| 【発明の名称】 |
シングルアーム形パンタグラフ |
| 【発明者】 |
【氏名】中島 伸治
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| 【要約】 |
【課題】上枠と下枠とを連結したヒンジ部に流線形のヒンジカバーを備えたことによって、電車の高速域での騒音公害を軽減することにある。
【解決手段】すり板を備えた舟体を支持する舟支えに上枠の一方が取着され、この上枠の他方に回動する下枠の一方が取着されてくの字状を形成し、この下枠の他方を台枠で支持し、前記上枠と下枠とを接続するヒンジ部にはヒンジカバーを取着するもので、ヒンジカバーはヒンジ部を二つの部材で挟持するもので、前記くの字側のヒンジカバーは、少なくとも前記上枠と下枠が回動できる傾斜を有する略三角形状であり、該略三角形状のヒンジカバーは前記ヒンジ部を被包すると共に、車両走行方向に対して流線形状で、更にヒンジカバーの先端から後端までの長さを、200mmから300mmの範囲に納め、且つヒンジ部から締鋲材にて脱着できるよう構成したことにある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 すり板を備えた舟体を支持する舟支えに上枠の一方が取着され、この上枠の他方に回動する下枠の一方が取着されてくの字状を形成し、この下枠の他方を台枠で支持し、前記上枠と下枠とを接続するヒンジ部にはヒンジカバーを取着するシングルアーム形パンタグラフであって、前記ヒンジカバーはヒンジ部を二つの部材で挟持するもので、前記くの字側のヒンジカバーは、少なくとも前記上枠と下枠が回動できる傾斜を有する略三角形状であり、該略三角形状のヒンジカバーは前記ヒンジ部を被包すると共に、車両走行方向に対して流線形状で、更にヒンジカバーの先端から後端までの長さを、200mmから300mmの範囲に納め、且つヒンジ部から締鋲材にて脱着できるよう構成したことを特徴とするシングルアーム形パンタグラフ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電車のシングルアーム形パンタグラフに係わり、特に高速走行による風切り音が発生し、騒音公害となることを防止するために開発されたシングルアーム形パンタグラフに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、パンタグラフの騒音公害対策としては種々の検討が行われている。しかし、高速になればまた新たな問題が発生している。すなわち、これまではすり板を取着した舟体や上枠並びに下枠に対する騒音対策が検討されてきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような騒音対策部分の他に、高速、例えば時速250Km/hになればヒンジ部においての騒音も大きく、また一部にはヒンジ部にただ保護的なカバーが取着されたものもあるが、本格的な騒音対策には至っていないのが現状である。本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、これらの欠点を解決し、騒音公害を軽減するシングルアーム形パンタグラフを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成するための手段は、すり板を備えた舟体を支持する舟支えに上枠の一方が取着され、この上枠の他方に回動する下枠の一方が取着されてくの字状を形成し、この下枠の他方を台枠で支持し、前記上枠と下枠とを接続するヒンジ部にはヒンジカバーを取着するシングルアーム形パンタグラフである。 【0005】前記ヒンジカバーはヒンジ部を二つの部材で挟持するもので、前記くの字側のヒンジカバーは、少なくとも前記上枠と下枠が回動できる傾斜を有する略三角形状であり、該略三角形状のヒンジカバーは前記ヒンジ部を被包すると共に、車両走行方向に対して流線形状で、更にヒンジカバーの先端から後端までの長さを、200mmから300mmの範囲に納め、且つヒンジ部から締鋲材にて脱着できるよう構成したことを特徴とするシングルアーム形パンタグラフである。以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。 【0006】 【発明の実施の形態】図1(a),(b),(c),(d)は本発明の第1の実施例を示す要部構成図で、(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は平面図、(d)は図(c)のA−A線断面図、図2(a),(b),(c),(d)は本発明の第2の実施例を示す要部構成図で、(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は平面図、(d)は図(c)のA−A線断面図、図3は図1及び図2の説明図である。図4において、一部図示されていないが、すり板を備えた舟体を支持する舟支えに上枠3の一方が取着され、この上枠3の他方に回動する下枠4の一方が取着されてくの字状を形成し、この下枠4の他方を台枠で支持されている。上枠3と下枠4とを接続するヒンジ部Xにはヒンジカバー1及び5が取着されている。 【0007】このように、ヒンジカバーはヒンジ部を二つの部材で挟持するもので、図1及び図2に示す如く、くの字側のヒンジカバー1は、少なくとも上枠3と下枠4が回動できる傾斜を有する略三角形状であり、この略三角形状のヒンジカバー1はヒンジ部Xを被包すると共に、車両走行方向に対して流線形状で、更に、図3に示すように、ヒンジカバー1の先端から後端までの長さを、200mmから300mmの範囲に納め、且つヒンジ部Xから締鋲材6にて脱着できるよう構成されている。 【0008】図1に示すヒンジカバー1と、図2に示すヒンジカバー2は、略三角形状であるが、図1のヒンジカバー1は台形状に近く、このようにヒンジカバーの形状は騒音低減が図れる状態であればこれに限定されたものではない。なお、図1及び図2における1a,2aは上枠3と下枠4を連結する連結金具(図示せず)に締鋲材6にて締結する孔である。また、図5は図2のヒンジカバー2を取着した場合の概略ずである。更に図3はヒンジカバー1及び2の先端から後端までの長さは200mmから300mm以内に収まっている状態を示している。 【0009】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上枠と下枠とを連結したヒンジ部に流線形のヒンジカバーを備えたことによって、電車の高速域での騒音公害を軽減することが可能となり、実用上、極めて有用性の高いものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003115 【氏名又は名称】東洋電機製造株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月12日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−178105 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−362322 |
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