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【発明の名称】 パチンコ球研磨材の交換機構
【発明者】 【氏名】藤田 芳身

【氏名】須永 正二

【氏名】柳 漢呉

【要約】 【課題】パチンコ球の研磨装置への新研磨材の大量供給を可能にしつつ、必要な研磨材の容器を小型化し、研磨材の交換を簡単にする。

【解決手段】研磨材の交換装置11を、研磨材容器17と、この研磨材容器を着脱可能に支持する支持台14とで構成し、研磨材容器17には、研磨材の上流経路12に連絡される入口と、下流経路13に連絡される開閉可能な出口を備え、また研磨材容器17を経由しないバイパス経路18を設け、前記上流経路12の終端部分に、研磨材の移動方向を前記研磨材容器17と前記バイパス経路18との間で切り換える切換機構19を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パチンコ機における出口からパチンコ機における入口までの、パチンコ球の搬送経路たる球経路と、この球経路中でパチンコ球と研磨材とを攪拌混合しながら搬送してパチンコ球を研磨する研磨装置と、この研磨装置の出口側で前記球経路から分岐され且つこの研磨装置の入口側で前記球経路に合流する、研磨材の搬送経路たる研磨材経路と、この研磨材経路に設けられて研磨材を新旧交換する交換装置と、を有するパチンコ球研磨材の交換機構において、前記交換装置を、研磨材容器と、この研磨材容器を着脱可能に支持する支持台とで構成し、前記研磨材経路のうち前記交換装置より上流側を上流経路とし且つ同下流側を下流経路としたときに、前記研磨材容器には、上部に前記上流経路に連絡される入口を備えるとともに、下部に前記下流経路に連絡される開閉可能な出口を備え、さらに内部に前記入口と出口とに連通する貯留空間を備えたことを特徴とするパチンコ球研磨材の交換機構。
【請求項2】 前記交換装置には、さらに、前記研磨材経路のうちの前記上流経路と前記下流経路との間に、前記研磨材容器を経由しないバイパス経路を設け、前記上流経路の終端部分に、研磨材の移動方向を前記研磨材容器と前記バイパス経路との間で切り換える切換機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ球研磨材の交換機構。
【請求項3】 前記バイパス経路は、前記上流経路と当該バイパス経路との間で常時開口している第1の口を介して前記上流経路と前記下流経路とを常時連通するものとし、前記切換機構を、前記上流経路と前記研磨材容器との間に設けた第2の口と、この第2の口を開閉する開閉機構と、この第2の口を前記第1の口よりも低位に設置してこの第1の口をオーバーフロー口にしたオーバーフロー機構と、により構成したことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ球研磨材の交換機構。
【請求項4】 前記研磨材容器内部の貯留空間には、その貯留空間を入口側と前記出口側とに仕切る仕切り板を、前記入口側と前記出口側との間で移動自在に設置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ球研磨材の交換機構。
【請求項5】 前記研磨材容器の出口に、これを開閉するシャッターを設け、このシャッターには、これを開閉するための開閉手段を連結したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ球研磨材の交換機構。
【請求項6】 前記研磨材容器の内部に形成される貯溜空間は1つであって、この貯溜空間を、前記出口から下流経路に供給する新研磨材の貯溜空間と前記入口を経て上流経路から回収する旧研磨材の貯溜空間とを兼用するものとしたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ球研磨材の交換機構。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ球の搬送経路中でパチンコ球と攪拌混合されてパチンコ球を研磨する研磨材を新旧交換する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ球研磨材の交換機構としては、次の2つの技術がある。まず第1の従来技術は、特開平5−15658号公報に記載されるものであって、新研磨材を収容した第1の容器と、使用済みの旧研磨材を収容する第2の容器と、第1の容器から新研磨材をパチンコ球の搬送経路に供給する供給管と、パチンコ球の搬送経路から旧研磨材を第2の容器に回収する回収管と、旧研磨材を前記第2の容器に吸い込むブロアと、回収した旧研磨材の量を検出するセンサと、このセンサの前記検出により前記ブロアを停止させる開閉器とを有しており、これらが台車に搭載されて構成されている。
