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【発明の名称】 パチンコ遊技機における賞球排出装置
【発明者】 【氏名】水貝 伸明

【氏名】宮原 直樹

【要約】 【課題】装置全体の小型簡素化を図ると共に、機構セット盤に対する実施(組付け)の簡略化を図る。

【解決手段】内部に球通路を形成したケース体26に、貯留球を1個ずつ払出し得る球払出し部35と、この球払出し部35から払出された球を賞球経路5側と球抜き路9側に通出切換えし得る切換え排出部47とを組込んでケース体単位で構成する。球払出し部35は、球入路28に臨む位置に支持された回転式の球送り体37を、適宜電子制御装置の制御により駆動される電動具39により回転停止制御して1球ずつ払出すように構成される。切換え排出部47は、払出し路30と戻し路31の分岐連絡部位に支持された切換え弁52を、適宜電子制御装置の制御により駆動される電動具48により払出し位置と戻し位置とに切換え保持し得るように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機裏側に装備された機構セット盤(C)における球貯留排出経路部(4)内の貯留球を、遊技盤内でのパチンコゲームの入賞成立に対する賞球として払出して賞球経路(5,7)から球皿側へ給出する一方、球抜き操作により戻し球として払出して球抜き路(9)から機外へ排出するパチンコ遊技機にあって、前記機構セット盤(C)の所要部位(25)に着脱可能に組付けセットされて内部に球通路を形成したケース体(26)に、前記貯留球を1個ずつ払出し得る球払出し部(35)と、この球払出し部(35)から払出された球を前記賞球経路(5,7)側と球抜き路(9)側に通出切換えし得る切換え排出部(47)とを組込んでケース体単位で構成し、前記ケース体(26)では、前記球貯留排出経路部(4)の下流に連通する球入路(28)の下部に、前記賞球経路(5,7)に連通する払出し路(30)および前記球抜き路(9)に連通する戻し路(31)を形成し、前記球払出し部(35)では、球入路(28)に臨む位置に支持された回転式の球送り体(37)を、適宜電子制御装置(22)の制御により駆動される電動具(39)により回転停止制御して1球ずつ払出すように構成され、前記切換え排出部(47)では、払出し路(30)と戻し路(31)の分岐連絡部位に支持された切換え弁(52)を、適宜電子制御装置(22)の制御により駆動される電動具(48)により払出し位置と戻し位置とに切換え保持し得るように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機における賞球排出装置。
【請求項2】 前記切換え排出部(47)では、前記ケース体(26)に着脱可能に取着される1枚の仕切り板(34)に、前記電動具(48)および切換え弁(52)を組付けて双方互いに連繋手段(54)で連繋して仕切り板単位で構成され、電動具(48)の作動前休止時には切換え弁(52)を払出し位置に保持し、電動具(48)の作動時には切換え弁(52)を戻し位置に保持するように設定した請求項1記載のパチンコ遊技機における賞球排出装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機における賞球排出装置に係り、更に詳しくは、遊技盤内でパチンコゲームを展開できる遊技機において、機裏側に貯留したパチンコ球を賞球として球皿側に給出し得る一方、球抜き操作により戻し球(返し球)として機外へ抜出し得るようにした賞球排出装置関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の遊技機では、遊技操作に基づいて開始される1球毎の球送り発射制御作動により、球皿から発射位置に送込まれた遊技球を遊技盤内に打出して所要のパチンコゲームを行ない得る。そして、このゲーム中の入賞条件(セーフ球の発生や入球による図柄組合わせの得点成立等)に対して、機裏側の球貯留排出経路部内に貯留された球が、賞球払出装置の払出し作動毎に所定数の賞球として払出されて、所定の賞球経路から上球皿および下球皿へ給出される。一方、遊技機の取扱いにより球貯留排出経路部内の相当量の貯留球を抜取る必要がある場合には、一般に前枠の正面側部に形成された操作孔から操作杆を挿入して機裏側の球抜き装置を作動させることにより、賞球経路と球抜き路との分岐連絡部に設けられた切換え弁を球抜き状態(球戻し位置)に保持したもとで、貯留球を球抜き路から機外の裏側へ放出し得るようになっている。なお操作杆は、針金状材に摘み部を付けた程度のものでホール管理者側で管理されるが、入手容易な直線材でも十分代用できる。
