| 【発明の名称】 |
把持装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上殿 義和
【氏名】金坂 吉久
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| 【要約】 |
【課題】駆動モータ等の駆動手段の負担を軽減し、ハンド部材、歯車等の各部品及び景品の破損を防止でき、景品の形状に合せてハンド部材の形状を変化させられる把持装置を提供する。
【解決手段】把持装置1は、把持装置本体2と一対のハンド部材10,50とからなる。ハンド部材10,50は、アーム部材11,51と爪部材23,63とで構成されている。アーム部材11,51は、基部が把持装置本体2に回動自在に取り付けられ、先部に爪部材23,63が回動自在に取り付けられている。爪部材23,63は、つる巻きバネ33,73により、閉じる方向に付勢されている。アーム部材11,51は、歯車41,81との間に設けられたつる巻きバネ46,86により閉じる方向に付勢されている。一対の歯車41,81は、互いに噛み合うようになっている。一方の歯車81は、把持装置本体2の固定された駆動モータ91の駆動歯車92と噛み合っている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ホ)歯車とハンド部材の末端の部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成され、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)爪部材とアーム部材は、第1の弾性部材によって連係されていること。 (ホ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ヘ)歯車とアーム部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成され、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)アーム部材又は爪部材には、第1の係合突起が形成され、爪部材又はアーム部材には、前記第1の係合突起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部と第2の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回動可能となっていること。 (ホ)爪部材は、爪部材とアーム部材との間に設けられた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ヘ)一対のハンド部材の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ト)アーム部材又は歯車には、第2の係合突起が形成され、歯車又はアーム部材には、前記第2の係合突起と係合する第3の係合部が設けられていること。 (チ)アーム部材は、アーム部材と歯車との間に設けられた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、アーム部材の第2の係合突起又は第3の係合部が歯車の第3の係合部又は第2の係合突起に当接していること。 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の末端の部材には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材と中間部材は、第1の弾性部材によって連係されており、中間部材と爪部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 (ヘ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 【請求項6】 下記の要件を備えたことを特徴とする把持装置。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材又は中間部材には、第1の係合突起が形成され、中間部材又はアーム部材には、前記第1の係合突起と係合する第1の係合部が設けられていること。 (ヘ)中間部材は、中間部材とアーム部材との間に設けられた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、中間部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ト)中間部材又は爪部材には、第2の係合突起が形成され、爪部材又は中間部材には、前記第2の係合突起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部と第4の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回動可能となっていること。 (チ)爪部材は、爪部材と中間部材との間に設けられた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材の第3の係合部又は第2の係合突起が中間部材の第2の係合突起又は第3の係合部に当接していること。 (リ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、景品取得ゲーム機内に設けられた景品を個々に取り出すことができる、少なくとも一対のハンド部材を備えた把持装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、紐状部材で吊り下げた把持装置を上下方向に移動させてゲーム機内の底面に載置した景品を吊り上げる景品取得ゲーム機(いわゆるクレーンゲーム機)や、特開平8−112446号公報に記載されているように、伸縮装置102よって把持装置103を水平方向又は上下方向に移動させ、ゲーム機101内の懸吊部材に吊り下げられた景品100又は底面に載置された景品100を取得する景品取得ゲーム機101等があった(図22乃至図24参照)。 