| 【発明の名称】 |
揚送研磨装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】武本 孝俊
【氏名】上田 靖之
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| 【要約】 |
【課題】遊技機内の遊技媒体を適正数に容易に維持し、また、騒音の要因をなくすことができる揚送研磨装置を提供する。
【解決手段】各遊技機2からの遊技媒体を別個に回収、揚送研磨し、研磨済みの遊技媒体を補給樋を通さないで直接的に各遊技機2に戻すようにして、遊技機2内で遊技媒体を循環させ、遊技機2内の遊技媒体を増減させずに、遊技媒体を適正数に容易に維持することができ、また、騒音の要因をなくすことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技機で使用される遊技媒体を揚送しながら研磨する揚送研磨装置において、遊技媒体を揚送するための揚送ベルトは、そのベルト面が垂直に立てられた無端の平ベルトであり、前記揚送ベルトのベルト面は凸条体を有し、前記凸条体は、前記ベルト面の下縁部から前記ベルト面の上縁部へ螺旋状に巻かれており、前記凸条体は、前記垂直なベルト面に対して略直交する外方へ突出する遊技媒体載置面を有し、導入路は、前記凸条体の始端部が形成された前記ベルト面の下縁部へ遊技媒体を導入可能に構成されており、揚送路は前記ベルト面に対向する案内溝を有し、前記案内溝は、前記導入され前記凸条体の遊技媒体載置面に載った遊技媒体を螺旋方向へ移動不能に拘束する溝壁を有し、前記揚送路の案内溝の溝壁は、研磨面にて構成され、前記凸条体の始端部が形成された前記ベルト面の下縁部から前記凸条体の終端部が形成された前記ベルト面の上縁部へ延ばされていることを特徴とする揚送研磨装置。 【請求項2】請求項1記載の揚送研磨装置は、隣接する遊技機の間に介装されており、前記揚送研磨装置の揚送ベルトは一対のプーリーに巻き掛けられており、前記揚送ベルトは、前記一対のプーリー間で直線状に張られたベルト面を2面有しており、前記各遊技機からの導入路は、前記各ベルト面の下縁部にそれぞれ延ばされていることを特徴とする。 【請求項3】請求項1記載の揚送研磨装置は、複数の遊技機が多角形状に配された遊技機島の島内に1体以上装備されており、前記揚送研磨装置は、揚送ベルトは複数のプーリーに巻き掛けられており、前記揚送ベルトは、前記各プーリー間で直線状に張られたベルト面を複数面有しており、前記各遊技機からの導入路は、前記各ベルト面の下縁部にそれぞれ延ばされていることを特徴とする。 【請求項4】遊技機で使用される遊技媒体を揚送しながら研磨する揚送研磨装置において、遊技媒体を揚送するための揚送ベルトは、そのベルト面が垂直に立てられた無端の平ベルトであり、一対のプーリーに巻き掛けられており、前記揚送ベルトのベルト面は凸条体を有し、前記凸条体は、前記ベルト面の下縁部から前記ベルト面の上縁部へ螺旋状に巻かれており、前記凸条体は、前記垂直なベルト面に対して略直交する外方へ突出する遊技媒体載置面を有し、該遊技媒体載置面は研磨面にて構成されており、導入路は、前記凸条体の始端部が形成された前記ベルト面の下縁部へ複数の遊技媒体を並列にして導入可能に構成されており、揚送路は、前記導入路の数に対応して設けられており、各揚送路は前記ベルト面に対向する案内溝を有し、前記案内溝は、前記導入され前記凸条体の遊技媒体載置面に載った遊技媒体を螺旋方向へ移動不能に拘束する溝壁を有し、前記案内溝の溝壁は、研磨面にて構成され、前記凸条の始端部が形成されたベルト面の下縁部から前記凸条体の終端部が形成された前記ベルト面の上縁部へ延ばされており、前記案内溝は、外部から前記案内溝の内部に通じる異物除去用のスリットが開設されており、前記揚送路の終端部は、揚送研磨された遊技媒体を遊技機の上部タンクに通じる出口へ強制移動させる強制移動部材を有していることを特徴とする揚送研磨装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機で使用される遊技媒体を揚送しながら研磨する揚送研磨装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の揚送研磨装置としては、例えば、遊技機島の下部を構成する腰板内に搬送ベルトが配設され、搬送ベルトがパチンコ球である遊技媒体を水平方向に搬送し、遊技機島中央に揚送研磨筒が立設され、揚送研磨筒が、搬送された遊技媒体と研磨材とを攪拌しながら揚送し、研磨された遊技媒体が、遊技機島の上部に配した補給樋を通って各遊技機の上部タンクに供給されるものがある。