| 【発明の名称】 |
パチンコ遊技機及びそれに用いられる図柄表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】柏木 敦詞
【氏名】磯村 光作
【氏名】西ヶ谷 道雄
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| 【要約】 |
【課題】遊技盤面に設けられる図柄表示装置のユニット枠に遊技球の受入口や球誘導路を設け、遊技球の転動落下に更に変化を持たせるパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】図柄表示装置のユニット枠を構成する飾り縁100に遊技球の球受入口106a、106bを設け、この球受入口106a、106bに受け入れられた遊技球がユニット枠内、或いは飾り縁100とユニット取付部材200との組み合わせで構成される第1及び第2球誘導路202,204,300a、300bを介してユニット枠の前面開口縁の球誘出皿134上に集められ、遊技盤13面上に再び転動落下するようにした。球誘出皿134の後部には球押出部材218が設けられ、モータ220の駆動に応じて遊技球を球誘出皿134側へ押出した後、遊技盤13面上へ転動落下する構成も備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤面に図柄表示装置が設けられるパチンコ遊技機において、図柄表示装置の表示面部周辺に到来した遊技球を図柄表示装置より遊技盤面に転出させる球誘出手段が設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機。 【請求項2】 遊技盤面に図柄表示装置が設けられるパチンコ遊技機において、図柄表示装置のユニット枠に該ユニット枠内に誘導されてきた遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。 【請求項3】 遊技盤面に図柄表示装置が設けられるパチンコ遊技機において、図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の下方中央へ誘導する球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には、前記球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを特徴とするパチンコ遊技機。 【請求項4】 遊技盤面に図柄表示装置が設けられるパチンコ遊技機において、図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の下方中央部位へ誘導する少なくとも第1及び第2球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には少なくとも一方の球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを特徴とするパチンコ遊技機。 【請求項5】 パチンコ遊技機の遊技盤面に設けられる図柄表示装置であって、図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の他部位へ誘導する球誘導路が設けられ、更に該球誘導路を介してユニット枠の他部位へ誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを特徴とするパチンコ遊技機における図柄表示装置。 【請求項6】 パチンコ遊技機の遊技盤面に設けられる図柄表示装置であって、該図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の下方中央部位へ誘導する少なくとも第1及び第2球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には、少なくとも一方の球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを特徴とするパチンコ遊技機における図柄表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面に図柄表示装置が設けられるパチンコ遊技機に関し、更に詳しくは、その遊技盤面に設けられる図柄表示装置に遊技球の誘導機構部が設けられたパチンコ遊技機及びそれに用いられる図柄表示装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、パチンコ遊技機においては、特別及び普通図柄表示装置等が設けられたフィーバータイプの機種が主流を占めている。このフィーバータイプの機種は所定ゲート(若しくは入賞口)を遊技球が通過すると普通図柄表示装置が変動を開始し、その表示図柄が「当たり」図柄を表示すれば第1種始動口が開口する。この第1種始動口に遊技球が入賞すると特別図柄表示装置が変動し、所定図柄が表示されれば「大当たり」と称される遊技状況が発生し大入賞口が開口されるものである。