| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】松元 邦夫
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単であり、しかも裏機構板を複数個のヒンジを介して容易に装着できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】前枠側に固定された受け部18と、裏機構板8 側に固定され且つ受け部18上に当接してヒンジ軸19の軸心廻りに回動自在な当接部21とを備えたヒンジ7 を上下方向に複数個配置し、このヒンジ7 を介して前枠3 側に裏機構板8 を着脱及び開閉自在に枢着し、各ヒンジ軸19に回動軸部31と嵌脱部29とを軸心方向に設け、ヒンジ軸19と反対側の受け部18又は当接部21に、回動軸部31が回動自在に嵌合する回動孔22と、嵌脱部29側を介して回動軸部31が回動孔22に嵌脱すべく嵌脱部29側を案内し且つ回動軸部31側の通過を阻止する案内溝34とを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前枠(3) 側に固定された受け部(18)と、裏機構板(8) 側に固定され且つ受け部(18)上に当接してヒンジ軸(19)の軸心廻りに回動自在な当接部(21)とを備えたヒンジ(7) を上下方向に複数個配置し、このヒンジ(7) を介して前枠(3) 側に裏機構板(8) を着脱及び開閉自在に枢着した弾球遊技機において、各ヒンジ軸(19)に回動軸部(31)と嵌脱部(29)とを軸心方向に設け、ヒンジ軸(19)と反対側の受け部(18)又は当接部(21)に、回動軸部(31)が回動自在に嵌合する回動孔(22)と、嵌脱部(29)側を介して回動軸部(31)が回動孔(22)に嵌脱すべく嵌脱部(29)側を案内し且つ回動軸部(31)側の通過を阻止する案内溝(34)とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 嵌脱部を小径軸部(29 とし、回動軸部を大径軸部(31)としたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 【請求項3】 小径軸部(29)と大径軸部(31)との間に、大径軸部(31)側に移るに従って大径となる案内用のテーパー部(30)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。 【請求項4】 前枠(3) 側の固定ブラケット(20)の下端部に受け部(18)を折り曲げ形成し、この受け部(18)上にヒンジ軸(19)を固定し、裏機構板(8) 側の可動ブラケット(23)の下端部に当接部(21)を折り曲げ形成し、この当接部(21)に回動孔(22)と案内溝(34)とを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項5】 案内溝(34)の外端側を外広がり状に開口させたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、図8及び図9に示すように、矩形枠状の外枠1 と、この外枠1 の前側に配置され且つ上下一対のヒンジ2 により開閉自在に枢着された前枠3 とを備えている。前枠3 には、矩形孔状の窓孔4 と、この窓孔4を取り囲むように前枠3 の裏側に装着された遊技盤装着枠5 とが設けられ、その遊技盤装着枠5 に裏側から遊技盤6 が着脱自在に嵌め込まれている。 【0003】遊技盤装着枠5 には、上下一対のヒンジ7 を介して開閉自在に枢着された裏機構板8 と、この裏機構板8 を閉状態で遊技盤装着枠5 に固定する4個の固定レバー9 とが設けられ、遊技盤装着枠5 に嵌め込まれた遊技盤6 を裏機構板8 で後方から押圧した状態で、裏機構板8 が固定レバー9 により遊技盤装着枠5 側に締結されている。前枠3 は、遊技球を貯留する上皿、この上皿から供給された遊技球を発射させる発射手段10等が装着されている。裏機構板8 には、遊技盤6 の裏側の裏カバー12が嵌合する開口13が形成されると共に、その開口13の上側に賞球タンク14及びタンクレール15が、右側に払い出し手段16が、下側に制御ユニット17が夫々装着されている。 【0004】上下一対のヒンジ7 は、図10に示すように、下端の受け部18側にヒンジ軸19が固定された固定ブラケット20と、受け部18上に当接する当接部21に回動孔22が形成された可動ブラケット23とを備え、その固定ブラケット20が遊技盤装着枠5に、可動ブラケット23が裏機構板8 に夫々固定されている。