上部タンク内には、空センサーおよび満杯センサーが設けられ、各センサーの出力信号に基づいて、遊技媒体の供給制御がなされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の揚送研磨装置では、遊技機島を構成する多くの遊技機からの遊技媒体を一括して回収、揚送研磨しており、センサーの出力信号を用いたりしているため、各遊技機へ遊技媒体の供給制御が複雑であり、遊技機内の遊技媒体を適正数に維持するのが困難であり、また、研磨済みの遊技媒体が補給樋を通って各遊技機の上部タンクへ供給されるため、補給樋を流れる遊技媒体の音が遊技場内の騒音の要因になるという問題点があった。本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、各遊技機からの遊技媒体を別個に回収、揚送研磨し、研磨済みの遊技媒体を補給樋を通さないで直接的に各遊技機に戻すようにして、遊技機内で遊技媒体を循環させ、遊技機内の遊技媒体を増減させずに、遊技媒体を適正数に容易に維持することができ、また、騒音の要因をなくすことができる揚送研磨装置を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。 [1]遊技機(2)で使用される遊技媒体を揚送しながら研磨する揚送研磨装置(10a)において、遊技媒体を揚送するための揚送ベルト(10)は、そのベルト面(12)が垂直に立てられた無端の平ベルトであり、前記揚送ベルト(10)のベルト面(12)は凸条体(14)を有し、前記凸条体(14)は、前記ベルト面(12)の下縁部(12a)から前記ベルト面(12)の上縁部(12b)へ螺旋状に巻かれており、前記凸条体(14)は、前記垂直なベルト面(12)に対して略直交する外方へ突出する遊技媒体載置面(16)を有し、導入路(20)は、前記凸条体(14)の始端部(14a)が形成された前記ベルト面(12)の下縁部(12a)へ遊技媒体を導入可能に構成されており、揚送路(30)は前記ベルト面(12)に対向する案内溝(32)を有し、前記案内溝(32)は、前記導入され前記凸条体(14)の遊技媒体載置面(16)に載った遊技媒体を螺旋方向へ移動不能に拘束する溝壁(34)を有し、前記揚送路(30)の案内溝(32)の溝壁(34)は、研磨面にて構成され、前記凸条体(14)の始端部(14a)が形成された前記ベルト面(12)の下縁部(12a)から前記凸条体(14)の終端部(14b)が形成された前記ベルト面(12)の上縁部(12b)へ延ばされていることを特徴とする揚送研磨装置(10a)。 【0005】[2][1]記載の揚送研磨装置(10a)は、隣接する遊技機(2)の間に介装されており、前記揚送研磨装置(10a)の揚送ベルト(10)は一対のプーリー(11)に巻き掛けられており、前記揚送ベルト(10)は、前記一対のプーリー(11)間で直線状に張られたベルト面(12)を2面有しており、前記各遊技機(2)からの導入路(20)は、前記各ベルト面(12)の下縁部(12a)にそれぞれ延ばされていることを特徴とする。 【0006】[3][1]記載の揚送研磨装置(10a)は、複数の遊技機(2)が多角形状に配された遊技機(2)島の島内に1体以上装備されており、前記揚送研磨装置(10a)は、揚送ベルト(10)は複数のプーリー(11)に巻き掛けられており、前記揚送ベルト(10)は、前記各プーリー(11)間で直線状に張られたベルト面(12)を複数面有しており、前記各遊技機(2)からの導入路(20)は、前記各ベルト面(12)の下縁部(12a)にそれぞれ延ばされていることを特徴とする。 