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【発明の名称】 演出装置
【発明者】 【氏名】佐々木 洋

【氏名】三橋 徳彦

【氏名】堀越 一夫

【氏名】綿貫 和仁

【要約】 【課題】双方向通信技術を用いて不特定の複数の個人間で互いの個人データをやりとりすることにより、それらの個人間で楽しい演出効果を共有する。

【解決手段】プレイヤAが他のプレイヤBに向けて携帯送受信機1のスイッチ17を操作すると、発光部14から自分ID(A)が発信され、それがプレイヤBの受光部16によって受信される。すると、B側携帯送受信機1の発光部14から返信用ID(A)及びプレイヤBの個人データが発信され、それらがA側の受光部16に受信され、さらに他人用メモリ23内に記憶される。プレイヤAが複数のプレイヤに行為を仕掛ければ、メモリ23内には複数の他人個人データが蓄積され、それらのデータをプリンタ等によって表示すれば、プレイヤAは自分がどんなプレイヤを狙ったのかを知ることができ、楽しい演出効果を体験できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯送受信機及びホスト部を有する演出装置であって、(A)上記携帯送受信機は、(1)自分ID番号及び自分個人データを格納した自分用メモリと、(2)他人ID番号及び他人個人データを記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号及び個人データを発信できる発信部と、(4)ID番号及び個人データを受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、(a)上記スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人個人データを読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、さらに(b)受信部に他人ID番号を受信したとき、発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分個人データを発信し、(B)上記ホスト部は、(1)個人データを読み取るための読取り手段と、(2)自分個人データ及び他人個人データに基づいて演出用情報を作成する演算部と、(3)その演出用情報を表示する表示部とを有することを特徴とする演出装置。
【請求項2】 携帯送受信機及びホスト部を有する演出装置であって、(A)上記携帯送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、(a)上記スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人ID番号を読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、さらに(b)受信部に他人ID番号を受信したとき、発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分ID番号を発信し、(B)上記ホスト部は、(1)ID番号を読み取るための読取り手段と、(2)個人データを入力するための入力手段と、(3)ID番号に対応して個人データを記憶するメモリと、(4)可視情報を表示する表示部と、(5)制御部とを有し、その制御部は、上記読取り手段によって自分ID番号及び他人ID番号を読み込み、上記メモリ内に記憶された個人データのうちそれらのID番号に対応する個人データに基づいて演出用情報を演算し、その演出用情報を上記表示部に表示することを特徴とする演出装置。
【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の演出装置において、携帯送受信機は、受信部によって受信した受信情報に基づいて振動する振動手段を有することを特徴とする演出装置。
【請求項4】 発信用送受信機と、受信用送受信機と、ホスト部とを有する演出装置であって、(A)上記発信用送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人ID番号を読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、(B)上記受信用送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)制御部とを有し、その制御部は、受信部に他人ID番号を受信したときに発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分ID番号を発信し、(C)上記ホスト部は、(1)ID番号を読み取るための読取り手段と、(2)個人データを入力するための入力手段と、(3)ID番号に対応して個人データを記憶するメモリと、(4)可視情報を表示する表示部と、(5)制御部とを有し、その制御部は、上記読取り手段によって自分ID番号及び他人ID番号を読み込み、上記メモリ内に記憶された個人データのうちそれらのID番号に対応する個人データに基づいて演出用情報を演算し、その演出用情報を上記表示部に表示することを特徴とする演出装置。
【請求項5】 請求項4記載の演出装置において、受信用送受信機は、受信部によって受信した受信情報に基づいて振動する振動手段を有することを特徴とする演出装置。
