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【発明の名称】 シンボル可変表示遊戯機
【発明者】 【氏名】藤井 隆

【要約】 【課題】機体内の狭い空間でも照明装置の設置を可能とし、加えてシンボル表示部位を均一に照明できるとともに、余分な光量を必要としないシンボル可変表示遊戯機を提供する。

【解決手段】側面発光の光ファイバーのような線状発光部材を用いてリールの照明装置21が構成される。リールの複数のシンボルを照明装置21による照明下で、シンボル表示窓20より視認可能に表示させる。線状発光部材としての側面発光の光ファイバー22D(22A,22B,22C)は、シンボル表示窓20の内側の位置に配備される。この光ファイバー22D(22A,22B,22C)の端面より光を導入させる光源とで照明装置21が構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のシンボルを変動表示した後に変動表示を停止させて、いずれかのシンボルを表示するシンボル可変表示装置と、このシンボル可変表示装置が表示するシンボルを照明装置による照明下で外部より視認可能とするシンボル表示窓とを備えたシンボル可変表示遊戯機において、前記照明装置は、線状発光部材を用いて構成されるとともに、前記線状発光部材は、シンボル表示窓の内側の位置に、前記シンボル可変表示装置が表示するシンボルを遮らないように配置されて成るシンボル可変表示遊戯機。
【請求項2】 前記シンボル可変表示装置は、外周面に複数のシンボルが表された複数のリールであり、隣合うリールの境界位置に、リールの外周面に沿って湾曲させた前記線状発光部材が配備されている請求項1に記載されたシンボル可変表示遊戯機。
【請求項3】 前記線状発光部材は、シンボル表示窓の窓枠部に沿って配備されている請求項1または2に記載されたシンボル可変表示遊戯機。
【請求項4】 前記線状発光部材は、側面発光の光ファイバーであり、この光ファイバーの端面より光を導入する光源とで前記照明装置が構成されている請求項1〜3のいずれかに記載されたシンボル可変表示遊戯機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシンやパチンコ機のように、複数のシンボルを照明装置による照明下でシンボル表示窓より視認可能に表示するためのシンボル可変表示装置を備えたシンボル可変表示遊戯機に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、従来のスロットマシンでは、前面の正面パネルに、3個のシンボル表示窓が並列して設けられている。機体の内部には、各シンボル表示窓の背後位置に、シンボル可変表示装置として、外周面に複数のシンボルが表された3個のリールが並列して配置してある。各リールは個別に回転可能であり、各シンボル表示窓からは、リール回転時には、移動状態のシンボルが、また、リール停止時には、3駒分のシンボルが、それぞれ外部より視認できるようになっている。
【0003】前記シンボルは、数字や図柄などで構成されており、リール枠の外周面に貼着される帯状シート材の表面に、シルクスクリーン印刷により複数のシンボルを描かれる。前記シンボル表示窓の内側には、白熱電球や蛍光灯などのリール照明装置が配設してあり、これによりリールの外周面に照明が施される。
【0004】前記リール照明装置は、図16に示すように、正面パネル101の内側のシンボル表示窓102の上方位置に、白熱電球や蛍光灯などの光源103が、外部から視認できないように配設されて成る。この光源103からの光はリール104の外周面に対して斜め上方から照射される。
【0005】また、図17に示すように、蛍光灯のような光源103を、外部からは視認できないリール104の内側位置に配備し、この光源103からの光をリール104の内周面に照射して、シンボルを明示するようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来例のように、リール照明装置の光源103として、白熱電球や蛍光灯を用いた場合、広い設置空間を必要とし、光源103の設置場所が正面パネル101の内側のシンボル表示窓102の上方位置やリール104の内側位置などに限られる、という問題がある。また、図16の例のように、シンボル表示窓102の上方に光源103を位置させて、リール104の外周面に斜め上方から光を照射すると、リール104の外周面は、シンボル表示窓102の上部位置では、明るく鮮明に見え、下部位置では、光源103からの距離が遠いため、上部位置に比べて暗く見える。そのため、リール104の外周面には明暗の段差が上下に生じる。
【0007】さらに、遊戯者は、リール104の回転時、移動するシンボルを凝視して、所望のシンボルを停止させようとするが、シンボル表示窓102の下部位置では、シンボルが見えにくいので、所望のシンボルを狙って停止させにくく、ゲームの面白さが半減する。さらにまた、前記した明暗の段差があると、眼が疲れやすく、長時間にわたってゲームを継続させるのが困難である。