【0007】[4]遊技機(2)で使用される遊技媒体を揚送しながら研磨する揚送研磨装置(10a)において、遊技媒体を揚送するための揚送ベルト(10)は、そのベルト面(12)が垂直に立てられた無端の平ベルトであり、一対のプーリー(11)に巻き掛けられており、前記揚送ベルト(10)のベルト面(12)は凸条体(14)を有し、前記凸条体(14)は、前記ベルト面(12)の下縁部(12a)から前記ベルト面(12)の上縁部(12b)へ螺旋状に巻かれており、前記凸条体(14)は、前記垂直なベルト面(12)に対して略直交する外方へ突出する遊技媒体載置面(16)を有し、該遊技媒体載置面(16)は研磨面にて構成されており、導入路(20)は、前記凸条体(14)の始端部(14a)が形成された前記ベルト面(12)の下縁部(12a)へ複数の遊技媒体を並列にして導入可能に構成されており、揚送路(30)は、前記導入路(20)の数に対応して複数設けられており、各揚送路(30)は前記ベルト面(12)に対向する案内溝(32)を有し、前記案内溝(32)は、前記導入され前記凸条体(14)の遊技媒体載置面(16)に載った遊技媒体を螺旋方向へ移動不能に拘束する溝壁(34)を有し、前記案内溝(32)の溝壁(34)は、研磨面にて構成され、前記凸条の始端部(14a)が形成されたベルト面(12)の下縁部(12a)から前記凸条体(14)の終端部(14b)が形成された前記ベルト面(12)の上縁部(12b)へ延ばされており、前記案内溝(32)は、外部から前記案内溝(32)の内部に通じる異物除去用のスリット(38)が開設されており、前記揚送路(30)の終端部は、揚送研磨された遊技媒体を遊技機(2)の上部タンクに通じる出口へ強制移動させる強制移動部材(39)を有していることを特徴とする揚送研磨装置(10a)。 【0008】次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。 [1]項記載の揚送研磨装置(10a)では、遊技機(2)で使用される遊技媒体は、導入路(20)を経て、揚送ベルト(10)のベルト面(12)の下縁部(12a)へ導入される。導入された遊技媒体は、ベルト面(12)の下縁部(12a)に形成された凸条体(14)の始端部(14a)の遊技媒体載置面(16)に載せられる。遊技媒体載置面(16)に載せられた遊技媒体は、ベルト面(12)に対向する揚送路(30)の案内溝(32)の溝壁(34)により、螺旋方向へ移動不能に拘束される。それにより、遊技媒体は、遊技媒体載置面(16)に押し上げられるようになる。押し上げられる遊技媒体は、案内溝(32)の溝壁(34)により、凸条体(14)の終端部(14b)が形成された前記ベルト面(12)の上縁部(12b)へ揚送される。このとき、揚送路(30)の案内溝(32)の溝壁(34)が研磨面にて構成されているため、遊技媒体の表面が研磨面に研磨されて、その表面の汚れが除去される。揚送され研磨された遊技媒体は、再び遊技機(2)に供給可能になる。 【0009】[2]項記載の揚送研磨装置(10a)では、揚送研磨装置(10a)の揚送ベルト(10)は一対のプーリー(11)に巻き掛けられることで、各プーリー(11)間で直線状に張られたベルト面(12)を2面有している。この2面のベルト面(12)を揚送研磨に用いるが、プーリー(11)に巻き掛けられるベルト面(12)の湾曲した面を揚送研磨に用いることもできる。隣接する遊技機(2)においては、各遊技機(2)で使用される遊技媒体を、一体の揚送研磨装置(10a)の2面のベルト面(12)をそれぞれ用いて、揚送かつ研磨することができ、揚送研磨された遊技媒体を再び各遊技機(2)に戻すことができる。それにより、各遊技機(2)内においては、用いられる遊技媒体が増減することなく、一定数の遊技媒体が循環しており、各遊技媒体に最初に取り込む遊技媒体を適正な数に設定しておけば、その後は、遊技媒体の補給などをしないで済む。それにより、1体の揚送研磨装置(10a)が、隣接する2つの遊技機(2)からの遊技媒体を揚送研磨し、かつ、各遊技機(2)ごとの遊技媒体の数を増減させることなく適正な数に維持管理することができる。 【0010】[3]項記載の揚送研磨装置(10a)では、複数の遊技機(2)が多角形状に配された遊技機(2)島においても本揚送研磨装置(10a)を装備することができる。