、複数個所で軌道11に固定される。そこで、インサート10を設置する時の工作精度により、当接面10aの高さが軌道11に埋設された他のインサート(図示せず)の当接面(図示せず)の高さと一致しない場合が発生する。この場合は、補正部材16がインサート10の当接面10aに当接するように、補正部材16を回動させてねじ部14cに対する補正部材16の螺合位置を変える。この状態においてボルト17をインサート10のねじ部10bに螺合して、地上コイル体15を軌道11に取り付ける。
【0016】以上のように、軌道11と螺合された締結手段19が穴14a内でブッシュ14と当接し、補正部材16を介してブッシュ14が軌道11に押圧されるようにしたことにより、締結手段19のボルト17を短くすることができるので、ボルト17の曲げモーメントを小さくすることができる。
【0017】さらに、ブッシュ14の軌道11側の外周に補正部材16を螺合し、補正部材16が軌道11と当接するようにしたので、補正部材16の螺合位置を変えることにより軌道11側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0018】実施の形態2.図2は実施の形態2の要部を示す断面図である。図2において、9〜13は実施の形態1のものと同様のものである。20は絶縁体13と一体化された金属製ブッシュで、軌道11側から軌道11の反対側へ貫通した穴20a内にねじ部20bが形成されている。なお、12、13、20で地上コイル体21が構成されている。22はブッシュ20のねじ部20bに螺合されインサート10と当接可能な補正部材で、穴20aと同軸上に穴20aより小さい穴径の穴22aが形成されている。23は穴22aを貫通してインサート10のねじ部10bに螺合されたボルトで、穴20a内で後述の座金24を介して補正部材22をインサート10に押圧することにより、地上コイル体21を軌道11に取り付けている。24はボルト23と補正部材22とに当接するように配置された座金である。なお、23、24で締結手段25を構成している。
【0019】次に地上コイル体21の取付要領について説明する。図2において、一般に地上コイル体21は複数個のブッシュ20が設けられて、複数個所で軌道11に固定される。そこで、インサート10を設置するときの工作精度により、当接面10aの高さが軌道11に埋設された他のインサート(図示せず)の当接面(図示せず)の高さと一致しない場合が発生する。この場合は、補正部材22を回動させてねじ部20bに対する補正部材22の位置を変えて高さの補正をする。この状態において、ボルト23をインサート10のねじ部10bに螺合して、地上コイル体21を軌道11に取り付ける。
【0020】以上のように、軌道11に螺合された締結手段25が穴20a内で補正部材22と当接し、補正部材22を軌道11に押圧して地上コイル体21を軌道11に取り付けることにより、締結手段25のボルト23を短くすることができるので、ボルト23の曲げモーメントを小さくすることができる。
【0021】さらに、ブッシュ20のねじ部20bに補正部材22を螺合し、補正部材22が軌道11と当接するようにしたので、補正部材22の螺合位置を変えることにより、軌道11側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0022】上記構成において、図2では軌道11側のインサート10がブッシュ20の穴20a内で補正部材22と当接するものについて説明したが、穴20aの外側でインサート10と補正部材22とが当接するようにしても同様の効果を期待することができる。
【0023】実施の形態3.図3は実施の形態3の要部を示す断面図である。図3において、9〜13は実施の形態1のものと同様のものであり、20〜22は実施の形態2のものと同様のものである。26は補正部材22と当接可能に軌道11側とは反対側のねじ部20bに螺合された固定部材で、穴20aと同軸上に穴20aより小さい穴径の穴26aが形成されている。27は穴26aを貫通してインサート10のねじ部10bに螺合されたボルトで、穴20a内で後述の座金28及び固定部材26を介して補正部材22をインサート10に押圧することにより、地上コイル体21を軌道11に取り付けている。28はボルト27と固定部材26とに当接するように相互間に配置された座金である。なお、27、28で締結手段29が構成されている。
【0024】次に地上コイル体21の取付要領について説明する。図3において、一般に地上コイル体21は複数個のブッシュ20が設けられて、複数個所で軌道に取り付けられる。そこで、インサート10を設置するときの工作精度により、当接面10aの高さが軌道11に埋設された他のインサート(図示せず)の当接面(図示せず)の高さと一致しない場合が発生する。この場合は、補正部材22を回動させてねじ部20bに対する補正部材22の位置を変えて高さの補正をする。さらに、固定部材26を補正部材22と固く当接するように螺合させる。この状態において、ボルト27をインサート10のねじ部10bに螺合して、地上コイル体21を軌道11に取り付ける。
【0025】以上のように、軌道11に螺合された締結手段29が穴20a内で固定部材26と当接し、固定部材26を介して補正部材22を軌道11に押圧して地上コイル体21を軌道11に取り付けることにより、締結手段29のボルト27を短くすることができるので、ボルトの曲げモーメントを小さくすることができる。
【0026】また、ブッシュ20のねじ部20bに補正部材22を螺合し、補正部材22が軌道11と当接するようにしたので、補正部材22の螺合位置を変えることにより、軌道11側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0027】さらに、固定部材26を補正部材22に固く当接させることにより、補正部材22の固定がより強化されるので、振動等に対しても安定した取付状態を維持することができる。
