| 【発明の名称】 |
バリ取り方法及びバリ取り装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高山 史郎
【氏名】太田 和美
【氏名】松井 和史
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| 【要約】 |
【課題】加工において工作物の輪郭端縁に形成するバリの大小に拘らず完全に除去する。
【解決手段】バリ取り装置10における第1バリ取り工具16を支持部12,13によって第1バリ取り工具の刃物面をバリ非形成域面より所定量d離した状態でに維持し、工業用ロボットにより第1バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリを切削除去する。次いで、工業用ロボットにより第2バリ取り工具の刃物面をバリ形成域に接触させて第2バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工具で残された所定高さ以下のバリを切削除去する。必要に応じて、更に第3バリ取り工具をバリ形成域に接触させて、第3バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刃物面をバリ非形成域面より所定量離した状態でバリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリを切削除去する第1バリ取り工程、及び刃物面をバリ形成域に接触させてバリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工程で残された所定高さ以下のバリを切削除去する第2バリ取り工程から構成されたバリ取り方法。 【請求項2】 刃物面をバリ非形成域面より所定量離した状態で第1バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリを切削除去する第1バリ取り工程、刃物面をバリ形成域に接触させて第2バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工程で残された所定高さ以下のバリを切削除去する第2バリ取り工程、及び第2バリ取り工程でバリ取りされた仕上面に第3バリ取り工具を接触させて、第3バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第2バリ取り工程後の面を平滑する第3バリ取り工程から構成されたバリ取り方法。 【請求項3】 第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の刃物面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持部とを備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業用ロボットにより作動される第1バリ取り装置、及び残された所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バリ取り工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動される第2バリ取り装置から構成されたバリ取り装置。 【請求項4】 第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の刃物面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持部とを備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業用ロボットにより作動される第1バリ取り装置、残された所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バリ取り工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動される第2バリ取り装置、及びバリ除去後の面を平滑にするために第3バリ取り工具が第2バリ取り後のバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動される第3バリ取り装置から構成されたバリ取り装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、フライス切削・ブローチ削り・打抜き等で加工された工作物の輪郭端縁に形成したバリを除去するバリ取り方法及びバリ取り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】フライス切削・ブローチ削り・打抜き等で加工された工作物の輪郭端縁に形成したバリを除去する場合、工業用ロボットに装着されたバリ取り装置により行うことがある。 【0003】従来の技術においては、バリ取りを工業用ロボットに装着されたバリ取り装置により行う場合、バリ取り装置に円錐形超硬ロータリバーを回転駆動するように取り付け、工業用ロボットには、バリが突出形成されている工作物の輪郭端縁部に円錐形の超硬ロータリバーの円錐面が当接して該端縁部に沿って送られるバリ取り軌跡を予め教示しておく。 【0004】そして、超硬ロータリバーを回転駆動すると共に、工業用ロボットを作動操作することにより工業用ロボットを教示された通り作動させ、回転する超硬ロータリバーの円錐面をバリが形成している工作物の輪郭端縁部に当接した状態で該端縁部に沿って送り、バリを削り取っている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】フライス切削・ブローチ削り・打抜き等により工作物の輪郭端縁に形成するバリは、工具の切れ味により、毎回異なりその大きさが多様である。