| 【発明の名称】 |
遊技機製造用釘打装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】風間 隆
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| 【要約】 |
【課題】操作が簡便でしかも確実にNCデータの確認作業を行うことができるような遊技機製造用釘打装置を提供することを目的とする。
【解決手段】NCデータの変更後の最初の起動時には、釘ホルダー3cまたは加工台3aを移動させて上記釘ホルダー3cまたは遊技盤4をNCデータに書き込まれた所定の位置で自動的に停止させるとともに、釘打ち動作を中断するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤を位置決め搭載する加工台と、遊技機の遊技盤に打込む遊技釘を保持する釘ホルダーと、上記遊技釘を釘ホルダーに供給する釘供給機構と、上記釘ホルダーに保持された遊技釘を遊技盤に打込むハンマー機構とを備えるとともに、遊技機の各機種に対応するNCデータを読込み、このNCデータに従って遊技盤の所定の位置に遊技釘の釘打ちを行う遊技機製造用釘打装置において、NCデータの変更後の最初の起動時には、釘ホルダーまたは加工台を移動させて上記釘ホルダーまたは遊技盤を上記NCデータに書き込まれた所定の位置で自動的に停止させるとともに、釘打ち動作を中断するようにしたことを特徴とする遊技機製造用釘打装置。 【請求項2】 上記所定の位置は、NCデータの釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地に書き込まれた停止位置であることを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用釘打装置。 【請求項3】 上記所定の位置は、NCデータに書き込まれた遊技機の各機種毎に予め設定された確認位置であることを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用釘打装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機のような遊技機を製造する際に、遊技機の遊技盤に遊技釘を自動的に打込む遊技機製造用釘打装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】遊技機製造用釘打装置は、例えば、特公平3−42908号公報に示されているように、遊技盤を位置決め搭載する加工台と、遊技機の遊技盤に打込む遊技釘を保持する釘ホルダーと、上記遊技釘を釘ホルダーに供給する釘供給機構と、上記釘ホルダーに保持された遊技釘を遊技盤に打込むハンマー機構とを備えるとともに、遊技機の各機種に対応するNCデータを読込み、このNCデータに従って遊技盤の所定の位置に遊技釘の釘打ちを行うもので、上記加工台に遊技盤の意匠盤面を上に向けて位置決め搭載し、この加工台を上記NCデータ等の釘打データに基づいて平面内で縦横に移動させ、遊技盤を所定の位置に位置決め停止した後、上記釘ホルダーに供給された遊技釘を上記ハンマー機構によって遊技盤に1本づづ自動的に打込むものである。 【0003】ところで、遊技機の遊技盤では各機種毎に釘の配置が異なるため、上記遊技機製造用釘打装置を用いて遊技盤に釘打ちを行う場合、作業者は、当該機種に対応するNCデータを選択するとともに、上記選択されたNCデータが正しくセットできたかどうかの作業(以下、位置確認作業という)を行っている。この位置確認作業は、例えば、図6のタイムチャートに示すように、まず、作業者が上記遊技機製造用釘打装置の起動釦を押下して遊技機製造用釘打装置を稼動させ(起動)、その直後に停止釦を押下して上記NC装置を停止させる(停止)。このとき、釘ホルダーには打ち込むべき釘が保持されるとともに、上記NCデータに従って加工台が加工原点からスタートし、上記NCデータの釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地に記録された位置に停止する。作業者は、上記釘ホルダーに保持された釘の先端部の位置と、上記釘が打込まれるべき遊技盤の位置に予め形成された下穴の位置との間にずれがないかどうかを目視により確認する。作業者が、釘の先端部の位置と上記下穴の位置とが一致したと判断した場合には、作業者は再度起動釦を押下して遊技機製造用釘打装置を自動運転させる(起動)。作業者が釘の先端部の位置と下穴の位置とが異なっていると判断した場合には、釘打作業を中止する。また、上述した各作業に対応して、■1番地位置決め時間T1,■目視検査時間T2,■釘打自動運転時間T3,■材料交換時間T4が設定される。ここで、上記時間T1〜T4の合計を初回釘打作業時間という。