| 【発明の名称】 |
ゲーム表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】美藤 仁保
【氏名】角田 昌大
【氏名】菊地 正哲
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| 【要約】 |
【課題】ゲームパターンが見やすく、かつ低コスト化、低消費電力化を可能にする。
【解決手段】表示画面にゲームパターンを表示させながら囲碁ゲームを行なうためのゲーム表示装置において、碁盤の盤面を表す罫の各交点に、碁石の外周を表す円弧部と、この円弧部内に配置された罫を表す十字部と、円弧部と十字部とによって囲まれた扇形部から構成されるセグメントパターンが配置されたLCD30と、LCD30のセグメントパターンに対して、白石を表す場合には円弧部のみを表示し、黒石を表す場合には円弧部及び十字部及び扇形部を表示し、碁石が置かれていない状態を表す場合には十字部のみを表示するように表示制御を行なうLCDドライバ周辺回路28とが設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示画面にゲームパターンを表示させながら碁を行なうためのゲーム表示装置において、碁盤の盤面を表す罫の各交点に、碁石の外周を表す円弧部と、この円弧部内に配置された罫を表す十字部と、前記円弧部と前記十字部とによって囲まれた扇形部から構成されるセグメントパターンが配置された表示手段と、前記表示手段のセグメントパターンに対して、白石を表す場合には前記円弧部のみを表示し、黒石を表す場合には前記円弧部及び前記十字部及び前記扇形部を表示し、碁石が置かれていない状態を表す場合には前記十字部のみを表示するように表示制御を行なう表示制御手段とを具備したことを特徴とするゲーム表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面にゲームパターンを表示させながら囲碁ゲーム等を行なうためのゲーム表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、携帯型のゲーム装置としては、囲碁ゲームを対象としたものがある。囲碁ゲームでは、碁盤の盤面を表す罫(縦横の線)と、黒石及び白石に対応するシンボルを用いてゲームの状況が表示される。 【0003】従来のゲーム装置におけるゲームパターンの表示は、例えば、碁盤を表す罫(縦横線)については表示制御が行われない印刷されたものを使用し、碁石については液晶ディスプレイ(LCD)によって行なっている。液晶ディスプレイ(LCD)を表示装置として用いることで、ゲーム装置を小型化することができる。ただし、液晶ディスプレイによって19路盤の盤面を表示するためには、各線上に碁石が置かれた状況を表示することができるように、320×240=76800ドット程度のドット数が必要となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように従来のゲーム装置では、碁盤の盤面を表す罫が印刷されたものが使用され、碁石の表示については液晶ディスプレイ(LCD)が使用されていた。このため従来のゲーム装置では、白石を表示した場合、碁盤の目(交点)の十字が重なって見えてしまうため、黒石に比べて白石が非常に見辛く、公平な勝負に支障をきたしていた。 【0005】また、限られたドット数で碁石を表示しなければならないため、円形(曲線)によって表されるべき碁石が、液晶ディスプレイにおける表示の特性上、滑らかに表現することができず、ゲームパターンの表示が見にくかった。さらに、囲碁ゲームでは、使用するシンボルの形状が限られているにも関わらず、不定形のパターンについても表示できる構成と同じ液晶ディスプレイ(表示駆動用ドライバの数、消費電力などが同じ)となっていた。 【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、ゲームパターンが見やすく、かつ低コスト化、低消費電力化が可能なゲーム表示装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、表示画面にゲームパターンを表示させながら囲碁ゲームを行なうためのゲーム表示装置において、碁盤の盤面を表す罫の各交点に、碁石の外周を表す円弧部と、この円弧部内に配置された罫を表す十字部と、前記円弧部と前記十字部とによって囲まれた扇形部から構成されるセグメントパターンが配置された表示手段と、前記表示手段のセグメントパターンに対して、白石を表す場合には前記円弧部のみを表示し、黒石を表す場合には前記円弧部及び前記十字部及び前記扇形部を表示し、碁石が置かれていない状態を表す場合には前記十字部のみを表示するように表示制御を行なう表示制御手段とを具備したことを特徴とする。