そこで、上記の従来の技術におけるように、超硬ロータリバーを取り付けたバリ取り装置を工業用ロボットの作動により送っていきなりバリ取りを行った場合には、バリの大きさが想定していたものよりも大きかった場合には、バリが除去されなかったりして、バリの除去が不完全となる場合がある。 【0006】従って、不良製品が生じると、バリの不完全除去のための再仕上という手間も要することになる。この発明は、そのようなバリの不完全除去がないバリ除去を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明のバリ取り方法は、刃物面をバリ非形成域面より所定量離した状態でバリ取り工具と工作物の形成域との間で相対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリを切削除去する第1バリ取り工程、及び刃物面をバリ形成域に接触させてバリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工程で残された所定高さ以下のバリを切削除去する第2バリ取り工程から構成されており、更には必要に応じて第2バリ取り工程後に、第2バリ取り工程でバリ取りされた仕上面に第3バリ取り工具を接触させて、第3バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第2バリ取り工程後の面を平滑する第3バリ取り工程も含む。 【0008】そして、上記のバリ取り方法を行うバリ取り装置は、第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の切物面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持部とを備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業用ロボットにより作動される第1仕上用バリ取り装置、及び残された所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バリ取り工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動される第2バリ取り装置から構成されている。 【0009】そして第3バリ取り工程も行う場合には、バリ除去後の面を平滑にするために第3バリ取り工具が第2バリ取り後のバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動される第3バリ取り装置を備えている。 【0010】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態におけるバリ取り方法を実施するバリ取り装置を図面に従って説明する。この発明によるバリ取り装置は、図1乃至図5に示すように工業用ロボットAに装着されて使用される。 【0011】工業用ロボットAは、基台1上に旋回台2が直立軸線回りに回動し得るように、旋回台2には、第1腕3が水平軸線回りに回動し得るように、第1腕3の先端部には第2腕4が水平軸線回りに回動し得るように、更に第2腕4の先端部には手首部5が水平軸線回りに回動し得るように夫々枢着されている。手首部5の先端部には、図2に示すように工具取付フランジ6がその中心軸線L1回りに回転し得るように取り付けられている。それらの回動・回転はロボットの周知の駆動制御機構で駆動されるのである。そして、工具取付フランジ6には、バリ取り装置が装着される。 【0012】実施の第1形態においては、必要に応じて工具取付フランジ6に交換装着される荒仕上用バリ取り装置10、中仕上用バリ取り装置20及び仕上用バリ取り装置30の三種のバリ取り装置が用意されている。 【0013】荒仕上用バリ取り装置10(図2参照)は、工具取付フランジ6に固着され、工具取付フランジ6の半径方向に伸びる基板部11と、工具取付フランジ6に固着された基板部11から工具取付フランジ6の中心軸線L1を中心軸線として突出した支柱部12と、支柱部12の先端部に中心軸線L1回りに回転自在に軸受部13aを介して取り付けられ、中心軸線L1に垂直な当接面13bをもつ当接部13と、基板部11の先端部に中心軸線L1からの半径方向位置が調節可能に取り付けられた取付具14に、出力軸の軸線L2が中心軸線L1と平行になり、且つ軸線L2方向に位置調節可能に取り付けられたモータ15と、モータ15の出力軸先端にシャンクが取り付けられている円筒形の超硬ロータリバーである荒仕上バリ取り工具16とから構成されている。 【0014】上記のように基板部11が工具取付フランジ6に直接固着される形式でなく、基板部11の支柱部12と反対側の面にフローティング機構部17(図3参照)が設けられ、フローティング機構部17が工具取付フランジ6に固着される形式、即ち基板部11がフローティング機構部17を介して基板部11を取り付けられる形式もある。 【0015】中仕上用バリ取り装置20(図4参照)は、工具取付フランジ6に固着されるフランジ部21を基部にもつ支持腕部22と、出力軸の軸線L2が中心軸線L1と垂直になるように支持腕部22の先端部に取り付けられたモータ23と、モータ23の出力軸先端にシャンクが取り付けられている円錐形の超硬ロータリバーである中仕上バリ取り工具24とから構成されている。 【0016】仕上用バリ取り装置30(図5参照)は、中仕上用バリ取り装置20と同様に工具取付フランジ6に固着されるフランジ部31を基部にもつ支持腕部32と、出力軸の軸線L2が中心軸線L1と垂直になるように支持腕部32の先端部に取り付けられたモータ33と、モータ33の出力軸先端にシャンクが取り付けられている放射状植毛のブラシの仕上バリ取り工具34とから構成されている。 【0017】実施の第1形態のバリ取り装置によるバリ取り作業は、下記のようにして行われる。