【0003】また、第2の従来技術としては、株式会社大都製作所が製造販売しているパチンコ球研磨材の交換機構(商品名「ダイトラインDCL−1」)がある。この交換機構は、パチンコ球の球経路中に設けられた研磨装置につながる研磨材経路に、新研磨材の供給部と旧研磨材の回収部とを設け、前記供給部には新研磨材を収容した第1の容器をセットして、この第1の容器から研磨材経路に新研磨材をその自重により流下させて供給するようになっており、また、前記回収部には使用済みの旧研磨材を収容する第2の容器をセットして、この第2の容器に旧研磨材をその自重により流入させて回収するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第1の従来技術によれば、前記第1及び第2の2つの容器のほか、供給管と回収管とブロア等を備えているため装置全体が大規模になる。このために前記両容器,両管やブロア及びその駆動源等を台車に搭載して移動を容易にしているものの、これを用いて研磨材を交換するには、その都度、パチンコ球の搬送経路付近に前記研磨材の交換機構を台車ごと移動させたうえ、前記供給管と回収管とをパチンコ球の搬送経路に接続し且つブロアを作動させて前記の交換をし、しかる後に前記ブローを停止させた後に前記供給管と回収管とをパチンコ球の搬送経路から外して、交換機構全体を台車ごと他の位置まで移動させる必要があった。一方、パチンコ球の搬送経路は、多数並んだパチンコ機の裏側の狭い空間部に設置されているため、前記交換機構による研磨材の交換は、1台又は複数台のパチンコ機を台枠から開いて客席側に旋回させたうえ、この旋回により生じた空間を経由して、客席側に置いた台車から前記供給管と回収管を前記搬送経路まで伸ばす必要があった。このように、前記第1の従来技術を用いて研磨材を交換するには多くの工数と時間と場所とを要するという不具合があった。したがってパチンコ店の開店中には前記研磨材の交換はできず、専ら閉店時間を利用して行わざるを得ないという欠点があった。
【0005】また、前記第2の技術によれば、研磨材経路における研磨材の流れを利用して旧研磨材を回収容器たる第2の容器に回収する一方、研磨装置内に新研磨材を第1の容器から自重により流下させるものであるため、前記第1の従来技術に比較して研磨材の回収及び供給のための管や動力を必要としない利点はあるものの、旧研磨材の回収容器と、新研磨材の供給容器との2つの容器が必要であるから、交換装置自体が嵩張る不具合は解決されていない。とりわけ、交換装置を小型化するとすれば、旧研磨材の回収容器と新研磨材の供給容器とを小型化しなければならないから、研磨材経路内の研磨材中における研磨材の交換率が低くなって、パチンコ球の研磨効率が低下するし、交換装置を大型化すれば、多数並んだパチンコ機の裏側の狭い空間部に設置することが困難になるという不具合がある。
【0006】そこで、この発明は、かかる従来技術の不具合を解決するためになされたものであって、その目的は、研磨装置への新研磨材の大量供給を可能にしつつ、必要な研磨材の容器を前記供給量に比して小型化することにあり、またその目的は、研磨装置に供給される研磨材を短時間の操作により簡単に交換することにあり、またその目的は、研磨材の容器内で新研磨材に旧研磨材が混入することを防止することにあり、またその目的は、任意の時に回収研磨材を取り出すことを可能にすることにあり、またその目的は、任意の時に研磨材の交換を開始することを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のパチンコ球研磨材の交換機構の発明は、パチンコ機における出口からパチンコ機における入口までの、パチンコ球の搬送経路たる球経路と、この球経路中でパチンコ球と研磨材とを攪拌混合しながら搬送してパチンコ球を研磨する研磨装置と、この研磨装置の出口側で前記球経路から分岐され且つこの研磨装置の入口側で前記球経路に合流する、研磨材の搬送経路たる研磨材経路と、この研磨材経路に設けられて研磨材を新旧交換する交換装置と、を有するパチンコ球研磨材の交換機構において、前記交換装置を、研磨材容器と、この研磨材容器を着脱可能に支持する支持台とで構成し、前記研磨材経路のうち前記交換装置より上流側を上流経路とし且つ同下流側を下流経路としたときに、前記研磨材容器には、上部に前記上流経路に連絡される入口を備えるとともに、下部に前記下流経路に連絡される開閉可能な出口を備え、さらに内部に前記入口と出口とに連通する貯留空間を備えたものとしている。
【0008】新研磨材が充填された研磨材容器を支持台にセットして出口を開放すると、研磨材容器から新研磨材が研磨材経路の下流経路に自重により流下して供給される一方、上流経路からの旧研磨材が研磨材容器の入口から同容器内に回収される。かかる研磨材の交換が開始されるまでは、研磨装置内には、それまで使用された研磨材が収容されており、それが研磨装置と研磨材経路との間で循環しながら、研磨装置内でパチンコ球の研磨をしているところであり、その研磨材の循環中に、研磨材容器の出口から新研磨材を供給するとともに、研磨材容器の入口から旧研磨材を回収して、前記循環中の研磨材中の所定量を交換する。
【0009】研磨材容器の出口の開放により新研磨材が下流経路に流下して研磨装置内に入ると、研磨装置内の研磨材量が増加する一方、研磨装置出口から出る旧研磨材が研磨材容器に前記のように回収される。研磨材容器内の新研磨材が供給された後に、旧研磨材が研磨材容器内に回収されることが一般には多い。そして旧研磨材が研磨材容器内に、供給された新研磨材と同一レベルまで回収されると研磨材の交換は終了する。このときには供給量と回収量が同量だから、研磨装置と研磨材経路の内部の研磨材量は交換前と同量になる。交換終了後には研磨材容器の出口を閉鎖して同容器を支持台から取り出せばよい。
