| 【発明の名称】 |
遊技機のランプ取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】永井 相治郎
【氏名】山本 邦弘
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| 【要約】 |
【課題】遊技機に複数のランプを取り付ける際の組付作業性を向上すると共に、これらのランプを電気的に接続する導電部材の損傷、断線を防止する。
【解決手段】ホルダ部材13に、電源用リード線19の先端に圧着接続された第1の端子20と、第2の端子25を差し込み保持させる。これらの端子20,25に、弾性を有する導電部材28を、その弾性力によって圧接させて電気的に接続し、この接続構造をカバー部29でカバーする。そして、各ランプ11を保持したランプホルダ12の2つの接続孔15を、第1及び第2の端子20,25にそれぞれ差し込んで、複数のランプ11を電源用リード線19と電気的に接続した状態でホルダー部材13に組み付ける。これにより、1つホルダ部材13を遊技機の本体又は部品に組み付けるという1回の組付作業で、複数のランプ11を同時に取り付けることができ、組付作業性を向上できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源用リード線の先端に接続された端子と、遊技機の本体又は部品に取り付けられるホルダ部材とを備え、前記ホルダ部材に前記端子を差し込み保持すると共に、ランプホルダを有するランプの接続孔を前記端子に差し込むことで、前記ランプを前記電源用リード線と電気的に接続した状態で前記ホルダ部材に組み付ける遊技機のランプ取付装置において、前記ホルダ部材に、前記電源用リード線に接続された端子(以下「第1の端子」という)以外に、他のランプを差し込み保持する第2の端子を設け、この第2の端子を前記第1の端子と電気的に接続する導電部材を設けると共に、この導電部材をカバーするカバー部を前記ホルダ部材に設けたことを特徴とする遊技機のランプ取付装置。 【請求項2】 前記導電部材は、弾性材で形成され、その弾性力によって前記第1の端子及び前記第2の端子に圧接していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機のランプ取付装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ランプを遊技機の本体又は部品に取り付ける遊技機のランプ取付装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年のパチンコ機は、遊技盤のデザインの多様化に伴い、種々のイルミネーション機能を備えており、例えば、1つの入賞装置に複数個のランプを内蔵することもある。この種のランプ取付装置は、例えば、特許第2710024号公報に示すように、ランプ取付用の端子を有するホルダ部材を、ランプの個数に応じた数だけ用意し、これら複数のホルダ部材の端子を互いにリード線を介して電気的に接続すると共に、各ホルダ部材の端子に各ランプの接続孔を差し込むことで、各ランプを各ホルダ部材に組み付けるようにしたものがある。このものは、複数のホルダ部材を入賞装置の各ランプ取付位置に取り付けることで、複数のランプを電気的に接続した状態で入賞装置に取り付けるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、ランプの個数に応じた複数のホルダ部材を1つずつ入賞装置の各ランプ取付位置に組み付ける必要があるため、取り付けようとするランプの数だけホルダ部材の組付作業を繰り返さなければならず、組付作業に手間がかかるという欠点がある。しかも、各端子間を接続するリード線が外部に露出しているため、組付作業時や保守点検作業時に、誤ってリード線に工具などを引っ掛けやすく、リード線を傷つけたり、断線させてしまったりするおそれもある。 【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、遊技機の本体又は部品に複数のランプを取り付ける際の組付作業性を向上できると共に、これらのランプを電気的に接続する導電部材の損傷、断線を防止することができる遊技機のランプ取付装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1の遊技機のランプ取付装置は、遊技機に取り付けられるホルダ部材に、電源用リード線の先端に接続された端子を差し込み保持すると共に、ランプの接続孔を端子に差し込むことで、ランプを電源用リード線と電気的に接続した状態でホルダ部材に組み付けるものにおいて、ホルダ部材に、電源用リード線に接続された端子(以下「第1の端子」という)以外に、他のランプを差し込み保持する第2の端子を設け、この第2の端子を第1の端子と電気的に接続する導電部材を、ホルダ部材に設けられたカバー部でカバーする構成としたものである。 【0006】この構成では、第1及び第2の各端子に各ランプの接続孔を差し込んで、複数のランプを電気的に接続した状態で1つのホルダ部材に組み付ければ、1つのホルダ部材を、遊技機の本体又は部品に組み付けるという1回の組付作業で、複数のランプを各取付位置へ取り付ける作業が完了する。しかも、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続する導電部材がカバー部でカバーされているため、導電部材が外部に露出せず、工具などを引っ掛けて導電部材を傷つけたり、断線させたりすることも防止できる。 【0007】この場合、請求項2のように、導電部材を弾性材で形成し、その弾性力によって第1及び第2の端子に圧接させるようにしても良い。