ヒンジ軸19は上端側がテーパー状で、このヒンジ軸19が当接部21の回動孔22に下側から嵌脱するようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機では、裏機構板8 を上下一対のヒンジ7 を介して遊技盤装着枠5 に取り付ける場合、各可動ブラケット23の当接部21の回動孔22を各固定ブラケット20の受け部18のヒンジ軸19の上側に位置させた状態で、回動孔22とヒンジ軸19との軸心を合わせた後、裏機構板8 を下降させて各可動ブラケット23の回動孔22に各固定ブラケット20のヒンジ軸19を嵌合させる方法を採っている。このため、従来のヒンジ構造では、上下の各ヒンジ7 の回動孔22とヒンジ軸19との軸心を合わせて略同時に嵌合させる必要があり、裏機構板8 を遊技盤装着枠5 に取り付ける場合の作業が非常に煩雑になる欠点がある。 【0006】特に裏機構板8 は形状的に大きい上に、この裏機構板8 には賞球タンク14、払い出し手段16等の裏機構部品が装着され、また払い出し手段16等に接続されたリード線等が配線されているので、各ヒンジ7 の回動孔22とヒンジ軸19との軸心を合わせる作業は非常に困難である。本発明は、このような従来の課題に鑑み、構造が簡単であり、しかも裏機構板を複数個のヒンジを介して容易に装着できる弾球遊技機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、前枠3 側に固定された受け部18と、裏機構板8 側に固定され且つ受け部18上に当接してヒンジ軸19の軸心廻りに回動自在な当接部21とを備えたヒンジ7 を上下方向に複数個配置し、このヒンジ7 を介して前枠3側に裏機構板8 を着脱及び開閉自在に枢着した弾球遊技機において、各ヒンジ軸19に回動軸部31と嵌脱部29とを軸心方向に設け、ヒンジ軸19と反対側の受け部18又は当接部21に、回動軸部31が回動自在に嵌合する回動孔22と、嵌脱部29側を介して回動軸部31が回動孔22に嵌脱すべく嵌脱部29側を案内し且つ回動軸部31側の通過を阻止する案内溝34とを設けたものである。請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、嵌脱部を小径軸部29とし、回動軸部を大径軸部31としたものである。 【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の発明において、小径軸部29と大径軸部31との間に、大径軸部31側に移るに従って大径となる案内用のテーパー部30を設けたものである。請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、前枠3 側の固定ブラケット20の下端部に受け部18を折り曲げ形成し、この受け部18上にヒンジ軸19を固定し、裏機構板8 側の可動ブラケット23の下端部に当接部21を折り曲げ形成し、この当接部21に回動孔22と案内溝34とを設けたものである。請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、案内溝34の外端側を外広がり状に開口させたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。なお、従来と同一物については同一名称、同一符号を使用して、その図示等を省略する。この弾球遊技機は、図5に示すように、前枠3 の裏側の遊技盤装着枠5 に上下一対のヒンジ7 を介して裏機構板8 が着脱及び開閉自在に枢支され、遊技盤装着枠5 に裏側から嵌め込まれた遊技盤6 を裏機構板8 で押圧し固定するようになっている。 【0010】各ヒンジ7 は、図1乃至図4に示すように、遊技盤装着枠5 側の固定ブラケット20と、裏機構板8 側の可動ブラケット23とを備えている。固定ブラケット20は、上下方向の取り付け部24と、この取り付け部24の下端から後方へとL字状に屈曲する受け部18と、受け部18上に固定されたヒンジ軸19とを有し、その取り付け部24が遊技盤装着枠5 の凹部25に上下一対のネジ26により着脱自在に固定されている。 【0011】ヒンジ軸19は、図3及び図4に示すように、上から順番に上大径軸部27、上テーパー部28、小径軸部29、下テーパー部30、下大径軸部31及び取り付け軸部32を略同一軸心上に備え、その下端の取り付け軸部32が受け部18にカシメにより固定されている。