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【発明の名称】 パチンコ遊技機
【発明者】 【氏名】佐々木 浩之

【要約】 【課題】前回設定した操作ハンドルの操作量に再度容易に調整することが可能なパチンコ遊技機を供する。

【解決手段】操作ハンドルの回転操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドル9の回転角度を検出する検出手段35と、検出手段35が検出した回転角度を表示する表示手段10を備えたパチンコ遊技機。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作ハンドルの回転操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した回転角度を表示する表示手段を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項2】 前記検出手段が検出した回転角度のアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を備え、前記表示手段は前記変換手段が変換したデジタル値を数値表示することを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
【請求項3】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数のランプを一列に配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出した回転角度に応じて前記ランプを順次点灯するよう制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項4】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数のランプを一列に配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出した回転角度に応じて点灯する前記ランプを順次変更するよう制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項5】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数の発光色の異なるランプを配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出した回転角度に応じて点灯する前記ランプを変更するよう制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項6】 前記発光色の異なるランプは、配列順に段階的に波長が異なる発光色を有することを特徴とする請求項5記載のパチンコ遊技機。
【請求項7】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項8】 前記比較手段は、前記基準回転角度に対して前記検出回転角度が少ないか、略等しいか、多いかの3状態を判別し、前記表示手段は、前記比較手段が判別した3状態を識別表示することを特徴とする請求項7記載のパチンコ遊技機。
【請求項9】 前記表示手段は、3つの配列されたランプのいずれかを点灯して前記比較手段が判別した3状態を識別表示することを特徴とする請求項8記載のパチンコ遊技機。
【請求項10】 前記3つのランプは、それぞれ弱,中,強等の文字を浮き上がらせることを特徴とする請求項9記載のパチンコ遊技機。
【請求項11】 前記3つのランプは発光色が互いに異なることを特徴とする請求項9記載のパチンコ遊技機。
【請求項12】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した検出回転角度を表示する表示手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果が略等しいときを告知する告知手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項13】 前記告知手段は、ランプ表示手段であることを特徴とする請求項12記載のパチンコ遊技機。
【請求項14】 前記告知手段は、音声発生手段であることを特徴とする請求項12記載のパチンコ遊技機。