【0003】これらのゲーム機において用いられる把持装置103は、少なくとも一対のハンド部材106,106を有しており、この一対のハンド部材106,106の開閉によって景品が把持される。この一対のハンド部材106,106は、主に把持装置本体105に回動自在に取付けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の把持装置103は、ハンド部材106,106が一体で形成されているため、景品100のサイズに合せてハンド部材106,106の開閉角度を調節したり、景品100の形状に合わせてハンド部材106,106の形状を変化させたりすることができないという問題点があった。 【0005】特に、一対のハンド部材106,106の開閉を駆動モータで行う場合、駆動モータの通電時間によって開閉角度が変化するため、大きい景品100に合せて開閉角度を調節すると、小さい景品100を把持することができなくなり、小さい景品100に合せて開閉角度を調節すると、大きい景品100を把持する場合に駆動モータに大きな負荷がかかり加熱したり、ハンド部材又は歯車が破損したり、逆に景品を壊してしまうという問題点があった。そのため従来の把持装置103を使用する景品取得ゲーム機101は、内部に収容される景品100のサイズ及び形状がほとんど同じとなり、面白味に欠けるという問題点があった。 【0006】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、駆動モータ等の駆動手段の駆動力を弾性部材を介してハンド部材に伝達するため、一対のハンド部材の開閉角度以上の大きな景品であっても、弾性部材の弾性変形により駆動モータ等の駆動手段の負担を軽減し、ハンド部材を少なくとも二部材で屈曲自在に構成しているため、景品の形状に合せてハンド部材の形状を変化させることができる把持装置を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ホ)歯車とハンド部材の末端の部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 【0008】本願請求項2に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成され、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)爪部材とアーム部材は、第1の弾性部材によって連係されていること。 (ホ)一対のハンド部材の夫々の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ヘ)歯車とアーム部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 【0009】本願請求項3に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と爪部材とで構成され、アーム部材の基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、アーム部材の先部に爪部材の基部が支軸によって回動自在に取り付けられていること。 (ニ)アーム部材又は爪部材には、第1の係合突起が形成され、爪部材又はアーム部材には、前記第1の係合突起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部と第2の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回動可能となっていること。 (ホ)爪部材は、爪部材とアーム部材との間に設けられた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ヘ)一対のハンド部材の基軸には、互いに噛み合う歯車が回動自在に設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 (ト)アーム部材又は歯車には、第2の係合突起が形成され、歯車又はアーム部材には、前記第2の係合突起と係合する第3の係合部が設けられていること。 (チ)アーム部材は、アーム部材と歯車との間に設けられた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、アーム部材の第2の係合突起又は第3の係合部が歯車の第3の係合部又は第2の係合突起に当接していること。 【0010】本願請求項4に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、複数の部材が順次回動自在に連結され、隣り合う部材同士が第1の弾性部材によって連係されて構成され、末端の部材が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先端の部材が爪部材を形成していること。 (ニ)一対のハンド部材の夫々の末端の部材には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 【0011】本願請求項5に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材と中間部材は、第1の弾性部材によって連係されており、中間部材と爪部材は、第2の弾性部材によって連係されていること。 (ヘ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 【0012】本願請求項6に係る把持装置は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)景品取得ゲーム機内に移動自在に設けられる把持装置本体を有すること。 (ロ)把持装置本体には、景品取得ゲーム機内において設けられた景品を把持する少なくとも一対のハンド部材が開閉自在に設けられていること。 (ハ)ハンド部材は、アーム部材と、中間部材と、爪部材とで構成されていること。 (ニ)アーム部材は、基部が基軸によって把持装置本体に回動自在に取り付けられ、先部に中間部材の基部が第1の支軸によって回動自在に取り付けられており、爪部材は、基部が第2の支軸によって中間部材の先部に回動自在に取り付けられていること。 (ホ)アーム部材又は中間部材には、第1の係合突起が形成され、中間部材又はアーム部材には、前記第1の係合突起と係合する第1の係合部が設けられていること。 (ヘ)中間部材は、中間部材とアーム部材との間に設けられた第1の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、中間部材の第1の係合部又は第1の係合突起がアーム部材の第1の係合突起又は第1の係合部に当接していること。 (ト)中間部材又は爪部材には、第2の係合突起が形成され、爪部材又は中間部材には、前記第2の係合突起を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部と第4の係合部が設けられており、爪部材は前記隙間の範囲で回動可能となっていること。 (チ)爪部材は、爪部材と中間部材との間に設けられた第2の弾性部材によって閉じる方向に付勢され、爪部材の第3の係合部又は第2の係合突起が中間部材の第2の係合突起又は第3の係合部に当接していること。 (リ)一対のアーム部材の基部には、互いに噛み合う歯車が設けられており、一方の歯車は、把持装置本体に設けられた駆動手段によって駆動させられる駆動歯車と噛み合っていること。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、把持装置の一形態を示す平面図である。図2は、図1の要部を断面にした側面図である。図3乃至図5は、把持装置の動作を示す平面図である。図6は、ハンド部材の平面図である。図7は、ハンド部材の要部を断面にした側面図である。図8は、ハンド部材の分解側面図である。図9は、一つの歯車の平面図である。図10は、図9の歯車の側面断面図である。図11は、他の歯車の平面図である。図12は、図11の歯車の側面断面図である。図13は、アーム部材の平面図である。図14は、アーム部材の側面断面図である。図15は、アーム部材の底面図である。図16は、爪部材の平面図である。図17は、爪部材の一部断面にした側面図である。 【0014】把持装置1は、従来の景品取得ゲーム機101内において移動自在に設けられた把持装置本体2と、把持装置本体2に開閉自在に取り付けられ、景品取得ゲーム機101内に設けられた景品100を把持する少なくとも一対のハンド部材10,50とからなる。 【0015】景品取得ゲーム機101は、例えば図22乃至図24に示すように、伸縮装置102によって把持装置1を水平方向又は上下方向に移動させ、ゲーム機101内の懸吊部材に吊り下げられた景品100又は底面に載置した景品100を把持して取得するものや、紐状部材で吊り下げた把持装置1を上下方向に移動させてゲーム機内の底面に載置した景品を把持して吊り上げるもの(いわゆるクレーンゲーム機)などがあり、特に限定されるものではない。 【0016】把持装置1は、伸縮装置102又は紐状部材の先端に取り付けられるものであって、特に形状が限定されるものではない。本実施の形態では、把持装置本体2は、基板3と、補助板5と、基板3と補助板5を所定間隔離して平行に固定する固定軸6とで構成されている。基板3は、途中が省略された細長板状に形成されているが、補助板5と同じ大きさであっても構わない。 【0017】ハンド部材10,50は、アーム部材11,51と半月状の爪部材23,63とで構成されている。アーム部材11,51の基部12,52は、前記把持装置本体2の基板3と補助板5間に配設され、基軸13,53によって把持装置本体2に回動自在に取り付けられている。アーム部材11,51の先部15,55には、爪部材23,63の基部25,65が支軸16,56によって回動自在に取り付けられている。 【0018】アーム部材11,51には、図8に示すように、先部15,55に軸受孔17,57が形成され、軸受孔17,57の裏面周囲に第1の係合突起19,59が設けられており、基部12,52に軸受孔20,60が形成され、軸受孔20,60の表面周囲に第2の係合突起21,61が設けられている。 【0019】爪部材23,63は、基部25,65にアーム部材11,51の先部15,55を差し込むことができる差込溝26,66が形成され、さらに軸受孔27,67が設けられている。又、爪部材23,63の基部25,65には、図16に示すように、前記アーム部材11,51の第1の係合突起19,59を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部29,69と第2の係合部31,71を備えた凹溝32,72が形成されており、爪部材23,63は前記隙間の範囲で回動可能となっている。 