すなわち、揚送研磨装置(10a)の揚送ベルト(10)は複数のプーリー(11)に巻き掛けられることで、各プーリー(11)間で直線状に張られたベルト面(12)を複数面有することができ、各遊技機(2)からの導入路(20)を、前記複数面の何れかのベルト面(12)の下縁部(12a)にそれぞれ延ばすようにすれば、各遊技機(2)からの遊技媒体は、各ベルト面(12)にて揚送研磨され、再び各遊技機(2)に戻すようにすることができる。 【0011】揚送研磨装置(10a)は、揚送ベルト(10)が一対のプーリー(11)に巻き掛けられた薄型のものにし、薄型の揚送研磨装置(10a)を島内に1体以上設けても良い。この場合、1体の揚送研磨装置(10a)につき2面のベルト面(12)を有することになるが、2面のベルト面(12)の各面に各遊技機(2)からの専用の導入路(20)を延ばして各ベルト面(12)を専用にしても良く、また、2面のベルト面(12)の一方に各遊技機(2)からの導入路(20)をそれぞれ延ばして、各ベルト面(12)を共用にしても良い。また、揚送研磨装置(10a)は、揚送ベルト(10)が多角形状の遊技機(2)に内方から沿って同じく多角形状に成るように複数のプーリー(11)に巻き掛け、複数の遊技機(2)に複数面のベルト面(12)を内方から対応させるようにしてもよい。それにより、1体の揚送研磨装置(10a)が、多数の遊技機(2)からの遊技媒体を揚送研磨し、かつ、各遊技機(2)ごとの遊技媒体の数を増減させることなく適正な数に維持管理することができる。 【0012】[4]項記載の揚送研磨装置(10a)では、導入路(20)は、複数の遊技体を並列にして導入可能であり、かつ、揚送路(30)も複数の導入路(20)に対応して複数設けられているため、遊技媒体の揚送研磨能力を向上することができる。また、案内溝(32)は、外部から前記案内溝(32)の内部に通じる異物除去用のスリット(38)が開設されているので、遊技媒体と共に案内路に異物が取り込まれ、案内路の案内溝(32)の内部に異物が詰まったりしても、スリット(38)を通して異物を容易に除去することができる。さらに、揚送路(30)の終端部に揚送された遊技媒体は、強制移動部材(39)により、遊技機(2)の上部タンク(8)に通じる出口(35)へ強制移動させられる。上部タンク(8)に排出された研磨済みの遊技媒体は、例えば遊技機島(1)上部に配される補給樋を通ることなく、直接的に上部タンク(8)に戻され、戻された遊技媒体を再び遊技に用いることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示している。図1は、本発明の一実施の形態に係る揚送研磨装置の下部斜視図である。図2は同じく、揚送研磨装置の装着状態正面図である。図3は同じく、揚送研磨装置の上部斜視図である。図4は同じく、揚送研磨装置の全体斜視図である。図5は同じく、揚送研磨装置の揚送ベルトの斜視図である。図6は同じく、揚送研磨装置の揚送路の斜視図である。 【0014】図1〜図6に示すように、遊技機島1の下部は腰板3で構成され、遊技機2の上面は天板3aで構成されている。天板3aにはパチンコ機である遊技機2が前後にそれぞれ固定されている。遊技機2の前面には上皿4aおよび下皿4、下皿4の下方の玉箱5が設けられている。遊技機2内には、玉箱5から排出された計数球、および遊技盤面に打ち出されたアウト球を回収するためのアウトレール6およびアウトレール6の先に位置する下部タンク7が設けられている。 【0015】本揚送研磨装置10aは、前後の各遊技媒体で使用された遊技媒体を揚送しながら研磨するものである。遊技媒体を揚送するための揚送ベルト10は、そのベルト面12が垂直に立てられた無端の平ベルトで構成されている。揚送ベルト10は、一対のプーリー11に巻き掛けられている。一方の遊技機島1は駆動モータ13で駆動する駆動プーリーに成っている。一対のプーリー11は、上下一対のベース部材15に支持され、上側のベース部材15に駆動モータ13が支持されている。一対のプーリー11に張られることで、揚送ベルト10の左右には直線状のベルト面12が2面形成される。 【0016】揚送ベルト10のベルト面12は凸条体14を有している。