上大径軸部27は外れ阻止部を、下大径軸部31は回動軸部を夫々構成するものであり、これらは略同一径の円柱状で、後者が前者の略2〜3倍程度の長さになっている。 【0012】小径軸部29は嵌脱部を構成するものであり、上下の大径軸部よりも小径の円柱状で、下大径軸部31よりも若干短くなっている。小径軸部29の上下には、その上下両側の大径軸部27,31 との間に、この小径軸部29から各大径軸部27,31 側に移るに従って大径となるテーパー部28,30 があり、その上テーパー部28の勾配αは45°前後とし、下テーパー部30の勾配βは60°前後としている。 【0013】可動ブラケット23は、上下方向の取り付け部33と、この取り付け部33の下端から前方へとL字状に屈曲する当接部21と、当接部21に形成された回動孔22及び案内溝34とを備え、その取り付け部33が裏機構板8 の突出部35の裏側に上下一対のネジ26a により着脱自在に固定されている。当接部21は、固定ブラケット20の受け部18上に当接可能であって、この当接部21の先端側に回動孔22と案内溝34とが形成されている。回動孔22はヒンジ軸19の下大径軸部31が適度な遊びで回動自在に嵌合するように円形状に形成され、この回動孔22から裏機構板8 の外側方向に案内溝34が形成されている。 【0014】案内溝34は、図2及び図4に示すように、小径軸部29側を介して下大径軸部31が回動孔22に嵌脱すべく小径軸部29側を案内すると共に、下大径軸部31側の通過を阻止するためのもので、回動孔22側の内端側が小径軸部29よりも若干広い程度の幅で、この内端側から外側へと移るに従って幅が徐々に広がるように外広がり状に開口している。なお、裏機構板8 及び突出部35には、その周辺部分を含む適当箇所に補強リブ36,37 が形成され、また突出部35側の補強リブ37には、固定ブラケット20側のヒンジ軸19等と干渉しないように切り欠き部38が形成されている。 【0015】上記構成のヒンジ構造を有する弾球遊技機において、上下一対のヒンジ7 を介して裏機構板8 を前枠3 側の遊技盤装着枠5 に装着する際には、前枠3 をヒンジ7 廻りに前側へと開放した後、その後方から上下一対の各ヒンジ7 を結合して裏機構板8 を遊技盤装着枠5 に装着する。 【0016】各ヒンジ7 を結合する場合には、図5乃至図7に示すように、可動ブラケット23の案内溝34の開口側を固定ブラケット20のヒンジ軸19側に向けた状態で裏機構板8 を前枠3 の後方に位置させ、その状態で各可動ブラケット23の当接部21の上下高さを各固定ブラケット20のヒンジ軸19の小径軸部29に合わせて、その小径軸部29を案内溝34を経て回動孔22に嵌合させる。ヒンジ軸19の小径軸部29が回動孔22に嵌合すれば、次に裏機構板8 側をヒンジ軸19に沿って下降させて、ヒンジ軸19の下大径軸部31を回動孔22に嵌合させると共に、可動ブラケット23の当接部21を固定ブラケット20の受け部18上に当接させると、遊技盤装着枠5 に裏機構板8 を開閉自在に装着できる。 【0017】特に各可動ブラケット23の当接部21の案内溝34を、各固定ブラケット20側に固定されたヒンジ軸19の小径軸部29に側方から合わせて、その案内溝34を介してヒンジ軸19の小径軸部29を回動孔22側へと案内するので、上下一対のヒンジ7 の内、何れか一方側のヒンジ7 の可動ブラケット23の回動孔22にヒンジ軸19の小径軸部29を嵌合させ、その状態で他方のヒンジ7 側を同様に嵌合させることが可能であり、上下の各ヒンジ7 の結合が従来に比較して容易であり、ヒンジ7 を介して裏機構板8 を遊技盤装着枠5 に容易且つ能率的に装着できる。 【0018】またヒンジ軸19の小径軸部29が当接部21の回動孔22に嵌合した後、裏機構板8側を下降させて、可動ブラケット23の回動孔22にヒンジ軸19の下大径軸部31を嵌合させるが、その小径軸部29と下大径軸部31との間に下テーパー部30があり、この下テーパー部30に沿って可動ブラケット23の当接部21を案内するので、下大径軸部31を当接部21の回動孔22に容易に嵌合できる。しかも、ヒンジ軸19の下大径軸部31が当接部21の回動孔22に嵌合すれば、ヒンジ7 がその下側の受け部18に当接して受け止められるので、ヒンジ軸19の下大径軸部31を当接部21の回動孔22に嵌合させた後は、固定ブラケット20側の受け部18、ヒンジ軸19により可動ブラケット23側を容易且つ確実に支承できる。 