| 【発明の名称】 |
パチンコ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 正博
【氏名】若菜 芳生
【氏名】田結 誠
【氏名】竹内 英勝
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| 【要約】 |
【課題】変造された遊技球や交換率の異なる遊技球の使用を防止できるパチンコ機を提供する。
【解決手段】排除部33は、略コ字型の柱状部材で、通常はえぐれた部分Bが、玉25の通路と整合し、上皿7から入りこんだ玉25は、一旦この部分Bに停留する。部分Bに停留されている状態で、玉25が不正玉であると判定されると、排除アクチュエータ51により排除部33が矢印A方向に移動される。玉25はプレート19に形成された穴を潜って上皿内に移動され、下方に落下して下皿に至るので、不正球を用いて遊技を試みても、不正球が発射装置に到達できず、発射することができない。従って、不正球を用いて遊技をするのを防止できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球を保持しておく上皿と、遊技球を遊技域へと発射する発射装置と、前記上皿と前記発射装置を連絡し該上皿に保持された遊技球が前記発射装置へと流れるための流路である玉通路と、を備えたパチンコ機において、前記玉通路に、前記上皿から流入した遊技球が、当該パチンコ機において使用が許可されている遊技球か否かを判定する判定手段と、該判定手段により当該パチンコ機にて使用が許可されていない遊技球と判定されると該遊技球を前記玉通路の外部に排出する排出手段と、を設けたことを特徴とするパチンコ機。 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機において、当該パチンコ機が、少なくとも一部が予め定められた判別色に着色された遊技球のみ使用を許可されたものであり、前記判定手段が、前記玉通路に流入して来た遊技球の少なくとも一部が前記判別色か否かを判定するものであり、前記排出手段が、前記判定手段により、前記判別色ではないと判定された遊技球を前記玉通路の外部に排出するもの、であることを特徴とするパチンコ機。 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のパチンコ機において、前記上皿から溢れた玉を保持する下皿を備え、前記排出手段が、前記判定手段により、当該パチンコ機にて使用が許可されていないと判定された玉を前記下皿に排出するものであることを特徴とするパチンコ機。 【請求項4】 請求項1から3にいずれか記載のパチンコ機において、前記発射装置による発射に略同期して移動され、該移動の一位置にて遊技球の前記玉通路を遮断すると共に、該移動の他の位置にて該遮断を開放することにより1個ずつ遊技球を前記発射装置へと送り出す移動部材、を備え、前記判定手段が、該移動部材にて前記玉通路が遮断されたことにより流れが停止された遊技球を判定するもの、であることを特徴とするパチンコ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関する。 【0002】 【従来の技術】今日のパチンコ機に対する非難の一つに、射幸性が高いと言うものがある。この射幸性を低減させる方法として遊技球の交換率を下げることが考えられる。すなわち、現在、例えば2.5円/個で景品に交換されている遊技球(以下、パチンコ玉、或は単に玉とも言う)を2円/個等に下げることにより、射幸性を是正するという案である。 【0003】なお、パチンコ機は機種に応じて出玉の数がかなり違う。例えば、第1種と呼ばれるパチンコ機は、第2種と呼ばれるパチンコ機に比べ、1回当りの大当りで、より大量の出玉が期待できる。従って、大量の玉が排出される機種は交換率の下げ幅を大きくし、それほど出玉の多くない機種においては現行に近い交換率に維持することが考えられる。 【0004】但しこのように1つのパチンコホール内にて交換率を不均一にすると、交換率の低い機種にて払い出された玉を、交換率の高い玉と偽って景品に交換する、という不正が行なわれる可能性が高い。これに対しては、交換率毎に玉の色を変え、賞球を計数するための計数器に、この色を判別する機能を付け、交換率毎に分別計数することが考えられる。これには例えば、特開昭56-83376号に記載の技術を流用できる。 【0005】また通常、パチンコ台は、複数の台が横方向に並列されてなる島と呼ばれる長矩形のグループを、フロア上に配列することによりホール内に配置されている。