凸条体14は、ベルト面12の下縁部12aからベルト面12の上縁部12bへ螺旋状に巻かれて成る。本実施の形態においては、1条の凸条体14であるが、2〜3条の凸条体14であってもよい。また、凸条体14の螺旋のピッチは一定であるが、一定である必要性はない。凸条体14は、垂直なベルト面12に対して略直交する外方へ突出する遊技媒体載置面16を有している。遊技媒体載置面16は外方へ向かって斜め上方へ傾斜している。遊技媒体載置面16は研磨面にて構成されている。遊技媒体載置面16の研磨面は研磨材あるいは研磨布から成形されている。 【0017】下部タンク7の排出路7aは、導入路20に通じている。導入路20は、8つの整列溝21を有し、複数(8個)の遊技媒体を並列にして、揚送路30の8カ所の各入口31へ導入可能に構成されている。揚送路30の入口31は、凸条体14の始端部14aが形成されたベルト面12の下縁部12aへ通じている。揚送路30は、導入路20の数に対応して複数(8個)設けられており、各揚送路30はベルト面12に対向する案内溝32を有している。案内溝32は、前記凸条体14の始端部14aの遊技媒体載置面16に載った遊技媒体を螺旋方向へ移動不能に拘束する溝壁34を有している。溝壁34は、球状の遊技媒体の半分を外方から包囲するように、略半円状断面形状に凹入している。案内溝32の溝壁34は、同じく研磨材等から成る研磨面にて構成されている。案内溝32の溝壁34は、上方へ、すなわち、凸条体14の始端部14aが形成されたベルト面12の下縁部12aから前記凸条体14の終端部14bが形成された前記ベルト面12の上縁部12bへ延ばされている。案内溝32は、外部から前記案内溝32の内部に通じる縦長の異物除去用のスリット38が開設されている。 【0018】揚送路30の終端部には、出口35および強制移動部材39が形成されている。出口35は、案内溝に対応して8カ所開設されている。出口35は斜め下方に傾斜していて、遊技機2の上部タンク8に通じている。強制移動部材39は、揚送する遊技媒体の上方に位置する押出面であり、強制移動部材39の押出面は、外方へ向かって上方へ傾斜している。また、揚送路30の上端部および下端部は揚送ベルト10の上端部および下端部に嵌合する環状の嵌合部36,37が形成されている。揚送路30は、各構成部位(入口31〜強制移動部材39)が一体的に形成されている。 【0019】図2においては、上部タンク8を簡略して示している。上部タンク8の詳細は、図7〜図11に示されている。図7は本発明の一実施の形態に係る遊技機の上部タンクの平面図である。図8は同じく上部タンクの正面図である。図9は同じく、上部タンクのシュートの平面図である。図10は同じくシュートの正面図である。図11は同じく、シュートの側面図である。図7〜図11に示すように、上部タンク8の底部81は一対の開口82を有し、一方の開口82が玉貸し機に通じ、他方の開口82が遊技機2に通じている。上部タンク8の底部81は各開口82に向かって下方に傾斜している。上部タンク8の下面には各開口82に対応して、開口82を通って排出される遊技媒体を案内するためのシュート83がそれぞれ設けられている。 【0020】次に作用を説明する。遊技機2で使用されたアウト球である遊技媒体は、アウトレール6〜下部タンク7に貯留される。あるいは、持ち玉である遊技媒体は、フィーバー(特賞状態)などで玉箱5が満杯になると、あるいは、計数ボタン(図示省略)が押下されると、上部タンク8のシャッターが開口(天板3aに開設された開口)を開き、開口を通って排出され、玉センサーで計数され、アウトレール6〜下部タンク7に貯留される。計数ボタンの2回目の押下、あるいは計数ボタンの1回目の押下後一定時間(玉箱5が満タン時に計数し終わるのに必要な時間以上)経過すると、シャッターは開口を閉鎖する。 【0021】下部タンク7内に貯留された遊技媒体は、導入路20の整列溝21にて8列に整列して、入口31を通って揚送ベルト10のベルト面12の下縁部12aへ導入される。すなわち、遊技媒体が8個ずつ次々にベルト面12の下縁部12aに導入され、導入された遊技媒体は、ベルト面12の下縁部12aに形成された凸条体14の始端部14aの遊技媒体載置面16に次々に載せられる。