| 【発明の名称】 |
石抜選別装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平野 治親
【氏名】加納 徹
【氏名】前田 敏郎
【氏名】坂下 友浩
【氏名】春木 優一
【氏名】本井 孝幸
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| 【要約】 |
【課題】選別金網4に被選別物の供給が終わっても、引き続き選別金網4の揺動を続け、残った穀粒Rと石粒Sを分離して、石粒Sは石粒排出口から排出し、分離した穀粒Rを残米出口から速やかに無駄なく回収する。
【解決手段】左右に側板7a、7bを起立し前方を低く傾斜した選別金網4に隣接して残米排出金網16を一体に設け、それらを隔てる側板7bに残米取出口11を設けて連通し、選別金網4には切起し舌片13を多数設けて、その表面を凹凸面に形成すると共に、選別金網4の高い後方部方向に向く通気細孔14を開口する。残米排出金網16は盤面を平坦に形成し、多数の通気孔29を垂直に開口する。選別金網4と残米排出金網16の下部に風車箱18を一体に取付けて選別部Aとし、選別部Aを揺動機構Bにより斜め上下に揺動する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右に側板を起立し前方を低く傾斜した選別金網の前端部に穀粒排出口を設け、選別金網には切起し舌片を多数設けることにより、その表面を凹凸面に形成すると共に、選別金網の高い後方部方向に向く通気細孔を開口し、そして選別金網の後方部において前記側板の左右の間隔を接近して石寄せ部を形成し、石寄せ部の最奥部底面に開閉自在な石粒排出口を設け、選別金網の前記側板の左右いずれかに隣接して選別金網と同じ向きに傾斜した残米排出金網を連設してその低い前端部に残米出口を設け、前記残米出口を除く残米排出金網の外縁にガイド板を起立し、前記残米排出金網にはその平坦な盤面を垂直方向に貫通する通気孔を多数形成し、前記選別金網の残米排出金網に接する側板の後方部に残米取出口を設け、選別金網側と残米排出金網側を開閉自在に連通し、さらに前記選別金網と残米排出金網の下部に風車を内装した風車箱を一体に取付けて選別部となし、選別部には揺動機構を連結して選別部全体を斜め上下に揺動してなる石抜選別装置。 【請求項2】 左右に側板を起立し前方を低く傾斜した選別金網の前端部に穀粒排出口を設け、選別金網には切起し舌片を多数設けることにより、その表面を凹凸面に形成すると共に、選別金網の高い後方部方向に向く通気細孔を開口し、そして選別金網の後方部において前記側板の左右の間隔を接近して石寄せ部を形成し、石寄せ部の最奥部底面に開閉自在な石粒排出口を設け、選別金網の前記側板の左右いずれかに隣接して選別金網と同じ向きに傾斜した残米排出金網を連設してその低い前端部に残米出口を設け、前記残米出口を除く残米排出金網の外縁にガイド板を起立し、前記残米排出金網には通気孔を多数形成し、前記選別金網の残米排出金網に接する側板の後方部に、2以上の残米取出口を残米排出金網の傾斜に沿って並べて開口し、これらの残米取出口を開閉する残米排出シャッタを一体的に連設して選別金網側と残米排出金網側を開閉自在に連通し、さらに前記選別金網と残米排出金網の下部に風車を内装した風車箱を一体に取付けて選別部となし、選別部には揺動機構を連結して選別部全体を斜め上下に揺動してなる石抜選別装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、米などの穀粒より小石などの異物を取り除く石抜選別装置の改良に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】石抜選別装置においては、選別金網を傾斜して設け、下から風を吹き上げながらこれを斜め上下に揺動することにより、比重の大きい石を選別金網の傾斜に逆らって上流へ揺り上げ、比重の小さい米は下流に押し流して両者を選別するのであるが、選別金網への被選別物(米と石の混合物)の供給が止まると、米は下流に流れなくなる。このように選別金網に石と未分離のまま残った米を残米という。 本発明は、このような残米を石と一緒に機外に捨てることなく、石と選別して迅速に回収することを目的とする。 