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【発明の名称】 弾球遊技機
【発明者】 【氏名】松元 邦夫

【要約】 【課題】埃等が溜まり難く汚れを極力防止できると共に、スイッチを容易且つ確実に操作でき、カード残額表示部の表示を容易に確認できる弾球遊技機を提供する。

【解決手段】遊技球を貯留する球供給皿7 と、この球供給皿7 を覆う球供給皿カバー8 とを遊技盤6 の下側で前枠2 の前側に配置し、この球供給皿カバー8 に、カード残額表示部15、スイッチ16,17 を含む操作・表示部14を設け、操作・表示部14側の球供給皿カバー8 を前下がり状に傾斜させ、この球供給皿カバー8 の傾斜部に、スイッチ16,17 を前側から操作するように操作・表示部14を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球を貯留する球供給皿(7) と、この球供給皿(7) を覆う球供給皿カバー(8) とを遊技盤(6) の下側で前枠(2) の前側に配置し、この球供給皿カバー(8) に、カード残額表示部(15)、スイッチ(16)(17)を含む操作・表示部(14)を設けた弾球遊技機において、操作・表示部(14)側の球供給皿カバー(8)を前下がり状に傾斜させ、この球供給皿カバー(8) の傾斜部(21a) に、スイッチ(16)(17)を前側から操作するように操作・表示部(14)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 操作・表示部(14)の上側にカード残額表示部(15)を、このカード残額表示部(15)の下側に球貸しスイッチ(16)と返却スイッチ(17)とを左右に配置したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】 傾斜部(21a) に前後方向にガイド筒部(36)(37)を設け、このガイド筒部(36)(37)に前後方向に摺動自在に摺動体(34)(35)を挿入し、傾斜部(21a) の前面側に、この摺動体(34)(35)に対向する操作突部(32)(33)が形成された合成樹脂製の保護シート(30)を装着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】 傾斜部(21a) の後方近傍に、この傾斜部(21a) に略沿って傾斜する支持板(26)を配置し、この支持板(26)とその後方の受け板(28)との間に、カード残額表示部(15)及びスイッチ(16)(17)を備えたプリント基板(27)を介在し、受け板(28)に、スイッチ(16)(17)に対応してプリント基板(27)の裏側に当接する受け部(38)(39)を設けたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の弾球遊技機。
【請求項5】 受け板(28)を前後方向の取り付けボス(49)を介して傾斜部(21a) に固定し、摺動体(34)(35)の後端の操作突起(34c)(35c)と受け部(38)(39)とをスイッチ(16)(17)及びプリント基板(27)を挟んで前後に対応させたことを特徴する請求項1乃至4に記載の弾球遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、通常のノーマル機の他に、自動球貸し機に接続して使用する、所謂CR機と言われるものがある。このCR機は、従来、特開平6−142312号公報に記載されるように、上皿を覆う上皿カバーに、カード残額表示部と球貸しスイッチと返却スイッチとを含む操作・表示部を備え、この操作・表示部を弾球遊技機の一側部に配置された自動球貸し機に接続して使用する。そして、ゲームを行う場合に、先ず遊技者が自動球貸し機のカード挿入口にカードを挿入すると、そのカードの残額がカード残額表示部に表示され、次いで球貸しスイッチを操作した時に、弾球遊技機の裏側の払い出し手段から所定金額に応じた数の遊技球が上皿側に払い出され、またゲームの終了後に返却スイッチを操作した時に、消費金額を減算した残額を記録したカードがカード挿入口から返却されるようになっている。従来のCR機は、上皿の球整列通路の前側で上皿カバーの上面に操作・表示部を設け、この操作・表示部の中央にカード残額表示部を、その左右両側に球貸しスイッチと返却スイッチとを夫々上向きに配置して、各スイッチを上側から下方に操作する構成を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のCR機では、上皿カバーの前側の略水平部に、その周辺部分よりも若干低くなった略舟形の凹部を形成し、この凹部内に操作・表示部を上向きに配置しているため、操作・表示部の上面側に埃等が溜まり易く、長期間経過する間に埃等が煙草の脂等と共に操作・表示部に付着して、操作・表示部が非常に汚れ易くなる欠点がある。