| 【発明の名称】 |
パチンコゲーム機の玉発射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】遠藤 和郎
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| 【要約】 |
【課題】パチンコ玉の発射速度を調整するための操作手段を最適位置に素早く操作できると共にその最適位置に保持することを可能とする。
【解決手段】制御部12は、操作ハンドル2が回転操作されるのに応じてロータリソレノイド15及び玉送りソレノイド16を駆動することによりパチンコ玉を盤面に発射する。また、記憶スイッチ5が操作されたときは、操作ハンドル2の操作位置を検出するための可変抵抗器14の電圧レベルを読取って記憶部17に記憶する。そして、可変抵抗器14の電圧レベルと記憶部17に記憶している電圧レベルとが一致したときはLED6を点灯する。従って、遊技客は操作ハンドル2の現在の操作位置を記憶したいときは記憶スイッチ5を操作すると共に、それ以降はLED6が点灯するように操作ハンドル2の操作位置を調整することにより操作ハンドル2を適正位置に素早く操作して保持することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作手段の操作位置に応じてパチンコ玉を盤面に発射する速度を調整するパチンコゲーム機の玉発射装置において、遊技客により操作可能に設けられた記憶スイッチと、この記憶スイッチが操作されたときに前記操作手段の操作位置を記憶する記憶手段と、前記操作手段の操作位置が前記記憶手段に記憶された操作位置となったことを報知する報知手段とを備えたことを特徴とするパチンコゲーム機の玉発射装置。 【請求項2】 前記報知手段は、前記操作手段の最適位置までのずれ状態を報知することを特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機の玉発射装置。 【請求項3】 前記報知手段は、発光素子であることを特徴とする請求項1または2記載のパチンコゲーム機の玉発射装置。 【請求項4】 パチンコ玉の玉発射速度を測定する測定手段を設け、前記記憶手段は、前記操作手段の操作位置に代えて前記測定手段が測定した玉発射速度を記憶し、前記報知手段は、前記操作手段の操作位置に代えて前記測定手段が測定した玉発射速度が前記記憶手段に記憶された玉発射速度となったことを報知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパチンコゲーム機の玉発射装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操作手段の操作位置に応じてパチンコ玉を盤面に発射する速度を調整するパチンコゲーム機の玉発射装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来より、パチンコゲーム機においては、操作ハンドルの回転位置に応じて盤面へのパチンコ玉の発射速度を調整するようになっている。従って、遊技客は、操作ハンドルの回転位置を調整することにより盤面の所望位置(例えば天釘)にパチンコ玉を打込むことができる。この場合、遊技客は、操作ハンドルに対する回転操作により盤面の所望位置にパチンコ玉を打込むように調整できたときは、操作ハンドルをその位置に保持することにより以降においてもパチンコ玉を所望位置に打込むようにするのが一般的である。 【0003】しかしながら、操作ハンドルを最適位置に長時間保持することは難しく、パチンコ玉の打込み位置が所望位置から変動してしまう。また、遊技を一時的に中断してから再開するときは、操作ハンドルを最適位置に再び調整するには、多くのパチンコ玉を無駄に打込んでしまうという欠点がある。 【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、パチンコ玉の発射速度を調整するための操作手段を最適位置に素早く操作できると共にその最適位置に保持することが可能となるパチンコゲーム機の玉発射装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、操作手段の操作位置に応じてパチンコ玉を盤面に発射する速度を調整するパチンコゲーム機の玉発射装置において、遊技客により操作可能に記憶スイッチを設け、この記憶スイッチが操作されたときに前記操作手段の操作位置を記憶する記憶手段を設け、前記操作手段の操作位置が前記記憶手段に記憶された操作位置となったことを報知する報知手段を設けたものである(請求項1)。 【0006】このような構成によれば、遊技客が操作手段を最適位置に操作した状態で記憶スイッチを操作すると、記憶手段は、そのときの操作手段の操作位置を記憶する。ここで、報知手段は、操作手段が記憶手段に記憶された操作位置に操作された状態ではそのことを報知するので、遊技客は、報知手段からの報知状態が継続するように操作手段の操作位置を保持することにより操作手段を最適位置に操作し続けることができる。 【0007】そして、遊技客が遊技を一時的に中断してから遊技を再開して操作手段を記憶手段に記憶された操作位置に操作したときは、報知手段はそのことを報知する。これにより、遊技客は、報知手段による報知により操作手段を最適位置に操作したことを認識することができるので、操作手段を最適位置に素早く操作することができる。 【0008】上記構成において、前記報知手段は、前記操作手段の最適位置までのずれ状態を報知するようにしてもよい(請求項2)。