| 【発明の名称】 |
パチンコ機におけるハンドル |
| 【発明者】 |
【氏名】市原 高明
【氏名】中島 健太郎
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| 【要約】 |
【課題】遊戯状態において弾発力を変える必要のあるパチンコ機において、弾発力を変える際に普通打ち時の位置を記憶可能にして、普通打ちに戻った際に、その位置を調整し直す必要をなくすことである。
【解決手段】ハンドル本体H1 を主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとに2分割して、主ハンドル体H1aのみをハンドル軸1に固定して、副ハンドル体H1bは、ハンドル軸1に対して回動可能に支持し、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとを結合している結合機構J1 の解除により、副ハンドル体H1bを「普通打ち位置」において固定体S1 に固定した状態で、主ハンドル体H1aを回動させられると共に、結合機構J1 によって前記両ハンドル体H1a,H1bを一体に結合した状態で、両ハンドル体H1a,H1bを回動させられるように固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハンドル軸に一体に取付けられるハンドル本体と、パチンコ機本体の前面側に固定される固定体とから成って、遊戯球の弾発力の調整を行うためのハンドルであって、前記ハンドル本体は、主ハンドル体と副ハンドル体とで構成され、前記主ハンドル体は、ハンドル軸に固定されて、前記副ハンドル体は、主ハンドル体に対して回動可能に支持され、かつ副ハンドル体に対する主ハンドル体の回動は、回動規制手段により規制されており、前記副ハンドル体は、固定手段を介して回動方向の任意の位置において前記固定体に対して固定可能になっていると共に、結合手段を介して主ハンドル体に解除可能に結合され、前記結合手段の解除によって、前記副ハンドル体を固定体の特定位置に固定した状態で、主ハンドル体のみを回動させられると共に、結合手段によって主ハンドル体と副ハンドル体とを一体に結合した状態で、両ハンドル体を回動させられる構成になっていることを特徴とするパチンコ機におけるハンドル。 【請求項2】 結合手段は、固定手段の機能を有していて、常に両手段のいずれか一方の機能が働いていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機におけるハンドル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯状態に応じて弾発力を変えるタイプのパチンコ機におけるハンドルに関するものであり、更に詳しくは、普通打ち時の位置を記憶した状態で弾発力の調整ができて、普通打ちに戻った際に、その位置の調整を不要にしたハンドルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機の機種の中には、遊戯状態に応じて弾発力を変える必要のあるものがある。例えば、第3種と称される遊戯機があり、この機種では、特別装置作動領域に入賞することで権利が発生し、その権利発生中に3種始動口に入賞すると、大入賞口が開放されて大量の入賞が発生し、これにより多くの賞品球が得られるように構成されている。 【0003】このような機種においては、権利発生中において再度特別装置作動領域に入賞すると、獲得した権利が消滅するように構成されているために、一般的な機械では、特別装置作動領域は遊戯盤面の中央部又は左寄りに設けられ、3種始動口並びに大入賞口は盤面右寄りに設けてある。従って、通常状態では、盤面のほぼ中央部を遊戯球が流下するようにねらって発射ハンドルを操作するが、いったん権利が発生すると遊戯盤の右側をねらうことになる。この場合において、初心者であっても、3種始動口並びに大入賞口への入賞が容易になし得るように、操作ハンドルを最大限に回した状態で3種始動口並びに大入賞口へ入賞し易くなるように構成されている。 【0004】このように、権利発生後の大当たり遊戯中は、ハンドルを最大限まで回動させればよく、初心者でもハンドルの調整に苦心することはない。しかしながら、大当たり遊戯が終了した後は、前記特別装置作動領域に遊戯球が流下する通常の位置にハンドルを戻す必要があり、新たに弾発力を調整する必要があった。