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【発明の名称】 遊戯機の売上集計装置及びそれに用いる信号取り出し基板
【発明者】 【氏名】宮田 治

【要約】 【課題】遊戯機の売り上げ管理をするに際して、容易、迅速に遊戯機の売上及び景品出し数をカウントして集計することができる遊戯機の売上集計装置、及びそれに用いる信号取り出し基板を提供すること。

【解決手段】集計するカウント項目に対応した入力端子と、集計結果を出力するための通信手段を備えて、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をして該集計結果を出力するための遊戯機に接続される1又は複数のセンサー基板と、該センサー基板に特有の識別情報の付けられた前記センサー基板において集計された遊戯機における集計結果を集計するための集計器とにより構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊戯機の売上及び景品出し数等をカウントして集計するための遊戯機の売上集計装置であって、集計するカウント項目に対応した入力端子と、集計結果を出力するための通信手段を備えて、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をして該集計結果を出力する、遊戯機に接続される1又は複数のセンサー基板と、該センサー基板に特有の識別情報の付けられた前記センサー基板において集計された遊戯機における集計結果を集計するための集計器とにより構成される遊戯機の売上集計装置。
【請求項2】JAMMA規格の基板を用いる遊戯機の売上及び景品出し数等をカウントして集計するための遊戯機の売上集計装置であって、前記規格に対応した端子を備えて、遊戯機からの信号を取り出すための、遊戯機に接続される1又は複数の信号取り出し基板と、集計するカウント項目に対応した入力端子と、集計結果を出力するための通信手段を備えて、前記信号取り出し基板よりの信号により、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をして該集計結果を出力するための前記信号取り出し基板に接続されたセンサー基板と、該センサー基板に特有の識別情報の付けられた前記センサー基板において集計された遊戯機における集計結果を集計するための集計器とにより構成される遊戯機の売上集計装置。
【請求項3】集計対象の遊戯機が複数台設置されている場合において、前記複数のセンサー基板をシリーズ接続したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊戯機の売上集計装置。
【請求項4】前記シリーズ接続は、ノーマルオフのリレーを用いて行うことを特徴とする請求項3に記載の遊戯機の売上集計装置。
【請求項5】前記センサー基板における通信手段が無線により集計結果を送信することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の遊技機の売上集計装置。
【請求項6】JAMMA規格の基板を用いる遊戯機の売上及び景品出し数等をカウントして集計するために用いられる信号取り出し基板であって、前記規格に対応した端子を備えることを特徴とする信号取り出し基板。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯機の売上及び景品出し数をカウントして集計するための遊戯機の売上集計装置及びそれに用いる信号取り出し基板に係り、より詳しくは、面倒な手間をかけること無く、遊戯機の売上及び景品出し数を容易にカウントして集計することができる遊戯機の売上集計装置およびそれに用いる信号取り出し基板に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンター等では、各遊戯機毎にその売り上げの管理を行っているが、従来の売上げ管理は、開店前に、店内に設置されている各遊戯機ごとに、当該遊戯機に備えられている使用回数計測カウンター値を読みとって前回の読みとり時との差を計算することによって、各遊戯機ごとの売上等の集計を行い、その後、それらの集計結果を集計して設置されているすべての遊戯機の売上等を集計することによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊戯機を複数台設置しているところにおいては、遊戯機毎に使用回数計測カウンター値を読みとって前回読みとり時との差を計算をしていたのでは、作業が煩雑になり、また、読みとりのミスや計算ミス等の発生もあった。
【0004】また、一般的に遊戯機に備えられている使用回数計測カウンターは遊戯機の内部にあるため、計測値を読みとる度に専用の鍵を使用して遊戯機の扉を開けなければならず、計測値の読みとりに時間がかかるという問題点もある。