こうしたホール内にて交換率を不均一にする場合は、島内の交換率は同じとすべきである。なぜなら、パチンコ機に打ち込まれた玉は、島内のタンクに集積され、賞球や貸し玉として島内の他のパチンコ機にも供給されるからである。またこうして集積された玉を他の島と交流するシステムもあるが、このような交流は避け、たとえ行なうにしても同じ交換率の島同士で交流するようにすべきである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術によれば、次のような不正が行なわれることも考えられる。すなわち、交換率の低い(例えば2円/個)機種にて、大量の賞球を獲得した後、その玉を持参して交換率の高いパチンコ機に移動し、ここで遊技をする。そのパチンコ機の備える入賞口に玉が入ると、賞球が払い出されるが、それ以前に適正に遊技がされていれば、この賞球はその島で用いられる交換率の高い玉となる。従って、この不正にて持参された玉は、順次、交換率の高い玉と入れ換わっていく。特にその台にて遊技者が勝利した場合、短時間で大量の玉が交換率の高い玉に入れ換わるため、パチンコホールを経営する側としては多大な損害を被ることとなる。 【0007】本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載のパチンコ機は、前記のような不正を防止することを目的とする。また、請求項2に記載の本発明は、請求項1記載のパチンコ機の具体的な態様を示すものである。 【0008】請求項3に記載のパチンコ機は、請求項1または2に記載のパチンコ機によって他のパチンコ機の遊技者が迷惑するのを防止することを目的とする。請求項4に記載のパチンコ機は、請求項1から3に記載のパチンコ機の実用的な態様を示すものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】係る目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載されたパチンコ機は、遊技球を保持しておく上皿と、遊技球を遊技域へと発射する発射装置と、前記上皿と前記発射装置を連絡し該上皿に保持された遊技球が前記発射装置へと流れるための流路である玉通路と、を備えたパチンコ機において、前記玉通路に、前記上皿から流入した遊技球が、当該パチンコ機において使用が許可されている遊技球か否かを判定する判定手段と、該判定手段により当該パチンコ機にて使用が許可されていない遊技球と判定されると該遊技球を前記玉通路の外部に排出する排出手段と、を設けたことを特徴とする。 【0010】また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のパチンコ機において、当該パチンコ機が、少なくとも一部が予め定められた判別色に着色された遊技球のみ使用を許可されたものであり、前記判定手段が、前記玉通路に流入して来た遊技球の少なくとも一部が前記判別色か否かを判定するものであり、前記排出手段が、前記判定手段により、前記判別色ではないと判定された遊技球を前記玉通路の外部に排出するもの、であることを特徴とする。 【0011】また更に、請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機において、前記上皿から溢れた玉を保持する下皿を備え、前記排出手段が、前記判定手段により、当該パチンコ機にて使用が許可されていないと判定された玉を前記下皿に排出するもの、であることを特徴とする。 【0012】請求項4に記載の本発明は、前記発射装置による発射に略同期して移動され、該移動の一位置にて遊技球の前記玉通路を遮断すると共に、該移動の他の位置にて該遮断を開放することにより1個ずつ遊技球を前記発射装置へと送り出す移動部材、を備え、前記判定手段が、該移動部材にて前記玉通路が遮断されたことにより流れが停止された遊技球を判定するものであることを特徴とする。 【0013】 【発明の実施の形態】請求項1に記載のパチンコ機においては、予め、使用される玉が限定されている。そして、遊技者が上皿に、そのパチンコ機にて使用が許可されていない玉(不正球という)を入れると、その玉が上皿から発射装置へ流れ込む途中で、判定手段により、その玉が不正球であると判定され、排出手段により玉通路の外へ排出される。つまり、判定手段により、不正球と判定された玉は、発射装置に到達することができず、発射されない。 【0014】従って、請求項1に記載のパチンコ機によれば、不正球を用いて遊技をするのを防止することができる。