この様な遊技機においては図柄表示装置は単に「当たり」図柄を表示するか否かに興味がいき、「当たり」か「外れ」のみ関心が集まることになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの様な遊技機では、図柄表示装置は単に図柄が変動して「当たり」が出るか「外れ」になるかのみ興味が持たれていた。従って遊技球がゲートを通過し表示図柄が「当たり」を表示し「大当たり」が発生すれば良いが、「大当たり」が発生しない場合は遊興性に欠け、飽きがきやすいという問題があった。又、図柄表示装置の表示面から発せられる情報報知や装飾効果が図柄表示装置における表示面周辺に到来する遊技球により障害されるという不具合を生じていた。 【0004】本発明の解決しようとする課題は、遊技盤面に設けられる図柄表示装置を単に「当たり」「外れ」にのみ興味が集中するに留まらず、遊技盤面を転動する遊技球を図柄表示装置のユニット枠に設けられる球誘出手段を介して遊技盤面に転動落下させることにより一層遊興性に富み、又、図柄表示装置における表示面の周辺周縁に到来することのある遊技球を図柄表示装置の表示面より迅速に排除して、図柄表示装置から発せられる情報表示や装飾表示が該遊技球により障害されることを防止する機能を有するパチンコ遊技機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明に係るパチンコ遊技機は、図柄表示装置の表示面部周辺に到来した遊技球を図柄表示装置より遊技盤面に転出させる球出導手段が設けられたことを要旨とするものである。 【0006】このような構成を有するパチンコ遊技機によれば、遊技盤面に向けて発射され、図柄表示装置の表示面部周辺に到達した遊技球は球誘出手段によって図柄表示装置から再度遊技盤面上に速やかに誘出される。これによって遊技球の落下位置は無作為に変動され、所定ゲートの通過や入賞口への入賞等の遊技状況発生が期待されることになる。又、図柄表示装置から発せられる情報表示や装飾表示が遊技球によって妨げられることも回避される。 【0007】また請求項2に記載の発明によれば、図柄表示装置のユニット枠に該ユニット枠内に誘導されてきた遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段を備えることを要旨とするものである。これによれば球受入口の有無に関わらずユニット枠内に誘導された遊技球は、球誘出手段により遊技盤面に誘出されることから、遊技球の落下位置はより一層無作為に変動されることになり遊技球の入賞を期待しつつ遊技を行うことができる。又このユニット枠内に遊技球が誘導されることにより図柄表示装置の情報表示や装飾表示が遊技球によって妨げられる事もない。 【0008】更に請求項3に記載の発明によれば、図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の下方中央へ誘導する球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には、前記球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを要旨とするものである。これによれば球受入口に入った遊技球はユニット枠下方中央部位へ誘導され、球誘出手段による誘出動作によって遊技盤面上に誘出されることになる。そしてやはり遊技球の落下先に無作為な変動が与えられることになり、遊技者は飽きることなく遊技を継続することができる。 【0009】そして請求項4に記載の発明によれば、図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の下方中央部位へ誘導する少なくとも第1及び第2球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には少なくとも一方の球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを要旨とするものである。これによれば、ユニット枠の球受入口に受け入れられた遊技球は、第1の球誘導路か第2の球誘導路の何れかに誘導され、球誘出手段の設けられていない方の球誘導路を誘導された遊技球は、遊技盤面に転動落下するが、球誘出手段の設けられた方の誘導路を誘導された遊技球は、その球誘出手段により押し出されて遊技盤面に転動落下することになる。 【0010】又、請求項5に記載の図柄表示装置は、その図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の他部位へ誘導する球誘導路が設けられ、更に該球誘導路を介してユニット枠の他部位へ誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを要旨とするものである。この様な構成の図柄表示装置を遊技盤面に設けることによって、遊技盤面に発射された遊技球が請求項1から請求項4に記載した様な転動落下動作を行うことから、遊技者は一層の興趣を持って遊技を楽しむことができる。 【0011】更に請求項6に記載の図柄表示装置によれば、該図柄表示装置のユニット枠に遊技盤面に向けて発射された遊技球を受け入れる球受入口が設けられると共に、該ユニット枠の周縁に前記球受入口より受け入れられた遊技球を前記ユニット枠の下方中央部位へ誘導する少なくとも第1及び第2球誘導路が設けられ、該ユニット枠の下方中央部位には、少なくとも一方の球誘導路を介して誘導された遊技球を遊技盤面に向けて誘出する球誘出手段が設けられることを要旨とするものである。