| 【発明の名称】 |
パチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具 |
| 【発明者】 |
【氏名】呉岡 勉
|
| 【要約】 |
【課題】遊技球の好適な案内を図ると共に大型の遊技部品の着脱を楽にできるようにし、更に装飾効果を高める。
【解決手段】回転案内具25は、遊技盤の遊技領域の前面に回転可能に支持される小径の内輪体34と、外周に複数の球受け片46を放射状に配設して内輪体34の外側に対して前側からの操作で着脱可能に組付け得る大径の外輪体44とから構成される。また、外輪体44の前面側に、装飾効果を高め得る化粧板53または蓋部材が取着される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所要のパチンコゲームを展開し得る遊技盤(10)の遊技領域(13)内に設置された各種の遊技部品(15)に対する所要位置に配設されて、遊技球を案内し得る回転案内具にあって、前記遊技盤(10)の遊技領域(13)の前面に回転可能に支持される小径の内輪体(34)と、外周に複数の球受け片(46)を放射状に配設して内輪体(34)の外側に対して前側からの操作で着脱可能に組付け得る大径の外輪体(44)とを有すると共に、この外輪体(44)の前面側に装飾効果を高め得る化粧板(53)または蓋部材(56)を取着するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具に係り、更に詳しくは、パチンコゲームを展開し得る遊技盤の遊技領域内に配設されて、パチンコ球(遊技球)を受けて案内する回転案内具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように、パチンコ機やアレンジボール機に代表される遊技機では、機内に収容セットされる遊技盤の遊技領域において、一般に風車(フウシャ)とも呼ばれている類いの回転案内具・部品が他の遊技部品に対応する部位に配設されて、遊技領域内に打込まれたパチンコ球(遊技球ともいう)を受けて、夫々の方向へ案内し得るようになっている。この回転案内具は、パチンコゲームの内容別に区分される遊技盤の遊技領域内において、受けた遊技球を所要の方向,位置(具体例として、特別ゲームの開始条件を発生,成立するための始動入賞口や特定入賞口等)に向けて適正に案内してゲーム効果を高めることが望まれ、これを実現可能とするために、その配置部位が工夫,選定されて実施されている。そして、従来から実施されている回転案内具については、例えば図9および図10に例示するような形態のものが実施されている。 【0003】図9に示す回転案内具60は、金属成形された円盤61と、遊技球Bを受止める樹脂成形製の回転羽根車62とを組付けて、遊技盤前面に打込まれる釘63を支軸として回転可能に取着されるタイプである。この回転案内具60は、遊技盤におけるセンター役物の両側縁部等の所定位置に取着されるため、遊技盤の製作段階において、遊技領域に多数本の案内釘を植設する工程と、センター役物等の各種遊技部品を設置する工程の後、すなわち最終の工程として前記釘63を植設して取着されるようになっている。 【0004】また、図10に示す回転案内具65は、遊技盤前面にビス着される樹脂成形製の取付けベース66の支軸(ピン)67に、遊技球Bを受止める突条部69を外周に複数個成形した樹脂成形製の回転羽根車68を、回転可能に連結支持させたタイプである。この回転案内具65は、前記取付けベース66の裏側にランプを配設し、また前記回転羽根車68を光透過可能に構成することにより、電飾機能を兼ね備えるようになっている。そして、このような形態の回転案内具65は、取付けベース66に回転羽根車68を前もって組付けておき、遊技盤の製作段階においては、遊技領域に多数本の案内釘を植設する工程の後、すなわち他の遊技部品を配設(設置)する工程で、ビス70により該取付けベース66を遊技盤に取着するようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】近年のパチンコ遊技機で構成,セットされる遊技盤においては、遊技部品のひとつとして、俗にセンター役物とも呼ばれている大型の装置・器具(具体例として、図柄可変表示装置の前側透視体や電動式開閉入賞装置等)が使用されつつある。このような大型役物が使用される場合では、その設置占有面積から観て回転案内具の取着位置が、自ずと始動入賞口や特定入賞口等から大きく離れた位置に制約されることになってしまい、ゲーム効果の向上に適した遊技球の適正な案内ができなくなる。このため現実においては、大型のセンター役物の左右両外側縁に対して夫々の回転案内具をできるだけ近接させ、前後に位置する案内具羽根部と役物外側縁とが互いに左右大きくラップすることを承知の上で取着している。 