| 【発明の名称】 |
遊技島台の躯体構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】鵜川 詔八
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| 【要約】 |
【課題】現場への輸送、ホールへの搬入を容易とするとともに、現場における組立作業を簡略化し、短時間での遊技島台の構成が可能な遊技島台の躯体構造を提供すること。
【解決手段】搬入された腰板ブロック2の両側面に側板を取り付けた後、幕板ブロック3を、側板上部所定箇所に固定することにより、腰板ブロック2と幕板ブロック3との間に適宜遊技機配設スペースSが設けられた躯体を容易に構成できる。そしてこの躯体に遊技機及び遊技機の稼働に必要な各種装置を組み付けることにより、遊技島台を簡単に構成出来る。また、躯体は軽量かつ小さな各単位ブロック毎に分割して輸送、搬入出来るため、特別な輸送機が不要になるとともに狭いホール等にも容易に搬入することが出来る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の遊技機が複数列設される遊技島台を構成する躯体構造であって、前記躯体は、予め箱状に構成され、遊技島台上部を構成する幕板ブロックと、予め箱状に構成され、遊技島台下部を構成する腰板ブロックと、前記両ブロックの両側面に取り付けられ、かつ両ブロックを上下方向に所定距離離間して固定する2枚の側板と、から直方形状に構成されていることを特徴とする遊技島台の躯体構造。 【請求項2】 前記側板上部内面所定箇所に、幕板ブロックを腰板ブロック上部所定箇所において水平に支持する水平片が設けられるとともに、幕板ブロックの前後いずれか一方の端面と当接しうる垂直片が、側板の前部もしくは後部に設けられている請求項1に記載の遊技島台の躯体構造。 【請求項3】 前記幕板ブロック内に予め遊技媒体補給部が、かつ腰板ブロック内に予め遊技媒体回収部が設けられている請求項1または2に記載の遊技島台の躯体構造。 【請求項4】 前記側板に、遊技媒体補給部と遊技媒体回収部とを連結する揚送樋が予め上下方向に設けられている請求項3に記載の遊技島台の躯体構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機が列設されてなる遊技島台の構造に係わり、特に遊技島台の躯体構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、複数の遊技機が列設されてなる遊技島台としては、例えば遊技機としてのパチンコ機が列設されたパチンコ島台等がある。このパチンコ島台は、例えば複数の柱、梁等により箱形の枠体を構成し、この枠体に板材等を張り付けて躯体が構成され、この躯体に、パチンコ機、玉貸機、パチンコ玉回収タンク、供給樋および複数の回収樋等の各装置または各部材が取付けられることで構成されてる。 【0003】このようなパチンコ島台の躯体の構成方法としては、予め工場において製造された各種部材を個々にホールに搬入し、ホールにおいて組立てを行い、躯体を構成する現場組立方式と、予め工場において複数のパチンコ機を島台長手方向に列設可能な躯体を構成し、この躯体にパチンコ機の稼働に必要な適宜装置を装設して現場に搬入、設置する方式等がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の組立方式にあっては、多数の業者が集中する狭い現場において、搬入された各種部材を一時的に積み上げておいたり、躯体の組立作業を行うための広いスペースを要するばかりか、躯体の狭い空間内に多数の各装置または各部材を取付けるに際し、これらの正確な位置出しを行なうには経験を要するとともに、組立に多くの時間がかかるといった問題を有していた。 【0005】また、後者の組立方式にあっては、現場における作業が簡素化されるが、特に長手方向に多くのパチンコ機が列設されるものや各種装置が大きなものにあっては、躯体そのものが大型になり、輸送の際に適宜輸送機等が必要になりコストがかかるばかりか、特に狭いホールや、搬入の際に階段やエレベータ等を使用しなければならないホール内への搬入が困難になるといった問題点があった。 