また操作・表示部が上向きであり、球貸しスイッチ、返却スイッチが上側に向いているため、これらのスイッチを操作する際には、右手の人指し指で操作する必要があり、スイッチを操作し難い欠点かある。更に操作・表示部のカード残額表示部を上向きに配置しているため、カード残額表示部の表示を確認するには、遊技者が視線を下方に向けなければならず、従って、ゲーム中にゲームを続行したままの状態でカード残額表示部の表示を確認し難い欠点もある。本発明は、かかる従来の課題に鑑み、埃等が溜まり難く汚れを極力防止できると共に、スイッチを容易且つ確実に操作でき、カード残額表示部の表示を容易に確認できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、遊技球を貯留する球供給皿7 と、この球供給皿7を覆う球供給皿カバー8 とを遊技盤6 の下側で前枠2 の前側に配置し、この球供給皿カバー8 に、カード残額表示部15、スイッチ16,17 を含む操作・表示部14を設けた弾球遊技機において、操作・表示部14側の球供給皿カバー8 を前下がり状に傾斜させ、この球供給皿カバー8 の傾斜部21a に、スイッチ16,17 を前側から操作するように操作・表示部14を設けたものである。請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、操作・表示部14の上側にカード残額表示部15を、このカード残額表示部15の下側に球貸しスイッチ16と返却スイッチ17とを左右に配置したものである。
【0005】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、傾斜部21a に前後方向にガイド筒部36,37 を設け、このガイド筒部36,37 に前後方向に摺動自在に摺動体34,35 を挿入し、傾斜部21a の前面側に、この摺動体34,35 に対向する操作突部32,33 が形成された合成樹脂製の保護シート30を装着したものである。請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、傾斜部21a の後方近傍に、この傾斜部21a に略沿って傾斜する支持板26を配置し、この支持板26とその後方の受け板28との間に、カード残額表示部15及びスイッチ16,17 を備えたプリント基板27を介在し、受け板28に、スイッチ16,17 に対応してプリント基板27の裏側に当接する受け部38,39 を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳述する。図面はパチンコ機等のCR機仕様の弾球遊技機を示し、図1乃至図3において、1 は外枠、2 は前枠で、外枠1 の前側に上下一対のヒンジ3 を介して開閉自在に枢着されている。4 はガラス扉、5 は前面板5 で、これらは前枠2 の窓孔に対応して上下に配置されている。6 は遊技盤で、前枠2 の窓孔に対応するように前枠2 に裏側から着脱自在に装着されており、この遊技盤6 の遊技領域の下側に前面板5 が配置されている。7 は発射用の遊技球を貯留する上皿で、前面板5 の前側に装着され且つ上皿カバー8 により覆われている。なお、この上皿7 は球供給皿を構成し、また上皿カバー8 は球供給皿カバーを構成している。9 は下皿で、上皿7 から溢流し又は抜き取った遊技球を受けるように、前面板5 の下側で下皿カバー10と共に前枠2 の前面下部に装着されている。
【0007】11は発射手段で、下皿9 の右側で前枠2 に装着された発射ハンドル12と、前枠2 の裏側に配置された発射モータ、打撃槌等を備え、発射ハンドル12を操作した時に発射モータにより打撃槌が作動して、発射レール上の遊技球を1個づつ遊技盤6 のガイドレール側に発射させるようになっている。13は球送り手段で、発射手段11の発射動作に連動するように前面板5 の裏側に装着され、上皿7 内の遊技球を1個づつ発射レール上の発射位置に供給するようになっている。14はCR機仕様の操作・表示部で、カード残額を表示するカード残額表示部15と、球貸し操作用の球貸しスイッチ16と、返却操作用の返却スイッチ17とを含み、上皿カバー8 の右側に配置されている。