【請求項15】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果を波長の異なる音で示す発音手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項16】 操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転に基づき回転する回転円盤を備え、前記回転円盤に順次等差級数に並んだ数字を円弧状に付し、前板に設けられた表示窓に前記数字が1つ臨み表示されることを特徴とするパチンコ遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者の操作で発射された球が遊技盤上を多数の釘に当たりながら落下するパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機は、操作ハンドルの回転操作で発射速度を調節されて遊技球が打ち出され、円弧状をした外レールに案内されて上昇した遊技球は遊技盤上を落下し、入賞口に入ると所定数の遊技球が払い出される。
【0003】上昇した遊技球が通るコースによって入賞確率が異なる。そこで遊技者は、入賞の可能性が高いと思われるコースを遊技球が通るように操作ハンドルを回転操作して遊技球の発射速度を調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうして遊技者が効果的な操作ハンドルの回転角度を見い出してプレイしていたときに、何らかの要因で角度が変化してしまったりすると、再び元の最適角度に操作ハンドルを操作するのが試行錯誤を繰り返したり等して容易ではない。
【0005】またプレイを中断して再開するような場合にも、前にプレイしていた操作ハンドルの最適回転角度に設定するのに、また初めからプレイするのと変わりなく前回のプレイが生かされない。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、前回設定した操作ハンドルの回転角度に再度容易に調整することが可能なパチンコ遊技機を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的を達成するために、本発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した回転角度を表示する表示手段を備えたパチンコ遊技機とした。
【0008】操作ハンドルの回転角度が表示されるので、遊技者はプレイ中の操作ハンドルの操作状態をリアルタイムに知ることができ、操作の目安にすることができ便利であるとともに、最適回転角度を記憶しておけば、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、試行錯誤を繰り返すことなく操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパチンコ遊技機において、前記検出手段が検出した回転角度のアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を備え、前記表示手段が前記変換手段が変換したデジタル値を数値表示することを特徴とする。
【0010】操作ハンドルの回転角度が数値表示されるので、回転角度を高い精度で表示することができ、微妙な調節も可能となるとともに、プレイ再開時に元の最適回転角度に精度良く設定することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数のランプを一列に配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出した回転角度に応じて前記ランプを順次点灯するよう制御するパチンコ遊技機である。
【0012】遊技者は順次点灯したランプの数により現在操作している操作ハンドルの回転角度を知ることができ、操作の目安にすることができ便利であるとともに、最適回転角度を記憶しておけば、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0013】請求項4記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数のランプを一列に配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記検出手段が検出した回転角度に応じて点灯する前記ランプを順次変更するよう制御するパチンコ遊技機である。
【0014】遊技者は配列されたランプのどの位置のランプが点灯したかにより現在操作している操作ハンドルの回転角度を知ることができ、操作の目安にすることができ便利であるとともに、最適回転角度のランプの位置を記憶しておけば、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0015】請求項5記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、複数の発光色の異なるランプを配列した表示手段と、前記検出手段が検出した回転角度に基づき前記複数のランプを点灯制御する制御手段を備え、前記制御手段が、前記検出手段が検出した回転角度に応じて点灯する前記ランプを変更するよう制御するパチンコ遊技機である。
