| 【発明の名称】 |
生ゴミの分解処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】北島慶市郎
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| 【要約】 |
【課題】生ゴミの発酵処理槽内の生ゴミ全体に、簡単な給気構造により、均等かつ十分な空気を供給できるようにする。
【解決手段】処理槽2の前壁及び後壁を貫通し、且つ回転可能に支持された中空回転軸15の一端から空気を供給し、中空回転軸に長手方向に間隔をおいて突設され複数の空気供給ノズル20から処理槽2内に空気を供給する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生ゴミを発酵して分解処理する生ゴミ分解処理装置において、生ゴミを収容し発酵させて分解処理する処理槽と、上記処理槽の前壁及び後壁を貫通し且つ回転可能に支持された、一端が開口され他端が封止された中空部を有する中空回転軸と、上記中空回転軸の上記一端に気密的に連通し、上記中空回転軸の中空部に空気を供給する空気供給管と、上記中空回転軸に長手方向に間隔をおいて突設され、上記中空回転軸の中空部に連通し、上記空気供給管から上記中空回転軸の中空部に供給される空気を処理槽内に供給する複数の空気供給ノズルと、上記中空回転軸に取付けられた撹拌羽根と、上記中空回転軸を伝動機構を介して回転駆動する電動機とを具備することを特徴とする生ゴミ分解処理装置。 【請求項2】 生ゴミを発酵して分解処理する生ゴミ分解処理装置において、生ゴミを収容し発酵させて分解処理する処理槽と、上記処理槽の前壁及び後壁を貫通し且つ回転可能に支持された、一端が開口され他端が封止された中空部を有する中空回転軸と、上記中空回転軸の上記一端に気密的に連通し、上記中空回転軸の中空部に空気を供給する空気供給管と、上記中空回転軸に長手方向に間隔をおいて突設され、上記中空回転軸の中空部に連通し、上記空気供給管から上記中空回転軸の中空部に供給される空気をその先端開口から処理槽内に供給する複数の空気供給ノズルと、上記空気供給ノズルに形成された撹拌羽根と、上記中空回転軸を伝動機構を介して回転駆動する電動機とを具備することを特徴とする生ゴミ分解処理装置。 【請求項3】電動機は、空気供給ノズルが処理槽内で下方に向かった状態で、停止するように制御されることを特徴とする請求項1又は2記載の生ゴミ分解処理装置。 【請求項4】電動機により中空回転軸を回転駆動する伝動機構は、上記中空回転軸の端部が固着されたスプロケットを有し、該スプロケットに取付けられたドッグが処理槽の静止フレームに付設されたスイッチを動作させることにより、上記電動機が、空気供給ノズルが処理槽内で下方に向かった状態で停止するように制御されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の生ゴミ分解処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、レストラン、給食センター等から発生する残飯、野菜屑、肉魚屑等の生ゴミを分解して処理する生ゴミ分解処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、生ゴミを処理槽内に収容し加温して撹拌し、微生物により発酵させて、水と炭酸ガスに分解して処理する生ゴミ分解処理装置が知られていた。 【0003】図1は、生ゴミの処理装置1の全体を示す概念図である。処理槽2には処理すべき生ゴミを収容するとともに、微生物の着床材としての機能を有するおが屑や木屑等を加え発酵の促進が図られている。 【0004】発酵に伴って処理槽2内で発生した水蒸気は、処理槽2から排気され、熱交換器3において外部から吸気ポンプ5で取り入れた空気を加熱し、水蒸気自体は冷却される。そして凝縮排水器4で凝縮されて、凝縮水が排水され、排気ポンプ6を介して消臭装置7に送られ、消臭されて最終的に排気される。 【0005】上記熱交換器において加熱された空気は処理槽1内に供給され、生ゴミの発酵の促進が図られる。この処理槽内1への空気の供給は、従来では、空気供給管の先端を処理槽1の底や側面から内部に開口し、この開口から処理槽内に給気していた。 【0006】しかしながら、従来のこのような方法であると、処理槽内の生ゴミや木屑等が重力により処理槽の底や側面に押しつけられるように収容されているために、空気供給管の先端の開口がつまりやすく、開口を塞いでしまい十分処理槽内に、空気を供給できないという問題があった。 