【0008】前面板5 は板金製であって、ガラス扉と共に左端側のヒンジ18により開閉自在に枢着され、前枠2 の前面側に沿って閉じた状態で右端側の施錠手段によりロック可能である。上皿7 は、前側に張り出し状に形成された貯留部19と、この貯留部19からの遊技球を横一列状に案内する球整列部20とを備え、球整列部20で遊技球を一列状に案内しながら球送り手段13側に供給するようになっている。上皿カバー8 は、上皿7 を前側及び下側から覆うように構成され、前面板5 に前側から着脱自在に固定されている。上皿カバー8 及び下皿カバー10の右側部分には、図4及び図5に示すように、前方に張り出す張り出し部21,22 が一体に形成され、その各張り出し部21,22 内に、前面板5 の前側で上皿7 からの遊技球を下皿9 に抜き取る上下の抜き取り通路が組み込まれると共に、上皿カバー8 側の張り出し部21,22 内に、上皿7 の抜き取り孔を開閉する開閉手段23等が組み込まれている。なお、開閉手段23は、上皿カバー8 の右端上部の開閉レバー24を左右に操作して開閉するようになっている。
【0009】上皿カバー8 の右側の張り出し部21は、全体として緩やかに湾曲しながら前下がり状に大きく傾斜しており、この張り出し部21の傾斜部21a には、上皿7 の球整列部20から開閉手段23にわたる部分の前側に対応して開口24a が形成され、その開口24a を塞ぐように前側から傾斜カバー25が着脱自在に固定されている。なお、傾斜カバー25は、その外周側に形成された突起を上皿カバー8 の張り出し部21側の取り付けボスに挿入して、取り付けボスの裏側からネジで固定されている。操作・表示部14は、図4乃至図11に示すように構成されている。即ち、操作・表示部14は、図4乃至図7に示すように、傾斜カバー25の裏側に支持板26、プリント基板27及び受け板28を配置して成り、そのプリント基板27にカード残額表示部15と球貸しスイッチ16と返却スイッチ17とが装着されている。カード残額表示部15は複数個のセグメント表示素子29を左右方向に配置して構成されている。各スイッチ16,17 には、オン・オフ式の有接点スイッチが使用されている。
【0010】傾斜カバー25は透明な合成樹脂材料により成形され、この傾斜カバー25の前面に合成樹脂製の保護シート30が貼着されている。保護シート30には、裏側の上部のカード残額表示窓31を除く部分に着色皮膜が形成されており、そのカード残額表示窓31の下側の左右に球貸しスイッチ操作突部32と返却スイッチ操作突部33とが前方に球面状に突出形成されている。傾斜カバー25の裏側には、図6、図7及び図9に示すように、摺動体34,35 を保持し且つ前後方向に摺動自在に案内するガイド筒部36,37 が各スイッチ操作突部32,33 に対応するように一体に形成され、このガイド筒部36,37 は後端側が前下がりに斜めに切断され、また下側に廻り止めスリット36a,37a が形成されている。
【0011】受け板28は、球整列部20の下側の支持部材20a の前側に近接するように上下方向に略垂直状であって、図7乃至図10に示すように、左右方向の中間から各スイッチ16,17 に対応して前側に突出する一対の受け部38,39 と、左右両端から前側に突出する一対の側壁部40,41 と、各側壁部40,41 から前方に突出する係合部42,43 と、各係合部42,43 に対応する取り付けボス44,45 と、各側壁部40,41 から外方に突出する取り付け部46,47 とを一体に備え、その取り付け部46,47 が傾斜カバー25の左右一対の取り付けボス48,49 にネジ50により着脱自在に固定されている。支持板26は、図7乃至図11に示すように、カード残額表示部15が嵌合する開口部51と、各スイッチ16,17 に対応する開口部52,53 とを有すると共に、これらを取り囲むように裏側の外周側に周壁部54a を有し、その左右の周壁部54a に、受け板28の係合部42,43 が係合する係合凹部54,55 が形成され、また各係合凹部54,55 の内側に取り付け部56,57 が垂直状に形成されている。そして、支持板26は、傾斜カバー25側のカード残額表示窓31及びガイド筒部36,37 の後方に近接するように、前下がり状の傾斜カバー25に沿った状態で傾斜状に配置され、左右の取り付け部56,57 が取り付けボス44,45 に螺合するネジ57a により前側から受け板28に着脱自在に固定されている。
【0012】プリント基板27は、図7乃至図10に示すように、受け板28の係合部42,43 に対応する切り欠き部58,59 を有し、左右両端部が支持板26の周壁部54a と受け板28の側壁部40,41 との間で前後両側から挟持され、支持板26と略平行に傾斜状に配置されている。プリント基板27には、各スイッチ16,17 に対応する位置に受け板28側の受け部38,39 が裏側から当接され、各スイッチ16,17 の操作時にプリント基板27に係る荷重を受け部38,39 を介して受け板28で受けるようになっている。なお、プリント基板27はその2個の位置決め孔60に嵌合する支持板26側の2個の位置決め突起61により位置決めされている。摺動体34,35 は、図6、図7及び図9に示すように、スイッチ操作突部32,33を前側から押圧した時に後方に摺動してスイッチ16,17 を操作するためのもので、ガイド筒部36,37 に前後方向に摺動自在に嵌合する摺動筒部34a,35a と、摺動筒部34a,35a の後端部に形成されたストッパー部34b,35b と、摺動筒部34a,35aの中心に一体に形成された操作突起34c,35c とを有し、その操作突起34c,35c でスイッチ16,17 を押圧操作するようになっている。