【0006】しかし、前述したようなセンター役物と回転案内具との配設形態にあっては、遊技盤の製作において双方の取着作業順が制約されてしまう不便があり、また遊技に供されている遊技盤においてセンター役物の点検取外しや交換に際しては、近傍にある回転案内具が邪魔になってしまい、取外し・交換が手早く容易にできない。これに関連して、前記図9の回転案内具60では、支軸としての釘63を抜き取るか若しくは折り曲げなければ前記センター役物を取外すことができず、更にセンター役物の取付け後には、該釘63を再び打込んだり曲げ戻す等の作業を要する問題点がある。また図10の回転案内具65では、回転羽根車68を取付けベース66から容易に取外し得る構成ではないので、センター役物の取外し,取付けに際しては、ビス70の弛め,ねじ込みによる回転案内具65自体の着脱が必要となる欠点がある。従って、これら回転案内具60,65においては、センター役物等の着脱に際して、その取扱いに苦慮すると共に、随分煩わしい作業を伴う欠点を内在していた。 【0007】更に前記回転案内具60では、円盤61の前面にデザイン印刷を施して装飾効果向上が図られているが、この円盤61および回転羽根車62を回転可能に支持する前記釘63の頭部が該円盤61の前面側に露出しているため、回転案内具60の質感向上および装飾効果向上を図り得ない問題を内在している。また前記回転案内具65では、ランプの点灯または点滅による電飾効果が図られているとしても、回転羽根車68を回転可能に支持する前記支軸67が該羽根車68の前面側に露出しているため、この回転案内具65においても質感向上および装飾効果向上に課題が指摘される。 【0008】 【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決するべく新規に提案されたもので、パチンコゲームを展開し得る遊技盤の遊技領域内に設置される大型の遊技部品の外周囲隣接位置にも取着可能にして、遊技球の好適な案内を図り得ると共に大型の遊技部品の着脱を楽にできるようにし、更に装飾効果を高めた着脱式内外2重輪形態の回転案内具を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期の目的を達成するため、本発明に係るパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具は、所要のパチンコゲームを展開し得る遊技盤の遊技領域内に設置された各種の遊技部品に対する所要位置に配設されて、遊技球を案内し得る回転案内具にあって、前記遊技盤の遊技領域の前面に回転可能に支持される小径の内輪体と、外周に複数の球受け片を放射状に配設して内輪体の外側に対して前側からの操作で着脱可能に組付け得る大径の外輪体とを有すると共に、この外輪体の前面側に装飾効果を高め得る化粧板または蓋部材を取着するようにしたことを特徴とする。 【0010】 【作用】回転案内具は、遊技盤に回転可能に支持される内輪体に対して外輪体を組付けることで実施に供される。従って、遊技領域に打出された後に外輪体の球受け片で受け止められた遊技球は、該遊技球の自重により自由回転する外輪体と共に移動した後に、適宜方向へ変向案内される。また、前記外輪体が遊技部品の前方に重なった状態で回転案内具を遊技盤に配設してある場合に、メンテナンス作業等によりこの遊技部品を遊技盤から取外す際には、前記外輪体を内輪体から取外すことにより、該遊技部品の着脱が簡単かつ容易に行ない得る。また外輪体の前面には、装飾効果を高め得る化粧板または蓋部材が取着されているので、前記内輪体および該内輪体を回転可能に支持する支持部材が覆蓋され、回転案内具の質感向上および装飾効果向上が図られる。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施例では、遊技機として一般的なパチンコ機に装着される遊技盤に回転案内具を配設し、この遊技盤の遊技領域に打出された遊技球を変向案内する場合を例示する。 【0012】そこで先ず、パチンコ機における前枠の正面内部に着脱可能にセットされる本実施例の遊技盤について、図1および図7を参照して要約説明する。この遊技盤10は、第1種パチンコ遊技機用のものを例示しており、パチンコゲームに供される各種の遊技部品や表示用の遊技部品等が配設されている。すなわち、盤本体11の円形状の案内レール12内の遊技領域13において、上部に入賞具14を有する電子制御式の図柄表示装置15が中央に配設されている。この図柄表示装置15は、図7に示すように、遊技盤10の前面側に装着セットされる前側透視体16と、内部に図柄表示ユニット等を収容して該遊技盤10の裏面側に突出状態で装着される保持枠体15Aとから構成されている。 