| 【発明の名称】 |
ホース継手金具用ブランク素材の製造方法及びホース継手金具の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】桜庭 吉治
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| 【要約】 |
【課題】ホース継手金具を一貫生産可能とすると共に製造工程を短縮し、冷間鍛造による一体化の構造で、ニップルと本体との組み合わせ部の気密性を向上する。
【解決手段】ブランク素材の各製造工程の製品成形工程と金型構造とを組み合わせパンチ等に加わる加工荷重を最小限にする加工工程としては材料片40のスタンピング工程を行い、材料片40の一端を冷間鍛造加工することにより、ニップル構成部分46とソケット部10を形成する。材料の中間部分にフランジ部14を形成すると共に、他端にねじ接続部12を形成する。ねじ接続部12の底面に円錐台状の穴48を形成し円錐台状の穴の周囲の部分48Aを円錐台状の穴48方向に変形させてシート部26を形成する。ニップル構成部分46の外周をダイで保持しながらパンチ挿入し、後方押し出しによってニップル24を形成する。フランジ部を継手金具取り付け用の形状に成形するトリミング工程を行い、ホース継手金具ブランク素材15を製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】円柱状材料の一端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中心部分に円筒状のダイを挿入して円柱状材料の一端部を押し出し成形することにより、円柱状材料の一端部中心部分にニップルを構成するための円柱状のニップル構成部分を残存させて、該ニップル構成部分を囲む筒状のソケット部を形成する工程と、円柱状材料の他端部に接続部を形成し、該接続部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中間部分に該接続部より大径のフランジ部を形成すると共に、該接続部にパンチを挿入して押し出し成形することにより、筒状の接続部を形成する工程と、前記ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分に前記接続部の底面まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する工程と、を含むホース継手金具用ブランク素材の製造方法。 【請求項2】円柱状材料の一端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中心部分に円筒状のダイを挿入して円柱状材料の一端部を押し出し成形することにより、円柱状材料の一端部中心部分にニップルを構成するための円柱状のニップル構成部分を残存させて、該ニップル構成部分を囲む筒状のソケット部を形成する工程と、円柱状材料の他端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中間部分にソケット部より大径のフランジ部を形成すると共に、円柱状材料の他端部にパンチを挿入して押し出し成形することにより、円柱状材料の他端部に筒状の接続部を形成する工程と、前記接続部の底面中心部分にパンチを挿入することにより、該接続部の開口部方向に拡径した穴を該接続部の底面に形成する工程と、前記穴の周囲の部分を該穴の中心方向に変形させてフレア管と接続されるシート部を形成する工程と、前記ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分に前記シート部の中心まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する工程と、を含むホース継手金具用ブランク素材の製造方法。 【請求項3】請求項1または2で製造されたホース継手金具用ブランク素材の前記接続部にねじ加工を行い所定の形状に成形してホース継手金具を製造するホース継手金具の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ホース継手金具用ブランク素材の製造方法及びホース継手金具の製造方法に係り、特に、自動車の油圧ブレーキ装置に使用されるホース継手金具を製造するホース継手金具の製造方法、及びこのホース継手金具を製造するためのホース継手金具用ブランク素材を製造するホース継手金具用ブランク素材の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の自動車の油圧ブレーキ装置用ホース継手金具は、図1に示される手順で製造されている。まず、切削加工や冷間鍛造加工(塑性加工)により、有底円筒状のホース圧着部10、有底円筒状のねじ接続部12、及びフランジ部14とが形成された素材からなる本体16を作成する(図1(A))。次に、ねじ接続部12の内周にタップを用いて雌ねじ18を刻設し、隔壁20の中心に貫通孔22を穿設する(図1(B))。 【0003】一方、フレア管と接続されるシート部26を備えた内筒となるニップル24を本体16とは別体で作成する。そして、ニップル24を本体16の貫通孔22に挿入して組み付け、ろう付けまたは溶接によりニップル24と本体16とを固着してホース継手金具を製造する(図1(C),(D))。 【0004】図2は、従来の自動車の油圧ブレーキ装置用ホース継手金具の他の製造手順を示すものである。この製造手順では、本体16にシート部26及びニップル取付孔28を形成した後、雌ねじ18を刻設する(図1(A),(B))。 