| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】井置 定男
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| 【要約】 |
【課題】防犯機能を保ちつつ、カバー枠等のデザインの高い自由度を得る。
【解決手段】カバー枠7を基枠2に開閉自在に取付ける遊技機において、カバー枠7は樹脂製の取付ベース22の裏面に透明部材6を保持する透明部材保持枠31を備え、カバー枠7を基枠2に閉じた状態で外部からの不正部材の侵入を防止する不正侵入防止手段を設け、不正侵入防止手段は、取付ベース22に設けられる膨出部の裏面のくぼみ部25と、このくぼみ部25内に突出するように基枠2に設けられる突出壁62,70とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤を覆うカバーガラス等の透明部材をカバー枠に取付け、カバー枠の一方の側部を蝶番を介して支持すると共に他方の側部に設けた掛止部を介してカバー枠を遊技盤を装着する基枠に開閉自在に取付ける遊技機において、前記カバー枠は樹脂製の取付ベースの裏面に透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、前記カバー枠を基枠に閉じた状態で外部からの不正部材の侵入を防止する不正侵入防止手段を設け、前記不正侵入防止手段は、取付ベースに設けられる膨出部の裏面のくぼみ部と、このくぼみ部内に突出するように基枠に設けられる突出壁とを備える、ことを特徴とする遊技機。 【請求項2】 前記突出壁はくぼみ部の形状に合わせて形成すると共に、基枠に交換自由に取付ける請求項1に記載の遊技機。 【請求項3】 前記不正侵入防止手段は、基枠の上部側に設けられる段部と、取付ベース裏面の上部側に設けられ段部と嵌合される凹部とを備え、その嵌合状態にて段部が取付ベースの上部側を支持するようになっている請求項1に記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤を覆うカバーガラス等の透明部材をカバー枠を介して開閉自在に取付ける遊技機に関し、詳しくはカバー枠の隙間からの不正行為を防止するためのものである。 【0002】 【従来の技術】球を用いて遊技を行う遊技機では、遊技盤の遊技領域の前面に、落下する球を案内するためならびに遮音のために、複数(2枚)のカバーガラスが配置され、カバーガラスは金属製のガラス枠により保持されている。 【0003】このガラス枠は、遊技機の前面枠の開口窓部の縁に固定された縁飾り枠に形成された蝶番に取付けられ、遊技機の前面側に遊技盤の遊技領域を覆う状態で開閉可能になっている。 【0004】この縁飾り枠には、忍び返し(略コの字状の折り返し片)が一体的に設けられており、ガラス枠が閉じた際に忍び返しと嵌合して異物が挿入されないように、防犯機能が備えられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】遊技機においては、従来より球が貯留される皿形状等に各社多様なデザインが採用されて独自性が表現されていたが、ガラス枠回りに関しては同じようなデザインが用いられており、そのため遊技店側から他店との差別化ならびに店内装飾の一環として、これらの装飾効果を向上させるものが求められている。 【0006】そこで、最近の遊技機では、カバーガラスを保持すると共に遊技機の前面枠部分も覆う樹脂製からなるカバー枠を配設して、カバー枠に様々なランプ等の光る装飾を設けたり、また様々な形状、色の装飾部材を設けたりして、装飾効果を高めるようにしたものが製作されている。 【0007】しかしながら、このようなカバー枠に対して、不正防止のための忍び返しを設ける場合、従来のような忍び返しを設けるのでは、枠の形状が限定されてしまい、デザインの自由度が狭められることになる。 【0008】また、この場合前面枠部分に一体的に忍び返しを設けると、不正行為者が前面枠部分とカバー枠の間から異物を挿入しようと無理やりこじ入れた際に、忍び返しが不正防止の役割を果したとしても、無理やり入れられたことにより忍び返しが変形したり壊れてしまったら、この後カバー枠がきちんと閉じなくなったり、次から不正防止の機能を果せなくなってしまって、最悪遊技機毎、交換しなければならない。 【0009】この発明は、このような問題点を解決することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技盤を覆うカバーガラス等の透明部材をカバー枠に取付け、カバー枠の一方の側部を蝶番を介して支持すると共に他方の側部に設けた掛止部を介してカバー枠を遊技盤を装着する基枠に開閉自在に取付ける遊技機において、前記カバー枠は樹脂製の取付ベースの裏面に透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、前記カバー枠を基枠に閉じた状態で外部からの不正部材の侵入を防止する不正侵入防止手段を設け、前記不正侵入防止手段は、取付ベースに設けられる膨出部の裏面のくぼみ部と、このくぼみ部内に突出するように基枠に設けられる突出壁とを備える。 