【0016】遊技者は点灯したランプの発光色により現在操作している操作ハンドルの回転角度を知ることができ、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後操作の目安にすることができ便利であるとともに、最適回転角度の発光色を記憶しておけば、プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載のパチンコ遊技機において、前記発光色の異なるランプが、配列順に段階的に波長が異なる発光色を有することを特徴とする。
【0018】ランプの発光色は、虹の連続して変化する色であり、例えば藍色から赤色まで順次段階的に変化する7色の発光色とすることで、発光したランプの発光色の順番から操作ハンドルの回転角度をおよそ知ることができる。
【0019】請求項7記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果を表示する表示手段とを備えたパチンコ遊技機である。
【0020】遊技者は、操作ハンドルの操作により最適回転角度を見出したときに、操作スイッチをオン操作しておくことにより基準回転角度が記憶され、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、比較手段が検出回転角度を基準回転角度と比較して大小関係を表示するので、試行錯誤を繰り返すことなく操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載のパチンコ遊技機において、前記比較手段が、前記基準回転角度に対して前記検出回転角度が少ないか、略等しいか、多いかの3状態を判別し、前記表示手段は、前記比較手段が判別した3状態を識別表示することを特徴とする。
【0022】最適回転角度を見出したときに、操作スイッチをオン操作して基準回転角度を記憶しておき、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、比較手段が検出回転角度を基準回転角度と比較して少ないと表示した場合は操作ハンドルの回転角度を大きくし、多いと表示した場合は回転角度を小さくすることで、略等しいと表示するように操作ハンドルを容易に操作することができ、試行錯誤を繰り返すことなく操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載のパチンコ遊技機において、前記表示手段が、3つの配列されたランプのいずれかを点灯して前記比較手段が判別した3状態を識別表示することを特徴とする。
【0024】遊技者は、点灯したランプを識別することで、検出回転角度が基準回転角度より少ないか、略等しいか、多いかを知ることができ、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項9記載のパチンコ遊技機において、前記3つのランプが、それぞれ弱,中,強の文字を浮き上がらせることを特徴とする。
【0026】点灯したランプが浮き上がらせた文字が弱ならば操作ハンドルの回転角度を大きくし、強ならば回転角度を小さくするよう操作することで、中の文字を浮き上がらせるランプを点灯させて回転角度を基準回転角度に一致させることができ、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項9記載のパチンコ遊技機において、前記3つのランプは発光色が互いに異なることを特徴とする。予め基準回転角度に対する回転角度の小,中,大に相当する発光色を遊戯者に知らせておくことにより、点灯したランプの発光色から操作ハンドルの操作方向を知ることができ、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0028】請求項12記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した検出回転角度を表示する表示手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果が略等しいときを告知する告知手段とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
