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【発明の名称】 景品交換装置および景品交換システムならびに媒体発行装置
【発明者】 【氏名】菊地 恒夫

【要約】 【課題】景品交換のために景品毎に登録しておく情報を極力少なくした景品交換のための手段を提供すること。

【解決手段】獲得した遊技媒体数の情報およびこの遊技媒体数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定情報を入力するスキャナー26と、換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶部23と、換算処理結果を出力する表示部25と、換算処理を行う処理部24とを備える。処理部24は、ファイルを参照して、入力された換算値特定情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を表示部25に出力する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技媒体と景品との交換に用いる装置であって、獲得した遊技媒体数の情報およびこの遊技媒体数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定情報を入力する入力手段と、前記換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶手段と、換算処理結果を出力する出力手段と、換算処理を行う処理手段とを備え、該処理手段は、前記ファイルを参照して前記入力手段を介して入力された換算値特定情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に前記入力手段を介して入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を前記出力手段に出力する景品交換装置。
【請求項2】 請求項1において、前記入力手段は、前記遊技媒体数の情報および換算値特定情報を記録した媒体が与えられると、この媒体に記録された遊技媒体数の情報および換算値特定情報を読み込み、前記処理手段に与えるように構成されていることを特徴とする景品交換装置。
【請求項3】 景品交換装置とデータベースを管理する管理コンピュータとを通信媒体を用いて通信可能に接続した景品交換システムであって、前記景品交換装置は、獲得した遊技媒体数の情報、この遊技媒体数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定、貯玉を行うことを指示する貯玉指示コマンド、および、顧客識別子を入力する入力手段と、前記換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶手段と、換算処理結果を出力する出力手段と、前記ファイルを参照して前記入力手段を介して入力された換算値情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に前記入力手段を介して入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を前記出力手段に出力する処理、および、貯玉指示コマンドが与えられると該換算処理結果を顧客識別子とともに前記通信媒体上に送信する処理を行う処理手段と、を備え、前記管理コンピュータは、送られてきた換算処理結果を顧客識別子と対応付けて前記データベースに貯玉情報として格納するように構成されている景品交換システム。
【請求項4】 遊技媒体数の情報を記録した媒体を発行する装置であって、与えられた遊技媒体の数を計数する計数手段と、該計数手段による計数結果を参照して演算した遊技媒体数の情報を記録した媒体を発行する発行手段とを備え、該発行手段は、前記計数手段の計数結果に予め設定した換算値を乗じた値を、獲得した遊技媒体数の情報として前記媒体に記録し、この媒体を発行するように構成されている媒体発行装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機を用いた遊技によって獲得した遊技媒体を景品と交換する際に使用する機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客がパチンコ、スロットマシーン等の遊技機による遊技によって獲得した遊技媒体を景品と交換するためには、まず、獲得した遊技媒体を計数機に投入して獲得遊技媒体数を計数させ、その計数結果を記録したチケットの発行を受ける。