【0008】また、図17の例のように、リール104の内側に光源103を位置させて、光をリール104の内側から照射すると、照明に無駄があり、シンボル表示面を鮮明に明示させるために、余分の光量が必要となる。そのために、光源103に高出力のものを使用したり、光源103をリール104に接近させたりすると、リールが加熱されて変形するなどのおそれがある。
【0009】この発明は、上記問題に着目してなされたもので、線状発光部材を用いてリールの照明装置を構成することにより、機体内の狭い空間でも照明装置の設置を可能とし、加えて、シンボルが表示される面を均一に照明するとともに、余分な光量を必要としないシンボル可変表示遊戯機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のシンボルを変動表示した後に変動表示を停止させて、いずれかのシンボルを表示するシンボル可変表示装置と、このシンボル可変表示装置が表示するシンボルを照明装置による照明下で外部より視認可能とするシンボル表示窓とを備えたシンボル可変表示遊戯機において、前記照明装置は、線状発光部材を用いて構成されるとともに、前記線状発光部材は、シンボル表示窓の内側の位置に、前記シンボル可変表示装置が表示するシンボルを遮らないように配置されて成る。
【0011】請求項2の発明では、前記シンボル可変表示装置は、外周面に複数のシンボルが表された複数のリールであり、隣合うリールの境界位置に、リールの外周面に沿って湾曲させた前記線状発光部材が配備されている。
【0012】請求項3の発明では、前記線状発光部材は、シンボル表示窓の窓枠部に沿って配備されている。
【0013】請求項4の発明では、前記線状発光部材は、側面発光の光ファイバーであり、この光ファイバーの端面より光を導入する光源とで前記照明装置が構成されている。
【0014】
【作用】線状発光部材がシンボル表示窓の内側の位置に配置されるので、線状発光部材とシンボル可変表示装置が表示するシンボルとの距離が近くなり、シンボルは明るく鮮明に見える。しかも、線状発光部材は、シンボル可変表示装置が表示するシンボルを遮らないように配置されるので、線状発光部材が遊戯者の視界を妨げることはない。
【0015】請求項2のシンボル可変表示遊戯機では、隣合うリールの境界位置に、リールの外周面に沿って湾曲させた線状発光部材を配備したので、線状発光部材とリールの外周面との距離は近くかつ均一なものとなり、リールの外周面には均一かつ明るい照明が施される。
【0016】請求項3のシンボル可変表示遊戯機では、シンボル表示窓の窓枠部に沿って線状発光部材を配備したので、窓枠部の周辺が発光明示される。
【0017】請求項4のシンボル可変表示遊戯機では、光ファイバーの端面から光源の光を導入すると、光ファイバーが全長にわたって側面発光し、シンボルが表示される面に照明が施される。
【0018】
【実施例】図1は、この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す。このスロットマシンの機体1は、ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて成る。前記本体部2の中空内部には、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や制御回路などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル放出機6がそれぞれ組み込まれている。
【0019】前記リールブロック4は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cが一体に組付けられて成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、図柄,文字,数字などの複数種のシンボルが表されており、その幾つかのシンボルは、入賞を成立させるためのシンボル(以下「入賞シンボル」という。)を構成する。このリールブロック4には、各リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cが組み付けてあり、各リール8a,8b,8cとともにシンボル可変表示装置10を構成している。
【0020】前記扉部3の前面は、各リール8a,8b,8cのシンボルを表示するためのシンボル表示窓20を備えた中央の正面パネル11と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル12および下部パネル13とで構成される。各パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成される。正面パネル11の下方には、始動レバー14、3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、メダル投入口16などが、また下部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。
