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【発明の名称】 パチンコ機裏側における迷い玉排除板
【発明者】 【氏名】山内 千里

【要約】 【課題】パチンコ機の裏側に取り付けておけば、機枠の下枠等に外れ玉が滞留するようなことがなくなるパチンコ機裏側における迷い玉排除板を提供する。

【解決手段】排出口からの外れ玉を受けて回収樋へ流す受け容器を設けたパチンコ機の裏側において、パチンコ機の機枠の下枠を被い且つ回収樋側へ傾斜する板状であって、受け容器を支持する脚に切欠きにより掛かるように構成され、さらに、上面に脚へ向かう外れ玉を横へ逸らす山形のガイドを突設した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 排出口からの外れ玉を受けて回収樋へ流す受け容器を設けたパチンコ機の裏側において、パチンコ機の機枠の下枠を被い且つ回収樋側へ傾斜する板状であって、受け容器を支持する脚に切欠きにより掛かるように構成され、さらに、上面に脚へ向かう外れ玉を横へ逸らす山形のガイドを突設したことを特徴とするパチンコ機裏側における迷い玉排除板。
【請求項2】 前端縁に機枠の下枠に受けられる前端支持片を設け、後側端部に櫛歯状に多数の割溝を列設し、割溝間の歯片を折り取って前記切欠きを適所に設け得るようにしたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機裏側における迷い玉排除板。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、裏側へ排出された外れ玉が機枠の下枠等に引っ掛かる不都合を防止し得るように、パチンコ機の裏側に装着しておくために新規に工夫したパチンコ機裏側における迷い玉排除板に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、実施例の図面に示すように、固定して据え付けられる機枠7に、前面枠9を扉状に開閉できるように取り付け、前面枠9と、それに固定されている遊戯板11とに主な発射装置や外れ玉aの受け皿13、外れ玉aの裏側排出口15等が装備される。
【0003】また、遊戯中に賞玉として使用者に残る玉以外は、裏側に排出されてからパチンコ機に戻る循環方式を採用し、裏側においてはパチンコ機の並列に沿って、パチンコ玉を受ける回収樋3が配設されている。そして、排出口15から排出された外れ玉が飛び跳ねないように、一旦受け容器5に落とし、コイルスプリングの口先ガイド23から回収樋3に落下するようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排出口15から排出される無数の外れ玉のうちには、特別の行動を取り、受け容器から外れたり、受け容器に入っても飛び跳ねたりして、時間が経つと機枠7の下枠8に迷い込むように多数のパチンコ玉が滞留する不都合が生じる。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、パチンコ機の裏側に取り付けておけば、機枠の下枠等に外れ玉が滞留するようなことがなくなるパチンコ機裏側における迷い玉排除板を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、この発明は、排出口からの外れ玉を受けて回収樋へ流す受け容器を設けたパチンコ機の裏側において、パチンコ機の機枠の下枠を被い且つ回収樋側へ傾斜する板状であって、受け容器を支持する脚に切欠きにより掛かるように構成され、さらに、上面に脚へ向かう外れ玉を横へ逸らす山形のガイドを突設したことを特徴とするパチンコ機裏側における迷い玉排除板を提供するものである。
【0007】加えて、前端縁に機枠の下枠に受けられる前端支持片を設け、後側端部に櫛歯状に多数の割溝を列設し、割溝間の歯片を折り取って前記切欠きを適所に設け得るようにすると、目的の達成により有効である。
【0008】
【作 用】パチンコ機裏側における迷い玉排除板を上記のように構成したので、これにより機枠の下枠が覆われるので、排出口から排出された外れ玉が偶然に受け容器から外れたり、受け容器に受けられても飛び出したりしても、迷い玉排除板に受けられ、その傾斜に沿って回収樋に落ちることになるため、下枠に滞留するという不都合がなくなる。