【0003】このようなパチンコ遊技機にあって、賞球の払出しとは別に、球抜き操作によりすべての貯留球を払出し可能にする形態として、一般に前記賞球払出装置では、入賞条件毎に対する電動具(ソレノイドやモータ)の駆動制御により、球経路に臨む爪車状またはスクリュー状の球送り体を回転制御させながら賞球を払出してカウント検出する電動タイプが使用され、また前記球抜き装置では、前述の操作杆で作動されるスイッチの検出入力に基づく電磁ソレノイドの駆動制御により、前記切換え弁を球抜き(戻し)位置に切換え保持して抜出す電気タイプが使用されている。そして双方の装置の実施形態として、遊技盤点検用の窓口を設けた裏側の機構セット盤の側縁部において、賞球払出装置が球貯留排出経路部の下流部に合わせて設置され、また球抜き装置が賞球払出装置の下流に連通する賞球経路と球抜き路との分岐連絡部に設置されて、球抜き操作におけるスイッチの検出入力に基づいて、切換え弁の切換え保持および賞球払出装置の解放条件のもとで、抜出された全ての貯留球を放出し得るようになっている。
【0004】なお前記球抜き装置については、操作杆の他に、外枠から開放された前枠の裏側において、指先操作によりスイッチを操作検出できるようになっている。また双方の装置では、電子制御装置での球抜き制御処理として、前記スイッチの検出入力を1回だけ有効化し、球抜き作動後には正常な復旧処理として電源再投入または電子制御装置に係るリセット入力操作を行なう。そしてこの処理を行なわない限り、同スイッチの以後の検出入力を無効として球抜き不能に設定されている。このもとで、前記電動具および電磁ソレノイドが、球抜き用のスイッチの検出入力に対する電子制御装置でのタイマー設定条件に基づいて、所定時間経過後に自動復帰するように設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記賞球払出装置は、球貯留排出経路部の下流部における所要部位に設置され、また球抜き装置は該賞球払出装置の直ぐ下流部に隣接して設置されるものであり、夫々の装置が密接な関係をもって連動することにより、貯留球を賞球として上球皿または下球皿側へ払出したり、機外へ抜取り得るようになっている。しかるに、これら賞球払出装置と球抜き装置とが、上下に隣接して設置されると共に連動して制御されるものであるにも拘らず、別の装置として個別に設計および製作されており、製作コストが嵩んでしまう欠点を内在していた。また、賞球払出装置と球抜き装置とを上下に連設した際にはかなり大型となるから、機構セット盤においては、両装置の外形サイズを前提とした大きな設置部位を確保しなければならず、賞球排出経路全体等の設計には少なからず制約を受けることとなっていた。更に、前記機構セット盤に対する組付け作業においては、賞球払出装置と球抜き装置を別々に位置決めセットして設置しなければならないから、組付けが面倒になると共に時間が掛かり、遊技機の組立てに係るコスト低減および合理化等を図るうえの障害になっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決するべく新規に提案されたもので、機裏側の機構セット盤にセットされる1つのケース体内に、球の払出し作動をなす球払出し部と球の通出切換え作動をなす切換え排出部とを組込んで装置全体の小型簡素化を図ると共に、機構セット盤に対する実施(組付け)の簡略化を果し得るようにしたパチンコ遊技機における賞球排出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期の目的を達成するため本発明は、機裏側に装備された機構セット盤における球貯留排出経路部内の貯留球を、遊技盤内でのパチンコゲームの入賞成立に対する賞球として払出して賞球経路から球皿側へ給出する一方、球抜き操作により戻し球として払出して球抜き路から機外へ排出するパチンコ遊技機にあって、前記機構セット盤の所要部位に着脱可能に組付けセットされて内部に球通路を形成したケース体に、前記貯留球を1個ずつ払出し得る球払出し部と、この球払出し部から払出された球を前記賞球経路側と球抜き路側に通出切換えし得る切換え排出部とを組込んでケース体単位で構成し、前記ケース体では、前記球貯留排出経路部の下流に連通する球入路の下部に、前記賞球経路に連通する払出し路および前記球抜き路に連通する戻し路を形成し、前記球払出し部では、球入路に臨む位置に支持された回転式の球送り体を、適宜電子制御装置の制御により駆動される電動具により回転停止制御して1球ずつ払出すように構成され、前記切換え排出部では、払出し路と戻し路の分岐連絡部位に支持された切換え弁を、適宜電子制御装置の制御により駆動される電動具により払出し位置と戻し位置とに切換え保持し得るように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】球貯留排出経路部に連通する球入路と、賞球経路に連通する払出し路と、球抜き路に連通する戻し路とを形成したケース体において、電動具により回転停止制御される回転式の球送り体を備えた球払出し部を該球入路に臨む位置に配設すると共に、別の電動具で切換え保持される切換え弁を備えた切換え排出部を該払出し部と戻し路の分岐連絡部位に配設して、賞球排出装置はこれら球払出し部と切換え排出部とをケース体に内蔵して小型化および簡素化された1つのユニット部材として取扱い得る。