【0010】前記交換のために要する作業は、1つの研磨材容器を支持台にセットし出口を開放することと、同出口を閉鎖して前記1つの研磨材容器を支持台から取り出すだけで研磨材を交換することができる。また、前記交換はパチンコ店の営業時間中には一般的に実施せず開店前又は閉店後に行うが、作業が前記のように簡単であるために、複数並んだパチンコ機の間のパネルを開くことができるようにしておけば、ここから前記交換を営業時間中に行うことも可能である。
【0011】そして、研磨材容器の容量の全量が新研磨材の供給量になり且つ回収量になる。このため、前記従来の技術では、2つの容器の合計容量のうちの半分が供給量であり且つ残りの半分が回収量であるのに対して、この発明のものは研磨材容器が1つでしかも研磨材の供給用及び回収用を兼用するから、その容量の全量が供給量になり且つ回収量になる。したがって、前記従来技術の2つの容器の合計容量とこの発明の研磨材容器の容量とが同じだとすれば、1回の研磨材の交換によって従来よりも2倍の量の研磨材を研磨装置及び研磨材経路に供給し且つ回収することができるから、研磨装置及び研磨材経路内での全研磨材量に対する新研磨材量の比が増加してパチンコ球の研磨効率が向上する。
【0012】請求項2の発明は、請求項1における前記交換装置には、さらに、前記研磨材経路のうちの前記上流経路と前記下流経路との間に、前記研磨材容器を経由しないバイパス経路を設け、前記上流経路の終端部分に、研磨材の移動方向を前記研磨材容器と前記バイパス経路との間で切り換える切換機構を設けている。
【0013】これによれば、請求項1の発明の前記作用に加えて、支持台に研磨材容器が装着された状態にあるときは勿論、支持台に対して研磨材容器の着脱操作をしている間や研磨材容器が支持台から外されている間にもパイパス経路を経由して研磨材を研磨装置に循環することができる。このため、パチンコ店の営業中であっても研磨材容器の支持台に対する着脱を行うことができるし、また研磨材容器を取り外したままパチンコ店の営業をすることもできる。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の前記バイパス経路を、前記上流経路と当該バイパス経路との間で常時開口している第1の口を介して前記上流経路と前記下流経路とを常時連通するものとし、前記切換機構を、前記上流経路と前記研磨材容器との間に設けた第2の口と、この第2の口を開閉する開閉機構と、この第2の口を前記第1の口よりも低位に設置してこの第1の口をオーバーフロー口にしたオーバーフロー機構と、により構成したものとしている。
【0015】これによれば、請求項2の発明の前記作用に加えて、さらに次の作用がある。すなわち、旧研磨材は上流経路から第2の口を経て研磨材容器内に回収されるが、研磨材容器内の旧研磨材量が満量になったときには、研磨材は第2の口まで溢れることになり、実質的に第2の口が閉じられたことになって、第1の口から旧研磨材がオーバーフローしてバイパス経路に流出し、これから下流経路を経て研磨装置に供給される。よってこのオーバーフローによる流路の変更も前記切換機構の動作の一である。一方、研磨材容器の出口が開放されていれば、旧研磨材は研磨材容器からも下流経路に供給され、この供給量と同量が第2の口から研磨材容器内に回収されるが、前記出口が閉鎖されていれば、研磨材容器内の旧研磨材はそのまま容器内に止まり、前記のように上流経路の旧研磨材は全量がバイパス経路を経由することになる。
【0016】また、開閉機構によって第2の口を閉じると、これも前記切換機構の動作の一であるが、支持台上の研磨材容器の有無にはかかわらず、上流経路からの旧研磨材は第1の口から全量がパイパス経路を経て下流経路に至り、ここから研磨装置内に入ることになる。したがって、支持台から研磨材容器を取り外していても、新研磨材が含まれる研磨材が研磨装置と研磨材経路とを循環することになる。そこで、新研磨材の供給終了後は研磨材容器の出口が閉鎖されるようにしておけば、研磨材容器内には新研磨材が混入しない旧研磨材のみが回収されるし、この旧研磨材の回収後は前記開閉機構により第2の口を閉じなくとも、研磨材は研磨装置に循環することになる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記研磨材容器内部の貯留空間に、その貯留空間を入口側と前記出口側とに仕切る仕切り板を、前記入口側と前記出口側との間で移動自在に設置したものである。
【0018】これによれば、研磨材容器内で新研磨材の上に仕切り板を乗せておけば、新研磨材の供給によるレベルの低下に伴って仕切り板の位置も下がり、旧研磨材の容量が次第に増加する。そして新研磨材の供給中に入口から旧研磨材が回収されても、これが新研磨材に混ざることがない。また、新研磨材の全量の供給が終了すると仕切り板は研磨材容器内の下死点に至り、そこで旧研磨材の下降を停止させるから、研磨材容器の出口が開放されたままでも、これを閉じたのと同一の作用を得ることができる。