このような構成によれば、遊技客が操作手段を操作すると、報知手段は、操作手段の最適位置までのずれ状態を報知するので、そのずれ状態の報知に基づいて操作手段を最適位置に素早く調整することができる。 【0009】また、前記報知手段は、発光素子としてもよい(請求項3)。このような構成によれば、遊技客は、発光素子の点灯状態に基づいて操作手段を最適位置に操作したことを確認することができる。 【0010】また、パチンコ玉の玉発射速度を測定する測定手段を設け、前記記憶手段は、前記操作手段の操作位置に代えて前記測定手段が測定した玉発射速度を記憶し、前記報知手段は、前記操作手段の操作位置に代えて前記測定手段が測定した玉発射速度が前記記憶手段に記憶された玉発射速度となったことを報知するようにしてもよい(請求項4)。 【0011】このような構成によれば、測定手段は、パチンコ玉の玉発射速度を測定している。さて、遊技客が記憶スイッチを操作すると、記憶手段は、測定手段が測定している玉発射速度を記憶する。そして、報知手段は、測定手段が測定している玉発射速度が記憶手段に記憶されている玉発射速度となったことを報知する。従って、パチンコ玉の打出速度がばらつくような場合であっても、報知手段による報知に基づいてパチンコ玉を盤面の所望位置に打込むことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図2はパチンコゲーム機の正面を示している。この図2において、パチンコゲーム機1の下部には操作ハンドル2(操作手段に相当)が設けられており、その操作ハンドル2の回転位置に応じて玉受皿3に収納されているパチンコ玉が盤面4に発射される。 【0013】操作ハンドル2の上方には記憶スイッチ5及びLED6(報知手段及び発光素子に相当)が配設されている。この記憶スイッチ5は、後述するように遊技客が操作ハンドル2の回転位置を記憶することを希望する際に操作するためのものである。また、LED6は、記憶スイッチ5に対する操作に応じて記憶された回転位置に操作ハンドル2が回転操作された状態で点灯するようになっている。 【0014】盤面4には入賞孔7及びスタート入賞孔8が設けられており、入賞孔7へのパチンコ玉の入賞に応じて所定個数の賞球が玉受皿3に放出されると共に、スタート入賞孔8への入賞に応じて表示役物9が動作するようになっている。この表示役物9は、動作開始によりランダムな図柄を表示するもので、その表示図柄が予め設定された特賞図柄と一致したときは特賞状態となり、盤面4の下部に配置された特別入賞孔10が特賞終了条件の成立まで開口する。 【0015】図1はパチンコゲーム機1の電気的構成のうち、本発明に関連した構成を概略的に示している。この図1において、操作ハンドル2の握り部は導体で製作されており、タッチスイッチ11は操作ハンドル2がタッチ操作された状態でオン信号を制御部12に出力する。また、起動スイッチ13は、操作ハンドル2が回転操作された状態でオン信号を制御部12に出力する。 【0016】可変抵抗器14は操作ハンドル2の回転位置を検出するもので、回転位置に対応した電圧信号を制御部12に出力する。また、記憶スイッチ5は、操作されることに応じてオン信号を制御部12に出力する。 【0017】ロータリソレノイド15及び玉送りソレノイド16は玉発射装置を構成するもので、玉送りソレノイド16は制御部12から指令に応じてパチンコ玉を1個ずつロータリソレノイド15に送ると共に、ロータリソレノイド15は制御部12からの指令に応じてパチンコ玉を盤面4に発射するようになっている。この場合、ロータリソレノイド15は、制御部12からの指令に応じてパチンコ玉の発射速度を調整するようになっている。一方、LED6は、制御部12からの指令に応じて点灯する。 【0018】ここで、制御部12は、タッチスイッチ11及び起動スイッチからのオン信号に応じてロータリソレノイド15及び玉送りソレノイド16を駆動する。また、制御部12は、記憶スイッチ5からオン信号を入力したタイミングで、可変抵抗器14からの電圧レベルを記憶部17(記憶手段に相当)に記憶すると共に、それ以降において可変抵抗器14からの電圧レベルが記憶部17に記憶した電圧レベルと一致したときはLED6を点灯する。尚、制御部12は、パチンコゲーム機1全体の動作を制御するようになっているが、説明の簡略化のために本発明と関連しない構成は省略した。 【0019】次に上記構成の作用について説明する。図3は制御部12の動作のうち、本発明に関連した動作を示すフローチャートである。この図3において、制御部12は、タッチスイッチ11及び起動スイッチ13がオンするのを監視している(S1,S2)。 【0020】さて、遊技客が遊技を開始するために操作ハンドル2を握って回転操作すると、タッチスイッチ11及び起動スイッチ13がオンする。すると、制御部12は、タッチスイッチ11及び起動スイッチ13がオンしたことに応じてそのときの可変抵抗器14の電圧レベルを読込むと共に(S3)、記憶スイッチ5がオンしているかを判断する(S4)。 【0021】このとき、遊技開始当初は遊技客は記憶スイッチ5をオンしていないので(S4:NO)、記憶値は記憶されていないと共に(S6:NO)、LED6は点灯していない(S7:NO)。 【0022】従って、制御部12は、操作ハンドル2の回転位置に応じてロータリソレノイド15及び玉送りソレノイド16に駆動信号を出力する(S8)。これにより、遊技客は、操作ハンドル2に対する回転操作によりパチンコ玉を盤面4の所望位置に打込むことができる。 【0023】さて、遊技客は、上述のようにして操作ハンドル2に対する回転操作により盤面4の所望位置にパチンコ玉を打込むように調整したときは、所望に応じて記憶スイッチ5を操作する。