このような構成を有する図柄表示装置を遊技盤面に設けることによって、やはり請求項3に記載の様な興趣を持って遊技を楽しむことができるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係るパチンコ遊技機の正面図を示したものである。パチンコ遊技機10は、遊技機前面部のベースとなる遊技機枠11を備え、その遊技機枠11の額縁状に形成された開口内周縁には金枠12が嵌められると共に、その金枠12には遊技盤13の前面を覆うガラス扉14が開閉可能に設けられる。 【0013】そしてガラス扉14の下方位置には、打球発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿(上受け皿)15が取り付けられ、更にその下方には、賞品球の排出時に上受け皿15から溢れた球を貯留するための球受け皿(下受け皿)16が設けられている。尚、上受け皿15に設けられる球抜きボタン17の操作により上受け皿15内の遊技球が下受け皿16に向けて抜き落とされ、この下球受け皿16に貯留した遊技球を遊技機外部に排出する場合は、下球受け皿16の前面部に設けられた球抜きスライドボタン18を操作する。 【0014】前記遊技機枠11の下方に位置する下受け皿16の図中右側位置には、遊技球を遊技盤13面に向けて弾発発射する発射レバー20が設けられ、この発射レバー20には遊技球を一球毎に発射する為の単発スイッチ21が備えられる。発射レバー20の回動操作する量に応じて遊技球を遊技盤13面に向けて弾発発射する程度が調整されるとともに、所定回動位置の検出により発射電源が投入されるようになっている。 【0015】前記遊技機枠11の上辺縁から図中右側辺縁には、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り22が設けられ、この枠トップ飾り22の内部には、枠飾りランプ23,23…や前記ガラス扉14開閉用の鍵穴24の周囲を飾る鍵飾りランプ25が設けられている。 【0016】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニット」と称する)30が設置される。このプリペイドカードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置される。このプリペイドカードユニット30の設置に対応してパチンコ遊技機10の前記上受け皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し操作部31が設けられ、この球貸し操作部31には、プリペイドカードによる球貸出しを操作する球貸出しボタン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸出しボタンランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却ボタン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー表示を行う度数表示部35等が備えられている。 【0017】プリペイドカードの使用に際しては、プリペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイドカードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することにより、貸出し金額(100円、200円、300円、500円等)を選択することができる。前記上受け皿15に備えられる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を操作することにより、予め選択された金額の遊技球が貸出されることになる。 【0018】前記遊技機枠11の前面に設けられる遊技盤13は、遊技板に装着された金属製の内レール40、打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面に向けて誘導する為の外レール41、遊技盤13面上に発射された遊技球が跳ね返り作用により再び発射レールや打球発射位置に戻ることを防止するファール止42、発射された遊技球を遊技盤13面の下方に落下させる返しゴム43等によりその周囲が構成され、その内側に遊技領域が形成される。 【0019】図2は遊技盤13面を示したものである。遊技盤13の遊技領域中央部には、図柄表示装置の一様態である特別図柄表示装置50が設けられ、その中央部に特別図柄表示部(表示面部50A、中図柄表示部50a、左図柄表示部50b、右図柄表示部50c)が設けられる。この特別図柄表示装置50の変動回数は最大4個まで記憶され、記憶回数分の変動を繰り返して行う。又、特別図柄表示装置50の直下位置には普通電動役物である第1種始動入賞口51が設けられ、更にその下方位置に通常は閉じている第1種特別電動役物である大入賞口52と、該大入賞口52が開口された時に入賞可能となる特定領域入賞口53とを備える。 