【0013】摺動筒部34a,35a は、その前端側が傾斜カバー25に、後端がガイド筒部36,37の後端に夫々沿って斜め方向に形成され、また下側には廻り止めスリット36a,37a に前後摺動自在に係合する廻り止め突部34d,35d が形成されている。ストッパー部34b,35b は摺動体34,35 の前方への移動規制すべくガイド筒部36,37 の後端に当接され、この時に操作突起34c,35c の後端が開口部内でスイッチ16,17 の前側近傍に近接し又は接触するようになっている。上記構成の弾球遊技機は自動球貸し機に接続して使用する。自動球貸し機に接続した状態において、自動球貸し機のカード挿入口にカードを挿入すると、操作・表示部14のカード残額表示部15にカード残額が表示される。ゲームに際して球貸しスイッチ16側の操作突部32を前側から後方へと押圧操作すると、この操作突部32が変形して摺動体34がガイド筒部36に沿って後方へと摺動し、その操作突起34c が球貸しスイッチ16を押圧して、この球貸しスイッチ16から球貸し指令を送るので、払い出し手段が作動して所定金額に応じた数の遊技球が上皿7 に払い出されて行く。
【0014】ゲームを終了する時には、返却スイッチ17側の操作突部33を前側から後方へと押圧操作すると、この操作突部33が同様に変形して摺動体35がガイド筒部37に沿って後方へと摺動し、その操作突起35c が返却スイッチ17を押圧して、この返却スイッチ17から返却指令を送るので、自動球貸し機において消費金額を減算した残額をカードに記録した後、カード挿入口からカードが返却される。この実施形態では、次のような利点がある。即ち、上皿カバー8 の球整列部20側に対応する部分に前方に張り出す張り出し部21,22 を形成し、この張り出し部21,22 の前下がり状に大きく傾斜する傾斜部21a に操作・表示部14を設け、その操作・表示部14にカード残額表示部15、球貸しスイッチ16及び返却スイッチ17を夫々配置している。従って、操作・表示部14が前下がり状に大きく傾斜した状態になっているので、この操作・表示部14に煙草の灰、その他の埃等が溜まり難くなり、その汚れを少なくできる。また操作・表示部14は、上皿カバー8 の張り出し部21,22 に連続する傾斜カバー25を設け、その傾斜カバー25の表面に保護シート30を貼着しているので、操作・表示部14が傾斜状であることと相俟って、埃等が付着しても拭き取り等によって容易に除去できる。
【0015】しかもカード残額表示部15が前斜め上方に向いた状態になっているので、遊技者が視線を右斜め下方に向けることによってカード残額表示部15のカード残額を確認でき、例えばゲーム中にゲームを継続したままの状態でカード残額表示部15のカード残額を確認する場合にも、その確認を容易にできる。更に操作・表示部14の球貸しスイッチ16、返却スイッチ17は、その操作突部32,33 を前側から後方に押圧して操作するようにしているため、操作突部32,33 を右手の親指等で押圧することによって容易且つ確実に操作できる。上皿カバー8 の張り出し部21,22 側に前下がり状に大きく傾斜する傾斜部21aがあり、その傾斜部21a に操作・表示部14を配置しているため、上皿カバー8 の張り出し部21,22 側、特にその傾斜部21a 側を悪戯等で下方に押圧し難くなり、上皿カバー8 の張り出し部21,22 側の損傷を少なくでき、それに伴う操作・表示部14の故障等を未然に防止できる。
【0016】またプリント基板27を傾斜部21a の傾斜カバー25に近接させた状態で斜めに配置し、操作突部32,33 とスイッチ16,17 との間に摺動体34,35 を介在し、この摺動体34,35 を介して操作突部32,33 により各スイッチ16,17 を操作するようにしているので、各スイッチ16,17 を確実に操作できる。特に操作突部32,33 を傾斜カバー25に沿って斜めに配置し、この操作突部32,33 に対応する摺動体34,35 の前端面が傾斜カバー25に沿って斜めになっているため、操作突部32,33 を押圧力を摺動体34,35 に確実に伝達でき、スイッチ16,17 を確実に作動させることができる。しかも、摺動体34,35 は、傾斜カバー25から後方に突出するガイド筒部36,37 に前後摺動自在に挿入し、その廻り止め突部34d,35d をガイド筒部36,37 の廻り止めスリット36a,37a に係合させているため、摺動体34,35 が一定の姿勢で確実に前後に摺動させることができ、摺動体34,35 の動きが安定する。このため、摺動体34,35 の前端面が傾斜カバー25側の操作突部32,33 に合わせて斜めになっているにも拘わらず、各スイッチ16,17 を確実に操作できる。