【0021】正面パネル11の板面中央には、カラー印刷層11A(図5に示す)で囲まれた透明のシンボル表示窓20が1個形成されている。このシンボル表示窓20は、横長矩形状であり、各リール8a,8b,8cのシンボルをそれぞれ表示する3個のシンボル表示部20a,20b,20cを構成している。各シンボル表示部20a,20b,20cの背後には、前記リールブロック4の各リール8a,8b,8cが位置し、リール停止時には、リール毎にリール外周面のシンボルが3駒分だけ視認できる。なお、この実施例では、正面パネル11の板面に、仕切部分のない1個のシンボル表示窓20を、3個のリール8a,8b,8cの配列幅に相当する幅に形成しているが、各リール8a,8b,8cの幅に相応する幅のリール毎のシンボル表示窓を、仕切部分を介在させて3個並べて形成してもよい。
【0022】正面パネル11の表面には、図3に示すように、シンボル表示窓20を横切るように、上,中,下,斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、リール停止時、これら停止ラインL1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整列する。これら停止ラインL1〜L5は、前記メダル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれば、中央の1本の停止ラインL1のみが、2枚であれば、上,中,下の3本の停止ラインL1〜L3が、3枚であれば、5本すべての停止ラインL1〜L5が、それぞれ有効化される。
【0023】上記構成のスロットマシンにおいて、メダル投入口16よりメダルが投入されると、その投入枚数に応じた数の停止ラインが有効化される。ついで始動レバー14が操作されると、3個のリール8a,8b,8cが一斉に始動する。この後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される都度、対応するリール8a,8b,8cが停止する。このとき、有効化された停止ライン上に、入賞のシンボルの組み合わせが成立すると、入賞となり、メダル払出機6の作動により、所定枚数のメダルがメダル放出口17よりメダル受け皿18へ放出される。
【0024】前記扉部3の内側には、図3〜図5に示すように、リール8a,8b,8cの外周面を照明するための照明装置21が配備されている。
【0025】この実施例の照明装置21は、正面パネル11の内側のシンボル表示窓20に面する位置に、等間隔に並列配置された4本の側面発光形の光ファイバー22A,22B,22C,22Dと、これら光ファイバー22A,22B,22C,22Dの各下端面220より光を導入させる光源23とから成る。
【0026】各光ファイバー22A,22B,22C,22Dは、前記リールブロック4の金属フレーム7に保持されており、それぞれの下端部22aは、集合状態に束ねられると共に、各下端面220は、前記本体部2内に上向きに配設された光源23にソケット25を介して光学的に結合されている。
【0027】各光ファイバー22A,22B,22C,22Dは、前記本体部2内の仕切壁24を貫通し、上方へ延びた上半分がリール照明部22bを構成する。両側位置の2本の光ファイバー22A,22Dは、リール照明部22bが前記シンボル表示窓20の両側縁にそれぞれ対応位置し、リール8a,8b,8cの外周面のほぼ前側半周分に沿うように湾曲させてある。中間位置の2本の光ファイバー22B,22Cは、一方の光ファイバー22Bのリール照明部22bが隣合うリール8a,8bの境界位置に、他方の光ファイバー22Cのリール照明部22bが隣合うリール8b,8cの境界位置に、それぞれ対応位置し、リール8a,8b,8cの外周面のほぼ前側半周分に沿うように湾曲させてある。
【0028】各光ファイバー22A,22B,22Cは、光透過性に優れたコアの外周が柔軟性のあるパイプ状のクラッドで被覆された構造のものであり、コアとクラッドの素材を選定して両者間の屈折率を調整し、これにより端面からの導入光が外周面より出射して、外周面が全長にわたり発光するようにしてある。前記コアとしてアクリル樹脂が、クラッドとしてテフロンが、それぞれ用いられるが、各素材はこれに限定されることはない。
【0029】なお、光ファイバー22A,22B,22C,22Dは、上記した構成のものに限らず、たとえば芯電極とその外周の透明のパイプ状電極との間に交流電圧を印加し、両電極間に介在するパイプ状の発光層を発光させるようにした電界発光の光ファイバーなどを用いてもよい。