【0011】第2の発明は、第1の発明において、前記突出壁はくぼみ部の形状に合わせて形成すると共に、基枠に交換自由に取付ける。 【0012】第3の発明は、第1の発明において、前記不正侵入防止手段は、基枠の上部側に設けられる段部と、取付ベース裏面の上部側に設けられ段部と嵌合される凹部とを備え、その嵌合状態にて段部が取付ベースの上部側を支持するようになっている。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0014】図1に示すように、1は遊技機(パチンコ遊技機)、2は機枠3に蝶番4を介して開閉可能に組付けられる基枠(前面枠とも呼ぶ)、5は基枠2のフレーム59(図4〜図6)内に装着される遊技盤、6は遊技盤5の前面を覆うカバーガラスである。 【0015】カバーガラス6はカバー枠7に取付けられ、カバー枠7は蝶番8,9を介して基枠2の前面に開閉可能に取付けられる。 【0016】遊技盤5の表面には、ガイドレール10で囲われた遊技領域のほぼ中央に遊技画像等を表示する可変表示装置11が、可変表示装置11の下方に変動入賞装置12が配設され、変動入賞装置12の直上方に始動口13が、可変表示装置11直上方および左右に一般入賞口60,61が配設される。 【0017】基枠2の下部の開閉パネル14には遊技球を打球発射装置に供給する上皿15が配設され、固定パネル16には下皿17、打球発射装置の操作部18等が配設される。なお、20はカード式の球貸機である。 【0018】図2〜図6のように、カバー枠7は、樹脂製からなる取付ベース22が遊技盤5の周辺部およびその回りの基枠2の前面部分、開閉パネル14の沿部を覆う枠形状に形成される。 【0019】取付ベース22の左右の枠部23,24は、外半部が外周側から中央にかけて前面に膨出するように形成され、その膨出部の裏面にくぼみ部25が設けられる。 【0020】取付ベース22の左右の枠部23,24ならびに上下の枠部26,27の内半部には、開口部28を囲う環状の装飾部材38(後述する)の取付部30が形成され、その裏面にはカバーガラス6の保持枠31の取付座32が形成される。 【0021】上の枠部26の裏面には、左右の枠部23,24のくぼみ部25に達するように溝状の凹部33が設けられる。下の枠部27の裏面には、開閉パネル14の沿部の溝に嵌まる突壁34が形成される。 【0022】保持枠31は、内側に2条の溝が形成された3つの辺部から形成される金属製の枠の左右の辺部の上端がバー35に結合され、バー35の両側から辺部の溝にカバーガラス6を嵌挿可能に形成される。 【0023】保持枠31の各辺部と取付ベース22の取付座32の周辺部分との間には、係合によって保持枠31を所定の位置に保持する保持手段36と、ネジによって保持枠31を固定する固定手段37とが設けられ、これらの保持手段36、固定手段37によって保持枠31は取付座32に保持され、固定される。 【0024】取付ベース22の表面には、開口部28の周縁に環状の装飾部材38が、上部に装飾クリアカバー40が取付けられ、装飾クリアカバー40内に装飾用ランプ41が、装飾部材38の上部に取付けられる装飾クリアカバー42内に装飾用LED43が配置される。44は装飾用ランプ41、装飾用LED43の配線を示す。 【0025】取付ベース22の左の枠部23の裏面の上部および下部には、基枠2との間に設けられる蝶番8,9の金具45,46が取付けられ、基枠2側の蝶番金具(後述する)に組付けることで、取付ベース22が基枠2に開閉自由に取付けられる。取付ベース22の右の枠部24の中央には、カバー枠7、基枠2等の開錠47の切欠部48が形成される。 【0026】なお、50はカバー枠7の開放を検知する検知スイッチである。 【0027】一方、図7および図4〜図6のように、基枠2の前面部分には、左右の枠部51,52に金属製の突出部材53,54が、上の枠部55に樹脂製の突出部材(段部)56が設けられる。 【0028】左の枠部51の突出部材53は、突出壁62の高さがカバー枠7の取付ベース22の左の枠部23のくぼみ部25の形状に合わせて形成され、カバー枠7の閉時に、取付ベース22の左の枠部23の周壁近傍にてくぼみ部25内に所定高さに突出するように形成される。突出部材53は、基プレート部63がネジ64を介して交換自由に基枠2に締結、固定される。 【0029】突出部材53の上部および下部には、この場合カバー枠7(取付ベース22)側の蝶番8,9の金具45,46を組付けるための蝶番金具65,66、ならびに開閉パネル14用の蝶番金具67,68が一体形成される。なお、図示しないが、突出部材53の蝶番金具部分には、蝶番金具の内側に突出壁を設けるようにしても良い。 【0030】右の枠部52の突出部材54は、突出壁70の高さがカバー枠7の取付ベース22の右の枠部24のくぼみ部25の形状に合わせて形成され、カバー枠7の閉時に、取付ベース22の右の枠部24の周壁近傍にてくぼみ部25内に所定高さに突出するように形成される。