| 【発明の名称】 |
遊技球発射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 修一
【氏名】赤坂 道春
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| 【要約】 |
【課題】消費電力を抑制しつつ回転動作待機位置に回転アーム1を保持することが可能な遊技球発射装置を提供すること。
【解決手段】遊技球を回転動作によって発射するための回転アーム1と、回転アーム1を回転動作させる回転モーター100(ステッピングモーター)と、回転モーター100制御する制御手段(モーター駆動パルス生成回路120、定電流チョッパーモータードライブ回路130、電流値切り替えスイッチ140、モーター電流値設定回路150)とを備える。回転動作待機時には、第1の電流値の電流をステッピングモーターに供給すると共に、回転動作時には、大きな第2の電流値の電流をステッピングモーターに供給する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定のタイミングで与えられる遊技球を回転部材の回転動作によって発射する装置であって、与えられた遊技球を自身の回転動作によって所定方向に発射するための回転部材と、該回転部材を回転動作させる回転駆動手段と、該回転駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記回転部材の回転動作時と回転動作待機時とで、前記回転部材を前記回転駆動手段が異なる電力で駆動するように制御する遊技球発射装置。 【請求項2】 請求項1において、前記回転駆動手段は、ステッピングモーターで構成されていて、前記制御手段は、前記回転部材の回転待機時には、第1の電力を前記ステッピングモーターに供給すると共に、前記回転部材の回転動作時には、前記第1の電力より大きな第2の電力を前記ステッピングモーターに供給するように構成されていて、前記第1の電力は、前記遊技球が前記回転部材上に落下した時でも前記回転部材が動かないようなトルクをステッピングモーターに発生させる電力、または、前記回転部材を回転動作待機時位置に保持できる最低限のトルクをステッピングモーターに発生させる電力であることを特徴とする遊技球発射装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転部材の回転動作によって遊技球を所定の方向に発射する遊技球発射装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、回転部材の回転運動によって遊技球を所定方向に発射する遊技球発射装置が提案されてきた。この種の技術に関しては、例えば、特開平5−285253号公報等に記載されている。 【0003】そして、この種の遊技球発射装置においては、回転部材上に落下してくる遊技球を回転部材が直接保持しながら、これを所定方向に発射動作するものや、例えば、特開平6−134083号公報に記載されているように、保留部材によって順次送られてくる遊技球を所定位置に保持しておいて、この保持された遊技球を順次回転部材によって所定方向に発射動作するものが提案されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述したように、保留部材によって遊技球を保持しておく構成や、回転モーターで回転駆動される回転部材が、直接、遊技球を保持する構成においても以下に示すような問題があった。第1に、回転モーターを構成するコイルに電流を供給しない時のトルクであるディテントトルクのみで回転動作待機時に回転部材を保持する構成では、ディテントトルクを大きめに設定しておく必要があるため、ステッピングモーターの性能を著しく劣化させる原因となり、その結果、回転モーターの回転状態が必ずしも滑らかでなくなって、いわゆる、遊技球の飛びムラが発生してしまっていた。 【0005】また、第2に、回転モーターにホールド電流を供給して発生するホールディングトルクを利用して回転動作待機時に回転部材を保持する場合にあっては、回転動作時でも、回転モーターにこのホールド電流と同じ値の電流を供給する必要があるため、回転モーターの消費電力が大きくなってしまって、回転モーター自体や回転モーターを駆動するモータードライブ回路を構成するICの発熱量が大きくなってしまうという問題があった。 【0006】本発明は、上述したような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、消費電力を少なくしつつ、回転部材が回転動作待機位置で正確に保持、さらには直接遊技球を受けても保持することが可能な遊技球発射装置を提供する点にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、請求項1に係る発明によれば、所定のタイミングで与えられる遊技球を回転部材の回転動作によって発射する装置であって、与えられた遊技球を自身の回転動作によって所定方向に発射するための回転部材と、該回転部材を回転動作させる回転駆動手段と、該回転駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記回転部材の回転動作時と回転動作待機時とで、前記回転部材を前記回転駆動手段が異なる電力で駆動するように制御する遊技球発射装置が提供される。 