トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 透明な立方体の容器の中で、多数の小さい立方体を 動かして使用する玩具
【発明者】 【氏名】今井 毅

【要約】 【課題】透明な容器の中で小さい立方体を前後・左右・上下というように立体的に動かし、その小さい立方体が1度に1個または2個ずつ動くような玩具を得る。

【解決手段】小さい立方体26個を、この立方体の縦・横・高さそれぞれの約3倍の縦・横・高さを持つ透明な容器の中で動かすことができるようにしたものを作る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 「立方体または直方体の透明な容器」(以下は単に「透明な容器」という)(3)の中に、「小さい立方体または小さい直方体」(以下は単に「小さい立方体」という)(1)を多数個入れた玩具。
【請求項2】 透明な容器(3)の1つの面の隅または辺縁部に穴(4)をあけた請求項1記載の玩具。
【請求項3】 小さい立方体の代わりに、「小さい立方体の辺と頂点のところから角(かど)を取り除いた形の立体」(以下は単に「角なし立方体」という)(2)を透明な容器(3)に入れた請求項1または2記載の玩具。
【請求項4】 小さい立方体(1)の縦・横・高さそれぞれの3倍強の縦・横・高さの内径を持つ透明な容器(3)に小さい立方体(1)または角なし立方体(2)を26個を入れた請求項1、2または3記載の玩具。
【請求項5】 小さい立方体(1)または角なし立方体(2)について、複数個を、1つの色で彩色し、他の複数個を第二の色で彩色し、更に他の複数個を第三の色で彩色するというように、複数種の色別にした請求項1、2、3または4記載の玩具。
【請求項6】 小さい立方体(1)または角なし立方体(2)の1個1個の6つの面を、多数種の色で塗り分けた請求項1、2、3または4記載の玩具。
【請求項7】 小さい立方体(1)または角なし立方体(2)の26個について、そのうちの1個には6面に文字Aを記入し、次の1個には6面に文字Bを記入し、更に次の1個には6面に文字Cを記入し、以下同様にしてアルファベットのZまでを記入した請求項1、2、3または4記載の玩具。
【請求項8】 小さい立方体(1)または角なし立方体(2)に、そのうちの1個には6面に数字1を記入し、次の1個には6面に数字2を記入し、更に次の1個には6面に数字3を記入し、以下同様にして数字26までを記入した請求項1、2、3または4記載の玩具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な容器の中に多数個の小さい立方体を入れ、これらの小さい立方体を前後・左右・上下というように立体的に動かすとともに、その小さい立方体を1度に1個または2個ずつ動かせるような玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の玩具としては、15個の小さい正方形の板をこの正方形の縦横ともに約4倍の大きさの大きい正方形の枠の中で動かして遊ぶものがあったが、小さい正方形の板の動きは平面的であった。また、ルービックキューブと呼ばれる玩具もあったが、小さい立方体が同時に9個(実質的には8個)が動き、1個ずつ動くことはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の「小さい正方形の板を大きい正方形の枠の中で動かして遊ぶ玩具」では小さい正方形の板の動きが平面的であったのに対し、本発明においては小さい立方体(1)または角なし立方体(2)を前後・左右・上下というように立体的に動かすことができるようにする。
【0004】また、小さい立方体(1)または角なし立方体(2)が1度に1個または2個ずつ動くような玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、小さい立方体(1)または角なし立方体(2)26個を、この立方体の縦・横・高さそれぞれの約3倍の縦・横・高さを持つ透明な容器の中で動かすことができるようにしたものを作る。
【0006】小さい立方体(1)または角なし立方体(2)は、複数種の色別にする。例えば9個を同じ色にしておき、別の9個を第二の色にしておき、残りの8個を第三の色にしておく。
【0007】また、小さい立方体(1)または角なし立方体(2)の1個1個の6つの面について、いくつかの面を同じ色で、他の面を第二の色で、更に他の面を第三の色で塗り分けるというように多数種の色で塗り分けてもよい。
【0008】26個の小さい立方体(1)または角なし立方体(2)は、そのうちの1個には6面に文字Aを記入し、次の1個には6面に文字Bを記入し、更に次の1個には6面に文字Cを記入し、以下同様にしてアルファベットのZまでを記入したものというような26種類としてもよい。