【0003】そして、顧客はこのチケットを持参してカウンタまで行き、カウンタにいる店員はポスシステムに接続されたスキャナによってチケットに記録された獲得遊技媒体数を読み出して、この読み出した獲得遊技媒体数の範囲内で遊技媒体と顧客が望む景品との景品交換を行っていた。
【0004】ところで、最近では、遊技媒体の換金率がホール内で必ずしも一定には設定されない場合や、ホール内で多種類の遊技機、例えば、パチンコ機、スロットマシーン等が存在する場合がある。今、あるホールに4種類の遊技機島であるA島、B島、C島、D島が存在するものとし、A島に属する遊技機の換金率が2.0円、B島に属する遊技機が換金率2.5円、C島に属する遊技機の換金率が4.0円であって、D島は複数のスロットマシーンからなるものとし、各島には、夫々の島に属する遊技機で獲得した遊技媒体を計数する計数機が配設されているものとすると、ポスシステムで景品交換処理を行うためには、各景品に対して各島毎に設定された換金率で交換に必要な遊技媒体の数のデータを記憶しておく必要がある。
【0005】このことを図9を参照してさらに詳細に説明する。図9は、景品コード「0001」〜「0004」に対応する景品である「特殊景品a」、「特殊景品b」、「特殊景品c」、「たばこa」を交換する際に必要な遊技媒体数を各島毎に示したもので、例えば、特殊景品aとの交換に必要な遊技媒体数は、島Aに属する遊技機による遊技によって獲得した遊技媒体では500個、島Bに属する遊技機による遊技によって獲得した遊技媒体では400個、島Cに属する遊技機による遊技によって獲得した遊技媒体では250個、島Dに属する遊技機による遊技によって獲得した遊技媒体では70個となっている。
【0006】このように、ホール内での遊技媒体の換金率が一定に設定されない場合やホール内で多種類の遊技機が存在する場合には、換金率の違い等を考慮する必要があり、景品毎に複数種類のデータをポスシステムに登録しておく必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来技術によれば、景品毎に複数種類のデータをポスシステムに登録しておく必要があるため、ポスシステムのメモリ容量を大きくする必要があり、システムのコストの上昇やシステムサイズの増大化を招いていて、特に景品数の多い場合にはこの問題が深刻になる。
【0008】また、景品毎に複数種類のデータをポスシステムに登録する場合、登録作業工数が増加してしまい、登録間違えが発生する頻度も多くなる。さらに、顧客が計数機によって発行を受けるチケットには、異なる換金率での遊技によって獲得した遊技媒体数が記録されているため、スキャナによって読み出した獲得遊技媒体数をそのまま貯玉することはできなかった。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、景品交換のために景品毎に登録しておく情報を極力少なくした景品交換のための手段を提供する点にある。
【0010】また、本発明の他の目的は、複数の交換率が設定されていても貯玉を行うことが可能な手段を提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に係る発明によれば、遊技媒体と景品との交換に用いる装置であって、獲得した遊技媒体数の情報およびこの遊技媒体数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定情報を入力する入力手段と、前記換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶手段と、換算処理結果を出力する出力手段と、換算処理を行う処理手段とを備え、該処理手段は、前記ファイルを参照して前記入力手段を介して入力された換算値特定情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に前記入力手段を介して入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を前記出力手段に出力する景品交換装置が提供される。