【0020】アーム部材11,51は、先部15,55が爪部材23,63の差込溝26,66に差し込まれ、第1の係合突起19,59が爪部材23,63の凹溝32,72に挿入され、支軸16,56が爪部材23,63の軸受孔27,67及びアーム部材11,51の軸受孔17,57に挿通されて、爪部材23,63を回動自在に取り付けている。 【0021】また、爪部材23,63は、支軸16,56に取り付けられたつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の一端がアーム部材11,51の固定穴34,74に係止され、他端が爪部材23,63の固定穴35,75に係止されることにより、アーム部材11,51に対して閉じる方向に付勢され、凹溝32,72の第1の係合部29,69がアーム部材11,51の第1の係合突起19,59に当接している。 【0022】アーム部材11,51は、軸受穴20,60に挿通された基軸13,53によって把持装置本体2に回動自在に取り付けられている。この基軸13,53には、歯車41,81が回動自在に設けられている。この歯車41,81には、前記アーム部材11,51の第2の係合突起21,61を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部42,82と第4の係合部43,83を備えた凹溝45,85が形成されている。 【0023】この基軸13,53にもつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86がアーム部材11,51と歯車41,81に挟まれるようにして取り付られている。アーム部材11,51は、基軸13,53に取り付けられたつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86の一端が歯車41,81の固定穴47,87に係止され、他端がアーム部材11,51の固定穴49,89に係止されることにより、歯車41,81に対して閉じる方向に付勢され、第2の係合突起21,51が歯車41,81の凹溝45,85の第3の係合部42,82に当接している。 【0024】一対の歯車41,81は、互いに噛み合うようになっている。一方の歯車81は、把持装置本体2の基板3裏面にボルト等によって固定された駆動モータ91の駆動軸に取付けられた駆動歯車92と噛み合っている。また、他方の歯車41には、基板3に形成された円弧状の長穴84から突出する操作杆93が設けられている。なお、駆動歯車92を回転させる駆動手段は、駆動モータ91に限定されるものではなく、ソレノイド等の電磁式アクチュエータ等であっても構わない。また、駆動モータ91も、限定されるものではなく、同期モータ、パルスモータ等状況に合わせて種々変更することができる。 【0025】この操作杆93は、把持装置本体2の基板3裏面にボルト等によって固定されたスイッチ95をON・OFFするようになっている。このスイッチ95は、駆動モータ91と、景品取得ゲーム機101の制御手段と電気的に接続されており、一対のハンド部材10,50が所定位置まで開くとONされ、駆動モータ91の回転を停止させる。 【0026】上記把持装置1は、公知の景品取得ゲーム装置101の伸縮装置102又は紐状部材の先端に取り付けられ、景品取得ゲーム装置101の前面に設けられた図示しない操作釦を押圧操作することによって、景品を把持することができる位置まで移動させられる。景品取得ゲーム装置101の制御手段が駆動モータ91を駆動する。 【0027】駆動モータ91が駆動すると、駆動歯車92が回転し、それに伴って歯車41,81も回転する。歯車41,81が回転すると、つる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86によってアーム部材11,51が閉じる方向に引っ張られ、ハンド部材10,50が閉じ、爪部材23及び63が景品100を両側から押さえるようにして把持する。ハンド部材10,50の閉じる方向の回転角度は、駆動モータ91の通電時間によって変えることができる。 【0028】制御手段が駆動モータ91への通電を停止すると、ハンド部材10,50の閉じる方向の回転が終了し、さらに制御手段がハンド部材10,50の閉じた状態で元の位置に復帰させる。制御手段が駆動モータ91の駆動歯車92を逆回転させると、歯車41,81も逆回転し、ハンド部材10,50が開く方向に回転し、ハンド部材10,50に把持された景品を落下口に落下させて景品取得ゲーム装置101の前面に設けられた取出口から取り出すことができる。 【0029】歯車41,81が所定角度開く方向に回転すると、歯車41に設けられた操作杆93がスイッチ95をONし、制御手段を介して駆動モータ91の通電を解除する。このように、ハンド部材10,50は、把持装置1が元の位置に復帰すると、元の開いた状態で待機する。 【0030】上記ハンド部材10,50の開閉動作は、図1に示すように開いた状態から図3に示すように爪部材23,63同士が接して閉じる状態までを行うことになる。図4に示すように、通常の大きさの景品100を把持する場合は、アーム部材11,51が閉じた状態で爪部材23,63がつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の弾性に抗して開いた状態で行う。 【0031】しかし、図5に示すように、通常より大きい景品100を把持する場合は、爪部材23,63が開いただけでは把持できないので、アーム部材11,51もつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86の弾性に抗して開くことになる。この状態は、爪部材23,63の第2の係合部31,71がアーム部材11,51の第1の係合突起19,59に係合している。