【0019】なお、この場合に旧研磨材を研磨材容器から排出するのは、出口から仕切り板を取り出した後に旧研磨材を出口から排出してもよいし、研磨材容器を上下逆にして入口から旧研磨材を排出してもよい。逆に新研磨材を研磨材容器に収容する場合には、仕切り板を研磨材容器から一旦取り出した状態で新研磨材を収容し、その後に入口から仕切り板をセットすればよいが、研磨材容器を上下逆にして仕切り板を入口側に移動した後に出口から新研磨材を収容してもよい。
【0020】請求項5の発明は、前記研磨材容器の出口に、これを開閉するシャッターを設け、このシャッターには、これを開閉するための開閉手段を、直接又は動力伝達機構を介して連結してなる。この開閉手段としては、電気的,流体力学的その他の手段によりシャッターを開閉駆動できる手段をすべて含むものとする。
【0021】これによれば、研磨材容器が支持台にセットされたこと等をセンサーにより検出して開閉手段を作動させることにより、シャッターを移動させて出口を開けば、研磨材は自動的に下流経路に供給される。また、研磨材容器内の研磨材の全量が下流経路に供給される時間を実験により求めておき、前記出口を開放してから前記時間経過後に、開閉手段を逆方向に作動させるようにしておけば、研磨材の全量の供給後にその容器の出口を自動的に閉じることができる。なお、シャッターの開閉のタイミングは前記とは別であってもよいことは勿論である。
【0022】請求項6の発明は、前記研磨材容器の内部に形成される貯溜空間は1つであって、この貯溜空間を、前記出口から下流経路に供給する新研磨材の貯溜空間と、前記入口を経て上流経路から回収する旧研磨材の貯溜空間とを兼用するものとした。
【0023】これによれば、請求項1の研磨材容器内に形成される貯溜空間は1つであることを明確にし、この1つの貯溜空間が交換に供する新研磨材と交換された旧研磨材とにより兼用されて、1回の交換により従来用いられた研磨材容器の2倍の量の研磨材を供給し且つ回収することができるという請求項1の発明の作用を具体的に実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1はパチンコ球研磨材の交換機構の全体を示す概略図であり、パチンコ球はパチンコ機1における出口から下部経路2を経て集合部3に一旦集合され、ここからモータ4によって回転駆動されるスクリューコンベヤが内蔵された上昇経路5において上昇され、後述の選別装置6を経て上部経路7に至り、ここからパチンコ機1の入口に循環供給されるようになっている。かかるパチンコ球の搬送経路を以下においては球経路と称するが、この球経路のうち前記上昇経路5においてパチンコ球がスクリューコンベヤで搬送されている間に、同経路5にはパチンコ球の研磨材も供給され、パチンコ球間に研磨材が混入されてここでの搬送中にパチンコ球が研磨されるようになっている。したがって前記上昇経路5は研磨装置8を兼ねる。
【0025】研磨材はナイロンその他の樹脂からなり、直方体又は立方体等の定形粒からなる慣用されたものを用いる。そして選別装置6に至って研磨材と球とが選別され、研磨材は研磨材経路9を経由して前記集合部3から研磨装置8に循環する。選別装置6はパチンコ球の通路が簀の子状になっていて、パチンコ球は通路上を通過する一方、研磨材は通路の隙間から落下して選別されるようになっており、これも慣用されているものである。
【0026】研磨材経路9には研磨材の交換装置11が設けられる。すなわち、研磨材経路9におるけ上流側の上流経路12と、下流側の下流経路13との間に交換装置11を設けて、ここで、パチンコ球の研磨により汚れた研磨材を回収し且つ洗浄後の新しい研磨材を研磨材経路9に供給する。
【0027】図2は交換装置11の概略を示す説明図であり、その一部である支持台14と研磨材容器17と切換機構19との詳細が図3〜図5に示される。まず、この交換装置11を図2に基づいて説明した後に、図4〜5に基づいて詳細に説明する。すなわち、交換装置11は、上流経路12と下流経路13との間に設けられた支持台14と、この支持台14に着脱自在に装着されて上端の入口15が上流経路12の終端に臨み且つ下端の出口16が下流経路13の始端に臨むカセット式の研磨材容器17と、研磨材容器17をバイパスして支持台14に取付けられたバイパス経路18とを備える。研磨材容器17内には研磨材の貯溜空間10が形成され、この1つの貯溜空間10が研磨材容器17内の大部分を占めている。また研磨材容器17及びバイパス経路18を各形成する各前面板には図示しない透明板を嵌め込んだ窓が形成されていて、内部を視認可能にしている。