【0012】パチンコ機内での遊技に限定すれば、パチンコ球と景品との交換に用いる装置であって、獲得したパチンコ球の情報およびこのパチンコ球数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定情報を入力する入力手段と、前記換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶手段と、換算処理結果を出力する出力手段と、換算処理を行う処理手段とを備え、該処理手段は、前記ファイルを参照して前記入力手段を介して入力された換算値特定情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に前記入力手段を介して入力されたパチンコ球数の情報を乗じた換算処理結果を前記出力手段に出力する景品交換装置が提供される。これによれば、異なる交換率のパチンコ機間の交換処理が可能となる。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記入力手段は、前記遊技媒体数の情報および換算値特定情報を記録した媒体が与えられると、この媒体に記録された遊技媒体数の情報および換算値特定情報を読み込み、前記処理手段に与えるように構成されていることを特徴とする。
【0014】入力手段としては、例えば、媒体を光学的に走査して読み出す光学スキャナを採用すればよく、この場合、情報はバーコードとして媒体に記録するようにすればよい。
【0015】なお、上述した換算値特定情報は、例えば、換金率が一定な遊技機島毎に配設された、媒体(チケット)発行機能を有する計数機の識別番号としておけばよい。この場合、前記ファイルには、計数機の識別番号と換算値とを対応付けて格納しておくことになる。
【0016】また、請求項3に係る発明によれば、景品交換装置とデータベースを管理する管理コンピュータとを通信媒体を用いて通信可能に接続した景品交換システムであって、前記景品交換装置は、獲得した遊技媒体数の情報、この遊技媒体数を換算処理する際に用いる換算値を特定するための換算値特定、貯玉を行うことを指示する貯玉指示コマンド、および、顧客識別子を入力する入力手段と、前記換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを少なくとも記憶する記憶手段と、換算処理結果を出力する出力手段と、前記ファイルを参照して前記入力手段を介して入力された換算値情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に前記入力手段を介して入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を前記出力手段に出力する処理、および、貯玉指示コマンドが与えられると該換算処理結果を顧客識別子とともに前記通信媒体上に送信する処理を行う処理手段と、を備え、前記管理コンピュータは、送られてきた換算処理結果を顧客識別子と対応付けて前記データベースに貯玉情報として格納するように構成されている景品交換システムが提供される。
【0017】これによれば、入力手段を介して貯玉指示コマンドを入力することによって、処理手段が換算処理結果を顧客識別子とともに管理コンピュータに送信し、管理コンピュータは送られてきた情報を貯玉情報としてデータベースに格納する。そして、管理コンピュータは、貯玉情報を順次更新していく処理を行う。
【0018】さらに、請求項4に係る発明によれば、遊技媒体数の情報を記録した媒体を発行する装置であって、与えられた遊技媒体の数を計数する計数手段と、該計数手段による計数結果を参照して演算した遊技媒体数の情報を記録した媒体を発行する発行手段とを備え、該発行手段は、前記計数手段の計数結果に予め設定した換算値を乗じた値を、獲得した遊技媒体数の情報として前記媒体に記録し、この媒体を発行するように構成されている媒体発行装置が提供される。
【0019】この装置によれば、媒体発行時に、換金率の違い等を考慮した情報を記録しておくことができ、これによっても、媒体に記録された情報を読み込み景品交換処理を行う景品交換装置に登録しておく景品毎の情報を少なくできる。
【0020】なお、換算値の設定はテンキー等で直接設定する態様や、番号と換算値とを対応付けたファイルを記憶しておいて、所望の番号を指定すると対応する換算値をファイルから索出して、この索出した換算値を設定する態様等が考えられる。
【0021】なお、上述した装置やシステムを動作させるための動作プログラムを記憶媒体に記憶しておいて、コンピュータがこの動作プログラムを実行するようにしておけば、上述した装置やシステムを実現することが可能になる。
【0022】コンピュータは、例えば、CPU(中央処理装置)やRAMを有して構成することが可能であり、また、この記憶媒体としては、例えば、CDROM、DVDROM等の光記憶媒体、フレキシブルディスク等の磁気記憶媒体、MO等の光磁気記憶媒体、ROM、ICカード等の半導体記憶媒体が挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1に本発明の実施の形態にかかる景品交換システムの構成図を示す。