そして、新たな弾発力を調整する操作は、手間がかかり、しかも所定量の無駄玉が消費されるために、遊戯客を不愉快な気分にしてしまうこともあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、遊戯状態において弾発力を変える必要のあるパチンコ機において、弾発力を変える際に普通打ち時の位置を記憶可能にして、普通打ちに戻った際に、その位置を調整し直す必要をなくすことである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の採用した手段は、ハンドル軸に一体に取付けられるハンドル本体と、パチンコ機本体の前面側に固定される固定体とから成って、遊戯球の弾発力の調整を行うためのハンドルにおいて、前記ハンドル本体は、主ハンドル体と副ハンドル体とで構成され、前記主ハンドル体は、ハンドル軸に固定されて、前記副ハンドル体は、主ハンドル体に対して回動可能に支持され、かつ副ハンドル体に対する主ハンドル体の回動は、回動規制手段により規制されており、前記副ハンドル体は、固定手段を介して回動方向の任意の位置において前記固定体に対して固定可能にすると共に、結合手段を介して主ハンドル体に解除可能に結合したことである。 【0007】例えば、「普通打ち状態」から「右打ち状態」に移行する場合には、結合手段を解除して、固定手段を介して副ハンドル体を固定体に固定した状態で、主ハンドル体のみを時計方向に最大限に回せばよい。このように、「普通打ち状態」において、固定手段を介して副ハンドル体を固定体に固定することにより、遊戯者特有のハンドル本体の「普通打ち位置」を記憶させることになる。 【0008】また、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に戻す場合には、主ハンドル体をそのまま開放させると、該主ハンドル体は、初期位置に戻ろうとする付勢力により反時計方向に回動して、そのストッパ体が、副ハンドル体に設けられた被当接体に当接して、副ハンドル体に対する主ハンドル体の回動方向の位置が定められ、主ハンドル体(ハンドル本体)は、微妙な調整をしないで、直前の「普通打ち位置」に復元される。その後に、固定手段を解除して、固定体に対する副ハンドル体の固定を解除すると同時に、結合手段を介して主ハンドル体に対して副ハンドル体を一体に結合させる。これにより、主ハンドル体と副ハンドル体とは、一体に結合された状態で両方向に回動可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例のハンドルHD1 の分解斜視図であり、図2は、同じく全体斜視図であり、図3は、同じく縦断面図であり、図4は、結合機構J1 を介して主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが一体に結合された状態の部分拡大断面図であり、図5は、結合機構J1 の解除によって主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが分離されて、硬貨Cを介して副ハンドル体H1bが固定体S1 に固定された状態の部分拡大断面図である。図1ないし図3において、本発明に係るハンドルHD1 は、時計方向に回動するように付勢されているハンドル軸1に一体に取付けられるハンドル本体H1 と、パチンコ機本体2に固定される固定体S1 とで構成される。そして、前記ハンドル本体H1 は、前記ハンドル軸1に一体に取付けられる主ハンドル体H1aと、該ハンドル軸1に対して回動可能に支持される副ハンドル体H1bとで構成される。また、前記固定体S1 は、前記ハンドル本体H1 を介して手前側固定体S1aと奥側固定体S1bとに分離されているが、いずれもパチンコ機本体2の前面側に固定される。 【0010】即ち、図1及び図3に示されるように、手前側固定体S1a及び奥側固定体S1bは、いずれもカップ状に形成されて、奥側固定体S1bの内周面には、その中心部に挿通されるハンドル軸1と平行になり、しかも該ハンドル軸1の軸心を中心にして同一円周上に配置された複数本(実施例では3本)の連結用円筒体3が突設されていると共に、手前側固定体S1aにおける前記連結用円筒体3に対応する部分には、それぞれ連結用円柱体4が突設され、該連結用円柱体4の先端部が前記連結用円筒体3の先端の嵌合凹部に嵌合されて、この嵌合部分において、円筒体3と円柱体4とがビス5を介して一体に連結されることによって、手前側固定体S1aと奥側固定体S1bとが一体に連結される。この手前側固定体S1aと奥側固定体S1bとが一体に連結された状態では、両者の間に所定の隙間が形成され、この隙間部分に前記ハンドル本体H1 が配設される。 【0011】ハンドル本体H1 は、従来の一体型のハンドル本体を前記ハンドル軸1に対して垂直な面によって2分割した構成であって、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとで構成される。主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bは、いずれも円盤状を呈していて、その中心部に前記ハンドル軸1が挿通される軸挿通孔6,7が設けられている。