【0007】そして、処理槽内への空気の供給は、処理槽内の生ゴミ全体に均等に空気が供給され均等に発酵が促進されるためには、処理槽の一部に空気を供給するのではなく、なるべく複数箇所に空気の供給管の先端を開口することが望ましいが、このようにすると構造が複雑となり、コストの点からも好ましくないという問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものであり、生ゴミを処理槽に収容して、加温し撹拌するとともに給気管により処理槽内に空気を供給して発酵を促進させて分解処理する装置において、処理槽内へ給気する構造を、第1に簡単な構成とし、第2に処理槽内の生ゴミ全体に均等に十分行きわたる給気ができる構成とし、第3に給気管の先端開口が生ゴミや木屑等がつまらないような構成とすることである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、生ゴミを発酵して分解処理する生ゴミ分解処理装置において、生ゴミを収容し発酵させて分解処理する処理槽と、上記処理槽の前壁及び後壁を貫通し且つ回転可能に支持された、一端が開口され他端が封止された中空部を有する中空回転軸と、上記中空回転軸の上記一端に気密的に連通し、上記中空回転軸の中空部に空気を供給する空気供給管と、上記中空回転軸に長手方向に間隔をおいて突設され、上記中空回転軸の中空部に連通し、上記空気供給管から上記中空回転軸の中空部に供給される空気を処理槽内に供給する複数の空気供給ノズルと、上記中空回転軸に取付けられた撹拌羽根と、上記中空回転軸を伝動機構を介して回転駆動する電動機とを具備することを特徴とする生ゴミ分解処理装置を提供する。 【0010】そして、上記撹拌羽根は、上記空気供給ノズルに形成してもよい。 【0011】そして、上記電動機は、空気供給ノズルが処理槽内で下方に向かった状態で、停止するように制御される。 【0012】そして、上記電動機により中空回転軸を回転駆動する伝動機構は、上記中空回転軸の端部が固着されたスプロケットを有し、該スプロケットに取付けられたドッグが処理槽の静止フレームに付設されたスイッチを動作させることにより、上記電動機が、空気供給ノズルが処理槽内で下方に向かった状態で停止するように制御される。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照にして説明する。図2〜図4は、本発明の実施例である生ゴミ分解処理装置の全体構成を説明する図である。生ゴミ処理装置1は、箱状のフレーム内に、図2に示すように処理槽2、熱交換器3、凝縮排水器4、吸気ポンプ5、排気ポンプ6、消臭器7及び電動機等がフレーム8内に配設されている。 【0014】処理槽は、フレーム8の一部が前部隔壁9、後部隔壁10及び湾曲状の底壁11により仕切られて構成されており、処理槽の上部開口12には蓋13が開閉可能に取付けられている。上部開口12の周縁にはゴム材等で形成されたシール材が付設されており、蓋13が気密的に閉じられ、処理槽から発生する臭気が外部へ漏れることを防ぐように構成されている。 【0015】この処理槽2には、処理される生ゴミとチップ材が投入される。チップ材は、木材を細かく粉砕して形成された木屑状のものであり、微生物の着床材としの機能を有し、発酵を促進する。 【0016】処理槽2の底壁11外面に均等に貼り付けられた電気ヒータ線14から構成される温度制御の可能な加熱器が配設されている。この加熱器により、処理槽2は、例えば、50〜60度Cに加熱され、生ゴミの発酵、分解が促進されるように構成されている。 【0017】処理槽2の中央部には、前部隔壁9及び後部隔壁10を貫通し前後方向に伸びるように、中空回転軸15が設けられている。中空回転軸15は、前端が封止され後端が開口した中空部16を有し、その前後端部において、前部隔壁9及び後部隔壁10に夫々ベアリング17、18により回転可能に取付けられている。 【0018】中空回転軸15には、処理槽2内に収容された生ゴミ及びチップ材を撹拌する複数の撹拌羽根19が前後方向に間隔をおいて取付けられている。なお、この撹拌羽根は、後記する空気供給ノズル20の側面に、取付けたり一体に形成してもよい。 【0019】中空回転軸15は、その前端部にスプロケット21が固着されており、電動機22によりベルト23を介して回転駆動される。電動機22は、後述する電動機22の制御回路のタイマーにより、例えば、10分間回転してから1時間停止、というように予め設定された時間間隔で回転、停止を繰り返し、回転時には中空回転軸15及び撹拌羽根を回転させて、処理槽2内の生ゴミ及びチップ材を撹拌する。 