【0024】この景品交換システムは、遊技機島50の近くに配設された計数機10と、カウンタに配設された景品交換装置20と、監視室に配設された管理コンピュータ30とが、光ファイバー等の通信媒体40によって通信可能に接続されている。
【0025】今、説明の都合上、計数機10を1台配設したように図示しているが、実際には、換金率の異なる遊技機や遊技機島毎に計数機10を複数台配設しておけばよい。
【0026】計数機10は、与えられた遊技媒体を計数する計数部11と、計数結果に応じた情報をバーコード等で記録したチケットを発行する発券部12とを有して構成される。
【0027】なお、図5に示すように発行されるチケット100には、パチンコ機であるかまたはスロットマシンであるかを示す情報、チケットの発行を行う日時を示す日時データ、計数部11に対して予め定められていて換算値を特定する情報(換算値特定情報)となるチケッタ機器番号、および、計数部11での計数結果である獲得遊技媒体数、を含む情報が記憶されている。
【0028】管理コンピュータ30にはデータベース32が管理可能に接続されていて、データベース32には、顧客識別子である会員IDと当該顧客の貯玉情報とが対応付けて記憶される。
【0029】景品交換装置20は、会員IDが記録された会員カードを挿入すると会員IDを読み込み、所定時には会員カードの排出を行うカードリーダ22と、チケット100に記録された情報を読み出すためのスキャナー26と、換算処理等に必要な情報を記憶する記憶部23と、換算処理等を行う処理部24と、換算処理結果等を表示する表示部25と、景品コード、交換個数、各種コマンド等をキー入力可能な複数のキーを備える入力キー27とを有して構成される。したがって、景品交換装置20は、例えば、カードリーダ22を備えた1台のポスシステムで実現可能である。
【0030】また、記憶部23には、景品交換ファイル150と換算値ファイル180とが記憶されている。図6は、景品交換ファイル150を示したものであって、景品の識別子である景品コードと景品名と交換パチンコ玉数と交換スロット数とが対応付けて記憶されている。例えば、景品コード「0001」である景品名「特殊景品a」の交換に必要な遊技媒体数は、パチンコ玉では「400個」、スロットでは「70個」となることを示している。この景品交換ファイル150で示す、交換パチンコ玉数および交換スロット数は、一例として、換金率2.5円のデータを示している。このように、本発明の実施の形態によれば、1種類の換金率での景品交換に必要な遊技媒体数のみを記憶しておけばよい点に特徴がある。
【0031】また、図7は、換算値ファイル180を示したものであって、計数機10に予め設定されていて換算値を特定する換算値特定情報となるチケッタ機器番号と、その換算率とが対応付けて記憶されている。図7に示す例では、チケッタ機器番号「001」、「002」、「003」の夫々に対して換算値「0.8」、「1.0」、「1.6」が対応付けられている。この例では、換金率2.5円を基準レート(換算値1.0)としていて、チケッタ機器番号「001」は、換算値を0.8として、換金率2.0円での遊技を行った結果獲得した遊技媒体を計数する計数機、チケッタ機器番号「003」は、換算値を1.6として、換金率4.0円での遊技を行った結果獲得した遊技媒体を計数する計数機であり、チケッタ機器番号「002」は、換算値を基準レートの1.0として、換金率2.5円での遊技を行った結果獲得した遊技媒体を計数する計数機である。
【0032】もちろん、換金率2.5円以外の換金率を基準レートとしてもよく、基準レートの変更に応じて換算値ファイル180の内容を変更して記憶部23に記憶しておくようにすればよい。
【0033】以下、図2、図3のフローチャートを参照して、このシステムにおける動作を説明する。なお、今、会員ID「0001」の顧客が、遊技機島50に属する、換金率4.0円でのパチンコ遊技機での遊技を終了し、その獲得遊技媒体が1000個であり、さらに、獲得した遊技媒体をチケッタ機器番号「003」の計数機10に投入するものとする。
【0034】すると、計数部11は与えられた遊技媒体を計数して計数結果を発券部12に送り、発券部12は送られてきた計数結果(獲得遊技媒体数)と、図示しないカレンダー機能を有する時計から得られる日時データと、自身に予め設定されているチケッタ機器番号と、パチンコ機を示す情報とを記録した、図5に示すようなチケット100を発行する。発券部12は情報をバーコード化してチケット100に記録するとともに、自身が発行したチケットに関する情報を図示しない自身の記憶部に順次記憶する。