すなわち、ベルト面12の下縁部12aに導入された8個の遊技媒体は凸条体14の始端部14aに次々に掻き上げられるようになる。 【0022】遊技媒体載置面16に載せられた遊技媒体は、ベルト面12に対向する揚送路30の案内溝32の溝壁34により、螺旋方向へ移動不能に拘束される。螺旋方向への移動を制限された遊技媒体は、駆動モータ13によりプーリー11が所定方向(図1に矢印で示す方向)に回転すると、遊技媒体載置面16に押し上げられるようになる。押し上げられる遊技媒体は、案内溝32の溝壁34により、凸条体14の終端部14bが形成された前記ベルト面12の上縁部12bへ揚送される。図4の凸条体14の巻き数に基づけば、遊技媒体が凸条体14の始端部14aに掻き上げられてから、揚送ベルト10が23.5回転すると、凸条体14の終端部14bに到達する。 【0023】遊技媒体が揚送されるとき、揚送路30の案内溝32の溝壁34が研磨面にて構成されているため、遊技媒体の表面が溝壁34の研磨面に研磨されて、その表面の汚れが除去される。また、遊技媒体が凸条体14の遊技媒体載置面16上を相対的に転動することで、遊技媒体載置面16が同じく研磨面で構成されているため、遊技媒体載置面16の研磨面でもその表面の汚れが除去される。ベルト面12の上縁部12bに揚送された遊技媒体は、強制移動部材39の押出面に当接して、外方(出口35の方)へ強制的に押し出され、出口35を通って遊技機2の上部タンク8に排出させられる。上部タンク8に排出された研磨済みの遊技媒体は、補給樋を通ることなく、すなわち、騒音を立てることなく再び遊技機2や玉貸し機に戻される。 【0024】揚送研磨装置10aの揚送ベルト10は一対のプーリー11に巻き掛けられることで、各プーリー11間で直線状に張られたベルト面12を2面有している。この2面のベルト面12を、前後2台の遊技機2が揚送研磨に用いている。前後2台の遊技機2が、一体の揚送研磨装置10aの2面のベルト面12をそれぞれ用いて、それぞれの遊技媒体を揚送かつ研磨することができ、揚送研磨された遊技媒体を再び各遊技機2に戻すことができる。それにより、各遊技機2内においては、用いられる遊技媒体が増減することなく、一定数の遊技媒体が循環しており、各遊技媒体に最初に取り込む遊技媒体を適正な数に設定しておけば、その後は、遊技媒体の補給などをしないで済ませることができる。また、揚送路30の案内溝32には、遊技媒体に混じって異物が取り込まれ、案内溝32の内部に異物が詰まるようなことが起こり得る。このような異物混入の場合には、異物除去用のスリット38を通して、案内溝32の内部に詰まった異物を容易に除去することができる。 【0025】前記実施の形態においては、前後2台の遊技機2で構成する2台島において、揚送ベルト10の2面ある凸条体14の一方のみを揚送研磨に用いるものを示したが、図12に示すように、2台島を左右に設けた4台島において、揚送ベルト10の2面ある凸条体14の両方を左右の遊技機2で揚送研磨にそれぞれ用いるようにしてもよい。 【0026】 【発明の効果】本発明にかかる揚送研磨装置によれば、各遊技機からの遊技媒体を別個に回収、揚送研磨し、研磨済みの遊技媒体を補給樋を通さないで直接的に各遊技機に戻すようにしたので、遊技機内で遊技媒体を循環させ、遊技機内の遊技媒体を増減させずに、遊技媒体を適正数に容易に維持することができ、また、騒音の要因をなくすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000127628 【氏名又は名称】株式会社エース電研
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】柏原 健次
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| 【公開番号】 |
特開平11−4954 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−161191 |
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