上述した位置確認作業の時間は■及び■に含まれるが、位置確認作業は遊技盤の機種変更時のみ行うので、同一機種の遊技盤の釘打を継続する場合には、釘打作業時間は上記時間T3とT4の合計となる。また、遊技盤の機種を変更する場合には、■機種変更に伴う段取り時間T5として、遊技盤の交換作業を行うための時間と、遊技機製造用釘打装置に当該機種のNCデータのセットを行うための時間との合計が作業時間として別途設定される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の遊技機製造用釘打装置では、自動運転を行う前に「起動−停止−起動」と操作釦を3回押さなければならす、その上、上記停止釦を押すタイミングが遅れると、釘ホルダーはNCデータの1番地に記録された位置で釘を打込んでしまう恐れがあった。遊技盤の釘状態は遊技機の機能そのものに係わるものなので、1番地において間違って釘を打ってしまった場合には、上記遊技盤は再使用できず不良品となってしまう。このような不良品が発生すると、不良品の交換のための余分な作業時間が必要となるため、作業効率が低下してしまう。しかしながら、上述した停止釦を押すタイミングは、ある程度の目安はあるものの、最終的には作業者の勘に頼らざるを得ないため、従来の遊技機製造用釘打装置では停止釦押下のタイミング遅れによる遊技盤の不良発生を完全になくすことができなかった。 【0005】この発明は上記課題を解決するためになされたもので、操作が簡便でしかも確実にNCデータの確認作業を行うことができるような遊技機製造用釘打装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の遊技機の遊技機製造用釘打装置は、NCデータの変更後の最初の起動時には、釘ホルダーまたは加工台を移動させて上記釘ホルダーまたは遊技盤を上記NCデータに書き込まれた所定の位置で自動的に停止させるとともに、釘打ち動作を中断するようにしたことを特徴とする。 【0007】請求項2記載の遊技機の遊技機製造用釘打装置は、上記所定の位置が、NCデータの釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地に書き込まれた停止位置であることを特徴とする。 【0008】請求項3記載の遊技機の遊技機製造用釘打装置は、上記所定の位置がNCデータに書き込まれた遊技機の各機種毎に予め設定された確認位置であることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態に係わる遊技機製造用釘打装置の構成を示すブロック図で、1は制御装置、2は釘打装置の起動や停止をマニュアル操作するための起動釦2aと停止釦2bと釘打中断釦2cと表示装置2dと入力キーボード2eとを備えた操作盤、3は釘打装置本体である。釘打装置本体3は、図2に示すように、遊技盤4を位置決め搭載する加工台3aと、上記加工台3aを紙面に垂直なXY平面上を移動させる駆動部3bと、遊技機の遊技盤に打込む遊技釘を保持する釘ホルダー3cと、上記遊技釘を釘ホルダーに供給する図示しない釘供給機構と、上記釘ホルダーに保持された遊技釘を遊技盤に打込むハンマー3dを有する図示しないハンマー機構とを備えている。なお、釘打装置本体3には、作業者に釘打作業の中断を視認させるための釘打中断ランプ3pが設けられている。 【0010】制御装置1は、NCデータ選択手段5とNC装置運転手段6とを備えたCPU7と、ROM8とRAM9とを備えている。ROM8は、釘打装置の基本動作等のプログラムを記憶するもので、RAM9は、外部のホストコンピュータ10やカード,FD等により制御装置1に入力された遊技機の各機種毎のNCデータを記憶するものである。NCデータ選択手段5は、上記操作盤2の入力キーボード2eから作業者により入力された当該遊技盤の機種名に基づいて上記RAM9から上記機種に対応するNCデータを取込み一時記憶するものである。NC装置運転手段6は、ROM8に書き込まれたプログラムに従って上記NCデータ選択手段5に取込まれた当該機種のNCデータを順次読み出しながら釘打装置の自動運転を行うとともに、作業者による起動釦2aや停止釦2b等の操作釦を押下による制御信号に基づいて釘打装置の起動,停止等を行うものである。図3は、遊技機の試作用NCデータの一例を示すもので、NCデータは、ポンチデータと釘データとから構成されている。釘打装置はポンチモードと釘打モードの2つのモードを備え、ポンチモードでは、1〜231番地に書き込まれたデータに従ってポンチ打ちを行い、釘打位置の確認を行った後、31〜231番地に書き込まれたデータに従って釘打ちを行う。また、釘打モードでは31〜231番地に書き込まれたデータに従って釘打ちを行う。なお、232番地は原点復帰指示データである。