【0035】さて、チケット100の発行を受けた顧客はこれを持参してカウンターまで行き、カウンタの店員がチケット100に記録された情報をスキャナー26を用いて読み取り処理を行う(図2、ステップS200)。
【0036】図3を参照してこのチケット読み取り処理を説明する。まず、ステップS202において、処理部24は、スキャナー26によって読み込んだ情報を解読する。そして、ステップS204、206、208、210の夫々において、処理部24は、日時情報、チケット機器番号、グループ(パチンコ機であるかスロットマシーンであるか)、獲得遊技媒体数の各情報を得て記憶部23に一次記憶する。
【0037】次に、ステップS212において、処理部24は、記憶部23に一次記憶した情報を発券部12に送り、発券部12は図示しない自身の記憶部内の情報を参照して、送られてきた情報が過去に発行したチケットに記録されたものであるか否かを判定し、過去に発行したチケットに記録されたものでない場合(No)にはステップS216に進み、エラー信号を処理部24に送ってリターンする。なお、エラー信号を受け取った処理部24は表示部25にエラー表示を行う。
【0038】一方、過去に発行したチケットに記録されたものである場合(Yes)には、ステップS214において、処理部24は玉総数計算を行う。具体的には、処理部24は、記憶部23に記憶されている換算値ファイル180のチケッタ機器番号「003」に対応する換算値1.6を索出して、先に記憶部23に一次記憶しておいた獲得遊技媒体数1000個に、この換算値1.6を乗じて玉総数「1600個」を算出する。そして、ステップS218において、表示部25に玉総数を表示してリターンする。この時、玉総数を記憶部23に一次記憶しておいて、先に一次記憶してある情報をクリアーしておけばよい。
【0039】次に、図2のステップS220に進み、カウンタの店員は顧客の要求に応じて景品交換操作を行う。ステップS220、ステップS225では、顧客の要求に応じて、遊技媒体との交換を欲する景品の景品コードおよび個数を入力キー27によって入力し(Nはウエイト状態、Yは次ステップに進む)、さらに、ステップS230において実行キー(入力キー27の一種)が入力されないならば(N)ウエイト状態になり、実行キー(入力キー27の一種)が入力されたならば(Y)ステップS235に進む。
【0040】ステップS235では、処理部24が、先に入力された景品コードに対する交換パチンコ玉数を、記憶部23に記憶してある景品交換ファイル150から索出して、これにステップS225で入力された交換個数を乗じた値を交換玉数とする処理を行う。
【0041】そして、ステップS240では、処理部24は、交換玉数と玉総数を比較して「玉総数≧交換玉数」が成立しないとき(N)には、交換不可能であるのでステップS260に進み、表示部25に景品交換不可能の旨の表示を行い、一連の処理を終了する(エンド)。
【0042】一方、「玉総数≧交換玉数」が成立するとき(Y)には、ステップS245において、玉総数から交換玉数を減じる減算処理を行い、ステップS250において、この減算結果を残数として表示部25に表示する。
【0043】そして、ステップS255において、景品交換終了キー(入力キー27の一種)が入力された場合(Y)には、一連の処理を終了し(エンド)、一方、景品交換終了キーが入力されない間(N)は、ステップS220に進み景品交換操作を継続する。
【0044】このようにして、換算値ファイル180を用いた処理を行うことによって、景品交換ファイル150に記憶する情報を極力少なくした状態で、景品交換を行うことが可能となる。
【0045】次に、図3、図4のフローチャートを参照して他の実施の形態について説明する。この実施の形態は貯玉処理を行う点に特徴がある。なお、先の実施の形態と重複する説明が多いが理解容易化のため重複記載の省略は行わない。
【0046】前述した実施形態と同様に、今、会員ID「0001」の顧客が、遊技機島50に属する、換金率4.0円でのパチンコ遊技機での遊技を終了し、その獲得遊技媒体が1000個であり、さらに、獲得した遊技媒体をチケッタ機器番号「003」の計数機10に投入するものとする。
【0047】すると、計数部11は与えられた遊技媒体を計数して計数結果を発券部12に送り、発券部12は送られてきた計数結果(獲得遊技媒体数)と、図示しないカレンダー機能を有する時計から得られる日時データと、自身に予め設定されているチケッタ機器番号と、パチンコ機を示す情報とを記録した、図5に示すようなチケット100を発行する。発券部12は情報をバーコード化してチケット100に記録するとともに、自身が発行したチケットに関する情報を図示しない自身の記憶部に順次記憶する。