なお、歯車41,81の第4の係合部43,83は、特に必要としていないが、アーム部材11,51の第2の係合突起21,61が当接して、アーム部材11,51の開き過ぎを防止することができる。 【0032】上記開閉動作は、つる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の方がつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86より弱い場合の動作であるが、逆につる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の方がつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86より強い場合は、先にアーム部材11,51が開いてから次に爪部材23,63が開くことになる。 【0033】上記実施の形態は、図面でも理解できるように、アーム部材11,51の方が爪部材23,63よりも短く設定してある。しかし、アーム部材11,51も爪部材23,63と略同じ長さに設定すると、アーム部材11,51でも景品100を把持することができる。このようにすると、アーム部材11,51が景品100を把持し、景品100が小さい場合は、爪部材23,63が景品100の周りを囲むため、景品100を確実に把持することができる。 【0034】又、景品100が大きい場合は、アーム部材11,51と爪部材23,63が景品100の輪郭に沿って折曲し、従来のように点接触ではなく、線接触による把持が行え、一層把持が確実となる。また、つる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73及びつる巻きバネ(第2の弾性部材)46,86の弾性を調節すると、把持力を変化させることができ、壊れ易い景品をソフトに把持することができる。 【0035】本発明の他の実施の形態を図に基づいて説明する。図18は、ハンド部材の他の形態を示す平面図である。図19は、図18の一部断面にした側面図である。図20は、図18の底面図である。図21は、図18のハンド部材の動きを示す説明図である。なお、把持装置本体2は、上記実施の形態と同じなので説明を省略する。 【0036】ハンド部材150,190は、アーム部材151,191と、中間部材161,201と,半月状の爪部材171,211とで構成されている。アーム部材151,191の基部152,192は、前記把持装置本体2の基板3と補助板5間に配設され、基軸13,53によって把持装置本体2に回動自在に取り付けられている。 【0037】アーム部材151,191の先部155,195には、中間部材161,201の基部162,202が第1の支軸163,203によって回動自在に取り付けられている。爪部材171,211の基部172,212は、中間部材161,201の先部165,205が第2の支軸173,213によって回動自在に取り付けられている。 【0038】中間部材161,201は、基部162,202に第1の支軸163,203の軸受孔164,204が形成され、先部165,205に第2の支軸173,213の軸受孔166,206が形成されている。さらに、中間部材161,201は、軸受孔164,204の周囲に第1の係合突起167,207が設けられ、軸受孔166,206の周囲に第2の係合突起168,208が設けられている。 【0039】アーム部材151,191は、先部155,195に第1の支軸163,203の軸受孔157,197が形成され、軸受孔157,197の周囲に前記中間部材161,201の第1の係合突起167,207を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第1の係合部153,193と第2の係合部154,194を備えた凹溝158,198が形成されており、中間部材161,201が前記隙間の範囲で回動可能となっている。又、アーム部材151,191の基部152,192には、基軸13,53の軸受孔156,196が形成されている。 【0040】爪部材171,211は、基部172,212に中間部材161,201の先部165,205を差し込むことができる差込溝178,218が形成され、さらに第2の支軸173,213の軸受孔174,214が設けられている。又、爪部材171,211は、基部172,212に、前記中間部材161,201の第2の係合突起168,208を所定間隔の隙間をあけて挟み込む第3の係合部175,215と第4の係合部176,216を備えた凹溝177,217が形成されており、この隙間の範囲で回動可能となっている。 【0041】中間部材161,201は、第1の支軸163,203に取り付けられたつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221の一端がアーム部材151,191の固定穴182,222に係止され、他端が中間部材161,201の固定穴183,223に係止されることにより、アーム部材151,191に対して閉じる方向に付勢されており、凹溝158,198の第1の係合部153,193に中間部材161,201の第1の係合突起167,207が当接している。 【0042】同様に、爪部材171,211は、第2の支軸173,213に取り付けられたつる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224の一端が中間部材161,201の固定穴185,225に係止され、他端が爪部材171,211の固定穴186,226に係止されることにより、中間部材161,201に対して閉じる方向に付勢されており、凹溝177,217の第3の係合部175,215が中間部材161,201の第2の係合突起168,208に当接している。 