【請求項6】 請求項1、請求項2及び請求項4のうちのいずれか1つに記載の演出装置において、表示部に表示される演出用情報は、カメラで撮影したプレイヤの顔写真を表示する内容を含むことを特徴とする演出装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向通信技術を用いて複数の個人間で互いの意志をやりとりするようにした演出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向通信技術を用いた演出装置は従来より知られている。例えば、射撃状況を模擬する演出装置、いわゆる射撃シミュレーション装置であって、複数のオペレータが個々にベストを身につけ、さらに銃模型を手に持ち、そしてその銃模型を操作して他のオペレータを射撃することを内容とするシミュレーション装置が知られている。このシミュレーション装置では、銃模型の中に発信用送受信機を格納し、ベストの中に受信用送受信機を格納する。これらの発信用送受信機及び送信用送受信機にはそれらを身に付けているオペレータに固有のID番号が割り当てられている。
【0003】シミュレーション操作を行う際には、オペレータAは他のオペレータBに銃模型を向けてスイッチを操作する。すると、オペレータAの銃模型の中の発信用送受信機からオペレータAの個人ID番号、すなわちID(A)が赤外線コード信号として発信される。このID(A)が他のオペレータBのベストの中の受信用送受信機によって受信されると、その受信用送受信機は自分の個人ID番号、すなわちID(B)を発信する。
【0004】こうして発信されたID(B)がオペレータAの銃模型の中の発信用送受信機に受信されると、その他人側のID(B)がオペレータAに属するメモリ内に記憶される。つまり、オペレータAが他のオペレータBを正確に射撃できた場合には、オペレータAのメモリ内に当該他のオペレータBのID番号が記憶される。
【0005】予め決められたプレイ時間内にオペレータAが他の複数のオペレータを正確に射撃できれば、それら複数のオペレータのそれぞれのID番号がオペレータAのメモリ内に記憶されて蓄積する。プレイ時間の終了後、オペレータAがホストコンピュータのところに銃模型を持ち運び、メモリ内に記憶された情報をホストコンピュータへ伝送すると、そのホストコンピュータはディスプレイやプリンタ等といった表示装置に、正確に射撃できたオペレータの人数やそれらのオペレータのID番号等を表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の演出装置では、複数のオペレータの間では単にID番号がやりとりされるだけであり、また、オペレータに提示される結果もID番号そのものや、射撃できたID番号の数だけであった。従って、オペレータは、射撃シミュレーションの動作を楽しむことはできるが、その動作の後に提示される結果は、単に、射撃シミュレーションの結果を伝えるだけに過ぎず、その結果に基づいて新たな楽しみを生み出すことはできなかった。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、双方向通信技術を用いて複数の個人間で互いの個人データをやりとりすることを題材として、それらの個人間に楽しい演出効果を提供できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の演出装置)上記の目的を達成するため、請求項1記載の本発明に係る演出装置は、携帯送受信機及びホスト部を有する演出装置であって、(A)上記携帯送受信機は、(1)自分ID番号及び自分個人データを格納した自分用メモリと、(2)他人ID番号及び他人個人データを記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号及び個人データを発信できる発信部と、(4)ID番号及び個人データを受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、(a)上記スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人個人データを読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、さらに(b)受信部に他人ID番号を受信したとき、発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分個人データを発信し、(B)上記ホスト部は、(1)個人データを読み取るための読取り手段と、(2)自分個人データ及び他人個人データに基づいて演出用情報を作成する演算部と、(3)その演出用情報を表示する表示部とを有することを特徴とする。
【0009】上記構成の演出装置は、テーマパーク等といった体験施設等に設置される。そして、上記携帯送受信機は、少なくとも二人以上のオペレータによって個別に携帯される。今、二人のオペレータを考えることにして、それらを“A”及び“B”と呼び、さらにそれらの個人ID番号をID(A)及びID(B)と呼ぶことにする。一方のオペレータAが他のオペレータBの存在を認めて当該他のオペレータBに興味を持ったときには、自分(A)の携帯送受信機のスイッチを操作して、当該他のオペレータBへ向けて自分ID番号、すなわちID(A)を発信する。発信されたそのID(A)が当該他のオペレータBの携帯送受信機に受信されると、その携帯送受信機は、今受け取った相手方のID(A)を返信信号として発信し、さらに同時に、自分個人データ(B)を発信する。この個人データというのは、例えば、自分の名前、性別、血液型、星座、自分の顔写真等といった個人的なデータである。