【0029】最適回転角度を見出したときに、操作スイッチをオン操作して基準回転角度を記憶しておき、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、検出回転角度が基準回転角度に略等しいときを告知されるので、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0030】請求項13記載の発明は、請求項12記載のパチンコ遊技機において、前記告知手段が、ランプ表示手段であることを特徴とする。ランプの点灯により検出回転角度が基準回転角度に略等しいことを知ることができ、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0031】請求項14記載の発明は、請求項12記載のパチンコ遊技機において、前記告知手段が、音声発生手段であることを特徴とする。音声の発生により検出回転角度が基準回転角度に略等しいことを知ることができ、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0032】請求項15記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転角度を検出する検出手段と、遊技者の操作でオン・オフする操作スイッチと、前記操作スイッチがオン操作された時点で前記検出手段が検出した回転角度を基準回転角度として記憶する記憶手段と、前記基準回転角度に対して前記検出手段が検出した検出回転角度を比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果を波長の異なる音で示す発音手段とを備えたパチンコ遊技機である。
【0033】例えば発音手段を回転角度が基準回転角度に近づく程高音となるようにしておくことにより、遊技者は操作ハンドルの操作方向を知ることができ、回転角度が基準回転角度と一致したら発音を停止するようにしてもよく、音を聴きながら操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。
【0034】請求項16記載の発明は、操作ハンドルの操作で発射速度を調節されて打ち出された遊技球が遊技領域を移動するパチンコ遊技機において、操作ハンドルの回転に基づき回転する回転円盤を備え、前記回転円盤に順次等差級数に並んだ数字を円弧状に付し、前板に設けられた表示窓に前記数字が1つ臨み表示されるパチンコ遊技機である。
【0035】遊技者は、表示窓に表示される数字により現在操作している操作ハンドルの回転角度を知ることができ、操作の目安にすることができ便利であるとともに、最適回転角度を示す数字を記憶しておけば、何らかの原因で回転角度が変化してしまったり、中断した後プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回転角度に設定することが容易にできる。また構造を簡素化することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図4に図示し説明する。本パチンコ遊技機1の全体正面図を図1に示す。
【0037】矩形の外枠2の前面に開閉自在に設けられた開閉扉3は、略上半部に金枠4に縁取りされたガラス扉5が張設され、ガラス扉5の下方に左右に横長に打球供給皿6が配設され、さらにその下方に余剰球受皿7が横長に設けられている。
【0038】打球供給皿6の後壁の球払出し口6aが景品の球(遊技球,パチンコ球)8で満杯になった場合に、余剰球が余剰球払出し口7aに案内されて余剰球受皿7に払い出されるようになっている。
【0039】ガラス扉5の奥に張設された略正方形の遊技盤11には、外レール12が略円形に大きく配設されている。外レール12は、遊技盤11の下辺から左辺および上辺に沿って上方へ円弧を描き、次いで右辺に沿って円弧状に下方へ敷設されて下辺に沿い、さらに連続した内レール13が左辺に沿った外レール12の内側に平行に上方へ向かって敷設されている。
【0040】打球発射機構により発射された球8は、この外レール12と内レール13との間を外レール12に案内されて上方へ円弧状の軌道を描いて時計回りに転動し、遊技盤11上の外レール12内の遊技領域11aを落下する。遊技領域11a内には多数の釘14が遊技盤11に打たれて立設されるとともに、風車15、入賞口16、始動入賞口17、大入賞口18等が配設されている。
【0041】入賞口に球8が入ると、賞球の払出しが球払出し口6aから打球供給皿6にあり、入賞しなかった球8は遊技領域11aの最下部中央に設けられたアウト球入口19に入って没収される。
【0042】そして余剰球受皿7の右方に略円形をした操作ハンドル9が設けられており、同操作ハンドル9の近傍で斜め上方に7セグメントLED10が3個並んで配設されており、操作ハンドル9の操作量を数字で表示するようになっている。
【0043】操作ハンドル9の回動操作により球8の発射速度が調節されて球8が打ち出されるが、その打球発射機構を図2に示し説明する。開閉扉3の取付板3aに打球レバー21が支軸22に枢支されて揺動自在に設けられており、同打球レバー21はレバー先端に弾発部21aを有し、基端部から側方に突出したアーム部21bにローラ21cが回転自在に設けられ、レバーの基端寄りに係止ピン21dを有して長尺の引張りばね23の一端が係止されている。
【0044】引張りばね23の上方には先端にゴム材を配したストッパー24が設けられており、引張りばね23により一回転方向に付勢された打球レバー21をストッパー24が所定位置で停止させることができる。