突出部材54は、基プレート部71がネジ72を介して交換自由に基枠2に締結、固定される。突出部材54の中央部には、開錠47の切欠部73が設けられる。 【0031】突出部材54の基プレート部71には、基枠2の開口内にカバー枠7の閉時にカバーガラス6の保持枠31の辺部に対向する係止ガイド74が形成される。係止ガイド74には、カバー枠7が閉じられると保持枠31の辺部に設けられた係止部75に掛止して閉位置にロックする開閉バー76が設けられ、開錠47の操作によって開閉バー76が解放されるとカバー枠7が開かれる。 【0032】上の枠部55の突出部材(段部)56は、取付ベース22の上の枠部26の裏面に左右の枠部23,24のくぼみ部25に達するように設けられた溝状の凹部33の形状に合わせて、凹部33に所定深さに嵌合するように形成される。突出部材56は、ネジ77を介して交換自由に基枠2に締結、固定される。この場合、カバー枠7の閉時に凹部33の上壁部が突出部材56の上壁部に当接して、カバー枠7が支持されるように形成される。 【0033】このような構成により、基枠2のフレーム59内に遊技盤5を装着して、基枠2に蝶番を介して開閉パネル14、カバー枠7を組付け、開閉パネル14、カバー枠7を閉じると、カバー枠7と基枠2の前面部分との間から異物を挿入しようとしても阻止される。 【0034】即ち、カバー枠7の左側ならびに右側では、図4、図5のように基枠2に設けられた突出部材53,54の突出壁62,70が、カバー枠7の取付ベース22の枠部23,24の裏面に形成されたくぼみ部25内に突出しているため、針金等の異物が基枠2の内側まで挿入されることはない。 【0035】また、カバー枠7の上部側では、図6のように基枠2に設けられた突出部材56が、カバー枠7の取付ベース22の上の枠部26の裏面に形成された凹部33に嵌合するため、上部側からも針金等の異物が基枠2の内側まで挿入されることはない。 【0036】したがって、針金等の異物を挿入して遊技盤5等の入賞装置等に不正を加えるといった不正行為は確実に防止され、高い防犯機能が確保される。 【0037】また、不正行為者がカバー枠7と基枠2の前面部分との間から異物を無理やりこじ入れた場合、基枠2に設けられた突出部材53,54,56が傷付いたり変形することがあり、そのままではこの後カバー枠7がきちんと閉じなくなったり、不正防止を十分に果せなくなる等、支障を来すことがあるが、これらの突出部材53,54,56はネジによって交換自由に取付けられているため、新しい突出部材53,54,56と簡単に取り換えられる。 【0038】そのため、基枠2等を交換する必要はなく、簡単に不正防止の機能が復帰され、高い実用性が得られる。 【0039】一方、カバー枠7の取付ベース22を膨出形成した裏面に形成されたくぼみ部25を利用して、不正防止の手段を構成するので、カバー枠7、取付ベース22の形状が限定されるようなことはなく、カバー枠7、取付ベース22のデザインの自由度が広げられる。 【0040】したがって、様々な形状のカバー枠7、取付ベース22を採用したり、種々の装飾部材を設けることで、遊技機の装飾効果を十分に高めることができ、遊技店の要望に答えられる。 【0041】また、この場合基枠2側にて不正防止の手段を構成する突出部材53,54,56が交換自由なことによって、カバー枠7、取付ベース22のデザインの自由度が一層拡大される。 【0042】また、カバー枠7の閉時に、取付ベース22の上の枠部26に設けられた凹部33が基枠2の上の枠部55に設けられた突出部材56に嵌合して、カバー枠7、取付ベース22が支持されるので、カバー枠7が確実に閉保持されると共に、蝶番部分の耐久性が向上される。 【0043】なお、実施の形態では、方形のカバーガラス6ならびにカバー枠7、取付ベース22の開口形状に適用した例を示したが、もちろん円形、楕円形、その他の形状のものにも適用することができる。 【0044】 【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、カバー枠と基枠の前面部分との間から不正部材を侵入させて遊技盤等の入賞装置等に不正を加えるといった不正行為を確実に防止しつつ、カバー枠、取付ベースのデザインの自由度を広げることができ、遊技機の装飾効果を十分に高めることができる。 【0045】第2の発明によれば、不正部材の侵入が確実に防止され、高い実用性が得られると共に、カバー枠、取付ベースのデザインの自由度を一層拡大できる。 【0046】第3の発明によれば、カバー枠が確実に閉保持されると共に、蝶番部分の耐久性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132747 【氏名又は名称】株式会社ソフィア
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−146960 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−318122 |
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