【0010】オペレータAの送受信機がオペレータBから返信用ID(A)を受信すると、そのA側の送受信機は返信用ID(A)に引き続く相手側個人(B)データを受信して、その個人(B)データを他人用メモリ内に記憶する。オペレータAが何人かの他のオペレータに対して同様の操作を行うと、オペレータAの他人用メモリ内には、オペレータB以外の他のオペレータに関する個人データが蓄積される。この時点でオペレータAは、自分が発信操作を行った人がどのような人かは全くわからない。
【0011】オペレータAはその後、体験施設内の適所に設置された結果表示場所、例えば受付へ行く。その受付には、コンピュータを含んだホスト部が備えられる。オペレータAは、自分の携帯送受信機内に記憶されている自分の個人データ及び上記のスイッチ操作によってその携帯送受信機内に蓄積した他人の個人データの両方の個人データをそのホスト部へ向けて出力する。
【0012】するとそのホスト部は、まず第1に、オペレータAの携帯送受信機の中に蓄積された他人の個人データをそのまま、ディスプレイ、プリンタ等といった表示部に表示する。これを見たオペレータAは、自分が選んだ人がどのような人であったのかを知ることができ、この結果を見て楽しさを感じることができる。
【0013】さらに、ホスト部は、オペレータAの個人データと他人の個人データとの組み合わせに基づいて所定の演算を行って演出用情報を作成し、その演出用情報をオペレータAに表示する。この演出用情報というのは、例えば、オペレータAによって選ばれた他人の個人データがオペレータAに対して相性が合っているのか、あるいは、合っていないのか等といった情報である。従って、オペレータAはその演出用情報を見ることによって、自分がどのような人を選んだのかということに併せて、その選んだ人に関する相性診断を受けることができ、その結果、楽しさが増大する。なお、自分の個人データと他人の個人データとの組み合わせに基づいて演出用情報を作成するための手順は、予めコンピュータに格納されたプログラムに基づいて実行される。
【0014】上記の携帯送受信機には、上記の構成要件の他に、受信部によって受信した受信情報に基づいて振動する振動手段を設けることが望ましい。こうすれば、オペレータAがオペレータBをめがけてID(A)を発信してオペレータ(B)がそれを受信したときには、オペレータBの携帯送受信機内の振動手段が振動し、これにより、オペレータBが誰か他人によって選ばれたことを認識できる。
【0015】(請求項2記載の演出装置)請求項2記載の本発明に係る演出装置は、携帯送受信機及びホスト部を有する演出装置であって、(A)上記携帯送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、(a)上記スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人ID番号を読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、さらに(b)受信部に他人ID番号を受信したとき、発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分ID番号を発信し、(B)上記ホスト部は、(1)ID番号を読み取るための読取り手段と、(2)個人データを入力するための入力手段と、(3)ID番号に対応して個人データを記憶するメモリと、(4)可視情報を表示する表示手段と、(5)制御部とを有し、その制御部は、上記読取り手段によって自分ID番号及び他人ID番号を読み込み、上記メモリ内に記憶された個人データのうちそれらのID番号に対応する個人データに基づいて演出用情報を演算し、その演出用情報を上記表示手段に表示することを特徴とする。
【0016】この演出装置が、上記の請求項1の演出装置と異なる点は、携帯送受信機に自分個人データ又は他人個人データを記憶するのではなくて、その機能をホスト部に持たせたことである。この結果、携帯送受信機はID番号だけを取り扱えば良いので、携帯送受信機を簡単且つ安価に構成できる。また、複数のオペレータ間でやりとりされる個人データを、特定の少ない項目に限定することなく、多くの項目にわたって自由に選定できるようになる。この演算装置に用いられる携帯送受信機に関しても、上記の構成要件の他に、受信部によって受信した受信情報に基づいて振動する振動手段を設けることが望ましい。