【0028】前記支持台14は図示しない基台に固定されて、磨材容器17の左右側面と後面の三面で立ち上がった枠体20と、この枠体20に固着されて研磨材容器17が載置される後述の台板27とを主として備えている。この枠体20の左側に前記バイパス経路18が形成されている。かかる支持台14には、上流経路12から流下した研磨材の流路を、研磨材容器17とバイパス経路18との間で切り換える切換機構19が設けられ、この切換機構19は上流経路12の終端部を兼ねており次の構成となっている。すなわち切換機構19は、上流経路12に連続し且つバイパス経路18に常開の第1の口21を介して連続する上部空間22と、前記第1の口21より下位にある第2の口23を介して連続する下部空間24と、下部空間24内で姿勢を維持したまま昇降することにより前記第2の口23を開閉して開閉機構を構成し且つこの第2の口23からの研磨材を研磨材容器17に案内する昇降口25と、前記常開の第1の口21及び開閉する第2の口23の高さの差からなるオーバーフロー機構26とからなる。
【0029】また、前記支持台14において前記研磨材容器17が載置される台板27の下側には下室28が形成され、この下室28と前記バイパス経路18下端との間には常開の連通口29が形成される。また、前記台板27には研磨材容器17からの新研磨材を受け入れる受入れ口31が開設され、この受入れ口31にはこれを開閉するシャッター32が設けられる。下室28には下流経路13が連続しており、したがってこの下室28は実質的に下流経路13の始端をなす。
【0030】次に、図3〜図5に基づいて交換装置11をさらに詳細に説明する。前記切換機構19をなす昇降口25には外方に向けて図4に示すように突起33が突設され、この突起33は、前記下部空間24を画成する側板の縦長のスリット34から外部に突出していて、このスリット34の長さにわたって昇降口25が昇降するようになっている。上部空間22の外側には、上部空間22を画成する側板に昇降口25のストッパ35がピン36により枢着されている。ストッパ35はピン36から自重により垂下されていて、このストッパ35の垂下状態においては、その突起35aが昇降口25の前記突起33の昇降経路に臨んでいる。かくして、昇降口25の上昇位置においては、昇降口25は第2の口23を閉じ且つ突起33がストッパ35の突起35aに係合して、その位置を維持するようになっている。ストッパ35は図示の位置を維持するようにバネによって付勢しておくこともできる。
【0031】研磨材容器17の上端には、中央の天板に携行用のハンドル36が枢着され、また、その両脇に開閉蓋37,38が入口15を開閉可能に枢着されている。また、研磨材容器17の貯溜空間10の下側を画成する底39はテーパをなしてホッパ型をなし、その下端に前記出口16を開閉するシャッター41が設けられている。このシャッター41は板状をなし、底39の下側の水平板42と、その上面に固定される押さえ板43との間で、研磨材容器17の前後に向けて進退可能に支持されており、研磨材容器17の前面方向に移動することにより出口16を開き、後面方向に移動することにより出口16を閉じるようになっている。しかもこのシャッター41は、シャッター41に固定されたブラケット44と前記押さえ板43との間に縮設されたバネ45により前記閉じる位置に付勢されており、この付勢に抗して研磨材容器17の前面側に移動したときには、ストッパ46によりその移動位置、すなわち出口16を開いた位置を維持するようになっている。
【0032】ストッパ46は、底39の下側において、研磨材容器17の内面で押さえ板47により挟まれて昇降自在に支持されており、ストッパ46上端の摘まみ46aが、研磨材容器17のスリット48から前面に突出している。このストッパ46を下降させてシャッター41に形成された小孔に係合することにより、シャッタ41の位置を前記のように維持する。なおシャッター41のこの位置への移動は、シャッター41の前端に屈折形成された指掛片41aに指を掛けて引けばよい。そのために研磨材容器17の前面板はこの位置に窓17aが開口されている。また、ストッパ46を上昇させてシャッタ41からの係合を解除すれば、シャッター41はバネ45の付勢により後退して出口16を閉じる。
【0033】支持台14の台板27の前記受入れ口31は、前記のようにシャッター32により開閉されるが、このシャッター32も板状をなし、台板27上面に固定された押さえ板49により、この押さえ板49と台板27との間に挟まれて支持されている。かかるシャッター32は後端において上向きに屈折されて上方への突起32aが形成されている。この突起32aは、研磨材容器17を支持台14にセットするときに、その研磨材容器17を形成する後面板の下端が係合するようになっており、したがって研磨材容器17のセットによってシャッター32が後方へ移動することにより受入れ口31が開くようになっている。
【0034】前記シャッター32の後部上面にはブラケット51が固定され、これと押さえ板49との間にはバネ52が縮設されて、バネ52によりシャッター32は前方の閉じ位置に付勢される。したがって、研磨材容器17を支持台14から取り出すとシャッター32はバネ52により前進して復帰することにより受入れ口31を閉鎖するようになっている。
【0035】また、これらシャッター32及び押さえ板49を覆うように、台板27上には覆い板53が固着されており、前記研磨材容器17の水平板42と一体で研磨材容器17の出口16を囲む角筒部42aの下端を、前記覆い板53の上面で受けるようになっている。なお、両シャッター41,32が開いたときには、研磨材容器17の内部と支持台14の下室28とが連通するように、前記各押さえ板43,覆い板53,押さえ板49は、出口16及び受入れ口31と同等の面積及び形状で開口されていることは勿論であり、その様子が図3及び図4に示されている。