従って、機構セット盤に対する組付けに際しては、球貯留排出経路部の下流側における所定部位に、ケース体を位置決めセットしてビス等により固定するだけで簡単かつ容易に設置することができ、組付け作業の簡略化および合理化を図り得る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技機における賞球排出装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施例では、遊技球を1個ずつ遊技盤内に打出して遊技球の入賞ゲーム(アウト球とセーフ球との区分)を展開するタイプにあって、機裏側の貯留球を、入賞成立(セーフ球の発生)に対する賞球と、球貸しシステムを利用した遊技用の貸し球とに区分排出して球皿側へ供給し得るパチンコ機の場合を主に例示する。
【0010】先ず、図1に略示するパチンコ機および図2に略示する球処理部について要約説明すると、外枠Aに組付けられた前枠Bの裏側に、夫々の球処理部を有する機構セット盤Cが着脱可能にセットされている。このセット盤Cでは、遊技盤点検用の窓口1の周囲において、アウト球用の排出路2とセーフ球用の処理路3が区画形成されている一方、賞球用の球貯留排出経路部4として、最上端の球タンク4aと整列用の整流樋4bおよび減圧用の送出樋4cが順に連設されて、相当数のパチンコ球を貯留して送出し得るようになっている。また送出樋4cの下流端に、後述する本実施例の賞球排出装置Fが着脱可能にセットされており、この装置Fの出口下方に、上下の球皿(図示しない)側に連絡される第1,第2の賞球路(賞球経路)5,7が形成され、第1の賞球路5の上流部から分岐された球抜き路9が下部外側に形成されて、前記排出路2および処理路3に連絡されている。なお、第1の賞球路5は供給口6を介して上球皿の上流部に連絡され、また第2の賞球路7は供給口6の側方から分岐されて前枠Bの下部裏側に取着された容器8を介して下球皿に連絡されている(図1および図2参照)。
【0011】前述した機構セット盤Cにおけるその余の構成として、図1および図2に略示するように、前記整流樋4bと送出樋4cとの直交連絡部位に、賞球単列化用の球送り整列部10が装備され、また整流樋4bの所定位置に貯留球検出用のスイッチ11が設置され、そして第2の賞球路7の途上に賞球充満検出機構12が組込まれている。一方、送出樋4cの近傍に球抜き操作手段としてのレバー13およびスイッチ14が組付けられており、そして前記処理路3にセーフ球検出処理装置Dが着脱可能にセットされている。この装置Dでは、セーフ球を1個ずつ停留検出して賞球払出し後に解放通出する電動形態であって、図2および図3に例示するように、処理路3と連通する通路16を形成した本体15に、通路16内のセーフ球を1個ずつ通過検出し得るスイッチ17と、このスイッチ17の上,下方に位置するストッパー部18a,18bを形成して、1回毎の処理作動によりセーフ球に対する拘束と解放とによる通入出規制を行なうレバー状の規制処理部材18と、同部材18を各規制状態に交互に切換え操作する電磁ソレノイド19とを組付けて、全体が本体単位で構成取扱い得るようになっている。なお図1中、20は電源部(AC24V)に接続されるターミナル基板、21はゲーム内容を制御する第1電子制御装置、22はセーフ球検出処理並びに賞球排出(払出しと球抜き)を制御する第2電子制御装置を夫々示す。
【0012】このような本実施例のパチンコ機は、遊技ホール内の設置枠台(通称)の各区画枠内に前記球貸しシステムと共に設置されて縦向きで遊技に供される。この状態において、図示しないが、各列毎の設置枠台の補給設備における配球ユニットから必要時に供給される相当量のパチンコ球を、前記球貯留排出経路部4の球タンク4a内に受入れて各樋4b,4cに収容しており、パチンコゲーム中に発生したセーフ球に対して所定数の賞球を払出し得る。一方球貸しシステムでは、前記スイッチ11の球有り検出条件において、使用するカードの有効金額内における一定額単位に対して設定数球の貸出し制御をなすもので、カードリーダ23およびカード挿入口等を有するカードユニットEが外枠A外側に装備されて(図1参照)、前枠Bの裏側下部に設置された中継制御部(インターフェースボードともいう)24に、カードリーダ23と上球皿側の球貸し操作部および前記第2電子制御装置22が夫々接続されている。そして、カードリーダ23の球貸し判読制御処理条件に応答して後述の賞球排出装置Fが作動されることにより、払出された貸し球が上球皿へ供給されるようになっている。