【0009】26個の小さい立方体(1)または角なし立方体(2)は、そのうちの1個には1つの面に文字Aを記入し、他の面にA以外の文字例えばD、E、F、G、Hを記入し、次の1個には1つの面に文字Bを記入し、他の面にはJ、K、L、M、Nを記入するというように、6つの面に異なる文字を記入してもよい。
【0010】26個の小さい立方体(1)または角なし立方体(2)は、そのうちの1個には6面に数字1を記入し、次の1個には6面に数字2を記入し、更に次の1個には6面に数字3を記入し、以下同様にして数字26を記入したものというような26種類としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
【0012】
【実施例】図1のような小さい立方体(1)26個を、木、金属、またはプラスチック等で作り、9個を同じ色に、別の9個を第二の色に、残りの8個を第三の色に彩色しておく。
【0013】26個の小さい立方体(1)の色分けは、2色でも4色でも、それより多くの色でもよい。また、同じ色の小さい立方体は7個以下でも10個以上でもよい。
【0014】また、小さい立方体(1)の1個1個の6つの面について、いくつかの面を同じ色で、他の面を第二の色で、更に他の面を第三の色で塗り分けるというように1個を多数種の色で塗り分けてもよい。
【0015】26個の小さい立方体(1)は、図2のように1個は6面に文字Aを記入し、次の1個は6面に文字Bを記入し、更に次の1個は6面に文字Cを記入し、以下同様にしてアルファベットのZまでを記入してもよい。
【0016】26個の小さい立方体(1)は、1個は6面に数字1を記入し、次の1個は6面に数字2を記入し、更に次の1個は6面に数字3を記入し、以下同様にして数字26までを記入してもよい。
【0017】26個の小さい立方体(1)は、アルファベットを記入する場合、A〜Iを第一の色に、J〜Rを第二の色に、S〜Zを第三の色というように彩色して、色分けとアルファベットの記入を併せ行なってもよい。
【0018】26個の小さい立方体(1)は、数字を記入する場合、1〜6を第一の色に、7〜12を第二の色に、13〜18を第三の色に、19〜26を第四の色というように彩色して、色分けと数字の記入を併せ行なってもよい。
【0019】26個の小さい立方体(1)は、色分けとアルファベットの記入と数字の記入を併せ行なってもよい。
【0020】小さい立方体が透明な容器の中で円滑に動くようにするため、小さい立方体の辺と頂点から角を取り除いて図3のような角なし立方体(2)にしてもよい。
【0021】図4の透明な容器(3)は、透明なプラスチック等を用いて作る。その縦・横・高さの内径は、小さい立方体の縦・横・高さそれぞれの約3倍の縦・横・高さとするが、その中で小さい立方体が円滑に動きやすいようにするため、この透明な容器の内径の辺の長さは、小さい立方体の各々の辺の長さの3倍より少し大きくする。
【0022】透明な容器の1つの面の隅または辺縁部に図4のように円形の穴(4)を8個あけておく。その穴の直径の大きさは、小さい立方体の1辺の長さ以下にする。
【0023】透明な容器の円形の穴をあけた面に並行でない他のもう1つの面にも、同様に穴(5)を3個あけておく。この穴(5)は3個より多くてもよい。
【0024】透明な容器は、初めに蓋のない箱形の状態、即ち立方体の容器の6面から1面を除いた状態にして、その中に26個の小さい立方体を入れた後、蓋に相当する透明な残りの1面を接着させて、容器を完成して図5のようにする。
【0025】
【発明の効果】透明な容器には小さい立方体が27個入り得るが、実際には、小さい立方体は26個だけ入っているので、透明な容器には図6の状態では小さい立方体Eの上に「小さい立方体1個分の空間」(以下は単に「小空間」という)がある。
【0026】図6の状態の小さい立方体が入っている透明な容器を矢印の方に90度回転させると、小さい立方体BとCの2個が重力の働きによって下に落ちるため、図7のようになって、小空間は小さい立方体Bの上に来る。
【0027】図7の状態の小さい立方体が入っている透明な容器を更に矢印の方に90度回転させると、小さい立方体AとFの2個が重力の働きによって下に落ちるが、回転させるに際して、円形の穴に指先を当てて小さい立方体F、Y、Mの3個を透明な容器の内壁に向かって押しつけると、小さい立方体Fは下に落ちないでA1個のみが下に落ちて図8のようになり、小空間は小さい立方体Aの上、Fの下に来る。
【0028】このように、透明な容器を前後左右に回転させて、小さい立方体を1個または2個ずつ動かして、小さい立方体をアルファベット順に並べたり、数字の順に並べたり、また小さい立方体の色の配置を様々に変化させて遊ぶことができる。
【出願人】 【識別番号】591080461
【氏名又は名称】今井 毅
【出願日】 平成9年(1997)6月15日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−4960
【公開日】 平成11年(1999)1月12日
【出願番号】 特願平9−196335