【0036】さらに、支持台14の下室28にはガイド板54が設置されていて、最下の基板55に開設された下孔56から前記下流経路13に研磨材が供給されるようになっている。この基板55が図示しない基台に固定されて交換装置11が図1に示す位置に位置づけられている。
【0037】次に、研磨材容器17を支持台14にセットすることにより前記研磨材経路9の研磨材を交換する動作について説明する。まず、パチンコ店の開店中、すなわちパチンコ球がパチンコ機1から下部経路2,集合部3,研磨装置8,選別装置6,上部経路7を経てパチンコ機1に循環し、このとき研磨装置8内で研磨材によりパチンコ球が研磨されているものとする。このときには、研磨材は研磨装置8から選別装置6を経て上流経路12,交換装置11,下流経路13,集合部3から研磨装置8に循環している。そして、交換装置11の支持台14には研磨材容器17はセットされていないものとする。このときには交換装置11の切換機構19は、昇降口25が上昇位置にあって第2の口23を閉じていて、上流経路12から流下される研磨材は上部空間22から第1の口21を経てバイパス経路18を経由し、連通口29から下室28に至って下孔56から下流経路13に流下する。
【0038】そして、研磨材経路9から研磨装置8へ循環する研磨材が、パチンコ球の研磨により或る程度汚れたときには、例えば経験則に基づいて決められた適宜の日数を経過する毎に前記研磨材を交換する。
【0039】この交換は、研磨材容器17を支持台14にセットすることにより行う。この研磨材容器17のセットは、パチンコ店の開店前又は閉店後、すなわち、パチンコ球と研磨材の前記移動経路が休止中に行うのが好適であるが、同店の営業中にこれを行うこともできる。研磨材容器17には、洗浄されて汚れが落とされた新研磨材が充填されている。研磨材容器17を支持台14にセットするときには、研磨材容器17の後面板の下部により、支持台14の受入れ口31を閉じているシャッター32の突起32aを押しながらセットする。これにより、シャッター32はバネ52の付勢に抗しながら後退して受入れ口31を開く。
【0040】研磨材容器17のセット時には、予め開閉蓋37を開いておき、ハンドル36と開閉蓋37とを開閉蓋38側に倒しておくとよい。次にシャッター41を開いて出口16を開ける。そのために指掛片41aに指を掛けてこれをバネ45の付勢に抗して前面側に引っ張り、ストッパ46を押し下げてシャッター41に係合させる。これによって出口16の開放状態が維持され、貯溜空間10内の新研磨材が出口16及び受入れ口31を経由して下室28に至り、ガイド板54に案内されながら下孔56から下流経路13に供給される。するとこの新研磨材は下流経路13,集合部3,及び研磨装置8の入口あたりまでに充填される。かかる下流経路13,集合部3及び研磨装置8入口には、パチンコ店の開店中には研磨材が流れているものの、これらの容積と通過中の研磨材の体積とを比較すると、下流経路13,集合部3及び研磨装置8入口のあたりの容積は充分に大きいため、研磨装置8等の運転休止中には、これらの内部には充分な空隙があるから、新研磨材はかかる空隙に充填されることになる。
【0041】この状態でパチンコ店の開店直前にパチンコ球と研磨材の前記移動経路を作動させると、前記の充填された新研磨材が研磨装置8に至ってパチンコ球の研磨に貢献するが、研磨装置8と研磨材経路9とに内在する研磨材総量のうち研磨材容器17の容量に相当する量の研磨材が後述するように回収されて、交換されることになる。
【0042】研磨材容器17内の新研磨材の全量が出口16から供給された後には、シャッター41を閉めて出口16を閉じる。このときにはストッパ46を引き上げてシャッター41から外すと、バネ45の付勢力によりシャッター41が閉じて出口16を塞ぐ。次いで切換機構19の昇降口25を下降させる。この下降は、ストッパ35を上方に向けて旋回させることにより突起35aを昇降口25の突起33から外せばよい。これにより昇降口25は自重によりスリット34の距離だけ降下して第2の口23を開放する。
【0043】これにより、上流経路12から上部空間22に流下した研磨材が、切換機構19により流路を切換えられて第2の口23から下部空間24内に流下し、昇降口25内を経て研磨材容器17内に回収される。このときは新研磨材を供給した直後であるため、新研磨材は未だ研磨装置8の上端にまでは至っていないから、前記回収される研磨材は汚れている旧研磨材のみとなる。また、上部空間22に至った研磨材は第1の口21より低位の第2の口23から流下することになるが、第2の口23及び昇降口25の開口面積は、上流経路12から流下する通常量の研磨材量を余裕をもって円滑に流下させるだけの面積が確保されている。なお、上流経路12から流下し上部空間22に入った研磨材のうち、一部の跳ねる等により流下方向が変化した研磨材が第1の口21を経由してバイパス経路18に流下することは何ら問題ない。