【0017】(請求項4記載の演出装置)請求項4記載の本発明に係る演出装置は、発信用送受信機と、受信用送受信機と、ホスト部とを有する演出装置であって、(A)上記発信用送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)発信を指示するためのスイッチと、(6)制御部とを有し、その制御部は、スイッチからの指令に基づいて発信部から自分ID番号を発信し、その後、受信部に返信用自分ID番号を受信したとき、それに引き続いてその受信部に受信される他人ID番号を読み込んで、それを上記他人用メモリに記憶し、(B)上記受信用送受信機は、(1)自分ID番号を記憶した自分用メモリと、(2)他人ID番号を記憶可能な他人用メモリと、(3)ID番号を発信できる発信部と、(4)ID番号を受信できる受信部と、(5)制御部とを有し、その制御部は、受信部に他人ID番号を受信したときに発信部からその他人ID番号を返信のために発信し、同時に自分ID番号を発信し、(C)上記ホスト部は、(1)ID番号を読み取るための読取り手段と、(2)個人データを入力するための入力手段と、(3)ID番号に対応して個人データを記憶するメモリと、(4)可視情報を表示する表示手段と、(5)制御部とを有し、その制御部は、上記読取り手段によって自分ID番号及び他人ID番号を読み込み、上記メモリ内に記憶された個人データのうちそれらのID番号に対応する個人データに基づいて演出用情報を演算し、その演出用情報を上記表示手段に表示することを特徴とする。
【0018】この演出装置が、上述した請求項1及び請求項2の演出装置と異なる点は、請求項1及び請求項2の演出装置では、オペレータは1個の携帯送受信機を持つだけであったが、この演出装置では1人のオペレータが発信用送受信機及び受信用送受信機の2つの送受信機を携帯することである。一人のオペレータは、発信用送受信機によって自分ID番号を他のオペレータの受信用送受信機へ向けて発信する。
【0019】なお、オペレータの個人に関するデータは、個々のオペレータが携帯する発信用送受信機や受信用送受信機の内部に格納されるのではなくて、ホスト部の中に格納される。従って、個々のオペレータ間でやりとりされるのは、ID番号だけであって個人データのやりとりは行わない。この点は、請求項2記載の演出装置と同じである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、請求項1記載の演出装置の一実施形態を示している。この実施形態は、テーマパーク内に居る複数のプレイヤA,B,‥‥の個々に携帯送受信機1を持たせ、個々のプレイヤがテーマパーク内を歩きまわる間に、各プレイヤが他の複数のプレイヤのうちから興味を抱いた何人かを選択し、それらのプレイヤの間で携帯送受信機1を用いて双方向通信による演出を楽しむものである。
【0021】各携帯送受信機1は、予め、テーマパークの適所に設置された受付2の中に用意されており、プレイヤA,B,‥‥はその受付2において携帯送受信機1を1個ずつ手渡され、それを携帯する。受付2にはホスト部3が設置される。このホスト部3は、図3に示すように、携帯送受信機1から発光される赤外線信号を受信する赤外受光部4と、データを入力するためのキーボード6と、文字情報や絵情報等を表示するための表示部7と、メインメモリ8及びデータメモリ9を備えたメモリ11と、そしてそれらの各要素を制御するCPU(中央処理装置)12とを有する。
【0022】メインメモリ8には、ホスト部3で行われる動作の全般を制御するための制御プログラムが格納される。また、データメモリ9には、赤外受光部4から入力されるIDデータや個人データが読み書き自在に格納される。また、ホスト部3の適所には、携帯送受信機1の入力端子とCPU12の出力ポートを信号伝送ケーブルによって接続するためのコネクタ13が設けられる。
【0023】図2は、個々のプレイヤに携帯される携帯送受信機1の内部構造の一例を示している。図では、プレイヤA及びプレイヤBの2人のプレイヤによって携帯される携帯送受信機1の内部構造を示している。これらの携帯送受信機1の内部構造は全く同じである。これらの携帯送受信機1は、赤外線信号を発信する赤外発光部14と、赤外線信号を受信する赤外受光部16と、赤外発光部14からID信号を発光することを指令するスイッチ17と、必要に応じて設けられる振動装置18と、メモリ20と、そして上記の各要素を制御するCPU19とを有する。
【0024】上記のメモリ20には、メインメモリ21と、自分用メモリ22と、そして他人用メモリ23の各メモリが含まれる。メインメモリ21の中には、携帯送受信機1の動作の全般を司る制御プログラムが格納される。また、自分用メモリ22の中には、自分ID番号及び自分個人データが格納される。自分ID番号というのは、個々の携帯送受信機1に割り当てられた自分自身のID番号のことである。本実施形態では、ID(A)というID番号が割り当てられた携帯送受信機1をプレイヤAが持ち、ID(B)というID番号が割り当てられた携帯送受信機1をプレイヤBが持つものとする。
【0025】上記の自分個人データというのは、当該携帯送受信機1を持っているプレイヤ自身に関する個人データのことである。また、個人データというのは、例えば、プレイヤに関する性別、血液型、星座等に関するデータのことである。自分ID番号及び自分個人データは、図3のホスト部3において、携帯送受信機1をコネクタ13に接続した上で、キーボード6を操作することによってその携帯送受信機1内の自分用メモリ22内に格納される。
【0026】他人用メモリ23の中には、他人ID番号及び他人個人データが格納される。他人ID番号というのは、個々の携帯送受信機1から見たときに自分自身以外の携帯送受信機1に割り当てられたID番号のことである。つまり、ID(A)を有する携帯送受信機1から見ればID(B)は他人ID番号である。また、他人個人データというのは、当該携帯送受信機1を持っているプレイヤ以外の他のプレイヤに関する個人データのことである。これらの他人ID番号及び他人個人データは、図2において、携帯送受信機1の赤外受光部16を通して読み込まれて、さらに他人用メモリ23へ格納される。