特に、前記のような交換率が不均一のホールにおいては、交換率の異なる玉を、判定手段にて互いに識別可能にしておけば、適正な交換率の玉のみを用いて遊技させることができる。 【0015】請求項2に記載のパチンコ機は、そのパチンコ機で使用して良い玉を、その少なくとも一部に、予め定められた判別色(例えば、赤。以下これに則って説明する)を着色したものとし、判定手段が、玉通路に流入して来た玉の少なくとも一部が判別色、すなわち赤か否かを判定するものとされている。 【0016】このようにすれば、不正球の検出を容易に行なうことができる。また、交換率が不均一なホールにおいては、当該パチンコ機と異なる交換率の玉は、判別色以外の色を用いるようにすれば、異なる交換率の玉を用いて遊技する、という不正を防止できる。 【0017】また、交換率が均一なパチンコホールにおいても次のような効果を奏することができる。すなわち、変造された玉が持ちこまれ、その玉のどこにも判別色を呈する部分がない場合、これが発射されるのを防止できる。なお、多くのパチンコ機がそうであるように、本発明のパチンコ機を、前記の島として構成すると、次のような不具合が発生する可能性がある。すなわち、パチンコ機に打ち込まれた玉は、島内のタンクに集積されるため、同じ島の他のパチンコ機に賞球などとして供給されることとなる。従って、排出手段により排出された不正球がタンクに入りこむと、善良な遊技者が非常に迷惑をする。 【0018】これを防止するには、請求項3に記載のパチンコ機のようにすると良い。すなわち、請求項3に記載のパチンコ機は、上皿から溢れた玉を保持する下皿を備えており、排出手段により排出された玉は下皿に排出される。従って、請求項3に記載のパチンコ機によれば、不正球が前記タンクに入りこむのを防ぐことができ、他の遊技者が迷惑することがない。 【0019】なお、現行のパチンコ機においては、上皿から発射装置に一度に複数の玉が供給されないように、供給カセットと呼ばれる構成が上皿と発射装置の間に設けられている。この供給カセットの備えるダルマと呼ばれる部材が、発射装置の発射周期に同期して、玉通路を遮断・開放することにより、1個ずつ玉を発射装置に供給するようにされている。 【0020】請求項4に記載のパチンコ機は、発射装置による発射に略同期して移動され、移動の一位置にて遊技球の玉通路を遮断すると共に、この移動の他の位置にて遮断を開放することにより1個ずつ前記発射装置へと遊技球を送り出す移動部材、を備え、判定手段が、移動部材にて玉通路が遮断されたことにより流れが停止された遊技球を判定するもの、とされている。 【0021】つまり、請求項4のパチンコ機の移動部材は、前述の供給カセットのダルマに相当し、これにて流れが停止された玉を不正球であるか否かを判定するパチンコ機となっている。このようにすれば、止っている状態の玉が不正球であるか否かを判定すればよく、しかも玉を停止させる構成を新たに設ける必要がないため、極めてシンプルな構成にて、請求項1〜3に何れか記載の本発明を実現することができる。 【0022】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。まず、図1は本発明を適用したパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1において、その前面右下部に設けられた発射ハンドル2を時計回りに回すと、図示しない発射装置がパチンコ玉を遊技域3へと発射する。この玉が入賞口5に入ると、予め入賞口5毎に設定された数の玉が賞球として上皿7に供給される。 【0023】この供給数が、いわゆる大当りなどにより過剰となり、上皿7に玉を供給できなくなった場合には、玉は図示しない内部通路にて、下皿9へと導かれる。また、レバー11が操作されると、上皿7内の玉は強制的に下皿9へと移動される。なお本図にはパチンコ機1が1台のみしか示されていないが、実際には複数のパチンコ機が横方向に配列された島の中の1台とされている。 【0024】図2に、上皿7が固定されているプレート19を裏側から見た様子を示す。すなわち図2は、図面の奥方向がパチンコ機1の前面側となっている。また、この図はプレート19の左側(図1でいうと右側)のみを示している。このプレート19には供給カセット21(以下、単にカセット21とも言う)が備えられている。カセット21は、上皿7から吸い込み口23を通じ、玉25を本図の手前側に配置されている発射装置(図示しない)へと1個ずつ供給するためのものである。吸い込み口23からカセット21内に転がりこんだ玉25は斜面を掛け降り、ダルマ27が備える先端部29に衝突してこの位置に留まる。