【0045】打球レバー21のアーム部21bの近傍には球発射用のステッピングモータ25が配設され、同ステッピングモータ25の駆動軸に嵌着されたカム26がアーム部21bのローラ21cに当接する。
【0046】したがってステッピングモータ25の駆動により回転するカム26の山部がローラ21cに当接して同ローラ21cを回転させながら打球レバー21を引張りばね23に抗して揺動させる。そしてカム26の山部がローラ21cを越えると、引張りばね23に付勢された打球レバー23は勢いよく戻り、先端の弾発部21aが球8を弾くことができる。なお打球レバー21はストッパー24により適当な揺動位置で停止させられる。
【0047】また球送り機構は、ストッパー24に停止された打球レバー21の先端の弾発部21aが臨む位置まで前記外レール12の上流側が延びて、その端部に球発射位置決め部12aが形成されており、この外レール12の上流側の上方に球送りレール27の端部が位置し、その先端に対向して球送りレバー28が揺動自在に設けられ、その上にある球送りソレノイド29により揺動する。
【0048】球送りレバー28は、球送りレール27の端部に対向してコ字状の球受け部28aが球送りソレノイド29により上下に揺動する。すなわち図2に示すように球送りソレノイド29が消磁状態では、球送りレバー28は下方位置にあって球送りレール27に案内されてきた球8は球送りレバー28の上端に当たって複数個が並んで待機状態にある。
【0049】そして球送りソレノイド29が励磁され、球送りレバー28が上方に吸着されるとコ字状の球受け部28aに待機していた球8が1個入り、再び球送りソレノイド29が消磁することで球送りレバー28が下方へ揺動し、球受け部28aに入った球が下方へ落下して外レール12に送られることになる。
【0050】一方操作ハンドル9は、回転握り部30にタッチセンサー32が設けられ、回転握り部30と一体の回転軸31が取付板3aを貫通しており、同回転軸31にギヤ33と巻取りプーリ34が嵌着されている。取付板3aに固定された可変抵抗器35の回転軸に嵌着されたギヤ36が前記回転軸31のギヤ33と噛合しており、回転握り部30の回転角度がギヤ33,36の噛合を介して可変抵抗器35の抵抗変化として検出される。
【0051】巻取りプーリ34の外周に一端を固着されたワイヤー37が、アイドラプーリ38を介して揺動レバー40の揺動端に他端を固着している。揺動レバー40は、取付板3aに支軸41を介して揺動自在に支持されており、基端側に揺動レバー40と一体に設けられたプーリ42に前記引張りバネ23が巻き付いている。
【0052】したがって操作ハンドル9が図2において矢印方向に回動操作されると、巻取りプーリ34がワイヤー37を巻き取り、揺動レバー40を揺動するので、揺動プーリ40と一体のプーリ42が回動して引張りばね23を巻き込み、引張りばね23の引張り力を強くすることができる。操作ハンドル9が逆方向に操作されると、引張りばね23の引張り力は弱くなる。
【0053】引張りばね23の引張り力が強い程、打球レバー21の戻り速度が速くなり、弾かれる球8の発射速度も速くなる。すなわち操作ハンドル9を図2において矢印方向に回動する程球8の発射速度が速くなるので、操作ハンドル9を加減して球8の発射速度を調節する。
【0054】なお巻取りプーリ34の外周の一部に切欠き34aが設けられ、起動スイッチ45の作動端子45aが、操作ハンドル9に外力が加わらない初期状態で切欠き34aに臨んでおり、操作ハンドル9が回動されると、一体に回動する巻取りプーリ34は切欠き34aの端が作動端子45aを作動させ、起動スイッチ45をオンする。
【0055】以後巻取りプーリ34がさらに回動されても外周面が作動端子45aを押さえオン状態を維持する。よって起動スイッチ45は、初期状態ではオフしており、操作ハンドル9を回動するとオンする。
【0056】以上の打球発射機構の制御系の概略ブロック図を図3に示す。ここに発射制御回路50は、発射制御をユニット化したもので、前記操作ハンドル9のタッチセンサー32,起動スイッチ45からのオンオフ信号および可変抵抗器35からのアナログ信号をA/D変換器49を介して変換した操作ハンドル9の回動角度を示すデジタル信号が信号処理手段51に入力されて信号処理され、球発射信号を発射制御手段52に出力し、表示信号を表示制御手段56に出力する。
【0057】発射制御手段52は、モータドライバー53に駆動信号を出力し、モータドライバー53によって球発射ステッピングモータ25が駆動されるとともに、駆動信号はタイミング制御手段54にも出力され、タイミング制御手段54により同期が取られてタイミング信号が球送り制御手段55に出力され、同球送り制御手段55により前記球送りソレノイド29が駆動される。