【0005】そこで本発明は、遊戯機の売り上げ管理をするに際して、容易、迅速に遊戯機の売上及び景品出し数をカウントして集計することができる遊戯機の売上集計装置、及びそれに用いる信号取り出し基板を提供することをその課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明の遊戯機の売上集計装置は、遊戯機の売上及び景品出し数等をカウントして集計するための遊戯機の売上集計装置であって、集計するカウント項目に対応した入力端子と、集計結果を出力するための通信手段を備えて、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をして該集計結果を出力するための、遊戯機に接続される1又は複数のセンサー基板と、該センサー基板に特有の識別情報の付けられた前記センサー基板において集計された遊戯機における集計結果を集計するための集計器とにより構成されることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の本発明の遊戯機の売上集計装置は、JAMMA規格の基板を用いる遊戯機の売上及び景品出し数等をカウントして集計するための遊戯機の売上集計装置であって、前記規格に対応した端子を備えて、遊戯機からの信号を取り出すための、遊戯機に接続される1又は複数の信号取り出し基板と、集計するカウント項目に対応した入力端子と、集計結果を出力するための通信手段を備えて、前記信号取り出し基板よりの信号により、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をして該集計結果を出力するための前記信号取り出し基板に接続されたセンサー基板と、該センサー基板に特有の識別情報の付けられた前記センサー基板において集計された遊戯機における集計結果を集計するための集計器とにより構成されることを特徴とする。
【0008】本発明の遊戯機の売上集計装置では、遊戯機が使用されるごとに、センサー基板が自動的に当該遊戯機における売上等の集計を行うため、開店前に各遊戯機ごとに使用回数計測カウンターを読み取って前回値と計算する必要が無くなった。
【0009】また、本発明では各センサー基板における集計結果を集計して、設置されているすべての遊戯機の売上集計をするための集計器を設けているため、当該集計器を操作するだけで、設置されているすべての遊戯機の売上の集計をすることができるようになったため、売上管理が容易、迅速にできるようになった。
【0010】また、請求項2に記載の本発明の遊戯機の売上集計装置では、請求項1に記載の遊戯機の売上集計装置に加え、更にJAMMA規格の基板よりの信号を取り出すための信号取り出し基板を用いているため、JAMMA規格の基板を用いている遊戯機に接続する際には、集計するための信号を基板から直接取り出すための配線作業の必要が無く、そのため、遊戯機への接続が容易になり、更に、遊戯機を入れ替えた場合においても、信号取り出し基板をそのまま使用することが可能となった。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明の遊戯機の売上集計装置では、集計するカウント項目に対応した入力端子と集計結果を出力するための通信手段を備えたセンサー基板が遊戯機に接続され、遊戯機が使用されるたびごとに、その売上及び景品出し数等が集計されていく。
【0012】また、各遊戯機に接続された前記センサー基板は集計器に接続されており、開店前等にこの集計器を操作することにより、各センサー基板における集計結果を集計して、設置されている遊戯機すべての売上等の集計をすることが可能となっている。
【0013】また、請求項2に記載の本発明の遊戯器の売上集計装置は、JAMMA規格の基板を用いる遊戯機の売上及び景品出し数を集計するための装置であり、前記規格に対応した端子を備える信号取り出し基板が遊戯機に接続され、該信号取り出し基板に、遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をするためのセンサー基板が接続される。そして、該センサー基板が集計器に接続される。
【0014】ここで、上述したように上記センサー基板は集計器に接続されるが、遊戯機が複数台設置されている場合においては、各センサー基板はシリーズ接続にすると良い。これにより、設置される遊戯機の台数が多くなった場合においても、集計器のポート数を多く設ける必要が無くなる。
【0015】また、センサー基板をシリーズ接続する場合には、各センサー基板をノーマルオフのリレーで接続すると良い。一般的にシリーズ接続をした場合には、一つのセンサー基板が故障等により作動しなくなった場合には、それ以降のセンサー基板の集計結果を取り出すことが不可能になるが、各センサー基板をノーマルオフのリレーで接続することにより、このような問題を解決することが可能となる。
【0016】なお、前記センサー基板と集計器とを接続せずに、センサー基板における集計結果を無線により集計器に送信することも可能であり、これにより、ケーブル等を不要にすることができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明すると、本実施例の遊戯器の売上集計装置では、遊戯機4(1)〜4(N)、6(1)〜6(N)、8(1)〜8(N)、10(1)〜(N)のそれぞれに、各遊戯機におけるカウント項目ごとの集計をするセンサー基板3(1)〜3(N)、5(1)〜5(N)、7(1)〜7(N)、9(1)〜9(N)が接続されている。