主ハンドル体H1aは、ハンドル軸1と一体に回動し得るように、該ハンドル軸1に取付けられ、副ハンドル体H1bは、ハンドル軸1に対して回動可能に支持される。ハンドル軸1における主ハンドル体H1a及び副ハンドル体H1bに挿通される挿通部分は、円柱の一部を平面状に削いだ形状になっており、主ハンドル体H1aの軸挿通孔6は、ハンドル軸1の挿通部分の形状に対応して非円形になっているが、副ハンドル体H1bの軸挿通孔7は、円形である。また、副ハンドル体H1bの軸挿通孔7には、円筒状の軸受8が嵌合され、この軸受8の孔部にハンドル軸1の挿通部が挿通されて、ハンドル軸1に対して副ハンドル体H1bが回転し易い構成になっている。 【0012】また、図3に示されるように、この主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとは、前記した手前側固定体S1aと奥側固定体S1bとの間に形成される隙間部分に組み込まれる。主ハンドル体H1aの外側面は、ハンドル軸1の段差部1aに当接し得るようになっており、ハンドル軸1の先端部は、手前側固定体S1aの中心部に設けられた支持筒9の内部に挿入支持されている。なお、主ハンドル体H1a及び副ハンドル体H1bのいずれにおいても、前記した複数本の連結用円筒体3を挿通し得る一対の円弧孔11が設けられ、各円弧孔11の形成端にいずれかの連結用円筒体3が当接することにより、ハンドル本体H1 の左右の回動端が規制される構成になっている。なお、図1及び図3において、10は、主ハンドル体H1a及び副ハンドル体H1bの外側面に設けられた環状の回動案内体を示す。 【0013】また、図1及び図2に示されるように、ハンドル本体H1 は、その全体からみると2つの指掛け部F1,F2 を備えているが、一方の指掛け部F1 は、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとの双方に分断して設けられ、他方の指掛け部F2は、主ハンドル体H1aに設けられている。また、組付状態においては、各指掛け部F1,F2 は、いずれも主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとの間に跨がった状態となり、しかも手前側固定体S1aの部分まで及んで配置されている。そして、副ハンドル体H1bに設けられた指掛け部F1bと、主ハンドル体H1aにおける該指掛け部F1bと対応する部分F1aとに、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとを解除可能に結合するための結合機構J1 が設けられている。 【0014】次に、上記結合機構J1 について説明する。前記指掛け部F1 は、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとに分断して設けられ、各ハンドル体H1a,H1bに設けられた部分が合体して、指掛け部F1 を構成している。即ち、指掛け部F1 における主ハンドル体H1aの側に設けられた部分F1aには、主ハンドル体H1aの半径方向に沿い、しかもハンドル軸1の軸方向に沿ったストッパ面12aを備えたストッパ体12が設けられ、該ストッパ面12aと直交する面には、後述の嵌合体14が嵌合される嵌合凹部13が設けられている。一方、指掛け部F1 における副ハンドル体H1bの側に設けられた部分F1bには、先端部下面に嵌合体14を備えたレバー15が副ハンドル体H1bの肉厚方向に沿って内装配置され、該レバー15は、手前側が基端部となって、当該基端部が支持ピン16を介して回動可能に支持されている。 【0015】また、指掛け部F1 の副ハンドル体側部分F1bには、前記ストッパ体12のストッパ面12aが当接する被当接面17a(図6参照)を備えた被当接体17が突設されている。なお、レバー15の先端部は、その上方に配置された圧縮バネ18によって下方に付勢されている。また、図5及び図6に示されるように、レバー15のほぼ中央部から基端に至る部分は、他の部分よりも遙に幅広に形成されて、硬貨当接板部15aとなっていて、該硬貨当接板部15aの下面は、指掛け部F1 の副ハンドル体側部分F1bの下面よりも常に下方に配置される構成になっていて、該硬貨当接板部15aの下面と手前側固定体S1aの上面との間の隙間が硬貨挿入空間19となっている。 【0016】そして、前記硬貨挿入空間19に硬貨Cが挿入されていない状態では、図4に示されるように、レバー15の先端部下面に取付けられた嵌合体14は、指掛け部F1 の主ハンドル体側部分F1aに設けられた嵌合凹部13に嵌合されて、圧縮バネ18により、この嵌合状態が保持されて、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが一体に結合される。このため、副ハンドル体H1bは、主ハンドル体H1aと一体となって回動する。