【0003】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、左右に側板を起立し前方を低く傾斜した選別金網の前端部に穀粒排出口を設ける。選別金網には切起し舌片を多数設けて、その表面を凹凸面に形成すると共に、選別金網の高い後方部方向に向く通気細孔を開口する。そして選別金網の後方部において、側板の左右の間隔を接近して石寄せ部を形成し、石寄せ部の最奥部底面に開閉自在な石粒排出口を設ける。選別金網の前記側板の左右いずれかに隣接して選別金網と同じ向きに傾斜した残米排出金網を連設してその低い前端部に残米出口を設け、残米出口を除く残米排出金網の外縁にガイド板を起立する。残米排出金網には、その平坦な盤面を垂直方向に貫通する通気孔を多数形成する。選別金網の残米排出金網に接する側板の後方部に残米取出口を設け、選別金網側と残米排出金網側を開閉自在に連通する。さらに選別金網と残米排出金網の下部に風車を内装した風車箱を一体に取付けて選別部となし、選別部には揺動機構を連結して選別部全体を斜め上下に揺動するように構成する。請求項2の発明では、左右に側板を起立し前方を低く傾斜した選別金網の前端部に穀粒排出口を設ける。選別金網には切起し舌片を多数設けて、その表面を凹凸面に形成すると共に、選別金網の高い後方部方向に向く通気細孔を開口し、そして選別金網の後方部において側板の左右の間隔を接近して石寄せ部を形成し、石寄せ部の最奥部底面に開閉自在な石粒排出口を設ける。選別金網の側板の左右いずれかに隣接して選別金網と同じ向きに傾斜した残米排出金網を連設してその低い前端部に残米出口を設け、残米出口を除く残米排出金網の外縁にガイド板を起立する。残米排出金網には通気孔を多数形成し、選別金網の残米排出金網に接する側板の後方部に、2以上の残米取出口を残米排出金網の傾斜に沿って並べて開口し、これらの残米取出口を開閉する残米排出シャッタを一体的に連設して選別金網側と残米排出金網側を開閉自在に連通する。さらに選別金網と残米排出金網の下部に風車を内装した風車箱を一体に取付けて選別部となし、選別部には揺動機構を連結して選別部全体を斜め上下に揺動するように構成する。 【0004】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示して説明する。図1は石抜選別装置全体の長さ方向に沿う断面図、図2はその幅方向に沿う断面図である。機枠1の上部には、底部に穀粒供給口2を有する漏斗状のタンク3を設ける。穀粒供給口2には張込シャッタ5を備える。タンク3の下方に選別部Aを設け、選別部Aは選別金網4、残米排出金網16(図3参照)及び風車箱18より構成し、選別金網4、残米排出金網16の下面を覆う導風路21を介して風車箱18を一体に取付ける。図3は選別部Aの平面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図3のC−C断面図である。選別金網4は左右に側板7a、7bを起立し、選別金網4の前端部には穀粒排出口6を設ける。左右の側板7a、7bは選別金網4の後方部でその間隔を狭めて石寄せ部8を形成し、石寄せ部8の底面には石粒排出口9を開口し、石粒排出口9には石粒排出シャッタ10を設ける。選別金網4の底面に後方に向けて切起し舌片13を立設した通気細孔14を多数開口する(図4参照)。 【0005】選別金網4の左右いずれかの側板(図では7b)に隣接して、選別金網4と同様に前方に低く傾斜した残米排出金網16を設け、その前端に残米出口28を設ける。残米排出金網16には、図3に示すように、平坦な盤面に通気孔29を多数開口する。通気孔29は長円形にすることにより、穀粒Rの落下を防ぐとともに、開口面積を大きく取ることができる。残米排出金網16の他側にガイド板15を起立し、残米排出金網16の後端を選別金網4の後端と一体に囲う。選別金網4の石寄せ部8にのぞむ側板7bに、図4に示すように複数の残米取出口11を開口し、残米取出口11には連動して開閉する残米排出シャッタ12を設け、それぞれ残米排出金網16に連通する。風車箱18には前方下部に風車19を備えた風洞部20を設け、風洞部20から導風路21にかけて前後方向に伸びる仕切板17を設け、風車19の風を選別金網4と残米排出金網16に分割して吹き出すように構成する。さらに、仕切板17と導風路21の両側面との間に、通気細孔14および通気孔29に向けて整流板22を複数枚取付け、選別金網4側では噴風が後方に、残米排出金網16側では前方に吹出すように調整する。 