【0017】摺動体34,35 は大径の摺動筒部34a,35a と内側の操作突起34c,35c とを備え、摺動筒部34a,35a をガイド筒部36,37 に摺動自在に挿入し、この摺動筒部34a,35a から突出する操作突起34c,35c でスイッチ16,17 を操作する構造であるため、摺動体34,35 に廻り止め突部34d,35d を容易に形成できると共に、その操作突起34c,35c でスイッチ16,17 の所定の部位を確実に操作できる。プリント基板27の後方の受け板28に受け部38,39 があり、この受け部38,39 をプリント基板27の各スイッチ16,17 に対応する部分に当接しているので、スイッチ16,17 の操作時に、操作突部32,33 により摺動体34,35 を介してスイッチ16,17 を強力に操作しても、その時の荷重がプリント基板27に加わることがなく、プリント基板27の損傷を確実に防止できる。以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態では、受け板28の取り付け部を取り付けボスを介して傾斜カバー25に固定しているが、支持板26側を傾斜カバー25に固定しても良い。更に、パチンコ機以外の弾球遊技機、例えばアレンジボール機等でも同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技球を貯留する球供給皿7 と、この球供給皿7 を覆う球供給皿カバー8 とを遊技盤6 の下側で前枠2 の前側に配置し、この球供給皿カバー8 に、カード残額表示部15、スイッチ16,17 を含む操作・表示部14を設けた弾球遊技機において、操作・表示部14側の球供給皿カバー8 を前下がり状に傾斜させ、この球供給皿カバー8 の傾斜部21a に、スイッチ16,17 を前側から操作するように操作・表示部14を設けているので、埃等が溜まり難く汚れを極力防止できると共に、スイッチ16,17 を容易且つ確実に操作でき、カード残額表示部15の表示を容易に確認できる。請求項2に記載の本発明によれば、操作・表示部14の上側にカード残額表示部15を、このカード残額表示部15の下側に球貸しスイッチ16と返却スイッチ17とを左右に配置しているので、カード残額表示部15の表示を確認し易くできると共に、各スイッチ16,17 を操作し易くできる。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば、傾斜部21a に前後方向にガイド筒部36,37を設け、このガイド筒部36,37 に前後方向に摺動自在に摺動体34,35 を挿入し、傾斜部21a の前面側に、この摺動体34,35 に対向する操作突部32,33 が形成された合成樹脂製の保護シート30を装着しているので、ガイド筒部36,37 で摺動体34,35 を確実に前後方向に案内でき、操作突部32,33 を操作することによって摺動体34,35 を介してスイッチ16,17 を確実に操作でき、しかも保護シート30で汚れ等を防止でき、所定の機能を長期間に亘って持続できる。請求項4に記載の本発明によれば、傾斜部21a の後方近傍に、この傾斜部21aに略沿って傾斜する支持板26を配置し、この支持板26とその後方の受け板28との間に、カード残額表示部15及びスイッチ16,17 を備えたプリント基板27を介在し、受け板28に、スイッチ16,17 に対応してプリント基板27の裏側に当接する受け部38,39 を設けているので、全体を小型化できると共に、プリント基板27を確実に支持でき、操作時の荷重によるプリント基板27の損傷を防止できる。請求項5に記載の本発明によれば、受け板28を前後方向の取り付けボス49を介して傾斜部21a に固定し、摺動体34,35 の後端の操作突起34c,35c と受け部38,39 とをスイッチ16,17 及びプリント基板27を挟んで前後に対応させているので、受け板28を取り付けボスで確実に支持できると共に、摺動体34,35 でスイッチ16,17 を操作した時にプリント基板27にかかる荷重を受け板28を介して取り付けボス側に伝達できる。
【出願人】 【識別番号】391010943
【氏名又は名称】株式会社藤商事
【出願日】 平成9年(1997)7月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
【公開番号】 特開平11−42345
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−215820