【0043】アーム部材151,191の基部152,192には、互いに噛み合う歯車187,227が形成されている。一方の歯車187は、前記したのと同様に、駆動モータ91の駆動軸に取付けられた駆動歯車92と噛み合い、他方の歯車227には、スイッチ95をON・OFFする操作杆228が設けられている。 【0044】上記ハンド部材150,190の開閉動作は、ハンド部材10,50の開閉動作と略同じであり、通常の大きさの景品100を把持する場合は、アーム部材151,191及び中間部材161,201が閉じた状態で爪部材171,211がつる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224の弾性に抗して開いた状態で行う。 【0045】しかし、通常より大きい景品100を把持する場合は、爪部材171,211が開いただけでは把持できないので、中間部材161,201もつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221の弾性に抗して開くことになる。この状態は、爪部材171,211の第4の係合部176,216が中間部材161,201の第2の係合突起168,208に係合している。なお、アーム部材151,191の第2の係合部154,194は、特に必要としていないが、中間部材161,201の第1の係合突起167,207が当接することにより、中間部材161,201の開き過ぎを防止することができる。 【0046】上記開閉動作は、つる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224の方がつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221より弱い場合の動作であるが、逆につる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224の方がつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221より強い場合は、先に中間部材161,201が開いてから次に爪部材171,211が開くことになる。 【0047】上記実施の形態は、アーム部材151,191、中間部材161,201、爪部材171,211が景品100の輪郭に沿って折曲し、従来のように点接触ではなく、線接触による把持が行え、把持が確実となる。また、つる巻きバネ(第2の弾性部材)184,224及びつる巻きバネ(第1の弾性部材)181,221の弾性を調節すると、把持力を変化させることができ、壊れ易い景品をソフトに把持することができる。 【0048】上記した弾性部材33,46,73,86,181,184,221,224は、付勢させた状態で所定位置に取り付けたが、単に両部材を連係させるだけの状態、即ち付勢させない状態で取り付けることも可能である。例えば、図1のハンド部材10,50において、爪部材23,63は、支軸16,56に取り付けられたつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73によって、閉じる方向に付勢され、第1の係合部29,69がアーム部材11,51の第1の係合突起19,59に当接している。このつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73を付勢しないようにして取り付け、第1の係合突起19,59を外すと、爪部材23,63は、どこにも当接しないので、アーム部材11,51に対して大きく開閉することができ、しかもつる巻きバネ(第1の弾性部材)33,73の弾性復元力により元の位置に復帰させることができる。 【0049】 【発明の効果】以上説明してきたように、本願各請求項に係る把持装置は、駆動モータ等の駆動手段の駆動力を弾性部材を介してハンド部材に伝達するため、ハンド部材を弾性部材の弾性変形の範囲内で駆動手段の駆動方向と反対向きに回動させることができる。そのため、通常把持する景品より大きい景品の場合、一対のハンド部材は弾性部材の弾性変形の範囲内で通常より大きく開いてその景品を把持することができ、駆動モータ等の駆動手段に大きな負荷がかかることを防止することができ、さらにハンド部材及び歯車の破損並びに景品の破壊を防ぐことができるという効果がある。また、ハンド部材を少なくとも二部材で屈曲自在に構成しているため、景品の輪郭に沿ってハンド部材の形状を変化させることができるという効果もある。従って、本願各請求項に係る把持装置を取付けた景品取得ゲーム機にあっては、サイズ、形状、材質に関係のない各種の景品を収容することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000228730 【氏名又は名称】日本サーボ株式会社 【識別番号】591262403 【氏名又は名称】株式会社バンプレスト
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】高田 修治
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| 【公開番号】 |
特開平11−4956 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−177771 |
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