| 【発明の名称】 |
電気車のスリップ検出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗山 茂
【氏名】根本 清志
【氏名】井上 信男
【氏名】豊田 英雄
【氏名】前原 健一
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| 【要約】 |
【課題】駆動輪と従動輪の回転差を検出する方式をリーチ式フォークリフトに適用する場合、旋回時を考慮すると使用するセンサの数が多くなる。
【解決手段】駆動輪回転数(あるいはモータと駆動輪が直結されているときのモータ回転数)を検出する速度センサ,駆動輪の走行方向の加速度を検出するように取り付けられた加速度センサ,上記2個のセンサの信号を演算しある規定された関係の範囲になるかを判断しスリップを検出するスリップ検出装置、さらにアクセルの操作量信号を低減する信号処理回路部からなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】バッテリー,モータ,アクセルの操作量に応じて速度あるいはトルクを加減するモータ制御装置から構成される電気車において、駆動輪回転数(あるいはモータと駆動輪が直結されているときのモータ回転数)を検出する速度センサ,駆動輪の走行方向の加速度を検出するように取り付けられた加速度センサ、上記2個のセンサの信号を演算しある規定された関係の範囲にあるかを判断しスリップを検出するスリップ検出装置、からなることを特徴とする電気車のスリップ検出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はバッテリーフォークリフトのタイヤスリップ低減制御に係わり、特にリーチ式フォークリフトに適した検出方法に関する。 【0002】 【従来の技術】タイヤのスリップを検出するものとして、駆動輪と従動輪の回転差を検出するものに特開平3−60302号がある。この方式をリーチ式フォークリフトに適用する場合、旋回時を考慮すると2個の従動輪速度を加える必要がある。そのため、使用する回転センサが多くなる。 【0003】また別の方式として、車輪速度度計から加速度を計算しこの値が、マップの値を越えたときスリップとする特公平7−96769号公報がある。この方式はセンサの数が少ないという利点はあるが、検出幅が大きくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】検出センサの数を少なくし、スリップ検出の確実性を良くすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】車輪速度の他に、車体の速度が分かればスリップ率Sは、駆動輪速度Vm駆動輪部の速度をVとするとS=(Vm−V)/Vmと表される。 【0006】ただ車体の速度を検出するのは難しい。それで車体速度の代わりに、駆動輪部の加速度を検出する。 【0007】駆動輪速度の増加は駆動輪回転センサより簡単に求められる。つまり車輪加速度を計算で求め得る。一方、加速度は加速度センサにより計測される。この両者の値を比較し、加速度センサの値が0とか小さいとき、スリップが大きいとみなす。 【0008】 【発明の実施の形態】以下本発明を、図に従って説明する。 【0009】図2は、普通一般的に用いられる走行用モータの制御回路である。バッテリー1の(+)電源線2から走行用モータ4を接続し、前進用コンタクタ5及び後進用コンタクタ6を経て、チョッパ回路7を介して(−)電源線3に接続する。チョッパ回路7と並列にバイパスコンタクタ8を接続する。D1はフリーホイールダイオード、D2はプラギイングダイオードと言われるものである。 【0010】前進用コンタクタ5の可動片を点線側に接続し、チョッパ回路7をオンにするとバッテリー1から走行用モータ4に通電される。チョッパ回路7をオフにすると走行用モータ4からD1のフリーホイールダイオードに循環電流が流れる。チョッパ回路7のオン時間を大きくするとモータ電流が増えるとか回転数が増加するなどの制御ができる。 【0011】図1は本発明からなる電気的構成を示すブロック図である。 【0012】制御回路9は、センサ類の入力信号を処理する入力回路10,決められたプログラムで動作するCPU(中央制御装置)11,プログラムが書き込められたROM(読みとり専用メモリ)13,処理途中の値を格納するRAM(ランダムアクセス記憶装置)14、と外部のアクチュエータに適正な信号を供給する出力回路12から構成される。 【0013】レバー15の操作でアクセルセンサ16が作動し、アクセルレバーの操作量に応じた電気信号とレバー15の操作方向で前進か後進かのスイッチ信号が、制御回路9に印加される。前進用(あるいは後進用)コンタクタ5が作動し、つぎにチョッパ回路を作動させ、走行モータ4を駆動する。 【0014】本発明では、駆動輪の回転を検出する駆動輪回転センサ17と駆動輪部の加速度を検出する駆動輪部加速センサ18を追加したことである。駆動輪回転センサ17は、モータ出力がギヤなどを介して駆動輪にトルクを伝達しモータ回転数と駆動輪回転数が比例している場合は、モータ速度を検出してもよい。 【0015】図3はリーチ式フォークリフトの側面図を示す。 【0016】レバー15は、運転者が操作しやすい位置に取り付けられる。19は駆動輪で20は従動輪である。 【0017】図4は図3の底面より上部を見た図である。駆動輪9が角度θあるのは、ハンドル21(図3)で操作したためである。この角度θは、概略90度程度有り急旋回を可能にしている。 【0018】図5は本発明からなる駆動輪部の構造図である。 【0019】走行用モータ4は、車両フレーム22に固定される。駆動輪19を支えているアーム23は車両フレーム22に対し回転(90+90=180度)可能にしておく。ハンドル21の回転はピニオンでリングギア24を動かし必要な角度θを得る。 【0020】駆動輪部加速センサ18を、駆動輪19の回転方向に取り付けることにより、駆動輪19の回転数増加による加速度を検出できる。 【0021】図6は凍結路面におけるスリップ率と摩擦係数の関係を示すものとする。スリップ率を0.1 程度にすればよい。 【0022】図7は本発明からなるスリップを判定するマップを示す。 【0023】横軸に単位時間当たりの駆動輪回転数の増加量を、縦軸にそのとき計測された加速度を示す。 【0024】このとき黒丸で示した範囲をスリップとみなす判断をする。つまり、駆動輪速度が増加しているのに、加速度がないとか加速度が小さいとき、スリップが大きいとみなす。 【0025】スリップと判断したら、モータの電流を低減させるよう制御しモータのトルクを低減させる。 【0026】例えば、図2の電流センサ25からの入力を図1の入力回路10に接続し、CPU11で処理する。 【0027】あるいは図示してないが、電流フィードバックのマイナーループを作り回路で処理することもできる。 【0028】 【発明の効果】タイヤのスリップが小さくなり、凍結路面でも運転が可能になった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【識別番号】000232999 【氏名又は名称】株式会社日立カーエンジニアリング
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月11日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小川 勝男
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| 【公開番号】 |
特開平11−178120 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−341018 |
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