一方、前記硬貨挿入空間19に硬貨Cを挿入すると、図5に示されるように、支持ピン16を中心にしてレバー15が回動して、前記嵌合体14は前記嵌合凹部13から抜け出て、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとの結合が解除されると同時に、副ハンドル体H1bが手前側固定体S1aに固定される。このため、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが分離されて、主ハンドル体H1aのみが回動可能となる。なお、図3において、20は、ハンドルHD1 をパチンコ機本体2の前面に装着するためのブラケットを示す。 【0017】引き続いて、図7を参照にして、上記ハンドルHD1 の作用について説明する。図7の上段(A)には、結合機構J1 を介して主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが一体に結合された状態におけるハンドル本体H1 の初期位置、通常打ち位置、右打ち位置、及び主ハンドル体H1aの開放状態の位置が順次示されている。また、図7の下段(B)には、結合機構J1 を解除して主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとを分離した状態における上記と同様のハンドル本体H1 の各位置が順次示されている。 【0018】そして、特別装置作動領域を狙い、殆どの球が遊戯盤面の左側を流下する「普通打ち状態」から、遊戯球が3種始動口及び大入賞口に入賞し易くするためにハンドル本体H1 を最大限に回して行う「右打ち状態」にするには、「普通打ち状態」において、前記硬貨挿入空間19に硬貨Cを挿入して、結合機構J1 のレバー15を上方に回動させることにより、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとの結合を解除して、副ハンドル体H1bを手前側固定体S1aに固定する(図5参照)。この状態においては、図7の下段(B)に示されるように、主ハンドル体H1aのみが回動可能になって、この主ハンドル体H1aを最大限に時計方向に回すと、「右打ち状態」となる。ここで、「普通打ち状態」において、硬貨挿入空間19に硬貨Cを挿入して、副ハンドル体H1bを手前側固定体S1aに固定することにより、遊戯者特有のハンドル本体H1 の「普通打ち位置」を記憶させておくことになる。 【0019】また、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に戻すには、主ハンドル体H1aをそのまま開放させると、該主ハンドル体H1aは、「初期位置」に戻ろうとする付勢力により反時計方向に回動して、そのストッパ体12が、副ハンドル体H1bの被当接体17に当接して、副ハンドル体H1bに対する主ハンドル体H1aの回動方向の位置が定められる。これにより、主ハンドル体H1aは、微妙な調整を全く要しないで、記憶されている直前の「普通打ち状態」の位置に戻される。その後において、硬貨挿入空間19に挿入されている硬貨Cを抜き出すと、手前側固定体S1aに対する副ハンドル体H1bの固定が解除されると同時に、結合機構J1 を介して主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとが一体に結合され、この結合状態で時計方向及び反時計方向の双方に回動可能となる。このように、「普通打ち状態」から「右打ち状態」に移行する際に、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとを分離させて、副ハンドル体H1bを「普通打ち位置」に固定しておくために、遊戯者が経験により取得した最良の「普通打ち位置」を記憶させておくことができ、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に復帰する際には、その「普通打ち位置」を正確に再現できる。 【0020】これに対して、主ハンドル体H1aと副ハンドル体H1bとを一体に結合したままであると、図7の上段(A)に示されるように、「普通打ち状態」から「右打ち状態」に移行する際には、直前の「普通打ち位置」は完全に消去される。また、「右打ち状態」においてハンドル本体H1 を開放させると、反時計方向に回動しようとする付勢力によって、このハンドル本体H1 は、「初期位置」まで戻される。 【0021】次に、本発明の別の実施例について説明する。図8は、本発明の第2実施例のハンドルHD2 の斜視図であり、図9は、同じく分解斜視図であり、図10は、結合機構J2 の部分を破断したハンドルHD2 の側面図であり、図11は、主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bとが結合された状態の部分拡大断面図であり、図12は、副ハンドル体H2bが手前側固定体S2aに固定された状態の部分拡大断面図である。