【0048】さて、チケット100の発行を受けた顧客はこれを持参してカウンターまで行き、カウンタの店員がチケット100に記録された情報をスキャナー26を用いて読み取り処理を行う(図4、ステップS200)。
【0049】図3を参照してこのチケット読み取り処理を説明する。まず、ステップS202において、処理部24は、スキャナー26によって読み込んだ情報を解読する。そして、ステップS204、206、208、210の夫々において、処理部24は、日時情報、チケット機器番号、グループ(パチンコ機であるかスロットマシーンであるか)、獲得遊技媒体数の各情報を得て記憶部23に一次記憶する。
【0050】次に、ステップS212において、処理部24は、記憶部23に一次記憶した情報を発券部12に送り、発券部12は図示しない記憶部内の情報を参照して、送られてきた情報が過去に発行したチケットに記録されたものであるか否かを判定し、過去に発行したチケットに記録されたものでない場合(No)にはステップS216に進み、エラー信号を処理部24に送ってリターンする。なお、エラー信号を受け取った処理部24は表示部25にエラー表示を行う。
【0051】一方、過去に発行したチケットに記録されたものである場合(Yes)には、ステップS214において、処理部24は玉総数計算を行う。具体的には、処理部24は、記憶部23に記憶されている換算値ファイル180のチケッタ機器番号「003」に対応する換算値1.6を索出して、先に記憶部23に一次記憶しておいた獲得遊技媒体数1000個に、この換算値1.6を乗じて玉総数「1600個」を算出する。そして、ステップS218において、表示部25に玉総数を表示してリターンする。この時、玉総数を記憶部23に一次記憶しておいて、先に一次記憶してある情報をクリアーしておけばよい。
【0052】次に、図4のステップS400に進み、顧客がカードリーダ22に会員カードを挿入する。この時、処理部24は、カードリーダ22が読み込んだ会員IDを記憶部23に一次記憶しておく。
【0053】次に、ステップS420、ステップS425では、顧客の要求に応じて、遊技媒体との交換を欲する景品の景品コードおよび個数を入力キー27によって入力し(Nはウエイト状態、Yは次ステップに進む)、さらに、ステップS430において実行キー(入力キー27の一種)が入力されないならば(N)ウエイト状態になり、実行キー(入力キー27の一種)が入力されたならば(Y)ステップS435に進む。
【0054】ステップS435では、処理部24が先に入力された景品コードに対する交換パチンコ玉数を、記憶部23に記憶してある景品交換ファイル150から索出して、これにステップS425で入力された交換個数を乗じた値を交換玉数とする処理を行う。
【0055】そして、ステップS440では、処理部24は、交換玉数と玉総数を比較して「玉総数≧交換玉数」が成立しないとき(N)には、交換不可能であるのでステップS460に進み、表示部25に景品交換不可能の旨の表示を行い、一連の処理を終了する(エンド)。
【0056】一方、「玉総数≧交換玉数」が成立するとき(Y)には、ステップS445において、玉総数から交換玉数を減じる減算処理を行い、ステップS450において、この減算結果を残数として表示部25に表示し、ステップS470に進む。
【0057】さて、ステップS420で景品コードを入力しない場合(N)およびステップS450の処理を終了した場合に進むステップS470では、貯玉キー(入力キー27の一種)を入力したか否かを判断し、入力しない場合(N)にはステップS420に戻り、入力した場合(Y)には、ステップS475に進む。
【0058】ステップS475では、処理部24は、先に求めた玉総数と一次記憶しておいた会員IDとを管理コンピュータ30に送信する。このとき、管理コンピュータ30は、当該会員IDに対応する貯玉情報の記憶エリアの値に、先に求めた玉総数を加算して貯玉情報を更新する処理を行う。
【0059】貯玉情報の更新処理の様子を図8に示す。図8(a)は、データベース32内の、貯玉処理前の会員ID「0001」に対する貯玉数「1000」の記憶状態を示していて、本処理によって、図8(b)に示すように、会員ID「0001」に対する貯玉数が「2600」に更新されている。
【0060】次に、処理部24の制御によってカードリーダ22が、挿入されていた会員カードの排出動作を行い(ステップS480)、一連の処理を終了する(エンド)。このように、換金率が一定に設定されていないホールであっても換算値ファイル180を用いた処理を行うことによって、貯玉処理を行うことが可能となる。