【0027】以下、上記構成より成る演出装置について図4及び図5のフローチャートを参照しながらその動作を説明する。まず、図1において、見ず知らずの他人である複数のプレイヤA,B,‥‥のそれぞれが不規則な任意の時点で受付2を訪れて、演出に参加する意志表示を行う。すると担当者は、ホスト部3のキーボード6(図3)を操作して携帯送受信機1内の自分用メモリ22(図2)に自分ID及び自分個人データを格納する(図4のステップS41〜S42)。例えば、プレイヤAに対してID(A)及びプレイヤAの個人データを格納し、プレイヤBに対してID(B)及びプレイヤBの個人データを格納する。
【0028】その後、各プレイヤA,B,‥‥は、自分ID及び自分の個人データが格納された携帯送受信機1を受け取ってテーマパーク内の好きな場所へ繰り出す。テーマパーク内を歩行している1人のプレイヤ、例えば図1のプレイヤAが、見ず知らず、あるいは、知り合いである他のプレイヤBを認め、そのプレイヤBと演出を共有したいと思ったときには、スイッチ17を操作する。すると、図5のステップS51〜52に示すように、自分が持っている携帯送受信機1の赤外発光部14(図2)から自分IDすなわちID(A)が発信される。
【0029】こうして発信されたID(A)が相手側のプレイヤBの携帯送受信機1の赤外受光部16に受信されるとそのB側携帯送受信機1は、図5のステップS56〜S58に示すように、受信したID(A)を返信用他人IDとして赤外発光部14から発信し、さらにそれに引き続いて自分の個人データ、すなわち個人(B)データを発信する。なお、プレイヤBの携帯送受信機1がID(A)を受信したとき、必要に応じて振動装置18を作動させてプレイヤBに着信があったことを知らせることが望ましい。
【0030】ID(A)を発信したA側携帯送受信機1が赤外受光部16を通して上記の返信用ID(A)を受信すると、図5のステップS53〜S55に示すようにA側携帯送受信機1は、返信用ID(A)に引き続く他人個人データ、すなわち個人(B)データを読み込んで、さらにそれを他人用メモリ23(図2)に格納する。返信用ID番号を受信したときにのみ相手側個人データを取り込むようにしたので、全く無関係の他人個人データを誤って取り込む心配がない。なお、ステップS54に示すように、A側携帯送受信機1が自分ID(A)を発信した後、所定時間を経過しても返信用ID(A)を受信しないときには、相手側の個人データの読み込みは行わない。これは、プレイヤAからの発光が正確にプレイヤBを射止めることができなかったことを意味している。
【0031】プレイヤAは、興味を持ったプレイヤが現れる度に上記のようなスイッチ操作を希望する回数だけ実行し、それにより、A側携帯送受信機1の他人用メモリ23(図2)内にはそれら複数のプレイヤに関するID番号及び個人データが蓄積して記憶される。
【0032】その後、プレイヤAが受付2(図1)へ戻り、担当者に演出結果を知りたい旨を告げると、その担当者は図4のステップS43のように、キーボード等を通してCPU12(図3)へ結果を出力すべき旨の指令を送り、さらに、プレイヤAから受け取った携帯送受信機1内に蓄積された他人ID及び他人個人データを赤外線信号の形で赤外受光部4へ供給する。
【0033】するとCPU12は、図4のステップS44で、当該携帯送受信機1に割り当てられた自分ID(すなわちID(A))及び自分個人データ(すなわち個人(A)データ)を読み込み、さらにステップS45で、携帯送受信機1内に蓄積された他人ID及び他人個人データを読み込む。そしてさらに、ステップS46で、今読み込んだ自分個人データと他人個人データとに基づいて演算を行って自分と他人との間の相性情報を求める。
【0034】例えば、仮にプレイヤAが他人としてプレイヤB及びプレイヤCの2人を選んで各人から個人データを採取したとする。すると、CPU12は、プレイヤAの個人データとプレイヤBの個人データとに基づいて両者の相性情報、例えば、両者の相性は良いか悪いかを演算し、同様にして、プレイヤAとプレイヤCの個人データに基づいて両者の相性情報を演算する。これらの演算は、図3のメインメモリ8内に格納された制御プログラムに従って実行される。必要であれば、2つの個人データの組み合わせに対して1つの相性情報を決めておいてそれをルックアップテーブルに記憶しておき、要求に応じて適合する相性情報を読み出すという処理方法を採用できる。
【0035】以上のようにしてプレイヤAに関する演算が終了するとステップS47で、その演算結果が表示部7によってプレイヤAに与えられる。例えば、プレイヤAが選んだ他の複数のプレイヤの個人データ、例えば名前、性別、血液型等がプリンタによって印刷結果として提供されたり、CRTディスプレイによって映像として表示されたりする。また、ステップS46で得られた相性情報がプリンタによる印刷結果や、CRTディスプレイを用いた映像としてプレイヤAに提供される。この演算結果を見たプレイヤAは、自分がどのような人を選んだのかを知ることができ、また、その選んだ人との相性を知ることができる。もちろん、この相性情報は、CPU12によって予めプログラムされた演算によってもたらされるものであって客観性のある情報ではないかもしれないが、見ず知らずの他人と自分との間で違和感なく情報をやりとりできるという楽しさを受けることができる。