【0020】中空回転軸15の一側面に長手方向に一直線上に間隔をおいてねじ孔24が形成されており、このねじ孔24に給気ノズルパイプの一端に形成されたねじ部25が螺着され、空気供給用の複数の給気ノズルパイプが前後方向に間隔をおいて、中空回転軸15の中空部16に連通するように取付けられている。これにより、中空回転軸15の中空部16に供給される空気は、複数の給気ノズルパイプの夫々から処理槽2内に空気を供給することができる。 【0021】本発明では、電動機22の制御回路により給気ノズルパイプが下方に向いた状態で中空回転軸15が停止するように構成されている。この構成を次に説明する。前部隔壁9には取付ブラケット26を介し後述する作用をするリミットスイッチ27が設けられている。 【0022】一方、リミットスイッチ27のアクチュエータ28を押圧してリミットスイッチ27を作動させるドッグ29が、スプロケット21の外面に取付けられている。ドッグ29の取付位置は、中空回転軸15の回転に伴って回転する給気ノズルの先端が最下点にくるタイミングでドッグ29がリミットスイッチ27のアクチュエータ28を押圧するような位置である。 【0023】図6(a)及び(b)において、ドッグ29は、取付けベース部30と作動突起31とから一体に構成されている。取付けベース部30はスプロケット21の円周方向に沿って湾曲状に形成された調整用長孔が形成されている。ドッグ29のスプロケット21への取付けは調整用長孔32を通してねじ33をスプロケット21のねじ孔に螺着することにより、ドッグ29をスプロケット21の円周方向に調整可能に固着できる。 【0024】図5は、本発明の中空回転軸15を回転する電動機22の制御回路の一例を示す。電源に、電源ラインL1、L2が接続され、電源ラインL1には、主スイッチSが接続されている。電源ラインL1、L2間に、タイマーT1のa接点T11、タイマーT2のb接点T21、及びリレーコイルR1から成る直列回路が接続されている。又、電源ラインL1、L2間に、リレーコイルR1のa接点R11とタイマーT2から成る直列回路が接続されている。a接点R11、b接点T21、及びリレーコイルR1は直列回路として接続され、a接点T11が閉じることにより、自己保持回路を形成する。 【0025】電源ラインL1、L2間に、タイマーT1と電動機M(電動機27の回路における符号。)の並列回路が、リレーコイルR1のb接点R12と、直列に接続されている。又、電源ラインL1、L2間に、タイマーT1のb接点T12とリレーコイルR2とから成る直列回路が接続されている。又、電源ラインL1、L2間に、リミットスイッチ27のb接点LM、リレーR2のa接点R21、R22及びリレーコイルR2とから成る直列回路が接続され、タイマーT12が閉じることにより自己保持回路を形成する。又、リミットスイッチ27のb接点LM、リレーR2のa接点R21及び電動機Mは直列回路を構成している。 【0026】タイマーT1は電動機22が回転して撹拌羽根を回転する時間であり、例えば10分間といように予め所定の時間に設定する。又、タイマーT2は、電動機22が回転せず撹拌羽根を回転しない時間であり、例えば、1時間というように予め所定の時間に設定される。 【0027】処理槽2の内壁面に取付けられ、処理槽2内を前後方向に伸び後部隔壁10を貫通して後方に伸びる一又は二以上の排気ダクト34が配設されている。排気ダクト34の側面には複数の排気孔35が前後方向に間隔をおいて形成されており、処理槽2内で発生した水蒸気を排気ダクト34から処理槽2の外に配設された排気管36に排気するように構成されている。 【0028】熱交換器3は、処理槽2の下方かつ側方の位置にフレーム8の底壁42上に配設されており、前後方向に伸びる円筒状の熱交換ケース37を有する。熱交換ケース37の後端部には外部から空気を取り入れる吸気ポンプ5を介して空気吸入管38が連通するように取付けられている。そして熱交換器3ケース内を前後方向に貫通して排気管36が配設され、この排気管36はさらに凝縮排水器4に連通される。 【0029】熱交換器3の前端部には空気供給管39の基端が連通するように取付けられている。空気供給管39は処理槽2の下方を後方に伸び、その先端が中空回転軸15の後端において中空部16に連通するようにシール40を介して気密的に嵌合される。即ち、空気供給管39と中空回転軸15は互いにシール40により気密的に連通可能であるが、静置された空気供給管39に対して中空回転軸15は回転可能に取り付けられている。 【0030】この熱交換器3において、排気管36を流れる水蒸気により外部から空気吸入管38を通して取り入れた空気が加熱され、空気供給管39、中空回転軸15及び給気ノズルを通して処理槽2内に加熱された空気を送ることができ、処理槽2内で発生した水蒸気の排熱を有効利用できる。 