【0013】前述したパチンコ機に実施された本実施例の賞球排出装置Fは、前記第2電子制御装置22で制御作動されるもとで、セーフ球に対する賞球と遊技用の貸し球との区分排出並びに貯留球の抜出しの制御をなすと共に、不正球抜き獲得の防止をなし得るようにした電子制御作動形態のもので、図1および図2に略示するように、前記機構セット盤Cの設置部内に着脱可能にセットされている。この装置Fでは、基本的な構成として図4〜図9に示すように、縦長方形箱状にユニット化された合成樹脂製のケース体26内に球通路を区画形成すると共に、この球通路に臨む部位に電動式の球払出し部35と切換え排出部47とを夫々組付けて、ケース体毎に取扱い得るようになっている。そして機構セット盤Cの設置部、つまり前記球貯留排出経路部4の送出樋4c下端と、前記第1,第2の賞球路5,7および球抜き路9上端との間に形成された凹室部(所要部位)25内にケース体26単位で収容されて、球通路を各路4c,5,7,9に整合連絡した状態でビス着セットされるようになっている。
【0014】このような賞球排出装置Fにおいて、前記ケース体26は、凹室部25内でビス着される1枚のベース板26Aにコの字形のカバー26Bが組付けられており、このケース体26内の上部に、1列の球入路28を垂下状に形成した樋27が組込まれて、ベース板26Aとカバー26Bとにビス固定されている。そして、ベース板26Aの下部に形成された区画壁29により、球入路28および前記第1の賞球路5に連通される斜状の払出し路30が形成され、この払出し路30の中央部から前記球抜き路9に連通される斜状の戻し路31が分岐して形成されて、ベース板26Aの下部に合わせてビス着された方形板サイズの仕切り板34で両路30,31が覆蓋されている。なお、ベース板26Aの各部には組付け用のボスや台座等が配設されており、また払出し路30と戻し路31とは、図5に例示するように互いに逆Yの字状に連通されて、その分岐連絡口部の一端に後述する切換え弁52用の逃し凹部32が形成されている。一方樋27の下部には、後述するセンサー用の検出孔33,33が、球1個分に通した間隔で形成されて球入路28に臨んでいる。
【0015】そして、前述のケース体26内に組込まれた前記球払出し部35は、球貯留排出経路部4からの球を1個ずつ通入出検出するもので、図4〜図9に例示するように、ベース板26Aの支持部36に軸支持された回転スプロケット状の球送り体37と、球送り体37の回転停止規制をなす規制片41の切換え作動源である電磁ソレノイド(電動具)39と、第1,第2検出具43,44とを備えている。そして球送り体37は、外周に形成した受け部38(図示6個)を球入路28内に臨ませて、1個ずつの球を受けて回転により放出し得る。また電磁ソレノイド39は、図示のフラッパー形式例において、ベース板26Aに固定された金属製の支枠40にコイルを巻回した磁力発生部(ボビンともいう)39Aを装着し、通電時に発生された励磁力を磁着部39aに集中的に作用し得、これに対して規制片41は、支枠40の一端に傾動可能に支持されてバネ42で付勢され、磁着部39aとバネ42を利用して球送り体37の受け部38を係合停止,離隔解放するようになっている。一方、第1,第2検出具43,44は、互いに1球分の検出間隔で配置されて球入路28に臨み、通入球と通出球とを個々に検出するようになっている。
【0016】このような球払出し部35では、電源投入時の作動状態において、電磁ソレノイド39の消磁(OFF)により磁着部39aから解放された垂下状態の規制片41が、球送り体37を拘束した通常状態に付勢保持されている(図4参照)。従ってこの球送り体37が、前記球貯留排出経路部4内に投入されて送出路4cから球入路28に入っている球の最先行(最下端)を、受け部38に受入れた状態で停止されていることにおいて、第1検出具43がこの球を直接有検出する。一方、電磁ソレノイド39の励磁(ON)により磁着部39aに吸着された規制片41が傾動変化して球送り体37を解放すると(図5および図6参照)、同球送り体37が受けた1球の重みで回転して同球を放出することにおいて、第2検出具44が放出球を直接有検出し、ソレノイド39が消磁復帰されるようになっている。なお第1,第2検出具43,44は、ともに光学センサータイプが使用される例において、前記第2の制御回路装置22側に接続される制御基板45に配置された発光ダイオードと、回路基板46に配置された受光ダイオードとが組とされている。ちなみに制御基板45は、樋27の外向き側に取着されて電磁ソレノイド39を接続し、回路基板46は、樋27の内向き側に取着されて制御基板45に接続されている(図4,図7および図9参照)。なお、球払出し部35内での球詰り(判定)に対して、払出し用の電磁ソレノイド39の作動により振動を発生させて球詰りを解消する制御として、例えば特願平1−249973号公報に開示の技術を採用可能である。また第2検出具44の払出し球検出不良(故障)の判定処理の制御に関しては、例えば特願平1−249975号公報に開示の技術を採用し得る。更には、賞球(貯留球)の数量(検出間隔時間)に応じて球払出し速度を高速用モードと、低速用モードとに変更する制御に関しては、例えば特願平2−6789号公報や特願平5−285821号公報に開示の技術を採用することができる。