【0006】本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、現場への輸送、ホールへの搬入を容易とするとともに、現場における組立作業を簡略化し、短時間での遊技島台の構成が可能な遊技島台の躯体構造を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の遊技島台の躯体構造は、複数の遊技機が複数列設される遊技島台を構成する躯体構造であって、前記躯体は、予め箱状に構成され、遊技島台上部を構成する幕板ブロックと、予め箱状に構成され、遊技島台下部を構成する腰板ブロックと、前記両ブロックの両側面に取り付けられ、かつ両ブロックを上下方向に所定距離離間して固定する2枚の側板と、から直方形状に構成されていることを特徴としている。この特徴によれば、搬入された腰板ブロックをホール所定箇所に位置決めし、垂直水平を調節するとともに、腰板ブロックの両側面に側板を取り付けた後、幕板ブロックを、側板上部所定箇所に固定することにより、腰板ブロックと幕板ブロックとの間に適宜遊技機配設スペースが設けられた躯体を容易に構成できる。そしてこの躯体に遊技機及び遊技機の稼働に必要な各種装置を組み付けることにより、遊技島台を簡単に構成出来る。また、躯体は軽量かつ小さな各単位ブロック毎に分割して輸送、搬入出来るため、特別な輸送機が不要になるとともに狭いホール等にも容易に搬入することが出来る。 【0008】本発明の遊技島台の躯体構造は、前記側板上部内面所定箇所に、幕板ブロックを腰板ブロック上部所定箇所において水平に支持する水平片が設けられるとともに、幕板ブロックの前後いずれか一方の端面と当接しうる垂直片が、側板の前部もしくは後部に設けられていることが好ましい。このようにすれば、腰板ブロック両側面に取り付けられた左右両側板上部間に躯体の前方もしくは後方側から挿入するだけで、幕板ブロックを腰板ブロック上部に容易に支持させることが出来る。 【0009】本発明の遊技島台の躯体構造は、幕板ブロック内に予め遊技媒体補給部が、かつ腰板ブロック内に予め遊技媒体回収部が設けられていることが好ましい。このように、遊技媒体補給部と遊技媒体回収部とが、工場等において予め幕板ブロックと腰板ブロックとに設けられているため、現場における作業が簡素化される。 【0010】本発明の遊技島台の躯体構造は、側板に、遊技媒体補給部と遊技媒体回収部とを連結する揚送樋が予め上下方向に設けられていることが好ましい。このようにすれば、躯体の組立と同時に、遊技島台下方に位置する遊技媒体回収部から上方に位置する遊技媒体補給部にかけての補給ラインが完成される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明していくと、先ず図1には、図5に示されるような遊技島台としてのパチンコ島台を構成する本発明の実施形態としての躯体1の分解斜視図が示されており、2はパチンコ島台の下部を構成する腰板ブロック、3はパチンコ島台の上部を構成する幕板ブロック、4a、4bは腰板ブロック2、幕板ブロック3とを上下方向に互いに離間させて支持する島側面支持板(側板)をそれぞれ示している。 【0012】幕板ブロック3は、図1、図2に示されるように左右両側に配設される左右側面板5a、5bと、該左右側面板5a、5bの上端部を連結する上部連結部材6a、6bと、上部連結部材6a、6b下方で両側面板5a、5bを連結する断面略L字状の取付板7a、7b(7bは図3参照)とから箱状に構成されている。この取付板7a、7bには、この幕板ブロック下方に配設される遊技機としての各パチンコ機の稼働に必要な各種制御装置等を配設することが出来るようになっている。 【0013】なお、本実施形態においては上部連結部材6a、6b及び取付板7a、7b間に、遊技媒体補給部としての供給樋部8と、後述する揚送樋より揚送されたパチンコ玉をさらに供給樋部8の傾斜上位部に補助樋22を介して揚送する揚送モータ21が予め収納されている。 【0014】また、この幕板ブロックの前後面には、図2に示されるように幕板9a、9bが前方に開放自在に取り付けられている。幕板9aは、上部連結部材6a、6b頂部の左右に取付けられた一対の蝶番10の他方に設けられた取付穴11に合せて幕板9a上部に形成された取付け穴12にビスを介して固定されており、一対の蝶番10を介して上下に揺動可能に枢支されている。 【0015】幕板9aの直下には、情報表示装置13(図5参照)を取り付けた幕板9bが上下に揺動可能に取付けられている。