【0013】前記入賞用の遊技部品としては、入球検出に基いて前記図柄表示装置15の図柄作動条件を発生し得る始動入賞具17、入賞口不変形態の普通入賞具18、両側に普通入賞具19を配設すると共に中央に特別遊技の条件成立に基いて開成作動される開閉部材20を備えたアタッカータイプの特別入賞装置21が夫々配設されている。また、表示用の遊技部品として、ランプ付きの回転案内具(ランプ風車)22や照明具23等が所定位置に配設されている。 【0014】本発明の実施例に係る回転案内具25は、図2に示すように、遊技盤10前面に取着される取付けベース26から水平前方へ延出した軸部材としての支軸32に、小径の内輪体34が着脱不能な状態で回転可能に支持され、この内輪体34に大径の外輪体44が前側から着脱可能に組付けられるようになっている。そして図1に示すように、例えば前記図柄表示装置15の左右両側部に回転案内具25が1基ずつ配設されて、遊技盤10の遊技領域13に打出された遊技球を、該案内具25によって始動入賞具17等の方向へ適宜変向案内するようになっている。 【0015】前記回転案内具25における取付けベース26は、図2,図4および図6に示すように、遊技盤10の所定位置に開設した装着孔24に嵌挿されるボス27と、該遊技盤10の前面に当接する菱形平板状のベース板28とが一体に成形されている。このベース板28の長手方向の両端部近傍にはビス孔29が夫々形成されており、取付けベース26は、前記ボス27を装着孔24に嵌挿した状態で、各ビス孔29に挿通したビス30を介して遊技盤10に取付けられる。また、前記ベース板28とボス27の中央部には、前後方向に延在する通孔31が穿設されており、内輪体34を回転可能に支持する前記支軸32が嵌入し得るようになっている。 【0016】前記内輪体34は、図2,図4および図6に示すように、前記支軸32が遊嵌状態で貫通する寸法に設定された軸孔35を形成したボス部36に、半径方向外方へ延出する1対のリブ37,37が対向的に形成されると共に、各リブ37の延出端に円弧状の嵌合片部38が夫々形成されている。また、ボス部36の後端には、両嵌合片部38,38の外周面より適宜大径に設定された円板状のフランジ39が一体的に形成されており、図6に示すように、このフランジ39の両嵌合片部38,38から外方に突出する突出部39a,39aに外輪体44の後面が当接して位置決めされるようになっている。更に、前記リブ37の配設方向と直交する方向においてボス部36を挟んだ対向位置、すなわち各嵌合片部38,38の周方向の端部間には、前記フランジ39における弦部39b,39bの端面から前方へ延出する係合片40,40が弾性変形可能に配設されており、先端に形成された爪部41,41を互いに近接,離間し得るようになっている。そして、このように構成された内輪体34は、図6に示すように、軸孔35に対し前側から挿通した支軸32を前記取付けベース26の通孔31に嵌挿させることにより、該取付けベース26の前面に回転自在に装着される。なお、通孔31の後方へ突出した支軸32に、抜止め用の金具42が取付けられる。 【0017】前記外輪体44では、図2〜図5に示すように、リム部45の外周から遊技球Bの半径と略同一寸法で径方向に突出する球受け片46が、周方向に遊技球Bの外径に適した間隔で放射状に複数個形成されると共に、隣り合う球受け片46,46の間に遊技球Bが整合し得る曲面状の球受け部47が形成される。また、前記リム部45の内側には、前記内輪体34に形成した嵌合片部38,38が整合し得る嵌合面部48,48と、係合片40,40が整合し得る逃し溝49,49とを内面に形成した内筒50が配設されている。すなわち嵌合面部48,48は、外輪体44の回転中心を挟んだ対向位置に、前記嵌合片部38,38における外周面が略密着状態で嵌合する円弧状に成形され、また逃し溝49,49は、嵌合片部38,38の周方向の端部間における直線部に対向的に形成されて前後方向に延在している。なお、リム部45と内筒50との接合部に複数個(実施例では4個)の溝51が周方向に離間して形成され、外輪体44自体の軽量化が図られている。 【0018】なお、前記外輪体44における内筒50の前面側には、図2に破線で示すように、所要のデザイン印刷等を施した化粧板53を着脱可能に装着することにより、遊技盤10に装着された際の装飾効果を高めることができるよう構成されている。 【0019】 【実施例の作用】次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具の作用につき説明する。 【0020】前述した本実施例の回転案内具25では、図1に示す遊技盤10において、遊技領域13の中央に配設された電子制御式の図柄表示装置15の左右両側に取付けられ、該遊技領域13に打出された遊技球を、該図柄表示装置15の下方に配設された始動入賞具17等へ適宜変向案内するようになっている。