【0006】揺動機構Bは、機枠1の側面に沿って一対の支持板23を立設し、その支持板23間に風車19の風車回転軸19aと揺動クランク24のクランク回転軸24aを平行に軸支し、それぞれプーリーを介して電動機26と風車回転軸19aおよびクランク回転軸24aを一本のベルトにより連結し、風車19と揺動クランク24を同時に回転する。支持板23の上部の前後2か所にそれぞれ一対の支杆25の一端を回動自在に軸支し、これらの支杆25の他端を選別部Aの風車箱18の側壁に回動自在に取付ける。揺動クランク24の回転により、揺動クランク24の先端が風洞部20を風車回転軸19aを中心として押上げ、支杆25は支持板23の軸支点を中心に旋回し、選別金網4と残米排出金網16を前後方向に揺動する。 【0007】ここで、石粒Sが混入した穀粒Rをタンク3から穀粒供給口2を経て選別金網4に供給し、選別金網4の揺動と通気細孔14から吹出す噴風により、図5に示すように、比重の大きい石粒Sは下層に沈み、比重の小さい穀粒Rは選別金網4の上層に浮上する。そして上層の穀粒Rは揺動により選別金網4の傾斜に沿って自重で下方に滑り落ちて穀粒排出口6から排出し、下層の石粒Sは切起し舌片13により揺り上げられて上方に移動して石寄せ部8に集まり、定期的に石粒排出シャッタ10を開いて石粒Sを石粒排出口9から排出し、石粒排出シュート27により機外に放出する。 【0008】タンク3から穀粒Rの供給が終了した場合、その後も引き続き運転を継続して選別金網4に残った穀粒Rを選別し、石粒Sを石寄せ部8に集めて石粒排出口9から排出する。石粒Sがほぼ回収された状態で、残米排出シャッタ10を開き、側板7bに設けた複数の残米取出口11を同時に開き、残米取出口11より順次穀粒Rを残米排出金網4に移載する。ここで残米取出口11は残米排出金網の傾斜に沿って並んで複数開口するので選別金網4に分散して残った穀粒Rを石寄せ部8近傍まで遠く揺り上げることなく、近くの残米取出口11から比較的短時間に残米排出金網16へ移載できる。さらに、残米排出金網16を平坦にして、その表面に通気孔29を設けることにより、移載した穀粒Rを残米排出金網16の揺動と通気孔29から噴出する噴風により、敏速に残米出口28に送る。選別金網4の上に残る穀粒Rの量が少なくなると、風車19による噴風は穀粒Rの通風抵抗が少ない選別金網4側に多く流れるため、残米排出金網16の噴風量は減少するが、ここでは残米排出金網16の表面が平滑なため、残米排出金網16に選別金網4のような揺り上げ作用がない。従って、噴風が減少しても残米は振動により選別金網4の傾斜に沿って低い残米出口28に速やかに滑り落ちる。 【0009】 【発明の効果】以上のように、タンクから選別金網への被選別物の供給終了後、残米取出口を開き、選別金網の残米を残米排出金網に移してその下端の残米出口より回収する際、請求項1の発明では、残米排出金網は盤面が平坦なため、残米排出金網を吹き上げる風量が減少してもその影響を受けず、残米は残米排出金網上を傾斜に沿って滑り落ち、低い残米出口28より速やかに回収できる。請求項2の発明では、残米排出金網の傾斜に沿って複数の残米取出口11を並べて開口するので、選別金網4に分散して残った穀粒Rを石寄せ部8の近傍まで遠く揺り上げることなく、近くの残米取出口11から短時間に残米排出金網16へ移載でき、そのうえこれらの残米取出口11を開閉する残米排出シャッタを一体的に連設するので、残米排出シャッタを少し動かすだけで残米取出口11を広く開けることができ、選別金網より残米排出金網16へ残米を迅速に移すことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113919 【氏名又は名称】マルマス機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】牧 哲郎 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−28425 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−197818 |
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