このようにすれば、導電部材と第1及び第2の端子とを電気的に接続するのに、半田付けや圧着(かしめ)といった手間のかかる接続作業を行う必要がない。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態(1)を図1乃至図7に基づいて説明する。例えば、パチンコ機の後述する風車装置33(図7参照)には、イルミネーション効果を得られるように、裏面側から例えば2個のランプ11が取り付けられている。2個のランプ11は、図1及び図2に示すように、それぞれランプホルダ12を介して1つのホルダ部材13に組み付けられている。ランプホルダ12は、ゴム等の弾性を有する材料で形成され、その前面に形成された嵌合凹部14にランプ11の後部が嵌合され、この嵌合部分が弾性力により締め付けられることで、ランプ11がランプホルダ12に保持されている。また、ランプホルダ12には、2本の接続孔15が、ランプホルダ12の後面から嵌合凹部14に貫通するように形成されている。そして、ランプ11のランプ配線16を各接続孔15内に挿通してランプホルダ12の後面から突出させ、その先端部分を折り曲げれてランプホルダ12に固定している。 【0009】また、図1乃至図4に示すように、ホルダ部材13は、例えば透明なプラスチックにより略ドーナツ形状に形成されている。このホルダ部材13には、第1端子挿通孔17と第2端子挿通孔18がそれぞれ2つずつ形成されている。第1端子挿入孔17は、前方部が狭い小径孔17a(図2参照)となっており、各第1端子挿入孔17に、それぞれ後方から電源用リード線19の先端に圧着接続された第1の端子20が挿入され、その先端部分が第1端子挿入孔17の小径孔17aから前方に突出し、第1の端子20の後端部分20aが第1端子挿入孔17から後方に突出している。第1の端子20は、例えば黄銅板等の導電性金属板を折曲加工して形成され、電源用リード線19の先端に圧着されることで、電源用リード線19の芯線と導通した状態で接続されている。 【0010】第1の端子20の両側面には、側方に突出する係止爪21が弾性変形可能に形成され、この係止爪21を第1端子挿入孔17の側方に形成された被係止部22に係止させることで、第1の端子20をホルダ部材13に抜け止め状態に保持している。第1の端子20には、前方への挿入量を規制する突部23が形成されている。 【0011】一方、図1に示すように、第2端子挿入孔18には、それぞれ前方から第2の端子25が圧入され、その前半部がホルダ部材13の前方に突出し、後端部分25aが第2端子挿入孔18から後方に突出した状態でホルダ部材13に保持されている。第2の端子25の圧入量は、第2の端子25のほぼ中央に形成された鍔部26が、第2端子挿通孔18の前端部に形成された座ぐり27に突き当たることで規制される。 【0012】第2の端子25を電源用リード線19と電気的に接続するために、図3に示すように、第1の端子20の後端部分20aと第2の端子25の後端部分25aとに跨がって略Ω形状の導電部材28が掛け渡されている。この導電部材28は、弾性材で形成され、外側に拡開する方向(図3の矢印F方向)に弾性力を働かせて、導電部材28が第1及び第2の端子20,25に圧接するように、導電部材28は、やや内側に弾性変形させた状態で組み付けられている。そして、導電部材28や各端子20,25の導電部材28との接続部分をカバーするために、図1及び図2に示すように、カバー部29が、後方からホルダ部材13の内周面に圧入、接着等により装着されている。このカバー部29は、例えば透明なプラスチックで形成され、電源用リード線19の挿通孔47が形成されている。 【0013】また、ホルダ部材13には、風車装置33への組み付けに用いる二つの円孔31(図3及び図4参照)が設けられ、ホルダ部材13の前面には、後述する支持部37を案内するガイド部32(図4及び図6参照)が形成されている。 【0014】図6及び図7に示すように、前記ランプ11が取り付けられる風車装置33は、風車ベース34と、例えば半透明樹脂により形成された風車35とから構成されている。風車ベース34は、前面側からネジ止めにより遊技盤(図示せず)に取り付けられ、風車ベース34の前方に、風車35が軸ピン36を介して回転自在に取り付けられている。風車ベース34の裏面側には、ホルダ部材13を取り付けるための支持部37が2本突設され、上方の支持部37に、ネジ穴38が形成され、下方の支持部37の先端には、嵌合突部39が形成されている。 【0015】次に、ランプ11を風車装置33に取り付ける場合は、まず、各ランプ11を保持したランプホルダ12の接続孔15を、ホルダ部材13の第1の端子20及び第2の端子25にそれぞれ差し込んで、各ランプ11をホルダ部材13に組み付ける。この後、このホルダ部材13を、風車ベース34に後方から宛がい、ホルダ部材13の片方の円孔31を、風車ベース34の支持部37先端の嵌合突部39に嵌め込み、もう一つの円孔31に挿入したネジ40を他方の支持部37のネジ穴38に締め込むことで、ホルダ部材13を風車ベース34に固定し、2個のランプ11を風車装置33内に保持した状態にする(図7参照)。尚、ホルダ部材13の風車ベース34への取り付けは、ネジ止めに限定されるものではなく、例えば、ホルダ部材13を風車ベース34の支持部37に、係合により取り付けるようにしても良い。 【0016】前記公知例(特許第2710024号公報)では、複数のランプを遊技機の部品に取り付ける場合、ランプの個数に応じた複数のホルダ部材を1つずつ組み付ける必要があるため、取り付けようとするランプの数だけホルダ部材の組付作業を繰り返す必要がある。