【0044】このようにして回収された研磨材容器17内の旧研磨材が満量になったときには、昇降口25を上昇させて第2の口23を閉じる。このときには昇降口25の突起33をストッパ35の突起35aに係合して昇降口25を上昇位置に置く。これによって切換機構19が上流経路12からの研磨材の流路をバイパス経路18に切り換える。このため、研磨材はバイパス経路18を経由して前記の循環をすることになる。この循環をする研磨材は、先に供給された新研磨材が一巡した後には旧研磨材と新研磨材が次第に混合されたものとなる。
【0045】また、研磨材容器17内の研磨材が満量になった後に前記昇降口25を上昇させずに放置した場合には、旧研磨材は昇降口25を満たし、下部空間24から第2の口23にも溢れるため、第2の口23は旧研磨材によって閉じられる。よって、この場合にも上流経路12からの研磨材の流路が第1の口21へと切換えられて、前記の昇降口25を上昇させたときと同様に切換機構19が作動する。したがって、研磨材容器17中の旧研磨材はそのまま研磨材容器17内に止まり、新旧研磨材が混合されたものに置き換えられることはない。このため、次回の新研磨材の供給時まで等の適当な時まで、この状態を維持しておくことも可能である。
【0046】なお、第2の口23が旧研磨材により閉じられた前記の場合には、昇降口25を上昇させてストッパ35によりこれを保持すると、昇降口25や下部空間24中の旧研磨材は研磨材容器17に落下するが、研磨材容器17内は旧研磨材で満了であっても、旧研磨材の上面は山になっていて、その頂部に昇降口25がある形態となっているため、昇降口25から遠い位置での旧研磨材の上面は研磨材容器17の上面よりも低いから、研磨材容器17内の旧研磨材の上面を均すか、又は研磨材容器17に若干の衝撃を加えることにより前記の山が崩れて、昇降口25や下部空間24内の前記旧研磨材は溢れることなく研磨材容器17内に回収される。
【0047】研磨材容器17を支持台14から取り出すのは、切換機構19の昇降口25を前記のように上昇させ第2の口23を閉じた後に行う。研磨材容器17を、ハンドル36を持って浮かせつつ前方に移動させると、研磨材容器17が支持台14から次第に離れるため、開いていたシャッター32はバネ52の付勢力によって復元して受入れ口31を閉じる。このため、バイパス経路18を経由して下室28に至った研磨材の一部が空気流などの影響により受入れ口31を経て台板27より上に流れるのを防止する。研磨材容器17は、そのまま開閉蓋37,38を閉じた状態で洗浄装置等のある場所に搬送される。この洗浄時に研磨材容器17から旧研磨材を取り出すのは出口16及び入口15のいずれからでもよい。
【0048】なお、発明者らによれば、前記の新研磨材の供給は、研磨材容器17から新研磨材が流下するだけの時間であるから、研磨材容器17の容量を約8.5リットル、出口16,受入れ口31の開口面積を約18平方センチメートルとすれば、8〜30秒程度で終了し、また前記の旧研磨材の回収は、従来の研磨装置8の搬送能力から見て5〜30分程度を要するものと見込んでいる。このため、研磨材の前記供給と回収は、パチンコ店の開店前の装置の始動時に行うのが好適である。しかしながら、開店中に前記供給と回収を行うことも可能である。
【0049】図6は、研磨材容器17の出口16を開閉するシャッター41の作動機構を示す他の実施形態である。図3〜図5の場合には、シャッター41を手の操作により開閉したが、図6の場合には水平板42に固定されて往復運動を惹起させる開閉手段57、具体的には電磁ソレノイド等を用いる。これの出力側たるプランジャに、中間部をピン58により水平板42に旋回自在に支持された動力伝達機構の一であるリンク59の一端が係合し、リンク59の他端はシャッター41に係合している。両端における各係合はリンク59の長孔を介してなされていて、開閉手段57とシャッター41との距離の変化をこれら長孔により吸収するようになっていて、開閉手段57の伸長によりシャッター41が閉じ、その縮小によりシャッター41が開くようになっている。
【0050】そして、研磨材容器17を支持台14にセットしたときに、これをリミットスイッチその他のセンサが検出して開閉手段57がバネ45の付勢力に抗して前記縮小動作をするようにし、且つその後の、タイマにセットされた適宜時間、例えば新研磨材の供給が終了する時間(前記の例では10〜30秒)の経過後に開閉手段57がバネ45の付勢力により前記伸長動作をするように、開閉手段57の制御回路及び電源回路を構成しておくとよい。なお、開閉手段57の伸長と縮小の両動作を開閉手段57自体の電磁力等の動力で行うものであれば、バネ45及びこれが係合しているブラケット44は不要である。また、このシャッター41には図4に示したストッパ46が係合する小孔が存在しない他は、前記図3〜図5の実施形態と同一である。
【0051】図7は研磨材容器17の他の実施形態を示す図であり、研磨材容器17内の貯留空間10に、これを入口15側と前記出口16側とに上下を仕切る仕切り板61を、上下に移動自在に設置したものである。研磨材容器17の内面には上下方向に案内レール62が固定され、これにスライダー63が例えば図示しないリニアガイド等の周知のスライド機構を介して、昇降自在に且つ案内レール62上端から取り外し自在に取付けられ、このスライダー63に前記仕切り板61が固定されている。
