|
|
【発明の名称】 |
イオン交換樹脂軟水器のU字パイプ式食塩再生容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】松岡 孝 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】水道水をイオン交換樹脂容器の中に通し、軟水化する軟水器において、水道蛇口と軟水器との間に直結された食塩入り容器であって、該容器は切り替えバルブと、最下部に小穴の吸排口を持つU字パイプとを有するU字パイプ式食塩再生容器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、イオン交換樹脂による軟水器において、劣化したイオン交換樹脂に食塩水を通し、該イオン交換樹脂を活性化、即ち、再生せしめる食塩再生容器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の技術として、同特許出願人による先願、発明の名称「エゼクター付き軟水器」がある。(特願平9−196302) ここでは、概容のみを図1の外観見取り図により説明する。頭部に水道水採取、軟水採取、逆洗操作、再生操作の四工程を行う四段切り替えバルブ2を有する軟水器であって、該四段切り替えバルブ2のハンドル3を再生の位置に切り替えた時、水道水の流れと、前記四段切り替えバルブ2の内部に設けられたエゼクターの働きにより、付属する食塩水容器6より食塩水を食塩水導管7、エゼクター吸入口8より吸入し、前記軟水器内部に導きイオン交換樹脂を再生せしめるものである。ここで、1はイオン交換樹脂容器、5は水道蛇口、9は軟水採取口兼再生時の食塩水排出口である。該四段切り替えバルブを有するエゼクター付き軟水器は、美容院、すし屋他レストラン等の小規模の施設での使用に適する小型で簡便な軟水器である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、該小型で簡便な軟水器も普及してくると、なかでも、軟水を比較的多く使用する施設では、次のようなニーズがでてきた。即ち、食塩を水で溶解して、食塩水にして容器に入れる作業が不便なので、食塩のまま容器に入れて置き、水道水で溶解しながら、劣化したイオン交換樹脂に導き、再生したいというものである。更には、一度に多量の食塩を容器一杯に入れて置き、タイマーと電磁弁の働きにより、四つの工程、即ち、水道水採取、軟水採取、逆洗、再生を自動的に切り替えできるようにしたいというものである。小型の軟水器は、安価で場所をとらない長所はあるが、イオン交換樹脂の容量が小量のため、短時間で不活性となり、再生操作の頻度がそれだけ多くなる欠点がある。そこで本発明の目的は、食塩を水で溶解して食塩再生容器に入れるのではなく食塩のまま食塩再生容器に入れて置けば、切り替えバルブを再生の位置に切り替えることにより、水道水の流れを利用して、食塩を溶解しながら軟水器の内部のイオン交換樹脂に導き、該イオン交換樹脂を活性化、即ち、再生せしめようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明では、水道蛇口と軟水器との間に食塩入り容器を直結し、該容器は、切り替えバルブと、最下部に小穴の吸排口を持つU字パイプとを有する構造にしたものである。 【0005】 【作用】本発明の食塩入り容器の切り替えバルブを再生の位置にし、かつ、軟水器の四段切り替えバルブを再生の位置にすると、まず、水道水はU字パイプを通り、軟水器に入る。軟水器内部が水道水で満たされると、軟水器内部の水圧が上がり、次に、食塩再生容器内部にU字パイプの最下部の小穴の吸排口より食塩を融かしながら入る。次に、食塩再生容器内部が水道水で一杯になると、前記U字パイプ内部を流れる水道水の流れにより、、前記U字パイプの最下部の小穴の吸排口より食塩水として吸入される。食塩水として吸入され食塩再生容器内部の圧力が下がると、再び食塩再生容器に水道水が食塩を融かしながら入る。このように、U字パイプの最下部の小穴の吸排口部では、水道水が食塩再生容器に流出入を繰返しながら、食塩水として、U字パイプより軟水器内部に導き、イオン交換樹脂を再生せしめる。 【0006】 【実施例】本発明の具体的一実施例を図面により説明する。(図2)は、本発明の見取り図を示す。1はイオン交換樹脂容器で、頭部に四段切り替えバルブ2、該四段切り替えバルブ2を切り替えるハンドル3を有する軟水器部Bである。5は水道蛇口で、その間に、本発明の要部である食塩再生容器部Aが導管4で直結されている。前記軟水器部Bのハンドル3を軟水の位置にして、前記食塩再生容器部Aのハンドル14を導管4に直交する位置にして、水道蛇口5を開くと、水道水は前記軟水器部Bに直接入り、イオン交換樹脂でCa++Mg++の硬水成分が吸着され、軟水として、軟水排出導管9より軟水が採取される。次に、前記軟水器部Bのハンドル3を再生の位置にして、前記食塩再生容器部Aのハンドル14を導管4に並行する位置にして、水道蛇口5を開くと、水道水は前記食塩再生容器部Aの内部を通り、食塩を溶解しながら軟水器部Bに入り軟水排出導管9より排出される。この時、イオン交換樹脂がCa++Mg++などがつき軟水化能力が低下してしまったイオン交換樹脂を食塩水のNaイオンで置換して軟水化能力は再生される。