【0008】また、より具体的には、請求項2に係る発明のように、請求項1において、前記回転駆動手段は、ステッピングモーターで構成されていて、前記制御手段は、前記回転部材の回転待機時には、第1の電力を前記ステッピングモーターに供給すると共に、前記回転部材の回転動作時には、前記第1の電力より大きな第2の電力を前記ステッピングモーターに供給するように構成されていて、前記第1の電力は、前記遊技球が前記回転部材上に落下した時でも前記回転部材が動かないようなトルクをステッピングモーターに発生させる電力、または、前記回転部材を回転動作待機時位置に保持できる最低限のトルクをステッピングモーターに発生させる電力であることを特徴とする。 【0009】この制御手段は、例えば、ステッピングモーターに電流を供給する定電流チョッパーモータードライブ回路と、この回路に供給するパルス列を生成するモーター駆動パルス生成回路と、定電流チョッパーモータードライブ回路がステッピングモーターに供給する2種類の電流値を設定するモーター電流値設定回路と、設定された電流値のいずれかの電流値の電流をステッピングモーターに供給可能に定電流チョッパーモータードライブ回路を制御する電流値切り替えスイッチと、を有して構成可能である。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる遊技球発射装置の模式的説明図であり、この遊技球発射装置は、円形状の固定板11を貫通する回転軸6を備える回転モーター100と、この回転モーター100の回転軸6に回転可能に固定された回転アーム1と、遊技球10を所定のタイミングで1つずつ回転アーム1上に落下し回転アーム1に保持させるようにする、図示しない遊技球供給部に接続された給送桶2と、固定板11に設けられ、遊技球10の案内路5を形成するための円形状の内壁3およびこの内壁3より大きな円形状の外壁4と、発射された遊技球10を送出する発射路7を形成する発射路形成部材12とを有している。 【0011】また、回転軸6には、原点検出用レバー8が固定されていて、回転軸6の回転動作によって原点検出用レバー8が通過したとき原点検出信号を出力する原点検出スイッチ9が配置されている。なお、原点検出スイッチ9は、例えば、原点検出用レバー8が光路を遮ったとき、原点検出信号を出力するように構成された透過型フオトインタラプタで実現可能であって、所望の信号が出力されるように、原点検出用レバー8の大きさや原点検出スイッチ9の配置位置を調整しておけばよい。 【0012】このような原点検出手段(原点検出スイッチ9)は、回転アーム1を回転動作待機位置で確実に停止するために設けたものであり、例えば、後に説明する発射周期タイマーとこれに同期した駆動制御のみでも回転動作、停止による一連の動作は実現化可能である。なお、この実施の形態においては、回転モーター100に供給する電力の切り替え方法の一つとして電流値を制御して供給電力を切り替える方法について説明するが、これに限定されるものではなく印加電圧を制御して電力を切り替える方法も考えられる。 【0013】この遊技球発射装置は、図示しないモータードライブ回路が、第1の電流値の電流とこれより大きな第2の電流値の電流を回転モーター100に供給可能になっていて、通常は、この第2の電流値の電流を回転モーター100に供給するとともに、回転アーム1が所定の位置(回転動作待機位置)に存在することが、原点検出スイッチ9によって検出された場合には、第1の電流値の電流を回転モーター100に供給するようになっていて、しかも、第1の電流値は、遊技球10が回転アーム1上に落下した時でも、回転アーム1が動かないようなトルクを回転モーター100に発生させる電流値である点に特徴がある。 【0014】さて、図2の制御ブロック構成図と図3の動作タイミングチャートとを参照して、本発明の実施の形態にかかる装置の構成や動作について説明する。図2に示すように、この装置の制御部は、前述した原点スイッチ9と、606(ms)毎にトリガ信号を出力する発射周期タイマー110と、ステッピングモーターで実現される回転モーター100に、設定された電流値のいずれかの値の電流の供給を行う定電流チョッパーモータードライブ回路130と、回転モーター100に供給する2種類の電流の電流値を設定可能なモーター電流値設定回路150と、制御動作が行われることによって設定された電流値のいずれかの値の電流を回転モーター100に供給するように定電流チョッパーモータードライブ回路130の供給電流を切り替える電流値切り替えスイッチ140と、遊技機のハンドル160の回動操作量に応じた周波数のパルス列の生成や原点検出スイッチ9から信号が出力されると電流値切り替えスイッチ140の制御動作を行うモーター駆動パルス生成回路120と、を有している。 【0015】以下、図3の動作タイミングチャートを参照して制御動作について説明する。なお、モーター電流値設定回路150によって、1.0(A)と0.5(A)の電流値を設定しておくものとする。ここで、0.5(A)は、遊技球10が回転アーム1上に落下した場合であっても、回転アーム1が遊技球10の自重等により動かない状態で遊技球10を保持可能なトルクを回転モーター100に発生させる電流値であり、また、1.0(A)は、ハンドル160の回動操作によって遊技球10の発射強度を最大とした時のパルス列の周波数においても、回転モーター100が脱調を起こさない電流値である。 