なお、第2実施例のハンドルHD2 と前記ハンドルHD1 とは、主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bとを解除可能に結合するための結合機構が異なるのみであって、他の部分は互いに同一構成である。従って、上記したハンドルHD1 と同一又は対応する部分には、同一又は対応符号を付し、重複説明を避けて、本実施例独自の部分についてのみ詳細に説明する。図8及び図9に示されるように、指掛け部F'1は、主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bに分断して設けられているが、指掛け部F2 は、主ハンドル体H2aに設けられて、いずもれ主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bに跨いだ形状となっていて、手前側固定体S2aの部分まで及んでいる。 【0022】前記指掛け部F'1の主ハンドル体側部分F'1a には、主ハンドル体H2aの半径方向に沿ったストッパ面21aを備えたストッパ体21が設けられている。また、指掛け部F'1の副ハンドル体側部分F'1bは、前方に突出した部分の一方のコーナー部が欠落された形状になっていて、当該欠落部に前記ストッパ体21が入り込む構成になっていて、当該欠落部の側方の部分は、前記ストッパ体21に当接する被当接体部22となっている。 【0023】主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bとを解除可能に結合するための結合機構J2 は、前記指掛け部F'1の副ハンドル体側部分F'1bに内装されている。この結合機構J2 は、副ハンドル体H2bを手前側固定体S2aに固定する機能を兼用している。即ち、レバー23の中央部は、指掛け部F'1の内部において支点ピン24により回動可能に支持され、その上端部は、指掛け部F'1に設けられた長孔30から上方に所定長だけ突出して、当該突出部に操作片25が連結ピン26を介して連結されていると共に、その下端部には、係合体27が連結ピン28を介して連結されている。操作片25及び係合体27における連結ピン26,28と連結される部分は上下方向に沿った長孔となっていて、レバー23の回動により、各連結ピン26,28は、長孔に沿って移動する構成になっている。この係合体27の下端部と手前側端部とには、それぞれ第1及び第2の各係合部27a,27bが形成されていて、第1係合部27aは、主ハンドル体H2aの外周部に設けられた係合溝29に係合し、第2係合部27bは、後述のL字形固定片31の奥側面に設けられた係合溝31aに係合するようになっている。 【0024】前記L字形固定片31の下端部には、固定部31bが設けられ、該固定部31bが、手前側固定体S2aの内周面の開口に臨んだ部分に密着することにより、副ハンドル体H2bが手前側固定体S2aに解除可能に固定されるようになっている。このL字形固定片31の上端部の奥側の面は、テーパー面31cに形成されていると共に、このテーパー面31cの途中に、係合体27の第2係合部27bと係合する前記係合溝31aが設けられている。また、L字形固定片31は、その上方に配設された圧縮バネ32の復元力によって、下方に付勢されている。 【0025】このため、図10及び図11に示されるように、操作片25を手前側に引き込んでおくと、係合体27の第1係合部27aが、主ハンドル体H2aの外周部に設けられた係合溝29に係合して、該主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bとが一体に結合される。この状態において、操作片25を奥側に押し込むと、係合体27は、手前側に移動させられて、その第1係合部27aが前記係合溝29から脱出すると共に、その第2係合部27bがL字形固定片31のテーパー面31cを押圧する。これにより、図12に示されるように、テーパー面31cに沿い、しかも下方を向いた前記押圧力の分力が発生し、当該分力によりL字形固定片31が上方に押し上げられて、その下端部の固定部31bが、手前側固定体S2aの内周面の開口に臨んだ部分に押圧されると共に、係合体27の第2係合部27bがL字形固定片31の係合溝31aに挿入されて、両者が係合することにより、L字形固定片31の固定部31bによる前記押圧状態が維持される。 【0026】このため、「普通打ち状態」から「右打ち状態」にする場合には、前記操作片25を奥側に押し込んで、副ハンドル体H2bを手前側固定体S2aに固定することにより、その遊戯者の「普通打ち位置」を記憶させた状態で、主ハンドル体H2aを最大限に時計方向に回すことにより、「右打ち状態」にできる。