その点、本実施形態(1)では、複数のランプ11を組み付けた1つのホルダ部材13を風車ベース34に組み付けるという1回の組付作業で、風車装置33の各所定位置へ複数のランプ11を同時に取り付けることができ、組付作業性を向上できる。 【0017】しかも、上記実施形態(1)では、導電部材28や各端子20,25の導電部材28との接続部分が、カバー部29でカバーされて、外部に露出しないので、組付作業時や保守点検作業時に、工具などを引っ掛けて導電部材28を傷つけたり、断線させたりすることを防止できると共に、工具の接触によるショートも防止することができる。 【0018】更に、上記実施形態(1)では、導電部材28を弾性材で形成し、その弾性力を利用して、導電部材28を第1及び第2の端子20,25に圧接させているので、半田付けや圧着といった手間のかかる接続作業を行うことなく、導電部材28を第1及び第2の端子20,25に接続することができ、導電部材28の接続も極めて簡単である。 【0019】尚、上記実施形態(1)では、ホルダ部材13の後面側に、導電部材28を配置するスペースを形成し、そのスペースを別体のカバー部29で塞ぐようにしたが、図8乃至図10に示す本発明の実施形態(2)では、ホルダ部材41に、導電部材28を配置するための略U字型の配線スペース42をホルダ部材41の側方から内部に入り込むように形成し、ホルダ部材41に、導電部材28をカバーするカバー部51を一体に形成している。 【0020】この場合、導電部材28と第1及び第2の端子20,25との接続は、まず、治具(図示せず)等を用いて、導電部材28を内側にやや変形させた状態に保持し、この導電部材28をホルダ部材41の側方から配線スペース42に挿入してから、第1の端子20を第1端子挿入孔43に挿入すると共に、第2の端子25を第2挿入孔44に圧入する。その後、導電部材28から治具を取り外して、導電部材28の外側に拡開しようとする弾性力によって導電部材28を第1及び第2の端子20,25に圧接させる。 【0021】第1の端子20は、係止爪21が、第1端子挿入孔43に形成された被係止部45に弾性係止することで、抜け止め状態に保持されると共に、突部23が、第1端子挿入孔43の前方部に形成されたストッパ部46に導電部材28を介して突き当たることで、前方への挿入量が規制される。 【0022】以上説明した実施形態(2)では、ホルダ部材41のうち導電部材28を挟んでいる部分が、導電部材28をカバーするカバー部51としての役割を果たし、導電部材28が外部に露出することが防がれるため、導電部材28の損傷、断線やショートを防止できる。 【0023】尚、上記実施形態(2)では、導電部材28を配置するための配線スペース42を、ホルダ部材41の側方から内部に入り込むように形成したが、これ以外に、例えば、ホルダ部材の前面又は後面に配線溝を形成し、この配線溝内に導電部材28を配置して、導電部材28が外部に露出しないようにしても良い。 【0024】また、上記各実施形態では、導電部材28を略Ω形状に形状したが、導電部材28の形状は適宜変更しても良く、要は、弾性力により第1及び第2の端子20,25に圧接させることができれば良い。しかしながら、本発明は、導電部材28を弾性材で形成したものに限定されず、例えば、一般の配線に用いられる変形自在なリード線を使用して、第1及び第2の端子20,25と圧着により接続するようにしても良く、この場合でも、本発明の所期の目的は達成することができる。 【0025】更に、上記各実施形態では、ホルダ部材13に2個のランプ11を組み付けるようにしたが、ランプ11の個数は、2個に限定されるものではなく、ホルダ部材13や導電部材28の形状を適宜変更して第2の端子の数を増やし、ランプ11を3個以上組み付ける構成としても良い。 【0026】また、上記各実施形態は、本発明をパチンコ機の風車装置33に適用したものであるが、風車装置33以外に、チューリップ等の入賞装置、センター役物、遊技盤面周辺のイルミネーション装置等に本発明を適用したり、パチンコ機以外の遊技機に本発明を適用しても良い。また、ホルダ部材を取り付ける部分も、風車装置33等の部品に限定されず、遊技機の本体(本体枠)に直接取り付けるようにしても良い。 【0027】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の遊技機のランプ取付装置によれば、遊技機の本体又は部品に複数のランプを取り付ける際、従来は複数のホルダ部材を別々に組み付ける必要があったところを、1つのホルダ部材を組み付けるだけで済むので、組付作業能率を向上できる。しかも、複数のランプを電気的に接続する導電部材がカバー部でカバーされるため、導電部材の損傷、断線を防止することができる。 【0028】更に、請求項2では、導電部材を、その弾性力によって第1及び第2の端子に圧接させるようにしたので、半田付けや圧着といった手間の掛かる接続作業を行うことなく、導電部材と第1及び第2の端子とを電気的に接続することができ、導電部材の接続作業性も向上できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591266995 【氏名又は名称】株式会社真城
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】加古 宗男
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| 【公開番号】 |
特開平11−285577 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−89783 |
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