幕板9bは、両側面板5a、5bの前後端部に取付けられている一対の幕板取付板14の取付穴15に幕板9b両側面の貫通穴から挿通されたボルト16を挿通させてナット17により締結され揺動可能に枢支されている。 【0016】腰板ブロック2は、左右両側に配設される左右側面板18a、18bと、該左右側面板18a、18bの上端部間に横設されたパチンコ機載置部19a、19bと、腰板ブロック2の前後面を覆う腰板20a、20bとから箱状に構成されている。 【0017】また、この箱状に形成された幕板ブロック3内には、各パチンコ機より排出されるアウト玉、及び各パチンコ機より払い出されたパチンコ玉を一時的に貯留する玉計数機31(図5参照)より返却されるパチンコ玉等を回収し、パチンコ島台内に貯留する遊技媒体回収部としての回収樋部23と、回収樋部23内に貯留されたパチンコ玉を揚送樋を介して供給部8に揚送する揚送モータ24とが予め内設されている。 【0018】左右両島側面支持板4a、4bの上部内面所定箇所には、図1、図3、図4(a)に示されるように、幕板ブロック3の底面両側前後部を支持する水平片24、25が、両島側面支持板4a、4bの上方前後部にそれぞれ溶接により固着されている。この水平片24、25の取付位置は、この腰板ブロック2の上部に列設される適宜パチンコ機の高さに対応して設けられる。 【0019】また、図3に示されるように、本実施形態における水平片25の後端部からは、取付板7bの先端面7c及び側面板5aの後端部5c、すなわち幕板ブロックの後端面に当接可能な垂直片26が上方に延設されている。なお、この垂直片26は水平片25と別体に構成され、別箇所に設けられていてもよい。 【0020】また、図1中右側の島側面支持板4bの外側面前後方向略中央部に形成される凹部内には、腰板ブロック2内の揚送装置24より揚送されるパチンコ玉を幕板ブロック3内の揚送装置21内に揚送するための揚送樋27が上下方向に設けられている。この揚送樋27の上下端部27a、27bは、それぞれ島側面支持板4bの上下所定箇所に形成された開口部28、29より内方に望むように屈曲形成されており、腰板ブロック2及び幕板ブロック3の島側面支持板4aへの固設時において、揚送モータ24、21に設けられた連結部(図示略)に連結されるようになっている。 【0021】次に、パチンコ島台を構成する行程を図1及び図4(a)、(b)、図5を用いて説明していく。 【0022】まず工場等において、前述のように箱状に形成される腰板ブロック2、腰板ブロック3、島側面支持板4a、4bを予め形成し、これらを図1に示されるようにそれぞれ個々に分割した状態で所望のホールまで輸送する。 【0023】ホールへの搬入完了後、先ず腰板ブロック2をホール内所定箇所に固設するとともに、腰板ブロック2の水平、垂直を調節する。そして図4(a)に示されるように、腰板ブロック2の両側面に島側面支持板4a、4bをビスにより取り付ける。この時島側面支持部材4bに取り付けられた揚送樋27の下端部27bと腰板ブロック2内の揚送モータ24に設けられた連結部とが連結される(図示略)。なお、腰板ブロック2の水平、垂直の調節は、この島側面支持板4a、4bの腰板ブロック2への取付が終了した段階で行ってもよい。 【0024】そして図4(b)のように、幕板ブロック3を図中前方より両島側面支持板4a、4b上部間に嵌装する。また、特に図示されていないがこの段階で幕板ブロック3の幕板9a、9bは、図2において説明した方法により予め取り付けられている。 【0025】嵌装された幕板ブロック3の底面4角は、水平片24、25により水平に支持されるとともに、所定位置まで挿入された時点で幕板ブロック3の後端部、すなわち取付板7bの先端面7c及び側面板5aの後端部5cが垂直片26に当接され、挿入方向への移動が規制されるため、幕板ブロック3を腰板ブロック2上部所定箇所に支持することが出来る。そしてこの状態で両島側面支持板4a、4bの側方より容易にビス止めすることが出来る。 【0026】このように、両島側面支持板4a、4bを用いて腰板ブロック2及び幕板ブロック3とを互いに上下に離間させた状態で固定することで、パチンコ島台を構成すべく直方形の躯体1を容易に形成できる。ここで上下に離間された腰板ブロック2と幕板ブロック3間には、適宜高さのパチンコ機を列設するためのパチンコ機配設スペースSが形成される。