また、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に戻すには、主ハンドル体H2aを開放させるのみでよく、これにより初期位置に戻ろうとする付勢力により、主ハンドル体H2aが反時計方向に回動して、そのストッパ体21が、副ハンドル体H2bの被当接体部22に当接して、主ハンドル体H2a(ハンドル本体H2 )は、直前の「普通打ち位置」に復帰される。この状態で、操作片25を手前側に引き込むと、手前側固定体S2aに対する副ハンドル体H2bの固定が解除されると同時に、主ハンドル体H2aと副ハンドル体H2bとが一体に結合される。 【0027】次に、本発明の更に別の実施例について説明する。図13は、本発明の第3実施例のハンドルHD3 の斜視図であり、図14は、同じく一部を破断した側面図であり、図15は、同じく分解斜視図であり、図16は、初期位置におけるハンドルHD3 の横断面図である。前記各ハンドルHD1,HD2 は、いずれも最も手前側の部分が固定部となっているが、第3実施例のハンドルHD3 は、最も手前側の部分がハンドル本体H3 となっており、この点において、両者は、基本構成が異なる。 【0028】ハンドルHD3 は、ハンドル軸1に取付けられるハンドル本体H3 と、パチンコ機本体2の前面に取付けられる固定体S3 とで構成される。ハンドル本体H3は、最も手前側に配置される主ハンドル体H3aと、その奥側に配置される副ハンドル体H3bとに分割されている。主ハンドル体H3aと、副ハンドル体H3bと、固定体S3 との3者は、手前側からこの順序で重ね合わせられて、ハンドル軸1は、固定体S3 の中心部の軸挿通孔(図示せず)、副ハンドル体H3bの中心部に嵌合された軸受8、及び主ハンドル体H3aにおける副ハンドル体H3bの対向する部分に設けられた軸挿通孔(図示せず)に挿通されて、その自由端部の環状溝33に止輪34が嵌め込まれることにより、前記3者は一体に組み付けられている。そして、主ハンドル体H3aは、ハンドル軸1と一体に回転するが、副ハンドル体H3bは、ハンドル軸1に対して回動可能に支持されている。 【0029】副ハンドル体H3bには、上記と同様の一対の円弧孔11が設けられていると共に、主ハンドル体H3aにおける副ハンドル体H3bの対向する部分に設けられた厚板体にも同様の一対の円弧孔(いずれも図示せず)が設けられ、固定体S3 の内周面には、複数本の回動規制ロッド35が前記ハンドル軸1と平行に突設され、各回動規制ロッド35が副ハンドル体H3bの円弧孔11と、主ハンドル体H3aに設けられた一対の円弧孔とにそれぞれ挿通されている。 【0030】次に、副ハンドル体H3bを主ハンドル体H3aに解除可能に結合させるための結合機構J3 について説明する。この結合機構J3 は、副ハンドル体H3bを固定体S3 に固定する機能を兼用している。即ち、副ハンドル体H3bの外周面には、支持ブラケット36が設けられ、係合体37の基端部の二股状の支持部が、前記支持ブラケット36の両側に嵌め込まれて、支持ピン38を介して支持ブラケット36に係合体37が回動可能に支持されている。そして、図13及び図14に示されるように、係合体37を手前側に倒して、該係合体37の上端部の手前側に設けられた第1係合部37aを、主ハンドル体H3aに設けられた環状係合溝39に係合させると、副ハンドル体H3bは主ハンドル体H3aに一体に結合されて、両ハンドル体H3a, H3bは、一体となって回動する。一方、図14で2点鎖線で示されるように、前記係合体37を奥側に押し倒して、その上端部の奥側に設けられた第2係合部37bを固定体S3 の背面側部分に係合させると、該固定体S3に対して副ハンドル体H3bが固定される。このように、副ハンドル体H3bの支持ブラケット36に支持ピン38を介して回動可能に支持された係合体37を手前側、或いは奥側に倒すことにより、副ハンドル体H3bを主ハンドル体H3a、或いは固定体S3 に固定できる。 【0031】また、副ハンドル体H3bの外周縁部であって、しかも手前側の部分には、円弧状の逃げ溝41が設けられていると共に、主ハンドル体H3aにおける前記副ハンドル体H3bの逃げ溝41と対応する部分には、ストッパ体42が突設され、該ストッパ体42は、前記逃げ溝41に入り込んでいる。このため、副ハンドル体H3bが固定体S3 に固定されている状態において、主ハンドル体H3aのみを回動させることができる。また、前記逃げ溝41における左端側の端面は、被当接面41aとなっていて、副ハンドル体H3bが固定体S3 に固定されている状態において、主ハンドル体H3aを開放させると、初期位置に戻ろうとする主ハンドル体H3aの付勢力によって、該主ハンドル体H3aは、そのストッパ体42が逃げ溝41の被当接面41aに当接するまで反時計方向に回動する。なお、図13、図15及び図16において、Fは、主ハンドル体H3aに設けられた指掛け部を示す。 