【0009】また、この迷い玉排除板は、受け容器の脚に切欠きで掛け止められるため、安定性が良好であり、しかも、非常に取付けが容易である。割溝を設けてあると(請求項2)、この切欠きを適所に設けることができる。また、ガイドに外れ玉が掛かると、それが横へ流れるために、外れ玉が脚に掛かることがない。
【0010】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図面は、一実施例を示したもので、その迷い玉排除板Pは、プラスチック製であって、左右に長い矩形の板状に形成したもので、パチンコ機1の裏側において、外れ玉aの受け容器5の下に設けられ、回収樋3側へ傾斜して取り付けられる(図3)。なお、説明においては、パチンコ機1の表側を「前」、裏側を「後ろ」として表現する。
【0012】パチンコ機1は、固定して設置される木製の機枠7に前面枠9を扉のように開閉可能に取り付け、前面枠9と、それに固定されている遊戯板11とに主な発射装置や外れ玉aの受け皿13、外れ玉aの裏側の排出口15等が装備される。
【0013】機枠7は、木製の帯板で矩形に枠組みしたもので、下端部に腰板17を設け、腰板17の裏側上端部に横桟19が固着されている。迷い玉排除板Pは、この機枠7の左右内法の中に丁度納まる長さであって、この横桟19の下に掛かるように、前端に下向き屈折の前端支持片20が設けられているため、機枠7の下枠8の後端縁には後ろ傾斜に掛かり、そこから後ろへ庇状に突設している。そのため、受け容器5から飛び出た外れ玉aがこの迷い玉排除板Pに受けられると、回収樋3に落下する。
【0014】受け容器5は、排出口15からの外れ玉aを受けるもので、回収樋3への落下口にコイルスプリングからなる口先ガイド23が取り付けられている。受け容器5の取付けについては、排出口15の下で所定箇所に設置するために、支持体24が所定箇所にビス止めされており、それに差し込み得るように、一対の差し部25,25が立設されている。そして、受け容器5には、差し部25,25に嵌める一対の脚27,27が垂下されている。
【0015】両方の差し部25は、矩形の筒形であるが、三口に区切されており、脚27,27を選択的に差し込むようになっている。つまり、排出口15との関係で、受け容器5を最も適切な位置に設置できるように、受け容器5の取付けを左右に位置調整できるようになっている。
【0016】迷い玉排除板Pは、受け容器5の両脚27,27に切欠き29,29によって掛け止めるようにしたもので、機枠7とこの脚27,27により安定して支持される。しかし、前記のように位置調整に対応できるように、迷い玉排除板Pには、後半部に櫛歯状に割溝31,31,・・を設け、割溝31,31の間の歯片33を折り取ることにより切欠き29を設け得るようにした。なお、図示の場合、二枚折りで一つの切欠き29を設けてある。
【0017】いずれにしても、迷い玉排除板Pの傾斜面に脚27,27が切欠き29から立つことになり、これに外れ玉aが引っ掛かるおそれがあるので、それを防止するために、迷い玉排除板Pには、割溝31,31,・・の形成範囲よりも前に、外れ玉aを横へ逸らす山形のガイド35を突設した。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のパチンコ機裏側における迷い玉排除板によれば、機枠の下枠に迷い込む外れ玉を完全になくすることができるため、下枠に残留した迷い玉を人手で排除する面倒な作業を要しなくなり、しかも、パチンコ機の裏側への装着が容易であり、加えて、構造が簡単で安価な提供に適するため、パチンコ店の円滑な運営と省力化を図る上において、優れた効果を奏するものである。
【0019】前端縁に機枠の下枠に受けられる前端支持片を設け、後側端部に櫛歯状に多数の割溝を列設したときには(請求項2)、さらに装着が容易であり、位置調整を適切になし得る。
【出願人】 【識別番号】397056835
【氏名又は名称】山内 千里
【出願日】 平成9年(1997)9月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】恒田 勇
【公開番号】 特開平11−90021
【公開日】 平成11年(1999)4月6日
【出願番号】 特願平9−270569