【0005】一方、先端にフランジ30が形成されたニップル24を本体16とは別体で作成し、ニップル24のフランジ30を本体16の取付孔28に挿入して組み付け固着する(図2(C),(D))。 【0006】なお、シート部26を冷間鍛造加工する場合には、前工程のねじ接続部12の有底円筒状の底が平坦となっているため、半製品の素材の状態で焼鈍を行い完成品素材としている。 【0007】しかしながら、従来のホース継手金具の製造方法では、ニップルと本体とを別体で作成した後、組み付け、組み付け品の漏れを保証するために気密検査を行っているので、工数を要する、という問題があった。また、焼鈍工程のため素材製造工程も分断され、一貫生産ができない、という問題がある。 【0008】なお、上記ホース圧着部10は、ホースを挿入した後かしめることからHv250以下の硬度が要求され、ニップル24はかしめによって潰れるのを防止するためにHv120以上の硬度が要求されているのも、ニップルと本体とを別体で作成する要因となっている。 【0009】本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、一貫生産ができると共に、製造工程を短縮したホース継手金具用ブランク素材の製造方法及びホース継手金具の製造方法を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1のホース継手金具用ブランク素材の製造方法は、円柱状材料の一端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中心部分に円筒状のダイを挿入して円柱状材料の一端部を押し出し成形することにより、円柱状材料の一端部中心部分にニップルを構成するための円柱状のニップル構成部分を残存させて、該ニップル構成部分を囲む筒状のソケット部を形成する工程と、円柱状材料の他端部に接続部を形成し、該接続部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中間部分に該接続部より大径のフランジ部を形成すると共に、該接続部にパンチを挿入して押し出し成形する工程と、前記ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分に前記接続部の底面まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する工程と、を含んで構成したものである。 【0011】請求項2のホース継手金具用ブランク素材の製造方法は、円柱状材料の一端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中心部分に円筒状のダイを挿入して円柱状材料の一端部を押し出し成形することにより、円柱状材料の一端部中心部分にニップルを構成するための円柱状のニップル構成部分を残存させて、該ニップル構成部分を囲む筒状のソケット部を形成する工程と、円柱状材料の他端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中間部にソケット部より大径のフランジ部を形成すると共に、円柱状材料の他端部にパンチを挿入して押し出し成形することにより、円柱状材料の他端部に筒状の接続部を形成する工程と、前記接続部の底面中心部分にパンチを挿入することにより、該接続部の開口部方向に拡径した穴を該接続部の底面に形成する工程と、前記穴の周囲の部分を該穴の中心方向に変形させてフレア管と接続されるシート部を形成する工程と、前記ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分に前記シート部の中心まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する工程と、を含んで構成したものである。 【0012】請求項1のホース継手金具用ブランク素材の製造方法は、円柱状材料の一端部外周を円筒状の金型で保持した状態で円柱状材料の中心部分に円筒状のダイを挿入して円柱状材料の一端部を押し出し成形することにより、円柱状材料の一端部中心部分にニップルを構成するための円柱状のニップル構成部分を残存させて、ニップル構成部分を囲む筒状のソケット部を形成するので、ソケット部は材料のフローによりソケット部を構成する材料に加工硬化が生じる。ニップル構成部分の貫通孔を形成する中心部には、殆ど材料のフローが生じないため、加工硬化が少なく、後加工により貫通孔を形成することが可能になる。 【0013】続いて、円柱状材料の中間部分にフランジ部を形成すると共に、円柱状材料の他端部に筒状の接続部を形成する。 【0014】そして、該接続部を円筒状の金型で保持した状態で該接続部の中心部にパンチを挿入することにより有底円筒状の接続部を形成する。さらに、ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分に接続部の底面まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する。これにより、ホース継手金具用ブランク素材が製造される。 【0015】また、請求項2のホース継手金具用ブランク素材の製造方法は、請求項1のホース継手金具用ブランク素材の製造方法と同様の手順でニップル構成部分、ソケット部、及びフランジ部を形成した後、接続部の開口部方向に拡径した穴を接続部の底面に形成し、穴の周囲の部分を穴の中心方向に変形させてフレア管と接続されるシート部を形成する。