通常、製造部門の釘打装置に使用されるNCデータとしては、上記試作用NCデータがそのまま用いられることが多く、釘打装置は釘打モードで運転される。 【0011】次に、上記構成の遊技機製造用釘打装置の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、RAM9には、当日釘打ちを行うべき複数機種の遊技機のNCデータが予め記憶されているものとし、作業者が、入力キーボード2eを操作して、釘打ちを行うべき遊技機の機種の機種名を制御装置1に入力した時点をSTARTとする。なお、START時においては、上記入力された当該遊技盤の機種に対応するNCデータはRAM9からNCデータ選択手段5に取込まれており、NCデータ選択手段5からNCデータ変更完了信号がNC装置運転手段6に送られているものとする。また、NCデータは、図3のポンチデータを含むNCデータを用い、遊技機製造用釘打装置は釘打モードで運転されるものとする。作業者が起動釦を押下する(ステップS1)と、NC装置運転手段6は、上記起動釦の入力信号がNCデータ変更後の初めての起動入力であるかどうかを判定して、位置確認を行うかどうかを決定する(ステップS2)。上記起動釦からの入力信号がNCデータ変更完了信号入力後初めて入力した起動入力信号であれば、現状が上述した「NCデータの変更後の最初の起動時」と見做して、加工台3aを加工原点からスタートさせ、上記読み込まれたNCデータの31番地(釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地)に記録された位置に自動停止させる(ステップS3)。ここで、作業者は、上記釘ホルダーに保持された釘の先端部の位置と、上記釘が打込まれるべき遊技盤の位置に予め形成された下穴の位置との間にずれがないかどうかを目視により判定する(ステップS4)。作業者が、釘の先端部の位置と上記下穴の位置とが一致したと判断した場合には、作業者は再度起動釦2aを押下して遊技機製造用釘打装置を自動運転させ、当該遊技盤の釘打を開始する(ステップS6)。1枚の遊技盤の釘打が終了すると、遊技盤が自動的に交換され(ステップS7)、次の遊技盤の釘打が準備される。 【0012】同一機種の釘打ちを継続して行う場合には、作業者は、遊技盤の交換(ステップS7)後に起動ボタンを押す(ステップS1)が、このときの起動入力信号は、ステップS2において、NCデータ変更完了信号入力後初めて入力した起動入力信号ではないので、NC装置運転手段6は、上記NCデータの31番地に記録された位置において位置確認のための自動停止をせずに、自動運転モードのまま当該遊技盤の釘打動作を継続する(ステップS6)。また、作業者が釘の先端部の位置と下穴の位置とが異なっていると判断した場合には、作業者は釘打中断釦2cを押下して、釘打作業を中止する(ステップS8)。このとき、釘打装置本体3に設けられた釘打中断ランプ3pが点燈し、釘打作業の中止を周囲に視認させる。作業者は、操作盤2の表示装置2dに、NCデータ選択手段5に取込まれているNCデータを呼び出し、上記NCデータが当該遊技盤のNCデータであるかどうかを確認する。もし、NCデータの入力ミスであれば、作業者は新たに当該機種のNCデータを遊技機製造用釘打装置に入力し、作業を再開する。また、上記NCデータが当該遊技機のNCデータであったときには、遊技盤の供給ミスや遊技機製造用釘打装置の故障等により釘の先端部の位置と下穴の位置とが異なってしまったと考えられるので、作業者は釘打作業を中止して、故障原因の調査などの作業を行う。なお、同一機種の釘打ちが終了した場合には、ステップ7の遊技盤の自動交換は行われず、遊技機製造用釘打装置は上記フローチャートの動作を終了し自動停止する。また、遊技機の機種変更を行う場合には、作業者が、入力キーボード2eを操作して、釘打ちを行うべき次の遊技機の機種を制御装置1に入力する。 【0013】図5は、上記遊技機製造用釘打装置の動作タイミングを示す図で、時間区分の項は、従来と同様に、■1番地位置決め時間T1,■目視検査時間T2,■釘打自動運転時間T3,■材料交換時間T4,■機種変更に伴う段取り時間T5に分類され、機種変更直後の初回釘打作業時間は上記T1からT4の和となる。同一機種を続けて釘打するときの釘打作業時間はT3とT4の和となり、同一機種が変更になる直前には上記材料交換時間T4に代えて機種変更に伴う段取り時間T5が釘打作業時間に加算される。また、図5においては、図6の従来例にあった停止釦押下操作が省略され、■1番地位置決め時間T1は、作業者が介在しないため、自動的に設定された値となる。 