フライス切削・ブローチ削り・打抜き等により工作物の輪郭端縁には、バリが突出形成されている。その工作物として、ブローチ加工で形成された歯車を例示する。(図7の工作物W参照) 【0018】ブローチ加工により形成された工作物Wである歯車の切削された歯面等の輪郭面と端面との交わる端縁部において、バリが引き抜きの一方向の面に突出形成されている。そして、工作物Wのバリが突出形成されている方の面の中心域にはバリが突出形成されてない方の面と平行な基準面Sが形成されている。基準面は、図2、図3に示すように、凹面として形成されている形式でも、又図6に示すようにバリが突出形成されていない中心部の面でもよい。 【0019】バリ取り作業において、その工作物Wは、バリが突出形成されてない方の面を下にしてテーブル上に例えば三爪チャック等で位置決め固定される。先ず、荒仕上に際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6に荒仕上用バリ取り装置10が装着される。荒仕上用バリ取り装置10の荒仕上バリ取り工具16は、その直径がバリ形成域の半径方向長さをカバーする寸法、歯車のような工作物Wの場合には、歯高をカバーする寸法のものが選択されている。 【0020】その際、工具取付フランジ6の中心軸線L1が工作物Wの中心と一致し、当接部13の当接面13bが基準面Sに当接した場合に、荒仕上バリ取り工具16の先端面が工作物Wのバリ形成域に合致するように中心軸線L1からのモータ15の半径方向位置を予め調節しておくと共に、荒仕上バリ取り工具16の先端面が工作物Wのバリ突出形成面からの所定の荒仕上げバリ高さdになるようにモータ15の軸線L2方向位置を予め調節しておく。 【0021】そして、モータ15により荒仕上バリ取り工具16が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工具取付フランジ6の中心軸線L1が工作物Wの中心と一致させられ、且つ、当接部13の当接面13bが工作物Wの中心域の基準面Sに当接させられる。次いで、工具取付フランジ6がその中心軸線L1回りに回転駆動される。 【0022】かくして、荒仕上バリ取り工具16が、工作物Wのバリ形成域である歯車の歯部を通過して、突出形成した所定高さ以上の高さDのバリは、回転する荒仕上バリ取り工具16により所定の荒仕上高さdにまで削り取られる。(図8(1)参照) 【0023】そして、荒仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。図3に示すように、荒仕上用バリ取り装置10にフローティング機構部17が具備されている場合には、工作物の固定姿勢が傾いていても、当接部13の当接面13bが工作物Wの基準面Sに完全に当接した状態となるので、荒仕上バリ取り作業には支障がない。 【0024】次に、中仕上げに際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6には、荒仕上用バリ取り装置10に替えて中仕上用バリ取り装置20が装着される。工業用ロボットAには、ブローチ加工により形成された工作物Wである歯車の切削された歯面等の輪郭面と端面との交わる端縁部に中仕上バリ取り工具24の円錐面が当接して端縁部に沿って送られる中仕上げ軌跡(即ち歯車である工作物Wの歯形の輪郭形状に沿う軌跡)が予め作業者により教示されている。 【0025】そこで、モータ23により中仕上バリ取り工具24が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動し、回転する中仕上バリ取り工具24の円錐面は、バリが形成している端縁部に当接された状態で端縁部に沿って送られ、荒仕上高さdのバリは、中仕上バリ取り工具24により完全に削り取られると共に面取りが行われる。(図8(2)参照) そして、中仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。 【0026】最後の仕上げに際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6には、中仕上用バリ取り装置20に替えて仕上用バリ取り装置30が装着される。 工業用ロボットAには、バリが突出形成した側の面のバリ形成域を仕上バリ取り工具34の外周面が当接して通過するように仕上バリ取り工具34が送られる仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。 【0027】そこで、モータ33により仕上バリ取り工具34が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動し、回転する仕上バリ取り工具34の外周面は、バリ形成域の面に当接された状態でそこを通過して、中仕上後のバリ形成域の面は、仕上バリ取り工具34により平滑に仕上げられる。(図8(3)参照) 仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。 【0028】実施の第2形態におけるバリ取り装置40は、図6に示すように、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6に装着されるタレットヘッド41を備え、タレットヘッド41には、工具取付フランジ6の中心軸線L1対称に軸線L1と直交する軸線L2,L3回りに回転駆動される第1モータ42と第2モータ43とが装着され、第1モータ42の外向き出力軸には実施の第1形態の場合と同様の円筒形の荒仕上バリ取り工具44が、第2モータ43の外向き出力軸には実施の第1形態の場合と同様の円錐形の中仕上バリ取り工具45が夫々装着されている。 