本発明では、シート部を形成する予備成形として、接続部の底面に接続部の開口部方向に拡径した穴を形成しているため、シート部を形成する際の加工抵抗を小さくすることができる。 【0016】なお、シート部を形成する際に、先端部分の断面形状がくさび型のパンチを使用すれば、くさびの斜面によって穴の中心方向に向かう力が作用するため、更に加工が容易になる。 【0017】そして、ニップル構成部分の外周を円筒状のダイで保持した状態でニップル構成部分の中心部分にパンチを挿入して押し出し成形することにより、中心部分にシート部の中心まで貫通した貫通孔を備えたニップルを形成する。これにより、ホース継手金具用ブランク素材が製造される。 【0018】また、請求項3のホース継手金具の製造方法は、上記のように製造されたホース継手金具用ブランク素材の接続部にねじ加工を行い、相手側に金具を固定する所定の形状に成形してホース継手金具を製造するものである。 【0019】なお、請求項1の方法で製造されたホース継手金具用ブランク素材は、接続部の外周部にねじが刻設され、請求項2の方法で製造されたホース継手金具用ブランク素材は、接続部の内周部にねじが刻設されて他の部品と接続される。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図3は本実施の形態の第1工程〜第8工程までのブランクの形状変化を示すものであり、図4〜図6は第1工程〜第8工程までのブランクの形状変化と金型との関係を示すものである。第9図は他の実施例、第10図は他の実施例の形態の第1工程〜第7工程までのブランク形状変化を示す。なお、図4〜図6では、説明の便宜上各工程で使用される金型を組み合わせて記載している。 【0021】本発明の実施の形態では、ホース継手金具用ブランク素材を製造する材料としては、HBR(ロックウェル硬度計のBスケール)70以下の材料を使用することが好ましい。 ■第1工程第1工程では、線材から切断された材料片40の端面42を矯正するスタンピング工程を行う。これにより、材料片のセンター取り(心出し)が行われると共に、端面の平面性が確保される。 ■第2工程材料片40の一端44を固定し、図4(A)に示すように、内部にストッパピン50を有する円筒状のダイ52を備えた金型54を用いて、材料片40の他端を冷間鍛造加工することにより、ニップルの一部を構成する円柱状のニップル構成部分46とホース圧着部である有底円筒状のソケット部10を形成する。 【0022】この第2工程では、後方押し出しによりソケット部10が形成されるため、材料のフローによりソケット部10を構成する材料に加工硬化が生じる。このときの硬度は、ビッカース硬度で約Hv250以下である。 【0023】一方、後方押し出しによりソケット部10が形成されることから、ニップル構成部分46の表層部には材料のフローが生じるが、内部には殆ど材料のフローが生じない。このため、ニップル構成部分46の表層部には加工硬化が生じるが、ニップル構成部分46の内部の加工硬化は小さく、後工程で貫通孔を形成する孔明け加工が可能な程度の硬度になる。 ■第3工程ソケット部10側を固定し、図4(A)に示すように、パンチ56を備えた金型58によりソケット部10と反対側端部を冷間鍛造加工することにより、材料の中間部分にソケット部10より大径のフランジ部14を形成すると共に、接続部としてのねじ接続部の頭部12Aを成形する。 ■第4工程ソケット部10側を固定し、図4(A)に示すように、パンチ56を備えた金型58を用いて、ねじ下孔となる孔12Bを形成することにより有底円筒状のねじ接続部12を形成する。 ■第5工程ソケット部10側を固定し、図4(B)に示すように先端の形状が円錐台状のパンチ60を備えた金型62を用い、ねじ接続部12の底面に円錐台状の穴48を形成することにより、シート部26を形成するための予備成形を行う。この予備成形では、ニップル構成部分46の外周が、円筒状のダイ52によって保持されている。このため、この予備成形による円錐台状の穴48を形成するときの材料のフローにより、ニップル構成部分46が、円錐台状の穴48の容積と同程度の体積に相当する分だけ長くなる。 【0024】このような材料フローとしたためパンチ60に作用する荷重を小さくすることができパンチ寿命を延命させることができる。 ■第6工程ソケット部10側を固定し、図5(A)に示すように、内部にストッパピン64Bを備えると共に、先端部分64Aの先端の断面形状が円周方向にくさび型となったパンチ64を用いて、パンチ64の先端部分64Aがねじ接続部12の内壁と円錐台状の穴48の周囲の部分48Aとの境界部分に挿入するよう移動し、円錐台状の穴の周囲の部分48Aを構成する材料を円錐台状の穴48方向に変形させる。これにより、ストッパピン64Bの外周面とパンチ64の先端部分の内周面との間に、断面形状が略くさび型の部分を備えたシート部26が形成される。 【0025】第5工程で予め円錐台状の穴48を形成しているため、第6工程で円錐台状の穴48の周囲の部分を円錐台状の穴48方向に変形させるときにパンチ64に大きな横荷重及び圧縮荷重が作用せず、このためパンチ64の先端部分64Aに作用する横荷重及び圧縮荷重を最小にすることができる。これにより、パンチの先端部分64Aの損傷を防止することができる。 ■第7工程ねじ接続部12側を固定し、図6(A)に示すように、内部に孔明け用のパンチ68を有する円筒状のダイ70を備えた金型72を用いて、ニップル構成部分46の外周をダイ70で保持しながらパンチ68をニップル構成部分46の中心に挿入し、後方押し出しによってニップル24を形成する。 