つまり、囲碁ゲームを行なう際に表示されるべきシンボル、すなわち黒石、白石、罫(縦横線)を表示させるための専用のセグメントパターンを設けて表示制御を行なうことで、ゲームパターンの表示を美しくすることができ、また最小限のセグメントに対する表示制御だけで良いために液晶ディスプレイの構造を簡単にすることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 【0009】図1は、本発明の実施の形態に係わるゲーム表示装置の外観構成を示す図である。ゲーム表示装置は、例えば携帯型に構成されており、筐体上面部にLCD12及びタッチパネル14が設けられている。LCD12の表示面とタッチパネル14のデータ入力面は、積層一体型に構成されており、LCD12によって表示された対象物(例えば碁石を示す表示パターン、盤面を表す表示中の交点位置、ボタンなど)を、ペンなどによって直接的に指示することで、該当する座標データを入力することができる。また、本実施形態におけるゲーム表示装置は、通信によって接続された相手と囲碁の対戦を行なうことができる機能を有しており、アンテナ16を通じて無線通信(例えば公衆回線網を介して)をすることができるようになっている。 【0010】図2は本実施形態におけるゲーム表示装置の電子回路の構成を示すブロック図である。本ゲーム表示装置は、各種の記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成することができる。 【0011】図1に示すように、本実施形態におけるゲーム表示装置は、CPU20、ROM22、タッチパネル24、SRAM26、LCDドライバ周辺回路28、LCD30、無線通信I/F32、アンテナ34、及び電池36によって構成されている。 【0012】CPU20は、ROM22に格納された各種制御プログラムやデータに従って各種機能を実現するもので、囲碁ゲーム制御機能、通信相手との囲碁ゲーム対戦のための制御機能などを含んでいる。 【0013】ROM22は、CPU20によって実行される各種制御プログラムやデータ等が格納されるものであり、囲碁ゲーム制御用プログラム、通信相手との囲碁ゲーム対戦制御用プログラムなどを含んでいる。 【0014】タッチパネル24は、装置に対する動作を規定するためのボタンや、囲碁ゲーム実行中の石を置くべき位置を指定をする、座標データを入力するために使用される。 【0015】SRAM26は、CPU20によって各種機能を実行する際の作業領域として使用され、例えば進行中の囲碁ゲームの状況(各石の置かれた位置など)に関するデータが格納される。 【0016】LCDドライバ周辺回路28は、CPU20の制御のもとで、LCD30における表示を制御するもので、LCD30に設けられた本ゲーム表示装置固有のセグメントパターンに対する制御を行なう。 【0017】LCD30は、囲碁ゲームを行なう上で必要な各種の情報を表示するもので、図3に示すように、碁盤の盤面を表す盤面表示、ハマの数を黒石、白石それぞれについて表示するためのハマ表示、黒盤、白盤それぞれの時間を表示するための時間表示、動作を規定する指示を入力するための複数のボタンが設けられている。また、LCD30の盤面表示をする領域については、囲碁ゲームのゲームパターン表示に好適なセグメントパターンが設けられている。詳細については後述する。 【0018】無線通信I/F32は、通信相手と囲碁ゲームを対戦する際に、CPU20の制御のもとでアンテナ34を介して無線通信を行なう。 【0019】電池36は、ゲーム表示装置を屋外等に持ち出して携帯することができるように、各構成部に電力を供給するために使用される。 【0020】次に、LCD30に設けられた囲碁ゲームのゲームパターン表示に好適なセグメントパターンについて説明する。 【0021】図4には、盤面表示における罫の各交点位置に設けられる、一つの石に対応するセグメントパターンの一例を示している。図4に示すように、碁石の外周を表す二つの円弧部1,2と、この円弧部1,2によって囲まれた内側に配置された罫を表す十字部と、円弧部1,2と十字部とによって囲まれた四つの扇形部1,2,3,4から構成されている。 【0022】図4に示すセグメントパターンによって、白石を表す場合には、円弧部1,2が電極Cによる駆動によってオンされる。黒石を表す場合には、円弧部1,2、十字部、及び扇形部1,2,3,4の全てが、電極A,B,Cによる駆動によってオンされる。また、石が置かれていない場合を表す場合には、十字部のみが電極Aによる駆動によってオンされる。各電極に対する駆動制御は、LCDドライバ周辺回路28が行なう。 【0023】なお、扇形部1,2、円弧部1,2,3,4は、それぞれ同時に駆動されるため、電極B、電極Cは、それぞれ一本の電極によって駆動制御することができる。 