【0018】そして、前記センサー基板3(1)〜3(N)、5(1)〜5(N)、7(1)〜7(N)、9(1)〜9(N)は、それぞれのセンサー基板において集計された売上及び景品出し数等を集計して、設置されている遊戯機すべての売上集計をするための集計器2に接続されている。
【0019】ここで前記センサー基板について説明すると、図2にも示されているように、一般的に、ゲームの売上管理を行う際に集計されるカウント項目は7項目あり、具体的には、10円IN、100円IN、500円IN、メダルIN、メダルOUT、景品1(比較的低額なもの)OUT、景品2(比較的高額なもの)OUTのそれぞれが別々に集計されるのが一般的であるが、本実施例におけるセンサー基板では、このカウント項目に対応した、CH1、CH2、CH3、CH4、CH5、CH6、CH7の7つの入力端子を備えるとともに、各センサー基板特有の識別情報であるアドレスNO.を備える。そして、遊戯機が使用されるたびごとに、該当するカウント項目に対応する入力端子に信号が送られるように、遊戯機の基板とセンサー基板の入力端子が接続される。その結果、例えば、遊戯機において100円が投入された場合には、CH2の入力端子に信号が送られ、センサー基板においてカウント項目2の集計が行われる。そしてその後、開店前等において集計器においてすべての遊戯機の売上及び景品出し数等の集計を行う際に、各センサー基板に特有のアドレスNO.とともに、集計結果が集計器に送られるようになっている。なお本実施例においては、センサー基板の電源は遊戯機より取り出すこととしている。また、本実施例においてはセンサー基板の入力端子を7チャンネルとしたが、必ずしも7チャンネルとする必要は無く、集計する項目に対応した数とすれば良い。
【0020】ここで遊戯機とセンサー基板との関係を更に詳しく説明すると、上述したように遊戯機の売上管理を行う場合には、一般的に7種類の項目について行われるが、実際の遊戯機においては、7種類すべてを備えているものは無く、そのうちのいくつかのみを備えている。例えば、図4に示される遊戯機では10円INのみが可能であり、図5に示される遊戯機では100円IN、500円IN、景品1OUTが可能であり、更に図6に示される遊戯機では、10円IN、100円IN、メダルIN、メダルOUTが可能であるが、各センサー基板においてこれらの遊戯機における集計をする場合には、図4乃至図6にも示されているように、集計するカウント項目に対応したチャンネルに信号が送られて集計が行われる。具体的には、10円INのみが可能な遊戯機における集計をする場合には、項目1に対応したCH1に信号が送られ、当該カウント項目の集計が行われ、100円IN、500円IN、景品1OUTのみが可能な遊戯機における集計をする場合には、それぞれのカウント項目に対応したCH2、CH3、CH6に信号が送られてそれぞれのカウント項目についての集計が行われる。このように、本発明の遊戯機の売上集計装置では、集計するカウント項目に対応した入力端子を備えるセンサー基板を備えているため、遊戯機を入れ替えた場合においても、センサー基板を交換する必要が無く、同一のセンサー基板をそのまま使用することが可能となるとともに、集計器へのセンサー基板等の登録が容易になる。
【0021】次に各センサー基板の関係を説明すると、図1に示されているように、本実施例では、複数の遊戯機の集計を行えるように、集計器2に4つのポートを設けており、それぞれのポートに複数のセンサー基板をシリーズ接続している。従って、バスラインを使用して接続した場合に比較して、一つのポートに接続できるセンサー基板の数を多くすることが可能となり、その結果、一つの集計器で多数のゲーム器の集計が可能となる。
【0022】ここで各センサー基板3(1)〜3(N)、5(1)〜5(N)、7(1)〜7(N)、9(1)〜9(N)の接続について説明すると、本実施例では、図7に示されるように、各センサー基板をノーマルオフのリレーによって接続している。従って、ゲームが正常に作動している場合には各センサー基板を介して次に接続されているセンサー基板へ信号が送られるが、遊戯機の故障等でセンサー基板への電源の供給がストップしている場合には、当該センサー基板を介さずにその次のセンサー基板への信号の送信が行われる。これにより、シリーズ接続している途中のセンサー基板が遊戯機の故障等によって作動不能の場合においても、作動している遊戯機すべての売上及び景品出し数等の集計を行うことが可能となる。
【0023】次に、本実施例の遊戯器の売上集計装置を使用して売上管理を行う場合について説明すると、本実施例では、図1に示されるように、集計器2に4つのポートを設けて、それぞれのポートにシリーズ接続したセンサー基板3(1)〜3(N)、5(1)〜5(N)、7(1)〜7(N)、9(1)〜9(N)を、遊戯機4(1)〜4(N)、6(1)〜6(N)、8(1)〜8(N)、10(1)〜10(N)に接続する。具体的には、遊戯機におけるカウント項目に対応したセンサー基板の入力端子に信号が送られるように、遊戯機の基板とセンサー基板の入力端子を接続する。