【0036】(第2実施形態)図6は、請求項2記載の演出装置の一実施形態を示している。この実施形態は、先の実施形態と同様に、図1に示すような使用形態で使用される。この実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、図2と図6とを比較すればわかるように、携帯送受信機31のメモリ20内の自分用メモリ24には自分ID番号だけが記憶され、そして、他人用メモリ25には他人ID番号だけが記憶される。いずれのメモリ24及び25も性別、血液型等といった個人データは記憶しない。一方、図7において、この実施形態で用いるホスト部26内のメモリ27に含まれるデータメモリ28の中には、ID番号と個人データとの対応関係を記憶したテーブルが記憶される。
【0037】本実施形態を用いて演出を行う際には、まず図1において、各プレイヤA,B,‥‥が受付2へ出向き、自分のID番号及び個人データを図7のキーボード6を用いて入力する。入力されたID番号と個人データは、データメモリ28の中のテーブルに書き込まれる。この場合に割り当てられるID番号は、各プレイヤA,B,‥‥が持つことになる携帯送受信機31に割り当てられたID番号とするのが好都合である。
【0038】以上により、ID番号及び個人データの登録が完了すると、各プレイヤA,B,‥‥は施設内へ繰り出す。図1において、プレイヤAが他のプレイヤBに興味を持ったときには、自分の携帯送受信機31のスイッチ17を操作する。すると、図6において、A側携帯送受信機31の発光部14から自分ID(A)が発信される。B側携帯送受信機31の受光部16がこれを受信すると、B側送受信機は発光部14から、今受け取った相手側ID(A)を返信用として発信し、引き続き自分のID番号であるID(B)を発信する。A側携帯送受信機31のCPU29は、返信されてきた自分ID(A)を受信したときには、その後に続く他人ID(B)を読み取って、そのID(B)を他人用メモリ25内に記憶する。この操作を繰り返せば、他人用メモリ25内に、複数の他人のID番号が蓄積される。
【0039】その後、各プレイヤA,B,‥‥は図1の受付2へ戻り、携帯送受信機31に記憶された自分ID番号及びその中に蓄積された他人ID番号を図7の受光部4を用いて読み取って、それらをホスト部26内のCPU32へ伝送する。このCPU32は、メインメモリ30内に格納されたプログラムに従って、自分ID番号から自分個人データを読み取り、さらに、複数の他人ID番号からそれぞれに対応する他人個人データを読み取る。そしてさらに、自分個人データと他人個人データとの対応に基づいて演出用情報、例えば相性情報等を演算し、その演算結果を表示部7に表示する。
【0040】(第3実施形態)図8は、請求項4記載の本発明に係る演出装置の一実施形態を示している。この演出装置は、テーマパーク等といった特定の場所の適所に設置された受付32に準備されたホスト部33と、発信用送受信機40と、そして受信用送受信機41とを含んで構成される。発信用送受信機40は、図9に示すように、いわゆる天使の形を模した銃模型として形成されている。また、受信用送受信機41は、図10に示すように、ハート型のペンダントとして形成されている。
【0041】この実施形態では、図8に示すように、テーマパーク等といった施設内に居る複数のプレイヤA,B,‥‥の個々に発信用銃模型40及び受信用ペンダント41を携帯させ、個々のプレイヤが施設内を歩きまわる間に、各プレイヤが他の複数のプレイヤのうちから興味を抱いた何人かを選択し、それらのプレイヤの間で発信用銃模型40及び受信用ペンダント41を用いて双方向通信による演出を楽しむ。
【0042】受付32に設置されたホスト部33は、図12に示すように、銃模型40及びペンダント41から発光される赤外線信号を受信する赤外受光部34と、データを入力するためのキーボード36と、文字情報や絵情報等を表示するための表示部37と、デジタルカメラ35と、メインメモリ48及びデータメモリ49を備えたメモリ51と、そしてそれらの各要素を制御するCPU(中央処理装置)42とを有する。メインメモリ48には、ホスト部33で行われる動作の全般を制御するための制御プログラムが格納される。また、データメモリ49には、キーボード36及び赤外受光部34から入力されるデータが読み書き自在に格納される。
【0043】図11は、個々のプレイヤに携帯される銃模型40及びペンダント41の内部構造の一例を示している。図では、プレイヤA及びプレイヤBの2人のプレイヤによって携帯される銃模型40及びペンダント41の内部構造を示している。銃模型40は、赤外線信号を発信する赤外発光部44と、赤外線信号を受信する赤外受光部46と、赤外発光部44からID信号を発光するための指令信号を出力するスイッチ47と、メモリ43と、上記の各要素を制御するCPU59と、そして上記各要素に電力を供給するバッテリ68とを有する。図9に示すように、赤外発光部44及び赤外受光部46は銃模型40の先端に配置され、LED39は天使模型の首に相当する部分に配置され、そしてスイッチ47は銃模型の握り部分に配置される。
【0044】一方、ペンダント41は、図11に示すように、赤外線信号を発信する赤外発光部54と、赤外線信号を受信する赤外受光部56と、必要に応じて設けられる振動装置58と、メモリ53と、それらの各要素を制御するCPU69と、そして上記各要素に電力を供給するバッテリ67とを有する。赤外発光部54及び赤外受光部56は図10に示すようにペンダント41の中心部に配置される。