【0030】また、この発明の照明装置21は、光ファイバーのような小径かつ線状をなす発光部材を用いて構成されたものであれば、線状発光部材として、冷陰極管ランプやネオン管などを用いて構成してもよい。いずれの線状発光部材を用いる場合でも、線状発光部材は、シンボル表示窓20の内側の位置であって、リール停止時に、シンボル表示窓20より視認される3駒分のシンボルを遮らない位置に、配置される。特に、仕切部分のない1個のシンボル表示窓20を、3個のリール8a,8b,8cの配列幅に相当する幅に形成した場合、線状発光部材をシンボル表示窓20の内側の外部から視認可能な位置であって、隣合うリールの境界位置に配置することによって、仕切部分がなくても、線状発光部材により各リール8a,8b,8cのシンボルは見やすいものとなる。
【0031】この実施例の照明装置21を構成する前記光源23は、ハロゲン球、メタルハイランド球、発光ダイオード、半導体レーザーなどが使用される。光源23の配設位置は任意に選択できるが、この実施例のように、スペースに余裕がある本体部2内の下部に、光源23を配設すれば、スペースの有効利用をはかることができる。
【0032】電源の投入により光源23が点灯すると、4本の光ファイバー22A,22B,22C,22Dの下端面220から光が導入される。これにより各光ファイバー22A,22B,22C,22Dは全長にわたって側面発光し、それぞれのリール照明部22bが各リール8a,8b,8cの外周面に照明を施す。
【0033】各光ファイバー22A,22B,22C,22Dのリール照明部22bをリール8a,8b,8cの外周面に沿って湾曲させてあるので、リール8a,8b,8cの外周面は等距離から等しく照らされるため、上下の明暗の段差が生じることはない。
【0034】光ファイバー22A,22B,22C,22Dは、発光時に発熱がほとんど生じないので、光ファイバー22A,22B,22C,22Dをリール8a,8b,8cに近づけて配設しても、熱による支障を来すことなく、均一な照明状態が確保される。
【0035】中間位置の2本の光ファイバー22B,22Cは、リール8a,8b,8cの互いに隣接する境界位置に配備されているので、外部から見て、これら光ファイバー22B,22Cによりシンボル表示窓20が中央部の2個所で区分されて、3個のシンボル表示部20a,20b,20cに3分割されているように見える。
【0036】また、両側位置の2本の光ファイバー22A,22Dは、シンボル表示窓20の両側縁にそれぞれ対応して配備されているので、外部から見て、これら両光ファイバー22A,22Dによりシンボル表示窓20の左右の窓枠部20d,20eが形成されているように見える。
【0037】上記した実施例のように光ファイバー22A,22B,22C,22Dを配置すれば、シンボル表示窓20内で各リール8a,8b,8cの外周面が発光明示されるので、イルミネーション効果が上がり、シンボルの視認を一層明瞭化できる。
【0038】なお、中間位置の2本の光ファイバー22B,22Cを外部から見えなくすることもでき、この場合は、正面パネル11の表面のシンボル表示窓20内の対応箇所に帯状のカラー印刷層11Aを上下方向に形成することにより、前記した仕切部分を形成すればよい。
【0039】また、光ファイバー22A,22B,22C,22Dの上端面には、一般に光反射部が存在し、光源23からの光の反射光も照明に有効利用されるようになっているが、後述する実施例のように、この開放端を光源23に帰還させて対向させれば、光源23の光を一層有効利用できる。
【0040】前記光ファイバー22A,22B,22C,22Dの側面発光色は、単一色に限らず、二色以上に変化させることも可能である。光源23として、たとえばハロゲン球やメタルハライド球を使用する場合には、この光源23の前側に色フィルタを切換可能に配備する。また光源23として、発光ダイオードを使用する場合には、図6に示すように、発光色の異なる複数の発光ダイオードチップ31を有する複合素子32を使用し、各発光ダイオードチップ31を発光制御部33で切換制御するようにする。
【0041】各光ファイバー22A,22B,22C,22Dの発光色を可変にすれば、イルミネーション効果が向上されるうえ、ゲームの進行に応じて多彩な色表示が行え、遊戯者のゲームに対する気分を高めることができる。
【0042】なお、前記照明装置21は、4本の光ファイバー22A,22B,22C,22Dと光源23の組み合わせのみの使用に限らず、蛍光灯や発光ダイオードなどを併用させてもよい。
【0043】また、光ファイバーは、図示例のように、必ずしも4本用いる必要はなく、たとえば、図4において一点鎖線で示すように、1本の光ファイバーを湾曲させれば、一連のものとすることができる。
【0044】図7〜図9は、光ファイバーの他の適用例を示す。図示例のものは、1本の側面発光の光ファイバー22Aを用いてリール照明部22bを形成したものである。リール照明部22bは、折り返し形状に形成された互いに平行な上下の水平辺部22c,22dを有し、両水平辺部22c,22dを、前記シンボル表示窓20の上下の窓枠部20f,20g沿いに対応させてそれぞれ配置してある。