このパチンコ機配設スペースSの上下幅は、両島側面支持板4a、4bの長さ及び水平片24、25の取付位置を変えることにより、適宜高さを有する種々のパチンコ機に対応して容易に設定変更することが出来る。 【0027】そして躯体1を構成した後、図5に示されるように、パチンコ機配設スペースSに配設されるパチンコ機を稼働するための各種装置を取り付けた後、両島側面支持板4a、4bの側方より化粧板30等を取り付け、外観を整えることにより、パチンコ島台が完成する。 【0028】ここで、各装置および各部材とは、例えば制御装置等に限らず、玉計数装置31、各種玉払い出し装置32、情報表示装置13、玉貸機(図示略)等、遊技島台に関する種々のものを含む。尚、玉貸機にはCR(カード式パチンコ機)用の台間玉貸用カードリードライタ(カードユニット)も含まれる。 【0029】以上説明してきたように、本発明の実施形態としてのパチンコ島台の躯体構造にあっては、パチンコ島台を形成するには、先ず腰板ブロックをホール所定箇所に位置決めし、垂直水平を調節するとともに、腰板ブロックの両側面に側板を取り付けた後、幕板ブロックを、腰板ブロックの上部所定箇所に固定することにより躯体を構成し、この躯体に遊技機及び遊技機の稼働に必要な各種装置を組み付けることにより簡単に構成出来る。また、躯体は軽量かつ小さな各単位ブロック毎に分割して輸送、搬入出来るため、特別な輸送機が不要になるとともに狭いホール等においても容易に搬入することが出来る。 【0030】以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。 【0031】例えば、これら腰板ブロックや幕板ブロックがさらに左右方向に複数分割され、組み立て時において分割された小型ブロック同士を左右方向に連結し、連結された小型ブロックの左右両端を側板にて支持するようにすることも可能である。 【0032】また、予め各ブロック毎に内装される各種装置等の種類、数量等も特に限定されるものではない。 【0033】本発明で使用した表現と、実施形態中において使用した表現の関係を述べる。「遊技島台」は、パチンコ島台と対応しているが、これに限らずコインその他小片媒体で遊技する各種遊技機の設置台のことである。 【0034】「遊技機」は、パチンコ機に対応しているが、弾球等を利用するものに限られず、コインその他小片媒体で遊技する全ての遊技機を含む。 【0035】 【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 【0036】(a)請求項1の発明によれば、搬入された腰板ブロックをホール所定箇所に位置決めし、垂直水平を調節するとともに、腰板ブロックの両側面に側板を取り付けた後、幕板ブロックを、側板上部所定箇所に固定することにより、腰板ブロックと幕板ブロックとの間に適宜遊技機配設スペースが設けられた躯体を容易に構成できる。そしてこの躯体に遊技機及び遊技機の稼働に必要な各種装置を組み付けることにより、遊技島台を簡単に構成出来る。また、躯体は軽量かつ小さな各単位ブロック毎に分割して輸送、搬入出来るため、特別な輸送機が不要になるとともに狭いホール等にも容易に搬入することが出来る。 【0037】(b)請求項2の発明によれば、腰板ブロック両側面に取り付けられた左右両側板上部間に躯体の前方もしくは後方側から挿入するだけで、幕板ブロックを腰板ブロック上部に容易に支持させることが出来る。 【0038】(c)請求項3の発明によれば、遊技媒体補給部と遊技媒体回収部とが、工場等において予め幕板ブロックと腰板ブロックとに設けられているため、現場における作業が簡素化される。 【0039】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144153 【氏名又は名称】株式会社三共
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】重信 和男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−42356 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−214085 |
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