【0020】この特定領域入賞口53の左右には普通入賞口である左落し入賞口54、右落し入賞口55が設けられ、遊技球の入賞に応じて所定数の賞球が払出される。更に前記特別図柄表示装置50の上部には7セグデジタル表示の普通図柄表示装置64が設けられ、更に特別図柄表示装置50の左右には左袖入賞口61、右袖入賞口62が備えられる。これらの入賞口に遊技球が入賞すると各入賞口毎に設定された賞球が遊技者に払出されるようになっている。 【0021】前記特別図柄表示装置50の左側には遊技球が通過可能なゲート63が備えられ、遊技球が通過する毎に前記普通図柄表示装置64の普通図柄が変動を開始する。ここでゲート63を通過した遊技球はカウントされ、最大4個まで記憶される。また、弾発発射された遊技球が落下する方向を無作為に変更させたり、遊技球の流下速度及び方向を変化させる風車70及びランプ風車71、袖下飾り72が設けられる。また、特別図柄表示装置50の右側には球受入口73が設けられ、この球受入口に入った遊技球は後述するように遊技盤の背面に設けられる球誘導路を通って特別図柄表示装置50の前面に案内されるようになっている。 【0022】遊技者によって弾発発射された遊技球は、遊技盤13面上の遊技領域内で転動しつつ落下し、上記各入賞口に入賞するか遊技域最下部に開口された排出口74にて遊技盤13から排出される。尚、前記ゲート63は、遊技球が通過したときに賞球(例えば6個)が払出されるようにしてもよい。 【0023】また、遊技盤13面上には各種ランプが付設されている。そのうちの1つ、遊技盤10の左右にはサイドランプ80が設けられ、遊技機への電源投入と同時に点灯滅を行う。このランプ類は前記風車70及びランプ風車71、左右袖入賞口61,62等の各入賞装置並びに遊技盤13面上及びその周囲にも付設され、遊技の演出効果を高めるために点灯滅を行う。更に遊技盤10の遊技領域の外側上部には、賞球の払出し動作時に点灯滅駆動を行う球払出しLED81、タンクやタンクレール上の遊技球が所定量以下になったとき点灯滅し、その旨を表示する球切れLED82が備えられている。 【0024】遊技者によって弾発発射された遊技球は、遊技盤13面上を転動しつつ落下していく。この落下途中で左右袖入賞口61、62等の普通入賞口に入賞するとそ所定個数の賞球が払い出される。遊技球がゲート63を通過すると普通図柄表示装置64が変動を開始し、停止した図柄が「当たり」図柄であった場合は第1種始動入賞口51が開口する。この開口中に遊技球が第一種始動入賞口51に入賞すると特別図柄表示装置50が変動を開始するが、普通図柄表示装置64に表示された図柄が「外れ」若しくは第1種始動入賞口51に遊技球が入賞しなければ、遊技状況は変化しない。この特別図柄表示装置50(50a、50b、50c)の変動が終了し全て同じ図柄、いわゆる「大当たり」図柄を表示すると、大入賞口52が一定時間開口し、その間により多くの遊技球を入賞させることによって多量の賞球を得ることができる。又、大入賞口52に設けられる特定領域入賞口53に遊技球が入賞すると、大入賞口52の開口が連続して発生し、いわゆる「連チャン」動作が発生する。 【0025】図3は、本図柄表示装置のユニット枠である飾り縁100の正面図を示し、図4はその分解斜視図を示している。飾り縁100は、この図柄表示装置のユニット枠が遊技盤13の中央位置に取り付けられるべく遊技板の中央開口縁内側に装着される本体枠130と、この本体枠130の前面側に前部補助枠120を介して一体的に取り付けられる前面装飾枠102と、前記本体枠130の背面側にやはり一体的に取り付けられる後部補助枠140と、この後部補助枠140の背面側に固定して取り付けられる固定枠170とにより構成される。 【0026】前記本体枠130は、ネジ孔131を介してネジ止めすることにより遊技板に取り付けられ、前面装飾枠102は、前部補助枠120を本体枠130に補助枠ネジ孔部124の前面からネジ125を用いて固定した後、本体枠130フレームの背面側からネジ止めすることによって一体的に取り付けられる。又、後部補助枠140は、前記本体枠130にやはりネジ止めされ、更に前記固定枠170は後部補助枠140にネジ止めされ固定される。該固定枠170の中央方形状をした空洞部分には特別図柄表示装置50が取り付けられ、該固定枠170の上部に設けられた楕円形状の開口部174には普通図柄表示装置64が取り付けられるようになっている。 【0027】この飾り縁100の中央部分は、前記特別図柄表示装置50に表示される図柄を遊技者が視認可能なように空洞であり、該本体枠130に取り付けられる前記前面装飾枠130には普通図柄表示装置64に表示される図柄を遊技者が視認可能なように、やはり空洞な普通図柄表示開口部104が設けられる。そして該前面装飾枠102の上面左右位置には遊技盤13面上に発射された遊技球が入ることが可能な球受入口106a、106bが設けられると共に、球受入口106a、106bを介して普通図柄表示開口部104内に入った遊技球を一旦受け止めた後、後方向へ誘導する中央案内路112が設けられる。この中央案内路112の奥側には、左右両側に設けられた仕切片110,110の間隙を介して第1の球誘導経路である上部案内部材144a、144bが設けられ、更に奥側には、やはり左右一対からなる案内部材仕切壁146、146の間隙を介して第2の球誘導経路である左右の振分誘導路176a、176bが前記固定枠170の前面に設けられている。 