【0029】第1モータ42には、中心軸線L1と平行に平面で切断された半円筒状のストッパ46が、図7に示すように荒仕上バリ取り工具44を同心的に囲繞するように取り付けられ、ストッパ46の先端面は、工作物Wのバリ形成面からの所定の荒仕上げバリ高さに相当する所定量dだけ荒仕上バリ取り工具44の先端面より突出している。 【0030】なお、半円筒状のストッパ46の内径は、荒仕上バリ取り工具44の先端面がバリ形成域を通過する際に、半円筒状のストッパ46のの先端面がバリ形成域に触れる可能性がない大きさであればよい。仕上げバリ取工具に関しては、実施の第1形態における仕上用バリ取り装置30と同様のものを用いる。 【0031】実施の第2形態のバリ取り装置によるバリ取り作業は、下記のようにして行われる。工作物Wは、実施の第1形態の場合と同様にテーブル上に位置決め固定される。先ず、荒仕上に際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6にバリ取り装置40が装着される。 【0032】そして、工業用ロボットAの作動操作により、手首部5の水平位置決めと、工具取付フランジ6、即ちタレットヘッド41の所定の割出し回転が行われ、荒仕上バリ取り工具44の先端面が工作物Wのバリ形成域に平行に対向合致するように位置決めされる。 【0033】工業用ロボットAには、工作物Wのバリが突出形成した側の面のバリ形成域に対向し、ストッパ46が工作物Wのバリが突出形成した側の面のバリ非形成域、即ち基準面Sに当接すると共に、荒仕上バリ取り工具16の先端面が半円筒状のストッパ46の開放されている方向(図7における矢印方向)に向ってバリ形成域を通過するように荒仕上バリ取り工具24が送られる荒仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。なお、ストッパ46が基準面Sに当接しないでバリと当接してしまう場合には、ストッパ46がバリと当接してバリ取りを行った範囲に対し再度バリ取りを行うように荒仕上げ軌跡を教示する。 【0034】そこで、モータ42により荒仕上バリ取り工具44が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工業用ロボットAは、教示された通り作動し、ストッパ46は工作物Wのバリが突出形成した側の面に当接してバリ非形成域及び荒仕上バリ取り域に接触しながら旋回し、荒仕上バリ取り工具44が、工作物Wのバリ形成域である歯車の歯部を通過して、突出形成した所定高さ以上の高さDのバリは、回転する荒仕上バリ取り工具44により所定の荒仕上高さdにまで削り取られる。(図8(1)参照) 荒仕上バリ取りが終ると工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。 【0035】次に、中仕上げに際しては、工業用ロボットAの作動操作により、手首部5の水平位置決めと、工具取付フランジ6、即ちタレットヘッド41の所定の割出し回転が行われ、中仕上バリ取り工具45が工作物Wのバリ形成域に対向するように位置決めされる。工業用ロボットAには、実施の第1態様同様の中仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。 【0036】そこで、モータ43により中仕上バリ取り工具45が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動し、回転する中仕上バリ取り工具45の円錐面は、バリが形成している端縁部に当接された状態で端縁部に沿って送られ、荒仕上高さdのバリは、中仕上バリ取り工具45により完全に削り取られる。(図8(2)参照) そして、中仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。 【0037】最後に仕上に際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具取付フランジ6には、バリ取り装置40に替えて実施の第1態様と同じの仕上用バリ取り装置30が装着される。工業用ロボットには、実施の第1態様同様の仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。 【0038】そこで、モータ33により仕上バリ取り工具34が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動し、回転する仕上バリ取り工具34の外周面は、バリ形成域の面に当接された状態でそこを通過して、中仕上後のバリ形成域の面は、仕上バリ取り工具34により平滑に仕上げられる。(図8(3)参照) 仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は原位置に戻る。 【0039】 【発明の効果】この発明のバリ取り方法によるバリ取りにおいては、工作物の形成時に生じたバリが工具の切れ味により過大な大きさのものを含んで不均一の場合でも、バリの大きさを完全なバリ除去が可能となる適正な大きさに予めしてから従来のようなバリ除去を行うので、完全なバリ取りが行われ得る。そして、この発明の装置は、そのようなバリ取り方法におけるバリの大きさの適正化が簡単に行うことを可能としている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003470 【氏名又は名称】豊田工機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】遠藤 善二郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−239909 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−60312 |
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