【0031】凝縮排水器4は、熱交換器3に連接して配置されており、その機能は熱交換器3を通して冷却された水蒸気に含まれる水分を凝縮し、排水管41により下水溝等に排水するものである。 【0032】排気ポンプ6は、フレーム8内の前方スペースの底壁42に配設され、凝縮排水器4及び消臭器7に夫々排気管43、44を介して連通し、凝縮排水器4から乾燥した水蒸気を吸引し、これを消臭器7に送る。 【0033】消臭器7は、フレーム8内の前方スペースにおける排気ポンプ6の反対側にフレーム8の側壁45にブラケット46により設けられ、排気に含まれる臭気成分を除去して排気管47より外部へ排気する。消臭器7はいろいろな形式がすでに知られているところであるが、本発明では消臭器7自体の構成は特徴とする点ではないので説明は省略する。 【0034】以上の構成の本発明の上記実施例の作用について以下説明する。処理されるべき生ゴミは、処理槽2の蓋13を開いて投入され、さらにチップ材が投入される。そして、電気ヒータのスイッチを入れて、加熱器により処理槽2全体が約60度Cに加熱される。又、吸気ポンプ5及び排気ポンプ6を夫々駆動する電動機22のスイッチを閉じ、吸気ポンプ5及び排気ポンプ6の作動を開始する。 【0035】そして、中空回転軸15を回転する電動機22の制御回路の動作については、後で詳細に説明するが、この制御回路において、スイッチSを入れると、電動機22が作動して、ベルト23及びスプロケット21を介して中空回転軸15を1分に1〜1.5回程度で回動させ、これにより撹拌羽根が回転を開始し、処理槽2内の生ゴミ及びチップ材を撹拌する。 【0036】この状態で予め設定された撹拌動作時間、例えば10分経過すると後述する制御回路により、中空回転軸15が、複数の空気供給ノズル20が一斉に下方に向くように停止する。そして、予め設定された撹拌停止時間、例えば1時間を経過すると電動機22の回転を再開するようにする。このように、撹拌作動と撹拌停止を予め設定された時間間隔をもって繰り返し行なわせるようにする。 【0037】生ゴミは投入後処理槽2内で徐々に発酵していく。生ゴミ内にチップ材を介装することにより微生物の着床状態を向上させ、発酵状態は促進される。生ゴミが発酵することにより水蒸気が生じ処理槽2内に充満するが、排気ポンプ6により、処理槽2内に配設された排気管36の複数の排気孔35から排気され、熱交換器3内に送られ、ここで吸気管から熱交換器3のケース内に導入された空気を加熱する。 【0038】処理槽から排出された水蒸気自体は熱交換器3内で冷却され、凝縮排水器4内で水分が凝縮されて排水管41から下水道溝等に排水される。水分の大部分が除去された水蒸気は、排気ポンプ6を介して消臭器7により消臭されて排気管47から排気される。 【0039】熱交換器3内で加熱された空気は、空気供給管39から中空回転軸15の中空部16内に送られ、複数の給気ノズルの先端から処理槽内に送気される。撹拌停止期間では、電動機22の制御回路の動作により給気ノズルは処理槽の底壁11に向け下方に向けられて停止され、給気ノズルの先端から空気を、処理槽内の生ゴミ及びチップ材内にその下方から送り込むこととなり、生ゴミ及びチップ材の全体に均等に十分行き渡り、生ゴミ及びチップ材の全体、かつ均等に空気に触れることとなり発酵が促進される。又、給気ノズルの先端は下方に向いているので、生ゴミやチップ材が重力作用によりノズルの先端開口に入り込んでつまるようなことが防止される。 【0040】このようにして、処理槽内で10数時間経過すると、処理槽内の生ゴミは発酵し、その大部分は水と炭酸ガスに分解され、その残滓の体積は処理前の投入時の体積の1/100程度に減少し、しかも乾燥しさらさらした状態となる。このような残滓は、処理槽の上部開口12から電気掃除機あるいは同様のバキューム管を差し込んで吸引排除することができる。又は、処理槽の後部隔壁10に処理槽の底部に連通する排出孔を設けて、掻き出し棒で掻き出すようにしてもよい。 【0041】ここで電動機22の制御回路の動作を説明する。主スイッチSを閉じると、電源ラインL1、b接点R12、電動機M、電源ラインL2に電流が流れ電動機Mが始動し撹拌羽根による撹拌動作が開始する。同時に、電源ラインL1、b接点R12、タイマーT1、電源ラインL2に電流が流れタイマーT1の作動が開始する。 【0042】タイマーT1で設定された時間(例えば、10分間)が経過すると、タイマーT1のa接点T11が閉じ、電源ラインL1、T11、T21、リレーR1に電流が流れ、リレーR1が作動してリレーR1のa接点R11を閉じて、R11、T21、R1の自己保持回路が形成され、タイマーT2が始動する。