このとき、前記図柄表示装置15の前側透視体16は、横方向の寸法を大きくした大型部品となっているので、始動入賞具17に対する遊技球の適切な案内を図るため、図1および図7に示すように、回転案内具25を可能な限り前側透視体16に近接した位置に取付けることが必要となる。 【0021】この場合において、実施例の回転案内具25では、遊技盤10への取付けに先だって、前記取付けベース26と内輪体34とを前もって組付けておき、この状態で遊技盤10に取付ける。すなわち、内輪体34のみを組付けた取付けベース26は、遊技盤10の所要位置に開設した装着孔24にボス27を嵌挿させ、ベース板28の長手方向が上下の向きになるよう調節し、遊技盤10にビス30で固着される。このとき取付けベース26は、図7に示すように、前側透視体16における外側縁部16aに近接して位置決めされているが、内輪体34は該前側透視体16と重なり合っていない。従って、遊技盤10に対する組付け作業においては、前側透視体16と取付けベース26とが互いに干渉しないから、例えば前側透視体16の取付け後に取付けベース26を取付けるようにしたり、これとは反対に、取付けベース26を取付けた後に前側透視体16を取付けることが可能となり、遊技盤製作における遊技部品の組付け順序(工程)が制約されない。 【0022】そして遊技盤10に対して、図柄表示装置15における前側透視体16と、内輪体34を組付けた取付けベース26との組付けが完了した後に、該内輪体34に外輪体44を取付ける。すなわち、内輪体34の各嵌合片部38および各係合片40に対し、外輪体44の各嵌合面部48および各逃し溝49を夫々整合させた状態で、外輪体44を押し込む。このとき、嵌合片部38に対して嵌合面部48が略密着状態で摺動すると共に、各係合片40の爪部41が逃し溝49に当接して半径方向内方へ弾性変形した状態で内輪体34に対し外輪体44がスライド移動する。そして外輪体44が、図6に示すように、前記フランジ39の突出部39aに当接する位置まで押し込まれると、係合片40の爪部41が、内筒50の前側へ突出して逃し溝49との当接が解除されて元の状態に復帰し、該内筒50の係合段部52に係合する。これにより、外輪体44は内輪体34に対して、突出部39aおよび爪部41によって前後方向への移動が規制されると共に、嵌合片部38と嵌合面部48との整合によって周方向への移動(回動)も規制され、互いに一体化してセットされる。このように内輪体34に装着された外輪体44は、図1および図7に示すように、前側透視体16とは前後方向に重なり合った状態となり、始動入賞具17と適切な間隔をおいて配設される。なお外輪体44と内輪体34とは、嵌合面部48と嵌合片部38、係合段部52と係合片40とが夫々係合することにより好適に一体化し、また係合が解除されることもないので長期間の使用においても安定した係合状態が維持される。 【0023】本実施例の回転案内具25では、球受け片46の突出高さを遊技球Bの半径と略同一寸法に設定すると共に、隣り合う球受け片46,46間に画成された球受け部47を遊技球Bが整合し得る曲面に形成してあるので、案内釘に当接しながら落下してくる遊技球は、外輪体44の球受け部47に一旦受止められる。そして外輪体44は、受止められた遊技球Bの自重によって回転し、球受け部47に収まった状態で移動した該遊技球Bは、横方向へ変向案内される。従って、回転案内具25で案内される遊技球Bの動きに面白味があって遊技者に興味を与え得ると共に、該遊技球Bをより遠方へ送出することができる。また、各球受け片46間を曲面に形成したことで該球受け片46の基部が厚くなり、外輪体44および球受け片46自体の強度が向上すると共に意匠面でも向上が図られる。 【0024】また、図柄表示装置15の取外しや交換に際しては、回転案内具25の外輪体44を内輪体34から取外せばよい。すなわち、外輪体44における内筒50の前面に取付けられた化粧板53を取外し、該内筒50の前側へ突出した前記爪部41,41を指先で摘み、互いに半径方向内方へ適宜弾性変形させて係合段部52との係合を解除させ、この状態で外輪体44を手前側へ引出せば、嵌合片部38と嵌合面部48との嵌合も解除されて該外輪体44は内輪体34から離脱する。取付けベース26および内輪体34は、前側透視体16と前後方向に重なり合っていないので、図柄表示装置15および前側透視体16は、手早く容易に取外すことが可能となる。 【0025】 【変更例】本発明に係るパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具は、前記実施例に例示した形態のものに限定されるものではなく、内輪体に対して外輪体が着脱可能に構成され、かつ前面側からの指先操作により簡単かつ容易に嵌挿結合し得るものであれば、他の形態であってもよい。