なお、この玉25には、交換率に応じ、赤、緑、青紫のいずれかの色で刻印が施されている。ここでは、赤色の刻印がされた玉が2.5円/個、緑色の刻印がされた玉が2.3円/個、青紫色の刻印がされた玉が2.0円/個の交換率とし、パチンコ機1では4円/個の割合で貸し出される赤色の玉を用いて遊技するものとする。ダルマ27は、点Pを軸位置としてプレート19に固定されており、ダルマ27が反時計回りに揺動すると、玉25は先端部29の下を潜って、1個のみ供給口31から発射装置へと供給される。なおダルマ27の揺動は、図示しない発射装置の一部が発射動作に同期してダルマ27の下部を押し上げることにより行なわれる。つまりダルマ27は、本発明の移動部材に相当する。 【0025】揺動されていないダルマ27により、玉25が停留される箇所に排除部33が設けられている。排除部33は、本図の手前からプレート19に形成された穴(図示しない)を貫通して奥方向に伸びる略柱状部材であり、上下を夫々ガイド35、37に支えられている。玉25の通路の下部には、先端部29当接した状態の玉25にハロゲン光を照射する投光器39と、このハロゲン光が玉25に当たって反射した光を元に、玉25に施されている刻印の文字の色を判定するカラー光センサ41が設けられている。43は、ハロゲン光を玉25の下方へと導いたり、反射した光をカラー光センサ41へと導く光ファイバである。また45はドグであり、これがダルマ27とともに上方に揺動され、停止位置センサ47に感知されることにより、ダルマ27が玉25を停止させる位置(以下、停止位置と言う)にあるか否かを判定する。停止位置センサ47はホトインタラプタであり、この光軸がドグ45に遮られると、ダルマ27が停止位置にない、つまりダルマ27が揺動されていることになる。 【0026】なお、通常の供給カセットは、玉25の流れを裏側から見えるようにするために、透明の合成樹脂にて形成されることが多いが、カセット21は、刻印の文字をカラー光センサ41で検出する精度を確保するために、ツヤのない黒色の合成樹脂にて形成されている。 【0027】排除部33の周辺の様子を図3に示す。図3は、図2においてダルマ27の方向から排除部33を見た場合の斜視図である。なお、ダルマ27およびプレート19は図示の都合上、取り除いている。図3に示すように排除部33は、軸方向の略中央部がえぐれた略コ字型の柱状部材であり、排除アクチュエータ51にて矢印A方向およびこの逆方向に移動される。本図に示された状態では前述のえぐれた部分Bが、玉25の通路と整合し、上皿7から入りこんだ玉25は、ダルマ27が停止位置にあるときには、丁度この部分Bに停留する。 【0028】53は、投光器39から伸びる光ファイバ41の先端に取り付けられているレンズであり、部分Bに停留されている玉25にハロゲン光を照射する。55は、このハロゲン光が玉25に反射して光を検知するためのフィルタであり、赤、緑、青紫に対応して3ヶ所設けられており、夫々光ファイバ43にてカラー光センサ41に導かれる。 【0029】部分Bに玉25が停留されている状態で、排除アクチュエータ51により排除部33が矢印A方向に移動されると、この玉25はプレート19に形成された前述の穴を潜って上皿7内に移動され、下方に落下して下皿9に至る。なお、排除アクチュエータ51により上皿7内に移動された玉25が、落下する際には、ホトインタラプタを主要部として構成された排出玉センサ(図示しない)により、その落下を検知可能にされている。 【0030】以上の構成の主要部をブロック図にしたのが図4である。すなわち、後述する処理を実行するCPU57と、CPU57が実行する制御プログラムを格納するROM58と、CPU57が処理するデータを一時記憶するRAM59と、カラー光センサ41内にある赤色光センサ41r、緑色光センサ41g、および青紫色光センサ41b、停止位置センサ47、排出玉センサ61、発射装置63が稼働中か否かを検出する発射装置稼働センサ65等からの各検出信号を入力する入力インタフェース67と、投光器39のスイッチングを行なうスイッチング回路71、排除アクチュエータ51、発射装置63を停止させるスイッチング回路73等に、出力信号を発するための出力インタフェース75と、これら各部を結ぶバス79を主要部として構成されている。 【0031】これらの内、スイッチング回路71、73はパワートランジスタを主とする半導体回路により構成されており、CPU57からの指示に応じて夫々投光器39、発射装置63をON/OFFする。なお、スイッチング回路73により発射装置63がONにされても、発射ハンドル2が操作されていない状態では玉25は発射されない。