【0052】この実施形態によれば、研磨材容器17内で新研磨材の上に仕切り板を乗せておけば、新研磨材の供給によるレベルの低下に伴って仕切り板61の位置も下がり、上側の旧研磨材の容量が次第に増加する。そして新研磨材の供給中に入口15から旧研磨材が回収された場合に、これが新研磨材に混ざることがない。また、新研磨材の全量の供給が終了すると仕切り板61は研磨材容器17内の下死点に至り、そこで旧研磨材の下降を停止させるから、研磨材容器17の出口16が開放されたままでも、これを閉じたのと同じく、研磨材容器17を支持台14から取り外すことができる。
【0053】この実施形態では、旧研磨材を研磨材容器17から排出するのは、研磨材容器17を上下逆にして入口15から旧研磨材を排出する。そして、新研磨材を研磨材容器に収容する場合には、仕切り板を研磨材容器から一旦取り出した状態で新研磨材を収容し、その後に入口15から仕切り板61をセットするものとする。なお、他の構成及び作用については前記図1〜図5に示したものと同一であるから、重複した説明は省略する。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、研磨材容器から新研磨材が研磨材経路の下流経路に流下して供給され、上流経路からの旧研磨材が研磨材容器の入口から同容器内に回収される。かくして、旧研磨材が研磨材容器内に、すでに供給された新研磨材と同一レベルまで回収される。また、前記交換のためには、1つの研磨材容器を支持台にセットし出口を開放することと、同出口を閉鎖して前記1つの研磨材容器を支持台から取り出すだけの簡単な操作で足りる。このため、前記交換は一般的にはパチンコ店の開店前又は閉店後に行うが、営業時間中に行うことも可能となる。また、研磨材容器が研磨材の供給用及び回収用を兼用するから容量の全量が新研磨材の供給量になり且つ回収量になるため、供給用と回収用の2つの容器を使用する場合に比較して、この2つの容器の合計容量とこの発明の研磨材容器の容量とが同じだとすれば、1回の研磨材の交換によって2つの容器の場合の2倍の量の研磨材を研磨装置及び研磨材経路に供給し且つ回収することができるから、研磨装置及び研磨材経路内での全研磨材量に対する新研磨材量の比が増加してパチンコ球の研磨効率が向上するという効果もある。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の前記効果に加えて、支持台への研磨材容器の装着の有無を問わずパイパス経路を経由して研磨材を研磨装置に循環することができるから、研磨装置等の運転中であっても研磨材容器の着脱を行うことができるし、また研磨材容器を取り外したままパチンコ店の営業をすることもできる効果がある。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、請求項2の発明の前記効果に加えて次の効果がある。すなわち、第1の口から旧研磨材がオーバーフローすることによるバイパス路への流路の切換えと、開閉機構により第2の口を閉鎖することによるバイパス路への流路の切換えができるから、新研磨材の供給終了後は研磨材容器の出口を閉鎖すれば、研磨材容器内には新研磨材が混入しない旧研磨材のみが回収されて回収効率が高いし、この旧研磨材の回収後は前記開閉機構により第2の口を閉じなくとも、切換機構により研磨材は研磨装置に循環して研磨に貢献することになる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、研磨材容器内で新研磨材の上に仕切り板を乗せておけば、新研磨材の供給によるレベルの低下に伴って仕切り板の位置も下がり、旧研磨材の容量が次第に増加するから、新研磨材の供給中に入口から旧研磨材が回収されても、これが新研磨材に混ざることがない。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、研磨材容器が支持台にセットされたこと等をセンサー等により検出して開閉手段を作動させることにより、シャッターを移動させて出口を開けば、研磨材は自動的に下流経路に供給される。また、研磨材容器の出口の閉鎖も自動的に行うことができるから、研磨材の交換が容易になるという効果がある。
【0059】請求項6に記載の発明によれば、請求項1の研磨材容器内に形成される貯溜空間は1つであることが明確になり、この1つの貯溜空間が交換に供する新研磨材と交換された旧研磨材とにより兼用されて、1回の交換により従来用いられた研磨材容器の2倍の量の研磨材を供給し且つ回収することができるという請求項1の発明の効果をさらに具体的に実現できる効果がある。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【出願日】 平成9年(1997)7月14日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外3名)
【公開番号】 特開平11−28288
【公開日】 平成11年(1999)2月2日
【出願番号】 特願平9−188236