【0045】この実施例では、1本の光ファイバー22Aをもって形成した上下の水平辺部22c,22dによりリール8a,8b,8cの外周面を上下の各方向よりそれぞれ照明できると共に、シンボル表示窓20の上下の窓枠部20f,20gを発光明示でき、シンボルの視認性が高められる。
【0046】図10〜図12は、光ファイバーのさらに他の適用例を示す。図示例のものは、2本の側面発光形の光ファイバー22A,22Bを用いてそれぞれのリール照明部22bを形成したものである。一方の光ファイバー22Aのリール照明部22bは、折り返し形状に形成された互いに平行な4個の垂直辺部22c,22d,22e,22fを有し、両側位置の垂直辺部22c,22fを、シンボル表示窓20の左右両側の窓枠部20d,20e沿いに対応させて配置し、中間位置の垂直辺部22d,22eを、リール8a,8b,8cの互いに隣接する位置にそれぞれ対応させて配置してある。
【0047】他方の光ファイバー22Bのリール照明部22bは、折り返し形状に形成された互いに平行な上下の水平辺部22g,22hを有し、両水平辺部22g,22hを、シンボル表示窓20の上下の窓枠部20f,20g沿いに対応させてそれぞれ配置してある。
【0048】この実施例では、一方の光ファイバー22Aをもって形成した各垂直辺部22c,22d,22e,22fおよび他方の光ファイバー22Bをもって形成した各水平辺部22g,22hを側面発光させることにより、各リール8a,8b,8cの外周面が上下の明暗の段差が生じることなく照明されると共に、シンボル表示窓20の両側縁の窓枠部20d,20eおよび上下縁の窓枠部20f,20gが矩形状に発光明示される。
【0049】図13〜図15は、光ファイバーのさらに他の適用例を示す。図示例のものは、2本の光ファイバー22A,22Bでそれぞれ上下の水平辺部22c,22dを形成し、これら水平辺部22c,22dをシンボル表示窓20の上下縁の窓枠部20f,20g沿いに、それぞれ対応させて配置している。またリール8a,8b,8cの互いに隣接する位置およびシンボル表示窓20の両側縁の窓枠部20d,20e沿いに対応する位置に、4本の光ファイバー22C〜22Fを配置し、それぞれの上下端を上下の水平辺部22c,22dに連結している。
【0050】この実施例も、各リール8a,8b,8cの外周面を均一に照光できると共に、光ファイバー22A〜22Fの合計長さを小さくして、シンボル表示窓20の両側縁の窓枠部20d,20eおよび上下縁の窓枠部20f,20gを発光明示できる。この実施例によれば、前記した実施例と比較して、光ファイバー22A〜22Fの合計長さを小さくできる。
【0051】なお、この発明は、シンボル可変表示装置として3個のリール8a,8b,8cを有するスロットマシンに限らず、シンボル可変表示装置を有するパチンコ機にも実施でき、さらにリール8a,8b,8cに代えて、ディスクなどの他のシンボル表示媒体を使用した遊戯機にも実施できる。
【0052】
【発明の効果】この発明は上記の如く、線状発光部材を用いて照明装置を構成するとともに、前記線状発光部材は、シンボル表示窓の内側の位置に、前記シンボル可変表示装置が表示するシンボルを遮らないように配置するから、機体内の狭い空間でも照明装置を設置することができる。しかも、線状発光部材とシンボル可変表示装置が表示するシンボルとの距離が近くなるので、シンボルは明るく鮮明に見え、しかも、線状発光部材が遊戯者の視界を妨げることもない。その結果、遊戯者の眼を疲れさせることがなく、またシンボルが鮮明に見えるので、遊戯者は所望のシンボルを狙いやすくなり、ゲームを気分よく行える。
【0053】請求項2の発明では、シンボル可変表示装置を構成するリールの境界位置に、リールの外周面に沿って湾曲させた線状発光部材を配備するから、リール間の空間を有効に利用することができる。また、リールの外周面は等距離から照光されることになるから、明暗の段差が生じることがない。加えて、シンボル表示窓に仕切部分がなくても、線状発光部材が仕切部分として機能し、各リールのシンボルは見やすいものとなる。
【0054】請求項3の発明では、線状発光部材を、シンボル表示窓の窓枠部に沿って配備したから、複雑な配線を必要とせず、窓枠部を発光明示させることができ、シンボルの視認性が高められる。
【0055】請求項4の発明では、シンボル表示窓の内側に配備された側面発光の光ファイバーと、この光ファイバーの端面より光を導入する光源とで照明装置を構成したから、熱による問題などをひき起こすことなく、光ファイバーの特質を生かして所望の位置に任意の形態で光ファイバーを設置でき、シンボルを有効かつ均一に照明ができる。
【出願人】 【識別番号】000169477
【氏名又は名称】高砂電器産業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)9月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 由充
【公開番号】 特開平11−216220
【公開日】 平成11年(1999)8月10日
【出願番号】 特願平10−271234