スイッチング回路73は発射装置63を稼働させるためというよりはむしろ、発射を停止させるために設けられている。 【0032】CPU57により行なわれる不正球判別処理のフローチャートを図5に示す。本処理は、発射装置稼働センサ65により、発射装置63が稼働されたことが検知されると起動する。本処理が起動されるとまずステップ(以下、Sと記す)110にて発射装置63が稼働していることを確認し、稼働していなければ本処理を終了する。稼働されていればS120に進み、停止位置センサ47の状態を読み込み、ダルマ27が停止位置にないと判定される(S130:NO)と、本処理を終了し、停止位置にあれば、S140に進む。 【0033】S140〜S160では、刻印の色を判別するために夫々、赤色光センサ41r、緑色光センサ41g、青紫色光センサ41bの検出結果を読み込み、S170にて反射光の色を算出する、本発明の判定手段に相当する処理を行なう。この色検出方法について図6を用いて説明する。 【0034】まず図6(a)は、図2において排除部33付近を拡大した図である。但し、排除部33の部分Bよりも手前側は除去している。また図6(b)は、縦軸に1回の不正球判別処理における各色の検出タイミング、横軸に刻印の色を取ったときに各色センサ41r、41g、41bにて検出される信号の強さを模式的に表した図である。山が高くなっているところほど信号が強いことを表している。 【0035】S140、S150、S160において各1回、計3回、CPU57がスイッチング回路71に対して指令を発することにより、部分Bに停留されている玉25に、投光器39がハロゲン光を3回照射する。そしてこの発光のタイミングに略同期して、赤、緑、青紫の各センサの検出結果をS140、S150、S160にて読み込む。各センサ41r,41g、41bにはこれに接続された光ファイバ43の先端に、各色に対応したフィルタ55が装着されているため、同色の反射光に対しては明るく検出されるが、それ以外の色の反射光に対しては暗い色として検出される。 【0036】従って、仮に玉25の刻印が白であれば、検出された信号の強弱パターンは強、強、強(図6(b)において最も左のパターン)となる。赤であれば、パターンは強、弱、弱(図6(b)の左から2番目のパターン)となり、緑であれば弱、強、弱となり青紫であれば、弱、弱、強となる。この強弱のパターンから刻印の色を判定する。 【0037】ここで図5に戻る。以上のようにして反射光が判定されると、S180にて、部分Bに停留されている玉25が不正球か否かを判定する。当該パチンコ機1が赤色の刻印のある玉25を用いる台であるので、緑、青紫、もしくは白という検出結果が得られた場合には不正球であるから、S190に進んで不正球排除処理を行ない、本処理を終了する。なお、白と判定された場合、その玉は他のホールから持ちこまれたものか、或は変造されたものと推定される。一方、検出結果が赤色であれば、適正な玉25なので、そのまま本処理を終了する。 【0038】次に、不正球排除処理のフローチャートを図7に示す。本処理が起動されるとまず、S210にてスイッチング回路73に指令を発して、発射装置63の稼働を停止させる。この状態では、発射ハンドル2を操作しても、玉25は発射されず、ダルマ27も揺動されない。 【0039】そしてS220にて排除アクチュエータ51を駆動させ、排除部33を矢印A方向に動かし、部分Bに停留されている玉25を上皿7方向へ移動させる。S230では、排除部33の移動時間を見込み、1.5秒待つ。そしてS240にて排除アクチュエータ51を復帰させ、排除部33を矢印Aと逆方向に移動させる。S250では排除部33の移動時間を見込み、1秒待つ。そして、スイッチング回路73に指令を発して、発射装置63の停止を解除し(S260)、本処理を終了する。 【0040】この不正球排除処理によれば、部分Bに停留されている玉25を、排除部33にて上皿7内に排除することができる。排除された玉は上皿7内を通って、下皿9に至るので、不正球を用いて遊技を試みても、不正球が発射装置に到達できないので、発射することができない。従って、不正球を用いて遊技をするのを防止できる。 【0041】また、検出された不正球については、パチンコ機1の属する島内のタンクに戻すのではなく、下皿9に戻すようにしているため、不正球が他のパチンコ機に賞球などとして供給されることがない。また、遊技者にとって不慮の事態で不正球が上皿7に入ってしまった場合にも、その玉は遊技者に返すことができ、トラブルを最小限に抑えることができる。 