【0026】このように、ニップル構成部分46の外周をダイ70で保持することにより、孔明け時のニップル構成部分46の横曲がりを防止し、パンチ68の横荷重を小さくすることができる。また、図7に示すように、パンチ68の孔明け抵抗を小さくするために、パンチの中間部68Aの径はパンチ先端部68Bの径より小さくして、ダイ内周70Aとパンチ外周68Cとの間に5/100mm以下のクリアランスが生じるようにしているため、パンチ構造自体も横荷重を最小にする構造となっている。 【0027】ニップル構成部分46は、第2工程で形成された形状のまま第5工程で若干長くなっている程度であるので、第2工程での加工硬化程度以上に硬度が上昇することがなく、容易に後方押し出しを行うことができる。また、この後方押し出しにおいて、押し出されてニップル構成部分46が伸長した部分の体積と、貫通孔形成時におるパンチ68の挿入体積とは略同等になっている。 【0028】なお、ニップル24を形成した後のニップル内部のシート部26側に残存している部分71(図6(B))は、ピンで抜き加工を行い、抜きかすとして排出する。 【0029】上記のような金型構成としたため、パンチへの横荷重の作用を防止し、加工抵抗を小さくすると共に、貫通孔形成荷重(孔明け荷重)以外の不要な荷重を発生させないようにすることができ、パンチ寿命を大幅に長くすることができる。 【0030】上記の第1〜第7工程により、ホース継手金具用ブランク素材が製造される。このホース継手金具用ブランク素材の本体の硬度は、ビッカース硬度で約Hv250以下、ニップルの硬度はビッカース硬度で約Hv120以上である。 ■第8工程第8工程では、フランジ部を継手金具取り付け用の形状に成形するトリミング工程を行い、相手側取付形状にあわせたホース継手金具ブランク素材15を製造する。なお、この後の工程でタップを用いてねじ接続部12の内周に雌ねじを刻設すると共に、ねじ接続部12の外周には、必要に応じて矩形断面の溝が形成されてホース継手金具が製造される。 【0031】そして、上記ホース継手金具用ブランク素材、またはホース継手金具の形態でメーカーに提供される。 【0032】なお、上記第1工程〜第8工程において、第1工程の線材から切断された材料片端面を矯正するスタンピング工程は省略するようにしてもよい。また、第4工程を削除し、第3工程から直接第5工程に移行して加工することも可能であり、これによって工数を削減することができる。 【0033】上記のように製造された継手金具15は、図8に示されるように、ゴムホース17の両端部にかしめによって固定され、自動車用ブレーキゴムホースのアッセンブリーとして構成される。また、車体(図示せず)に固定されたブラケット35の貫通孔37に、ねじ接続部12が挿入され、ねじ接続部12の外周に形成された矩形断面の溝41にクリップ43の切欠部45の周縁部が嵌着クリップ43とフランジ部14とでブラケット35に係止されて車体に取り付けられる。なお、図8において45はフレア部、47はフレアナット、51はチューブである。 【0034】なお、上記ではフレア管と接続されるシート部を有するホース継手金具用ブランク素材、及びホース継手金具の製造方法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示すようにシート部備えていないホース継手金具やこのホース継手金具を製造するためのホース継手金具用ブランク素材を製造することもできる。 【0035】この場合には、まず、図10の第1〜第5工程(図3の第2工程に相当する工程は省略することができる)の手順でソケット部10、ニップル構成部分46、フランジ部14、ねじ接続部12の頭部12Aを形成すると共に、ねじ接続部の頭部12A有底円筒状の孔12Cを形成してねじ接続部12を形成する。なお、頭部12Aは、ソケット部10より小径に形成されている。また、この孔12Cは完成品となったときに流体の通路となるものであるので、上記のねじ転造下径となるねじ接続部12の頭部12A外径より小さい内径に形成される。 【0036】その後、第6工程(図3の第7工程と同様の工程)によって、図6に示すように、ニップル構成部分46の外周をダイ70で保持しながらパンチ68をニップル構成部分46の中心に挿入し、後方押し出しによってニップル24を形成する。そして、この後の工程でダイスを用いてねじ接続部12の外周に雄ねじを刻設してホース継手金具が製造される。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホース継手金具のニップルと本体とを一体してホース継手金具用ブランク素材、またはホース継手金具を製造しているので、一貫生産ができると共に、製造工程を短縮することができ、更にニップルと本体との気密性は100%保持できることになるので、ホース継手金具の信頼性を大幅に向上させることができる、という効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592061050 【氏名又は名称】大川精螺工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月14日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−123493 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月11日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−280939 |
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