【0028】上記構成において、図3では軌道11側のインサート10がブッシュ20の穴20aの外で補正部材22と当接するものについて図示したが、穴20aの内側でインサート10と補正部材22とが当接するようにしても同様の効果を期待することができる。
【0029】実施の形態4.図4は実施の形態4の要部を示す断面図である。図4において、9〜13は実施の形態1のものと同様のものであり、20〜25は実施の形態2のものと同様のものである。30は補正部材22と当接可能にブッシュ20の軌道11側とは反対側のねじ部20bに螺合された固定部材で、締結手段25より大きい穴30aが穴20aと同軸上に形成されている。
【0030】次に地上コイル体21の取付要領について説明する。図4において、一般に地上コイル体21は複数個のブッシュ20が設けられて、複数個所で軌道11に固定される。そこで、インサート10を設置するときの工作精度により、当接面10aの高さが軌道11に埋設された他のインサート(図示せず)の当接面(図示せず)の高さと一致しない場合が発生する。この場合は、補正部材22を回動させてねじ部20bに対する補正部材22の位置を変えて高さの補正をする。この状態において、ボルト23をインサート10のねじ部10bに螺合して、地上コイル体21を軌道11に取り付ける。さらに、固定部材30を補正部材22と固く当接するようにねじ部20bに螺合させる。
【0031】以上のように、軌道11に螺合された締結手段25が穴20a内で補正部材22と当接し、補正部材22を軌道11に押圧して地上コイル体21を軌道11に取り付けることにより、締結手段25のボルト23を短くすることができるので、ボルト23の曲げモーメントを小さくすることができる。
【0032】また、ブッシュ20のねじ部20bに補正部材22を螺合し、補正部材22が軌道11と当接するようにしたので、補正部材22の螺合位置を変えることにより、軌道11側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0033】さらに、固定部材30を補正部材22に固く当接させることにより、補正部材22の固定がより強化されるので、振動等に対しても安定した取付状態を維持することができる。
【0034】上記実施の形態1から実施の形態4において、締結手段19、25、29はボルト17、23、27と座金18、24、28とで構成されたものについて説明したが、ボルト17、23、27を両ねじボルトとして、ねじ部の一方を軌道11のインサート10に螺合し、他方のねじ部にナットを螺合するようにしても同様の効果を期待することができる。
【0035】また、締結手段はボルト17、23、27のみ、両ねじボルトとナットとの組み合わせでも良い。さらに、座金18、24、28のみでなくばね座金を追加しても良い。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、締結手段を第1の穴内でブッシュと当接させて補正部材を介して地上コイルを軌道に取り付けることにより、締結手段を短くすることができるので、締結手段の曲げモーメントを小さくすることができるため、締結手段の小形化を図ることができる。さらに、ブッシュの軌道側の外周に補正部材を螺合し、補正部材が軌道と当接するようにしたので、補正部材の螺合位置を変えることにより軌道側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0037】また、この発明によれば、締結手段を第1の穴内で補正部材と当接させて地上コイル体を軌道に取り付けることにより、締結手段を短くすることができるので、締結手段の曲げモーメントを小さくすることができるため、締結手段の小形化を図ることができる。さらに、ブッシュのねじ部に補正部材を螺合し、補正部材が軌道と当接するようにしたので、補正部材の螺合位置を変えることにより軌道側の寸法誤差を容易に補正することができる。
【0038】また、この発明によれば、締結手段が第1の穴内で固定部材と当接し、固定部材を介して補正部材を軌道に押圧して地上コイル体を軌道に取り付けることにより、締結手段を短くすることができるので、ボルトの曲げモーメントを小さくすることができるため、締結手段の小形化を図ることができる。また、ブッシュのねじ部に補正部材を螺合し、補正部材が軌道と当接するようにしたので、補正部材の螺合位置を変えることにより、軌道側の寸法誤差を容易に補正することができる。さらに、固定部材を補正部材に固く当接させることにより、補正部材の固定がより強化されるので、振動等に対しても安定した取付状態を維持することができる。
【0039】また、この発明によれば、締結手段が第1の穴内で補正部材と当接し、補正部材を軌道に押圧して地上コイル体を軌道に取り付けることにより、締結手段を短くすることができるので、締結手段の曲げモーメントを小さくすることができるため、締結手段の小形化を図ることができる。また、ブッシュのねじ部に補正部材を螺合し、補正部材が軌道と当接するようにしたので、補正部材の螺合位置を変えることにより、軌道側の寸法誤差を容易に補正することができる。さらに、固定部材を補正部材に固く当接させることにより、補正部材の固定がより強化されるので、振動等に対しても安定した取付状態を維持することができる。
【0040】また、この発明によれば、締結手段を軌道に螺合されるボルトと座金で構成したことにより、簡単な構成にすることができる。
【0041】また、この発明によれば、締結手段を両ねじボルト、ナット及び座金で構成したことにより、簡単な構成にすることができる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成10年(1998)4月20日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
【公開番号】 特開平11−308707
【公開日】 平成11年(1999)11月5日
【出願番号】 特願平10−109935