【0042】従って、この排除機構をホール内の全てのパチンコ機に装備させ、交換率に応じてS180の判定を行なえば、不正行為が行なわれることがない。そして玉25の計数器にも、同様の色判別を可能にしておけば、適正な遊技を行なわせることができる。 【0043】以上、本発明の一実施例について説明してきたが、本発明はこの実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。例えば、玉25の刻印にのみ色を付けるのではなく、玉25全体に色を付けても良い。 【0044】また、排除装置を図8のような構成にしても良い。図8(a)は図3と略同じ方向からみた斜視図、図8(b)は同図を上方から見た図である。この態様では、排除部33に代えて、部分Bに停留された玉25の下方にてガイド81に沿って移動される玉出棒83を用いている。玉出棒83は、通常は図8(b)に示すようにプレート19よりも上皿7側に格納された状態にされており、図8(a)のように突出されると部分Bの前方(図8(b)においては左方)やや下に位置する。この玉出棒83を用いるために、プレート19の貫通穴85は図8(a)に示すような異形にされている。アクチュエータ87は玉出棒83をガイド81に沿って動かすためのシリンダである。部分Bの上部89はヒンジ91の回りに回動可能にされており、アクチュエータ93がアーム95を上昇させることにより矢印Cのように回動される。なお貫通穴85は、玉通路よりもやや上に位置されており、上部89が矢印C方向に回動されない限り、玉25が上皿7方向に脱落しないようにされている。 【0045】部分Bに停留された玉25が不正球と判定されると、アクチュエータ87がプランジャ96を矢印D方向に動かし、点Qを支点としてプレート19に固定されているリンク97を揺動させ、玉出棒83を矢印E方向に移動させ、図8(a)の状態にする。ここで、アクチュエータ93がアーム95を上方に移動させて上部89を回動させるとともに、ダルマ27が図示しない発射装置63により揺動される。従来の供給カセットでは、ダルマ27が揺動されることにより部分Bに停留されている玉は供給口31から出て行くのであるが、ここでは玉出棒83により阻止される。そして、ダルマ27は玉出棒83を押し上げ、斜めにする(このために、この態様では、不正球が検知されても発射装置63を停止させない)。これにより停留されている不正球は玉出棒83上を上皿7方向へ転動する。そしてアクチュエータ87がプランジャ96を矢印Dと逆方向に動かすと、玉出棒83が上皿7内に格納され、図8(b)の状態に戻る。 【0046】このような構成によっても玉通路に流入してきた不正球を排除することができる。また、これ以外の態様にて排除するようにしても良い。例えば、上皿7とカセット21の間に通路を設け、この通路上で不正球の検知ならびにその排除を行なうようにしても良い。 【0047】何れの態様においても、不正球が検出された場合に、単に玉通路外へ排除するだけでなく、呼び出しランプを点灯させる等の報知動作を行なっても良い。こうすれば、不正行為が発生したことが周囲に分かるため、そうした不正行為を一層防ぐことができる。また不慮の事態で不正球が上皿に混じってしまった場合には、その球が発射されない理由を店員に説明させたり正規の玉と交換させたりすることができる。 【0048】また、不正球と判定された玉については、下皿9に返すのではなく、島内のタンクとは異なるタンク(或は経路)を更に設け、ここに送りこみ、遊技者に返却しないようにしても良い。前記態様では、不正球が検知されたときには、図7の不正球排除処理のS210にて発射装置63を停止するようにしたが、これとは異なる方法で玉の発射を抑制しても良い。例えば、吸い込み口23にシャッターを設け、普段はこれを開けておく。不正球が検知されたらこのシャッターを閉じ、上皿7の玉がこれ以上、発射装置63に供給されないようにする。こうするとカセット21内の数個の玉が発射装置63に供給されるのみであり、前記の態様と略同じ効果を奏することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150051 【氏名又は名称】株式会社竹屋
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開平11−89996 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−253499 |
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