つまり、遊技客が以降において操作ハンドル2が最適位置に調整されたことが報知されることを希望するときは記憶スイッチ5を操作する。 【0024】ここで、制御部12は、記憶スイッチ5が操作されたときは(S4:YES)、そのときの可変抵抗器14の電圧レベルを記憶してから、読込んだ電圧レベルが記憶部17の電圧レベルと一致するかを判断する(S6)。このとき、両方の電圧レベルは一致しているので、LED6を点灯する(S7)。 【0025】ところで、遊技客は操作ハンドル2を最適位置に調整したときは、操作ハンドル2を最適位置に保持しようとするものの、操作ハンドルを同一位置に長時間保持することは困難であるので、操作ハンドル2の位置が最適位置からずれてしまう。 【0026】このような場合、制御部12は、操作ハンドル2の保持位置が変動することにより読込んだ可変抵抗器14の電圧レベルが記憶している電圧レベルと一致しなくなったときは(S6:NO)、LED6が点灯していることを確認してから(S9:YES)、LED6を消灯する(S10)。 【0027】従って、遊技客は、LED6が再び点灯するように操作ハンドル2の回転位置を調整することにより、盤面4へのパチンコ玉の打込位置を所望位置に維持することができる。 【0028】そして、遊技客がパチンコゲーム機1に対する遊技を中断するために操作ハンドル2を戻したときは、読込んだ可変抵抗器14の電圧レベルと記憶している電圧レベルとが異なるようになるので(S6:NO)、LED6が点灯していることを確認してから(S9:YES)、LED6を消灯する(S10)。 【0029】さて、遊技客が遊技を再開して操作ハンドル2を最適位置に回転操作したときは、制御部12は、読込んだ可変抵抗器14の電圧レベルと記憶部17に記憶している電圧レベルとが一致するようになるので(S6:YES)、LED6を点灯する(S7)。 【0030】従って、遊技客は、LED6が点灯するまで操作ハンドル2を回転操作することにより操作ハンドル2を予め設定した最適位置に素早く回転操作することができると共に、LED6が点灯したときはLED6の点灯状態が継続するように操作ハンドル2を保持することによりパチンコ玉を所望の位置に連続して打込むことができる。 【0031】上記構成によれば、制御部12は、パチンコゲーム機1に設けられた記憶スイッチ5が操作されたときはそのときの操作ハンドル2の回転位置を記憶すると共に、操作ハンドル2の回転位置と記憶した回転位置とが一致したときはLED6を点灯することによりそのことを遊技客に報知するようにしたので、遊技を再開する毎にパチンコ玉を所望位置に打込めれるように操作ハンドルの最適位置を捜しながら回転操作しなければならない構成に比較して、遊技客は遊技を再開するときはLED6が点灯するまで操作ハンドル2を回転操作することにより操作ハンドルを最適位置に素早く調整することができると共に、LED6の点灯状態が継続するように操作ハンドル2を保持することによりパチンコ玉を任意の所望位置に継続して打込むことができる。 【0032】また、本実施例は、記憶タイミングを指示するための記憶スイッチ5及び報知用のLED7を設けると共に、プログラムを改良するだけで実施することができるので、パチンコゲーム機1を大幅に改良することなく容易に実施することができる。 【0033】本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。操作ハンドル2の現在位置と記憶した最適位置との回転量あるいは回転方向に応じて、LED6の明るさ、点灯色、或いは点滅状態を変化させるようにしてもよい。この場合、LED6の点灯状態に基づいて操作ハンドル2の適正位置への操作方向を認識することができるので、操作ハンドル2を適正位置に一層素早く回転操作することが可能となる。また、LED6を盤面4に設けたり、呼出ランプユニットに設けるようにしてもよい。また、LED6に代えて、ブザーにより報知するようにしてもよい。 【0034】さらに、玉発射レールに沿って測定用のセンサを所定間隔で2つ配置し、それらのセンサの検知タイミングに基づいてパチンコ玉の玉発射速度を測定するように構成し、記憶スイッチ5が操作されたときはそのときの玉発射速度を記憶すると共に、玉発射速度が記憶された玉発射速度となったことをLED6により報知するようにしてもよい。この場合、玉発射装置により玉発射速度がばらつくような場合であっても、LED6の点灯状態に基づいてパチンコ玉を盤面4に確実に打込むことができる。 【0035】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明のパチンコゲーム機の玉発射装置によれば、パチンコ玉の発射速度を調整するための操作手段が予め記憶した操作位置に操作されたときはそのことを報知するようにしたので、操作手段を最適位置に素早く操作できると共にその最適位置に保持することが可能となるという優れた効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000108937 【氏名又は名称】ダイコク電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 強
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| 【公開番号】 |
特開平11−89997 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−255118 |
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