【0045】銃模型40内のメモリ43には、メインメモリ61a、自分用メモリ62a及び他人用メモリ63aの各メモリが含まれる。また、ペンダント41内のメモリ53にも、メインメモリ61b、自分用メモリ62b及び他人用メモリ63bの各メモリが含まれる。銃模型内のメインメモリ61aの中には、銃模型40の動作の全般を司る制御プログラムが格納される。また、ペンダント内のメインメモリ61bの中には、ペンダント41の動作の全般を司る制御プログラムが格納される。
【0046】自分用メモリ62a及び62bの中には、個々の銃模型40及びペンダント41に割り当てられた固有の自分ID番号が予め格納される。本実施形態では、ID(A)というID番号が割り当てられた銃模型40及びペンダント41をプレイヤAが持ち、ID(B)というID番号が割り当てられた銃模型40及びペンダント41をプレイヤBが持つものとする。また、他人用メモリ63a及び63bの中には他人ID番号が格納される。この他人ID番号というのは、個々のプレイヤから見たときに自分自身以外のプレイヤが携帯する銃模型40及びペンダント41に割り当てられたID番号のことである。つまり、ID(A)が割り当てられた銃模型40及びペンダント41から見ればID(B)は他人ID番号である。
【0047】以下、上記構成より成る演出装置について図13、図14及び図15のフローチャートを参照しながらその動作を説明する。まず、図8において、見ず知らずの他人である複数のプレイヤA,B,‥‥のそれぞれが不規則な任意の時点で受付32を訪れて、演出に参加する意志表示を行う。これを受けた担当者は、ホストCPU42(図12)に対してプレイヤに関する個人データを入力する旨の指示をすると共に、デジタルカメラ35を通してプレイヤの顔写真のデータ、すなわちプレイヤに関する個人データを入力し、さらにキーボード36を通してプレイヤに関する個人データ、例えば、性別、血液型、星座等を入力する。
【0048】このとき、図13のステップS131〜S133に示すように、データメモリ49(図12)内の1つのID番号に対応した記憶場所内に上記の個人データが格納される。このID番号は当該プレイヤに手渡そうとしている銃模型40及びペンダント41に割り当てられたID番号である。複数のプレイヤA,B,‥‥が受付32を訪れる度に上記の操作を行うことにより、ホスト部33のデータメモリ49内には、演出に参加した複数のプレイヤに関する個人データが個々のID番号ごとに記憶されて蓄積される。
【0049】その後、各プレイヤA,B,‥‥は、固有のID番号が割り当てられた銃模型40及びペンダント41を受け取ってそれらを身に付けて施設内の好きな場所へ繰り出す。施設内を歩行している1人のプレイヤ、例えば図8のプレイヤAが、見ず知らず、あるいは、知り合いである他のプレイヤBを認め、そのプレイヤBと演出を共有したいと思ったときには、銃模型40のスイッチ47を操作する。すると、図14のステップS141〜142に示すように、自分が持っている銃模型40の赤外発光部44から自分IDすなわちID(A)が発信される。そして、ステップS143でカウンタに「1」が加算され、さらにステップS144でLED39を1個点灯する。
【0050】こうして発信されたID(A)が相手側のプレイヤBのペンダント41の赤外受光部56に受信されるとそのペンダント41は、図15のステップS151〜S153に示すように、受信したID(A)を返信用他人IDとして赤外発光部54から発信し、さらにそれに引き続いて自分のID信号、すなわちID(B)を発信する。なお、プレイヤBのペンダント41がID(A)を受信したとき、必要に応じて振動装置58を作動させてプレイヤBに着信があったことを知らせることが望ましい。
【0051】図8において、ID(A)を発信したA側銃模型40が赤外受光部46を通して上記の返信用ID(A)を受信すると、図14のステップS145〜S147に示すように、返信用ID(A)に引き続く他人ID、すなわちID(B)を読み込んで、さらにそれを他人用メモリ63a(図11)に格納する。なお、ステップS146に示すように、A側銃模型40が自分ID(A)を発信した後、所定時間を経過しても返信用ID(A)を受信しないときには、相手側のIDの読み込みは行わない。これは、プレイヤAからの発光が正確にプレイヤBを射止めることができなかったことを意味している。
【0052】プレイヤAは、興味を持ったプレイヤが現れる度に上記のようなスイッチ操作を繰り返して実行し、それにより、A側銃模型40の他人用メモリ63a(図11)内にはそれら複数のプレイヤに関するID番号が記憶される。図14のステップS148に示すように、スイッチ47の操作によって自分ID(A)を発信した回数が5回に達すると、それ以降は自分ID(A)の発信ができなくなって演出に参加できなくなる。なお、スイッチ操作が可能な回数を5回としたのは単なる例示であって、その回数は必要に応じてそれ以上又はそれ以下とすることができる。
【0053】その後、図8において、プレイヤAが受付2へ戻って担当者に演出結果を知りたい旨を告げると、その担当者は図13のステップS134のように、キーボード等を通してホストCPU42(図12)へ結果を出力すべき旨の指令を送り、さらに、プレイヤAから受け取った銃模型40の自分用メモリ62a(図11)内に格納されている自分ID(A)及び他人用メモリ63a内に蓄積された他人IDを赤外線信号の形で赤外受光部34へ供給する。