(図3)は図2の断面図を示す。本発明の要部である食塩再生容器部Aが導管4で水道蛇口5と直結され、更に、軟水器部Bが導管4で直結されている。(図4)は、本発明の要部である食塩再生容器部Aの断面図を示す。食塩再生キャップ17には、切り替えバルブ13が回動自在にOリング16を介して押さえ環15で取り付けられている。前記切り替えバルブ13には、U字パイプ12が溶接されている。切り替えバルブ13の最下部には、小穴の吸排口12−1が設けられている。切り替えバルブ13の先端の回動軸13−5にはハンドル14が固定されている。また、前記食塩再生キャップ17には、食塩11の入った透明の食塩容器10がOリング18を介してネジ込まれている。水道水は、切り替えバルブ13の流入口13−1よりU字パイプ12に入り、流出口13−2より軟水器部Bに導かれる。その時、小穴の吸排口12−1より水道水が圧力の変動により出入し、食塩11を溶解しながら軟水器部Bに食塩水が導かれる。 【0007】(図5)は、図4のハンドル14を90度回し、切り替えバルブ13を切り替えた時の断面図を示す。U字パイプ12を通らず、即ち、流入口13−1は塞がれ切り替え流路13−4が開かれ、水道水は直接軟水器部Bに導かれる。更に、理解し易いように分解して図示し説明する。(図6)は、切り替えパルブ13の見取り図を示す。13は切り替えバルブで直角に曲がった流入口13−1と流出口13−2が設けてあり、この両口にはU字パイプ12が溶接されている。12−1は吸排口である。切り替え流路13−4が前記両流出入口13−1、13−2に90度ずれた位置に設けられている。(図7)は、食塩容器10の断面図を示す。内部に食塩11が入れられている。外部より食塩11の量が分かるように、透明な材質で構成されている。底部は食塩11を溶解し易いように丸形に構成されている。 【0008】次に、このように構成された、本発明のU字パイプ式食塩再生容器の作用について(図3)に戻って説明する。。まず、軟水器部Bの切り替えハンドル3を再生の位置にし、かつ、本発明の要部である食塩再生容器部Aの切り替えハンドル14を再生の位置にする。水道蛇口5を開くと、水道水は、食塩再生容器内部のU字パイプ12を通り、軟水器部Bに入る。イオン交換樹脂容器1の内部には、イオン交換樹脂20があり水道水で一杯になると、水圧が上がり、次に、食塩再生容器部A内のU字パイプ12の最下部の小穴の吸排口12−1より食塩11を融かしながら入る。食塩再生容器部A内が水道水で一杯になると水圧が上がり、U字パイプ12を流れる水道水の流れにより、前記U字パイプ12の最下部の小穴の吸排口12−1より食塩水として吸入され、軟水器部Bに導かれる。食塩水として吸入され、食塩再生容器部A内の水圧が下がると、再び食塩再生容器部A内に水道水が食塩11を融かしながら入る。このように、U字パイプの最下部の小穴12−1付近では、水道水が食塩再生容器に流出入を繰返しながら、食塩水として、軟水器部Bに導き、イオン交換樹脂を再生せしめる。 【0009】(図8)は、イオン交換樹脂軟水器の操作、即ち、軟水採取、逆洗操作(イオン交換樹脂の下方から上方に水道水を流し、イオン交換樹脂をほぐしながら、またゴミ等を洗い流すこと)再生操作のタイムチャートを示す。まず、切り替えバルブをバルブ1にして、軟水を採取すると、イオン交換樹脂の容量により劣化するまでの時間t1が決まる。次に、バルブ2にして、劣化したイオン交換樹脂の逆洗操作する時間t2が決まる最後に、食塩水を劣化したイオン交換樹脂に通し、再生操作をする時間t3が決まる。このように、予め、各時間t1、t2、t3を決め、シーケンサーに入力して電磁弁を作動させ、各操作を自動化することができる。(図示省略)本発明である食塩再生容器を用いれば、再生に必要な食塩を十分セットできるので、軟水器に前述のようにシーケンサー、電磁弁を設ければ、完全自動化するこが可能になる。 【0010】 【発明の効果】本発明のU字パイプ式食塩再生容器には、次のような効果がある。 (1)食塩のままセットできるので、食塩を水で解く手間がいらなく、食塩水が多量にでき、交換頻度が少なくなり、便利となる。 (2)食塩を粒状にして、扱い易くしても、そのままセットできる。 (3)食塩容器が透明にしてあるので、食塩残量が目で見える。 (4)食塩のままセットでき、多量の食塩水がとれるので、電磁弁、シーケンサーを用いて、各操作を完全自動化することができるので、イオン交換樹脂の少量化が可能になる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595086030 【氏名又は名称】箕浦 佳美 【識別番号】595044971 【氏名又は名称】松岡 孝
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月26日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−192438 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月21日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−370279 |
|