【0014】このように、本実施の形態においては、NCデータの変更後の最初の起動時には、上記遊技機製造用釘打装置の釘ホルダー3cが上記NCデータに書き込まれた釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地(31番地)の停止位置で自動停止するようにしたので、停止釦2bの押下タイミングの遅れによる不良発生をなくすことができるとともに、位置確認作業後、遊技盤位置を移動させることなく直ちに釘打ち作業が続行することができる。更に、不良遊技盤の交換作業を行うことがないので、位置決め時間T1を予め設定した時間通りに行うことができ、釘打作業時間を安定することができる。 【0015】なお、上記実施の形態では、NCデータに従って遊技盤(加工台)を平面内で移動させる構造の遊技機製造用釘打装置について述べたが、遊技盤(加工台)は移動させずに釘ホルダーを平面内移動させる構造または釘ホルダーと加工台とをそれぞれ平面内のX方向及びY方向に移動させる構造の遊技機製造用釘打装置においても、NCデータの変更後の最初の起動時には、上記釘ホルダーまたは遊技盤がNCデータに書き込まれた釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地の停止位置で所定の位置に自動的に停止するようにすれば同様の効果が得られることは言うまでもない。また、上記例では、NCデータとして、図3のポンチデータを含むNCデータを用いたが、新たに上記図3の31番地から始まる釘打専用の量産用NCデータを作成し、その量産用NCデータにより釘打を行ってもよい。その場合には、遊技機製造用釘打装置の運転モードは釘打モードのみでよく、NCデータに書き込まれた釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地は1番地となる。なお、上記例では、NCデータ選択手段5によりRAM9から当該機種に対応するNCデータを取込み一時記憶するとともに、NCデータ変更完了信号をNC装置運転手段6に送ったが、NCデータ選択手段5を省略してNC装置運転手段6が、RAM9からNCデータを取込みを直接行うようにしても良い。 【0016】上記例では、位置確認後直ちに釘打ち作業が続行されるように、遊技盤が自動停止する位置を上記NCデータに書き込まれた1番目の停止位置としたが、ROM8に書き込む遊技盤の移動経路として上記1番目の停止位置の前に確認点となる停止位置を追加するとともに、遊技盤に当該遊技盤の種類に特有の確認点を設け、更に上記確認点のデータをNCデータに追加し、遊技盤を上記確認点で自動停止させて位置確認を行っても良い。上記位置確認点を遊技盤の加工台の作業者側に設定すれば、遊技釘と確認点との比較し易くなり、位置確認を容易に行うことができるという利点がある。上記遊技盤上の確認点は、遊技機が遊技場に設置された状態で、遊技盤のデザインに影響のないように遊技機の前面(ガラス面)から視認出来ない位置に設けてもよいし、逆に、遊技機の前面から視認出来る位置に設け、積極的に遊技盤のデザインに組み込むようにしてもよい。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の遊技機製造用釘打装置は、NCデータの変更後の最初の起動時には、上記釘ホルダーまたは遊技盤をNCデータに書き込まれた所定の位置に自動的に停止させるようにしたので、停止釦の押下タイミングの遅れによる遊技盤の不良発生をなくすことができるとともに、不良遊技盤の交換作業を行うことがないので、位置決め時間を予め設定した時間通りに行うことができ、釘打作業時間を安定化することができる。 【0018】また、請求項2記載の遊技機製造用釘打装置は、上記所定の位置を上記NCデータに書き込まれた釘を打つべき位置を指定した番地の中の先頭の番地の位置としたので、釘ホルダーまたは遊技盤の位置を移動させることなく直ちに釘打ち作業が続行することができる。 【0019】請求項3記載の遊技機製造用釘打装置は、上記所定の位置を上記NCデータに書き込まれた遊技機の各機種毎に予め設定された確認位置としたので、確認作業が便利な位置に確認点を設定でき、したがって釘と確認点の比較し易く、位置確認を容易に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月22日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】宮園 純一
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| 【公開番号】 |
特開平11−90002 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−256823 |
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