【0019】可動ブラケット23側の当接部21の案内溝34をヒンジ軸19の小径軸部29側に向けた状態において、その当接部21の高さがヒンジ軸19の小径軸部29に対応していれば、外広がり状の案内溝34を介して小径軸部29を回動孔22側へと円滑に案内でき、小径軸部29を回動孔22に容易に嵌合させることが可能である。また可動ブラケット23側の当接部21がヒンジ軸19の小径軸部29に対して上下方向に若干ずれていた場合にも、小径軸部29の上下両側にテーパー部28,30 があるため、この上下のテーパー部28,30 の範囲内であれば、当接部21の案内溝34の開口端側が当接することによって、テーパー部28,30 により当接部21を小径軸部29側へと上下方向に案内できる。このため、可動ブラケット23の当接部21の上下高さを固定ブラケット20側のヒンジ軸19の小径軸部29に厳密に合わせる必要がなく、装着時の作業を容易にできる。更に下テーパー部30の勾配を大きくしてヒンジ7 の下大径軸部31が回動孔22に嵌合する時に円滑に案内できるようにする一方、上下方向の荷重が掛からない上テーパー部28の勾配を小さくしているので、ヒンジ軸19の長さを短くできる。 【0020】以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、固定ブラケット20の受け部18側に回動孔22と案内溝34とを設け、可動ブラケット23側に当接部21と、この当接部21から下方に突出するヒンジ軸19とを設けても良い。この場合、ヒンジ軸19の構成は、実施形態とは逆にすれば良い。また実施形態では、回動軸部を下大径軸部31により、嵌脱部を小径軸部29により夫々構成しているが、嵌脱部は断面小判状、半円状、偏平矩形状等に構成することも可能である。 【0021】 【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、前枠3 側に固定された受け部18と、裏機構板8 側に固定され且つ受け部18上に当接してヒンジ軸19の軸心廻りに回動自在な当接部21とを備えたヒンジ7 を上下方向に複数個配置し、このヒンジ7 を介して前枠3 側に裏機構板8 を着脱及び開閉自在に枢着した弾球遊技機において、各ヒンジ軸19に回動軸部31と嵌脱部29とを軸心方向に設け、ヒンジ軸19と反対側の受け部18又は当接部21に、回動軸部31が回動自在に嵌合する回動孔22と、嵌脱部29側を介して回動軸部31が回動孔22に嵌脱すべく嵌脱部29側を案内し且つ回動軸部31側の通過を阻止する案内溝34とを設けているので、簡単な構造で、しかも裏機構板8 を複数個のヒンジ7 を介して前枠3 側に容易に装着できる。請求項2に記載の本発明によれば、嵌脱部を小径軸部29とし、回動軸部31を大径軸部31としているので、ヒンジ軸19の構造を簡単にできる。 【0022】請求項3に記載の本発明によれば、小径軸部29と大径軸部31との間に、大径軸部31側に移るに従って大径となる案内用のテーパー部30を設けているので、受け部18又は当接部21の回動孔22に小径軸部29が嵌合した後、大径軸部31が回動孔22に嵌合するように、そのテーパー部30により受け部18又は当接部21を容易に案内できる。請求項4に記載の本発明によれば、前枠3 側の固定ブラケット20の下端部に受け部18を折り曲げ形成し、この受け部18上にヒンジ軸19を固定し、裏機構板8 側の可動ブラケット23の下端部に当接部21を折り曲げ形成し、この当接部21に回動孔22と案内溝34とを設けているので、受け部18、ヒンジ軸19を含む固定ブラケット20側、及び回動孔22、案内溝34付きの当接部21を含む可動ブラケット23側の構造を簡単にでき、しかも裏機構板8 を複数個のヒンジ7 を介して前枠3 側に容易に装着できる。請求項5に記載の本発明によれば、案内溝34の外端側を外広がり状に開口させているので、案内溝34を経て嵌脱部29又は小径軸部29を容易に案内できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391010943 【氏名又は名称】株式会社藤商事
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】谷藤 孝司
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| 【公開番号】 |
特開平11−4945 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−179043 |
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