【0017】また、ケース体26内に組込まれた前記切換え排出部47は、賞球および貸し球と貯留球とを切換え排出するもので、図4〜図9に例示するように、前記仕切り板34の外向き側に設置された電磁ソレノイド(電動具)48と、仕切り板34の内向き側に支持されたレバー状の切換え弁52と、該仕切板34の外向き側に設置された保全スイッチ65を備えて、仕切り板単位で構成されてケース体26内に組付けられている。電磁ソレノイド48は、図示のリニアタイプが使用される例において、仕切り板34に一体成形された支片34aに縦向きに設置されて、バネ50で付勢されたロッド49下端に連繋片51が固着されている。これに対して切換え弁52は、仕切り板34の下部中央のボス部34bに挿通支持された支軸53内端に固定されて、前記払出し路30と戻し路31との連絡部分内に位置している。そして、支軸53外端に固着された円形状の回動カム(連繋手段)54の溝54aにロッド49の連繋片51が係合されているもとで、同ロッド49の昇降変位に追従して回動カム54および支軸53の回動と共に切換え弁52が各位置に切換え保持されるようになっている。前記保全スイッチ65は、仕切り板34の左側下部から外向き側に延出した支持筒34cの側面にビス着された回路基板67上に固定され、出没式のスイッチボタン66を前記回動カム54に指向させた状態に配設されている。この保全スイッチ65は、スイッチボタン66の非押圧状態ではOFF状態に保持され、回動カム54が図示反時計方向へ回動して該スイッチボタン66を押圧している間だけON状態とされるa接点タイプのものである。なお電磁ソレノイド48は、前記制御基板45に接続される例とする。
【0018】このような切換え排出部47では、電源投入時の作動前状態において、電磁ソレノイド48の消磁(OFF)により下降端位置のロッド49に対して、切換え弁52が戻し路31を閉遮して払出し路30を開放した通常の斜状払出し位置に保持されて、前記球払出し部35から払出された球を払出し路30側へ案内する(図5参照)。またこの状態では、前記回動カム54がスイッチボタン66から離間して保全スイッチ65がOFF状態となるから、切換え弁52が起立戻し位置に保持されていることを該保全スイッチ65が検出しない条件(非検出条件)となる。一方、電磁ソレノイド48の励磁(ON)により上昇端位置に変位したロッド49に対して、切換え弁52が追従しながら傾動変化して払出し路30を閉遮して戻し路31を開放した起立戻し位置に保持され、払出された球を戻し路31側へ案内する(図6参照)。そしてこの状態では、回動カム54の側面54bがスイッチボタン66を押圧して保全スイッチ65がON状態となるから、切換え弁52が起立戻し位置に保持されていることを該保全スイッチ65が検出している条件(検出条件)となる。なお、切換え排出部47に関連する操作手段については、図1に略示した前記機構セット盤Cにレバー13およびスイッチ14が配置使用される例において、レバー13の操作によりスイッチ14が検出(ON)することに応答して、前記切換え用のソレノイド48と払出し用のソレノイド39とが夫々設定時間に亘り励磁されるようになっている。ちなみにレバー13は、前枠Bに形成された操作孔に挿入された針金状の操作具(共に図示しない)の押込みによる操作と、外枠Aから開放した前枠Bの裏側で指先による操作との何れも可能にされている。
【0019】そして、前述のように構成された本実施例の賞球排出装置Fにおいて、不正球抜き獲得に係る防止対策技術については、ケース体26内に切換え排出部47を内蔵して切換え弁52を球通路内に位置させた上で、切換え弁52の揺動による保全スイッチ65のONOFF状態により、前記払出し用のソレノイド39の作動制御を行なって貯留球の払出しを制御するようになっている。すなわち、前記切換え弁52が起立戻し位置に変位して回動カム54がスイッチボタン66を押圧した場合には、保全スイッチ65がON状態となってこの信号が第2の電子制御装置22に入力され(図11参照)、この保全スイッチ65の検出条件により球払出し部35が払出し解放作動状態に制御されて、払出し用のソレノイド39の作動下に貯留球の払出しが行なわれる。従って、球払出し部35から払出された貯留球は、切換え弁52が起立戻し位置に保持されていることから、戻し路31側へ案内された後に球抜き路9へ排出される。一方、切換え弁52が斜状払出し位置に変位して回動カム54がスイッチボタン66から離間した場合には、保全スイッチ65がOFF状態となってこの信号が第2の電子制御装置22に入力され、この保全スイッチ65の非検出条件により球払出し部35が払出し解放作動不能状態に制御されて、払出し用のソレノイド39の停止下に貯留球の払出しが中止されるようになっている。従って、図14(a)および図14(b)に示すように、起立戻し位置に保持されていた切換え弁52が、線状の不正物61により不正操作されて戻し位置から適宜揺動変位した場合には、球払出し部35における貯留球の払出しそのものが中止されるから、該切換え弁52を斜状払出し位置へ強制的に揺動させたとしても、貯留球が払出し路30側へ払出されることはない。