【0028】第1の球誘導経路である上部案内部材144a、144bを介する球経路は、図7にその断面図を示したように、前記中央案内路112に一旦受け止められた遊技球を直接第2の球誘導経路である固定枠170方向へ案内する凹窪状の球誘導溝142が設けられ、その左右両側には下向き傾斜状の上部案内部材144a、144bが延設され、更に各々の下端には前記本体枠130と前部補助枠120と後部補助枠140の側枠部材148とによって形成された第1球流下樋300a、300bが連設される。そして該流下樋300a、300bの下端には、流下した遊技球を前記本体枠130の下方部中央に設けられた球誘出皿134上に向けて導出する第1導出口302a、302bが設けられる。この第1導出口302a、302bから球誘出皿134に至る球誘導路132a、132bは、球誘出皿134上に遊技球が集合するように緩やかな湾曲形状をもって形成され、その左右壁面には遊技球が途中でこぼれ落ちないように球誘導路仕切壁136が設けられる。尚、前記した第1球流下樋300a、300bの内側面には、前記後部補助枠140の側枠部材148に突設される緩衝部材150によって遊技球の流下速度が和らげられるように配慮されている。 【0029】次に、前記した第2の球誘導経路である振分誘導路176a、176bを介する遊技球の通過路については、図5及び図6に示したユニット取付部材によって構成されることから、ユニット取付部材を先に説明する。図5は前記図柄表示装置のユニット枠を構成する飾り縁100が取り付けられるユニット取付部材200の正面図を示し、図6はその図柄表示装置のユニット枠の飾り縁100とユニット取付部材200との関係を示す分解斜視図である。 【0030】このユニット取付部材200は、プラスチック製の型枠の中央部分が前記図柄表示装置ユニットの飾り縁100をはめ込むために、飾り縁100の外郭形状に沿って空洞になっている。そして該ユニット取付部材200の左右両側枠部分には、後部補助枠140の側枠部材148背面に突設されるボスを差し込むためのボス孔205が設けられる。このボス孔205にボスを差し込み、背面側からネジ止めすることによって、このユニット取付部材200と図柄表示装置ユニットの飾り縁100とが一体的に取り付けられる。 【0031】図8に第2の球誘導路を断面図にて示す。第2の球誘導路は、振分誘導路176a、176bからユニット取付部材200に設けられた第2球流下樋202、204によって構成される。尚、第2球流下樋204の下方には、遊技盤13面に設けられる球受入口73に受け入れられた遊技球をこの図柄表示装置のユニット枠に誘導する第3球誘導路212も設けられている。前記第2球流下樋202を介した遊技球は、第2導出口206に連設された後部補助枠140の上導出口152aから導出され、第2球流下樋204を介した遊技球は第2導出口208を経て上導出口152bから導出される。これらの導出口から導出した遊技球は、詳細な構成は後述する球誘出手段の一例である球押出部材218上に集合するようになっている。尚、遊技盤13面の球受入口73より第3球誘導路212を介して誘導されてきた遊技球は、第3導出口216を経て半円弧形状を有する下導出口154から球誘導路132bを介して球誘出皿134へ導出されるように構成されている。 【0032】図9は、ユニット取付部材200に設けられた球押出部材218の構成((a)押上動作前、(b)押上動作後)を示した図である。球押出部材218は、ユニット取付部材200の型枠下辺上面の中央位置に半円形状を有し、軸250を介して上下に揺動自在に設けられる。この球押出部材218の下側には、該球押出作動部材218を上下動作させるモータ220が取り付けられると共に、該モータ220の回転軸に水平面内で旋回動する押上作動部材252が取り付けられる。一方、前記球押出部材218の下面には重下片253が設けられ、モータ220の駆動に伴って該押上作動部材252が旋回動して、該押上前作動部材252により重下片253が押上げられることにより記球押出作動部材218が周期的に上下するように構成されている。 【0033】図10は、図6にて示した図柄表示装置ユニットの飾り縁100とユニット取付部材200を組み付けた状態における遊技球の通過路を示した外観斜視図である。図中に示す矢印は、前記前面装飾枠102に設けられる球受入口106a、106bに遊技球が受け入れられた場合の遊技球が通過可能な通路を示している。尚、波線矢印にて示した通過路は、遊技盤13面の球受入口73に入球した遊技球が通過可能な通路である。球受入口106a及び106bから受け入れられた遊技球は、中央案内路112に集められ、後方に設けられた球誘導溝142へと誘導される。そして球誘導溝142上から第1球流下樋300a、300bのどちらか、若しくは第2球流下樋202、204のどれかを介して球誘出皿134へと導出される。ここで遊技球がどの流下樋を経由するかは、球受入口106a、106bへ遊技球が入ったときの流速や角度等によって異なることから、無作為に転動する。 【0034】図11は、図9にて示した球押出作動部材の動作を示し、(a)は球押出部材218が押出動作を行う以前の状態を示し、(b)は押出動作以後の状態を示している。