【0058】タッチセンサー32と起動スイッチ45がともにオンとなったときに球発射制御手段52から駆動信号が出力されてステッピングモータ25が駆動してカム26を回転させるが、これと同期して球送り制御手段55が球送りソレノイド29をオン・オフして球8を1個外レール12の球発射位置決め部12aに送る。
【0059】したがって適切なタイミングでカム26が打球レバー21を揺動し、カム26が外れた処で引張りばね23により打球レバー21を勢いよく戻し球発射位置決め部12aに位置した球8を弾き発射する。ステッピングモータ25と球送りソレノイド29の駆動が同期して行われ、球送りと発射が順次連続して行われる。
【0060】一方表示制御手段56は、操作ハンドル9の回動角度を示すデジタル信号を表示信号として入力し、どの数値を表示するかの指示信号をLED駆動手段57に出力して、LED駆動手段57により7セグメントLED10を駆動し、3桁の数字で表示を行う。すなわち操作ハンドル9の操作量が7セグメントLED10に数値表示される。
【0061】この操作ハンドル9の操作量は、ワイヤー37を介して揺動レバー40を揺動して引張りばね23の引張り力に現れ、よって打球レバー21による打球発射速度に対応している。したがって操作ハンドル9を操作して7セグメントLED10が表示する数字は、打球の発射速度に対応している。
【0062】打球の発射速度は、遊技盤11上を球8が通るコースを決定するので、遊技者は入賞の確率の高いと思われるコースを狙って操作ハンドル9を回動操作して打球の発射速度を調節する。その際に操作ハンドル9の近傍に設けられた7セグメントLED10が、図4に示すように打球の発射速度に対応する回動角度を数値表示するので、自ら操作する操作ハンドルの操作状態を視覚で確認でき、勘にのみ頼る必要はなく慣れない遊技者には特に便利である。
【0063】また一度操作ハンドル9を最適回動角度に設定したときは、その時の7セグメントLED10が表示する数値を記憶しておけば、なんらかの原因で設定がずれてしまった場合や、プレイを中断した後にプレイを再開する場合に、7セグメントLED10の表示が記憶していた数値になるよう操作ハンドル9を回動操作すればよく試行錯誤を繰り返すことなく元の最適回動角度に設定することができる。
【0064】上記実施の形態では、操作ハンドル9の回動角度を7セグメントLED10が数値表示したが、図5に示す例は数値表示する代わりに複数の表示ランプ60により表示させたものである。表示方法以外は前記実施の形態と同じであり、同じ部材は同じ符号を用いる。
【0065】表示ランプ60は、操作ハンドル9の近傍で斜め上方に16個横一列に配列されており、操作ハンドル9に設けられた可変抵抗器35の検出値をもとに表示制御手段が表示ランプ60を点灯制御する。可変抵抗器35の検出値が大きい程すなわち操作ハンドル9の操作回動角度が大きい程点灯する表示ランプ60の数を多くし、左側から順に点灯するようにする。
【0066】したがって遊戯者は、左側から順次点灯した表示ランプ60の数によって操作ハンドル9の回動角度を自ら確認することができる。また操作ハンドル9の最適回動角度を記憶しておけば、プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回動角度に設定することが容易にできる。
【0067】なお操作ハンドル9の回動角度に応じて表示ランプ60を左側から順次点灯したが、回動角度に応じて点灯する表示ランプを左側から順次変更するようにしてもよい。すなわち点灯する表示ランプを1個とし回動角度が大きい程左側からより離れた位置の表示ランプが点灯するように制御する。
【0068】したがって遊技者は、点灯した表示ランプの位置から操作ハンドルの回動角度を確認することができる。また表示ランプの発光色を各々異なる色に変えておいてもよい。一度操作ハンドルの最適回動角度を設定できたときは、その時に点灯した表示ランプの発光色を記憶しておけば、プレイを再開した時などに元の最適回動角度に調節するのが容易にできる。
【0069】さらに表示ランプが、配列順に段階的に波長が異なる発光色を有するようにしてもよく、例えば表示ランプを7個配列し、発光色が藍色から赤色まで順次段階的に変化する7色とする。すると発光した表示ランプの発光色の順番から操作ハンドルの操作回動角度をおよそ知ることができる。
【0070】次に別の実施の形態について図6および図7に示し説明する。本パチンコ遊技機の打球発射機構は前記パチンコ遊技機1と略同じであり、同じ部材は同じ符号を用いる。図6に示すように操作ハンドル9の近傍の表示ランプ70は、3個横一列に配列され、左側から順に弱,中,強の文字が点灯により浮き上がるようになっている。
【0071】この表示ランプ70の下に操作ボタン71が設けられている。本パチンコ遊技機の打球発射機構の制御系も図7の概略ブロック図も略同じであるが、操作ボタン71からの信号が発射制御回路50に入力され、表示制御手段72がいずれの表示ランプ70を点灯させるかの指示信号をランプ駆動手段73に出力し、ランプ駆動手段73が表示ランプ70の点灯を行う。