【0020】ここで、本実施例のパチンコ機の各部に配設された電気部品類および前記賞球排出装置Fの電気部品類に係る入出力制御系統について付記すると、図11に略示するように、前記第1の電子制御装置21に遊技盤(図示しない)に配置されたスイッチ57,58等が接続されて、ゲームおよび賞球排出に係る制御処理がなされる。一方、前記第2の電子制御装置22に、前記カードユニットEのカードリーダ23、インターフェースボード24、球貸し操作用のスイッチ59および貸し球用のスイッチ11と、前記セーフ球検出処理装置Dのスイッチ17および電磁ソレノイド19と、前記球払出し部35の電磁ソレノイド39および第1,第2検出具43,44と、前記切換え排出部47の電磁ソレノイド48,保全スイッチ65および球抜き用のスイッチ14が夫々接続されて、貸し球と賞球との区分払出し、セーフ球検出処理、そして球抜きに係る夫々の制御処理がなされる。なお第2の電子制御装置22では、球抜き用のスイッチ14の1回の検出信号を有効入力して、球抜き指令により切換え用のソレノイド48を所定時間(例えば50秒)に亘り励磁し、切換え弁52の回動による保全スイッチ65の検出(ON)条件が入力されることに基づき、次いで払出し用のソレノイド39を所定時間(例えば45秒)に亘り励磁し、そしてリセットスイッチ60の入力条件で次の球抜き用検出信号を有効入力可能に設定されている。なお、前記不正物61による切換え弁52の不正操作に対する制御処理として、前記保全スイッチ65の1回のON→OFF作動により球抜き不能としたり、保全スイッチ65のN回(例えば3,4回)のON→OFF作動後に球抜き不能とする制御を選択可能である。
【0021】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパチンコ機では、遊技ホール内の設置枠台にカードユニットEと共に設置されて遊技に供し得る。そして、カードユニットEに対するカードの挿入並びに機前側での球貸し操作により、機構セット盤Cの賞球排出装置Fから払出された貸し球を上球皿側へ給出して収容し得る。このもとで遊技操作(打球発射操作)を行なうことにより、機内の発射位置に1球ずつ送込まれた遊技球を遊技盤内に打出して所要のゲームを展開し得る。そうして、ゲーム中に発生したアウト球を機構セット盤Cの排出路2から機外へ排出し、またセーフ球を処理路3からセーフ球検出処理装置Dに導入して1球ずつ停留検出処理した後に機外へ排出する一方、このセーフ球の検出処理に対して賞球排出装置Fから設定数の賞球を払出して上球皿または下球皿へ給出するようになっている。そして、球抜き必要時の操作により球貯留排出経路部4内の貯留球を、賞球排出装置Fの解放状態で抜出して球抜き路9から機外へ排出することができる。
【0022】そこで、このようなパチンコ機に実施された本実施例の賞球排出装置Fにおける球排出作動状態について、各図を参照しながら説明する。先ず貸し球の払出しについては、貸し球用のスイッチ11の球有り検出入力条件にあって、カードが挿入されて球貸し用のスイッチ59が操作されたことに基づいて球払出し部35が作動される。すなわち、同スイッチ59の操作入力に対するカードリーダ23,インターフェースボード24および第2の電子制御装置22間での制御処理および球貸し指令に基づいて、球払出し部35が作動されて電磁ソレノイド39の制御作動(励磁と消磁)および規制片41の切換え、第1,第2検出具43,44の球有り検出入力並びに球送り体37のピッチ回動により、所定数の球(例えば球貸し金額100円に対して貸し球25個)が1球ずつ払出されて、ケース体26の払出し路30から第1賞球路5へ排出され、供給口6から上球皿へ給出される。この貸し球の具体的な排出状態を図5で観ると、全ての貸し球は、球送り体37の受け部38から解放された以降、第2検出具44でカウント検出されて払出し路30に通入し、払出し位置に保持されている切換え弁52に沿って通出され、そして第1賞球路5へ排出される。
【0023】またセーフ球に対する賞球の払出しについては、図2および図3に示す前記セーフ球検出処理装置Dでのセーフ球検出毎に球払出し部35が作動される。すなわち、前記処理路3から通路16に通入して規制処理部材18のストッパー18bにより検出位置で停留されたセーフ球をスイッチ17が検出した条件にあって、同検出入力に対する第2,第1の電子制御装置21,22間でのセーフ球信号と賞球信号との処理および払出し指令に基づいて、球払出し部35が前述と同様な態様で作動されて(図5参照)、電磁ソレノイド39の制御作動および規制片41の切換えに従う球送り体37のピッチ回動により、所定数の球(例えば5〜15個の賞球)が1球ずつ払出されて、払出し路30から切換え弁52を介して第1賞球路5に通出され、供給口6から上球皿または第2賞球路7から下球皿へ給出される。そして、払出された所定数最後の賞球が第2検出具44でカウント検出された時点に基づいて、当該回の払出し作動が終了されて電磁ソレノイド39の消磁、規制片41の復帰に従い球送り体37が停止保持される。なお払出し終了後、セーフ球検出処理装置Dでは、第2の電子制御装置22からのセーフ球解放指令に基づいて、電磁ソレノイド19が1回作動(励磁と消磁)されることにより、規制処理部材18の切換えに従い検出位置のセーフ球が解放されて機外へ排出され、次のセーフ球が検出位置に入って停止される(図3参照)。