【0054】するとCPU42は、図13のステップS135で、当該プレイヤAに割り当てられた自分ID(A)を読み込み、さらにステップS136で、銃模型40内に蓄積された他人IDを読み込む。そしてさらに、ステップS137で、今読み込んだ自分ID(A)に対応する自分個人データ及び他人IDに対応する他人個人データをデータメモリ49から読み出して、さらに、自分個人データと個々の他人個人データとの組み合わせに基づいて演算を行って自分と他人との間の相性情報を求める。そしてさらにステップS138で、演出の結果を表示部37を用いて可視情報として表示する。
【0055】例えば、図16に示すような報告書を演出結果としてプリンタによって作成できる。この報告書では、Aの欄にプレイヤ本人の顔写真が印刷され、B〜Fの各欄に、スイッチ操作によって選択した他のプレイヤの顔写真が印刷される。また、性別、血液型、星座の各欄に、プレイヤA本人についてのそれらのデータ及びB〜Fの各プレイヤについてのそれらのデータが印刷される。プレイヤA本人は、プレイヤB〜Fに関するそれらの個人データを確認することにより、自分が選んだプレイヤがどのような人であるかを知ることができる。
【0056】また、図16の報告書において、相性ランク及び相性診断の各欄には、ホストCPU42(図12)の演算によって求められた相性情報が印刷される。相性ランクというのは、プレイヤ(A)本人とB〜Fの他の個々のプレイヤとの相性の善し悪しを段階的に表示したものである。また、相性診断というのは、プレイヤ(A)本人と他のプレイヤとの間の相性を言葉で表現したものである。これらの相性ランク及び相性診断は、ホスト部33(図12)内のメインメモリ48内の制御プログラムに従って特定されたものである。図16に示す演算結果を見たプレイヤAは、自分がどのような人を選んだのかを知ることができ、また、その選んだ人との相性を知ることができる。もちろん、この相性はCPU42(図12)によって予めプログラムされた演算によってもたらされるものであって客観性のある情報ではないかもしれないが、見ず知らずの他人と自分との間で違和感なく情報をやりとりできるという楽しさを受けることができる。
【0057】以上の説明では、銃模型40の内部に蓄積された他の複数のプレイヤのID番号に基づいて演算を行ったが、これに代えてあるいはこれに加えて、ペンダント41内に蓄積された他の複数のプレイヤのID番号を演出結果としてプレイヤA本人に表示することができる。こうすれば、プレイヤA本人は自分がどのような人からスイッチ操作によって選ばれたかを知ることができる。また、ホスト部33のCPU42は、ペンダント41に割り当てられた自分のID番号とそのペンダント41内に蓄積された他のプレイヤのID番号との組み合わせに基づいて相性情報を演算でき、そしてその演算結果をプレイヤA本人に表示することもできる。
【0058】(その他の実施形態)以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。例えば、双方向通信は赤外線を用いた方式に限定されず、他の任意の通信方法をも適用できる。また、カメラを用いて演出情報を作成することに関しては、図8に示した実施形態においてのみ説明したが、図1に示した実施形態においてそのような演出情報を作成できることはもちろんである。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の演出装置によれば、双方向通信技術を用いて複数の個人間で互いの意志をやりとりでき、これにより、知り合いの人間はもとより、見ず知らずの他人との間でも違和感無く演出効果を共有でき、従って楽しみを共有できる。また、各個人は、ID番号をやりとりするだけでなく、性別その他の個人データをもやりとりでき、さらにその上に、それらの個人データに基づいて作成された演出情報をも受け取ることができる。この結果、ID番号のやりとりだけを行うようにした従来装置の場合に比べて、より一層多様な演出効果を期待できる。
【0060】請求項2記載の演出装置によれば、請求項1記載の演出装置によって得られる上記の効果を同様に得ることができる。さらに、本演出装置によれば、複数の携帯送受信機間ではID信号だけをやりとりするので、携帯送受信機を簡単且つ安価に構成できる。また、各個人の個人データに関してはホスト部によって管理するようにしたので、個人データを多くの項目にわたって他種類選定できる。
【0061】請求項3記載及び請求項5の演出装置によれば、自分が他のプレイヤから選ばれたことを振動によって感知できる。
【0062】請求項4記載の演出装置によれば、発信部と受信部とを分割したので、両者を同一の機器内に組み込んだ場合に比べて、ID信号による狙い撃ちが容易になる。つまり、選んだプレイヤに誤り無く確実に自分のID信号を伝達できる。また、受信部をプレイヤの背部に配置すれば、気に入ったプレイヤを背後から射止めることができるので、演出内容が多様化する。
【0063】
【出願人】 【識別番号】000134855
【氏名又は名称】株式会社ナムコ
【出願日】 平成9年(1997)6月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】横川 邦明
【公開番号】 特開平11−4959
【公開日】 平成11年(1999)1月12日
【出願番号】 特願平9−177741