【0072】発射制御回路50は記憶手段74を有し、操作ハンドル9の回動角度を示すデジタル信号(検出回動角度)を入力する表示制御手段72は、操作ボタン71の操作信号があると、その時点での検出回動角度を基準回動角度として記憶手段72に記憶させる。
【0073】そして以後表示制御手段72は、入力される検出回動角度と記憶手段72が記憶する基準回動角度とを比較し、検出回動角度が基準回動角度に一致しているか、小さいか、大きいかを判別し、小さいときは前記弱の表示ランプ70、一致しているときは中の表示ランプ70、大きいときは強の表示ランプ70を点灯するように指示信号を出力する。
【0074】したがって遊技者は、操作ハンドル9を操作して最適回動角度を決めたときは、操作ボタン71を押しておくと、最適回動角度は基準回動角度として記憶され、操作ハンドル9の回動状態が最適回動角度に一致していれば、中の表示ランプ70が点灯し、弱の表示ランプ70が点灯していれば回動角度が小さく、強の表示ランプ70が点灯していれば回動角度が大きいことが分かる。
【0075】よって遊技者は、表示ランプ70の点灯状態を見ながら操作ハンドル9を操作して最適回動角度に再設定することが容易にできる。なお再度操作ボタン71を押せば表示ランプ70による表示制御は解除される。ここに表示ランプ70が浮き上がらせる弱,中,強の文字は、その他小,中,大など程度を表す文字なら使用できる。
【0076】次に図8に示す例は、前記図4に示す実施の形態と同じように操作ハンドル9の近傍に7セグメントLED10を有するとともに、その左方に表示ランプ80が1個配設され、7セグメントLED10の下方には操作ボタン81が設けられている。この場合表示制御手段は、7セグメントLED10を駆動するLED駆動手段に数値表示を指示するとともに記憶手段を備え表示ランプ80を駆動するランプ駆動手段に表示指示をする。
【0077】遊技者は、操作ハンドル9の操作状態すなわち回動角度を7セグメントLED10に表示される数値で確認することができ、最適回動角度に調節できたときに操作ボタン81を押しておくことにより、その時の回動角度を基準回動角度として記憶手段が記憶し、以後回動角度が基準回動角度と一致している限り表示ランプ80が点灯するよう制御される。
【0078】したがって回動角度が基準回動角度からずれたり、一度中断してまたプレイを再開したときなど、操作ハンドル9を回動して表示ランプ80が点灯したときに、元の最適回動角度に調節されたことを知ることができる。遊技者は、最適回動角度を示す7セグメントLED10に表示される数値を一々記憶しておく必要がない。
【0079】以上の実施の形態では、操作ハンドルの最適回動角度を基準回動角度として記憶手段に記憶させ、以後回動角度を基準回動角度と比較し、一致したときを表示ランプの点灯で遊技者に告知していたが、一致したときを音声で知らせるようにしてもよい。
【0080】また回動角度が基準回動角度に一致したときに発音を停止し、回動角度が基準回動角度から離れるにしたがって音の波長を変化させるようにしてもよい。例えば基準回動角度に近づくにしたがい高音になり基準回動角度に一致すると無音となるようにする。
【0081】遊技者は一度最適回動角度を基準回動角度として操作ボタンによりセットすると、回動角度がずれてもあるいはプレイを再開したときでも、音の変化を聴き、高音になる方へ操作ハンドルを回動し、無音となったところで停止すれば元の最適回動角度に自ずと設定され操作が容易である。
【0082】次に別の実施の形態について図9に基づき説明する。本実施の形態は、操作ハンドル90の回動角度を表示する機構を簡単な機械構造としたものである。
【0083】すなわち操作ハンドル90の回転軸91に大径のギヤ92が嵌着されており、同ギヤ92に噛合するギヤ93が上方に配設されている。ギヤ93には外周縁に沿って数字(例えば1から16までの数字)が順に付されており、開閉扉94の前板の所定箇所に矩形の表示窓95が設けられており、ギヤ93に付された数字が1つ表示窓95に臨んで表示されるようになっている。
【0084】したがって遊技者が操作ハンドル90を回動すると、表示窓95には回動角度に相当する数字が表示され、操作状態を確認することができ、最適回動角度時の数字を記憶しておけば、プレイを再開したときに、操作ハンドルを元の最適回動角度に設定することが容易にできる。
【出願人】 【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ・エンタープライゼス
【出願日】 平成10年(1998)2月3日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】江原 望 (外3名)
【公開番号】 特開平11−216230
【公開日】 平成11年(1999)8月10日
【出願番号】 特願平10−21865