例えば、図8に示す回転案内具54では、遊技盤に取付けられる取付けベース26と、この取付けベース26の前側に回転自在に支持される内輪体34と、この内輪体34に着脱自在に装着される外輪体44とからなり、前記実施例の回転案内具25と基本的構成は同一である。なお、前記実施例の回転案内具25と同一部材は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。 【0026】この変更例に係る回転案内具54では、内輪体34と外輪体44との係合形態において、該内輪体34に合計3個ずつの嵌合片部38と係合片40が成形されており、また外輪体44には、前記各嵌合片部38が嵌合する円弧状の嵌合面部48および各係合片40が係合する逃し溝49が夫々対応的に形成されている。従って、嵌合片部38と嵌合面部48、係合片40と逃し溝49とを整合させながら外輪体44を押し込めば、係合片40が逃し溝49に係合すると共に爪部41が係合段部52に係合することにより、該外輪体44と内輪体34とは、前後方向および周方向へ移動することなく一体化する。なお、外輪体44における係合段部52の前面側に、蓋部材56が取着されるようになっている。この蓋部材56は、該蓋部材56の外周に突設した複数の突部57を、外輪体44のリム部45の内面前側に対応的に形成した溝55に嵌挿することにより、前面側から着脱自在に取着される。また内輪体34のボス部36前側には、支軸32を覆蓋するキャップ58が装着される構成される。 【0027】なお、内輪体に形成される嵌合片部および係合片の形状は、前記実施例および変更例に例示した形状,形態のものに限定されるものではなく、前面側からの指先操作により外輪体を簡単かつ容易に着脱し得ると共に、内輪体と外輪体とのガタ付きのない結合をなし得るものであれば、これ以外の形状であってもよい。また前記実施例では、第1種パチンコ遊技機用の遊技盤に実施する場合を例示したが、本発明の回転案内具は、これ以外の第2種パチンコ遊技機や第3種パチンコ遊技機用の遊技盤あるいはアレンジボール遊技機の遊技盤等にも好適に実施し得る。 【0028】更に、前記実施例および変更例で例示した回転案内具25,54では、内輪体34を回転可能に支持する支軸32を取付けベース26に嵌挿し、この取付けベース26を遊技盤10に取付けるよう構成されているが、該支軸32を釘やビス等とすれば、この支軸32を遊技盤10へ直接的に打ち込んだりねじ込むことで、該内輪体34を取付けることが可能となる。このような形態では、前記取付けベース26を不要とすることができ、部品点数を減らして製作コストの低減を図り得る。なお、この形態においても、内輪体34に対して外輪体44の取付け,取外しが可能であるから、該外輪体44を取外すだけで遊技部品を容易に取外すことができ、前記支軸32を抜き取ったり折り曲げる必要はない。 【0029】 【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技盤における遊技球用の回転案内具によれば、遊技盤に回転可能に取付けられる内輪体と、遊技球用の球受け片を形成した外輪体とを別体に形成し、前面側からの操作により内輪体に対して外輪体を着脱可能に組付け得るよう構成したことにより、適宜時点において外輪体を簡単かつ容易に取外すことができる。従って、例えば遊技部品に隣接して回転案内具を配設するに際し、該遊技部品に対して外輪体を前後に重なり合うよう設定した場合であっても、外輪体のみを内輪体から取外せば、遊技部品の簡単かつ容易な組外しが可能となる。すなわち、遊技盤に大型の遊技部品を取付ける場合において、回転案内具の取着位置が制約されることはなく、ゲーム効果の向上に適した遊技球の適正な案内が常にできると云う有益な効果を奏する。 【0030】また本発明に係る回転案内具では、外輪体の前面に装飾効果を高め得る化粧板または蓋部材が取着されているので、前記内輪体および該内輪体を回転可能に支持する支持部材が覆蓋され、回転案内具の装飾効果向上を図り得る利点がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000135210 【氏名又は名称】株式会社ニューギン
|
| 【出願日】 |
平成8年(1996)12月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山本 喜幾
|
| 【公開番号】 |
特開平11−313919 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平11−65506 |
|