同時に、リレーR1のb接点R12を開き、タイマーT1及び電動機Mの回路への電流が停止する。しかし、同時にタイマーT1のa接点T12が閉じリレーコイルR2に電流が流れるので、リレーコイルR2のa接点R21、R22が閉じ、電源ラインL1、リミットスイッチ27のb接点LM、a接点R21、R22及びリレーR2の自己保持回路が形成されるから、電動機Mは引き続き回転する。 【0043】電動機Mが暫く回転を続けるが、中空回転軸15の給気ノズルが略最下方に向いたタイミングにおいてスプロケット21のドッグ29がリミットスイッチ27のアクチュエータ28を押圧し、リミットスイッチ27のb接点LMを開く。すると、自己保持回路の自己保持が解放されリレーコイルR2のa接点R21、R22が開き、電動機Mは停止する。これにより、複数の給気ノズルは略最下方に向いた状態で一斉に停止する。 【0044】撹拌羽根は、ゆっくりと回転し撹拌するので電動機22は電流が流れなくなると、慣性回転を殆どすることなく停止する。若干慣性回転をする場合は、ドッグ29の取付け位置を調整して給気ノズルの先端が最下方にくる寸前で電動機Mが停止するようにすればよい。 【0045】なお、処理槽の構造によっては、給気ノズルが真下に向いているより若干真下からずれた方向に向いている場合の方が給気ノズルから空気が十分行き渡るような場合はドッグ29の取付位置を調整して最適位置に調整すればよい。 【0046】電動機Mが停止し、撹拌動作が停止した状態が続き、タイマーT2で設定された時間(例えば、1時間)が経過すると、タイマーT2のb接点T21が開き、リレーR1のa接点R11、タイマーT2のb接点T21、リレーコイルR1から成る自己保持回路を解放する。リレーコイルR1の作動が停止し、リレーコイルR1のa接点R11を開き、リレーコイルR1のb接点R12を復帰して閉じる。これにより、再度タイマーT1が始動し、電動機Mの回転を開始する。 【0047】このように、タイマーT1で予め設定された時間だけ電動機M及び撹拌羽根が作動し、タイマーT2で予め設定された時間電動機M及び撹拌羽根が停止するサイクルが繰り返される。そして、10数時間経過して処理槽での生ゴミの分解、処理が完了するか、それ以前の段階で主スイッチSを開くと、この電動機Mのサイクルが完了する。 【0048】なお、以上の実施例では、電動機Mで中空回転軸15を回転したが、電動機Mでなくても、油圧モータ、熱機関のような原動機により中空回転軸15を回転させてもよい。又、空気供給ノズル20は、その先端に空気供給用の開口が形成されていなくても、その側面に、中空ノズルが下方に向けられて停止された場合に下方に向くように斜に形成された一つ又は複数の空気供給用の開口を形成してもよい。 【0049】 【発明の効果】本発明は以上のような構成を採用することにより次のような効果を奏する。第1に、熱交換器内で加熱された空気を中空回転軸を通して供給し、さらに中空回転軸に連通して取付けられた複数の給気ノズルの先端から処理槽内に供給する構成を採用したので、給気のための構造が簡単となり製造コストも安価となる。 【0050】第2に、撹拌停止期間は、タイマーにより撹拌期間より通常は数倍長く設定されるが、この撹拌停止期間において、給気ノズルの先端は処理槽の底壁に向け下方に向けられて停止されるようにしたので、給気ノズルの先端から送気される空気は、処理槽内の生ゴミ及びチップ材内にその下方から送り込むこととなり、生ゴミ及びチップ材の全体に均等に十分行き渡り発酵が促進される。 【0051】第3に、撹拌停止期間は、撹拌期間より通常は数倍長く設定されるが、この撹拌停止期間は、給気ノズルの先端は処理槽の底壁に向けられて停止されているから、生ゴミやチップ材が重力作用によりノズルの先端開口に入り込んでつまるようなことが防止される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398002422 【氏名又は名称】株式会社北島産業電機
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】光田 敦
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| 【公開番号】 |
特開平11−239779 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−60629 |
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