【0024】一方貯留球の球抜きについては、球抜き操作に基づいて切換え排出部47と球払出し部35が順次作動される。すなわち、前記球抜き用のスイッチ14が操作されたことにより、この検出入力に対する第2の電子制御装置22での制御処理および球抜き指令に基づいて切換え排出部47が切換え作動されて、電磁ソレノイド48の励磁によるロッド49の上昇と共に切換え弁52が戻し位置に切換え保持される(図6参照)。そして、前記回動カム54が保全スイッチ65のスイッチボタン66を押圧することにより、該保全スイッチ65がON状態とされて切換え弁52を検出している条件のもとに、例えば1.5秒後に球払出し部35が開放作動されて、電磁ソレノイド39の励磁により規制片41が磁着変位されて球送り体37を解放する。この結果、同球送り体37がケース体26の球入路28内の球を受けながら連続フリー回転するもとで、球貯留排出経路部4内の貯留球が、図6に例示するように、1球ずつ払出し路30に放出されて切換え弁52で変向案内されながら戻し路31に通出して球抜き路9から機外へ抜出される。そうして、設定時間経過後の球抜き指令終了時に、球払出し部35が元状復帰されてソレノイド39の消磁により、規制片41が変位復帰して球送り体37を停止保持する。これに次いで(例えば3.5秒後)切換え排出部47が元状復帰されてソレノイド48の消磁によりロッド49の下降と共に切換え弁52が元の払出し位置(図12の位置)に保持される。このとき、回動カム54がスイッチボタン66から離間し、保全スイッチ65はOFF状態となって切換え弁52の非検出状態となる。
【0025】なお前述の球抜き作動では、球貯留排出経路部4内で多少の球流れ遅れが発生したとしても、双方のソレノイド39,48の励磁時間設定により全球を的確に抜出すことができる。そして球抜き後においては、補給設備の運転により新たな相当量の球が球タンク4a内に投入されることにより、球払出し部35の球入路28内の所定位置(球送り体37の受止め位置)から球貯留排出経路部4内の全体に亘り通入(収容)されて、前述した貸し球,賞球の払出しが可能とされる。ちなみに、本実施例の賞球排出装置Fに係る第2の電子制御装置22での別設定例として、球貸し操作信号は賞球払出し指令の終了後に入力可能とされ、また球抜き操作信号の入力以後は入力不可(無効)とされる。賞球払出し信号は、球貸し指令の終了以後に入力可能とされ、また球抜き操作信号の入力以後は入力不可(無効)とされる。また球抜き操作信号は、貸し球,賞球の払出し指令の終了以後に1回だけ有効入力可能とされる。
【0026】ところで本実施例の賞球排出装置Fでは、前述した球排出作動を行ない得ることの他に、装置特有の機能として球抜き操作により機外へ排出されるべき貯留球の不正獲得(上球皿側への抜出し)を防止し得るもので、この防止対策については、前枠Bの操作孔(共に図示しない)から挿入した操作杆により前記球抜き用のスイッチ14を検出操作して切換え排出部47を球抜き状態に保持し得ることにおいて、機前側での不正操作により不正物を供給口6から裏側へ侵入させて巧みに操っても、貯留球が払出し路30側へ排出されることを好適に阻止するようにしている。すなわち、賞球排出装置Fの球排出作動前においては、図12(a)に示すように、切換え弁52が斜状払出し位置に変位して回動カム54がスイッチボタン66から離間しており、保全スイッチ65がOFF状態となって切換え弁52を検出しない条件が第2の電子制御装置22に入力される。従って、保全スイッチ65の非検出条件により球払出し部35が払出し解放作動不能状態に制御され、払出し用のソレノイド39が停止制御されている。
【0027】前枠Bの操作孔から挿入した操作杆により前記球抜き用のスイッチ14を操作すると、切換え排出部47における切換え用の電磁ソレノイド48が励磁して、ロッド49の上昇変位に追従して回動カム54が回動すると共に切換え弁52が起立戻し位置へ切換え保持される。そして、回動カム54が保全スイッチ65のスイッチボタン66を押圧することにより、該保全スイッチ65がON状態とされて切換え弁52を検出している条件のもとに前記球払出し部35が払出し解放作動状態となり、前記切換え用のソレノイド48の作動開始から適宜後に払出し用のソレノイド39が励磁されて貯留球の払出しが開始される(図12(b)参照)。このとき前記切換え弁52は、払出し路30を閉遮して戻し路31を開放した起立戻し位置に保持されているから、前記球払出し部35から排出された貯留球は、戻し路31側へ案内された後に球抜き路9へ抜出される(図12(b)および図13参照)。
