トップ :: B 処理操作 運輸 :: B05 霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般

【発明の名称】 モルタル状材料模様出し塗装方法
【発明者】 【氏名】山田 重幸
【課題】この発明は異なった色の2種類のモルタル状材料を使用して鮮明に模様が表われるようにしたモルタル状材料模様出し塗装方法を提供するものである。

【解決手段】この発明は所定の色を有する第1のモルタル状材料を塗布しこの塗布の場合又は乾燥前に表面に凹凸を形成する段階と、前記第1のモルタル状材料の乾燥後それと異なる色を有する第2のモルタル状材料を塗布する段階と、この第2のモルタル状材料の乾燥後表面を研摩して前記凹凸の高い部分から第1のモルタル状材料を露出させたり透けて見えるようにして模様を形成する段階と、この模様を形成した後表面保護剤を塗布する段階とを包含するモルタル状材料模様出し塗装方法を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の色を有する第1のモルタル状材料を塗布しこの塗布の場合又は少なくとも乾燥前に表面に凹凸を形成する段階と、前記第1のモルタル状材料の乾燥後それと異なる色を有する第2のモルタル状材料を塗布する段階と、この第2のモルタル状材料の乾燥後表面を研摩して前記凹凸の高い部分から第1のモルタル状材料を露出させたり透けて見えるようにして模様を形成する段階と、この模様を形成した後表面保護剤を塗布する段階とを包含することを特徴とするモルタル状材料模様出し塗装方法。
【請求項2】 請求項1記載の方法であって、前記第1のモルタル状材料はセメント又は炭酸カルシウム粉と、接着剤と、骨材と、顔料又は着色料と、水とを混合したものであり、かつ第2のモルタル状材料は普通のセメント又はカラ−セメントと、接着剤と、骨材と、顔料又は着色料と、水とを混合したものであることを特徴とするモルタル状材料模様出し塗装方法。
【請求項3】 請求項1記載の方法であって、前記第1のモルタル状材料はセメント又は炭酸カルシウム粉と、接着剤と、骨材と、顔料又は着色料と、水とを混合したものであり、かつ第2のモルタル状材料はカラ−セメントと、接着剤と、骨材と、水とを混合したものであることを特徴とするモルタル状材料模様出し塗装方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明はモルタル状材料模様出し塗装方法に関するものである。ここでモルタル状材料とは通常のセメント、ポリマ−セメント、炭酸カルシウム粉等を使用するモルタル或はモルタル状のものを意味するものである。また、塗装の対象となる表面は例えば紙製のボ−ド、ALC板、ヘ−ベル板、ベニア、モルタル、金属、ブロック、スレ−ト、コンクリ−ト等より成る各種の内装品や外壁の表面等である。
【0002】
【従来の技術】従来モルタル状材料を塗布した表面が乾燥しない前に例えば一面に木目調の凹凸を形成した合成樹脂製フィルムの凹凸のある表面を重ね乾燥後フィルムを除去してある程度の模様出しを行なうことがあったが、一種類の色を使用するため模様出しが不十分であった。また、異なる色のモルタル状材料を使用した模様出し塗装は行なわれていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は異なった色を有する二種類のモルタル状材料を使用してより鮮明に模様が表われるようにしたモルタル状材料模様出し塗装方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は所定の色を有する第1のモルタル状材料を塗布しこの塗布の場合又は乾燥前に表面に凹凸を形成する段階と、前記第1のモルタル状材料の乾燥後それと異なる色を有する第2のモルタル状材料を塗布する段階と、この第2のモルタル状材料の乾燥後表面を研摩して前記凹凸の高い部分から第1のモルタル状材料を露出させたり透けて見えるようにして模様を形成する段階と、この模様を形成した後表面保護剤を塗布する段階とを包含することを特徴とするモルタル状材料模様出し塗装方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明によるモルタル状材料模様出し塗装方法の一実施例を示せば次のようになる。最初に普通の工事と同様に下地処理材と、ポリマ−セメントモルタルの材料と、接着剤と、水とを混合した材料を塗装することになる躯体と称する表面にペンキ下地程度の下付けをする。この下付けは必要に応じて行なうものであるが、ほとんど大部分の工事で行うようになっている。
【0006】次にセメント又は炭酸カルシウム粉と、接着剤と、珪砂等の骨材と、顔料又は着色料と、水とを混合して適当な固さにした所定の色を有する第1のモルタル状材料を躯体の表面に塗布する。このモルタル状材料の塗布時櫛鏝や刷毛或はロ−ラ等を使用して段差を出しながら塗ることにより凹凸を形成することができる。また、凹凸を形成するため塗布した表面が乾燥しない前に例えば一面に木目調の凹凸を形成した合成樹脂製フィルムの凹凸のある表面を重ね乾燥後フィルムを除去して形成する場合もある。
【0007】前記凹凸を形成した第1のモルタル状材料の乾燥後、通常のセメント又はカラ−セメントと、接着剤と、珪砂等の骨材と、顔料又は着色料と、水とを混合して適当な固さにした前記第1のモルタル状材料とは異なった色を有する第2のモルタル状材料を例えば角鏝などで1mm程度等の厚さに薄塗りする。なお、この第2のモルタル状材料にカラ−セメントが用いてある場合には顔料又着色料は用いない場合もある。
【0008】第2のモルタル状材料の乾燥後紙やすり或は布やすりを使用して表面に傷ができないようにして研摩する。この場合前記凹凸の高い部分から第1のモルタル状材料を露出させたり透けて見えるようになって模様が浮き出るものである。必要に応じ紙やすり或は布やすりで表面の異なる部分ごとにより多く又はより少なく研摩することにより良好な模様ができるものである。
【0009】次に例えばフッソ系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系等の表面保護剤を塗布して作業を完了する。なお、この発明において形成される模様は木目調や多数の点状部分のあるスタッコ調、或は幾何学系の模様等目的に応じて種々の模様とすることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明は前述したように構成してあるから、二つの色により所望の鮮明な模様が得られるモルタル状材料の模様出し塗装を行なうことができるという効果を有している。
【出願人】 【識別番号】393019632
【氏名又は名称】山田 重幸
【出願日】 平成9年(1997)6月27日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】勝部 明長
【公開番号】 特開平11−19580
【公開日】 平成11年(1999)1月26日
【出願番号】 特願平9−186070