【0024】図5には、盤面表示における罫の縦線に対応するセグメントパターン40(一部)の一例を示している。図5に示すように、罫の各交点に対応する位置に、図4に示すセグメントパターンが配置されている。 【0025】図6には、盤面表示における罫の横線に対応するコモンパターン42(一部)の一例を示している。図6に示すように、罫の各交点に対応する位置、すなわち図5に示す交点位置のパターンと重なるような位置に碁石の形状に応じたパターンが配置されている。 【0026】コモンパターン42には、横線に対応する方向で電極が設けられており、LCDドライバ周辺回路28によって駆動制御される。LCDドライバ周辺回路28は、図5に示すセグメントパターン40の縦線に対応する電極A,B,Cに対する駆動のタイミングと、図6に示すコモンパターン42の横線に対応する電極に対する駆動のタイミングによって、罫の交点に配置されたそれぞれのシンボル(黒石、白石、罫)を表示させる。 【0027】図7には、盤面表示における罫の交点を含まない部分に該当する印刷パターン44(一部)の一例を示している。印刷パターン44に示すパターン部分は、罫の交点に黒石あるいは白石が置かれたか否かに関係なく、表示形態が変わらないため、制御の対象外として印刷されたパターンとして提供する。 【0028】図5に示すセグメントパターン40、図6に示すコモンパターン42、図7に示す印刷パターン44は、例えば図8に示すように、罫(交点)の位置が一致するようにして、積層一体に構成されるものとする。従って、印刷パターン44は、罫を表すパターン以外は透明になっており、セグメントパターン40、コモンパターン42の制御によって表示される、囲碁ゲームの状況を表すゲームパターン(石、及び交点の部分)が視認できるようになっている。 【0029】図9には、盤面表示における白石が置かれた状態を表す白石部、黒石が置かれた状態を表す黒石部、石が置かれていない状態を表す交点部分の一例を示している。図9に示すように白石部では、円弧部1,2のみが表示されているため、円弧によって囲まれた内側には不要なパターンが表示されず、白石として非常に見やすくなっている。黒石部では、円弧部、十字部、扇形部の全てが表示されて、黒石を表している。白石部及び黒石部の外周部は、図4に示すように、石を表す形状(円弧)のセグメントパターンによって表されているために、曲線部分があったとしても非常に滑らかに表現することができる。従って、非常に見やすく、かつ美しいゲームパターンを盤面表示することができる。 【0030】また、図5(図4)に示すようなセグメントパターン40を用いることによって、LCDドライバ周辺回路28による駆動制御は、19路盤の盤面表示を行なう場合であれば、19×19×3(電極A,B,C)=1083本の電極に対する制御を行えばよい(1083ドットの表示駆動に相当する)。従って、電極駆動用のドライバも従来の液晶ディスプレイを用いた構成と比較して大幅に少なくすることができるため、液晶コントローラが不要であり、電極駆動用のドライバも少なくなり低コスト化されることになり、また低消費電力化も期待できる。 【0031】たとえ、従来のような液晶ディスプレイを用いないために、図3に示すハマ表示、時間表示、ボタンの各表示が盤面表示の他に必要となったとしても、従来の液晶ディスプレイを用いた場合よりも、全体の表示制御が簡単化されることになる。 【0032】例えば、ハマ表示では、7×4=28シンボル(一つの数字は7つの線によって表す)、時間表示では、7×12=84シンボル、ボタン表示の領域が24×240=5760ドットとしても、従来の液晶ディスプレイを用いた320×240=76800ドットと比較しても1/10程度とすることができる。 【0033】 【発明の効果】以上のように、本発明に係わるゲーム表示装置によれば、碁盤の盤面を表す罫の各交点に、碁石の外周を表す円弧部と、この円弧部内に配置された罫を表す十字部と、円弧部と十字部とによって囲まれた扇形部から構成されるセグメントパターンが配置された表示手段を設け、表示手段のセグメントパターンに対して、白石を表す場合には円弧部のみを表示し、黒石を表す場合には円弧部及び十字部及び扇形部を表示し、碁石が置かれていない状態を表す場合には十字部のみを表示するように表示制御を行なうことで、ゲームパターンが見やすく、かつ低コスト化、低消費電力化をすることが可能となるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−188181 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−366700 |
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