【0032】このため、「普通打ち状態」から「右打ち状態」にする場合には、前記係合体37を奥側に倒して、副ハンドル体H3bを固定体S3 に固定することにより、その遊戯者の「普通打ち位置」を記憶させた状態で、主ハンドル体H3aを最大限に時計方向に回すことにより、「右打ち状態」にできる。また、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に戻すには、主ハンドル体H3aを開放させるのみでよく、これにより初期位置に戻ろうとする主ハンドル体H3aの付勢力により、該主ハンドル体H3aが反時計方向に回動して、そのストッパ体42が、副ハンドル体H3bの逃げ溝41の被当接面41aに当接して、主ハンドル体H3a(ハンドル本体H3)は、直前の「普通打ち位置」に復帰される。この状態で、係合体37を手前側に倒すと、固定体S3 に対する副ハンドル体H3bの固定が解除されると同時に、主ハンドル体H3aと副ハンドル体H3bとが一体に結合されて、両ハンドル体H3a,H3bは、一体となって回動可能となる。 【0033】上記した第2及び第3の実施例の各ハンドルHD2,HD3 においては、結合機構J2,J3 によって、副ハンドル体H2b,H3bを固定体S2,S3 に固定すると、主ハンドル体H2a,H3aと副ハンドル体H2b,H3bとの結合が解除され、また逆に、副ハンドル体H2b,H3bを固定体S2,S3 から離すと、主ハンドル体H2a,H3aと副ハンドル体H2b,H3bとが結合される関係にあるので、操作性が向上する利点がある。 【0034】なお、上記各ハンドルにおいて、その副ハンドル体が初期に自動復帰される構成にしてもよい。この構成により、「右打ち中」において、固定体に対する副ハンドル体の固定が外れたことに気付き易くなって、「右打ち」を終えて「普通打ち状態」に戻す場合における心の準備ができる利点がある。また、副ハンドル体を軽い摩擦力によって「普通打ち位置」に維持可能にしておくと、不意に硬貨等が外れて、固定体に対する副ハンドル体の固定が解かれても、この副ハンドル体の位置は維持されているために、副ハンドル体を「普通打ち位置」に再セットし易くなる利点がある。 【0035】また、上記各実施例では、いずれもハンドル本体は、その回動中心に対して垂直な面により主ハンドル体と副ハンドル体とに2分割されたリング状、或いは断面円形の半球状になった構成であって、主ハンドル体及び副ハンドル体は、いずれもハンドル軸に支持された構成であるが、副ハンドル体は、半リング状等の形状をしていて、固定体の内周面に支持される構成にしてもよい。なお、本発明は、3種以外の遊戯機であって、遊戯状態に応じて弾発力を変化させる必要のある遊戯機に対しても実施可能である。 【0036】 【発明の効果】本発明は、主ハンドル体と副ハンドル体とでハンドル本体が構成されて、主ハンドル体は、ハンドル軸に固定されて、副ハンドル体は、ハンドル軸に対して回動可能に支持してあるので、「普通打ち状態」から「右打ち状態」に移行する場合には、結合手段を解除して、固定手段を介して副ハンドル体を固定体に固定した状態で、主ハンドル体のみを時計方向に最大限に回せばよい。このように「普通打ち状態」において、固定手段を介して副ハンドル体を固定体に固定することにより、遊戯者が経験により取得したハンドル本体の最良の「普通打ち位置」を記憶させることができる。 【0037】また、「右打ち状態」から「普通打ち状態」に戻す場合には、主ハンドル体をそのまま開放させると、該主ハンドル体は、初期位置に戻ろうとする付勢力により反時計方向に回動して、回動規制手段によって、副ハンドル体に対する主ハンドル体の回動方向の位置が定められるために、微妙な調整をしないでハンドル本体を直前の「普通打ち位置」に復元させることができる。このように、「右打ち」の前に、ハンドル本体の最良の「普通打ち位置」を記憶させておいて、「右打ち」を終えた後には、ハンドル本体を記憶させてある「普通打ち位置」に復元させられるので、「普通打ち状態」に戻った際に、その都度ハンドル本体の位置調整を行う必要がなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000148922 【氏名又は名称】株式会社大一商会
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 哲寛
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| 【公開番号】 |
特開平11−89998 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−273519 |
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