【0061】次に、さらに他の実施の形態について説明する。この実施の形態は、計数機10がチケットに記録する情報を換算値を考慮したものとする点に特徴がある。
【0062】この計数機10が行う処理を図10のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1000では、図示しない設定部によって換算値を発券部12に設定する。なお、番号と換算値とを対応付けたファイルを発券部12に記憶しておいて、この番号を図示しない設定部によって指定すると、このファイルを索出して得られた、指定番号に対応する換算値を発券部12に設定するように発券部12を構成しておいてもよい。
【0063】次に、ステップS1010において、顧客が供給した獲得遊技媒体を計数部11が計数してこの計数結果を発券部12に送る。さらに、ステップS1020では、ステップS1000で設定された換算値と計数結果とを乗じた値を、獲得遊技媒体数となるような情報をバーコード等で記録したチケットを発行する。なお、チケットのデータフォーマットは先に図5を参照して説明したものと同じものにすれば良い。
【0064】以降、スキャナー26で情報を読み取り、読み取った獲得遊技媒体数の範囲内で景品交換が行われることになる。これによれば、換金率を考量して換算値を設定しておくことによって、チケット発行時に換金率の違い等を考慮した情報を記録しておくことができ、チケットに記録された情報を読み込み景品交換処理を行う景品交換装置20に登録しておく景品毎の情報を少なくすることができる。
【0065】なお、以上説明してきた各実施の形態においては、パチンコ機による遊技を例にとって説明してきたが、スロットマシーン等の他の遊技機、即ち、獲得した遊技媒体を換金可能な遊技機に対して適用可能であることは言うまでもない。
【0066】さらに、チケットに記録する情報はバーコードで記録するようにしておき、このチケットに記録された情報をスキャナー26を用いて読み取るようにすれば、景品交換時の操作性が増す。
【0067】また、以上述べてきた景品交換システムを構成する各装置は、CPU(中央処理装置)が、例えば、ROM、フレキシブルディスク等の記憶媒体に記憶した処理プログラムにしたがって動作するような装置構成にして実現することが可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、記憶手段に換算値特定情報と換算値とを対応付けて格納したファイルを記憶しておいて、処理手段が、ファイルを参照して、入力された換算値特定情報に対応する換算値を索出し、索出した換算値に入力された遊技媒体数の情報を乗じた換算処理結果を出力手段に出力するので、景品交換装置に登録しておく景品毎の情報を少なくした状態で換金率の違い等を考慮した景品交換が可能となる。
【0069】また、請求項2に係る発明によれば、請求項1の効果に加えて、入力手段は、遊技媒体数の情報および換算値特定情報を記録した媒体が与えられると、この媒体に記録された遊技媒体数の情報および換算値特定情報を読み込み、処理手段に与えるように構成されているので、操作性に富む景品交換装置を実現することが可能となる。
【0070】また、請求項3に係る発明によれば、景品交換装置は、貯玉指示コマンドが与えられると、換算処理結果を顧客識別子とともに管理コンピュータに送信し、管理コンピュータは送られてきた情報を貯玉情報としてデータベースに格納するので、換金率が一定に設定されていないホールであっても貯玉処理を行うことが可能となる。
【0071】さらに、請求項4に係る発明によれば、発行手段が計数手段による計数結果を参照して演算した遊技媒体数の情報を記録した媒体を発行する際に、計数結果に予め設定した換算値を乗じた値を、獲得した遊技媒体数の情報として媒体に記録し、この媒体を発行するので、媒体発行時に換金率の違い等を考慮した情報を記録しておくことができ、媒体に記録された情報を読み込み景品交換処理を行う景品交換装置に登録しておく景品毎の情報を少なくすることができる。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【出願日】 平成9年(1997)6月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外3名)
【公開番号】 特開平11−4955
【公開日】 平成11年(1999)1月12日
【出願番号】 特願平9−159967