【0016】さて、ハンドル160の回動操作量が所定量となって、発射周期タイマー110がトリガ信号を出力すると、モーター駆動パルス生成回路120は、回動操作量に応じた周波数のパルス列を生成し、生成したパルス列を定電流チョッパーモータードライブ回路130に供給する。 【0017】このときモーター駆動パルス生成回路120は、電流値切り替えスイッチ140の制御動作を行い、定電流チョッパーモータードライブ回路130は、1.0(A)の電流値の電流を回転モーター100に供給する。これによって、回転モーター100が回転し回転アーム1の回転動作によって、案内路5に沿って遊技球10を案内し、さらに、遊技球10を発射路7上に送出し、遊技球10の発射動作が行われる。 【0018】さらに、回転アーム1が回転して、原点検出用レバー8が原点スイッチ9を通過して原点検出スイッチ9から原点検出信号が出力されると、モーター駆動パルス生成回路120は、回転モーター100を停止させる回転動作待機制御を行うとともに電流値切り替えスイッチ140の制御動作を行う。 【0019】これによって、電流値切り替えスイッチ140は、定電流チョッパーモータードライブ回路130が、0.5(A)の電流値の電流を回転モーター100に供給するように、定電流チョッパーモータードライブ回路130を制御する。 【0020】これによって、定電流チョッパーモータードライブ回路130は回転モーター100に0.5(A)の電流を供給するので、遊技球10が回転アーム1上に落下した時でも、回転アーム1が動かないようになる。 【0021】この際、給送桶2を介して遊技球10が1個供給され、さらに、発射周期タイマー110からの新たなトリガー信号が供給される度に以上の動作が繰り返される。なお、給送桶2を介しての遊技球10の供給タイミングを適切にするためには、例えば、遊技球10の供給タイミングを発射周期タイマー110から出力されるトリガ信号に同期させたものとしておけばよい。 【0022】このような動作を行うことによって、遊技球10が回転アーム1上に落下した時でも、回転アーム1が動かないので、その結果、回転動作待機位置で確実に保持されるため、飛びムラが発生しないことになる。また、回転モーター100に供給される電流の値を一定にしておくことにはせず、原点検出スイッチ9から信号が出力される場合には、これ以外の場合に比べて回転モーター100への供給電流を小さくしているため、従来に比べてモーター消費電力が少なくなり、定電流チョッパーモータードライブ回路130を構成するIC等での発熱量も少なくなる。 【0023】さらに本発明の他の実施の形態によれば、遊技球10を保持するための保留部材を有して構成される遊技球発射装置でも実現可能である。図4は、このタイプの遊技球発射装置の一部を模式的に説明した図面であって、給送桶2の下部に設けられた保留部材210に保持された遊技球10を、保留部材210を通過可能で、かつ、遊技球10の打球動作が可能な断面コの字型の先端部200を備える回転アーム1の回転動作によって、所定方向に発射可能な装置構成となっている。この場合、次回発射される遊技球は保留部材において保持されるため、回転動作待機時には回転アーム1が回転動作待機位置に保持できるだけのトルクをステッピングモーターに発生させる電流値を供給すればよい。このため、遊技球10を直接保持する構成のものと比べてそれよりも少ない電流値で行うことができ、さらなる省電力化が可能となる。 【0024】なお、図2に示した制御部はハードウエアのみの構成にすることはもちろんのこと、例えば、ROM等の記憶媒体に記憶した動作プログラムにしたがって動作を行うCPU(中央処理装置)等を有したマイクロコンピュータシステムでも実現可能である。 【0025】この場合、CPUが読み取り可能に記憶媒体に制御手順を記憶しておけばよく、記憶媒体としては、例えば、ROM、ICカード等の半導体記憶媒体、CDROM、DVDROM等の光記憶媒体、フレキシブルディスク等の磁気記憶媒体、MO等の光磁気記憶媒体等が挙げられる。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、与えられた遊技球を自身の回転動作によって所定方向に発射するための回転部材を回転動作させる回転駆動手段を制御する制御手段は、回転部材の回転動作時と回転動作待機時とで回転駆動手段が回転部材を異なる電力で駆動するように制御するので、消費電力を少なくしつつ、回転部材が所定の位置に存在する時にのみに所望の電力を供給させるようにすることが可能となる。 【0027】また、請求項2に係る発明によれば、請求項1の効果に加えて、制御手段は、回転部材の回転待機時には、第1の電力をステッピングモーターに供給すると共に、回転部材の回転動作時には、第1の電力より大きな第2の電力をステッピングモーターに供給するように構成し、さらに、第1の電力の供給によって、遊技球が回転部材上に落下した時でも回転部材が動かないようにすること、または、回転部材を回転動作待機時位置に保持できることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】森 哲也 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−4937 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−158659 |
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