【0024】そして、この状態で遊戯機が使用されると、使用されたカウント項目に対応したセンサー基板の入力端子に遊戯機から信号が送られ、センサー基板において当該カウント項目の集計がなされる。
【0025】そしてその後、開店前等に集計器2を操作することによって、設置されている遊戯機すべての集計結果が、各センサー基板に特有の識別情報であるアドレスNO.とともに集計器2に送られ、該集計器2に接続されたパソコン11で当該集計結果を画面表示、あるいは編集可能となり、また、本部に設置されたコンピューター12への送信も可能となる。
【0026】なお、本実施例では、センサー基板と集計器とを有線により接続する方法について説明したが、本発明の売上集計装置は必ずしもこの方法には限られず、センサー基板において集計された集計結果を無線により集計器に送信してもよく、かかる場合には、ケーブル等を不要とすることが可能となる。
【0027】このように本実施例の遊戯器の売上集計装置では、ゲームセンター等に設置された各遊戯機毎の集計とともに、ゲームセンター等全体の売上管理が容易にでき、更に、本部のコンピューターにおいては複数存在するゲームセンター等の売上集計等も容易にできるようになった。
【0028】次に、図8は、JAMMA規格の基板を用いる遊戯器の売上及び景品出し数等をカウントして集計するための本発明の実施例の一部分を示した図であり、本実施例においては、遊戯機13から信号を取り出すための信号取り出し基板14を備えている。
【0029】遊戯機よりカウント項目に対応した信号を取り出すためには、一般的に遊戯機の基板より直接配線する必要があるが、一方、近年になり、テレビゲーム等では、遊戯機より出力される信号に対応した出入力端子の位置を固定したJAMMA規格が採用されるようになっている。そこで本実施例では、JAMMA規格の基板より信号を取り出すための信号取り出し基板を用いて、この信号取り出し基板14を、遊戯機13の基板とコネクタ15との間に介在させることとしている。従って、これにより本実施例では、遊戯機の基板から直接配線する必要が無くなり、信号の取り出しが容易になり、また、遊戯機を入れ替えた場合においても容易にセンサー基板の取り付けができるようになった。
【0030】なお、本実施例における作用等は請求項1に記載の本発明の実施例と同様であるので説明は省略する。また、本発明においても、センサー基板における集計結果を無線により集計器に送信する方法を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の遊戯機の売上集計装置は、以上説明したような形態で実施されるために、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】本発明の遊戯機の売上集計装置では、各遊戯機に接続したセンサー基板により当該遊戯機におけるカウント項目毎の集計が自動的になされるため、従来のように、遊戯機ごとに使用回数計測カウンターを読みとる必要がなくなり、各遊戯機における売上等の集計が容易にできるようになった。
【0033】更に、上記センサー基板は集計器に接続されているため、遊戯機が複数台設置されている場合においても、すべての遊戯機の集計結果を前記集計器において知ることが可能であり、その結果、例えばゲームセンターにおける店全体の売上管理も容易、迅速にできるようになった。
【0034】また、本発明の遊戯機の売上集計装置では、前記センサー基板を複数設ける場合には各センサー基板をシリーズ接続しているため、集計器におけるポート数を増やすこと無く多くのセンサー基板を接続することが可能となった。
【0035】更に、上記シリーズ接続した各センサー基板の接続に際してはノーマルオフのリレーを用いているため、遊戯機の故障等によりセンサー基板の一つが作動しなくなった場合でも、それ以外の作動しているセンサー基板における集計結果を集計器に送ることが可能となった。
【0036】更にまた、センサー基板における集計結果を無線により集計器に送信する方法を採用することにより、ケーブル等を不要とすることが可能である。
【0037】また、本発明の遊戯機の売上集計装置では、JAMMA規格による基板を用いる遊戯機の売上及び景品出し数の集計をするに際して、上記規格に対応した位置に端子を備える信号取り出し基板を用いているため、遊戯機の基板から直接配線をする必要が無く、その結果、遊戯機の入れ替え等をした場合においても容易に本発明を遊戯機に接続することが可能となった。
【出願人】 【識別番号】000231567
【氏名又は名称】日本精密株式会社
【出願日】 平成9年(1997)7月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 良夫
【公開番号】 特開平11−42355
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−215699