(a)に示すように、球押出部材218が動作していない場合は、半円形状の円周部分は下方向に下がり、それによって球誘出皿134との間に段差が生じることから、遊技球は球押出部材218上で係留されることになる。この係留時間は、モータ220が稼動するまでの間であり、モータ220は一定時間毎に稼動と停止の繰り返し動作を継続している。そのため球押出部材218もモータ220の稼動に伴って一定時間毎に上下稼動を繰り返すことになる。 【0035】前記モータ220の稼動に伴って球押出部材218が稼動し、図11(a)に示した球押出部材218の円周部分が上方向に持ち上がると、それまで球誘出皿134と球押出部材218との段差によって係留されていた遊技球は前方向に向かって流出する。この流出した遊技球は球誘出皿134を横断して飾り縁100外に導出され、再度遊技盤13面上へと導出されることになる。そしてモータ220が停止すると球押出部材218は図11(a)に示したように球誘出皿134との間に段差を生じる位置まで下がり、上記動作を交互に繰り返す。 【0036】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、飾り縁及びユニット取付部材の構成及び遊技球が通過する通路や形状の変更、また、遊技盤面上に設けられる入賞口等との位置的関係及びその方法、そして定期的に稼動停止を繰り返すソレノイドの稼動に条件を付加し球押出部材の上下稼動を不定期的にする等の追加変更は適宜可能であり、それによって遊技盤面上の遊技球の落下先が把握しにくくなり遊興性が増す。 【0037】又、図柄表示装置における表示面部に対しては、まれに遊技盤面を移動する遊技球が転動落下する場合もあるが、この様な球の落下経路を介して図柄表示装置に到来した遊技球を該図柄表示装置より遊技盤面に向けた球押出部材218より誘出することによってパチンコ遊技機の遊技性を高め趣向感を増強することが実現できる。 【0038】更に実施の形態によっては、図柄表示装置の表示面下方、底辺を被う状態で球誘導路132bや遊技球の載置面(球誘出皿134)が形成される図柄表示装置にあっては、誘導され載置される当該遊技球が図柄表示装置の表面部において表示される情報や装飾を部分的に隠す状態を生じるが、球押出部材を当該図柄表示装置に設けることによって情報伝達や装飾機能の障害(場合によっては当たり外れの識別作用の障害)をする遊技球を直ちに遊技盤面に誘出できる。 【0039】尚、上記実施の形態においては、球誘出皿134より一段奥まった図柄表示装置の枠下部底面に球押出部材218を設けた構造として説明したが、球誘出皿134部に球押出部材218を設ける構造としても良い。更に図柄表示装置の周辺外周に第1球流下樋300a、300b及び第2球流下樋204を設ける構造を示したが、この何れか若しくは双方を取り除く構造として、遊技盤面から球押出部材に到来した遊技球を迅速に再び遊技盤面に誘出する構造として技術思想の中心部を残した構成をとることは勿論である。 【0040】 【発明の効果】而してこの様に構成されたパチンコ遊技機によれば、遊技盤面に設けられる図柄表示ユニット枠の球受入口に遊技球が入ると、その遊技球はこのユニット枠内に設けられる球誘導路を介して再び遊技盤面上へ導出される。従って、遊技盤面上へ導出された遊技球は、第1種始動入賞口に入賞することもあるし、他入賞口へ入賞することも可能であり、第1種特別電動役物である大入賞口が開口していればその大入賞口や特別領域入賞口に入賞することも可能である。 【0041】また、このユニット枠内に第1及び第2の球誘導路を設け、一方の球誘導路を通った遊技球はユニット枠より遊技盤面に向けてそのまま誘導され、他方の球誘導路を通った遊技球は球誘出手段(例えば球押出作動部材)により遊技盤面上へ押出される様にすることにより、遊技盤面上に発射された遊技球の落下先が無作為に変動されたり遊技球の落下先に対する予測が困難となり、遊技者は遊技球の落下先を興味深く見つめることになる。然も図柄表示装置の表示画面が遊技球によって妨げられることが回避されることから、遊興性が向上し遊技者は飽きることなく遊技を継続できる。又、機構的に不正が発生しにい構造となっており、更に遊技機への脱着も簡易に行うことができることから、遊興性の高い遊技機を提供できると共に整備性が良く効率的な遊技機を提供することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593189391 【氏名又は名称】株式会社三星
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】上野 登
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| 【公開番号】 |
特開平11−123262 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月11日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−309733 |
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