【0028】そして、前述した図12(b)に示す貯留球の抜出し状態において、線状の不正物61を供給口6から第1賞球路5内に侵入させて払出し路30側に挿入させると、不正物61が鈴62の外周に沿って切換え弁52に当接し、該切換え弁52が図示時計方向へ揺動されるようになる。これにより、起立戻し位置に保持された切換え弁52が、図14(a)に示すように、電磁ソレノイド48の励磁力に抗して少しだけ揺動変位し、この切換え弁52の揺動と共に回動カム54も回動するから、スイッチボタン66に対する押圧が解除される。すなわち、保全スイッチ65がOFF状態とされるから、切換え弁52を検出しない条件のもとに前記球払出し部35が払出し解放作動不能状態となり、前記払出し用のソレノイド39が消磁されて貯留球の払出しが中止される。従って図14(b)に示すように、不正物61により切換え弁52を斜状払出し位置まで強制的に揺動変位させたとしても、払出し用のソレノイド39が消磁されて規制片41により球送り体37が回転不能状態となり、以後の貯留球の払出しが規制されて払出し路30の上流部にあった1,2個の球しか抜取ることができない。
【0029】なお、前記不正物61による切換え弁52の不正操作に対する払出し用のソレノイド39の作動設定条件として、1回の不正球抜き操作(保全スイッチ65のON→OFF)のみで該ソレノイド39を作動停止するように設定してある場合には、該不正物61による不正操作を解除すれば、切換え弁52は切換え用のソレノイド48の作動下に起立戻し位置へ揺動復帰し、これに伴って回動カム54が保全スイッチ65をON状態とする。しかるに、保全スイッチ65がON状態となったとしても払出し用のソレノイド39は作動せず、球抜き路9側への抜出しが不能となると共に、いくら切換え弁52を不正操作しても貯留球を第1賞球路5側へ抜出すことはできなくなる。
【0030】また、払出し用のソレノイド39の作動設定条件として、N回(例えば3回)の不正球抜き操作(保全スイッチ65のON→OFF)後に該ソレノイド39を作動停止するように設定してある場合には、該不正物61による1回目の不正操作を解除すれば、切換え弁52は切換え用のソレノイド48の作動下に起立戻し位置へ揺動復帰し、これに伴って回動カム54が保全スイッチ65をON状態とする。すなわち、保全スイッチ65が切換え弁52を検出している条件となるから、前記切換え用のソレノイド48が作動を再開して、貯留球の戻し路31および球抜き路9側への球抜りが開始される(図12(b)参照)。そして、供給口6から第1賞球路5内に侵入させた不正物61を再度切換え弁52に当接させて揺動させれば、保全スイッチ65がOFF状態とされて切換え弁52を検出しない条件となり、前記払出し用のソレノイド39が消磁されて貯留球の払出しが中止される。従って、2回目の不正球抜き操作においても、払出し路30の上流部にあった1,2個の球しか抜取ることができない。同じく、3回目の不正操作においても、1,2個の球しか抜取ることができないから、結局3回の不正操作により抜取り得る貯留球は数個にしかならない。なお、払出し用のソレノイド39に対して設定した回数の不正操作が行なわれた際には、前記リセットスイッチ60の入力条件を前提として、次の球抜き用検出信号が有効入力可能に設定される。
【0031】なお、実施例では保全スイッチ65としてa接点を用いた場合につき説明したが、スイッチボタン66の非押圧状態ではON状態に保持され、回動カム54の回動により該スイッチボタン66を押圧している間だけOFF状態とされるb接点を用いることができる。そしてこの場合は、スイッチ65のOFF状態で切換え弁52の起立戻し位置を検出するよう設定される。
【0032】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技機における賞球排出装置によれば、機裏側の機構セット盤にセットされる1つのケース体内に、球の払出し作動をなす球払出し部と、球の通出切換え作動をなす切換え排出部とを組込んだことにより、装置全体を1つのケース体単位のユニット部材として取扱い得ると共に、該装置の小型化および簡素化を図ることができる利点がある。しかも、機構セット盤に対する組付けに際しては、該機構セット盤の所要部位にケース体を位置決めセットしてビス等により組付けるだけで、球払出し部と切換え排出部とを球処理部における適切な位置に簡単かつ容易に配設することができ、当該部材の組付けの簡略化を図り得ると共にパチンコ遊技機の組立て作業の合理化を図り得る等の有益な効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
【出願日】 平成9年(1997)7月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
【公開番号】 特開平11−42339
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−215799